JP4853199B2 - 画像圧縮方法、装置、電子カメラ、およびプログラム - Google Patents
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Description
(2)Pピクチャ…IピクチャとIピクチャの途中に位置するPピクチャを抽出する。前方向のIピクチャから作成した動き予測フレームと、このPピクチャとのフレーム間差(フレーム間予測差分)を求め、このフレーム間予測差分をデータ圧縮する。
(3)Bピクチャ…IピクチャとPピクチャの途中に位置するBピクチャを抽出する。前後のIピクチャおよびPピクチャから作成した動き予測フレームと、このBピクチャとのフレーム間差(フレーム間予測差分)を求め、このフレーム間予測差分をデータ圧縮する。
しかしながら、1フレーム枚分の画像データを複数の画像領域に区分して、これら画像領域ごとにフレーム内圧縮/フレーム間予測差分圧縮の切り替えを行うものはなかった。
そこで、本発明は、画像領域ごとにフレーム内圧縮/フレーム間予測差分圧縮を切り替える技術を提供することを目的とする。
(1)画像データ間の動きベクトルを画像上の複数位置について求める動きベクトル検出ステップ。
(2)動きベクトルの画像上の変化(以下、空間変化という)を大小判定する判定ステップ。
(3)圧縮対象の画像データから、動きベクトルの空間変化が大きいと判定される画像領域Aを選別し、選別された画像領域Aにフレーム内圧縮を施すフレーム内圧縮ステップ。
(4)圧縮対象の画像データから、動きベクトルの空間変化が小さいと判定される画像領域Bを選別し、選別された画像領域Bにフレーム間予測差分圧縮を施すフレーム間圧縮ステップ。
(5)なお、動きベクトル検出ステップは、画像データをブロックに区分し、そのブロックを更に区分することにより、階層的なブロック区分を順次に行うステップを含む。
(6)また、動きベクトル検出ステップは、階層上位のブロックの動きベクトルを先に求め、動きベクトルを開始位置として、階層下位のブロックの動きベクトルを探索するステップを含む。
(7)判定ステップは、ブロックの階層間における動きベクトルの変化が所定の許容量内に整定したことを停止条件として、階層下位のブロック区分を停止するステップを含む。
(8)フレーム内圧縮ステップは、ブロックの最終的な区分サイズが所定サイズより小さくなるブロックを選別し、選別されたブロックを画像領域Aとしてフレーム内圧縮を施すステップを含む。
(9)一方、フレーム間圧縮ステップは、ブロックの最終的な区分サイズが所定サイズより大きいブロックを選別し、選別されたブロックを画像領域Bとしてフレーム間予測差分圧縮を施すステップを含む。
《2》 本発明の画像圧縮装置は、画像データ群をデータ圧縮する画像圧縮装置であって、動きベクトル検出部、判定部、フレーム内圧縮部、およびフレーム間圧縮部を備える。
動きベクトル検出部は、画像データ間の動きベクトルを画像上の複数位置について求める。
判定部は、動きベクトルの画像上の変化(以下、空間変化という)を大小判定する。
フレーム内圧縮部は、圧縮対象の画像データから、動きベクトルの空間変化が大きいと判定される画像領域Aを選別し、選別された画像領域Aにフレーム内圧縮を施す。
フレーム間圧縮部は、圧縮対象の画像データから、動きベクトルの空間変化が小さいと判定される画像領域Bを選別し、選別された画像領域Bにフレーム間予測差分圧縮を施す。
なお好ましくは、動きベクトル検出部は、区分部、および探索部を備える。
区分部は、画像データをブロックに区分し、そのブロックを更に区分することにより、階層的なブロック区分を順次に行う。
探索部は、階層上位のブロックの動きベクトルを先に求め、動きベクトルを開始位置として、階層下位のブロックの動きベクトルを探索する。
判定部は、ブロックの階層間における動きベクトルの変化が所定の許容量内に整定したことを停止条件として、階層下位のブロック区分を停止する。
フレーム内圧縮部は、ブロックの最終的な区分サイズが所定サイズより小さくなるブロックを選別し、選別されたブロックを画像領域Aとしてフレーム内圧縮を施す。
一方、フレーム間圧縮部は、ブロックの最終的な区分サイズが所定サイズより大きいブロックを選別し、選別されたブロックを画像領域Bとしてフレーム間予測差分圧縮を施す。
