JP4887981B2 - ガスセンサ素子の製造方法 - Google Patents
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Description
この多孔質保護層は、ガスセンサ素子の先端部をセラミックの保護層形成材料に浸漬して付着させることによって形成するため、基本的にガスセンサ素子の先端部の全周にわたって形成されることとなる。
ライデンフロスト現象とは、ガスセンサ素子の表面の高温部に水滴が接触した際に、水滴の表面が瞬時に蒸発し、蒸発した水蒸気層が素子表面と水滴の間に断熱層として作用する現象である。
また、多孔質保護層の厚みを大きくすれば、付着した水滴を面方向に分散させて、水滴が素子表面に到達しないようにすることができるために、被水割れを抑制することができる。しかし、この場合には、ガスセンサ素子の熱容量が大きくなってしまい、速熱性が低下してしまう。これにより、ガスセンサ素子の早期活性を妨げることとなり、エンジン始動時における正確なガス濃度検出を行うことが困難となるという問題がある。
上記ガスセンサ素子における少なくとも上記ガス導入口が形成されている長さ領域のうち被測定ガスに暴露される領域の全表面に、上記多孔質保護層を形成し、
次いで、上記発熱体側方角部に形成された上記多孔質保護層の少なくとも一部を研磨除去することにより、上記保護層非形成部を設けることを特徴とするガスセンサ素子の製造方法にある。
上記ガスセンサ素子の製造方法においては、上述のごとく、ガスセンサ素子における少なくともガス導入口が形成されている長さ領域のうち被測定ガスに暴露される領域の全表面に、多孔質保護層を形成し、次いで、上記発熱体側方角部に形成された多孔質保護層の少なくとも一部を研磨除去する。
これにより、上記ガス導入口を確実に覆うように多孔質保護層を容易に形成することができると共に、上記発熱体側方角部に上記保護層非形成部を容易かつ確実に設けることができる。
また、上記のごとく、上記多孔質保護層を形成しない上記保護層非形成部が、上記発熱体側方角部の少なくとも一部に確実に設けることができるため、得られるガスセンサ素子の被水割れを効果的に抑制することができる。
上記発熱体側方角部は、上述のごとく、被水した場合に熱応力が特に集中しやすい部分であり、第1の参考発明により得られるガスセンサ素子においては、この熱応力が集中しやすい部分に、多孔質保護層を形成しない部分である「保護層非形成部」が設けられる。
上記ガスセンサ素子における少なくとも上記ガス導入口が形成されている長さ領域のうち被測定ガスに暴露される領域の全表面に、上記多孔質保護層を形成し、
次いで、上記ガスセンサ素子における、上記ヒータ部を設けた側とは反対側の表面であって上記ガス導入口を除く部分に形成された多孔質保護層の少なくとも一部を研磨除去することにより、上記保護層非形成部を設けることを特徴とするガスセンサ素子の製造方法にある。
上記製造方法により得られるガスセンサ素子においては、上記ヒータ部を設けた側とは反対側の表面に、多孔質保護層のない保護層非形成部が配される。それ故、上記ヒータ部を設けた側とは反対側の表面が被水したとき、瞬時に水滴を素子表面から離脱させることができ、素子表面の温度低下を抑制し、素子割れを抑制することができる。また、上記多孔質保護層の形成量が少なくなる分、ガスセンサ素子の熱容量を小さくして、早期活性を容易にすることができる。
上記発熱体側方角部の少なくとも一部に、有機材料からなるマスク層を形成し、
次いで、上記ガスセンサ素子における少なくとも上記ガス導入口が形成されている長さ領域のうち被測定ガスに暴露される領域の全表面に、上記マスク層を覆うように、上記多孔質保護層を形成するための保護層形成材料を付着させ、
次いで、熱処理を行うことにより、上記多孔質保護層を焼成すると共に、上記マスク層を焼失させて該マスク層上の上記多孔質保護層を除去して、上記保護層非形成部を設けることを特徴とするガスセンサ素子の製造方法にある(請求項1)。
上記ガスセンサ素子の製造方法においては、上記のごとく、上記発熱体側方角部に形成した上記マスク層の上から、ガスセンサ素子の所定長さ領域の全表面に上記保護層形成材料を付着させ、次いで、熱処理を行う。これにより、上記多孔質保護層を焼成すると共に、上記マスク層を焼失させて該マスク層上の上記多孔質保護層を除去して、上記保護層非形成部を設ける。
