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JP4861050B2 - 排紙装置及び画像形成装置 - Google Patents

排紙装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、画像形成後の用紙を積載する排紙装置及びこの排紙装置を備えた画像形成装置に関する。
原稿画像に応じた内容を用紙に転写する画像形成装置では、排紙スピードを高めるために、画像形成後に排紙される用紙を、その幅方向中心部が両側縁よりも上に位置する凸状のアーチ状に湾曲させて排紙装置に収容されるように排出している。画像形成装置の中でも、孔版印刷やオフセット印刷を行なう印刷装置では、積極的に用紙を湾曲させなくとも、インキに含まれる水分や版の表面に供給される湿し水が画像形成後の用紙の印刷面に転移することで、画像形成後の用紙の印刷面が水分の吸収によって膨潤して伸びて凸状のアーチ状に湾曲してしまう。
凸状のアーチ状に湾曲した画像形成後の用紙は、排紙装置の排紙台に向け落下する間で印刷面の裏面に空気を巻き込み易く、これによって空気の乱流が発生すると共に空気抵抗が大きく、排紙台上に載置されるまでの挙動が不安定となる。この結果、両側縁の向きが不整合となることや、載置位置に移動するまでに時間がかかることがあった。画像形成後の用紙自体の形状によって、移動する際の挙動が安定しない場合には、積載されている用紙の印刷面が未乾燥であると、その面のインクが次に積載される画像形成後の用紙によって擦られることになり、不良画像の原因となることやインクの裏写り等の弊害が発生する。
そこで、特許文献1では、このような凸状のアーチ状に湾曲した画像形成後の用紙の癖を矯正する目的で、排紙装置の排紙台に回動可能に支持された一対のサイドフェンスの下部に、用紙の幅方向両側縁を上向きに湾曲させる支持部材を固定して設け、この支持部材に画像形成後の用紙の幅方向両側縁を当接させて積載される用紙の形態を逆アーチ状に設定するものが提案されている。
特許文献2、3には、エンドフェンスを回動させることで、積載されて用紙を持ち上げる構成が記載されている。
特許第3688858号公報 特開平7−309507号公報 特開昭57−195062号公報
特許文献1においては、サイドフェンスが外側に回動するように構成されているが、サイドフェンスの間隔より長さが短い用紙を取り出すに際しては、排紙台の積載面と積載された用紙との間に隙問が無いため指が入らず積載用紙を容易に取り出すことは困難であり、さらなる改良の余地がある。
特許文献2,3では、エンドフェンスを倒すと排紙台に積載された用紙が持ち上がり、積載面と用紙との間に空間を形成することができるが、揃えた用紙が用紙排紙側(装置側)にずれてしまい、用紙取出時に揃えた用紙が乱れてしまい取り出し難くなる。
本発明は、排紙台に整合されて積載された用紙の乱れを抑えて容易に積載された用紙を取り出すことが可能な排紙装置と画像形成装置を提供することを目的としている。
上述した目的を達成するために、請求項1の発明では、排出される画像形成後の用紙を積載する排紙台と、排紙台上の用紙排出方向の下流側に配置され紙の先端が当接するエンドフェンスと、排紙台上の用紙排出方向と交差する排紙台幅方向にそれぞれ配置されたサイドフェンスと、排紙台に設けられ、少なくとも一方のサイドフェンスを起立状態と倒れ状態とを占めるように回動自在に支持する支持部材とを有し、支持部材に支持されたサイドフェンスの下部における用紙先端側に、サイドフェンスが排紙台外側方向に回動して倒れ状態を占めるときに用紙先端側の側縁を持ち上げる用紙持上げ部を、サイドフェンスと一体的に回動可能に設けことを特徴としている、
紙持上げ部は、用紙の側縁を上向きに湾曲させる傾斜面を有し、傾斜面が、用紙排出方向に向うに従いその面積が増大するように形成されていることを特徴としている。
