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JP4870465B2 - 車両用シートバックのロック構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シートバックのロック構造に関する。
従来、車体側に設けたストライカにシートバック側に設けたロック機構(ロックカム)を係合させて、シートバックを車体側にロックするとともに、前記ロック機構(ロックカム)に連結ロッド(レリーズロッド)を介して連結したロック解除ノブ(レリーズノブ)のプッシュ操作で、ロック機構(ロックカム)の係合を解除して、シートバックをアンロックするようにした車両用シートバックのロック構造がある(特許文献1参照)。
前記連結ロッドは、強度維持のために金属製であり、連結ロッドの端部の雄ねじにロック解除ノブの雌ねじをねじ込むことで、連結ロッドにロック解除ノブを連結するようになっているが、連結ロッドにロック解除ノブをねじ込む作業が必要であるから、組み付け工数が増加するとともに、ねじ込み量でロック解除ノブの高さが異なってくるから、ねじ込み量の管理も必要であった。
そこで、図14(a)に示すように、シートバック30の上部に固定したベゼル31にロック解除ノブ32を上下動可能に嵌合させて、連結ロッド33の上端部33aにロック解除ノブ32の圧入穴32aを圧入することで、連結ロッド33にロック解除ノブ32を連結することが考えられる。
特開平8−192668号公報
しかしながら、連結ロッド33の端部33aにロック解除ノブ32の圧入穴32aを圧入する組み付け時に、図14(b)に示すように、連結ロッド33が下がらないように当て止める当て止め部34を必要とするが、ロック解除ノブ32の圧入力で連結ロッド33に圧縮荷重が作用して、合成樹脂製の連結ロッド33では変形しやすいことで、ロック解除ノブ32の圧入ができないおそれがあることから、高価で重量のある鉄製の連結ロッド33を使用しなければならないという問題があった。
本発明は、前記諸問題を解消するためになされたもので、安価で軽量の合成樹脂製の連結ロッドにロック解除ノブを確実に連結できるように工夫した車両用シートバックのロック構造を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本発明の第1の手段は、車体側に設けたストライカにシートバック側に設けたロック機構を係合させて、シートバックを車体側にロックするとともに、前記ロック機構に連結ロッドを介して連結したロック解除ノブのプッシュ操作で、ロック機構の係合を解除して、シートバックをアンロックするようにした車両用シートバックのロック構造であって、前記連結ロッドを合成樹脂で成形し、前記ロック解除ノブを連結する端部に、第1係止突起を形成するとともに、ロック解除ノブに、前記シートバックに固定したベゼルの貫通穴に上下動可能に嵌合する下筒部を形成し、この下筒部に、連結ロッドの端部を差し込み可能な差し込み穴と、第1係止突起を挿通させるスリットとを形成して、ベゼルの貫通穴は、連結ロッドの第1係止突起を貫通可能な最小の内径に設定して構成し、組み付け時に、連結ロッドの端部とともに第1係止突起をベゼルの貫通穴に貫通させた後、連結ロッドの端部にロック解除ノブの下筒部の差し込み穴を差し込む際に、第1係止突起をベゼルの貫通穴の内縁部で当て止めた状態で、第1係止突起をスリットに挿通させ、端部を差し込み穴に圧入させながら下筒部を貫通穴に差し込むようにしたことを特徴とする車両用シートバックのロック構造を提供するものである。