また、上記のごとく、上記多孔質保護層を形成しない上記保護層非形成部が、上記発熱体側方角部の少なくとも一部に確実に設けることができるため、得られるガスセンサ素子の被水割れを効果的に抑制することができる。
上記ヒータ部を設けた側とは反対側の表面であって上記ガス導入口を除く部分の少なくとも一部に、有機材料からなるマスク層を形成し、
次いで、上記ガスセンサ素子における少なくとも上記ガス導入口が形成されている長さ領域のうち被測定ガスに暴露される領域の全表面に、上記マスク層を覆うように、上記多孔質保護層を形成するための保護層形成材料を付着させ、
次いで、熱処理を行うことにより、上記多孔質保護層を焼成すると共に、上記マスク層を焼失させて該マスク層上の上記多孔質保護層を除去して、上記保護層非形成部を設けることを特徴とするガスセンサ素子の製造方法にある(請求項2)。
上記多孔質保護層を形成する保護層形成材料を、少なくとも上記ガス導入口のうち被測定ガスに暴露される領域を覆うと共に上記発熱体側方角部の少なくとも一部を残すように、上記ガスセンサ素子の表面に付着させ、
次いで、上記保護層形成材料を熱処理して上記多孔質保護層を形成することを特徴とするガスセンサ素子の製造方法にある(請求項7)。
上記ガスセンサ素子の製造方法においては、上記のごとく、上記保護層形成材料を、上記ガス導入口を覆うと共に上記発熱体側方角部の少なくとも一部を残すように、ガスセンサ素子の表面に付着させ、次いで、保護層形成材料を焼成して多孔質保護層を形成する。
このように、上記ガス導入口を確実に覆うように多孔質保護層を容易に形成することができるため、本製造方法により得られるガスセンサ素子においては、被測定ガス中に含まれる被毒物を除去して、被測定ガス側電極の被毒を防ぐことができる。
また、上記のごとく、上記多孔質保護層を形成しない上記保護層非形成部が、上記発熱体側方角部の少なくとも一部に確実に設けることができるため、得られるガスセンサ素子の被水割れを効果的に抑制することができる。
上記多孔質保護層を形成する保護層形成材料を、少なくとも上記ガス導入口のうち被測定ガスに暴露される領域を覆うと共に、上記ヒータ部を設けた側とは反対側の表面であって上記ガス導入口を除く部分の少なくとも一部を残すように、上記ガスセンサ素子の表面に付着させ、
次いで、上記保護層形成材料を熱処理して上記多孔質保護層を形成することを特徴とするガスセンサ素子の製造方法にある(請求項8)。
なお、本明細書において、「先端側」とは、ガスセンサ素子において、排気管等に挿入する側をいい、その反対側を「基端側」という。
この場合には、被水割れを一層確実に防ぐことができる。即ち、基本的に、上記発熱体の軸方向長さに対応する領域における、上記ヒータ基板の側方角部である発熱体側方角部は、被水による熱応力が集中しやすくクラックを発生しやすいため、かかる部分の全体に保護層非形成部を配置することにより、被水割れを一層確実に防ぐことができる。
この場合には、上記第2の参考発明の作用効果と上記第1の参考発明の作用効果との双方の作用効果を得ることができる。そのため、一層の被水割れ防止及び早期活性を確保するガスセンサ素子の製造方法を提供することができる。
この場合には、上記多孔質保護層の研磨除去を容易かつ確実に行うことができる。また、上記弾性研磨具のガスセンサ素子の形状への追従性により、上記ガスセンサ素子における上記発熱体側方角部のほかに、その周辺部も同時に研磨することができる。そのため、効率的に多孔質保護層の除去を行うことができ、生産性を向上させることができる。
この場合には、上記ガスセンサ素子の幅方向の両端部における2箇所の上記発熱体側方角部を、同時に研磨することができる。即ち、上記ベルト状研磨具は、自由に湾曲させることができるため、上記2箇所の発熱体側方角部に対して、上記ベルト状研磨具の表面を同時に接触させることができる。それ故、上記2箇所の発熱体側方角部を同時に研磨することができ、生産性を向上させることができる。
また、複数のガスセンサ素子の研磨処理を同時に行うことも可能である。また、ベルト状研磨具の押し当て方で、例えば、ヒータ基板の表面を押し当てて研磨することにより、発熱体側方角部とヒータ基板の表面とにおける多孔質保護層の除去を同時に行うこともできる。
この場合には、上記第2の発明の作用効果と上記第1の発明の作用効果との双方の作用効果を得ることができる。そのため、一層の被水割れ防止及び早期活性を確保するガスセンサ素子の製造方法を提供することができる。
