JP4859795B2 - カメラ装置及び記録システム - Google Patents
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Description
狭角レンズのカメラをモータなどでパン/チルトしてかご内を全て撮影する方法もあるが、かご室全体を撮影するのに時間がかかるため必要な事象を取り逃す可能性もある。
所定の範囲を撮影し、撮影した所定の範囲の画像を広範囲画像として入力する撮影部と、
前記撮影部が入力した前記広範囲画像を処理する画像処理部と、
前記画像処理部が処理した前記広範囲画像の少なくとも一部を出力画像として出力する画像出力部とを備え、
前記画像処理部は、
前記撮影部が入力した前記広範囲画像から、前記広範囲画像の特徴を示す特徴点を所定の検出手順により検出し、検出結果をもとに前記特徴点の種類を示す特徴点種類情報と前記広範囲画像における前記特徴点の位置を示す特徴点位置情報とを決定し、決定した前記特徴点種類情報と前記特徴点位置情報とを出力する特徴点検出部と、
前記特徴点種類情報と前記特徴点位置情報とを入力し、前記特徴点種類情報と前記特徴点位置情報とを用いて所定の範囲決定手順により出力範囲を決定する画像出力範囲決定部と、
前記撮影部が入力した前記広範囲画像から、前記画像出力範囲決定部が決定した前記出力範囲に含まれる画像を抽出画像として抽出し、前記画像出力部に前記抽出画像を出力する画像抽出部とを備え、
前記画像出力部は、
前記画像抽出部が抽出した前記抽出画像を前記出力画像として出力する
ことを特徴とする。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図3を用いて説明する。
図1は、以下で説明する実施の形態に係るカメラ装置を含む記録システムの構成を示すブロック構成図である。図2は、実施の形態1に係るカメラ装置及び記録システムのハードウェア構成の一例を示す図である。図3は、実施の形態1に係るカメラ装置の動作を示すフローチャートである。
タイマー180は、時刻を計時・計測する装置であり、撮影部200が所定の範囲を撮影する間隔である撮影周期と、画像識別回路100が入力した画像を処理する間隔(例えば、特徴点を検出する間隔)である検出周期を計測する。
所定の検出手順とは、例えば、画像解析により周期的に入力した画像より動きのある物体を特徴点として検出する手順や、画像のパターンマッチング等により、特徴点として人の顔や手を検出する画像処理や、エレベータドアの開閉やインジケータの変化を検出するなどの検出手順がある。
特徴点検出部130が特徴点を検出した場合、特徴点検出部130は、更に、検出結果をもとに、特徴点かどのようなものなのかを判別し、判別結果を示す特徴点種類情報を生成する。特徴点種類情報とは、例えば、「人の顔、手、荷物、不明」という情報である。特徴点検出部130は、特徴点が人の顔であるのか、運ばれた荷物なのかを決定(判定)する。また同時に、特徴点検出部130は、広範囲画像における特徴点の位置を示す特徴点位置情報を決定(算出)する。検出された特徴点は、一般に一定の範囲を持っている。特徴点の範囲の情報として、例えば、かたまりとして検出された特徴点の範囲のうち、最も上下左右に位置する点のそれぞれの座標をもって、特徴点の範囲の情報としてもよい。特徴点検出部130は、検出された特徴点の範囲の情報から中心(重心)を算出し中心点を決定する。広範囲画像における中心点の座標と、特徴点の範囲の情報とを含めた情報を特徴点位置情報とする。
特徴点検出部130は、特徴点を検出後、特徴点位置情報と特徴点種類情報とを画像出力範囲決定部120に送る。
画像抽出部110は、画像出力範囲決定部120から送られてくる画像出力範囲を用いて撮影部200から撮影周期毎に送られる全撮影範囲の画像(広範囲画像の一例)の一部を抽出して画像出力部300に送る。