本発明の第2の手段は、車体側に設けたストライカにシートバック側に設けたロック機構を係合させて、シートバックを車体側にロックするとともに、前記ロック機構に連結ロッドを介して連結したロック解除ノブのプッシュ操作で、ロック機構の係合を解除して、シートバックをアンロックするようにした車両用シートバックのロック構造であって、前記連結ロッドを合成樹脂で成形し、前記ロック解除ノブを連結する端部に、第1係止突起と第2係止突起とを形成するとともに、ロック解除ノブに、前記シートバックに固定したベゼルの貫通穴に上下動可能に嵌合する下筒部を形成し、この下筒部に、連結ロッドの端部を差し込み可能な差し込み穴と、第1係止突起を挿通させるスリットと、第2係止突起を係止する係止穴とを形成して、ベゼルの貫通穴は、連結ロッドの第1係止突起と第2係止突起とを貫通可能な最小の内径に設定して構成し、組み付け時に、連結ロッドの端部とともに第1係止突起と第2係止突起とをベゼルの貫通穴に貫通させた後、連結ロッドの端部にロック解除ノブの下筒部の差し込み穴を差し込む際に、第1係止突起をベゼルの貫通穴の内縁部で当て止めた状態で、第1係止突起をスリットに挿通させ、第2係止突起を差し込み穴に圧入させながら下筒部を貫通穴に差し込んで、差し込み完了時に係止穴で第2係止突起を係止するようにしたことを特徴とする車両用シートバックのロック構造を提供するものである。
本発明の第1の手段によれば、合成樹脂製の連結ロッドの端部とともに第1係止突起をベゼルの貫通穴に貫通させ、その後、連結ロッドの端部にロック解除ノブの下筒部の差し込み穴を差し込む際に、第1係止突起をベゼルの貫通穴の内縁部で当て止めた状態で、第1係止突起をスリットに挿通させ、端部を差し込み穴に圧入させながら下筒部を貫通穴に差し込むことができる。
したがって、組み付け時に、連結ロッドが下がらないように当て止めるのは、連結ロッドの第1係止突起を当て止めるベゼルの貫通穴の内縁部であるから、ロック解除ノブの圧入力で連結ロッドに圧縮荷重が作用しても、合成樹脂製の連結ロッドは変形しないので、ロック解除ノブの圧入がスムーズに行えて、安価で軽量の合成樹脂製の連結ロッドにロック解除ノブを確実に連結できるので、高価で重量のある鉄製の連結ロッドを使用する必要が無くなる。
また、ロック解除ノブの下筒部をベゼルの貫通穴に差し込むことで、貫通穴と連結ロッドの端部との間の隙間が狭まるので、連結ロッドの第1係止突起がベゼルの貫通穴の内縁部で係止されて、連結ロッドの端部がロック解除ノブの差し込み穴から抜け外れるおそれがなくなる。
本発明の第2の手段によれば、合成樹脂製の連結ロッドの端部とともに第1係止突起と第2係止突起とをベゼルの貫通穴に貫通させ、その後、連結ロッドの端部にロック解除ノブの下筒部の差し込み穴を差し込む際に、第1係止突起をベゼルの貫通穴の内縁部で当て止めた状態で、第1係止突起をスリットに挿通させ、第2係止突起を差し込み穴に圧入させながら下筒部を貫通穴に差し込んで、差し込み完了時に係止穴で第2係止突起を係止することができる。
したがって、本発明の第1の手段の効果に加えて、差し込み完了時にロック解除ノブの係止穴で連結ロッドの第2係止突起を係止するから、連結ロッドにロック解除ノブを抜けないように確実に連結できるようになる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1(a)(b)に示すように、車両用のリアシート1のシートバック2A,2Bは、例えば6:4に分割されて、各シートバック2A,2Bは、それぞれシートクッション3に対して前倒可能にヒンジ部材(具体的に図示せず。)で結合されている。
各シートバック2A,2Bは、図1(b)の起立位置では、車体側に設けたブラケット4のU字状ストライカ5に、各シートバック2A,2Bの内部に設けたロック(キャッチ)機構6〔図2(a)(b)参照〕を係合させて、各シートバック2A,2Bを起立位置で車体側にロックするようになっている。なお、図1(a)において、2aは、表皮(トリム)に形成したスリットで、このスリット2aからストライカ5が各シートバック2A,2Bの内部に入り込むようになる。