この場合には、上記マスク層を容易かつ確実に形成することができるため、生産性に優れたガスセンサ素子の製造方法を得ることができる。そして、上記パッド材の柔軟性により、上記マスク材を上記ガスセンサ素子の発熱体側方角部の少なくとも一部、または上記ヒータ部を設けた側とは反対側の表面であって上記ガス導入口を除く部分の少なくとも一部に対しても同時に付着させることができる。それ故、上記発熱体側方角部の少なくとも一部、または上記ヒータ部を設けた側とは反対側の表面であって上記ガス導入口を除く部分の少なくとも一部にも、容易かつ効率的に保護層非形成部を設けることができる。
この場合にも、上記マスク層を容易かつ確実に形成することができるため、生産性に優れたガスセンサ素子の製造方法を得ることができる。また、上記フェルト材の形状を種々変更することにより、マスク層を形成しようとする部位、即ち、保護層非形成部を設けようとする部位の形状に対応させて、容易にマスク層を正確に形成することができる。
この場合には、熱処理を行うことにより、上記マスク層を容易に焼失させることが出来る。
また、上記マスク層としては、例えば、アクリル系、ブチラール系、セルロース系等の有機系樹脂、又は、紫外線硬化樹脂等を用いることができる。
紫外線硬化樹脂を用いる場合には、マスク材を塗布した後に紫外線を照射することにより短時間でマスク層を硬化させることができる。これにより、マスク材の塗布後に時間を大きく空けることなく上記保護層形成材料を塗布することができるため、生産効率を向上させることができる。
この場合には、上記ヒータ部を設けた側とは反対側の表面にも、多孔質保護層のない保護層非形成部が配される。それ故、上記ヒータ部を設けた側とは反対側の表面が被水したときにも、素子割れを一層抑制することができる。また、ガスセンサ素子の熱容量を小さくして、早期活性を容易にすることができる。
この場合には、上記第4の発明の作用効果と上記第3の発明の作用効果との双方の作用効果を得ることができる。そのため、一層の被水割れ防止及び早期活性を確保するガスセンサ素子の製造方法を提供することができる。
この場合には、多孔質保護層を正確な位置に正確な大きさ及び厚みに形成することができる。即ち、ディスペンサは、吐出量の精密な制御が可能であるため、塗布部形状、面積や塗布厚みを精度良く制御することが可能である。また、ディスペンサの吐出部の径やディスペンサの素子表面に対する動作を制御することにより、複雑形状の素子表面への対応が可能である。また、複数のティスペンサを使用することにより、塗布面積の拡大や生産性の向上を図ることもできる。
この場合には、素子表面の形状が複雑な場合、特に、凹凸形状を有する場合にも、容易かつ確実に保護層形成材料を付着させることができる。
この場合には、多孔質保護層を、正確な形状、大きさ、位置に形成することができる。
この場合には、素子表面が複雑な形状を有していても、パッド材をその形状に追従させることができるため、正確な形状、大きさ、位置に形成することができる。
参考例にかかるガスセンサ素子の製造方法につき、図1〜図9を用いて説明する。
本例の製造方法によって得られるガスセンサ素子1は、図1に示すごとく、酸素イオン伝導性の固体電解質体2と、該固体電解質体2の一方の面に設けた被測定ガス側電極21と、固体電解質体2の他方の面に形成した基準ガス側電極22と、固体電解質体2に積層したヒータ部3とを有する。
上記ガスセンサ素子1は、図1、図2、図4、図5に示すごとく、被測定ガス側電極21に被測定ガスを導入するガス導入口11のうち被測定ガスに暴露される領域を少なくとも覆うように形成された多孔質保護層4を表面に有している。
また、図1〜図3、図5に示すごとく、多孔質保護層4を形成しない保護層非形成部5を、上記発熱体31の軸方向長さに対応する領域におけるヒータ基板32の側方角部である発熱体側方角部33の少なくとも一部に配置している。
多孔質保護層4は、スラリーディップ、乾燥後に研磨除去することが、削り残しが少なく、耐水ペーパの耐久性もよく、作業性、生産性がよいが、焼成後に研磨除去してもよい。
上記弾性研磨具73としては、酸化アルミニウム砥粒を特殊スポンジに塗布した構造を持ち、研磨力と柔軟性を兼ね備えるものを用いることが好ましい。研磨力は砥粒の粒度とスポンジ材の硬度で調整できる。例えば、弾性研磨具73として住友スリーエム製SF(#320〜#600)を使用することができる。