請求項の発明では、請求項記載の排紙装置において、支持部材が、サイドフェンスが起立状態を占めているときの傾斜面と連続する案内面を有すること特徴としている。
請求項の発明では、請求項1または2記載の排紙装置において、サイドフェンスの回動中心から用紙持上げ部の下部先端までの距離よりも、サイドフェンスの回動中心から排紙台の積載面までの距離が長くなるように設定されていることを特徴としている。
請求項の発明では、用紙に画像を形成し、画像形成された用紙を排紙装置に排出する画像形成装置において、排紙装置が、請求項1ないしの何れか1項に記載の排紙装置であることを特徴としている。
発明によれば、支持部材に支持されたサイドフェンスの下部における用紙先端側に、サイドフェンスが排紙台外側方向に回動して倒れ状態を占めるときに用紙の先端側の側縁を持ち上げる用紙持上げ部を、サイドフェンスと一体的に回動可能に設けたので、サイドフェンスを回動させると、排紙台の積載面に積載された用紙が持ち上げられて積載面と用紙との間に空間が形成されるので、用紙を容易に取り出すことができる。また、サイドフェンスを回動させて用紙が持ち上がっても、もう一方のサイドフェンスとエンドフェンスに2次元方向に当接して、取り出す際の排紙揃えの悪化を防止することができる。用紙の先端側又は後端側が持ち上げるため、排紙揃えの悪化を最小限に抑えることができる。
発明によれば、用紙持上げ部が用紙の側縁を上向きに湾曲させる傾斜面を有するので、排紙台に用紙が積載されていると、用紙持上げ部にも用紙の積載重量が加わるので、サイドフェンスを起立状態に保持する力が加わり、サイドフェンスの用紙幅方向への広がりを抑えられ用紙揃えの乱れを防止することができる。
発明によれば、用紙排出方向に向うに従いその面積が増大するように傾斜面を形成したので、傾斜面の縁部が積載された用紙の側縁を横切るようになり、支持部材と用紙持上げ部との隙間への用紙の入り込みを防止することができるとともに、サイドフェンスを回動させた時に積載面と用紙との間に形成される空間がエンドフェンスで広くなり、より用紙が取り出し易くなる。また、用紙持上げ部が用紙排出方向の手前側の面積が小さくなるので、積載用紙の中央よりの持ち上がる量が少なくなるので、積載された用紙の乱れが最小限による抑えられると共に、用紙持上げ部に対する負荷が少なく、用紙持上げ部の破損を防止しながら用紙が傷つくことを抑制することができる。
請求項記載の発明によれば、サイドフェンスの回動中心から用紙持上げ部の下部先端までの距離よりも、サイドフェンスの回動中心から排紙台の積載面までの距離が長くなるように設定されているので、サイドフェンスを排紙台の内側へも倒すことができ、収納性が良くなる。
請求項記載の発明によれば、サイドフェンスの回動中心から用紙持上げ部の下部先端までの距離よりも、サイドフェンスの回動中心から排紙台の積載面までの距離が長くなるように設定されているので、サイドフェンスを排紙台の内側へも倒すことができ、収納性が良くなる。
符号4は製版装置を示す。製版装置4は、スキャナ装置1の下方に位置する装置本体100内の右側に配置されている。製版装置4では、ロール状に巻かれた孔版原紙5が、プラテンローラ6によってサーマルヘッド7に押し付けられ穿孔製版されながら製版済孔版原紙として後述する製版系駆動部4Aによって駆動される給版ローラ対27によって搬送される。この製版済孔版原紙は、装置本体100の中央に配置され、後述する駆動モータで構成された図示しないドラム駆動部によって回転駆動される印刷ドラム8の外周面(以下「ドラム外周面」と記す)8aへと搬送される。そして、ドラム外周面8aに設けられた原紙先端用のクランパ9にその先端をクランプ係止されることでドラム外周面8aに巻き付けられ、カッター10により一版分の長さに切断されて、ドラム外周面8aに巻着される。