このロック状態から各シートバック2A,2Bの肩部に設けたロック解除ノブ7の手操作(プッシュ操作)で、ロック機構6の係合を解除して、各シートバック2A,2Bをアンロックすることで、各シートバック2A,2Bを前倒(矢印F参照)させることができる。
図1(a)では、左側のシートバック2Aのみを前倒させている。このように、各シートバック2A,2Bの少なくとも一側を前倒させることで、リアシート1の後方の荷室スペースを拡大することができる。
図1(a)(b)では、各シートバック2A,2Bが表皮(トリム)で被覆されているが、図2以下では、表皮や化粧カバー等の図示を省略するとともに、左側のシートバック2Aのみを図示して、右側のシートバック2Bの図示を省略している。
前記ロック機構6は、図3(a)(b)および図4(a)(b)に示すように、シートバック2Aのバックフレーム10の左肩部分に固定したブラケット11の外側部に取付けられている。
このロック機構6は、ストライカ5を係合する係合溝12aを有するフォーク12と、フォーク12を係合位置に係止するクローレバー13とで構成されている。フォーク12は、支軸14で回動可能に支持されるとともに、クローレバー13は、支軸15で回動可能に支持されて、フォーク12とクローレバー13との間には、スプリング16が張設されている。
そして、図1(a)のように前倒されたシートバック2Aを、図1(b)のように後傾(矢印B参照)させる時に、図4(b)のように車体側のストライカ5をフォーク12の係合溝12aに係合させると(矢印d参照)、ストライカ5で押されながらフォーク12がスプリング16の付勢力に抗して右回り(矢印e参照)に回動されて、図4(a)のように、フォーク12のロック部12bがクローレバー13のロック部13aに落ち込むことで、クローレバー13によりフォーク12がストライカ5の係合位置に係止されるようになる。これにより、シートバック2Aは、図1(b)の起立位置で車体側にロックされることになる。
この状態から、図4(a)のように、クローレバー13をスプリング16の付勢力に抗して左回り(矢印f参照)に回動操作すると、クローレバー13のロック部13aがフォーク12のロック部12bから外れることで、フォーク12はスプリング16の付勢力で左回り(矢印g参照)に回動されて、ストライカ5の係合を解除するようになる〔図4(b)参照〕。これにより、シートバック2Aがアンロックされて、シートバック2Aを図1(a)の前倒位置に前倒させることができる。
バックフレーム10の左肩部分に固定したブラケット11の上部の差し込み穴11aには、図6および図9、図10に示すように、シートバック2Aの表皮の外部にフランジ部19aが臨む四角筒形状のベゼル19の下筒部19bが上方から差し込まれて、左右位置の係止突起19cが差し込み穴11aの下面で係止されることで、ベゼル19がブラケット11に固定されるようになる。
ロック解除ノブ7には、図11に示すように、ベゼル19内に嵌り込むプッシュ操作部7cと、ベゼル19の貫通穴19dに上下動可能に嵌合する下筒部7dとが形成されている。
図12に示すように、ロック解除ノブ7とクローレバー13とを連結する合成樹脂製(例えば、POM、PAC)の連結ロッド20が設けられ、この連結ロッド20の上向き上端部(他端部)20aに大型の第1係止突起20fと、左右一対の小型の第2係止突起20bとが一体形成されている。
そして、前記ロック解除ノブ7の下筒部7dには、連結ロッド20の上端部20aを差し込み可能な差し込み穴7aが形成されるとともに、連結ロッド20の第1係止突起20fを挿通させるスリット7eと、第2係止突起20bを係止する係止穴7bとが形成されている。
また、ベゼル19の貫通穴19dは、連結ロッド20の第1係止突起20fと第2係止突起20bとを貫通可能な最小の内径D〔図9(a)参照〕に設定されている。