また、図1に示すごとく、ガスセンサ素子1は、固体電解質体2とヒータ部3との間に、チャンバ形成層121を介在させており、該チャンバ形成層121と固体電解質体2との間に、基準ガスとなる外気を導入するチャンバ122を形成している。そして、該チャンバ122に、基準ガス側電極22が面している。
また、ヒータ基板32の側方角部330は面取り部を有する。
そして、上記拡散抵抗層124の側端面のうち被測定ガスに曝される部分がガス導入口11となる。そして、このガス導入口11の周辺におけるガスセンサ素子1の角部はテーパ状に形成されている。
上記固体電解質体2はジルコニア(ZrO2)を主成分としており、他の層は、アルミナ(Al2O3)を主成分としている。
即ち、図1に示すごとく、上記発熱体側方角部33(面取り部における側面側の端部)からガスセンサ素子1の側面100における保護層非形成部5の端部までの積層方向距離をa、発熱体側方角部33からガスセンサ素子1におけるヒータ部31とは反対側の表面(遮蔽層125の表面129)までの積層方向距離をbとしたとき、a/bは0.05以上である。
また、多孔質保護層4は、γ−アルミナ又はθ−アルミナを主成分としており、多孔質保護層4のうち上記第1保護層41には、金属又は金属酸化物からなる触媒を担持してなる。ここで金属触媒としては、例えばPt、Rh、Ru、Pd等を用いることができ、金属酸化物触媒としては、例えばチタニア(TiO2)等を用いることができる。
上記ガスセンサ素子の製造方法においては、上述のごとく、ガスセンサ素子1における少なくともガス導入口11が形成されている長さ領域のうち被測定ガスに暴露される領域の全表面に、多孔質保護層4を形成し、次いで、上記発熱体側方角部33に形成された多孔質保護層4の少なくとも一部を研磨除去する。
これにより、上記ガス導入口11を確実に覆うように多孔質保護層4を容易に形成することができると共に、上記発熱体側方角部33に上記保護層非形成部5を容易かつ確実に設けることができる。
また、上記のごとく、多孔質保護層4を形成しない上記保護層非形成部5が、発熱体側方角部33の少なくとも一部に確実に設けることができるため、得られるガスセンサ素子1の被水割れを効果的に抑制することができる。
上記発熱体側方角部33は、上述のごとく、被水した場合に熱応力が特に集中しやすい部分であり、本発明により得られるガスセンサ素子1においては、この熱応力が集中しやすい部分に、多孔質保護層4を形成しない部分である「保護層非形成部5」が設けられる。
また、複数のガスセンサ素子1の研磨処理を同時に行うことも可能である。
本例は、図10〜図19に示すごとく、ガスセンサ素子1の表面の一部にマスク層61を形成し、次いで、マスク層61の上から、ガスセンサ素子1の所定領域における全表面に多孔質保護層4を形成し、次いで、マスク層61を焼失させて保護層非形成部5を設ける、ガスセンサ素子1の製造方法の例である。
次いで、図12に示すごとく、ガスセンサ素子1における少なくともガス導入口11が形成されている長さ領域のうち被測定ガスに暴露される領域の全表面に、マスク層61を覆うように、上記多孔質保護層4を形成するための保護層形成材料40(スラリー)を付着させる(ステップS2〜S5)。
次いで、熱処理を行うことにより、図13に示すごとく、多孔質保護層4を焼成すると共に、上記マスク層61を焼失させて該マスク層61上の多孔質保護層4を除去して、上記保護層非形成部5を設ける(ステップS6、S7)。
次いで、第2保護層42を形成するためのスラリーに、ガスセンサ素子1をディップ(浸漬)して引き上げることにより、上記第1保護層41の上に第2保護層用のスラリーを塗布し(ステップS4)、これを乾燥する(ステップS5)。
また、マスク層61(マスク材610)としては、紫外線硬化樹脂を含むペーストを用いることもできる。この場合、上記マスク層61を形成するに当っては、上記マスク材610をガスセンサ素子1の所定の表面にパッド転写した後、紫外線を照射することにより、マスク層61を硬化させる。
即ち、パッド転写には、得ようとするマスク層61に対応する大きさ、形状、深さを有する凹部631を設けた凹版63と、該凹版63の上面を摺動するリングブレード641を設けたインクポット64と、パッド材62とを用いる。
まず、図14に示すごとく、マスク材610を充填したインクポット64の下方に、凹版63の凹部631を配置する。これにより、凹部631にマスク材610を充填する。なお、このときの凹版63の位置を原点とする。
