JP4880132B2 - 光電式エンコーダ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、リニアスケール等に用いられる光電式エンコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より光電式エンコーダとして、3格子型のリニアエンコーダが知られている。3格子型のリニアエンコーダは、スケール格子の他に、光源側の第1のインデックス格子と、受光側の第2のインデックス格子とを有する。光源からの光は、第1のインデックス格子で変調されてスケール格子に照射され、スケール格子からの光は第2のインデックス格子で変調されて受光素子に受光される。スケール格子が反射型の場合、第1及び第2のインデックス格子は、スケールに対して同じ側に配置される。従って、第1及び第2のインデックス格子を同じ透明基板上に形成し、更にこの透明基板の第1のインデックス格子上に発光素子を搭載し、第2のインデックス格子上に受光素子を搭載してセンサモジュールを構成することにより、小型のリニアスケールを構成した例も知られている(特開2000−321096号)。近年、機器の精密化・小型化が進み、エンコーダ自体の小型化への需要は高い。これらスケールとセンサヘッドは別部品として製作されており、特にセンサヘッドの大きさは、光電式エンコーダ全体のサイズを決定するのに大きく影響する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の光電式エンコーダでは、モジュール化によりセンサヘッドをある程度小型化することはできたが、センサヘッドは、2つのインデックス格子とは別に、光源と受光素子とを搭載しなくてはならないため、センサヘッドの小型化にも限界があり、エンコーダの小型化が難しい。
この発明は、上記事情を考慮してなされたもので、センサヘッドの受光部と発光部を一体化することにより、従来よりもセンサヘッドを小型化・薄型化することのできる光電式エンコーダを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る光電式エンコーダは、対向配置されて測定軸方向に互いに相対移動可能なスケール及びセンサヘッドを備え、前記スケールは、前記センサと対向する面側に前記測定軸方向に沿って反射型のスケール格子が形成されたものであり、前記センサヘッドは、センサ基板と、このセンサ基板上に搭載されて前記スケール格子に光を照射すると共に、所定ピッチで配列されてそれ自身が第1のインデックス格子を構成する複数の発光素子と、前記センサ基板上に搭載されて前記複数の発光素子からスケール格子に照射され前記スケール格子から反射された光を受光すると共に、所定のピッチで配列されてそれ自身が第2のインデックス格子を構成する複数の受光素子とを備えてなることを特徴とする。
【0005】
本発明によれば、センサヘッドがセンサ基板に複数の発光素子と複数の受光素子とをそれぞれ所定のピッチで配列させて、これら発光素子及び受光素子自体がそれぞれ第1及び第2のインデックス格子を形成するようにしているので、従来のように、インデックス格子上に発光素子や受光素子を搭載する形式のものと比べ、センサヘッドを極めて薄く、且つ小型にすることができ、光電式エンコーダ全体の小型化、薄型化を図ることができる。
【0006】
特に、前記複数の発光素子及び受光素子が、センサ基板の同一面上に搭載されていると、発光素子及び受光素子を前記センサ基板に対する一連の積層処理によって製造することができ、製造コストの低減を図ることができる。
【0007】
また、発光素子が、センサ基板上の複数の受光素子の間にそれぞれ配置されていると、両者を別々の領域に形成する場合に比べ、発光素子と受光素子とを共通の領域に効率良く配置することができるので、更にセンサヘッドを小型化することができる。
【0008】
なお、センサ基板としては、例えばガラス基板のような透明基板を用いることができ、この場合、発光素子及び受光素子は、透明基板に透明電極を介して搭載されることが望ましい。発光素子及び受光素子の両方を透明基板のスケールと対向しない面側に透明電極を介して搭載した場合には、透明電極及び透明基板を介してスケールのスケール格子に光を照射及び受光することになる。この場合、透明基板のスケールと対向する面側には素子が形成されていないので、センサヘッドとスケールとの光学ギャップを正確に設定でき、またセンサの保護にもなるという利点がある。なお、センサ損傷のおそれがないときは、発光素子及び受光素子の両方をスケールと対向する面側に搭載しても良い。この場合には、スケールからの反射光のうち不要なものは透明基板を通過して受光素子に受光されないよようにすることができる。発光素子としては、例えば下地の材料を選ばないエレクトロルミネッセンス(EL)素子を用いることができる。