画像識別回路100は、例えば、1回の検出周期で、広範囲画像を入力し、特徴点検出部130が特徴点を検出し、画像出力範囲決定部が画像出力範囲を決定するまでの処理を行なう。画像抽出部110は、撮影周期にあわせて、広範囲画像と画像出力範囲とから抽出画像を抽出し、画像出力部300へ出力する。画像抽出部110は、撮影周期にあわせて抽出画像を抽出して画像出力部300に抽出画像を出力するため、撮影周期より検出周期が長い場合は、画像出力範囲決定部120が新しい画像出力範囲を決定するまで、画像抽出部110は同じ画像出力範囲を用いて広範囲画像から抽出画像を抽出する。
図2において、記録システム1000は、プログラムを実行するCPU911(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置ともいう)を備えている。CPU911は、バス912を介してROM913、RAM914、通信ボード915、表示装置400、入力機器902、記録装置920、カメラ(撮影部200)と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。記録装置920は、例えば、磁気ディスク装置、光ディスク装置、メモリカード読み書き装置、HHDレコーダー、VTRなどである。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、記録装置920の記憶媒体は、不揮発性メモリの一例である。
通信ボード915、入力機器902、カメラ(撮影部200)などは、入力部、入力装置の一例である。
また、通信ボード915、表示装置400などは、出力部、出力装置の一例である。
記録装置920には、オペレーティングシステム921(OS)、プログラム群922、ファイル群923が記憶されている。プログラム群922のプログラムは、CPU911、オペレーティングシステム921により実行される。
ファイル群923には、実施の形態の説明において、「〜の判定結果」、「〜の計算結果」、「〜の処理結果」として説明するデータや信号値や変数値やパラメータが、「〜ファイル」や「〜データベース」の各項目として記憶されている。
また、各実施の形態の説明において説明するフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示し、データや信号値は、RAM914のメモリ、記録装置920の磁気ディスク、その他光ディスク、ミニディスク、DVD(Digital Versatile Disk)等の記録媒体に記録される。また、データや信号は、バス912や信号線やケーブルその他の伝送媒体によりオンライン伝送される。
また、特徴点検出部130は、特徴点位置情報を決定する。特徴点位置情報とは、例えば、特徴点の一定の範囲を示す情報と特徴点の中心点の座標である。特徴点は広範囲画像からある一定の範囲をもつ画素(ピクセル)の塊として検出される。特徴点の範囲を示す情報として、例えば、特徴点として検出された画素の内、最も上下左右端にある画素の座標で表す方法がある。特徴点検出部130は、特徴点の範囲の情報から特徴点の中心点を算出し、特徴点位置情報に含める。中心点は、最も上下にある画素の中間点のY座標を中心点のY座標に、最も左右にある画素の中間点のX座標を中心点のX座標としても構わない。
特徴点を検出した特徴点検出部130は、決定された特徴点位置情報と特徴点種類情報を画像出力範囲決定部120に入力する。
画像出力範囲を決定後、画像出力範囲決定部120は画像出力範囲を画像抽出部110に出力する。画像抽出部110は、画像出力範囲決定部120から画像出力範囲を入力する。
所定の範囲を撮影し、撮影した所定の範囲の画像を広範囲画像として入力する撮影部200と、撮影部200が入力した広範囲画像を処理する画像処理部(画像識別回路100)と、画像処理部(画像識別回路100)が処理した広範囲画像の少なくとも一部を出力画像として出力する画像出力部300とを備え、
画像処理部(画像識別回路100)は、撮影部200が入力した広範囲画像から、広範囲画像の特徴を示す特徴点を所定の検出手順により検出し、検出結果をもとに特徴点の種類を示す特徴点種類情報と広範囲画像における特徴点の位置を示す特徴点位置情報とを決定し、決定した特徴点種類情報と特徴点位置情報とを出力する特徴点検出部130と、