《3》 また好ましくは、判定部は、階層的なブロック区分が所定サイズより小さくなる前段階で、ブロックの更なる区分を停止する。
この場合、フレーム内圧縮部は、停止条件を満足しないままにブロック区分を停止したブロックを、最終的な区分サイズが所定サイズより小さくなるブロックと見なして、フレーム内圧縮を施す。
一方、フレーム間圧縮部は、停止条件を満足してブロック区分を停止したブロックに対してフレーム間予測差分圧縮を施す。
《4》 なお好ましくは、色差成分についてフレーム内圧縮を行う色差圧縮部を備える。画像データとして、輝度成分および色差成分を含むカラー画像が入力される場合、色差成分については色差圧縮部を用いてフレーム内圧縮を実施する。一方、輝度成分については、上述したフレーム内圧縮部およびフレーム間圧縮部を用いて、画像領域A,Bに分けて圧縮処理を実施する。
《5》 本発明の電子カメラは、《2》〜《4》のいずれか1項に記載の画像圧縮装置と、被写体を撮像して画像データ群を生成する撮像部とを備える。この画像圧縮装置は、撮像部で生成された画像データ群をデータ圧縮する。
《6》 本発明の画像処理プログラムは、コンピュータを、《2》〜《4》のいずれか1項に記載の画像圧縮装置として機能させるためのプログラムである。
図1は、電子カメラ11の構成を示すブロック図である。
図1において、電子カメラ11は、被写体を連写撮影または動画撮影して画像データ群を生成する撮像部12と、画像データ群を画像圧縮する画像圧縮装置13とを備えて概略構成される。その他、電子カメラ11は、画像圧縮装置13で生成される複数種類の圧縮データをまとめて、一つまたは複数の圧縮ファイルを生成するファイル生成部21を備える。
(1)動きベクトル検出部14…画像データ(基準画像という)と画像データ(参照画像という)との間における絵柄の動きベクトルを、画像上の複数位置で求める。なお、この動きベクトル検出部14は、区分部15、および探索部16を備える。
(2)判定部17…複数位置の動きベクトルについて、画像上の空間的変化を大小判定する。
(3)フレーム内圧縮部18…圧縮対象の画像データから、動きベクトルの空間変化が大きい画像領域Aを選別し、選別された画像領域Aに対してフレーム内圧縮を施す。
(4)フレーム間圧縮部19…圧縮対象の画像データから、動きベクトルの空間変化が小さい画像領域Bを選別し、選別された画像領域Bに対してフレーム間予測差分圧縮を施す。
(5)色差圧縮部20…画像データ群の色差成分について、フレーム内圧縮を施す。
まず、動きベクトル検出の動作について先に説明する。続いて、動きベクトル検出を画像データの領域区分に使用した、画像圧縮処理について説明する。
図2は、動きベクトル検出のメインルーチンを説明する流れ図である。以下、図2に示すステップ番号に沿って、この動作を説明する。
2つの画像データの内、一方の参照画像は、探索部16が管理するメモリ領域に格納される。他方の基準画像は、区分部15が管理するメモリ領域に格納される。
なお、参照画像および基準画像をそのまま格納せずに、参照画像および基準画像のエッジ成分を格納してもよい。この処理により、後述するブロック単位のエッジ抽出処理を省略することができる。
ここで生成されるスレッドは、大元の親スレッドである。この親スレッド内において、同様の子スレッドが再帰的に複数生成されることにより、本メインルーチンの動作と並行して、階層的な動きベクトルの検出動作が多岐にわたって実行される。
図4および図5は、上述したスレッド単位に実施される関数F(ブロック)の具体的な処理制御を説明する流れ図である。以下、図4および図5に示すステップ番号に沿って、このスレッド単位の動作を説明する。
この引数には、基準画像におけるブロックの位置(例えばブロックの左上点の座標)とブロックサイズ(例えばブロックの縦横画素数)が含まれる。
また、ブロックを含む上位ブロックについて動きベクトルが既知の場合には、この動きベクトルのデータも引数に含まれる。
引数のブロックサイズが所定サイズScよりも大きい場合、探索部16は、動きベクトル検出を実行するため、ステップS12に動作を移行する。
一方、引数のブロックサイズが所定サイズScよりも小さい場合、ステップS27に動作を移行する。この分岐処理によって、ブロックが過度に微細化する前に、動きベクトルの階層的な検出動作を打ち止めとすることができる。
