JP4865668B2 - 電磁誘導加熱調理器 - Google Patents
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Description
また、一対の電磁誘導加熱装置に挾まれて調理器本体の中央に魚焼きなどに使用するグリル(以下、「ロースター」と称す)を配置して、ロースターを挟んで略対称に、それぞれ左右の電磁誘導加熱装置と、該左右の電磁誘導加熱装置のそれぞれに高周波電流を供給するための左右の制御装置(インバータ回路)と、該左右の制御装置をそれぞれ冷却するための左右の冷却ファンと、左右の吸気口と、左右の排気口と、を配置して、左右の冷却バランスを取った発明が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、特許文献1に開示された発明は、制御装置を冷却して暖まった空気によって電磁誘導加熱装置が冷却されるため、電磁誘導加熱装置の冷却が十分でなくなるという問題があった。
該天板の直下に配置される誘導加熱コイルと、
該誘導加熱コイルに高周波電流を供給する加熱用インバータ回路部と、
前記誘導加熱コイルを冷却する上冷却手段と、
前記加熱用インバータ回路部を冷却する下冷却手段と、
上面が前記天板であって、内部に、前記誘導加熱コイル、前記加熱用インバータ回路部、前記上冷却手段、および前記下冷却手段を収納する調理器本体と、を有し、
前記上冷却手段が、前記誘導加熱コイルに連通する上冷却ダクトと、該上冷却ダクトに外気を吸引する上送風ファンと、複数の孔が形成された上風路調整板とを具備し、
前記下冷却手段が、前記加熱用インバータ回路部を収容する下冷却ダクトと、該下冷却ダクトに外気を吸引する下送風ファンを具備し、
前記上冷却手段と前記下冷却手段とがそれぞれ独立し、
前記誘導加熱コイルに高周波電流を供給するための電圧を高める昇圧電源回路を有し、
該昇圧電源回路が前記下冷却ダクトに収容され、
前記調理器本体の前面に吸気開口部と、前記天板の後面寄りに排気開口部と、がそれぞれ形成され、
前記上冷却ダクトにおいて前記吸気開口部から吸引された外気は、前記誘導加熱コイルに向かう上面方向の風流れとなって、前記上風路調整板に形成された複数の孔から前記誘導加熱コイルに向かって噴出し、
前記下冷却ダクトにおいて前記吸気開口部から前記加熱用インバータ回路部に向かう後面方向の風流れが形成され、
前記吸気開口部の近傍に前記下送風ファンが配置され、且つ、前記下送風ファンの直上に前記上送風ファンが配置され、
前記加熱用インバータ回路部および前記昇圧電源回路が、共通のケーシングに支持され、該ケーシングが前記下冷却ダクトの一部または全部を形成することを特徴とするものである。
なお、本発明において、外気とは熱交換する前の室温(低温)の空気を指し、空気とは熱交換した後の暖められた空気を指しているが、厳密に使い分けているものではない。
図1〜図7は、本発明の実施の形態1に係る電磁誘導加熱調理器を模式的に説明する斜視図であって、図1は斜め上から正面を見た外観図、図2は内部の構成を示す分解図、図3は天板とロースターを外し電磁誘導加熱調理器の内部を見えるようにした透視図、図4はファンユニットと誘導加熱コイル部のみを表示した構成部材図、図5の(a)は側面視の断面図、図5の(b)は平面視の断面図、図6は右側のファンユニットと加熱用インバータ回路部を示す構成部材図、図7は右側のファンユニットを分解して示す構成部材図である。
なお、各図において同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。また、共通する内容については部材名称の添え字「左、右」や符号の添え字「a、b」の記載を省略して説明することがある。
図1〜図5において、電磁誘導加熱調理器(以下、「加熱調理器」と称す)100はシステムキッチンのキャビネット(図示しない)に組み込んで使用する構成のものである。加熱調理器100の調理器本体10の上面には、被加熱調理器具である鍋など(以下、「調理容器」と称す)が載置される天板11が設置され、天板11に並行して設置された中位平面15の上には、左手前に出力定格が3kWである左誘導加熱コイル12a、右手前に出力定格が2kWである右誘導加熱コイル12bと、中央奥に1.5kWの中央誘導加熱コイル13と、がそれぞれ置かれている。