【0009】
このような構成の場合、センサヘッドは、例えば透明基板上に透明電極を形成する工程と、前記透明電極上に前記複数の受光素子を所定ピッチで配列形成する工程と、前記複数の受光素子のそれぞれを覆う保護層を形成する工程と、前記透明電極上に前記複数の発光素子を所定ピッチで配列形成する工程とにより製造することができる。
【0010】
また、センサ基板として、半導体基板を用いることもできる。この場合、半導体基板のスケールと対向する面側に直接、発光素子及び受光素子を作り込むことができる。発光素子としては、発光ダイオード、EL素子等を用いることができる。
【0011】
前記センサ基板として、可撓性材料を用いることもできる。このようにフレキシブルな材料を基板として使用することにより、センサヘッドの取付けの制約を少なくすることができると共に、外力による破損の危険性の少ないセンサヘッドを実現できる。
【0012】
前記発光素子は青色光を発光するものであることが望ましい。波長が短い青色光を発光する発光素子を使用することにより、格子のピッチをより細かくすることが可能となり、応答速度が速く、高精度なセンサヘッドを備えた光電式エンコーダを実現することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明に係る光電式エンコーダの概略構成を示す斜視図である。
この光電式エンコーダは、所定の光学ギャップを介して対向配置されて測定軸x方向に互いに相対移動可能なスケール10及びセンサヘッド20により構成されている。
スケール10は、測定軸x方向に延びるスケール基板11上に、スケール格子12を所定のピッチで形成してなるものである。また、センサヘッド20は、センサ基板21上に、スケール格子12と対向する発光素子22及びフォトダイオード23を交互に所定ピッチで配列してなるものである。なお、フォトダイオード23は、実際には、互いに90°位相をずらせた位置関係、及びそれぞれの逆位相(180°位相差)でA相受光素子及びB相受光素子と、/A相受光素子(但し“/”は否定を示す)及び/B相受光素子とを構成している。
【0014】
図2は、図1のA−A’拡大断面図である。センサ基板21は、この例では、ガラス基板により形成されている透明基板である。センサ基板21のスケール10と対向しない面側には、共通下部電極となる透明導電膜26が形成されている。この透明導電膜26上に、p型アモルファス半導体層23a,i型アモルファス半導体層23b,n型アモルファス半導体層23cを順次堆積し、これらの積層膜をパターンニングすることにより互いに分離された複数のフォトダイオード23が測定軸に沿って所定ピッチで配列形成されている。各フォトダイオード23の上側には、カソード側の電極となるAl等の導体からなる配線層27が形成されている。配線層27が形成されたフォトダイオード23の上及び側面はSiO2の絶縁材料からなる保護膜28で覆われている。配線層27は保護膜28に開けられた図示しないコンタクトホールを介して同相グループのフォトダイオード23同士を互いに接続する。
一方、複数の発光素子22は、スケール10の方向へ投光するように隣接する各フォトダイオード23の間に保護膜28を介してそれぞれ配置されている。これら複数の発光素子22及び保護膜28の上側にはAl等の導体からなる配線層29が形成されている。具体的に、発光素子22としては例えば比較的発光強度の強い有機ELを用いることができ、特に青色光を発するものを使用することが望ましい。
【0015】
透明導電膜26としては、例えばITO,SnO2,ZnO等を用いることができる。アモルファス半導体としてはSiがある。更にガラス上に作製できる多結晶材料としてCdS/CdTe等が受光素子として利用できる。また、フォトダイオードの構造は、pin構造のほか、pn構造であっても良い。
【0016】
