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JP4880386B2 - 給湯設備 - Google Patents

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JP4880386B2
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Description

本発明は、給湯器本体における潜熱回収式の熱交換器を備えた湯水加熱部と浴槽とを接続する湯水循環用の循環路と、前記湯水加熱部にて発生したドレンを貯留するドレンタンクと、前記循環路の往き路及び戻り路を通して前記浴槽の湯水を循環させる湯水循環状態、前記循環路を通して前記湯水加熱部からの給湯用湯水を前記浴槽に給湯する給湯状態、及び、前記循環路を通して前記ドレンタンクのドレンを浴槽側に通流させるドレン排水状態に切換自在な湯水通流手段と、前記給湯器本体に装備されて、前記湯水加熱部及び前記湯水通流手段の作動を制御する運転制御手段と、前記浴槽に近接する箇所に設置されて、前記給湯器本体側から作動用電力が供給され且つ前記運転制御手段と通信自在な運転リモコンとが設けられた給湯設備に関する。
上記給湯設備の従来例として、湯水通流手段が、ドレン排水状態に切り換えられると、ドレンタンクに貯留されたドレンを、循環路の往き路を経由して浴槽に排出するように構成されたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、上記特許文献1のような構成であると、浴槽にドレン水を排出するので、浴槽が汚れてしまう、或いは、浴槽に湯水が存在する場合には、浴槽水にドレン水が混入してしまうといったように、清潔感が損なわれるという問題がある。
そこで、ドレン水を浴槽に排出しないようにするべく、循環路の戻り路における浴槽に近接する部分を外部に開放する排水用の逆止弁を設け、かつ、排水用の逆止弁よりも戻り路において浴槽側の箇所で浴槽側への通水を禁止する浴槽用の逆止弁(排水用の逆止弁よりも開弁圧が小さい)を設けて、湯水通流手段をドレン排水状態に切換えた状態で、ドレンを戻り路にて浴槽側に通水させて排水用の逆止弁の開放側にドレン水を排水するように構成されたものがある(例えば、特許文献2参照。)。
ところが、特許文献2のような構成であると、前記浴槽用の逆止弁が設けられているので、循環路の戻り路から浴槽へ通水させることができない。このため、湯水通流手段を、給湯状態に切り換えて循環路を通して湯水加熱部からの給湯用湯水を浴槽に給湯する場合には、循環路のうち、往き路だけを使用して給湯することになり、湯張り運転や足し湯運転のように浴槽に給湯する場合に、給湯が開始されてから完了するまでに時間が掛かってしまうという不都合がある。
そこで、ドレン排水状態において浴槽へのドレンの排出を防止でき、しかも、給湯状態において往き路及び戻り路の双方を使って給湯が行える給湯設備として、排水用の逆止弁及び浴槽用の逆止弁を循環路の戻り路の浴槽近くの箇所に設けられた構成に代えて、特許文献2の段落〔0006〕にも記載されているように、電気的に切換操作可能な弁を、循環路の戻り路又は往き路の浴槽に近接する部分に設け、運転制御手段が、前記湯水通流手段をドレン排水状態に切換えた状態においては循環路を外部に開放し、前記湯水通流手段を温水循環状態及び給湯状態に切換えた状態においては、循環路を循環路を外部に開放しない状態となるように、前記弁を開閉操作するように構成されたものが考えられている。
特開2001−263789号公報 特開2006−003039号公報
しかしながら、電気的に切換操作可能な弁を設けた構成とする場合には、その弁を切り換え作動させるための制御線或いは電力線を運転制御手段と弁の取り付け箇所の間に配線する必要がある。このため、給湯設備の設置時や改修時の作業が手間の掛かるものとなってしまう。
本発明は上記実状に鑑みて為されたものであって、その目的は、設置時や改修時の配線作業を行い易くする状態で、湯水循環用の循環路における浴槽に近接する部分を外部に開放する状態と開放しない状態とに電気的に切換操作可能な弁を設けた給湯設備を提供する点にある。
本発明にかかる給湯設備は、給湯器本体における潜熱回収式の熱交換器を備えた湯水加熱部と浴槽とを接続する湯水循環用の循環路と、前記湯水加熱部にて発生したドレンを貯留するドレンタンクと、前記循環路の往き路及び戻り路を通して前記浴槽の湯水を循環させる湯水循環状態、前記循環路を通して前記湯水加熱部からの給湯用湯水を前記浴槽に給湯する給湯状態、及び、前記循環路を通して前記ドレンタンクのドレンを浴槽側に通流させるドレン排水状態に切換自在な湯水通流手段と、前記給湯器本体に装備されて、前記湯水加熱部及び前記湯水通流手段の作動を制御する運転制御手段と、前記浴槽に近接する箇所に設置されて、前記給湯器本体側から作動用電力が供給され且つ前記運転制御手段と通信自在な運転リモコンとが設けられたものであって、
その第1特徴構成は、