特徴点種類情報と特徴点位置情報とを入力し、特徴点種類情報と特徴点位置情報とを用いて所定の範囲決定手順により出力範囲を決定する画像出力範囲決定部120と、
撮影部200が入力した広範囲画像から、画像出力範囲決定部120が決定した出力範囲に含まれる画像を抽出画像として抽出し、前記画像出力部に前記抽出画像を出力する画像抽出部110とを備え、
前記画像出力部300は、前記画像抽出部110が抽出した抽出画像を前記出力画像として出力することを特徴とする。
撮影部200が撮影する間隔を示す撮影周期と、特徴点検出部130が特徴点を検出する間隔を示す検出周期とを計測するタイマー180を備え、
撮影部200は、タイマー180が計測した撮影周期毎に、所定の範囲を撮影し、撮影した所定の範囲の画像を広範囲画像として入力し、
特徴点検出部130は、タイマー180が計測した検出周期毎に、撮影部200より入力された広範囲画像の特徴を示す特徴点を所定の検出手順により検出し、検出結果をもとに前記特徴点の種類を示す特徴点種類情報と前記広範囲画像における前記特徴点の位置を示す特徴点位置情報を出力し、
画像出力範囲決定部120は、検出周期毎に、特徴点種類情報と特徴点位置情報とを入力し、特徴点種類情報と特徴点位置情報とを用いて所定の範囲決定手順により出力範囲を決定し、
画像抽出部110は、検出周期毎に、撮影部200が入力した広範囲画像から、画像出力範囲決定部が決定した前記出力範囲に含まれる画像情報を抽出画像として抽出し、画像出力部300に抽出画像を出力することを特徴とする。
また、タイマーを備えることにより、所定の撮影周期で撮影部が撮影するため、動画として特徴点を記録することが可能となる。また、特徴点を検出する処理に時間がかかる場合があるため、撮影部が撮影する撮影周期と特徴点検出部130が特徴点を検出する検出周期とを別々に設けることにより、撮影周期と検出周期とは異なった周期で設定することが可能である。例えば撮影周期は30分の1秒であるが、検出周期は5分の1秒とすることができる。
実施の形態1では、撮影部200が広角レンズにより撮影した広範囲画像と特徴点を中心とした画像出力範囲とから画像抽出部110が抽出画像を抽出し、画像出力部300が、抽出画像を出力画像として記録装置920や表示装置400に出力している。本実施の形態に係るカメラ装置は、実施の形態1で説明したカメラ装置500において、さらに、広角レンズにより撮影したことによる画像の歪を補正する画像補正部を備えたことを特徴とする。
以下では、本実施の形態について図4、図5を用いて説明する。
そのため、画像歪補正部140は、抽出画像の歪を補正する際、画像出力範囲決定部が決定した画像出力範囲を取得し、画像出力範囲から補正係数を求めても構わない。
ステップS104において画像抽出部110が、画像出力範囲に基き、広範囲画像から抽出画像を抽出する。抽出した抽出画像は、画像抽出部110から画像歪補正部140に入力される。
ステップS107(歪補正処理)では、画像歪補正部140は抽出画像を入力し、歪を補正した補正画像を作成する。画像歪補正部140は、補正画像を画像出力部300に入力する。
ステップS105においは、画像出力部300は、入力された補正画像を出力画像として、記録装置920又は表示装置400に出力する。
撮影部200が広角で所定の範囲(例えばエレベータのかご内)を撮影し、画像識別回路100(画像処理部)は、さらに、画像抽出部110より抽出画像を入力し、撮影部200が広角レンズを用いて広角で所定の範囲を撮影したことにより生じた抽出画像の歪を補正し、補正した画像を補正画像として画像出力部300に出力する画像歪補正部140を備え、画像出力部300は、画像歪補正部140から補正画像を入力して出力画像として出力することを特徴とする。