連結ロッド20の横向き下端部(一端部)20cには、前記クローレバー13の先端側に形成した連結穴(穴部)13bに、側方から回動可能に差し込まれる差し込み軸部20dが形成されるとともに、差し込み軸部20dをクローレバー13の連結穴13bに内側方から差し込んだ時に、撓みながらクローレバー13の外側面に係止して、連結ロッド20を反差し込み方向に抜け止めする爪部20eが一体形成されている。
クローレバー13の先端側の周縁部には、連結穴13bの中心点を半径とする円弧部13cと、この円弧部13cに連続する平面部(周縁部)13dとが形成されて、連結ロッド20の爪部20eは、円弧部13cに沿って回動可能であるが、平面部13dに当接した時に、連結ロッド20の回動が規制されるようになる。すなわち、図5に示すように、連結ロッド20は、爪部20eが平面部13dに当接してA方向(前方)の回動が規制されるようになる。仮に爪部20eが無ければ、二点鎖線hで示すように、A方向に大きく回動するようになる。
ロック機構6は、バックフレーム10のブラケット11に予め取付けられていて、ロック機構6に連結ロッド20を組み付けるには、図6(a)(b)を参照すれば、バックフレーム10の前方から、先ず、連結ロッド20の上端部20aをブラケット11の差し込み穴11aに下方から差し込み、この状態で、連結ロッド20の下端部20cの差し込み軸部20dをロック機構6のクローレバー13の連結穴13bに内側方から差し込むと〔図7(a)と図8(a)の矢印i参照〕、下端部20cの爪部20eが撓みながらクローレバー13の外側面に係止されて、連結ロッド20が反差し込み方向に抜け止めされるようになる。
その後、ブラケット11の差し込み穴11aに連結ロッド20の上端部20aを遊嵌させた後に、ベゼル19の貫通穴19dに連結ロッド20の上端部20aを貫通させながら、ブラケット11の差し込み穴11aにベゼル19を上方から差し込み固定し、最後に、ベゼル19の貫通穴19dにロック解除ノブ7の下筒部7dを上方から差し込むことで〔図7(b)と図8(b)の矢印j参照〕、ロック解除ノブ7の差し込み穴7aに連結ロッド20の上端部20aが差し込まれながら、係止穴7bが第2係止突起20bで係止されることで(この差し込みと係止については後で詳細に説明する。)、連結ロッド20にロック解除ノブ7が固定されるようになる。ロック解除ノブ7は、ベゼル19内で上下動可能に嵌合されることになる。
そして、ロック解除ノブ7を手操作(プッシュ操作)すると、連結ロッド20を介してクローレバー13がスプリング16の付勢力に抗して左回り〔図4(a)の矢印f参照〕に回動操作されて、クローレバー13のロック部13aがフォーク12のロック部12bから外れることで、フォーク12がスプリング16の付勢力で左回り〔図4(a)の矢印g参照〕に回動されて、ストライカ5の係合を解除するようになる〔図4(b)参照〕ので、シートバック2Aがアンロックされて、シートバック2Aを図1(a)の前倒位置に前倒させることができる。
ここで、ブラケット11の差し込み穴11aに連結ロッド20の上端部20aを遊嵌させた後に、ベゼル19の貫通穴19dに連結ロッド20の上端部20aを貫通させる際には、図13(a)のように、ベゼル19の貫通穴19dは、連結ロッド20の第1係止突起20fと第2係止突起20bとを貫通可能な最小の内径Dに設定しているので、貫通作業に支障は無い。
そして、図13(a)〜(b)のように、ベゼル19の貫通穴19dにロック解除ノブ7の下筒部7dを上方から差し込む際には、先ず、ロック解除ノブ7の差し込み穴7aを連結ロッド20の上端部20aに差し込むことになるが、このときには、連結ロッド20の第1係止突起20fがロック解除ノブ7のスリット7eの下端部分に僅かに挿通した状態で、連結ロッド20の第2係止突起20bにロック解除ノブ7の下筒部7dの下端部が当接する。