次いで、図16に示すごとく、パッド材62を下降させて凹版63に密着させた後、上昇させることにより、パッド材62に凹部631のマスク材610を転写する。
次いで、図17に示すごとく、凹版63を上記原点に戻す。
次いで、図19に示すごとく、パッド材62をクリーニングテープ65によって清掃してマスク材610の残渣を除去する。
そして、以上と同様のパッド転写処理を、順次、複数のガスセンサ素子1に対して行う。
なお、図14〜図18に示すごとく、ガスセンサ素子1を絶縁碍子13に挿通固定した状態でマスク層61の形成を行う。
その他は、参考例1と同様である。
本例のガスセンサ素子の製造方法においては、上記のごとく、上記発熱体側方角部33に形成したマスク層61の上から、ガスセンサ素子1の所定長さ領域の全表面に上記保護層形成材料40を付着させ、次いで、熱処理を行う。これにより、上記多孔質保護層4を焼成すると共に、上記マスク層61を焼失させて該マスク層61上の上記多孔質保護層4を除去して、上記保護層非形成部5を設ける。
その他、参考例1と同様の作用効果を有する。
本例は、図20〜図22に示すごとく、フェルト材65に含浸させたマスク材610を発熱体側方角部33に付着させることにより、マスク層61を形成する、ガスセンサ素子の製造方法の例である。
即ち、図20に示すごとく、ノズル管650の内側に保持された多孔質のフェルト材65に、樹脂を含有するペースト状のマスク材610を含浸させる。そして、ノズル管650の先端から露出したフェルト材65の先端部653を、発熱体側方角部33等のガスセンサ素子1の表面における所定の領域に接触させながら移動させる。これにより、毛管現象を利用して、マスク材610をガスセンサ素子1の表面に塗布する。即ち、所謂、フェルトペンでマーキングすると同様にマスク層61を塗布形成することができる。
本例においては、発熱体側方角部33及びその周辺と、ヒータ基板32の表面320とにマスク材610を塗布して、マスク層61を形成する。
その他は、実施例1と同様である。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
本例は、図23、図24に示すごとく、多孔質保護層4を形成する保護層形成材料40を、少なくともガス導入口11のうち被測定ガスに暴露される領域を覆うと共に発熱体側方角部33の少なくとも一部を残すように、ガスセンサ素子1の表面に付着させ、次いで、保護層形成材料40を熱処理して多孔質保護層4を形成する、ガスセンサ素子の製造方法の例である。
その他は、参考例1と同様である。
その他、参考例1と同様の作用効果を有する。
本例は、図25に示すごとく、保護層形成材料40の付着は、ノズル67からの噴射により行う、ガスセンサ素子の製造方法の例である。
即ち、ペースト状又はスラリー状に調整した保護層形成材料40を、多孔質保護層4を形成すべき部分に直接的に噴射することにより部分塗布する。
その他は、実施例3と同様である。
その他、実施例3と同様の作用効果を有する。
本例は、図26に示すごとく、柔軟性を有するパッド材68に付着させた保護層形成材料40をガスセンサ素子1の表面に転写することより、ガスセンサ素子1の表面に多孔質保護層4を形成するガスセンサ素子の製造方法の例である。
即ち、上記実施例1において示したパッド材62と同様のパッド材68を用い、ペースト状に調整した保護層形成材料40を、ガスセンサ素子1の所定の表面に転写する。
その他は、実施例3と同様である。
また、膜厚については、転写ペーストを切り出す、版の溝深さを調整するといった方法により、精度良く制御が可能で、膜厚バラツキの小さい多孔質保護層4の形成が可能である。
その他、実施例3と同様の作用効果を有する。
本例は、図27に示すごとく、上記参考例1(図1)において示した積層方向距離aとbとの比a/bを、約50%としたガスセンサ素子1の例である。その他は、参考例1と同様である。
ガスセンサ素子1の側面100は、発熱体側方角部33より耐被水性は強いが、微小な焼成欠陥等、応力集中しやすい部位が亀裂の発生起点となる場合もある。このような場合、なるべく側面にも多孔質保護層を形成しない方が、ライデンフロスト現象により、クラック発生の確率を抑えることができる。そのため、a/bを大きくした本例によれば、クラック抑制効果を向上させることができる。
本例のガスセンサ素子1は、上述した参考例1、実施例1〜5の何れの方法によっても製造することができる。
その他、参考例1と同様の作用効果を有する。
