JP4855432B2 - 排気浄化装置 - Google Patents
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Description
このような排気浄化装置では、アンモニアをアンモニア選択還元型NOx触媒に供給するために、アンモニアに比べて取り扱いが容易な尿素水を排気中に供給するのが一般的である。そして、排気中への尿素水の供給方式には、尿素水を圧縮空気と共に噴射する、いわゆるエアアシスト方式と、圧縮空気を用いずに尿素水のみを噴射する、いわゆるエアレス方式とがある。
また、このような問題の発生を回避するため、尿素水を補充して尿素水タンク内の尿素水の水位を常に高く保つようにすると、頻繁に尿素水を補給しなければならなくなるという問題が生じる。
このように構成された排気浄化装置によれば、尿素水インジェクタから戻された尿素水が第1収容部内に流入し、第1収容部内の尿素水の水位が所定レベルを超えると、連通部によって第1収容部内の尿素水が第2収容部に流入する。
このように構成された排気浄化装置によれば、第1収容部の下端側となる第1位置で第1収容部と連通部とが連通しているので、尿素水インジェクタから尿素水が戻されることによって第1収容部内における尿素水の水位が上昇するのに伴い、第1位置において尿素水が連通部内にも流入し、第1収容部内と同様に連通部内における尿素水の水位が上昇していく。そして、連通部内における尿素水の水位が上昇して第2位置に達し、更に第1収容部内に尿素水が流入すると、連通部内の尿素水が第2収容部内に流入する。
更に具体的には、このような排気浄化装置において、上記第2収容部は上端が開口すると共に上下方向に延びる角部を有した箱状をなし、上記連通部は、上記角部を上記第2収容部の底面から上記第2位置にかけて平板状のカバー部材で覆うことにより形成されることを特徴とする(請求項5)。
或いは、上記第1収容部の下端側となる第1位置で上記第1収容部と連通すると共に、上記第1位置よりも上方に位置する第2位置で上記第2収容部と連通する連通部を備えた排気浄化装置として具体的には、上記連通部は、上記第1収容部内にある上記第2壁部の壁面の一部を用いて上下方向に延びる通路状に形成され、上記第1収容部の下端側となる上記第1位置で上記第1収容部内に開口する連通路と、上記連通路を形成する上記第2壁部に設けられ、上記第1位置より高い上記第2位置で開口して上記第2収容部と上記連通路内とを連通する開口部とを備えることを特徴とする(請求項6)。
より具体的には、このような排気浄化装置において、上記連通路は、上記第1壁部の壁面と上記第2壁部の壁面との間に互いに離間して掛け渡された2つの仕切部材で上記第1収容部を仕切ることにより形成され、上記仕切部材の少なくとも一方の下端が上記第1収容部の底面より上方に位置することにより上記第1位置で開口しており、上記第2収容部は上端が開口した箱状に形成されており、上記開口部は、上記連通路を形成する上記第2壁部の上端を切り欠いて形成されることを特徴とする(請求項7)。
このように構成された排気浄化装置によれば、尿素水インジェクタから尿素水が戻されることによって第1収容部内における尿素水の水位が上昇し、第2壁部の上端に形成された切欠に達すると、更なる第1収容部内への尿素水の流入に伴い、第1収容部内の尿素水が、第1収容部を形成する第2壁部の上端に形成された切欠を介して第2収容部内に流入する。
このように構成された排気浄化装置によれば、尿素水インジェクタから尿素水が戻されることによって第1収容部内における尿素水の水位が上昇し、第2壁部の上端に達すると、更なる第1収容部内への尿素水の流入に伴い、第1収容部内の尿素水が第1収容部を形成する第2壁部の上端から第2収容部内に流入する。
