JP4848713B2 - 印刷装置 - Google Patents
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Description
例えば、被記録媒体として用紙が収納された用紙カセットと、インクリボンが収納されたリボンカセットを有する印刷装置においては、用紙カセットから給紙された用紙を搬送すると共に、未使用のインクリボンが巻回されたリボンスプールからインクリボンを引き出しつつ搬送する。そして、サーマルヘッドとプラテンローラにより、インクリボンと用紙を挟み、この状態でサーマルヘッドの発熱態様を制御することでインクリボンに塗布されたインクを用紙に熱転写している。
この場合に、用紙とインクリボンは夫々個別に搬送されているが、サーマルヘッドとプラテンローラで挟まれ印刷が行われる部分の周辺においては、被記録媒体の搬送径路と、インクリボンの搬送径路が重複する部分が生じる。
そして、当該サーマルヘッド、プラテンローラに対する被記録媒体の搬送方向上流側においては、用紙の剛性により、インクリボンの搬送時に案内するガイド片等の他の部材に対して、インクリボンを押圧し、当該他の部材と用紙でインクリボンを挟みこんでしまうことがある。
この点、未使用のインクリボンが巻回されたリボンスプールの回転負荷は、インクリボンの搬送に対するバックテンションとして作用するので、サーマルヘッドによる加熱に基づき生じたインクリボンの伸びを吸収する働きがある。
しかしながら、この場合に、インクリボンは、一方でサーマルヘッドとプラテンローラにより被記録媒体と共に挟み込まれ、他方では被記録媒体により押圧されつつ挟み込まれているので、加熱により生じた伸びをリボンスプールのバックテンションで吸収することができない。
即ち、インクリボンにシワが発生することにより、印刷結果物に未転写部分が生じてしまい、印刷結果の品質を低下させてしまうという問題点があった。
上述したように、インクリボンにシワが発生する要因としては、用紙の剛性により、インクリボンがリボンガイド等の他の部材に押圧され、挟み込まれてしまうことにある。
ここで、特許文献1に記載されている印刷装置では、用紙と共にインクリボンを挟み込んでしまうリボンガイドの形状を改良することにより、リボンスプールによるバックテンションをインクリボンに有効に作用させることで、シワの発生を防止している。具体的には、インクリボンと当接する面に複数個の突起を形成することにより、インクリボンとリボンガイドが当接する面積を減らし、インクリボンとリボンガイドの間に生じる摩擦力を小さくしている。これにより、リボンスプールによるバックテンションをインクリボンに有効に作用させることができ、シワの発生要因であるインクリボンの伸びを吸収させることができる。
即ち、特許文献1に記載の印刷装置では、インクリボンにシワを発生させずに印刷可能な用紙は限定されてしまうことになり、高品質で印刷可能な用紙が限られてしまうという問題点があった。
この時、インクリボンがサーマルヘッドにより加熱されると、インクリボンに伸びが生じるが、印刷時における被記録媒体の搬送方向上流側には、前記被記録媒体をインクリボンから離間させつつ、案内するシートガイド部材が配設されているので、搬送方向上流側でインクリボンと被記録媒体が当接する部分はなく、インクリボンにバックテンションを有効に作用させることができる。この結果、インクリボンに生じた伸びは、バックテンションにより確実に吸収されるので、印刷面において、シワに基づく未転写部分の発生を防止することができる。
また、用紙ガイド部材により、被記録媒体をインクリボンから離間させつつ、案内するのであるから、被記録媒体のコシの強弱に関わらず、インクリボンに対するシワの発生を防止することができる。即ち、被記録媒体の種類を問わず、インクリボンのシワを防止することができるので、どの被記録媒体を用いた場合であっても、未転写部分のない高品質な印刷物を提供することが可能となる。
これにより、インクリボンに伸びが生じる印刷実行時において、バックテンションの作用により、即座にインクリボンの伸びが吸収されるので、インクリボンにシワが発生することもなく、確実に未転写部分のない美麗な印刷物を提供することが可能となる。
