JP4837459B2 - 外観が良好な耐食性に優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板及びその製造方法 - Google Patents
外観が良好な耐食性に優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板及びその製造方法 Download PDFInfo
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C:0.05〜0.25%、
Si:0.3〜2.5%、
Mn:1.5〜2.8%、
P:0.03%以下、
S:0.02%以下、
Al:0.005〜0.5%、
N:0.0060%以下を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなる高強度鋼板の上に、Al:0.05〜10質量%、Mg:0.01〜5質量%を含有し、残部がZnおよび不可避的不純物からなる亜鉛めっき層を有する溶融亜鉛めっき鋼板において、高強度鋼板とめっき層との界面から5μm以下の鋼板側の結晶粒界と結晶粒内に、SiO 2 、FeSiO 3 、Fe 2 SiO 4 、MnSiO 3 、Mn 2 SiO 4 、から選ばれた1種以上のSiを含む酸化物が平均含有率0.6〜10質量%で存在し、且つ、鋼板表面または表面側にFeSiO 3 、Fe 2 SiO 4 、MnSiO 3 、Mn 2 SiO 4 から選ばれた1種以上のSi酸化物が存在し、鋼板内面側にSiO 2 が存在することを特徴とする外観が良好な成形性及び耐食性に優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板。
C:0.05〜0.25%、
Si:0.3〜2.5%、
Mn:1.5〜2.8%、
P:0.03%以下、
S:0.02%以下、
Al:0.005〜0.5%、
N:0.0060%以下を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなる高強度鋼板の上に、Al:4〜20質量%、Mg:2〜5質量%、Si:0.5質量%以下を含有し、残部がZnおよび不可避的不純物からなる亜鉛めっき層を有する溶融亜鉛めっき鋼板において、高強度鋼板とめっき層との界面から5μm以下の鋼板側の結晶粒界と結晶粒内に、SiO 2 、FeSiO 3 、Fe 2 SiO 4 、MnSiO 3 、Mn 2 SiO 4 、から選ばれた1種以上のSiを含む酸化物が平均含有率0.6〜10質量%で存在し、且つ、鋼板表面または表面側にFeSiO 3 、Fe 2 SiO 4 、MnSiO 3 、Mn 2 SiO 4 から選ばれた1種以上のSi酸化物が存在し、鋼板内面側にSiO 2 が存在することを特徴とする外観が良好な成形性及び耐食性に優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板。
C:0.05〜0.25%、
Si:0.3〜2.5%、
Mn:1.5〜2.8%、
P:0.03%以下、
S:0.02%以下、
Al:0.005〜0.5%、
N:0.0060%以下
を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなる高強度鋼板に連続的に溶融亜鉛めっきを施す際、無酸化炉による加熱後、還元帯の雰囲気として、H2を1〜60体積%含有し、残部N2、H2O、O2、CO2、COの1種又は2種以上および不可避的不純物からなり、その雰囲気中の酸素分圧の対数、logPO2を、
−0.000034T2+0.105T−0.2〔Si%〕2+2.1〔Si%〕−98.8≦logPO2≦−0.000038T2+0.107T−90.4・・・・・(1式)
923≦T≦1173・・・・・(2式)
T:鋼板の最高到達温度(K)
〔Si%〕:鋼板中のSi含有量(質量%)
に制御した雰囲気で還元を行ったのち、Al:0.05〜10質量%、Mg:0.01〜5質量%を含有し、残部がZnおよび不可避的不純物からなる亜鉛めっき層またはAl:4〜20質量%、Mg:2〜5質量%、Si:0.5質量%以下を含有し、残部がZnおよび不可避的不純物からなる亜鉛めっき層を形成することを特徴とする外観が良好な耐食性に優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
C:0.05〜0.25%、
Si:0.3〜2.5%、
Mn:1.5〜2.8%、
P:0.03%以下、
S:0.02%以下、
Al:0.005〜0.5%、
N:0.0060%以下を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなる組成のスラブをAr3点以上の温度で仕上圧延を行い、50〜85%の冷間圧延を施し、引き続いて溶融亜鉛めっきを施す際、無酸化炉による加熱後、還元帯の雰囲気として、H2を1〜60体積%含有し、残部N2、H2O、O2、CO2、COの1種又は2種以上および不可避的不純物からなり、その雰囲気中の酸素分圧の対数、logPO2を、