また、調理器本体10の前面中央にロースター14の前面扉と、前面左側には左誘導加熱コイル12aの左火力操作つまみ15a、前面右側には右誘導加熱コイル12bの右火力操作つまみ15bがそれぞれ配置され、ロースター14、左火力操作部(図示しない)および右火力操作部(図示しない)が、それぞれ調理器本体外郭16の中に納められている。
調理器本体外郭16内のロースター14の左側には左ケーシング23aが設置され、左ケーシング23aに、左誘導加熱コイル12aを駆動制御する左加熱用インバータ回路部17aが固定され、同様に、調理器本体外郭16内のロースター14の右側には右ケーシング23bが設置され、右ケーシング23bに、右誘導加熱コイル12bを駆動制御する右加熱用インバータ回路部17bが固定されている。
また、中央誘導加熱コイル13の下部の中位平面15上で後面寄り且つ右側面寄りに、中央誘導加熱コイル13を駆動制御する中央加熱用インバータ回路部18が配置されている。
このように、ロースター14を左右方向の中央に配置することで、左右対称のデザインを可能にして、使用者が右利きであっても左利きであっても、それに関係なく使い易くなっている。さらに、左誘導加熱コイル12aの直近(直下に相当する位置)に左用の左加熱用インバータ回路部17aを、右誘導加熱コイル12bの直近(直下に相当する位置)に右用の右加熱用インバータ回路部17bを、それぞれ配置することで配線を短くすませ、配線にノイズが乗ることを難くし、機器の信頼性を上げることができる構成になっている。
さらに、調理器本体10の左側には左ファンユニットが配置されている。左ファンユニットは、上下二段構成である。すなわち、調理器本体10の前面左側に形成された左吸気開口部20aの裏側に、左上送風ファン21au(駆動モータを含む)と、その直下に左下左送風ファン21as(駆動モータを含む)とが設置されている。
そして、左上送風ファン21auの送風口と左誘導加熱コイル12aの底部とを接続して風路を形成する左上冷却ダクト(左コイル冷却ダクトに同じ)22aが設けられている。
一方、左下送風ファン21asの送風口には左ケーシング23aが接続されている。左ケーシング23aは、左加熱用インバータ回路部17aを保持し、左加熱用インバータ回路部17aを冷却するための風路を形成する左下冷却ダクト(左インバータ回路部冷却ダクトに同じ)として機能している。
同様に、調理器本体10の右側には右ファンユニットが配置されている。右ファンユニットは、上下二段構成である。すなわち、調理器本体10の前面右側に形成された右吸気開口部20bの裏側に、右上送風ファン21bu(駆動モータを含む)と、その直下に右下送風ファン21bs(駆動モータを含む)とが設置されている。
そして、右上送風ファン21buの送風口と右誘導加熱コイル12bの底部とを接続して風路を形成する右上冷却ダクト(左コイル冷却ダクトに同じ)22bが設けられている。
一方、右下送風ファン21bsの送風口には右ケーシング23bが接続されている。右ケーシング23aは、右加熱用インバータ回路部17bを保持し、右加熱用インバータ回路部17bを冷却するための風路を形成する左下冷却ダクト(左インバータ回路部冷却ダクトに同じ)として機能している。
すなわち、ロースター14を挟んで、左ファンユニットと右ファンユニットとが配置され、それぞれ略上面に向かって風を流す左上冷却ダクト22aおよび右上冷却ダクト22bと、略後面に向かって風を流す左ケーシング23aおよび右ケーシング23b(左下冷却ダクトおよび右下冷却ダクトに相当する)とが配置されている。
さらに、アルミ鍋に代表される非鉄金属によって製造された調理容器(鍋等)を加熱する際に必要となる多数のコンデンサーとコイルとからなる昇圧電源回路が調理器本体外殻16に収納されている。すなわち、左誘導加熱コイル12aのための左昇圧電源回路31aが、左誘導加熱コイル12aの後方で中央誘導加熱コイル13の左側に配置されている。このとき、左昇圧電源回路31aは左加熱用インバータ回路部17aの直近に位置しているから、左昇圧電源回路31aは左加熱用インバータ回路部17aと最短距離で接続されている。