本例は、図28に示すごとく、多孔質保護層4を1層で構成したガスセンサ素子1の例である。その他は、実施例1と同様であり、実施例1と同様の作用効果を奏する。
本例のガスセンサ素子1も、上述した参考例1、実施例1〜5の何れの方法によっても製造することができる。
本例は、図29に示すごとく、発熱体31がチャンバ122に近い部分に埋設されたガスセンサ素子1の例である。
また、発熱体31の位置が固体電解質体2に近くなる分、ガスセンサ素子1の側面100において、固体電解質体2に近い位置が高温となる。それ故、この発熱体31の真横の側面には、多孔質保護層4を形成していない。
その他は、参考例1と同様である。
本例のガスセンサ素子1も、上述した参考例1、実施例1〜5の何れの方法によっても製造することができる。
その他、参考例1と同様の作用効果を有する。
本例は、図30に示すごとく、遮蔽層125側及びヒータ部3側の角部に面取りを行っていないガスセンサ素子1の例である。
そして、発熱体側方角部33とその周辺部に、多孔質保護層4を形成しない保護層非形成部5を配置している。また、遮蔽層125側の角部にも多孔質保護層4を設けていない。それ以外の遮蔽層125の表面129、ヒータ基板32の表面320、ガスセンサ素子1の側面100には、多孔質保護層4を設けている。
また、遮蔽層125側の側方角部127周辺における保護層非形成部5の領域は、以下の通りである。即ち、上記側方角部127から保護層非形成部5の端部までの幅方向距離をeとし、ガスセンサ素子1の幅をfとしたとき、e/fが0.05(5%)である。また、上記側方角部127から保護層非形成部5の端部までの積層方向距離をgとしたとき、g/bが0.1(10%)である。
本例のガスセンサ素子1も、上述した参考例1、実施例1〜5の何れの方法によっても製造することができる。
その他は、参考例1と同様であり、参考例1と同様の作用効果を有する。
本例は、図31に示すごとく、ガス拡散律速をピンホール142で機能させるよう構成したガスセンサ素子1の例である。
本例のガスセンサ素子1は、固体電解質体2における被測定ガス室126側に、スペーサ層123を介して緻密層141を積層し、該緻密層141にピンホール142を形成している。そして、ピンホール142は、緻密層141に積層された多孔質層143によって覆われている。
そして、多孔質保護層4は、上記多孔質層143の表面144、ヒータ基板32の表面320、及びガスセンサ素子1の側面100に設けられている。また、発熱体側方角部33及び多孔質層143の側方角部145には多孔質保護層4を形成しない保護層非形成部5が配置される。
本例のガスセンサ素子1も、上述した参考例1、実施例1〜5の何れの方法によっても製造することができる。
その他は、参考例1と同様であり、参考例1と同様の作用効果を得ることができる。
本例は、図32に示すごとく、遮蔽層125の表面129に多孔質保護層4を形成しないガスセンサ1の例である。
即ち、ガスセンサ素子1における、ヒータ部3を設けた側とは反対側の表面であって上記ガス導入口11を除く部分に、多孔質保護層4を形成しない。
あるいは、実施例1の方法と同様を用いることもできる。この場合、マスク層61を、発熱体側方角部33と共に遮蔽層25の表面129にも形成する。
その他は、参考例1と同様である。
その他、参考例1と同様の作用効果を有する。
なお、ヒータ基板32の表面320にも多孔質保護層4を形成しない状態とすることもできる。また、発熱体側方角部33にも多孔質保護層4を形成し、上記表面129のみに保護層非形成部5を配置してもよい。
本例は、表1〜表3に示すごとく、上記参考例1に示した、本発明の製造方法により得られるガスセンサ素子1の効果を確認した例である。
即ち、ガスセンサ素子1の発熱体側方角部33へ水滴を滴下したときに、どの程度の温度低下が起こるか、そして、クラックがどの程度発生するかにつき、試験を行った。
試験に当たっては、まず、発熱体側方角部33に多孔質保護層4を設けていない参考例1のガスセンサ素子1を水準1として用意した。そして、比較のために、発熱体側方角部33に多孔質保護層4を5μm、20μm、50μm、80μmの厚みに形成したものをそれぞれ水準2、3、4、5として用意した。
水滴滴下部のガスセンサ素子の表面温度は700℃とした。表面温度はサーモビューワで測定した。また、水滴滴下による温度低下ΔTは、各水準10個ずつの計測データの最小値〜最大値を示している。また、多孔質保護層の厚みは、発熱体側方角部33における2層(第1保護層41と第2保護層42)の総厚である。また、ガスセンサ素子の幅は4.2mm、厚みは2.0mmである。