前記循環路における前記浴槽に近接する部分を外部に開放する排水用の弁と前記運転リモコンとが電磁弁配線で接続され、前記排水用の弁が、前記電磁弁配線を介して供給される前記運転リモコンからの動作電力にて操作されるように設けられ、前記運転リモコンが、前記運転制御手段からの指令に基づいて、前記排水用の弁を開閉操作するように、前記排水用の弁の動作電力を制御するように構成され、前記運転制御手段が、前記湯水通流手段を前記ドレン排水状態に切り換えてドレンを排水する状態においては、前記排水用の弁を開き、かつ、前記湯水通流手段を前記湯水循環状態及び前記給湯状態に切り換えて湯水を通流する状態においては、前記排水用の弁を閉じるように、前記運転リモコンに指令するように構成されている点にある。
本発明の第1特徴によると、運転リモコンは、運転制御手段からの指令に基づいて、排水用の弁を開閉操作するように、排水用の弁の動作電力を制御するので、運転制御手段は、前記湯水通流手段を前記ドレン排水状態に切り換えてドレンを排水する場合には、排水用の弁を開くように運転リモコンに指令することで、運転リモコンに、排水用の弁に供給される動作電力を制御させて排水用の弁を開かせることができる。つまり、運転制御手段は、ドレンを排水する場合には、運転リモコンに対して指令することにより、循環路における前記浴槽に近接する部分を外部に開放する状態とすることができる。
したがって、ドレンタンクに貯留されたドレンを外部へ排出する場合には、運転制御手段が湯水通流手段をドレン排水状態に切り換えて、運転リモコンに排水用の弁を開くように指令することで、ドレンを浴槽に排出することなく、循環路を経由して浴室の外部へドレンを排出することができる。
しかも、排水用の弁は、浴槽に近接する箇所に設置された運転リモコンからの動作電力にて操作されるので、排水用の弁を循環路における浴槽に近接する部分に設ける場合に、互いに近い箇所に位置する運転リモコンと排水用の弁との間で配線を行えばよいので、運転制御手段から排水用の弁に対する動作電力を供給するための配線及び制御信号を送信するための配線を別途設ける必要がなく、運転制御手段と運転リモコンとの間の配線を増やさずに済むため、配線作業が行い易くなる。
特に既設の給湯設備の循環路に排水用の弁を後付けして設備を改修する場合には、排水用の弁と改修後の運転リモコンとの間を配線するだけの簡単な配線を追加することにより、後付した排水用の弁を、改修後の運転制御手段により制御可能な状態とすることができる。
このように、本発明の第1特徴構成によると、設置時や改修時の配線作業を行い易くする状態で、湯水循環用の循環路における浴槽に近接する部分を外部に開放する状態と開放しない状態とに電気的に切換操作可能な弁を設けた給湯設備を得るに至った。
本発明の第特徴構成は、本発明の第1特徴構成において、前記排水用の弁が、閉じ側に復帰付勢されて、開くための動作電力が供給されるように、その動作電力が制御されるように構成されている点にある。
本発明の第特徴構成によると、排水用の弁が閉じ側に復帰付勢されているので、その排水用の弁に対して開くための動作電力の供給を開始することで、閉じ状態の排水用の弁を開き状態に切り換えることができ、その後、動作電力の供給を維持することで、排水用の弁を開き状態に維持することができ、排水用の弁に対して開くための動作電力の供給を終了することで、開き状態の排水用の弁を閉じ状態に切り換えることができる。そして、閉じ状態の排水用の弁に対しては、動作電力の供給を行わなくても、閉じ状態を維持することができる。
したがって、ドレンタンクに貯留されたドレンを排水する必要が発生したときだけ、つまり、湯水通流手段を一時的にドレン排水状態にする間だけ、排水用の弁に対して開くための動作電力の供給し、湯水通流手段を前記給湯状態及び前記湯水循環状態にする間は、排水用の弁に対して動作電力の供給を行わないようにして、消費電力の低減を図ることができる。
このように、本発明の第特徴構成によると、設置時や改修時の配線作業を行い易くする状態で、湯水循環用の循環路における浴槽に近接する部分を外部に開放する状態と開放しない状態とに電気的に切換操作可能な弁を設けたものであって、しかも、消費電力の低減を図ることができる給湯設備を得るに至った。
本発明の第特徴構成は、本発明の第1又は第2特徴構成において、前記湯水通流手段が、前記給湯状態において、前記循環路の往き路及び戻り路を通して前記浴槽に給湯するように構成されている点にある。
本発明の第特徴構成によると、浴槽に給湯する場合には、湯水通流手段を給湯状態に切り換えることで、循環路の往き路及び戻り路を通して前記浴槽に給湯することができるので、浴槽に給湯する場合の湯水の流路が大きくなり、所望量の湯水を短時間で浴槽に給湯することが可能となる。
このように、本発明の第特徴構成によると、設置時や改修時の配線作業を行い易くする状態で、湯水循環用の循環路における浴槽に近接する部分を外部に開放する状態と開放しない状態とに電気的に切換操作可能な弁を設けたものであって、しかも、浴槽への給湯が迅速に行うことができる給湯設備を得るに至った。
本発明の実施形態〕
本発明の給湯設備の実施形態について図面に基づいて説明する。図1に本発明に係る給湯設備の概略構成を示している。本給湯設備は、浴室Yの外部に設置される給湯器本体としての給湯装置D、この給湯装置Dにおける湯水加熱部としての追焚用動作部Bと浴室Yに設置された浴槽5とを接続する湯水循環用の循環路としての追焚き用循環路4、及び運転リモコンとしてのリモコン装置R1とを備えている。