−0.000034T2+0.105T−0.2〔Si%〕2+2.1〔Si%〕−98.8≦logPO2≦−0.000038T2+0.107T−90.4・・・(1式)
923≦T≦1173・・・・・(2式)
T:鋼板の最高到達温度(K)
〔Si%〕:鋼板中のSi含有量(質量%)
に制御した雰囲気の連続溶融亜鉛めっき設備を使用し、1023K以上1153K以下のフェライト、オーステナイトの二相共存温度域で焼鈍し、その最高到達温度から923K
までを平均冷却速度0.5〜10度/秒で、引き続いて923Kから773Kまでを平均冷却速度3度/秒以上で冷却し、さらに773Kから平均冷却速度0.5度/秒以上で冷却し、溶融亜鉛めっき処理を行うことによって、前記冷延鋼板の表面上に、Al:0.05〜10質量%、Mg:0.01〜5質量%を含有し、残部がZnおよび不可避的不純物からなる亜鉛めっき層またはAl:4〜20質量%、Mg:2〜5質量%、Si:0.5質量%以下を含有し、残部がZnおよび不可避的不純物からなる亜鉛めっき層を形成する製造方法において、773Kからめっき後623Kに到達するまでの時間を25秒以上240秒以下とすることを特徴とする外観が良好な耐食性に優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
Siは鋼板の加工性、特に伸びを大きく損なうことなく強度を増す元素として0.3〜2.5%添加する。Siの含有量を0.3%以上とする理由は、Siが0.3%未満では必要とする引張強さの確保が困難であるためであり、Siの含有量を2.5%以下とする理由は、Siが2.5%を超えると強度を増す効果が飽和すると共に延性の低下が起こるためである。
H2O=H2+1/2O2:K1=P(H2)・P(O2)1/2/P(H2O)
ただし、平衡定数K1は温度に依存する変数であるため、温度が変化した場合、PH2O/PH2とPO2は別々に変化する。即ち、ある温度域でSiの内部酸化領域の酸素ポテンシャルにあたる水分圧と水素分圧の比の領域であっても、別の温度域では鉄が酸化する領域の酸素ポテンシャルに対応したり、Siの外部酸化領域の酸素ポテンシャルに対応したりするためである。従って、PH2O/PH2を管理しても本発明で規定した酸化物を生成させることができない。
CO2=CO+1/2O2:K2=P(CO)・P(O2)1/2/P(CO2)
また、同時に下記平衡反応が起こるため、雰囲気中にH2Oが発生すると考えられる。
CO2+H2=CO+H2O:K3=P(CO)・P(H2O)/P(CO2)・P(H2)
−0.000034T2+0.105T−0.2〔Si%〕2+2.1〔Si%〕−98.8≦logPO2≦−0.000038T2+0.107T−90.4・・・(1式)
923≦T≦1173・・・・・(2式)
T:鋼板の最高到達板温(K)
〔Si%〕:鋼板中のSi含有量(mass%)
に制御した雰囲気で還元を行う。
ここで、本発明においては、対数は全て常用対数で示す。
表1の組成からなるスラブを1423Kに加熱し、仕上温度1183〜1203Kで4.5mmの熱間圧延鋼帯とし、853〜953Kで巻き取った。酸洗後,冷間圧延を施して1.6mmの冷間圧延鋼帯とした後、ライン内焼鈍方式の連続溶融亜鉛めっき設備を用いて表2に示すような条件で通板し、溶融亜鉛めっき鋼板を製造した。連続溶融亜鉛めっき設備は、無酸化炉による加熱後、還元帯で還元・焼鈍を行う方式を使用した。還元帯はCOとH2を混合した気体を燃焼させ発生したH2O,CO2を導入する装置を取り付け、H2を10体積%含むN2ガスにH2OとCO2を導入した。
H2O=H2+1/2O2
CO2=CO+1/2O2
の平衡定数K1,K2を使用して求めた。
引張強さ(TS)、伸び(El)は、各鋼板からJIS5号試験片を切り出し、常温での引張試験を行うことにより求めた。
(Fe,Mn)SiO3、(Fe,Mn)2SiO4の位置
○:FeまたはMnとSi,Oが同じ位置に観察される酸化物が鋼板表面に観察されるもの
×:FeまたはMnとSi,Oが同じ位置に観察される酸化物が観察されないもの
SiO2の位置
○:Si,Oが同じ位置に観察される酸化物が、FeまたはMnとSi、Oが同じ位置に観察される酸化物より鋼板の内側に観察されるもの
△:Si,Oが同じ位置に観察される酸化物が鋼板の内側に観察されるもの
×:Si,Oが同じ位置に観察される酸化物が鋼板の内側に観察されないもの
4:不めっき面積率1%未満
3:不めっき面積率1%以上5%未満
2:不めっき面積率5%以上10%未満
1:不めっき面積率10%以上
表1の組成からなるスラブを1423Kに加熱し、仕上温度1183〜1203Kで4.5mmの熱間圧延鋼帯とし、853〜953Kで巻き取った。酸洗後、冷間圧延を施して1.6mmの冷間圧延鋼帯とした後、ライン内焼鈍方式の連続溶融亜鉛めっき設備を用いて表2に示すような条件のめっきを行い、溶融亜鉛めっき鋼板を製造した。連続溶融亜鉛めっき設備は、無酸化炉による加熱後、還元帯で還元・焼鈍を行う方式を使用した。還元帯はCOとH2を混合した気体を燃焼させ発生したH2O、CO2を導入する装置を取り付け、H2を10体積%含むN2ガスにH2OとCO2を導入し、炉内の酸素ポテンシャルの対数logPO2が表3−1に示す値となるように調節した。