符号11は使用済孔版原紙をドラム外周面8aから剥離して搬送収納する排版装置を示す。排版装置11にはドラム外周面8aの使用済み孔版原紙を剥離して搬送するための排版ローラ12,13と、搬送した版を圧縮する圧縮板14と、圧縮された版を収納する排版収納箱15が設けられていて、図示しない排版駆動部が駆動されることによって排版動作が行われる。
符号20で示す用紙は、装置本体の右側に配置された給紙装置44を構成する給紙台21上に載置されている。用紙20は給紙台21から給紙手段を構成するコロ22で搬送力を付与され分離コロ23と分離パッド24で順次1枚ずつに分離されて、印刷ドラム8と印圧手段となるプレスローラ28との間に形成される印刷部Nに向けて給紙される。給紙された用紙20は、分離コロ23と印刷ドラム8の間の搬送経路上に配設された一対のレジストローラ25,26でタイミングを合わせて印刷部Nに向かって送り込まれる。給紙台21は、通常A3サイズまでの用紙20がセット可能な大きさとされていている。
印刷ドラム8の下方には印圧手段を構成するプレスローラ28が配置されている。プレスローラ28は、図示しない接離機構に回転自在に支持されている。この接離機構は、ソレノイドなどの周知の電磁アクチュエータから構成された印圧駆動部により駆動されることで、プレスローラ28を印刷ドラム8の回転と同期してクランパ9部分を避けるようにドラム外周面8aに対して間欠的に接離動作させる。孔版印刷装置では、プレスローラ28の接離動作によって、レジストローラ25,26によって送り出された用紙20をドラム外周面8aの製版済孔版原紙に対して押し当てて画像形成を行う。本形態では、印圧手段としてプレスローラ28を例示したが、周知の圧胴を印圧手段として用いる形態であっても構わない。
印刷部Nよりも用紙搬送方向下流側の印刷ドラム8の近傍には、ドラム外周面8aから用紙20を剥離する剥離爪29が配置されている。剥離爪29の下方には、印刷部Nで印刷された用紙20を吸引搬送する搬送ベルト装置30が配置されている。搬送ベルト装置30によって吸着搬送される用紙20は、装置本体100の左側に配置された排紙装置50を構成する排紙台51上に順次排出されて積載される。
この印刷装置は、印刷動作が開始されると、排版装置11を作動させてドラム外周面8aに巻かれている使用済孔版原紙を剥離排版搬送する。次にスキャナ装置1を作動して原稿を読み取りながら同時に製版装置で孔版原紙5にサーマルヘッド7による穿孔製版を行いつつ、製版済孔版原紙52として印刷ドラム8に向かって搬送する。搬送された製版済孔版原紙52は、カッター10により所定長さ(一版分の長さ)に切断されるとともに、その先端がドラム外周面8aのクランパ9で係止される。製版済孔版原紙52は、この給版動作に伴い、図示しないドラム駆動部によって回転駆動される印刷ドラム8のドラム外周面8aに巻き付いて装着される。
製版動作が終了すると、印刷動作が実行される。印刷動作では給紙台21に積載されている用紙20が印刷部Nに向かって搬送されて、印刷部Nにおいて接離動作(印圧動作)するプレスローラ28によってドラム外周面8aに押圧されることで印刷画像が転写される。そして剥離爪29によってドラム外周面8aから剥離された用紙20は、搬送ベルト装置30によって吸着搬送されて排紙台51上に排出積載される。こうした印刷動作が、設定印刷枚数分繰り返され、設定印刷枚数が終了すると印刷処理が終了する。
次に排紙装置50について説明する。
排紙装置50は、図2にも示すように、装置本体100から排出される印刷を終えた用紙20を積載する排紙台51、排紙台51の矢印Aで示す用紙排出方向の下流側に配置され用紙20の先端20aが当接するエンドフェンス52、両矢印Bで示す用紙排出方向Aと交差する排紙台幅方向に配置された一対のサイドフェンス53,54、排紙台51に設けられ、サイドフェンス53,54を図5に示す起立状態と図6,図7に示す倒れ状態とを占めるように、用紙排出方向Aに向かって延出する軸57とヒンジ部58によって回動自在に支持する支持部材55,56を備えている。