給湯装置Dは、湯水を、給湯用配管を通して浴槽に供給する給湯部として、一般家庭用の水道管に接続された給水路1からの水を燃焼用バーナとしてのガス燃焼式のバーナg1によって加熱して、加熱後の湯水を、先端に給湯栓2を備えた給湯路3に供給する給湯用動作部Aと、浴槽5内の湯水を燃焼用バーナとしてのガス燃焼式のバーナg2によって加熱して追焚きする追焚用動作部Bとを備えている。
そして、これらの給湯用動作部A及び追焚用動作部Bはいずれも上下2段に配置した主熱交換器N1及び潜熱回収式の熱交換器としての潜熱回収熱交換器N2を備えており、潜熱回収熱交換器N2にて熱交換された後の燃焼排ガスは排気路7を通して外部に排出されるように構成されている。
前記潜熱回収熱交換器N2からは、燃焼生成水である酸性の凝縮水であるドレンが生成するが、このドレンはドレンパン8によって集められて中和器9にて中和したのちにドレンタンクDTに貯留する構成となっている。中和器9には、詳述はしないが凝縮水に対して中和作用する中和剤(例えば、炭酸カルシウム)が装填されている。
前記給湯用動作部A及び追焚用動作部Bには、各バーナg1、g2に一般家庭用の燃料ガスを供給するガス供給路Gが接続され、燃料ガス供給量を調整する電磁式のガス比例弁10、燃料ガスの供給断続する断続弁11が設けられている。前記バーナg1、g2に燃焼用空気を供給する燃焼用ファン12も設けられ、バーナg1の近くには、バーナg1に対する点火動作を実行する点火用のイグナイタと着火されたか否かを検出するフレームロッドなどが設けられている。
前記給湯用動作部Aには、給水路1と、主熱交換器N1および潜熱回収熱交換器N2を通過した後に加熱後の湯水を出湯する給湯路3とが接続され、給水路1を通して供給される被加熱流体としての水が熱交換されて所望の温度の湯水が給湯路3を通して供給されるように構成されている。
前記給水路1には、給水温度を検出する給水サ−ミスタ13と給水量を検出する水量センサ14とが設けられ、給水サ−ミスタ13と水量センサ14より下流側の給水路1と給湯路3とが、熱交換器N1,N2を迂回するように給水バイパス路15を介して接続されている。
さらに、給湯路3には、上流側から順に、給湯用動作部Aからの湯水の温度を検出する給湯サ−ミスタ16と、給湯用動作部Aからの湯量と給水バイパス路15からの水量との混合比を調整するミキシング弁17と、ミキシング弁17により混合された後の湯水の温度を検出する出湯サ−ミスタ18と、湯水の量を調整する水比例弁19と、一般給湯の割込みを検出する割込み水量センサ20とが設けられている。
前記水比例弁19と割込み水量センサ20との間の給湯路3には、給湯路3からの湯水を浴槽5に供給するための風呂用の湯張り路22が分岐接続されている。前記追焚用動作部Bには、浴槽5からの浴槽用戻り路23(本発明の戻り路に相当)と浴槽用往き路24(本発明の往き路に相当)が接続され、浴槽用戻り路23と浴槽用往き路24とが追焚き用循環路4を構成している。
そして、浴槽用戻り路23と浴槽用往き路24とは、風呂アダプタ25を介して浴槽5に接続され、浴槽用戻り路23に設けられた循環ポンプ26を駆動することにより、浴槽5内の湯水を浴槽用戻り路23と浴槽用往き路24を介して循環させた状態(本発明の湯水循環状態に相当)にしながら、追焚用動作部Bで追焚するように構成されている。
また、前記湯張り電磁弁32を開くと、湯張り路22から湯張り逆止弁33を経由した湯水が浴槽用戻り路23に通水され、通水圧により循環ポンプ26が吐出方向と逆向きに自由回転して、浴槽用戻り路23と浴槽用往き路24の双方を通して給湯用動作部Aからの給湯用湯水を浴槽5に給湯する状態(本発明の給湯状態に相当)になるように構成されている。
前記浴槽用戻り路23には、上流側から順に、圧力を検出することによって浴槽5内の水位を検出する水位検出手段としての水位センサ27と、浴槽5内の湯水の温度を検出する浴槽温検出手段としての戻りサ−ミスタ28と、浴槽用戻り路23を開閉する電磁式の風呂二方弁29と、湯水循環用の循環ポンプ26と、水流スイッチ30とが設けられ、浴槽用往き路24には、浴槽用の往きサ−ミスタ31が設けられている。
前記風呂用の湯張り路22は、追焚用循環ポンプ26と水流スイッチ30との間の浴槽用戻り路23に接続されている。この湯張り路22には、上流側から湯張り路22を開閉する湯張り電磁弁32と、湯張り逆止弁33とが設けられている。前記湯張り電磁弁32と湯張り逆止弁33との間の湯張り路22には、その湯張り路22に連通する空気層形成用ホッパ34が介装されている。この空気層形成用ホッパ34には、湯水を排水するホッパ用排水路35と、そのホッパ用排水路35を開閉する電磁式のホッパ用排水弁36とが設けられ、ホッパ用排水路35の端部が風呂二方弁29と循環ポンプ26との間の浴槽用戻り路23に接続されている。
この給湯装置Dにおいては、前記ドレンタンクDTに貯留されているドレンを、循環路を通してドレンタンクDTのドレンを浴槽側に通流させることができるようになっている。具体的には、浴槽用戻り路23の循環ポンプ26よりも上流側に本体側排水用切換弁21が設け、逆流防止弁45を備えたタンク接続管46が本体側排水用切換弁21を介して浴槽用戻り路23に接続されている。