実施の形態1〜2では、タイマー180が計測した検出周期毎に特徴点検出部130が特徴点を検出し、特徴点の特徴点位置情報と特徴点種類情報により、画像出力範囲決定部120が画像出力範囲を決定するカメラ装置500について説明した。本実施の形態では、例えば、検出周期毎の特徴点の特徴点位置情報を記憶し、特徴点の移動量を特徴点移動量として算出し、特徴点移動量をもとに画像出力範囲を決定することを特徴とするカメラ装置500について説明する。
特徴点検出部130は、タイマー180が計測した検出周期毎に特徴点を検出し、さらに、その特徴点の位置情報を示した特徴点位置情報を記憶している。そして、検出周期毎に、記憶している1周期前の特徴点位置情報と、現時点で検出した特徴点の特徴点位置情報とを比較し、特徴点移動量として移動量を算出する。特徴点検出部130が算出した特徴点移動量は、画像出力範囲決定部120に入力される。
画像出力範囲決定部120は特徴点位置情報(ベクトルSとする)を受取ると、一つ前の検出周期において、画像出力範囲決定部120が決定した画像出力範囲の中心位置(ベクトルPn、nは検出周期の番号)からの出力範囲移動量(|S‐Pn|)を計算する。出力範囲移動量が所定の値(Mとする)を超えた場合、特徴点位置情報と現在設定されている画像出力範囲の中心との途中の任意の位置に次の画像中心位置(仮にベクトルPn+1)を決定する。出力範囲移動量が所定の値Mを超えない場合は、特徴点の特徴点位置情報を中心として画像出力範囲を決定する。
例えば、
|S‐Pn|>Mの場合に
Pn+1=Pn+(S−Pn)・(M/|S−Pn|)
|S‐Pn|≦Mの場合に
Pn+1=S
により、画像中心位置を決定する。そのような処理を行えば、瞬時に移動した特徴点を追いかけるように、所定の速度で画像出力範囲を移動させながら出力画像を出力することが可能となる。
もしくは、以下のように、所定の値Mの倍数も基準値として加え、画像出力範囲の中心位置を設定しても構わない。
|S‐Pn|>2Mの場合に
Pn+1=Pn+(S−Pn)・(M/|S−Pn|)
2M≧|S‐Pn|>Mの場合に
Pn+1=Pn+(S−Pn)/2
|S‐Pn|≦Mの場合に
Pn+1=S
特徴点検出部130が、さらに、検出周期毎に、検出した特徴点の特徴点位置情報を記憶し、
特徴点検出部130が、検出周期毎に、検出した特徴点の特徴点位置情報と、記憶している1周期前に検出した特徴点の特徴点位置情報とから特徴点の移動量を特徴点移動量として算出し、
画像出力範囲決定部120は、前記特徴点移動量に応じて出力範囲を決定することを特徴とする。
画像出力範囲決定部120が、さらに、検出周期毎に、決定した出力範囲を記憶し、
特徴点検出部130が検出した特徴点の特徴点位置情報と、記憶している1周期前に決定した出力範囲の中心位置とから、出力範囲の移動量を出力範囲移動量として算出し、算出した出力範囲移動量が所定の値を超えた場合、出力範囲移動量に応じて出力範囲を決定することを特徴とする。
また、画像出力範囲決定部120が、画像出力範囲を検出周期毎に記憶している。そのため、特徴点が瞬時に大きく移動した場合、画像出力範囲決定部120は、画像出力範囲の中心を瞬時に移動するのではなく、所定の速度で中心を移動させることが可能である。これにより特徴点が瞬時に移動しても画像が瞬間的に切り換わることが無くなり、見やすい画像を表示装置又は記録装置に出力することが可能である。
本実施の形態では、特徴点検出部130が、撮影部200が撮影した広範囲画像から、複数の特徴点を検出した場合のカメラ装置500の動作について説明する。
もしくは広範囲画像から顔が検出され、その特徴点を画像出力範囲とした後、別の特徴点で動きが検出された場合は即時に画像を切り換えて画像出力する。人の顔は一瞬でも画像出力すれば記録装置920に人の顔の画像を残すことができる為、即時に次の動きのある特徴点を拡大することで必要な画像を得ることができる。
所定の規則の具体例として、例えば、決定する際の優先順位を「人、荷物、不明」とし、表示時間(表示装置が出力画像を表示する時間)を、検出周期を基準として、「1周期、2周期、5周期」とする。特徴点の動きが検出された場合は、それぞれの表示時間を倍にするものとする。