また、右誘導加熱コイル12bのための右昇圧電源回路31bが、左ケーシング23a内の後方寄りに配置されている。このとき、右昇圧電源回路31bは、右ケーシング23b内で右加熱用インバータ回路部17bと並んで配置されているから、右昇圧電源回路31bは右加熱用インバータ回路部17bと最短距離で接続されている。
また、図示しない送風ファンの駆動モータ、操作部の液晶表示器、LED表示器の点燈、並びにIC類の駆動に使用する複数の電圧を作る直流電源回路33が、右ケーシング23b内で右昇圧電源回路31bと並んで配置されているから、結果として直流電源回路33は右加熱用インバータ回路部17bと最短距離で接続されたことになる。
図6および図7において、右ファンユニットは前記のように、右上冷却ダクト(右コイル冷却ダクトに同じ)22bが右上送風ファン21buに連結されている。そして、右上冷却ダクト22bには、右誘導加熱コイル12bに並行して配置され、右誘導加熱コイル12bを保持する右コイルベース25bと、右コイルベース25bを天板11に密着する方向へ付勢して支持する右スプリング26b(図6では3本のうち2本が見えている)が設置されている。
なお、右ファンユニット(右上冷却ダクト22b等)は左ファンユニット(左上冷却ダクト22a等)と同様の構造であるため、説明を省略する。
次に電磁誘導加熱調理器の動作について簡単に説明する。図示しない商用電源からの電源供給により各回路部へ電力が供給され、使用者が調理のために調理容器(鍋等)を加熱するための加熱内容を、左火力操作つまみ15a又は/及び右火力操作つまみ15bを操作して、入力すると、左昇圧電源回路31a又は/及び右昇圧電源回路31b、および左加熱用インバータ回路部17a又は/及び右加熱用インバータ回路部17bへ給電され、左誘導加熱コイル12a又は/及び右誘導加熱コイル12bへ高周波電流が供給される。
このとき、左誘導加熱コイル12a自身も発熱し、左加熱用インバータ回路部17aもスイッチング損失などにより発熱を起こす。したがって、この発熱は調理器本体10の内部で発するため、冷却や排熱を行う必要がある。なお、右誘導加熱コイル12bに電流が流れる場合も同様である。
次に、冷却動作について説明する。
図8〜図11は、本発明の実施の形態1に係る電磁誘導加熱調理器の冷却動作における空気の流れを模式的に示すものであって、図8は右ファンユニットの風流れを模式的に示す斜視図、図9は調理器本体の下面に近い範囲の風流れを模式的に示す斜視図、図10は調理器本体の上面に近い範囲の風流れを模式的に示す平面図、図11の(a)および(b)は両側面に沿った風流れを模式的に示す側面視の断面図である。
このとき、風流れW22bは上面方向に向かい、右上風路調整板24bに形成された複数の孔から上面方向の噴出する多状の風流れW24bになる。
一方、右ファンユニットの調理器本体10の下面に近い範囲では、右ケーシング(右インバータ回路部冷却ダクトに同じ)23bに流入する風流れW17bは、調理器本体1の後面に近づいた所で、左方向(調理器本体1の中央方向に同じ)に折れ曲がり風流れW31bになると共に、一部は分岐して、中央加熱用インバータ回路部18に向かう風流れW18になっている。なお、中央加熱用インバータ回路部18は中位平面15の上に配置されているから、風流れW18は、一旦上面方向に流れた後、左方向(調理器本体10の中央方向)に向かっている。
図8〜図10において、左上送風ファン21auに電源が供給されると、左上送風ファン21auが回転し、左吸気開口部20aから外気が吸引され、上方に向かう風流れW22aとなって左上冷却ダクト22aに案内されて広がり、左上風路調整板24aに形成された複数の孔から、左誘導加熱コイル12aに向かって噴出する(正確には、左コイルベース25aに形成された開口部を通過している)風流れW24aとなる。そして、左誘導加熱コイル12aに向かって噴出した外気(風流れW24a)であって、熱交換によって温められた空気は、調理器本体10内に流入して、中央誘導加熱コイル13を通過して排気開口部40に至る略水平方向の風流れW12aとなり、調理器本体10の外部へ排出される。