本体側排水用切換弁21は、浴槽用戻り路23の本体側排水用切換弁21より下流側と上流側との部分が連通した状態となるように復帰付勢されており、作動用の電力の供給が開始されると、浴槽用戻り路23の本体側排水用切換弁21より下流側とタンク接続管46とが連通した状態(本発明のドレン排水状態に相当)に切換わり、作動用の電力の供給が継続する間その状態を維持し、作動用の電力の供給が終了すると、浴槽用戻り路23の本体側排水用切換弁21より下流側部分と上流側部分とが連通した状態に自動的に切換わるように構成されている。
そして、本体側排水用切換弁21が切り換えられて、浴槽用戻り路23の本体側排水用切換弁21より下流側と上流側との部分が連通した状態になると、風呂ニ方弁29及び湯張り電磁弁32の切換状態に応じて追焚きや湯張りを行うことができ、本体側排水用切換弁21が切り換えられて、タンク接続管46と浴槽用戻り路23の本体側排水用切換弁21より下流側の部分とが連通した状態になると、追焚き用循環路を通してドレンタンクのドレンを浴槽側に通流させることができる。
このように、給水路1、給湯路3及びミキシング弁17と、湯張り路22、湯張り電磁弁32及び追焚き用循環ポンプ26と、本体側排水用切換弁21及びタンク接続管46とで、湯水循環状態、給湯状態、及び、ドレン排水状態に切換自在な湯水通流手段が構成されている。
図2に示すように、浴槽用戻り路23と浴槽用往き路24とは、束ね合わせられて、それらを合成樹脂製の保護管(CD管)47に収納された状態で浴室の洗い場Y1に向かうように設置されている。そして、浴槽用戻り路23及び浴槽用往き路24は浴室Yの壁面に設けられた接続口から浴室Yの内部に導入され、浴槽5の風呂アダプタ25と接続されている。図3にも示すように、保護管47には、後述する運転制御部H1とリモコン装置R1とを通信可能に接続するリモコン配線59も収納されている。リモコン配線59は、保護管47の接続箇所の浴室Yより外側位置で保護管47から引き出され、保護管47の接続箇所の近傍であってリモコン装置R1の取り付け位置に対応する壁面箇所に設けられた、開口60を経てリモコン装置R1に接続されている。
保護管47の接続箇所の近傍で、浴室Yの内側には、浴槽用往き路24に備えられた排水用の浴槽側電磁弁44を介してドレン排水管6が設けられている。ドレン排水管6は、排出側の端部が浴槽5や洗い場Y1からの排水を浴室外に排水する排水口付近に位置するように配設されている。
そして、浴槽側電磁弁44は、浴槽用往き路24とドレン排水管6の流路を連通させ、かつ、浴槽用往き路24の浴槽側電磁弁44が取り付けられた位置よりも給湯装置D側の流路と浴槽5側の流路とを遮断する排水状態と、浴槽用往き路24とドレン排水管6の流路を遮断し、浴槽用往き路24の浴槽側電磁弁44が取り付けられた位置よりも給湯装置D側の流路と浴槽5側の流路とを連通させ、かつ、浴槽用往き路24とドレン排水管6の流路を遮断する通水状態とに切り換え自在な三方電磁弁で構成されている。
つまり、浴槽側電磁弁44は、排水状態と通水状態とに切換え自在に構成されており、排水状態において、浴槽用往き路24における浴槽5に近接する部分を外部に開放するので、本発明の排水用の弁として機能する。
浴槽側電磁弁44は、通水状態側に復帰付勢されるように構成されている。つまり、浴槽側電磁弁44が備える電磁弁コイル44cに励磁電流を流していない間は、通水状態が維持され、電磁弁コイル44cに励磁電流を流すことで、排水状態に切換えられ、排水状態に切換えられた後は、電磁弁コイル44cに励磁電流を流している間は排水状態が維持され、電磁弁コイル44cに励磁電流を流さないようにすることで、通水状態に切換えられるように構成されている。
この給湯装置Dの運転状態を制御する運転制御手段としての運転制御部H1は、給湯装置Dに装備され、マイクロコンピュ−タを備えたプログラム制御方式のコントローラで構成されている。運転制御部H1は、浴槽5に近接する箇所としての浴室Y内の壁面に設置されたリモコン装置R1との間で通信可能に構成されている。
図5(a)に示すように、リモコン装置R1には、運転の開始と停止を指令する運転スイッチ37、風呂自動運転を指令する自動スイッチ38、一般給湯温度を設定する温度設定スイッチ39、浴槽5内の目標水位を設定する水位設定スイッチ40、浴槽に追加で湯張り給湯する足し湯スイッチ41、追焚運転を指令する追焚スイッチ42、ドレン排水スイッチ43、ドレン排出時期報知用の表示LED53、設定温度等の各種の情報を表示する情報表示画面54等が設けられている。
また、リモコン装置R1は、給湯装置Dから作動用電力が供給されるように構成されている。説明を加えると、図5(b)に示すように、リモコン装置R1の内部には、取付け面側にリモコン制御基板P1が内装されており、このリモコン制御基板P1は、PWB基板に実装される各種のICや電子部品等により構成されたプリント配線基板で構成されている。