動作を以下に示す。まず、特徴点検出部130が特徴点を検出する。検出した複数の特徴点のうち、各特徴点の特徴点種類情報は、特徴点1が人の顔であり、特徴点2は荷物であり、特徴点3は不明であったとする。特徴点1と特徴点2の特徴点移動量は略0であるが、特徴点3は頻繁に動きがあるものとする。
特徴点検出部130は、各特徴点を検出後、それぞれの特徴点位置情報、特徴点種類情報、特徴点移動量を画像出力範囲決定部120に入力する。
画像出力範囲決定部120は、あらかじめ定められた所定の規則に基いて、各特徴点に対する画像出力範囲を決定する優先順位・出力時間・回数を決定する。上述の所定の規則によれば人をもっとも優先して画像を出力するので、まず、特徴点1に対して画像出力範囲を決定する。人の顔は、一瞬出力されれば記録として十分であるため、検出周期が1周期経過するまで表示する。次の優先順位は荷物なので、荷物として検出された特徴点2に対する画像出力範囲を決定する。所定の規則により、特徴点2を検出周期の2周期分撮影する。画像出力部300は、特徴点2を表示した出力画像を記録装置920や表示装置400に出力する。
2周期経過後、画像出力範囲決定部120は、次の優先順位である特徴点3に対する画像出力範囲を決定する。特徴点3はどういったものか検出できないが、動きはあるものである。そのため、画像出力範囲決定部120は、5周期の倍である10周期分、特徴点3に対する画像出力範囲を決定する。不明な特徴点は、他の特徴点と比較して長時間、表示装置400表示され、カメラ装置500の利用者は、特徴点3の動きから、特徴点3が何かを確認することができる。例えば、特徴点3の動きにより、特徴点3が入り込んだ虫であることを認識することができる。
特徴点検出部130が、撮影部200が入力した広範囲画像から、少なくとも2以上の特徴点を検出するとともに、撮影部200が入力した広範囲画像から、複数の特徴点を検出した場合、特徴点毎に、特徴点種類情報と特徴点位置情報と特徴点移動量とを画像出力範囲決定部120に出力し、
画像出力範囲決定部120は、複数の特徴点の特徴点種類情報と特徴点位置情報と特徴点移動量とから所定の規則に従って出力範囲を決定することを特徴とする。
本実施の形態では、実施の形態1〜4で説明したカメラ装置500をエレベータの防犯カメラ装置として利用した場合の設置場所(取り付け位置)について説明する。
図7は、カメラ装置500の取り付け位置を説明するための図であり、図7(a)はカメラ装置500の取り付け位置をエレベータのかご内から見た図、図7(b)はそのカメラ装置500の取り付け位置を示す平面図である。
また、図7に示すように、カメラ装置500を、例えば、かご内のドア付近(かご内ドア戸当り側付近)、ドアが閉まる上板710の下側であって、特に戸の閉まる位置に設置する。この位置に、カメラの撮影方向を真下(もしくはその付近)に向けて取り付けることにより、エレベータのかご内部だけでなく、ドアが開いた場合、乗場の画像を撮影することができる。この場合、カメラ装置500で使用する広角レンズの画角は180度に近いものとする。
そのため、ドアが開いた場合、エレベータのかご内部だけでなく、ドアが開いた場合、乗場の画像を撮影することが可能となるという効果を奏する。
本実施の形態に係るカメラ装置500について図8〜図10を用いて説明する。
図8は本実施の形態に係るカメラ装置500を利用するエレベータ防犯システム1100の構造を示すブロック構成図である。図9はカメラ装置500が検出するドア挟まれ検出範囲を示す図である。図9(a)はドア挟まれ検出範囲をエレベータ内部から見た図、図9(b)は平面図である。図10はカメラ装置500が検出するドア引込まれ検出範囲を示す図である。図10(a)はドア引込まれ検出範囲をエレベータ内部から見た図、図10(b)はその平面図である。
信号出力部170は、ドア挟まれ検出部150から、エレベータのかご内のドア戸700間に特徴点があることを示す信号が入力された場合、エレベータ制御装置600に、エレベータのかご内のドア間に特徴点があることを示すドア挟まれ検出信号を出力する。信号出力部170から出力された信号は、例えば、シリアル通信や接点信号などによりエレベータ制御装置600に伝達される。