図1乃至図5に示すように、印刷装置1は、左右両側に配設される側壁3、4を持つフレーム5等から構成される本体筐体2と、この側壁3に貫通される横長のリボンカセット孔6に側面側から嵌め込むことによって該フレーム5内に着脱自在に取り付けられるリボンカセット8と、被記録媒体としての用紙10が複数枚積層状態で収納されて本体筐体2の前面側下部に前側から嵌め込んで装着される用紙トレー11とから構成されている。
そして、ヘッドユニット16の下側には、リボンカセット8の有・無を検出するリボンカセット検出センサ38が配設されている。即ち、リボンカセット検出センサ38は、リボンカセット8が装着されていない場合にはOFF信号を出力し、リボンカセット8が装着された場合にはON信号を出力するように構成されている。
ここで、該ヘッドユニット16の後端部は、フレーム5の各側壁3、4に各端縁部が軸支される回転軸17を中心にして回動可能に取り付けられている。この回転軸17にはトーションバネ18が装着されており、このトーションバネ18の一端は側壁4に係止され、他端はヘッドユニット16の側壁31の後端31Aに引っ掛けられている。そして、ヘッドユニット16は、この回転軸17に装着されたトーションバネ18によって回転軸17を中心に図4における時計方向回りに付勢されている。
また、このヘッドユニット16の長手方向中央部の前側側面部には、赤外発光ダイオードとフォトトランジスタとが内蔵される反射型フォトセンサ36が設けられている。
ここで、一方のカム部材21の外側側面部には、後側の側端縁部から前側方向に略1/4円弧状のカムギヤ21Aが形成されている。このカムギヤ21Aは、側壁4の後端縁部外側に配設されるステッピングモータ等によって構成されるヘッドモータ24及びこの側壁4の内側面に配設される第1ギヤ列25を介して正逆回転駆動される。従って、図4、図5に示すように、ヘッドモータ24の回転駆動に基づいて、ヘッドユニット16の姿勢制御が行われる。具体的に説明すると、リボンカセット8の着脱時においては、ヘッドモータ24を逆回転駆動して各カム部材21、22が略水平に位置するように後側方向に回動することにより、ヘッドユニット16から離間するように駆動制御される。この時、該ヘッドユニット16は、トーションバネ18によってリボンカセット8よりも上側に位置するように上方に回動される(図4参照)。
一方、用紙10に印刷する場合には、ヘッドモータ24を正回転駆動することにより、ヘッドユニット16は、用紙10の搬送状態に合わせて下方に回動される(図5参照)。尚、この点については、後に詳細に説明する。
従って、上述したように、ヘッドモータ24に駆動に基づいて、ヘッドユニット16が回動した場合には、当該リボンガイド部材28もそれに伴って移動する。即ち、印刷時において、ヘッドユニット16が下方に回動された場合には、リボンガイド部材28も、リボンカセット8の開口部46に挿入される(図5参照)。この時、リボンガイド28A下面により後述するインクリボン45が下方に押し下げられる。
また、サーマルヘッド15の上側は、ヘッドユニット16の各側壁31間に横架される側面視クランク形の天板33の前側部下面に固定されている。尚、サーマルヘッド15は、印刷時には、ヘッドバネ35(図6参照)により所定押圧力でプラテンローラ37に押しつけられるように構成されている。
図1、図7に示すように、リボンカセット8は、略円筒状のリボン収納部41と、このリボン収納部41に対向して設けられる略円筒状の巻取収納部42と、リボン収納部41、巻取収納部42を連結する左右一対の連結部43、44によって一体化された略矩形状に構成されている。リボンカセット8の中央部には、サーマルヘッド15とほぼ同じ幅のインクリボン45の走行路が形成されると共に、長尺状のサーマルヘッド15及びリボンガイド部材28が上方から挿入される開口部46が形成されている。
そして、リボン収納部41には、インクリボン45の印刷面が外側になるように巻回されるリボンスプール48が回転可能に収納されており、開口部46側下端縁部に開設されたインクリボン送出口41Aから、インクリボン45を走行路及び巻取収納部42方向へ引き出すことができる。