ブロックに含まれるエッジ成分がこの閾値以上の場合、探索部16はステップS16に動作を移行する。
一方、ブロックに含まれるエッジ成分が閾値よりも少ない場合、探索部16はステップS15に動作を移行する。
ブロックサイズがサイズSa以上の場合、探索部16は、動きベクトルを検出するため、ステップS16に動作を移行する。この動作により、比較的大きなブロックサイズの段階で、動きベクトル検出が停止してしまう事態を防止できる。
一方、ブロックサイズがサイズSaよりも小さい場合、探索部16はステップS25に動作を移行する。この分岐処理により、エッジ成分が少なくなったブロックから順番に、動きベクトルの階層的な検出動作が打ち止めとなる。
ブロックサイズがサイズSb以上の場合、探索部16は、ステップS18に動作を移行する。
一方、ブロックサイズがサイズSbよりも小さい場合、探索部16は、ステップS20に動作を移行する。
図6は、この射影成分の計算の様子を示す図である。まず、探索部16は、下式に示す縦エッジ抽出用のフィルタ(図6[A]参照)を用いて、基準画像のブロックから縦エッジ成分gyを抽出する。
gy(x,y)=-f(x,y-1)+f(x,y+1)
さらに、探索部16は、下式に示す横エッジ抽出用のフィルタ(図6[B]参照)を用いて、基準画像のブロックから横エッジ成分gxを抽出する。
gx(x,y)=-f(x-1,y)+f(x+1,y)
なお、ノイズの影響を軽減するため、探索部16は、所定の微小振幅に収まる縦エッジ成分gyと横エッジ成分gxについては、ゼロに置き換えることが好ましい。
次に、探索部16は、図6[A]に示すように、縦エッジ成分gyを水平行の単位に累積加算することにより、縦射影波形を算出する。
さらに、探索部16は、図6[B]に示すように、横エッジ成分gxを垂直列の単位に累積加算することにより、横射影波形を算出する。
なお、探索部16は、参照画像の画像全域についても、ステップS18と同様の処理を行い、縦射影波形と横射影波形を予め求めておく。
なお、ブロックサイズが閾値(例えば縦100画素)以上では、計算量の少ない差分の絶対値和を比較することが好ましい。また、ブロックサイズが閾値(例えば縦100画素)未満の場合には、差分変動に敏感に反応する二乗和を比較することが好ましい。
また、探索部16は、図6[B]に示すように、横方向についても同一の処理を実施し、基準画像のブロックと参照画像との横方向の位置ズレを検出する。
以上の探索動作を終えた後、ステップS21に動作を移行する。
この動きベクトルの空間変化の大きさが、誤差などの許容量内に収まっている場合、判定部17は動きベクトルの変化が整定したと判断し、ステップS24に動作を移行する。
一方、動きベクトルの空間変化の大きさが、誤差などの許容量を超える場合、判定部17は、動きベクトルの検出を継続する必要があると判断してステップS26に動作を移行する。
ブロックサイズがサイズSa以上の場合、判定部17は、動きベクトル検出を継続するため、ステップS26に動作を移行する。
一方、ブロックサイズがサイズSaよりも小さい場合、判定部17は、ステップS25に動作を移行する。
このようなフラグ操作の完了後、判定部17は、関数F(ブロック)の読み出し元に動作を戻す。このリターン処理により、動きベクトルが整定したブロックから順番に、動きベクトルの階層的な検出動作が打ち止めとなる。
ここで、所定サイズSc未満となる場合、判定部17はステップS27に動作を移行する。
一方、所定サイズSc以上となる場合、判定部17はステップS28に動作を移行する。
このようフラグ操作の完了後、判定部17は、関数F(ブロック)の読み出し元に動作を戻す。このリターン処理により、フレーム内圧縮処理を行うことが確定的なブロックに対して、不要なブロック区分を省くことが可能になる。
これら子スレッドの再帰読み出しが全て復帰した時点で、関数F(ブロック)の読み出し元に動作が戻る。
図7は、画像圧縮の動作を説明する流れ図である。以下、図7に示すステップ番号に沿ってこの動作を説明する。
画像圧縮装置13は、動きベクトル検出部14および判定部17を用いて、隣り合う画像データの相互間において、上述した動きベクトル検出の処理(図2,図4,図5)を実施する。その結果、個々の画像データは、図8に示すように、サイズの異なるブロックに区分される。