また、特に請求項4や請求項5のように構成された排気浄化装置の場合には、第2壁部の一部とカバー部材とにより連通部が構成されるので、第1収容部内の尿素水の水位に応じて第1収容部から第2収容部に尿素水を流入させるために配管などを行う必要がなく、連通部をより一層簡単な構造としながら、上述したように、第1収容部内の尿素水の水位を高くして尿素水と第1壁部との接触面積が大きく確保された状態を長く維持し、尿素水の冷却を効率よく行うことができるという効果を得ることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る排気浄化装置が適用された4気筒のディーゼルエンジン(以下、エンジンという)の全体構成図を示しており、図1に基づき本発明に係る排気浄化装置の構成を説明する。
エンジン1は各気筒共通の高圧蓄圧室(以下コモンレールという)2を備えており、図示しない燃料噴射ポンプから供給されてコモンレール2に蓄えられた高圧の燃料を、各気筒に設けられたインジェクタ4に供給し、各インジェクタ4からそれぞれの気筒内に燃料が噴射される。
排気管20はターボチャージャ8のタービン8bを経た後、排気絞り弁26を介して排気後処理装置28に接続されている。また、タービン8bの回転軸はコンプレッサ8aの回転軸と連結されており、タービン8bが排気管20内を流動する排気を受けてコンプレッサ8aを駆動するようになっている。
上流側ケーシング30内には、前段酸化触媒36が収容されると共に、この前段酸化触媒36の下流側にはパティキュレートフィルタ(以下フィルタという)38が収容されている。フィルタ38は、排気中のパティキュレートを捕集することによりエンジン1の排気を浄化するために設けられる。また前段酸化触媒36は、排気中のNO(一酸化窒素)を酸化させてNO2(二酸化窒素)を生成するので、このように前段酸化触媒36とフィルタ38とを配置することにより、フィルタ38に捕集されて堆積しているパティキュレートは、前段酸化触媒36から供給されたNO2と反応して酸化し、フィルタ38の連続再生が行われるようになっている。
以下では、このような尿素水タンク50を、本発明の第1乃至第4実施形態として順に説明する。なお、各実施形態では尿素水タンク50の内部構造のみが相違しており、図1に示された排気浄化装置をはじめとする各構成は各実施形態に共通している。そこで、尿素水タンク50を除き、図1に示される構成については共通の符号を用いるものとし、図1に示される尿素水タンク50の各実施形態における符号については、各実施形態に対応した符号に置き換えて説明する。
図2は第1実施形態における尿素水タンク150の一部を切り欠いて示す概略構成図、図3は図2中のIII−III線に沿う尿素水タンク150の断面図、図4は図3中のIV−IV線に沿う尿素水タンク150の断面図である。
また、尿素水タンク150の上面における第1収容部108の上方となる位置には、尿素水リターンパイプ48が接続されたリターンポート(流入部)118が設けられ、尿素水インジェクタ44の冷却に使用された尿素水が、尿素水リターンパイプ48を通り、リターンポート118から尿素水タンク150の第1収容部108内に流入するようになっている。
更に、第1収容部108内で冷却された尿素水106は、温度の低い尿素水ほど密度が高くなって第1収容部108の下方に分布することになる。第1収容部108内の尿素水106は、通路132の下端に設けられた連通孔134を介して通路132に流入した後に第2収容部112に流入するので、第1収容部108内の尿素水106のうち比較的温度の低い尿素水が第2収容部112に供給されることになる。
更に、上記第1実施形態では、通路132を形成する第2壁部104の下端に切欠を設けることによって、第1収容部108と通路132とを連通するようにしたが、これに代えて通路132を形成する第2壁部104の上下方向の途中の部分に貫通孔を設け、これを連通孔としてもよい。
図6は第2実施形態における尿素水タンク250の一部を切り欠いて示す概略構成図、図7は図6中のVII−VII線に沿う尿素水タンク250の断面図、図8は図7中のVIII−VIII線に沿う尿素水タンク250の断面図である。
また、尿素水タンク250の上面における第1収容部208の上方となる位置には、尿素水リターンパイプ48が接続されたリターンポート(流入部)218が設けられ、尿素水インジェクタ44の冷却に使用された尿素水が、尿素水リターンパイプ48を通り、リターンポート218から尿素水タンク250の第1収容部208内に流入するようになっている。