一方、巻取収納部42には、リボン収納部41から走行路を経由したインクリボン45が印刷時に引き込まれるインクリボン引込口42Aが開口部46側下端縁部に開設されており、そして、巻取収納部42には、インクリボン45が巻き取られるリボン巻取スプール49が回転可能に収納されている。そして、リボン巻取スプール49の外周面にインクリボン引込口42Aから引き込まれたインクリボン45の先端部が固着されているので、リボン収納部41から引き出され、インクリボン引込口42Aから引き込まれたインクリボン45はリボン巻取スプール49に巻回されて収納される。
そして、側壁4には、ステッピングモータ等によって構成されるリボン送りモータ65が配設されており、リボン送りモータ65は、第3ギヤ列53を介してリボンスプール48及びリボン巻取スプール49に動力を作用させることができる。即ち、リボン送りモータ65を駆動することによって、第3ギヤ列53を介してリボンスプール48及びリボン巻取スプール49の回転駆動が可能となり、インクリボン45の搬送が可能となる。
図8に示すように、インクリボン45は、長尺状の透明なベースフィルム71上に、1枚の用紙10に対するカラー印刷に用いるインクが印刷時の搬送方向に基づいて、所定の順番で繰り返し配置されている。
具体的に説明すると、ベースフィルム71には、先ず、フルカラーで画像等を印刷する際に用いる3色のカラー原色インクが配置されている。即ち、印刷時に搬送される順に、「イエロー」を呈色するカラー原色インクY、「マゼンタ」を呈色するカラー原色インクM、「シアン」を呈色するカラー原色インクCが配置されている。
そして、カラー原色インクY、M、Cの後方には、無色透明を呈し、カラー原色インクY、M、Cにより印刷された画像等の印刷面を保護するオーバーコートインクOPが配置されている。このオーバーコートインクOPには、所定量の紫外線吸収剤が含有されている。従って、カラー原色インクY、M、Cによる印刷面をオーバーコートインクOPで覆うことで、紫外線吸収剤により自然光に含まれる紫外線を吸収することができる。この結果、自然光に含まれる紫外線により生じる画像の劣化(例えば、色彩の変色等)を防止することができる。
また、印刷終了位置検出用マーク81がアルミテープ42Dの前側を通過した場合には、反射型フォトセンサ36によってその通過を検出することができる。これにより、1枚の用紙10に対するインクリボン45、即ち、図8に示すカラー原色インクY、カラー原色インクM、カラー原色インクC、オーバーコートインクOPから構成される1セットのインクが消費されたことを検出することができる。
従って、本実施例に係る印刷装置1においては、用紙10に印刷を行う際には、先ず、給紙ローラ55により用紙トレー11に収納された用紙10のうち、最上面に位置する一枚の用紙10を用紙送りローラ56、ピンチローラ57へと搬送する。この時、給紙ローラ55により搬送された用紙10の先端部を先端検出スイッチ58で検出し、先端検出スイッチ58の検出信号に基づいて、用紙送りローラ56の回転駆動が開始される。これにより、給紙ローラ55により給紙された用紙10は、用紙送りローラ56、ピンチローラ57の回転に基づいて、プラテンローラ37、サーマルヘッド15等の印刷機構へと搬送される。
そして、支持部材60Cの内部には、前記固定部材60Bの下方に、固定部材60Bを上方に付勢するバネ部材60Dが配設されている。
従って、図4に示すように、用紙ガイド部材60にヘッドユニット16が当接していない状態においては、用紙ガイド60Aは用紙10が搬送される搬送径路の上方に位置する。一方、ヘッドユニット16が下方に移動した場合には、ヘッドユニット16の移動に伴い、用紙ガイド部材60は下方に押し下げられる。この時、用紙ガイド60Aは用紙10を下方に押し下げる(図5参照)。尚、この点については、後に詳細に説明する。
図9に示すように、印刷装置1の制御系は制御回路部110を核として構成されている。この制御回路部110はCPU111、ROM112、CGROM113、RAM114、及び、入出力回路(I/O)115から構成され、これらはバス線116を介して相互に接続されている。
そして、CPU111はかかるROM112に記憶されている各種のプログラムに基づいて各種の演算を行なうものである。
そして、RAM114は、CPU111により演算された各種の演算結果等を一時的に記憶させておくためのものであり、テキストメモリ、イメージバッファ、印刷バッファ等の各種のメモリエリアが設けられている。