本形態に係る光電式エンコーダの場合、発光素子22が格子状に配列されているため、この発光素子22から照射される光は第1格子としての第1のインデックス格子を通過した時と同様な状態となっている。発光素子22からの光はスケール10方向に照射され、スケール10に形成されている第2格子としてのスケール格子12により反射される。このスケール格子12から反射してセンサ基板21を透過してくる光を同じく自身が格子状に配列形成されている第3格子として第2のインデックス格子の役割も持つフォトダイオード23により受光し、センサヘッド20とスケール10との測定軸x方向の相対変位を検出する。このようにして、3格子型の光電式エンコーダとして機能する。
【0017】
このように、本形態に係る光電式エンコーダによれば、センサヘッド20の受光部と発光部を同一基板に配置することによって一体化しているため、従来よりもセンサヘッドを小型化・薄型化することができる。また、受光素子及び発光素子がセンサ基板のスケールと対向しない面側に配置されているため、センサ基板がこれらの素子を塵や衝撃等から保護するカバーの役割を果たし、エンコーダの測定精度の信頼性向上を図ることができる。
【0018】
また、本形態では絶縁体であるガラス基板をセンサ基板として採用しているため、クロストーク,リーク等の可能性を低減することができる。更に、発光素子が直接透明導電膜に配置されているため、電気的な接続不良等が発生しにくいという効果を奏する。
【0019】
青色光は赤外光や赤色光等に比べ、波長が短いため光の分解能が高いという特性をもつ。よって、青色光を発光する発光素子を使用することにより、格子のピッチをより微細にすることが可能となり、応答速度が速く、高精度な光電式エンコーダを実現することができる。
なお、本形態においては、発光素子として有機ELを採用しているが、この他発光素子としては、有機ELと同様に下地を選ばないで作製できる無機EL等を使用しても良い。
【0020】
図3は、この発明に係る光電式エンコーダの第2の実施の形態のセンサヘッド部分を示す断面図である。本形態は上述の第1の実施の形態の応用である。
本形態に係る光電式エンコーダが、上述の第1の実施の形態と異なる点は、センサヘッドにおける発光素子22の配線方法と保護膜にある。
すなわち、本形態におけるセンサヘッド40では、まず、上述の第1の実施の形態と同様にセンサ基板21上に透明導電膜26、フォトダイオード23及び配線層27を形成した後、この上からSiO2やSiN等の透明絶縁材料からなる保護膜41が形成される。更に保護膜としてSOG(スピンオングラス材料)を用いれば、表面を平坦に形成することが可能である。
その後、隣接する各フォトダイオード23の間の保護膜41に透明導電膜26まで貫通するコンタクトホールを形成し、このコンタクトホールにITO,SnO2,ZnO等からなる透明導電膜配線42を形成する。
続いて、複数の発光素子22が、隣接する各フォトダイオード23の間の透明導電膜配線42上にそれぞれ配置される。このような配置とすることによって、発光素子22と透明導電膜26とがコンタクトホールを貫通している透明導電膜配線42を介して電気的に接続される。最後に、上方から同じくAl等の導体からなる配線層29を発光素子22との導通が確保できるようにパターンニングすることで完成する。
【0021】
図4は、この発明に係る光電式エンコーダの第3の実施の形態のセンサヘッド部分を示す断面図である。本形態は上述の第2の実施の形態の応用である。
本形態に係る光電式エンコーダが、上述の第2の実施の形態と異なる点は、発光素子22の配線部分にある。
すなわち、本形態におけるセンサヘッド50では、発光素子22の下側の透明導電膜配線42が透明導電膜26以外の部分と電気的に接続され、発光素子22への電力供給を行う。
【0022】
図5は、この発明に係る光電式エンコーダの第4の実施の形態のセンサヘッド部分を示す断面図である。本形態は上述の第3の実施の形態の応用である。
本形態に係る光電式エンコーダが、上述の第3の実施の形態と異なる点は、センサヘッドにおける配線にある。
すなわち、本形態におけるセンサヘッド60では、保護膜41の間にAl等の導体からなる配線層61を形成し、発光素子22と配線層61とがコンタクトホールを貫通している透明導電膜配線8’を介して電気的に接続される。このとき、配線層61は透明導電膜の他、光を通さないAl等の導体によって形成することができる。このため、発光素子22と配線層61とを図の紙面に直交する方向にずらす等して、発光素子22は、配線層61の配線パターンを避けて、スケール格子12の方向へ投光可能なように配置される。
