JP4880518B2 - 簡易開栓キャップ - Google Patents
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Description
図9〜図11は、そのようなスコアを形成したキャップ51を示し、キャップ51は、キャップ本体52とプルリング53とを備えている。キャップ本体52の内面側には樹脂製のライナー54が設けられている。
なお、金属製キャップとしては、プルリングへの指の挿入が容易で、スコアの切断による開封操作が円滑になるとした技術が、下記の特許文献1に開示されている。
上記簡易開栓キャップは、前記スカート壁側のスコア全体及び前記天面壁に形成されている天面壁側のスコアにわたって、これらのスコアを跨ぐようにして前記被覆部材が形成され、前記スコア外側部領域に位置する被覆部材の部分を前記スカート壁及び前記天面壁に接着することができる。
上記簡易開栓キャップは、前記スコアの引き裂き開始位置の前記スコア外側部領域側に位置する部分に該スコア外側部領域の一部を切り欠いた切り欠き部を形成し、前記被覆部材を該切り欠き部の切り欠いた部分まで延ばすことができる。
上記簡易開栓キャップは、前記スコアの切り裂き開始位置から前記天面壁にわたって被覆した前記被覆部材を、前記スカート壁の下縁部を越えて延ばすことができる。
上記簡易開栓キャップは、前記キャップ本体の内面にはシール部材が形成され、該シール部材は前記スコアで挟まれた引き裂き領域でキャップ本体に接着し、前記スコアの外側領域ではキャップ本体に対して非接着乃至弱接着に貼り付けることができる。
上記簡易開栓キャップは、前記スカート壁側のスコア全体及び前記天面壁に形成されている天面壁側のスコアにわたって、これらのスコアを跨ぐようにして前記被覆部材が形成され、これらのスコアによって引き裂かれる領域の外側領域に位置する被覆部材の部分を前記スカート壁及び前記天面壁に接着するようにしたので、スコア切断部の全体をカバーで覆うようにすることができ、さらなるユーザの不快感、違和感を抑制することができる。さらに、スコアの引き裂き開始部からスコアの終点位置、切欠き部、スカート壁の下側へ延長することによって、さらなる不快感、違和感をより広い範囲で抑制することができる。
上記簡易開栓キャップは、前記キャップ本体の内面にはシール部材が形成され、該シール部材は前記スコアで挟まれた引き裂き領域でキャップ本体に接着し、前記スコアの外側領域ではキャップ本体に対して非接着乃至弱接着に貼り付けたので、引き裂き領域を引き裂くときに、シール部材とスコアの外側領域との接着が非接着乃至弱接着なので、引き裂き領域側にシール部材が付着してキャップ本体のスコアの外側領域と容器口頸部とで挟まれたシール部材が引き裂き領域側と共にスコア外側領域側から抜け出し、キャップを容器口頸部から容易に取り除くことができる。
図1は、本発明による簡易開栓キャップの一例を示す平面図、図2はその正面図、図3はプルリングがある部分の断面図、図4は簡易開栓キャップを容器に装着した状態の正面図、図5は図4の簡易開栓キャップのプルリングがある部位の断面図、図6はその簡易開栓キャップのプルリングがない部分の断面図である。
本発明に係る簡易開栓キャップ(以下、単にキャップとする)1は、金属製のキャップ本体2と把持部であるプルリング3とを備えている。
キャップ本体2は、アルミニウム基合金薄板、クロム酸処理鋼薄板、ブリキ薄板等の適宜金属薄板をプレス等により絞り成形することにより形成されている。このキャップ本体2は、円板形状の天面壁5とこの天面壁5の周縁部から実質的に垂下する円筒状のスカート壁6とを備えている。
図5に示すように、プルリング3は、取付突部10から下方に、容器17の側面にほぼ沿うようにして延在させている。このプルリング3は、プラスチック製の樹脂で形成され、取付突部10に連結されたリング連結部12と、リング22とから成っている。プルリング3は、高密度ポリエチレン又はアイソタクティックポリプロピレンで一体に成形されており、例えば、下型内にキャップ本体2の取付突部を挿入し、その上に溶融樹脂のペレットを供給後、上型を押圧し、冷却固化してプルリング3を取付突部10に一体成形することができる。
なお、説明の便宜上、一対のスコア9間に位置する部分を引き裂き領域Aとし、この引き裂き領域Aの外側、すなわちスコア9の外側をスコア外側部領域Bと呼ぶ。また、本実施形態では、一対のスコア9を天面壁5では、周縁部に沿って湾曲するように形成して、キャップ1の容器口頸部からの取り除きを容易にしている。
キャップ本体2とカバー14との接着は、接着塗料で行われ、接着塗料はスコア外側部領域Bに塗布され、引き裂き領域Aではカバー14と接着をしてない。ただし、カバー14が僅かな剥離力で剥がれるように弱接着でカバー14を接着することについては差し支えがない。また、カバー14と外側部領域Bとの接着範囲は、これらの当接する部分全体を接着してもよいが、スコア9に沿った部分だけ接着するようにしてもよい。
なお、キャップ本体2のスカート壁6の下部は、当初天面壁5から直線状に下方に垂下された形状に形成されているが、閉栓時に絞り部20が絞り加工がされることによって、口頸部18の外径よりも下端側は小径に絞り加工されて、容器17が閉栓される。この状態で、ライナー4の周縁シール部19が容器の口頸部18の頂面から外面にかけて密着し、密封状態が確保される。したがって、キャップ1を開栓するには、絞り部20の口頸部18との係合状態を解除することによって開栓される。