図9は、尿素水タンク250の第2壁部204及び仕切部材230のみを取り出して示す斜視図であるが、両仕切部材230は、図8及び図9に示されるように第1収容部208の底面より上方に下端部を有して第2壁部204の上端まで延設されており、2つの仕切部材230の間に通路(連通路)232が形成されている。このように、各仕切部材230の下端が第1収容部208の底面より上方にあることにより、通路232はその下端部の位置(第1位置)において開口し、第1収容部208内と連通している。
更に、第1収容部208内で冷却された尿素水206は、温度の低い尿素水ほど密度が高くなって第1収容部208の下方に分布することになる。第1収容部208内の尿素水206は、通路232の下端から通路232に流入した後に第2収容部212に流入するので、第1収容部208内の尿素水206のうち比較的温度の低い尿素水が第2収容部212に供給されることになる。
なお、上記第2実施形態では、第2壁部204の上端を尿素水タンク250の上面より低くし、第2収容部212を上端で開口した箱状に形成するようにしたが、第2壁部204を尿素水タンク250の上面まで延設し、尿素水タンク250の上面で第2収容部212の上方を塞ぐようにしてもよい。この場合も、通路232及び開口部134については同様に構成することができる。
更に、上記第2実施形態では、通路232を形成する第2壁部204の上端に切欠を形成して開口部234を設けることにより、第2収容部212内と通路232とを連通するようにしたが、これに代えて通路232を形成する第2壁部204の上下方向の途中の部分に貫通孔を設け、これを開口部としてもよい。
図10は尿素水タンク350の上下方向中間部分における水平方向の断面図、図11は図10中のXI−XI線に沿う尿素水タンク350の断面図である。
図10及び図11に示されるように、尿素水タンク350は、尿素水タンク350の外殻となる第1壁部302によって閉鎖された箱状に形成され、内部に尿素水を貯留するための空間が設けられている。第1壁部302の内側には、図11に示されるように尿素水タンク350の底面から筒状の第2壁部304が立設されており、尿素水タンク350の壁部のうち上下方向に延びる側壁部分が、第1壁部302と第2壁部304とによって二重壁構造となっている。このように第1壁部302の内側に第2壁部304を設けることにより、二重壁構造をなす第1壁部302と第2壁部304との間に尿素水306を収容するための第1収容部308が形成されると共に、第2壁部304を挟んで第1収容部308とは反対側となる第2壁部304の内側に尿素水310を収容するための第2収容部312が形成されている。図11に示されるように、第2壁部304の上端は尿素水タンク350の上面より低い位置にあり、第2収容部312は上端が開口した箱状をなしている。
また、尿素水タンク350の上面における第1収容部308の上方となる位置には、尿素水リターンパイプ48が接続されたリターンポート(流入部)318が設けられ、尿素水インジェクタ44の冷却に使用された尿素水が、尿素水リターンパイプ48を通り、リターンポート318から尿素水タンク350の第1収容部308内に流入するようになっている。
このとき、第1収容部308内の尿素水306の水位は高い位置に維持されるので、第1壁部302を介した外気中への尿素水306の放熱面積が大きく確保されており、引き続き尿素水306が効果的に冷却される。なお、リターンポート318から第1収容部308内に流入した尿素水は、慣性により一旦第1収容部308内の下方に流動するので、第1壁部302を介した外気中への放熱により効果的に冷却される。こうして第1収容部308内で冷却された尿素水が切欠330を介して第2収容部312に流入する。
図13は尿素水タンク450の上下方向中間部分における水平方向の断面図、図14は図13中のXIV−XIV線に沿う尿素水タンク450の断面図である。