【0023】
図6は、この発明に係る光電式エンコーダの第5の実施の形態のセンサヘッド部分を示す断面図である。本形態は上述の第1の実施の形態の応用である。本形態に係る光電式エンコーダが、上述の第1の実施の形態と異なる点は、センサヘッドにおける発光素子と受光素子の配置の位置関係及び保護膜にある。
すなわち、本形態におけるセンサヘッド70では、まず、センサ基板21のスケール10と対向しない面側に、共通下部電極となる透明導電膜26が形成される。この透明導電膜26上に、複数の発光素子22が測定軸に沿って所定ピッチで配列される。次に、これら複数の発光素子22の上にAl等の導体からなる配線層8を形成する。続いて、この上からSiO2やSiN,SOG等の透明絶縁材料からなる保護膜5が形成される。
【0024】
その後、この保護膜5の上に共通下部電極となる透明導電膜71が形成される。この透明導電膜71上には、p型アモルファス半導体層23a,i型アモルファス半導体層23b,n型アモルファス半導体層23c及び配線層27を順次堆積し、これらの積層膜をパターンニングすることにより互いに分離された複数のフォトダイオード23が、測定軸に沿って所定ピッチで配列形成される。この時、各フォトダイオード23は、それぞれ複数の発光素子22の間に位置するように配列形成される。そして、各フォトダイオード23の上から再びSiO2等の絶縁材料からなる保護膜72を形成することにより、センサヘッド70が完成する。
本形態によれば、上述の第1の実施の形態による効果に加え、発光素子とフォトダイオードとを別々の階層に配列形成しているため、フォトダイオードと発光素子との間での干渉がなく,クロストーク等の問題も発生しにくい。すなわち、受光素子,発光素子によって形成している光学格子の配列ピッチを微細化しやすく、より高精度な光電式エンコーダを容易に実現できるという効果を奏する。
【0025】
図7は、この発明に係る光電式エンコーダの第6の実施の形態のセンサヘッド部分を示す断面図である。本形態は上述の第1の実施の形態の応用である。
本形態に係る光電式エンコーダが、上述の第1の実施の形態と異なる点は、センサヘッドにおける発光素子の配置にある。
すなわち、本形態におけるセンサヘッド80は、まず、上述の第1の実施の形態と同様にセンサ基板21上に透明導電膜26、複数のフォトダイオード23及びカソード側の電極となるAl等の導体からなる配線層27が順次形成される。
続いて、センサ基板21の下面側すなわち図示しないスケールと対向する面側にも同様に透明導電膜81を形成する。その後、この透明導電膜81の下面に図示しないスケールの方向へ投光するように発光素子22を配置する。この時、複数の発光素子22は、それぞれ複数のフォトダイオード23の間に位置するように配列形成される。最後に、発光素子22の下面にITO,SnO2,ZnO等からなる透明導電膜配線42を形成することにより、センサヘッド80が完成する。
【0026】
本形態にかかる光電式エンコーダによれば、基板のスケールと対向する面側に発光素子を配置しているため、発光素子とフォトダイオードとの間での干渉がなく,クロストーク等の問題も発生しにくい。すなわち、受光素子,発光素子によって形成している光学格子の配列ピッチを微細化しやすい。よって、上述の第1の実施の形態の効果に加え、より高精度な光電式エンコーダを容易に実現できるという効果を奏する。
【0027】
図8は、この発明に係る光電式エンコーダの第7の実施の形態のセンサヘッド部分を示す断面図である。本形態は上述の第1の実施の形態の応用である。
本形態に係る光電式エンコーダのセンサヘッド90は、まず、上述の第1の実施の形態と同様にセンサ基板21上に透明導電膜26及び複数のフォトダイオード23を形成した後、これらフォトダイオード23の上側にカソード側の電極となるAl等の導体からなる配線層27が形成される。
続いて、複数の発光素子22を、センサ基板21のフォトダイオード23が配置されている面側すなわち図示しないスケールと対向しない面側の各フォトダイオード23が形成されていない領域に測定軸に沿って所定ピッチでそれぞれ配置する。
【0028】
最後に、複数の発光素子22の上側にAl等の導体からなる配線層29を形成することにより、斜め入射式のセンサヘッド90が完成する。
【0029】