それ故、早期活性を確保しつつ、被水割れを防ぐためには、水準1のように多孔質保護層を発熱体側方角部に設けない本発明のガスセンサ素子を採用する必要がある。
その結果を表3に示す。クラック発生率は、上記表2に示すものと同様の算出方法によって得られる値である。また、ガスセンサ素子の体格は、上記表1の試験方法において示したものと同じである。また、拡散抵抗層は、発熱体側方角部から0.75b離れた位置に形成されている。
この結果から、a/bを5%(0.05)以上とすることにより、被水割れを一層効果的に防ぐことができると考えられる。
その結果を表4に示す。
この結果から、c/dを2%(0.02)以上とすることにより、被水割れを一層効果的に防ぐことができると考えられる。
11 ガス導入口
2 固体電解質体
21 被測定ガス側電極
22 基準ガス側電極
3 ヒータ部
31 発熱体
32 ヒータ基板
33 発熱体側方角部
4 多孔質保護層
5 保護層非形成部
Claims (14)
- 酸素イオン伝導性の固体電解質体と、該固体電解質体の一方の面に設けた被測定ガス側電極と、上記固体電解質体の他方の面に形成した基準ガス側電極と、上記固体電解質体に積層したヒータ部とを有し、該ヒータ部は、通電によって発熱する発熱体をヒータ基板に形成してなると共に、該ヒータ基板が上記固体電解質体に積層されており、上記被測定ガス側電極に被測定ガスを導入するガス導入口のうち被測定ガスに暴露される領域を少なくとも覆うように形成された多孔質保護層を表面に有しており、また、該多孔質保護層を形成しない保護層非形成部を、上記発熱体の軸方向長さに対応する領域における上記ヒータ基板の側方角部である発熱体側方角部の少なくとも一部に配置しているガスセンサ素子を製造する方法であって、
上記発熱体側方角部の少なくとも一部に、有機材料からなるマスク層を形成し、
次いで、上記ガスセンサ素子における少なくとも上記ガス導入口が形成されている長さ領域のうち被測定ガスに暴露される領域の全表面に、上記マスク層を覆うように、上記多孔質保護層を形成するための保護層形成材料を付着させ、
次いで、熱処理を行うことにより、上記多孔質保護層を焼成すると共に、上記マスク層を焼失させて該マスク層上の上記多孔質保護層を除去して、上記保護層非形成部を設けることを特徴とするガスセンサ素子の製造方法。 - 酸素イオン伝導性の固体電解質体と、該固体電解質体の一方の面に設けた被測定ガス側電極と、上記固体電解質体の他方の面に形成した基準ガス側電極と、上記固体電解質体に積層したヒータ部とを有し、該ヒータ部は、通電によって発熱する発熱体をヒータ基板に形成してなると共に、該ヒータ基板が上記固体電解質体に積層されており、上記被測定ガス側電極に被測定ガスを導入するガス導入口のうち被測定ガスに暴露される領域を少なくとも覆うように形成された多孔質保護層を表面に有しており、また、該多孔質保護層を形成しない保護層非形成部を、上記発熱体の軸方向長さに対応する領域における、上記ヒータ部を設けた側とは反対側の表面であって上記ガス導入口を除く部分の少なくとも一部に配置しているガスセンサ素子を製造する方法であって、
上記ヒータ部を設けた側とは反対側の表面であって上記ガス導入口を除く部分の少なくとも一部に、有機材料からなるマスク層を形成し、
次いで、上記ガスセンサ素子における少なくとも上記ガス導入口が形成されている長さ領域のうち被測定ガスに暴露される領域の全表面に、上記マスク層を覆うように、上記多孔質保護層を形成するための保護層形成材料を付着させ、
次いで、熱処理を行うことにより、上記多孔質保護層を焼成すると共に、上記マスク層を焼失させて該マスク層上の上記多孔質保護層を除去して、上記保護層非形成部を設けることを特徴とするガスセンサ素子の製造方法。 - 請求項2において、上記マスク層は、上記ガスセンサ素子における、上記発熱体の軸方向長さに対応する領域における上記ヒータ基板の側方角部である発熱体側方角部の少なくとも一部にも形成することにより、該発熱体側方角部の少なくとも一部にも上記保護層非形成部を配置することを特徴とするガスセンサ素子の製造方法。
- 請求項1〜3のいずれか一項において、上記マスク層は、柔軟性を有するパッド材に付着させたマスク材を上記発熱体側方角部の少なくとも一部、または上記ヒータ部を設けた側とは反対側の表面であって上記ガス導入口を除く部分の少なくとも一部に転写することにより形成することを特徴とするガスセンサ素子の製造方法。