また、入出力回路(I/0)115には、給紙ローラ55によって給紙される用紙10の先端部を検出する先端検出スイッチ58、インクリボン45の各位置決め用マーク72、や印刷終了位置検出用マーク81を検出する反射型フォトセンサ36、リボンカセット8の装着の有・無を検出するリボンカセット検出センサ38等が接続されている。
先ず、当該印刷装置1に接続されているホストPC117より印刷開始信号を受信すると、CPU111は、用紙送りモータ51を所定方向に回転駆動することによって、第2ギヤ列52を介して給紙ローラ55及び用紙送りローラ56を回転駆動させる。これにより、用紙トレー11に積層されている用紙10のうち、最上面の用紙10が印刷装置1に給紙される。
尚、この時点においては、ヘッドユニット16は上方に位置しており、サーマルヘッド15は、プラテンローラ37に圧接していない状態である(図4参照)。
ここで、用紙10は、給紙ローラ55で給紙された後、先端検出スイッチ58の上方を搬送される。この時、先端検出スイッチ58により用紙10の先端を検出すると、CPU111は、用紙送りローラ56の回転駆動を開始する。尚、この時点では給紙ローラ55による用紙10の搬送は継続しているので、用紙送りローラ56、ピンチローラ57に用紙10が挟持された場合には、用紙送りモータ51、用紙送りローラ56、ピンチローラ57により、プラテンローラ37上面と、サーマルヘッド15下面との間を搬送される。
また、ヘッドユニット16は上方に位置しているので、プラテンローラ37とサーマルヘッド15の間には充分な空間があり、用紙10の印刷開始位置への搬送を妨げることはない。
そして、印刷開始位置に到達した時点で、CPU111は、用紙送りモータ51の駆動を停止し、用紙10の搬送を停止する。
即ち、図4に示すように、用紙10を印刷開始位置まで搬送した際には、用紙10の後端が用紙送りローラ56、ピンチローラ57により挟持された状態となり、更に、用紙ガイド60Aの下方であって、固定部材60Bの間に用紙10が位置する状態となる。
図6に示すように、ヘッドモータ24(図1参照)を正方向に所定時間(所定ステップ数)回転駆動して、第1ギヤ列25(図1参照)を介してカムギヤ21Aを回転角度約55度時計方向に回転させて各カム部材21、22をヘッドユニット16上で摺動させた場合には、ヘッドユニット16が所定角度下方に回動される。これにより、サーマルヘッド15は、プラテンローラ37の近傍まで下げられ、ヘッドユニット16の前面部に設けられた反射型フォトセンサ36は、リボンカセット8の巻取収納部42に設けられたアルミテープ42Dに対向する。
従って、ヘッドモータ24を駆動してヘッドユニット16をこの位置に回動させて停止させた場合には、リボン送りモータ65を駆動してインクリボン45を一定速度で搬送することによって、該反射型フォトセンサ36を介して各インク(カラー原色インクY、カラー原色インクM、カラー原色インクC、オーバーコートインクOP)に対応する位置決め用マーク72や印刷終了位置検出用マーク81を検出することが可能となる。
即ち、図5に示すように、リボンスプール48からサーマルヘッド15までの搬送径路と、用紙10の搬送径路が重複する部分はなく、用紙10とインクリボン45とは、サーマルヘッド15とプラテンローラ37で挟持されている部分でのみ当接する。
用紙10の搬送方向上流側で当接する部分は存在せず、用紙10がインクリボン45を搬送方向上流側で押圧することはないので、リボンスプール48のバックテンションをインクリボン45に有効に作用させることができる。この結果、サーマルヘッド15による加熱の影響をうけ、ベースフィルム71に伸びが生じた場合であっても、ベースフィルム71の伸びを吸収することができ、リボンスプール48と、サーマルヘッド15までの径路上において、インクリボン45が弛み、シワが生じる事もない。
上述したように、サーマルヘッド15で加熱されることによるインクリボン45に生じた伸びはリボンスプール48のバックテンションで吸収されるので、サーマルヘッド15とプラテンローラ37とで押圧された場合に「シワ」となることはない。即ち、インクリボン45からインクを用紙10へ熱転写した場合に、転写不良となる部分がなくなり、常に高品質な印刷物を提供することが可能となる。
そして、用紙トレー11から給紙された用紙10は、先ず、カラー原色インクYによる印刷を施されつつ、印刷終了位置まで搬送される。用紙10が印刷終了位置まで搬送された時点で、カラー原色インクYによる印刷を完了する。