図9及び図10は、本形態にかかる光電式エンコーダの平面図である。図9は、発光素子22とフォトダイオード23とをスケール10の長手方向に配列させた例、図10は、発光素子22とフォトダイオード23とをスケール10の短手方向に配列させた例をそれぞれ示している。
【0030】
本形態にかかる光電式エンコーダによれば、基板のスケールと対向しない面側の受光素子が形成されていない領域に発光素子を配置しているため、発光素子とフォトダイオードとの間での干渉,クロストーク等の問題が発生しにくい。すなわち、受光素子,発光素子によって形成している光学格子の配列ピッチを微細化しやすい。よって、上述の第1の実施の形態の効果に加え、より高精度な光電式エンコーダを容易に実現できるという効果を奏する。
【0031】
また、上述した各実施の形態において、必要に応じて、センサ基板としてフレキシブル樹脂基板等の可撓性材料を採用することもできる。可撓性材料を基板として使用することにより、センサヘッドの取付け位置等の制約を少なくすることができると共に、外力による破損の危険性の少ないセンサヘッドを実現できる。もちろん、基板としてSi基板等を採用することにより、フォトダイオードや発光素子としてのLED等を直接Si基板上に作りこむことができ、さらに薄型化を図ることもできる。
【0032】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、センサヘッドがセンサ基板に複数の発光素子と複数の受光素子とをそれぞれ所定のピッチで配列させて、これら発光素子及び受光素子自体がそれぞれ第1及び第2のインデックス格子を形成するようにしているので、従来のように、インデックス格子上に発光素子や受光素子を搭載する形式のものと比べ、センサヘッドを極めて薄く、且つ小型にすることができ、光電式エンコーダ全体の小型化、薄型化を図ることのできる光電式エンコーダを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る光電式エンコーダの概略構成を示す斜視図である。
【図2】 図1のA−A’拡大断面図である。
【図3】 この発明に係る光電式エンコーダの第2の実施の形態のセンサヘッド部分を示す断面図である。
【図4】 この発明に係る光電式エンコーダの第3の実施の形態のセンサヘッド部分を示す断面図である。
【図5】 この発明に係る光電式エンコーダの第4の実施の形態のセンサヘッド部分を示す断面図である。
【図6】 この発明に係る光電式エンコーダの第5の実施の形態のセンサヘッド部分を示す断面図である。
【図7】 この発明に係る光電式エンコーダの第6の実施の形態のセンサヘッド部分を示す断面図である。
【図8】 この発明に係る光電式エンコーダの第7の実施の形態のセンサヘッド部分を示す断面図である。
【図9】 同センサヘッドの平面図である。
【図10】 同センサヘッドの他の構成例の平面図である。
【符号の説明】
10…スケール、11…スケール基板、12…スケール格子、20…センサヘッド、22…センサ基板、22…発光素子、23…フォトダイオード、26…透明導電膜、27,29…配線層、30,50,60,70,80,90…センサヘッド。
Claims (3)
- 対向配置されて測定軸方向に互いに相対移動可能なスケール及びセンサヘッドを備え、
前記スケールは、前記センサと対向する面側に前記測定軸方向に沿って反射型のスケール格子が形成されたものであり、
前記センサヘッドは、
ガラス基板からなるセンサ基板と、
このセンサ基板上に搭載されて前記スケール格子に光を照射すると共に、所定ピッチで配列されてそれ自身が第1のインデックス格子を構成する、エレクトロルミネッセンス素子からなる複数の発光素子と、
前記センサ基板上の前記複数の発光素子による第1のインデックス格子が形成されていない領域に搭載されて前記複数の発光素子からスケール格子に照射され前記スケール格子から反射された光を受光すると共に、所定のピッチで配列されてそれ自身が第2のインデックス格子を構成する複数の受光素子と
を備えてなる
ことを特徴とする光電式エンコーダ。 - 前記発光素子及び受光素子は、前記センサ基板の同一面上に搭載されていることを特徴とする請求項1記載の光電式エンコーダ。
- 前記センサ基板は、透明基板であり、
前記発光素子及び受光素子は、前記透明基板の前記スケールと反対側の面に透明電極を介して搭載されている
ことを特徴とする請求項1又は2記載の光電式エンコーダ。
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