すなわち、当該一連の風流れは、調理器本体10の前面近くで略上面方向に向き、調理器本体10の上面の近くでは略水平方向である。
図8〜図10において、左下送風ファン21asに電源が供給されると、左下送風ファン21asが回転し、左吸気開口部20aから外気が吸引され、後方に向かう風流れW17bとなって左加熱用インバータ回路部17aを冷却する。その後、上面方向および右側面方向(調理器本体10の中央方向に同じ)に向かう風流れW31aとなって、左昇圧電源回路31aを冷却する。そして、その後、天板11の後面寄りに設けられた排気開口部40に至り、調理器本体10の外部に排出される。
すなわち、当該一連の風流れは、調理器本体10の下面に近い範囲で直線状で、調理器本体10の後面の近くで上方に向きを変えている。
図8〜図10において、右上送風ファン21buに電源が供給されると、右上送風ファン21buが回転し、右吸気開口部20bから外気が吸引され、上方に向かう風流れW22bとなって右上冷却ガイド22bに案内されて広がり、右上風路調整板24bに形成された複数の孔から、右誘導加熱コイル12bに向かって噴出する(正確には、右コイルベース25bに形成された開口部を通過している)風流れW24bとなる。そして、右誘導加熱コイル12bに向かって噴出した外気(風流れW24b)であって、熱交換によって温められた空気は、調理器本体10内に流入して、中央誘導加熱コイル13や中央加熱用インバータ回路部18を通過して排気開口部40に至る略水平方向の風流れW12bとなり、調理器本体10の外部へ排出される。
すなわち、当該一連の風流れは、調理器本体10の前面近くで略上面方向に向き、調理器本体10の上面の近くでは略水平方向である。
図8〜図10において、右下送風ファン21bsに電源が供給されると、右下送風ファン21bsが回転し、右吸気開口部20bから外気が吸引され、後方に向かう風流れW17bとなって右加熱用インバータ回路部17bを冷却する。その後、左側面方向(調理器本体10の中央方向に同じ)に向かう風流れW31bとなって、直流電源回路33および右昇圧電源回路31bを冷却する。そして、その後、上向きの風流れとなって天板11の後面寄りに設けられた排気開口部40に至り、調理器本体10の外部に排出される。
すなわち、当該風流れは概ね、調理器本体10の下面に近い範囲で略L字状であって、当該風流れの一部は分岐して、その途中および終端で上方に向きを変えている。
すなわち、左加熱用インバータ回路部17aなど他の冷却を先に行って温かくなった空気により、左誘導加熱コイル12aを冷却した場合に比べて冷却効率が高くなる効果がある。同様に、左誘導加熱コイル12aなど他の冷却を先に行って温かくなった空気により、左加熱用インバータ回路部17aを冷却した場合に比べて冷却効率が高くなる効果がある。
また、右誘導加熱コイル12bと右加熱用インバータ回路部17bとにおいても同様であるから、前記と同様の効果が得られる。
したがって、通常の鉄系の加熱回路に加えて、アルミなど非鉄金属から製造された調理容器を加熱するための左昇圧電源回路31aおよび右昇圧電源回路31bを備え、且つ、、ロースター14を中央に配置しているため、前記回路の設置スペースが少なくなるのにも拘わらず、前記風路構成によって、圧力損失の少ない風路を構築することができるから、調理器本体10を大きくすることなく確実な冷却が可能になっている。
以上の構成により、前方の吸気開口部20から順に、各被冷却部材を前方から後方へ向かって整然と配置し、最後方に排気開口部とした風路を構成したので、風向きを大きく変えることなく圧力損失を抑えることができる。よって、電磁誘導加熱調理器100はスペース効率の良い小型で低圧な軸流ファンを用いた冷却を可能にしている。
また、コイルベース25とコイル冷却ダクト22と送風ファン21とを、吸気開口部20の近くでコンパクトに構成したので圧力損失を最小にすることができ冷却性が良くなる。