説明を加えると、図4に示すように、リモコン制御基板P1は、電源回路部50及び通信回路部51等を備えている。電源回路部50及び通信回路部51には、給湯装置Dの運転制御部H1とリモコン装置R1とを接続するリモコン配線59が端子台56を介して接続されており、運転制御部H1からリモコン装置R1に対する電力の供給並びに運転制御部H1及びリモコン装置R1の半二重方式による双方向通信が可能となっている。本実施形態では、時分割多重方式により、リモコン装置R1に対する電力の供給とリモコン装置R1及び運転制御部H1間の双方向通信とを2線式の一対のリモコン配線59により実現している。
リモコン配線59は、浴室Yの壁面における取付け箇所に設けられた配線挿通用の開口60から浴室Y内に引き込まれて、リモコン装置R1の背面に設けられた配線口から内部に導入されて端子台56に接続されている。端子台56は2対4箇所の接続端子57を備えており、1対の接続端子57にはリモコン配線59の各線が接続されている。そして、この端子台56の他の一対の接続端子57には、前記浴槽側電磁弁44に対して動作電力を供給するための電磁弁配線58が接続されている。
電磁弁配線58は、前記開口60から浴室Yの外部に引き出され、浴室Yの壁面において保護管47の接続箇所とは異なる箇所に設けられた配線口から浴室Y内に引き込まれるように配線されており、浴槽側電磁弁44の電磁弁コイル44cに接続されている。このように浴槽側電磁弁44を、近傍に位置するリモコン装置R1と電磁弁配線58により接続することで、配線作業の容易化を図りながら、給湯装置Dからの指令に基づいて、リモコン装置R1が、浴槽側電磁弁44を切換え操作できるようになっている。
また、リモコン制御基板P1にはマイクロコンピュータ52が実装されており、マイクロコンピュータ52は、上記通信回路部51、前述の各スイッチ37〜42、給湯装置Dのドレン水の排水処理が必要な時に点灯する報知用LED53や、各種スイッチ37〜42に内臓されてスイッチのオン状態を表示する図外の照光用LED、時刻情報や設定温度情報など各種の情報を表示する情報表示画面54、三方弁駆動回路部55といった制御対象を制御可能に接続されており、また、電源回路部50から動作電力の供給を受けながら制御対象を制御するように構成されている。
給湯装置Dの運転制御部H1からは、リモコン配線59を介して、12Vで電力の供給が行われるが、通信回路部51、マイクロコンピュータ52、及び各種の入出力素子は5Vで動作するので、運転制御部H1から12Vで供給される作動用電力を電源回路部51で5Vまで降圧して使用している。
三方弁駆動回路部55は、マイクロコンピュータ52からの制御指令に基づいて、浴槽側電磁弁44の作動用の電力をオンオフ制御するスイッチング回路である。説明を加えると、三方弁駆動回路部55は、オフ状態で、浴槽側電磁弁44の電磁弁コイル44cに対する電源回路部50からの励磁電力の供給を遮断し、オン状態で、電磁弁コイルに対する電源回路部50からの励磁電力の供給を許容する。なお、電源回路部50から三方弁駆動回路部55には、電源回路部50で降圧する前の12Vの電力が、浴槽側電磁弁44の作動用電力として供給されている。
そして、浴槽側電磁弁44は前述の通り、通水状態側に復帰付勢されているので、リモコン装置R1の三方弁駆動回路部55がオン状態となると、電源回路50から動作電力が供給されることで排水状態に切換わり、三方弁駆動回路部55がオフ状態となると、電源回路50から動作電力が供給されなくなり通水状態に切換わる。このように、浴槽側電磁弁44は、リモコン装置R1からの動作電力にて操作されるように設けられている。
運転制御部H1がリモコン配線59を介してリモコン装置R1のマイクロコンピュータ52に浴槽側電磁弁44の切換指令が指令すると、その切換指令に基づいて、マイクロコンピュータ52が三方弁駆動回路部55のオンオフ状態を切換え、これにより、浴槽側電磁弁44の動作電力を制御するようになっている。つまり、本給湯設備は、リモコン装置R1が、運転制御部H1からの指令に基づいて、浴槽側電磁弁44を開閉操作するように、浴槽側電磁弁44の動作電力を制御するように構成されている。
そして、前記ドレンタンクDTには、図1に示すように、貯留されているドレンの貯留量が満杯に近い大側の設定量を越えているとオンし、前記大側の設定量を下回っているとオフする上側検知センサ48と、ドレンの貯留量が小側の設定量を超えているとオンし、前記小側の設定量を下回っているとオフする下側検知センサ49とが備えられ、運転制御部H1は、これらの各センサ48,49の検出情報に基づいて、ドレン排出時期を判別し、リモコン装置R1の報知用表示LED53を点灯させるべく、リモコン装置R1に排出時期情報を出力するように構成されている(図6参照)。
前記運転制御部H1による制御動作について簡単に説明する。運転制御部H1は、リモコン装置R1の運転スイッチ37が操作されると制御可能な状態になり、給湯栓2が開操作されると給湯栓2から湯水を給湯する一般給湯運転を実行する。この一般給湯運転は、給湯栓2を開いて水量センサ14による検出水量が所定量以上になると、給湯用動作部Aにおける燃焼用ファン12を駆動した後、断続弁11を開弁し、ガス比例弁10の開度を調整してイグナイタによりバーナg1に点火し、温度設定スイッチ39による設定温度、給水サ−ミスタ13による検出水温、給湯サ−ミスタ16による給湯温度、水量センサ14による検出水量などに基づいて、給湯サ−ミスタ16により検出される給湯温度が設定温度になるように、ガス比例弁10の開度、並びに、ミキシング弁17の開度を制御する。通水が検出されなくなると、ガス比例弁10と断続弁11を閉弁してバーナg1の燃焼を停止し、燃焼用ファン12も停止して一般給湯運転を終了する。