そして、キャップ1は、引き裂き領域Aを引き裂いた後は、スカート壁6が引き裂き領域Aで分断されていることに加えて、更に、引き裂き領域A側に接着されたライナー4の周縁部により、スコア外側部領域Bを外側に押し広げることができ、絞り部20の保持力が軽減されることとなり、絞り部20と口頸部18との係合を容易に解除することができる。
なお、キャップ1のキャップ本体2、プルリング3、ライナー4及び容器17の形状は上記第1の実施形態と同じ構造であるので、同一の符合を付して、その詳細な説明は省略する。
図7に示すように、スコア9が切り欠き部11の最深部15からスカート壁6及び天面壁5にかけて上記第1の実施形態と同様に形成されている。本実施形態では、カバー25は、スカート壁6の下端から突出する舌片8の縁部から切り欠き部11の最深部15、さらにスカート壁6に形成したスコア9の該スカート壁6のほぼ中間位置に配設されている。カバー25は、スコア外側部領域Bのみを接着剤で接着している。ただし、スコア外側部領域Bに強接着し、引き裂き領域Aを弱接着してもよい。
また、引き裂き領域Aが引き裂かれた後のキャップ1をユーザが掴むときに、特に不快感や違和感を有する場所は、切り欠き部11があるスコア9の引き裂き開始点である。したがって、この構成により、ユーザがその切り欠き部11とスコア9の引き裂き開始点周辺に触れても、不快感や違和感を防止、軽減できる。本実施形態では、その部分のみをカバー25で覆っているので、カバー25のキャップ本体2への接着作業の負担が軽減され、カバー25や接着剤の材料費も軽減される効果がある。
なお、キャップ1のキャップ本体2、プルリング3及び容器17の形状は上記第1の実施形態と同じ構造であるので、同一の符合を付して、その詳細な説明は省略する。
図8のAに示すように、本実施形態では、スコア9が切り欠き部11の最深部15からスカート壁6及び天面壁5にかけて上記第1の実施形態と同様に形成されている。本実施形態では、カバー26をほぼ帯状に形成し、カバー26をスコア9の全領域に沿って、或いは大部分において配設している。すなわちスカート壁6の下端から突出する舌片8の縁部から切り欠き部11の最深部15、さらにスカート壁6を越えて、図8のBに示すように、天面壁5に形成されたスコア9の終点位置にわたって配設されている。カバー26は、スコア外側部領域Bのみを接着剤で接着している。ただし、スコア外側部領域Bを強接着し引き裂き領域Aを容易に剥離可能に弱接着してもよい。
本実施形態では、スコア9の切断部の全体をカバー26が覆っているので、ユーザがスコア9の切断部に相当する部分に触れても、カバー26に触れることとなり、不快感や違和感を防止、軽減できる。また、カバー26の材料費も軽減される効果がある。
2 キャップ本体
3 プルリング
4 ライナー
5 天面壁
6 スカート壁
8 舌片
9 スコア(スコア切断部)
11 切り欠き部
14,25,26 カバー
17 容器
Claims (5)
- 天面壁と、該天面壁の周囲から実質的に垂下されているスカート壁と、該スカート壁の下端から突出する基端部が形成され、該基端部に続く把持部とを備え、
該基端部両端からスカート壁を上方に延び、更に天面壁の周縁を把持部の反対方向へ延びる一対のスコアが形成された金属製のキャップ本体を有する簡易開栓キャップにおいて、
少なくとも前記スコアが最初に切断される引き裂き開始部のスコア部分を跨ぐようにしてスカート壁を被覆する被覆部材を形成し、
前記被覆部材は、前記スコアの外側のスコア外側部領域でキャップ本体に接着し、前記スコアで挟まれた引き裂き領域ではキャップ本体に対して非接着乃至弱接着に形成されたことを特徴とする簡易開栓キャップ。 - 前記スカート壁側のスコア全体及び前記天面壁に形成されている天面壁側のスコアにわたって、これらのスコアを跨ぐようにして前記被覆部材が形成され、前記スコア外側部領域に位置する被覆部材の部分を前記スカート壁及び前記天面壁に接着するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の簡易開栓キャップ。
- 前記スコアの引き裂き開始位置の前記スコア外側部領域側に位置する部分に該スコア外側部領域の一部を切り欠いた切り欠き部を形成し、前記被覆部材を該切り欠き部の切り欠いた部分まで延ばすようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の簡易開栓キャップ。
- 前記スコアの切り裂き開始位置から前記天面壁にわたって被覆した前記被覆部材を、前記スカート壁の下縁部を越えて延ばすようにしたことを特徴とする請求項2又は3に記載の簡易開栓キャップ。
- 前記キャップ本体の内面にはシール部材が形成され、該シール部材は前記スコアで挟まれた引き裂き領域でキャップ本体に接着し、前記スコアの外側領域ではキャップ本体に対して非接着乃至弱接着に貼り付けされたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の簡易開栓キャップ。
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