ここでのフレーム内圧縮は、フレーム内で完結する画像圧縮方式であればよい。例えば、隣り合う画素間で輝度成分の差データを求め、その差データを可変長符号化やランレングス符号化などを用いてデータ圧縮してもよい。また例えば、JPEG方式のように直交変換を用いて画像圧縮を行ってもよい。
なお、画像領域Aをブロックやタイルといった小単位に区分して、フレーム内圧縮を実施してもよい。また、画像領域Aの全域に対して、フレーム内圧縮を実施してもよい。
例えば、フレーム間圧縮部19は、基準画像のブロックの区画を動きベクトルの分だけずらした区画を求め、このずらした区画に合わせて参照画像からブロック(動き補償ブロック)を切り出す。次に、フレーム間圧縮部19は、基準画像のブロックと、参照画像の動き補償ブロックとの間で輝度成分のブロック差分を求める。フレーム間圧縮部19は、このブロック差分を圧縮符号化する。フレーム間圧縮部19は、求めたブロック差分の圧縮結果と動きベクトルの符号化データとを合わせて、圧縮データを生成する。
ここでのフレーム内圧縮も、フレーム内で完結する画像圧縮方式であればよい。
なお、色差成分については、サブサンプリング(4:2:2、4:1:1、4:2:0など)を行うことで、さらに圧縮効率を高めてもよい。
(1)画像領域Aの輝度成分をフレーム内圧縮した圧縮データ
(2)画像領域Bの輝度成分をフレーム間予測差分圧縮した圧縮データ
(3)色差成分をフレーム内圧縮した圧縮データ
なお、ここでの圧縮ファイルは、個々の画像データの単位に生成してもよい。また、動画像ファイルのように、画像データ群を一つにまとめた圧縮ファイルを生成してもよい。
本実施形態では、動きベクトルの空間変化が大きい画像領域Aを選別する。このような画像領域Aは、隣接する動きベクトルが大きく変動するため、フレーム間の絵柄の動きが複雑で、フレーム間相関が比較的低い箇所であると考えられる。したがって、この画像領域Aについては、フレーム間予測差分圧縮では圧縮効率を稼ぐことが難しい。そこで、この画像領域Aについてはフレーム内圧縮に切り換えることにより、圧縮効率を高める。
なお、上述した実施形態では、再帰読み出しの関数F()を使用する例について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。画像データを階層的に区分しながら、個々のブロックについて動きベクトル検出を個別に実施してもよい。
図9〜図11は、画像データ群(フレーム番号0〜180)の演算値(予測差分など)を求め、その演算値の標準偏差Sigmaをフレーム番号ごとにプロットしたグラフである。なお、グラフ中のプロット記号は、下記の圧縮方式を意味する。
(*) 階層的に求めた動きベクトルを用いて圧縮データを求めた場合
(×) グローバル動き補償を行って圧縮データを求めた場合(参考データ)
(+) 動き補償を行わずに圧縮データを求めた場合(参考データ)
(□) 画像全域にフレーム内圧縮を行った場合(参考データ)
(■) ブロック空間差分を最小化する動きベクトルの理想値を用いて、フレーム間予測差分を求めた場合(参考データ)
以下、これらのグラフ別に結果を説明する。
次に、輝度色差成分(ここではYCbCr)からなるカラー画像データに本実施形態を適用するケースについて効果を説明する。
(*) 階層的に求めた動きベクトルを用いてフレーム間予測差分圧縮を行った場合
(□) 輝度色差成分YCbCrを画像領域A,Bに区分して、フレーム内圧縮/フレーム間予測差分圧縮を適応的に切り替えた場合
(×) グローバル動き補償を行って圧縮データを求めた場合(参考データ)
(+) 動き補償を行わずに圧縮データを求めた場合(参考データ)
(■) 輝度色差成分YCbCrにフレーム内圧縮を行った場合(参考データ)
(○) 色成分RGBにフレーム内圧縮を行った場合(参考データ)
Claims (6)
- 画像データ群をデータ圧縮する画像圧縮方法であって、
前記画像データ間の動きベクトルを画像上の複数位置について求める動きベクトル検出ステップと、
前記動きベクトルの前記画像上の変化(以下、空間変化という)を大小判定する判定ステップと、
圧縮対象の前記画像データから、前記動きベクトルの前記空間変化が大きいと判定される画像領域Aを選別し、選別された前記画像領域Aにフレーム内圧縮を施すフレーム内圧縮ステップと、