運転制御部H1は、リモコン装置R1の足し湯スイッチ41が操作されると、浴槽5の水位が設定水位になるように浴槽5に対する湯張り給湯を実行して設定水位になると給湯を停止する足し湯運転を実行する。
運転制御部H1は、リモコン装置R1の自動スイッチ38が操作されると風呂自動制御を実行する。この風呂自動制御においては先ず自動湯張りを実行する。この自動湯張りは、一般給湯運転と同様に給湯用動作部Aにより加熱制御して、設定温度の湯水を湯張り路22を介して浴槽用戻り路23と浴槽用往き路24に供給して、浴槽用戻り路23と浴槽用往き路24の両方の経路から浴槽5内に供給する。そして、水位センサ27の検出水位が設定水位以上になると、給湯用動作部Aにより加熱を停止して浴槽5への湯張りを終了する。浴槽5への湯張りが終了すると、戻りサーミスタ28の検出温度が設定温度に対し低下していると、追焚用循環ポンプ26を駆動させ、浴槽5内の湯水とホッパ34から排出された湯水などを浴槽用戻り路23と浴槽用往き路24などを介して循環させ、戻りサーミスタ28の検出温度がリモコン装置R1の温度設定スイッチ42による設定温度になるまで追焚用動作部Bにより追焚加熱を行う。戻りサーミスタ28の検出温度がリモコン装置R1の温度設定スイッチ42による設定温度になると、追焚用の循環ポンプ26を停止して追焚加熱を終了する。
運転制御部H1は、リモコン装置R1の追焚スイッチ42が操作されると追焚き運転を実行する。この追焚き運転は、基本的には、次のような処理を実行する。つまり、追焚用の循環ポンプ26を駆動させて浴槽5内の湯水を浴槽用戻り路23と浴槽用往き路24などを介して循環させ、浴槽用の往きサ−ミスタ31の検出温度が追焚用温度(60℃)になるように追焚用動作部Bにて循環する湯水を加熱し、戻りサーミスタ28の検出温度が温度設定スイッチ42による設定温度になると追焚用の循環ポンプ26による湯水の循環作動と追焚用動作部Bにおける加熱作動を停止する。
そして、運転制御部H1は、リモコン装置R1の自動スイッチ38のオン操作による風呂自動処理を実行するときは、その風呂自動処理に先立ってドレンタンクDTに貯留されているドレンを排出させるように、本体側排水用切換弁21及び浴槽側電磁弁44の作動を制御して、ドレンタンクDTのドレンを浴室Yのドレン排水管6により外部に排出するドレン排出処理を実行するように構成されている。
また、運転制御部H1は、リモコン装置R1の追焚スイッチ42のオン操作による追焚処理を実行するとき及び足し湯スイッチ41のオン操作による足し湯処理を実行するときは、上側検知センサ48及び下側検知センサ49の検出情報に基づいて、ドレン排出時期であるか否を判別し、ドレン排出時期である場合に限り、これらの処理に先立ってドレン排出時期情報をリモコン装置R1に送信する。そして、リモコン装置R1からのドレン排出指令あると、ドレンタンクDTに貯留されているドレンを排出させるように、本体側排水用切換弁21及び浴槽側電磁弁44の作動を制御して、ドレンタンクDTのドレンを浴室Yのドレン排水管6により外部に排出するドレン排出処理を実行するように構成されている。
また、本給湯設備では、運転制御部H1が、湯水通流手段をドレン排水状態に切り換えてドレンを排水する状態においては、浴槽側電磁弁44を排水状態にし、かつ、湯水通流手段を湯水循環状態及び給湯状態に切り換えて湯水を通流する状態においては、浴槽側電磁弁44を排水状態にするように、リモコン装置R1に指令するように構成されている。以下、リモコン装置R1にて追焚スイッチ42がオン操作された場合を例に、運転制御部H1及びリモコン装置R1の制御動作について、図6に示すフローチャートに基づいて説明する。
図6に示すように、リモコン装置R1にて追焚スイッチ42がオン操作されると、ステップ#1でYesと判別され、リモコン装置R1から追焚運転指令情報が運転制御部H1に対して送信される。運転制御部H1は、追焚運転指令情報を受信すると、上述したように、上側検知センサ48及び下側検知センサ49の検出情報に基づいて、ドレン排出時期であるか否を判別し、ドレン排出時期でなければ、そのまま追焚処理を実行する。ドレン排出時期であれば、ステップ#2でYesと判別され、ドレン排出時期であることをリモコン装置R1に通知すべく、リモコン装置R1に対して排出時期情報を送信する。
リモコン装置R1は排出時期情報を受信すると、報知用表示LED53を点灯させ(ステップ#3)、ユーザーに対して、ドレン排出のための操作を促す。そして、ユーザーによりリモコン装置R1のドレン排出スイッチ43がオン操作されると、ステップ#4でYesと判別され、リモコン装置R1からドレン排出指令情報が運転制御部H1に対して送信される。運転制御部H1は、ドレン排出指令情報を受信すると、浴槽側電磁弁44を排水状態に切換えるべく、弁切換指令を出力し(ステップ#5)、リモコン装置R1に対して弁切換指令情報を送信する。