この状態で、ロック解除ノブ7をさらに下方へ押し下げると、図13(c)のように、ロック解除ノブ7の下筒部7dの下端部で第2係止突起20bとともに連結ロッド20が押し下げられて、第1係止突起20fがベゼル19の貫通穴19dの内縁部で当て止められるようになる。
この状態で、ロック解除ノブ7をさらに下方へ押し下げると、図13(d)のように、ベゼル19の貫通穴19dの内縁部で当て止められた第1係止突起20fがスリット7eに挿通され、第2係止突起20bが差し込み穴7aに圧入されながら下筒部7dが貫通穴19dに差し込まれて、差し込み完了時に下筒部7dの係止穴7bが第2係止突起20bで係止されることで、連結ロッド20にロック解除ノブ7が固定されるようになる。
前記のような車両用シートバックのロック構造であれば、合成樹脂製の連結ロッド20の上端部20aとともに第1係止突起20fと第2係止突起20bとをベゼル19の貫通穴19dに貫通させ、その後、連結ロッド20の上端部20aにロック解除ノブ7の下筒部7dの差し込み穴7aを差し込む際に、第1係止突起20fをベゼル19の貫通穴19dの内縁部で当て止めた状態で、第1係止突起20fをスリット7eに挿通させ、第2係止突起20bを差し込み穴7aに圧入させながら下筒部7dを貫通穴19dに差し込んで、差し込み完了時に係止穴7bで第2係止突起20bを係止することができる。
したがって、組み付け時に、連結ロッド20が下がらないように当て止めるのは、連結ロッド20の第1係止突起20fを当て止めるベゼル19の貫通穴19dの内縁部であるから、ロック解除ノブ7の圧入力で連結ロッド20に圧縮荷重が作用しても、合成樹脂製の連結ロッド20は変形しないので、ロック解除ノブ7の圧入がスムーズに行えて、安価で軽量の合成樹脂製の連結ロッド20にロック解除ノブ7を確実に連結できるので、高価で重量のある鉄製の連結ロッドを使用する必要が無くなる。
また、ロック解除ノブ7の下筒部7dをベゼル19の貫通穴19dに差し込むことで、貫通穴19dと連結ロッド20の上端部20aとの間の隙間が狭まるので〔図13(d)参照〕、連結ロッド20の第1係止突起20fがベゼル19の貫通穴19dの内縁部で係止されて、連結ロッド20の上端部20aがロック解除ノブ7の差し込み穴7aから抜け外れるおそれがなくなる。
さらに、差し込み完了時にロック解除ノブ7の係止穴7bで連結ロッド20の第2係止突起20bを係止するから、連結ロッド20にロック解除ノブ7を抜けないように確実に連結できるようになる。
前記実施形態では、ロック解除ノブ7の係止穴7bで連結ロッド20の第2係止突起20bを係止するものであったが、ロック解除ノブ7の差し込み穴7aに連結ロッド20の上端部20aを直接圧入するようにすれば、係止穴7bと第2係止突起20bとを省略することが可能である。
前記実施形態のロック機構6は、シートバック2Aを起立位置にロックするものであったが、前倒位置にロックする構成であっても良い。
前記実施形態のロック機構6は、連結ロッド20でクローレバー13を操作してフォーク12を解除操作するタイプであったが、特許文献1のように、レリーズロッド(連結ロッド)でロックカムを直接解除操作するタイプにも適用することができる。
本発明の実施形態に係る車両用シートであり、(a)はシートバックの前倒位置の斜視図、(b)はシートバックの起立位置の斜視図である。 (a)は図1(b)の要部拡大図、(b)は(a)を左側から見た斜視図である。 (a)はロック機構の斜視図、(b)は(a)の要部拡大正面図である。 ロック機構であり、(a)はロック時の正面図、(b)はアンロック時の正面図である。 連結ロッドとロック機構の正面図である。 (a)(b)は、連結ロッドとベゼルとロック解除ノブの分解斜視図である。 連結ロッドとクローレバーとロック解除ノブであり、(a)は分解側面図、(b)は分解正面図である。 連結ロッドとクローレバーとロック解除ノブであり、(a)は組立側面図、(b)は組立正面図である。 