圧縮対象の前記画像データから、前記動きベクトルの前記空間変化が小さいと判定される画像領域Bを選別し、選別された前記画像領域Bにフレーム間予測差分圧縮を施すフレーム間圧縮ステップと
を備え、
前記動きベクトル検出ステップは、前記画像データをブロックに区分し、そのブロックを更に区分することにより、階層的なブロック区分を行うステップと、
階層上位の前記ブロックの動きベクトルを先に求め、前記動きベクトルを開始位置として、階層下位の前記ブロックの動きベクトルを探索するステップとを含み、
前記判定ステップは、前記ブロックの階層間における動きベクトルの変化が所定の許容量内に整定したことを停止条件として、階層下位のブロック区分を停止するステップを含み、
前記フレーム内圧縮ステップは、前記ブロックの最終的な区分サイズが所定サイズより小さくなるブロックを選別し、選別された前記ブロックを前記画像領域Aとしてフレーム内圧縮を施すステップを含み、
前記フレーム間圧縮ステップは、前記ブロックの最終的な区分サイズが前記所定サイズより大きいブロックを選別し、選別された前記ブロックを前記画像領域Bとしてフレーム間予測差分圧縮を施すステップを含む
ことを特徴とする画像圧縮方法。 - 画像データ群をデータ圧縮する画像圧縮装置であって、
前記画像データ間の動きベクトルを画像上の複数位置について求める動きベクトル検出部と、
前記動きベクトルの前記画像上の変化(以下、空間変化という)を大小判定する判定部と、
圧縮対象の前記画像データから、前記動きベクトルの前記空間変化が大きいと判定される画像領域Aを選別し、選別された前記画像領域Aにフレーム内圧縮を施すフレーム内圧縮部と、
圧縮対象の前記画像データから、前記動きベクトルの前記空間変化が小さいと判定される画像領域Bを選別し、選別された前記画像領域Bにフレーム間予測差分圧縮を施すフレーム間圧縮部と
を備え、
前記動きベクトル検出部は、
前記画像データをブロックに区分し、そのブロックを更に区分することにより、階層的なブロック区分を行う区分部と、
階層上位の前記ブロックの動きベクトルを先に求め、前記動きベクトルを開始位置として、階層下位の前記ブロックの動きベクトルを探索する探索部とを備え、
前記判定部は、前記ブロックの階層間における動きベクトルの変化が所定の許容量内に整定したことを停止条件として、階層下位のブロック区分を停止し、
前記フレーム内圧縮部は、前記ブロックの最終的な区分サイズが所定サイズより小さくなるブロックを選別し、選別された前記ブロックを前記画像領域Aとしてフレーム内圧縮を施し、
前記フレーム間圧縮部は、前記ブロックの最終的な区分サイズが前記所定サイズより大きいブロックを選別し、選別された前記ブロックを前記画像領域Bとしてフレーム間予測差分圧縮を施す
ことを特徴とする画像圧縮装置。 - 請求項2に記載の画像圧縮装置において、
前記判定部は、階層的なブロック区分が前記所定サイズより小さくなる前段階で、前記ブロックの更なる区分を停止し、
前記フレーム内圧縮部は、前記停止条件を満足せずにブロック区分を停止したブロックを、最終的な区分サイズが所定サイズより小さくなるブロックと見なして、フレーム内圧縮を施し、
前記フレーム間圧縮部は、前記停止条件を満足してブロック区分を停止したブロックにフレーム間予測差分圧縮を施す、
ことを特徴とする画像圧縮装置。 - 請求項2または請求項3に記載の画像圧縮装置において、
前記画像データは、輝度成分および色差成分を含むカラー画像であり、
前記色差成分にフレーム内圧縮を施す色差圧縮部を備え、
前記輝度成分は、前記フレーム内圧縮部および前記フレーム間圧縮部によって前記画像領域A,Bに分けて圧縮する
ことを特徴とする画像圧縮装置。 - 請求項2ないし請求項4のいずれか1項に記載の画像圧縮装置と、
被写体を撮像して画像データ群を生成する撮像部とを備え、
前記画像圧縮装置は、前記撮像部で生成された前記画像データ群をデータ圧縮する
ことを特徴とする電子カメラ。 - コンピュータを、請求項2ないし請求項4のいずれか1項に記載の画像圧縮装置として機能させるための画像処理プログラム。
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