各ヒンジ部58は、支持部材55,56に設けられ、軸57が固定された一対のフランジ58aと、サイドフェンス53,54が設けられ、軸57がそれぞれ挿通される長孔58cが形成された一対のフランジ部58bでそれぞれ構成されている。各長孔58cは、図3において用紙積載方向(上下方向に)に延びるように形成されている。このため、各サイドフェンスは軸57に対して上下方向に変位可能とされている。
サイドフェンス53,54は、装置本体100側からエンドフェンス52に向かって延設されていて、軸57により、図3に示すように、矢印Cで示す排紙台外側方向と、矢印Dで示す排紙台内側方向に向かって回動可能に支持部材55,56に支持されている。ヒンジ部58の上部には、軸57と平行に軸70が配置されている。軸57と軸70の間には、引っ張りコイルばね71の両端が引っ掛けられていて、サイドフェンス53,54を支持部材55,56に向かって付勢している。このため、サイドフェンス53,54には、図3,図5に示す起立状態に保持される方向の力が弾性的に作用している。サイドフェンス53,54には、排紙台外側方向Cへ倒したときに、支持部材55,56の上面に当接して各フェンスの倒れ方向への移動を規制するストッパー85がそれぞれ形成されている。
排紙台51は、箱状に形成されていて、図2に示すように、その内部空間に排紙台幅方向Bに向かってラック61,62が敷設されている。ラック61,62に形成された歯部61a,62aは、排紙台51に設けられた軸63に回転自在に支持された共通のピンオン64に噛合しており、一方のラックを排紙台幅方向Bに向かって移動すると、他方のラックも連動して移動するように構成されている。
サイドフェンス53,54は、その下部53a,54aにおける用紙先端側に、サイドフェンス53,54が倒れ状態を占めるときに、図6に示すように用紙20の先端側の両側縁20b,20cを持ち上げる持上げ部材としての補正部59,60が、サイドフェンス53,54と一体的に回動可能に設けられている。本形態において、排紙台51は、サイドフェンス53が装置本体100の奥側に位置し、サイドフェンス54が装置本体100の手前側に位置するように、装置本体100に装着されている。本形態において、装置本体100の手前側は、装置利用者が立ち、排紙台51から用紙20を取り出す作業側となる。
補正部59,60は略台形状をなし、排紙台51の内方に位置する一面が、用紙20の両側縁20b,20cを上向きに湾曲させるように排紙台51の中央側に向かって下り傾斜した傾斜面59a,60aとして形成されている。この傾斜面59a,60aは、図4に示すように、用紙排出方向Aに向うに従いその面積が増大するように形成されている。
支持部材55,56は略台形状をなし、サイドフェンス53,54同様、装置本体100側からエンドフェンス52に向かって延設されている。支持部材55,56は、ラック61,62の端部にそれぞれ固定されていて、サイドフェンス52,53を排紙台幅方向Bに向かって相対移動可能としている。
支持部材55,56の排紙台51の内方に位置する一面は、用紙20の両側縁20b,20cの略全域に接触して上向きに湾曲させるように排紙台51の中央側に向かって下り傾斜した案内面55a,56aとして形成されている。この案内面55a,56aは、サイドフェンス53,54が起立状態を占めているときの補正部59,60の傾斜面59a,60aと連続してフラットな同一面を構成するように形成されている。