ドア挟まれ検出範囲810とは、図9に示すように、ドア戸700の間に位置する範囲である。ドア戸700が開いている場合、カメラ装置500は乗場部分も含めて撮影する。
エレベータ制御装置600は、信号出力部170からドア挟まれ検出信号が入力された場合、例えば、ドア戸700の開閉の動作を一時的にストップする(とくにドア戸700を閉める動作をストップする)。エレベータ制御装置600は、信号出力部170からのドア挟まれ検出信号がなくなり、安全が確認された後に、ドア戸700の開閉を再開する。
信号出力部170は、ドア引込まれ検出部160から、ドア引込まれ検出範囲に特徴点があるとことが検出された信号を受け取った場合、エレベータ制御装置600に、エレベータのかご内のドア戸700と戸袋720の間付近に特徴点があることを示すドア引込まれ信号を出力する。
エレベータ制御装置600は、ドア引込まれ信号が信号出力部170より入力された場合、例えば、ドア戸700の開く動作を一時的にストップする。エレベータ制御装置600は、信号出力部170からのドア引込まれ検出信号がなくなり、安全が確認された後に、ドア戸700の開閉を再開する。
ドア引込まれ検出範囲820とは、図10に示すように、エレベータかご内から見た場合の、ドア戸700と戸袋720との間の範囲である。
撮影部200が撮影し入力した広範囲画像から、エレベータのかご内の開いているドア間に位置する特徴点を検出するドア挟まれ検出部150と、
ドア挟まれ検出部150が、エレベータのかご内の開いているドア間に位置する特徴点を検出した場合、前記エレベータのかご内のドア間に特徴点があることを示すドア挟まれ検出信号を出力する信号出力部170とを備えたことを特徴とする。
ドア引込まれ検出部160が、エレベータのかご内のドアと戸袋との間付近に位置する特徴点を検出した場合、エレベータのかご内のドアと戸袋との間付近に特徴点があることを示すドア引込まれ検出信号を出力する信号出力部170とを備えたことを特徴とする。
Claims (11)
- 所定の範囲を撮影し、撮影した所定の範囲の画像を広範囲画像として入力する撮影部と、
前記撮影部が入力した前記広範囲画像を処理する画像処理部と、
前記画像処理部が処理した前記広範囲画像の少なくとも一部を出力画像として出力する画像出力部とを備え、
前記画像処理部は、
前記撮影部が入力した前記広範囲画像から、前記広範囲画像の特徴を示す特徴点を所定の検出手順により検出し、検出結果をもとに前記特徴点の種類を示す特徴点種類情報と前記広範囲画像における前記特徴点の位置を示す特徴点位置情報とを決定し、決定した前記特徴点種類情報と前記特徴点位置情報とを出力する特徴点検出部と、
前記特徴点種類情報と前記特徴点位置情報とを入力し、前記特徴点種類情報と前記特徴点位置情報とを用いて所定の範囲決定手順により出力範囲を決定する画像出力範囲決定部と、
前記撮影部が入力した前記広範囲画像から、前記画像出力範囲決定部が決定した前記出力範囲に含まれる画像を抽出画像として抽出し、前記画像出力部に前記抽出画像を出力する画像抽出部とを備え、
前記画像出力部は、
前記画像抽出部が抽出した前記抽出画像を前記出力画像として出力する
ことを特徴とするカメラ装置。 - 前記カメラ装置は、さらに、
前記撮影部が撮影する間隔を示す撮影周期と、前記特徴点検出部が前記特徴点を検出する間隔を示す検出周期を計測するタイマーを備え、
前記撮影部は、
前記タイマーが計測した前記撮影周期毎に、所定の範囲を撮影し、撮影した所定の範囲の画像を前記広範囲画像として入力し、
前記特徴点検出部は、
前記タイマーが計測した前記検出周期毎に、前記撮影部より入力された前記広範囲画像の特徴を示す特徴点を所定の検出手順により検出し、検出結果をもとに前記特徴点の種類を示す特徴点種類情報と前記広範囲画像における前記特徴点の位置を示す特徴点位置情報を出力し、
前記画像出力範囲決定部は、
前記検出周期毎に、前記特徴点種類情報と前記特徴点位置情報とを入力し、前記特徴点種類情報と前記特徴点位置情報とを用いて所定の範囲決定手順により出力範囲を決定し、