リモコン装置R1は弁切換指令情報を受信すると、前述のマイクロコンピュータ52が、浴槽側電磁弁44の電磁弁コイル44cに励磁電力を供給するべく、運転制御部H1からの弁切換指令情報に基づいて、三方弁駆動回路部55をオン状態に切換える制御指令を、三方弁駆動回路部55に対して出力する。これにより、浴槽側電磁弁44が排水状態に切換わる。リモコン装置R1は、浴槽側電磁弁44を排水状態に切換えると、切換完了情報を運転制御部H1に対して送信する。
一方、運転制御部H1は、ステップ#5で弁切換指令を出力した後、温水通流手段をドレン排水状態に切り換えるべく、ステップ#6で温水通流手段を構成する本体側排水用切換弁21等の各弁のうち必要なものを切換え操作する。そして、リモコン装置R1からの切換完了情報を受信すると、ドレンタンクDTのドレンを実際に排出するべく、ステップ#8で循環ポンプ26の駆動を開始させ、運転制御部H1が備えるソフトウェアタイマにより、予め設定された排出時間Tを計時し、排出時間Tが経過するとステップ#10へ移行して、循環ポンプ26の駆動を開始させる。
循環ポンプ26の通流作用により、ドレンタンクDTに貯留されているドレンが、タンク接続管46、本体側排水用切換弁21、浴槽用戻り路23、追焚用動作部Bの主熱交換器N1及び潜熱回収熱交換器N2、浴槽用往き路24、浴槽側電磁弁44、ドレン排水管6の経路で浴室Yの外部へ排出される。
運転制御部H1は、排出時間Tに亘って循環ポンプ26を駆動させた後、浴槽側電磁弁44を通水状態に切換えるべく、弁切換指令を出力し(ステップ#11)、リモコン装置R1に対して弁切換指令情報を送信する。
リモコン装置R1は弁切換指令情報を受信すると、ステップ#13で、マイクロコンピュータ52が、浴槽側電磁弁44の電磁弁コイル44cに供給されている励磁電力を遮断するべく、運転制御部H1からの弁切換指令情報に基づいて、三方弁駆動回路部55をオフ状態に切換える制御指令を、三方弁駆動回路部55に対して出力する。これにより、浴槽側電磁弁44が通水状態に切換わる。リモコン装置R1は、浴槽側電磁弁44を通水状態に切換えると、切換完了情報を運転制御部H1に対して送信する。
一方、運転制御部H1は、ステップ#11で弁切換指令を出力した後、温水通流手段を湯水循環状態に切り換えるべく、ステップ#12で、温水通流手段を構成する本体側排水用切換弁21等の各弁のうち必要なものを切換え操作する。そして、リモコン装置R1からの切換完了情報を受信すると、前述した追焚処理を実行する。
以上の説明では、追焚処理を実行する前に必要に応じて行われるドレン排水処理について説明したが、足し湯スイッチ41のオン操作による足し湯処理を実行する際も同様に、必要に応じて上述したドレンドレン排水処理が実行される。また、風呂自動処理を実行するときは、前述の通り、リモコン装置R1からのドレン排出指令がなくても、その風呂自動処理に先立ってドレンタンクDTに貯留されているドレンを排出させるように、自動的に運転制御部H1はステップ#5〜ステップ#13の処理を実行するように構成されている。
参考の実施形態〕
本実施形態は、浴槽側電磁弁44を駆動する電磁弁駆動回路部55がリモコン装置R1のリモコン制御基板P1でなく給湯装置Dの運転制御部H1に設けられている点及びこの点に対応した電磁弁配線58の配線構造となっている点で相違している外は、上記本発明の実施形態と同じ構成であるので、以下、これらの相違点を中心に説明する。
つまり、本実施形態では、浴槽側電磁弁44を切換駆動する電磁弁駆動回路部55を、運転制御部H1に備えており、図7に示すように、浴槽側電磁弁44の電磁弁コイル44cに接続される電磁弁配線58が、運転制御部H1に接続されている。そして、図8及び図9に示すように、浴槽用戻り路23、浴槽用往き路24、給湯装置Dとリモコン装置R1とを接続するリモコン用配線59、及び、給湯装置Dと浴槽側電磁弁44とを接続する弁操作用配線としての電磁弁配線58が、共通の保護管47の内部に収容された状態で配設されている。
運転制御部H1は、本体側排水用切換弁21等で構成される湯水通流手段をドレン排水状態に切り換えてドレンタンクDTのドレンを排水する状態においては、浴槽側電磁弁44を排水状態に、駆動回路部55をオン状態に夫々切換え、かつ、本体側排水用切換弁21等で構成される湯水通流手段を湯水循環状態及び給湯状態に切り換えて湯水を通流する状態においては、浴槽側電磁弁44を通水状態に、駆動回路部55をオフ状態に切換えることにより、浴槽側電磁弁44の動作電力を制御するように構成されている。
説明を加えると、例えば、リモコン装置R1の追焚スイッチ42がオン操作されると、第1実施形態と同様に、運転制御部H1は、ドレン排出時期であるか否かを判別し、ドレン排出時期であれば、報知用表示LED53を点灯させてユーザーに報知し、ドレン排出スイッチ43がオン操作されてリモコン装置R1にてドレン排出指令が指令されると、ドレン排出処理を実行する。