ベゼルであり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 ベゼルであり、(a)は斜視図、(b)は図9(a)のA−A線端面図、(c)は図9(b)のB−B線端面図である。 ロック解除ノブであり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は斜視図、(d)は(a)のC−C線端面図である。 連結ロッドであり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は要部斜視図である。 (a)〜(d)は、連結ロッドにロック解除ノブを差し込んで固定する手順の側面断面図である。 従来技術であり、(a)は連結ロッドにロック解除ノブを差し込んで固定した側面断面図、(b)は連結ロッドにロック解除ノブを差し込んで固定する手順の側面断面図である。
符号の説明
1 リアシート
2A シートバック
5 ストライカ
6 ロック機構
7 ロック解除ノブ
7a 差し込み穴
7b 係止穴
7d 下筒部
7e スリット
19 ベゼル
19e 貫通穴
20 連結ロッド
20a 上端部(端部)
20b 第2係止突起
20f 第1係止突起

Claims (2)

  1. 車体側に設けたストライカにシートバック側に設けたロック機構を係合させて、シートバックを車体側にロックするとともに、前記ロック機構に連結ロッドを介して連結したロック解除ノブのプッシュ操作で、ロック機構の係合を解除して、シートバックをアンロックするようにした車両用シートバックのロック構造であって、
    前記連結ロッドを合成樹脂で成形し、前記ロック解除ノブを連結する端部に、第1係止突起を形成するとともに、ロック解除ノブに、前記シートバックに固定したベゼルの貫通穴に上下動可能に嵌合する下筒部を形成し、この下筒部に、連結ロッドの端部を差し込み可能な差し込み穴と、第1係止突起を挿通させるスリットとを形成して、ベゼルの貫通穴は、連結ロッドの第1係止突起を貫通可能な最小の内径に設定して構成し、組み付け時に、連結ロッドの端部とともに第1係止突起をベゼルの貫通穴に貫通させた後、連結ロッドの端部にロック解除ノブの下筒部の差し込み穴を差し込む際に、第1係止突起をベゼルの貫通穴の内縁部で当て止めた状態で、第1係止突起をスリットに挿通させ、端部を差し込み穴に圧入させながら下筒部を貫通穴に差し込むようにしたことを特徴とする車両用シートバックのロック構造。
  2. 車体側に設けたストライカにシートバック側に設けたロック機構を係合させて、シートバックを車体側にロックするとともに、前記ロック機構に連結ロッドを介して連結したロック解除ノブのプッシュ操作で、ロック機構の係合を解除して、シートバックをアンロックするようにした車両用シートバックのロック構造であって、
    前記連結ロッドを合成樹脂で成形し、前記ロック解除ノブを連結する端部に、第1係止突起と第2係止突起とを形成するとともに、ロック解除ノブに、前記シートバックに固定したベゼルの貫通穴に上下動可能に嵌合する下筒部を形成し、この下筒部に、連結ロッドの端部を差し込み可能な差し込み穴と、第1係止突起を挿通させるスリットと、第2係止突起を係止する係止穴とを形成して、ベゼルの貫通穴は、連結ロッドの第1係止突起と第2係止突起とを貫通可能な最小の内径に設定して構成し、組み付け時に、連結ロッドの端部とともに第1係止突起と第2係止突起とをベゼルの貫通穴に貫通させた後、連結ロッドの端部にロック解除ノブの下筒部の差し込み穴を差し込む際に、第1係止突起をベゼルの貫通穴の内縁部で当て止めた状態で、第1係止突起をスリットに挿通させ、第2係止突起を差し込み穴に圧入させながら下筒部を貫通穴に差し込んで、差し込み完了時に係止穴で第2係止突起を係止するようにしたことを特徴とする車両用シートバックのロック構造。
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