前記画像抽出部は、
前記検出周期毎に、前記撮影部が入力した前記広範囲画像から、前記画像出力範囲決定部が決定した前記出力範囲に含まれる画像情報を抽出画像として抽出し、前記画像出力部に前記抽出画像を出力する
ことを特徴とする請求項1記載のカメラ装置。 - 前記特徴点検出部は、さらに、
前記検出周期毎に、検出した特徴点の特徴点位置情報を記憶し、
前記検出周期毎に、検出した特徴点の特徴点位置情報と、記憶している1周期前に検出した特徴点の特徴点位置情報とから特徴点の移動量を特徴点移動量として算出し、前記画像出力範囲決定部に出力し、
前記画像出力範囲決定部は、前記特徴点移動量を入力し、前記特徴点種類情報と前記特徴点位置情報と前記特徴点移動量とに応じて出力範囲を決定する
ことを特徴とする請求項2記載のカメラ装置。 - 前記画像出力範囲決定部は、さらに、
前記検出周期毎に、決定した出力範囲を記憶し、
前記特徴点検出部が検出した特徴点の特徴点位置情報と、記憶している1周期前に決定した出力範囲の中心位置とから、出力範囲の移動量を出力範囲移動量として算出し、
算出した前記出力範囲移動量が所定の値を超えた場合、前記出力範囲移動量に応じて出力範囲を決定する
ことを特徴とする請求項3記載のカメラ装置。 - 前記特徴点検出部は、
前記撮影部が入力した前記広範囲画像から、少なくとも2以上の特徴点を検出するとともに、
前記撮影部が入力した前記広範囲画像から、複数の特徴点を検出した場合、
特徴点毎に、特徴点種類情報と特徴点位置情報と特徴点移動量とを前記画像出力範囲決定部に出力し、
前記画像出力範囲決定部は、
前記複数の特徴点の特徴点種類情報と特徴点位置情報と特徴点移動量とから所定の規則に従って出力範囲を決定する
ことを特徴とする請求項3又は4記載のカメラ装置。 - 前記撮影部は、
広角レンズを用いて広角で前記所定の範囲を撮影し、
前記画像処理部は、さらに、
前記画像抽出部より前記抽出画像を入力し、前記撮影部が前記広角レンズを用いて広角で前記所定の範囲を撮影したことにより生じた前記抽出画像の歪を補正し、補正した画像を補正画像として前記画像出力部に出力する画像歪補正部を備え、
前記画像出力部は、
前記画像歪補正部から前記補正画像を入力して前記出力画像として出力する
ことを特徴とする請求項1乃至5何れかに記載のカメラ装置。 - 前記カメラ装置は、
エレベータのかご内に設置され、前記エレベータのかご内を前記所定の範囲として撮影する
ことを特徴とする請求項1乃至6何れかに記載のカメラ装置。 - 前記撮影部は、
前記エレベータのかご内におけるドア戸が互いに当る部分の天井付近又は上板に、前記エレベータのかご内を撮影する撮影方向を下方に向けて取り付けられたこと
を特徴とする請求項7記載のカメラ装置。 - 前記カメラ装置は、
前記撮影部が撮影し入力した前記広範囲画像から、前記エレベータのかご内の開いているドア間に位置する特徴点を検出するドア挟まれ検出部と
前記ドア挟まれ検出部が、前記エレベータのかご内の開いているドア間に位置する特徴点を検出した場合、前記エレベータのかご内のドア間に特徴点があることを示すドア挟まれ検出信号を出力する信号出力部と
を備えたことを特徴とする請求項7記載のカメラ装置。 - 前記カメラ装置は、
前記撮影部が撮影し入力した前記広範囲画像から、前記エレベータのかご内のドアと戸袋との間付近に位置する特徴点を検出するドア引込まれ検出部と
前記ドア引込まれ検出部が、前記エレベータのかご内のドアと戸袋との間付近に位置する特徴点を検出した場合、前記エレベータのかご内のドアと戸袋との間付近に特徴点があることを示すドア引込まれ検出信号を出力する信号出力部と
を備えたことを特徴とする請求項7記載のカメラ装置。 - 請求項1乃至10何れかに記載したカメラ装置と、
前記カメラ装置の画像出力部が出力する前記出力画像を記録する記録装置と、
前記出力画像を表示する表示装置と
を備えたことを特徴とする記録システム。
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