そして、カラー原色インクYによる印刷を終えた用紙10は、カラー原色インクMによる印刷を行うべく、再び印刷開始位置へと搬送される。この点、上述したカラー原色インクYの場合と同様であるので、詳細な説明は省略する。その後、印刷開始位置に用紙10が位置すると、ヘッドユニット16を下方に移動させ、カラー原色インクMによる印刷を行いつつ、印刷終了位置まで搬送する。この場合においても、上述のカラー原色インクYの場合と、使用される印刷データとインクが異なるのみであり、各機構の動作は同じであるので、詳細な説明は省略する。
カラー原色インクMによる印刷を終えると、続いて、カラー原色インクC、オーバーコートインクOPの順に用紙10への印刷が行われるが、この点、カラー原色インクYによる印刷の場合と同様であるので、これらの場合についても詳細な説明を省略する。
尚、オーバーコートインクOPによる印刷を終えた用紙10が印刷終了位置に搬送された場合は、排出ローラ61、ピンチローラ62により、当該用紙10を印刷装置1の外部へと排出する。
更に、用紙ガイド部材60で用紙10をインクリボン45から離間させつつ、案内するので、どのようなコシの強さの用紙10であっても、インクリボン45に対するバックテンションの作用が変動することはない。即ち、どのような用紙10を用いた場合であっても、インクリボン45に対するシワの発生を防止することができ、未転写部分のない美麗な印刷物を提供することができる。
即ち、インクリボン45に生じた伸びを即座にリボンスプール48のバックテンションで吸収することができるので、確実にインクリボン45に対するシワの発生を防止することができる。これにより、印刷された用紙10に、インクリボン45のシワに起因する未転写部分が生じることはなく、美麗な印刷が施された印刷物を安定して提供することができる。
例えば、本実施例においては、ヘッドユニット16に取りつけられたリボンガイド部材28が下方に移動し、用紙ガイド部材60と当接することにより、用紙10をインクリボン45から離間させるように下方に押し下げる構成であったが、このようなヘッドユニット16の移動に従動する態様に限定するものではない。
この点、用紙ガイド部材60を別の駆動源により独自に移動制御を行う態様とすることも可能である。例えば、用紙ガイド部材60の移動を行う駆動モータと、当該駆動モータの駆動制御を行うモータ駆動回路を配設し、用紙ガイド部材60を当該駆動モータの駆動に基づいて移動させる構成としてもよい。
この場合について具体的に説明すると、用紙10が印刷開始位置に搬送されたことに基づいて、当該駆動モータを駆動し、用紙ガイド部材60を下方に移動させる。これにより、上記実施例と同様に、印刷時に搬送方向上流側でインクリボン45と用紙10が当接しない状態とすることができるので、インクリボン45に対するシワの発生を確実に防止することができる。
8 リボンカセット
10 用紙
15 サーマルヘッド
16 ヘッドユニット
37 プラテンローラ
28 リボンガイド部材
45 インクリボン
51 用紙送りモータ
55 給紙ローラ
56 用紙送りローラ
57 ピンチローラ
60 用紙ガイド部材
62 ピンチローラ
65 リボン送りモータ
71 ベースフィルム
Y、M、C カラー原色インク
OP オーバーコートインク
Claims (1)
- 被記録媒体と、
複数の発熱素子が列設されたサーマルヘッドと、
被記録媒体に熱転写されるインクが塗布されたインクリボンと、
前記被記録媒体を搬送するシート搬送手段と、
前記インクリボンを搬送可能なリボン搬送手段と、
前記サーマルヘッドにより、前記被記録媒体及びインクリボンが押圧されるプラテンローラと、
印刷時における被記録媒体の搬送方向上流側に、前記被記録媒体をインクリボンから離間させつつ、案内するシートガイド部材を有し、
前記サーマルヘッドは、前記プラテンローラに被記録媒体及びインクリボンを押圧する押圧位置と、前記被記録媒体及びインクリボンを開放する開放位置を移動可能に配設され、
前記シートガイド部材は、前記サーマルヘッドの移動に従動し、サーマルヘッドが前記押圧位置に移動したことに基づいて、被記録媒体をインクリボンから離間させることを特徴とする印刷装置。
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