図13及び図14に示されるように、尿素水タンク450は、尿素水タンク450の外殻となる第1壁部402によって閉鎖された箱状に形成され、内部に尿素水を貯留するための空間が設けられている。第1壁部402の内側には、上方が開口すると共に底面を有した箱状の第2壁部404が設けられており、4つのスペーサ404aを介して尿素水タンク450の底面上方に支持されている。従って、尿素水タンク450の壁部のうち上下方向に延びる側壁部分と底面部分とが、第1壁部402と第2壁部404とによって二重壁構造となっている。このように第1壁部402の内側に第2壁部404を設けることにより、二重壁構造をなす第1壁部402と第2壁部404との間に尿素水406を収容するための第1収容部408が形成されると共に、第2壁部404を挟んで第1収容部408とは反対側となる第2壁部404の内側に尿素水410を収容するための第2収容部412が形成されている。上述したように、第2収容部412は第2壁部404によって上端が開口した箱状をなしており、図14に示されるように、第2壁部404の上端は尿素水タンク450の上面より低い位置にある。
また、尿素水タンク450の上面における第1収容部408の上方となる位置には、尿素水リターンパイプ48が接続されたリターンポート(流入部)418が設けられ、尿素水インジェクタ44の冷却に使用された尿素水が、尿素水リターンパイプ48を通り、リターンポート418から尿素水タンク450の第1収容部408内に流入するようになっている。
このとき、第1収容部408内の尿素水406の水位は高い位置に維持されるので、第1壁部402を介した外気中への尿素水406の放熱面積が大きく確保されており、引き続き尿素水406が効果的に冷却される。なお、リターンポート418から第1収容部408内に流入した尿素水は、慣性により一旦第1収容部408内の下方に流動するので、第1壁部402を介した外気中への放熱により効果的に冷却される。こうして第1収容部408内で冷却された尿素水が切欠430を介して第2収容部412に流入する。
例えば、上記第1乃至第3実施形態では、第2壁部を尿素水タンクの底面から立設し、第1壁部によって第2収容部の底面を形成するようにしたが、第4実施形態と同様に第2壁部によって底面を有した箱状の第2収容部を形成し、スペーサにより第2収容部を第1収容部の底面から上方に離間させるようにしてもよい。但し、上記第1乃至第3実施形態のように、第1壁部によって第2収容部の底面を形成するようにした場合には、サクションポート及び第2ドレインポートを直接第2収容部の底面をなす第1壁部に設けることができるので、構造が簡単になると共にシール部材などを設ける必要がなくなるほか、第2収容部の容積を比較的大きく確保することができる。
また、上記第1乃至第4実施形態では、第1壁部によって形成される尿素水タンクの外形及び第2壁部によって形成される第2収容部の外形を、いずれも直方体状としたが、これらの形状を任意に変更することが可能であって、本発明の構成に必要とされる条件を逸脱しない限りにおいて様々な形状を適用することが可能である。
また、上記実施形態では、上流側ケーシング30内に前段酸化触媒36とフィルタ38を収容すると共に、下流側ケーシング34内にSCR触媒40と後段酸化触媒42を収容して排気後処理装置28を構成するようにしたが、排気後処理装置28の構成はこれに限定されるものではない。即ち、排気後処理装置28としては、SCR触媒40と、このSCR触媒40の上流側に設けられた尿素水インジェクタ44とを備えていればよい。
30 上流側ケーシング(排気通路)
32 排気連通路(排気通路)
34 下流側ケーシング(排気通路)
40 SCR触媒(アンモニア選択還元型NOx触媒)
44 尿素水インジェクタ
50,150,250,350,450 尿素水タンク
102,202,302,402 第1壁部
104,204,304,404 第2壁部
106,206,306,406 尿素水
108,208,308,408 第1収容部
110,210,310,410 尿素水
112,212,312,412 第2収容部