なお、図3〜図5では、加熱用インバータ回路部17に外気を供給する左下送風ファン21asおよび右下送風ファン21bsとして、軸流ファンを軸方向に2個重ねた状態を示しているが、誘導加熱コイル12に外気を供給する左上送風ファン21auおよび右上送風ファン21buも同様に、複数個の軸流ファンを軸方向に重ねて配置し、冷却効率を高めることもできる。また、本発明は軸流ファンに限定するものではなく、ターボファンやシロッコファンなどの送風手段を使用してもよい。
以上のように、電磁誘導加熱調理器100は、風路構造及び回路構成をロースター14を挟んで左右で完全に独立して構成したので、左右の左誘導加熱コイル12a、12bのいずれか一方でしか調理を行わない場合は、調理を行う側の回路及び送風ファンのみを駆動制御するようにする。
さらに、中央誘導加熱コイル13のみを動作させる場合は、右側の右上送風ファン21buおよび右下送風ファン21bsを動作させることで、中央加熱用インバータ回路部18および直流電源回路33の冷却を行う。すなわち、この制御によって無駄な消費電力の発生を抑える事ができる。また、不要な送風ファンの動作がなくなるので騒音を低減することができる。
左加熱用インバータ回路部17aおよび右加熱用インバータ回路部17bを構成する各素子は、その高さが低いものを風上側に配置し(IPMなどICを前側に配置し)、風下に行くに従い背の高い素子(コンデンサーなどを後ろ側へ配置)になるよう順に配置している(図8参照)。このように背の低い順に配置することで、空気の流れをスムーズにすることができるため、圧力損失を低減して、送風ファン負荷を低減することができるから、省エネ効果が得られる。
以上、実施の形態1として、3口の電磁誘導加熱コイルとロースターとを具備する電磁誘導加熱調理器100を説明したが、本発明は、電磁誘導加熱コイルの数量やロースターの有無を限定するものではない。
Claims (2)
- 調理容器が載置される天板と、
該天板の直下に配置される誘導加熱コイルと、
該誘導加熱コイルに高周波電流を供給する加熱用インバータ回路部と、
前記誘導加熱コイルを冷却する上冷却手段と、
前記加熱用インバータ回路部を冷却する下冷却手段と、
上面が前記天板であって、内部に、前記誘導加熱コイル、前記加熱用インバータ回路部、前記上冷却手段、および前記下冷却手段を収納する調理器本体と、を有し、
前記上冷却手段が、前記誘導加熱コイルに連通する上冷却ダクトと、該上冷却ダクトに外気を吸引する上送風ファンと、複数の孔が形成された上風路調整板とを具備し、
前記下冷却手段が、前記加熱用インバータ回路部を収容する下冷却ダクトと、該下冷却ダクトに外気を吸引する下送風ファンを具備し、
前記上冷却手段と前記下冷却手段とがそれぞれ独立し、
前記誘導加熱コイルに高周波電流を供給するための電圧を高める昇圧電源回路を有し、
該昇圧電源回路が前記下冷却ダクトに収容され、
前記調理器本体の前面に吸気開口部と、前記天板の後面寄りに排気開口部と、がそれぞれ形成され、
前記上冷却ダクトにおいて前記吸気開口部から吸引された外気は、前記誘導加熱コイルに向かう上面方向の風流れとなって、前記上風路調整板に形成された複数の孔から前記誘導加熱コイルに向かって噴出し、
前記下冷却ダクトにおいて前記吸気開口部から前記加熱用インバータ回路部に向かう後面方向の風流れが形成され、
前記吸気開口部の近傍に前記下送風ファンが配置され、且つ、前記下送風ファンの直上に前記上送風ファンが配置され、
前記加熱用インバータ回路部および前記昇圧電源回路が、共通のケーシングに支持され、該ケーシングが前記下冷却ダクトの一部または全部を形成することを特徴とする電磁誘導加熱調理器。 - 前記加熱用インバータ回路部が、回路基板と、該回路基板の上に配置された複数の回路素子と、を有し、
該複数の回路素子のうち、高さの低い回路素子を風流れの上流側に配置することを特徴とする請求項1記載の電磁誘導加熱調理器。
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