- 請求項1〜3のいずれか一項において、上記マスク層は、フェルト材に含浸させたマスク材を上記発熱体側方角部の少なくとも一部、または上記ヒータ部を設けた側とは反対側の表面であって上記ガス導入口を除く部分の少なくとも一部に付着させることにより形成することを特徴とするガスセンサ素子の製造方法。
- 請求項1〜5のいずれか一項において、上記マスク層は樹脂からなることを特徴とするガスセンサ素子の製造方法。
- 酸素イオン伝導性の固体電解質体と、該固体電解質体の一方の面に設けた被測定ガス側電極と、上記固体電解質体の他方の面に形成した基準ガス側電極と、上記固体電解質体に積層したヒータ部とを有し、該ヒータ部は、通電によって発熱する発熱体をヒータ基板に形成してなると共に、該ヒータ基板が上記固体電解質体に積層されており、上記被測定ガス側電極に被測定ガスを導入するガス導入口のうち被測定ガスに暴露される領域を少なくとも覆うように形成された多孔質保護層を表面に有しており、また、該多孔質保護層を形成しない保護層非形成部を、上記発熱体の軸方向長さに対応する領域における上記ヒータ基板の側方角部である発熱体側方角部の少なくとも一部に配置しているガスセンサ素子を製造する方法であって、
上記多孔質保護層を形成する保護層形成材料を、少なくとも上記ガス導入口のうち被測定ガスに暴露される領域を覆うと共に上記発熱体側方角部の少なくとも一部を残すように、上記ガスセンサ素子の表面に付着させ、
次いで、上記保護層形成材料を熱処理して上記多孔質保護層を形成することを特徴とするガスセンサ素子の製造方法。 - 酸素イオン伝導性の固体電解質体と、該固体電解質体の一方の面に設けた被測定ガス側電極と、上記固体電解質体の他方の面に形成した基準ガス側電極と、上記固体電解質体に積層したヒータ部とを有し、該ヒータ部は、通電によって発熱する発熱体をヒータ基板に形成してなると共に、該ヒータ基板が上記固体電解質体に積層されており、上記被測定ガス側電極に被測定ガスを導入するガス導入口のうち被測定ガスに暴露される領域を少なくとも覆うように形成された多孔質保護層を表面に有しており、また、該多孔質保護層を形成しない保護層非形成部を、上記発熱体の軸方向長さに対応する領域における、上記ヒータ部を設けた側とは反対側の表面であって上記ガス導入口を除く部分の少なくとも一部に配置しているガスセンサ素子を製造する方法であって、
上記多孔質保護層を形成する保護層形成材料を、少なくとも上記ガス導入口のうち被測定ガスに暴露される領域を覆うと共に、上記ヒータ部を設けた側とは反対側の表面であって上記ガス導入口を除く部分の少なくとも一部を残すように、上記ガスセンサ素子の表面に付着させ、
次いで、上記保護層形成材料を熱処理して上記多孔質保護層を形成することを特徴とするガスセンサ素子の製造方法。 - 請求項8において、上記保護層形成材料は、上記発熱体の軸方向長さに対応する領域における、上記ヒータ基板の側方角部である発熱体側方角部の少なくとも一部をも残すように、上記ガスセンサ素子の表面に付着させることにより、上記発熱体の軸方向長さに対応する領域における上記ヒータ基板の側方角部である発熱体側方角部の少なくとも一部にも、上記保護層非形成部を配置することを特徴とするガスセンサ素子の製造方法。
- 請求項7〜9のいずれか一項において、上記保護層形成材料の付着は、ディスペンサによる塗布により行うことを特徴とするガスセンサ素子の製造方法。
- 請求項7〜9のいずれか一項において、上記保護層形成材料の付着は、ノズルからの噴射により行うことを特徴とするガスセンサ素子の製造方法。
- 請求項7〜9のいずれか一項において、上記保護層形成材料の付着は、スクリーン印刷により行うことを特徴とするガスセンサ素子の製造方法。
- 請求項7〜9のいずれか一項において、上記保護層形成材料の付着は、柔軟性を有するパッド材に付着させた上記保護層形成材料を上記ガスセンサ素子の表面に転写することより行うことを特徴とするガスセンサ素子の製造方法。
- 請求項1〜13のいずれか一項において、上記保護層非形成部は、上記発熱体の軸方向長さに対応する領域における、上記ヒータ基板の側方角部である発熱体側方角部の全体に設けることを特徴とするガスセンサ素子の製造方法。
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