そして、本実施形態では、ドレン排出処理において、運転制御部H1が、浴槽側電磁弁44を排水状態に切換えるべく、駆動回路部55に制御指令を指令してオン状態に切換えて、電磁弁配線58により浴槽側電磁弁44の電磁弁コイル44cに動作電力を供給する状態にし、排出時間Tが経過すると、浴槽側電磁弁44を通水状態に切換えるべく、駆動回路部55に制御指令を指令してオフ状態に切換えて、電磁弁配線58により浴槽側電磁弁44の電磁弁コイル44cに動作電力を供給しない状態にするようになっている。
このように、本給湯設備は、運転制御部H1と浴槽側電磁弁44とを接続する電磁弁配線58が、浴槽用戻り路23、浴槽用往き路24、及びリモコン配線59が収納される共通の保護管47の内部に収納された構成とすることにより、給湯装置Dと浴槽側電磁弁44との配線作業を、浴槽用戻り路23、浴槽用往き路24、及び、リモコン配線59の施工時に一時にまとめて行うことができ、浴槽側電磁弁44を設ける場合の配線作業が行い易いものとなっている。
〔別実施形態〕
以下、別実施形態を列記する。
(1)上記各実施形態では、排水用の弁が1つの三方電磁弁で構成されたものを例示したが、これに限らず、排水用の弁が、複数のニ方弁を組み合わせた排水弁部で構成されたものであってもよい。
(2)上記各実施形態では、リモコン用配線が2線式で構成され、運転制御手段と運転リモコンとが半二重方式による双方向通信を行うものを例示したが、リモコン用配線が4線式で構成され、運転制御手段と運転リモコンとが全二重による双方向通信を行うものや、その他の方式で通信を行うものの他、リモコン用配線が4線式で構成され、4線のうち2線で双方向通信を行い、4線のうち残りの2線で運転制御手段から運転リモコンへの電力供給を行うように構成されたもの等、リモコン用配線の構成、並びに、運転制御手段と運転リモコンとの間の通信方式及び電力供給方式は適宜変更可能である。
(3)湯水加熱部や湯水通流手段の構成は、上記各実施形態で示した構成に限られるものではなく、適宜変更可能である。
(4)上記本発明の実施形態では、浴槽用戻り路23と浴槽用往き路24とが保護管47に収納された状態で浴室の洗い場Y1に向かうように設置されたものを例示したが、保護管を有さないものであってもよい。
本発明の実施形態における給湯設備の全体構成図 本発明の実施形態における配管構成を示す図 本発明の実施形態における保護管の切欠斜視図 本発明の実施形態におけるリモコン制御基盤の制御ブロック図 本発明の実施形態におけるリモコン装置の外観図(a)表面(b)取り付け面 本発明の実施形態における運転制御部及びリモコン装置の動作フロー 参考の実施形態における給湯設備の全体構成図 参考の実施形態における配管構成を示す図 参考の実施形態における保護管の切欠斜視図
符号の説明
D 給湯器本体
B 湯水加熱部
R1 運転リモコン
H1 運転制御手段
N1,N2 熱交換器
DT ドレンタンク
5 浴槽
23 往き路、循環路、配管
24 戻り路、循環路、配管
44 排水用の弁
47 共通の保護管
58 弁操作用配線
59 リモコン用配線
1,3,17,21,22,26,32,46 湯水通流手段

Claims (3)

  1. 給湯器本体における潜熱回収式の熱交換器を備えた湯水加熱部と浴槽とを接続する湯水循環用の循環路と、
    前記湯水加熱部にて発生したドレンを貯留するドレンタンクと、
    前記循環路の往き路及び戻り路を通して前記浴槽の湯水を循環させる湯水循環状態、前記循環路を通して前記湯水加熱部からの給湯用湯水を前記浴槽に給湯する給湯状態、及び、前記循環路を通して前記ドレンタンクのドレンを浴槽側に通流させるドレン排水状態に切換自在な湯水通流手段と、
    前記給湯器本体に装備されて、前記湯水加熱部及び前記湯水通流手段の作動を制御する運転制御手段と、
    前記浴槽に近接する箇所に設置されて、前記給湯器本体側から作動用電力が供給され且つ前記運転制御手段と通信自在な運転リモコンとが設けられた給湯設備であって、
    前記循環路における前記浴槽に近接する部分を外部に開放する排水用の弁と前記運転リモコンとが電磁弁配線で接続され、
    前記排水用の弁が、前記電磁弁配線を介して供給される前記運転リモコンからの動作電力にて操作されるように設けられ、
    前記運転リモコンが、前記運転制御手段からの指令に基づいて、前記排水用の弁を開閉操作するように、前記排水用の弁の動作電力を制御するように構成され、
    前記運転制御手段が、前記湯水通流手段を前記ドレン排水状態に切り換えてドレンを排水する状態においては、前記排水用の弁を開き、かつ、前記湯水通流手段を前記湯水循環状態及び前記給湯状態に切り換えて湯水を通流する状態においては、前記排水用の弁を閉じるように、前記運転リモコンに指令するように構成されている給湯設備。
  2. 前記排水用の弁が、閉じ側に復帰付勢されて、開くための動作電力が供給されるように、その動作電力が制御されるように構成されている請求項1記載の給湯設備。
  3. 前記湯水通流手段が、前記給湯状態において、前記循環路の往き路及び戻り路を通して前記浴槽に給湯するように構成されている請求項1又は2に記載の給湯設備。
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