補正部59,60と対向する支持部材55,56の部位は、図5に示すように、補正部59,60を収納するとともに、排紙台51の内側と外側とに連通する空間部66として形成されている。この空間部66の下面66aは、サイドフェンス53,54が排紙台51の内側あるいは外側にサイドフェンス53,54の回転中心となる軸57を中心にして回動する際に、補正部59,60の下部先端59b,60bと干渉しないように下部先端59b,60bの回動軌道よりも低くなる円弧状に形成されている。サイドフェンス53,54の回転中心となる軸57の回転中心から排紙台51の積載面51aまでの距離Lは、軸57の回転中心から補正部59,60の下部先端59b,60bまでの距離L1よりも長くなるように設定されている。
次に排紙装置1による作用を説明する。
印刷されて排紙装置50に向かって排紙される用紙20は、インクの水分により、その両側縁20b,20cが図3に示すように中央部よりも下がった凸状のアーチ状に湾曲して排紙台51に向かって落下する。この用紙20は、両側縁20b,20cをサイドフェンス53,54の内側面で案内されて落下し、排紙台51上に連続した同一面を構成する支持部材55,56の案内面55a,56aと補正部59,60の傾斜面59a,60aで両側縁20b,20cが中央部よりも上に位置する凹状のアーチ状に矯正されて積載される。
排紙台51上に積載された用紙20を取り出す場合には、図6に示すように、サイドフェンス54を排紙台外側方向Cに向かって押すと、ストッパー85が支持部材54の上面に接触するので、所定の角度で回動が規制される。サイドフェンス54は軸57を中心として回動し、このとき、補正部59,60の下部先端59b,60bが空間部66の下面66aと干渉することなく回動する。また、サイドフェンス54を排紙台外側方向Cに回動させると、補正部59,60も一体的に回動するので、排紙台51の積載面51Aに積載されて用紙20の先端側の側縁20cが持ち上げられて積載面51aと用紙20との間に空間80が形成されるので、作業者が手を入れることができ、用紙20を容易に取り出すことができる。また、サイドフェンス54を回動させて用紙20が持ち上がっても、用紙の側縁20bと用紙先端20aは、それぞれサイドフェンス53とエンドフェンス52に2次元方向に当接されるので、取り出す際の排紙揃えの悪化を防止することができる。補正部59,60は、サイドフェンス54の用紙先端側となるエンドフェンス52側の端部に形成されているので、用紙20の側縁20cの中でも用紙先端20a部分が持ち上げられるため、排紙揃えの悪化を最小限に抑えることができる。さらに排紙台51上への用紙20の積載量が増えてくると、図3に示すように、補正部59,60にも用紙20の積載重量が加わるので、サイドフェンス53,54を引っ張ればね71による付勢力とともに起立状態に保持する力が加わり、用紙20が支持部材55,56の高さを越えて積載されても、サイドフェンス53,54の用紙幅方向Bへの広がりが抑えられ、用紙揃えの乱れを防止することができる。
補正部59,60は、用紙20の両側縁20b,20cを上向きに湾曲させる傾斜面59a,60aを有し、用紙排出方向A(エンドフェンス52)に向うに従いその面積が増大するように傾斜面59a,60aを形成したので、図2に示すように傾斜面59a,60aの側縁59b,60bが積載された用紙20の側縁20b、20cを横切るようになり、支持部材55,56と補正部59,60との隙間90,91への用紙20の入り込みを防止することができるとともに、サイドフェンス52を回動させた時に積載面51aと用紙20との間に形成される空間80がエンドフェンス52で広くなり、より用紙20が取り出し易くなる。また、補正部59,60の面積が、用紙排出方向の手前側となる装置本体100寄りで徐々に小さくなるので、積載用紙20の側縁20cの中央部分の持ち上がる量が少なくなり、積載された用紙20の乱れが最小限による抑えられると共に、補正部59,60の中でも一部分にのみ用紙重量が加わるということがなく、補正部59,60の破損を防止しながら用紙20が傷つくことを抑制することができる。