118,218,318,418 リターンポート(流入部)
124,224,324,424 サクションポート(流出部)
130 カバー部材
132,232 通路(連通路)
134 連通孔
136,236 尿素水
230 仕切部材
234 開口部
330,430 切欠(連通部)
Claims (9)
- エンジンの排気通路に介装され、アンモニアを還元剤として排気中のNOxを選択還元するアンモニア選択還元型NOx触媒と、
尿素水を貯留する尿素水タンクと、
上記排気通路に設けられ、上記尿素水タンクから供給された尿素水の一部を、上記アンモニア選択還元型NOx触媒の上流側の排気中に噴射すると共に、上記尿素水の残部を上記尿素水タンクに戻す尿素水インジェクタとを備え、
上記尿素水タンクは、
上記尿素水タンクを形成する壁部のうち、少なくとも上下方向に設けられる壁部の一部を、上記尿素水タンクの外殻となる第1壁部と、上記第1壁部の内側に設けられた第2壁部とからなる二重壁構造とし、
上記尿素水インジェクタから戻った尿素水を、上記二重壁構造をなして上記第1壁部と上記第2壁部との間に形成された第1収容部に流入させる流入部と、
上記第2壁部を挟んで上記第1収容部とは反対側に形成された第2収容部内に上記第1収容部内の尿素水を流入させる連通部と、
上記尿素水インジェクタに供給される尿素水を上記第2収容部から流出させる流出部と
を備えることを特徴とする排気浄化装置。 - 上記連通部は、上記第1収容部内の尿素水の水位が所定レベルを超えると、上記第1収容部から上記第2収容部に尿素水を流入させることを特徴とする請求項1に記載の排気浄化装置。
- 上記連通部は、上記第1収容部の下端側となる第1位置で上記第1収容部と連通すると共に、上記第1位置よりも上方に位置する第2位置で上記第2収容部と連通していることを特徴とする請求項2に記載の排気浄化装置。
- 上記連通部は、
上記第2収容部内にある上記第2壁部の壁面の一部をカバー部材で覆うことにより、上記第2収容部の底面を起点とする通路状に形成されて上方に延設され、上記第2壁部の上端より低い位置となる上記第2位置で上記第2収容部内に開口する連通路と、
上記連通路を形成する上記第2壁部に形成され、上記第2位置より低い上記第1位置で開口して上記第1収容部と上記連通路内とを連通させる連通孔と
を備えることを特徴とする請求項3に記載の排気浄化装置。 - 上記第2収容部は上端が開口すると共に上下方向に延びる角部を有した箱状をなし、
上記連通部は、上記角部を上記第2収容部の底面から上記第2位置にかけて平板状のカバー部材で覆うことにより形成されることを特徴とする請求項4に記載の排気浄化装置。 - 上記連通部は、
上記第1収容部内にある上記第2壁部の壁面の一部を用いて上下方向に延びる通路状に形成され、上記第1収容部の下端側となる上記第1位置で上記第1収容部内に開口する連通路と、
上記連通路を形成する上記第2壁部に設けられ、上記第1位置より高い上記第2位置で開口して上記第2収容部と上記連通路内とを連通する開口部と
を備えることを特徴とする請求項3に記載の排気浄化装置。 - 上記連通路は、上記第1壁部の壁面と上記第2壁部の壁面との間に互いに離間して掛け渡された2つの仕切部材で上記第1収容部を仕切ることにより形成され、上記仕切部材の少なくとも一方の下端が上記第1収容部の底面より上方に位置することにより上記第1位置で開口しており、
上記第2収容部は上端が開口した箱状に形成されており、
上記開口部は、上記連通路を形成する上記第2壁部の上端を切り欠いて形成される
ことを特徴とする請求項6に記載の排気浄化装置。 - 上記第2収容部は、上端が開口した箱状に形成されており、
上記連通部は、上記第2壁部の上端に形成された切欠である
ことを特徴とする請求項2に記載の排気浄化装置。 - 上記第2収容部は、上端が開口した箱状に形成されており、
上記連通部は、上記第2壁部の上端部である
ことを特徴とする請求項2に記載の排気浄化装置。
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