サイドフェンス53,54の軸57の中心から補正部59,60の下部先端59b,60bまでの距離L1よりも、軸57から排紙台51の積載面51aまでの距離Lが長くなるように設定されているので、サイドフェンス図7に示すように、サイドフェンス53,54を二点鎖線で示す起立状態から実線で示す収納位置となる排紙台内側方向Dへも倒すことができ、収納性が良くなる。
本形態では排紙装置50を装着する対象となる画像形成装置として孔版印刷装置を例に説明したが、画像形成装置としては、孔版印刷装置に限定されるものではなく、各種印刷装置、電子写真方式でトナー画像を用紙20に転写して定着固定する画像形成装置、インクをノズルから噴射するプリンター、レーザープリンタであってもよい。また、補正部は、用紙先端側の用紙幅方向にそれぞれ1つずつ設けたが、用紙先端側に1つ(装置本体手前側)だけ設ける構成でもよく、更には用紙後端側に設ける構成、あるいは用紙先端側と用紙後端側とに対角しなる位置にそれぞれ設ける構成であってもよい。
本発明の排紙装置が装着された画像形成装置の一例である孔版印刷装置の概略正面図である。 本発明の一形態である排紙装置の構成を示す一部破断平面図である。 画像形成装置側から見た排紙装置の構成を示す正面図である サイドフェンスを排紙台の内側から見た側面図である。 排紙台に用紙が積載されたときの用紙持上げ部による用紙の補正作用を示す拡大図である。 サイドフェンスを起立状態から排紙台外側方向へ倒した時の用紙持上げ部による用紙の持ち上げ状態を示す拡大図である。 サイドフェンスを起立状態から排紙台内側方向へ倒した時の動作を示す拡大図である。
符号の説明
20 用紙
20a 用紙先端
20b,20c 用紙の側縁
50 排紙装置
51 排紙台
52 エンドフェンス
53,54 サイドフェンス
55,56 支持部材
55a,56a 案内面
59,60 用紙持上げ部
59a,60a 傾斜面
59b,60b 用紙持上げ部の下部先端
A 用紙排出方向
B 排紙台幅方向
L 回動中心から排紙台積載面までの距離
L1 回動中心から下部先端までの距離

Claims (4)

  1. 排出される画像形成後の用紙を積載する排紙台と、前記排紙台上の用紙排出方向の下流側に配置され前記用紙の先端が当接するエンドフェンスと、前記排紙台上の用紙排出方向と交差する排紙台幅方向にそれぞれ配置されたサイドフェンスと、前記排紙台に設けられ、少なくとも一方のサイドフェンスを起立状態と倒れ状態とを占めるように回動自在に支持する支持部材とを有し、
    前記支持部材に支持されたサイドフェンスの下部における用紙先端側に、前記サイドフェンスが排紙台外側方向に回動して倒れ状態を占めるときに前記用紙先端側側縁を持ち上げる用紙持上げ部を、前記サイドフェンスと一体的に回動可能に設け
    記用紙持上げ部は、前記用紙先端側の側縁を上向きに湾曲させる傾斜面を有し、当該傾斜面が、前記用紙排出方向に向うに従いその面積が増大するように形成されていることを特徴とする排紙装置。
  2. 請求項1記載の排紙装置において、
    前記支持部材は、前記サイドフェンスが起立状態を占めているときの前記傾斜面と連続する案内面を有すること特徴とする排紙装置。
  3. 請求項1または2記載の排紙装置において、
    前記サイドフェンスの回動中心から前記用紙持上げ部の下部先端までの距離よりも、前記回動中心から前記排紙台の積載面までの距離が長くなるように設定されていることを特徴とする排紙装置。
  4. 用紙に画像を形成し、画像形成された用紙を排紙装置に排出する画像形成装置において、
    前記排紙装置が、請求項1ないし3の何れか1項に記載の排紙装置であることを特徴とする画像形成装置
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