H2O=H2+1/2O2
CO2=CO+1/2O2
の平衡定数K1、K2を使用して求めた。
(Fe,Mn)SiO3、(Fe,Mn)2SiO4の位置
○:FeまたはMnとSi、Oが同じ位置に観察される酸化物が鋼板表面に観察されるもの
×:FeまたはMnとSi、Oが同じ位置に観察される酸化物が観察されないもの
SiO2の位置
○:Si、Oが同じ位置に観察される酸化物が、FeまたはMnとSi、Oが同じ位置に観察される酸化物より鋼板の内側に観察されるもの
△:Si、Oが同じ位置に観察される酸化物が鋼板の内側に観察されるもの
×:Si、Oが同じ位置に観察される酸化物が鋼板の内側に観察されないもの
4:不めっき面積率1%未満
3:不めっき面積率1%以上5%未満
2:不めっき面積率5%以上10%未満
1:不めっき面積率10%以上
表1の組成からなるスラブを1423Kに加熱し、仕上温度1183〜1203Kで4.5mmの熱間圧延鋼帯とし、853〜953Kで巻き取った。酸洗後、冷間圧延を施して1.6mmの冷間圧延鋼帯とした後、ライン内焼鈍方式の連続溶融亜鉛めっき設備を用いて表4に示すような条件のめっきを行い、溶融亜鉛めっき鋼板を製造した。連続溶融亜鉛めっき設備は、無酸化炉による加熱後、還元帯で還元・焼鈍を行う方式を使用した。還元帯はCOとH2を混合した気体を燃焼させ発生したH2O,CO2を導入する装置を取り付け、H2を10体積%含むN2ガスにH2OとCO2を導入し、炉内の酸素ポテンシャルの対数logPO2が表4に示す値となるように調節した。
H2O=H2+1/2O2
CO2=CO+1/2O2
の平衡定数K1、K2を使用して求めた。
○:FeまたはMnとSi、Oが同じ位置に観察される酸化物が鋼板表面に観察されるもの
×:FeまたはMnとSi、Oが同じ位置に観察される酸化物が観察されないもの
SiO2の位置
○:Si、Oが同じ位置に観察される酸化物が,FeまたはMnとSi,Oが同じ位置に観察される酸化物より鋼板の内側に観察されるもの
△:Si、Oが同じ位置に観察される酸化物が鋼板の内側に観察されるもの
×:Si、Oが同じ位置に観察される酸化物が鋼板の内側に観察されないもの
4:不めっき面積率1%未満
3:不めっき面積率1%以上5%未満
2:不めっき面積率5%以上10%未満
1:不めっき面積率10%以上
2 高強度鋼板
3 内部酸化層
4 結晶粒内に存在するSiを含む酸化物
5 結晶粒界に存在するSiを含む酸化物
Claims (4)
- 質量%で、
C:0.05〜0.25%、
Si:0.3〜2.5%、
Mn:1.5〜2.8%、
P:0.03%以下、
S:0.02%以下、
Al:0.005〜0.5%、
N:0.0060%以下を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなる高強度鋼板の上に、Al:0.05〜10質量%、Mg:0.01〜5質量%を含有し、残部がZnおよび不可避的不純物からなる亜鉛めっき層を有する溶融亜鉛めっき鋼板において、高強度鋼板とめっき層との界面から5μm以下の鋼板側の結晶粒界と結晶粒内に、SiO 2 、FeSiO 3 、Fe 2 SiO 4 、MnSiO 3 、Mn 2 SiO 4 、から選ばれた1種以上のSiを含む酸化物が平均含有率0.6〜10質量%で存在し、且つ、鋼板表面または表面側にFeSiO 3 、Fe 2 SiO 4 、MnSiO 3 、Mn 2 SiO 4 から選ばれた1種以上のSi酸化物が存在し、鋼板内面側にSiO 2 が存在することを特徴とする外観が良好な成形性及び耐食性に優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板。 - 質量%で、
C:0.05〜0.25%、
Si:0.3〜2.5%、
Mn:1.5〜2.8%、
P:0.03%以下、
S:0.02%以下、
Al:0.005〜0.5%、
N:0.0060%以下を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなる高強度鋼板の上に、Al:4〜20質量%、Mg:2〜5質量%、Si:0.5質量%以下を含有し、残部がZnおよび不可避的不純物からなる亜鉛めっき層を有する溶融亜鉛めっき鋼板において、高強度鋼板とめっき層との界面から5μm以下の鋼板側の結晶粒界と結晶粒内に、SiO 2 、FeSiO 3 、Fe 2 SiO 4 、MnSiO 3 、Mn 2 SiO 4 、から選ばれた1種以上のSiを含む酸化物が平均含有率0.6〜10質量%で存在し、且つ、鋼板表面または表面側にFeSiO 3 、Fe 2 SiO 4 、MnSiO 3 、Mn 2 SiO 4 から選ばれた1種以上のSi酸化物が存在し、鋼板内面側にSiO 2 が存在することを特徴とする外観が良好な成形性及び耐食性に優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板。 - 質量%で、
C:0.05〜0.25%、
Si:0.3〜2.5%、
Mn:1.5〜2.8%、
P:0.03%以下、
S:0.02%以下、
Al:0.005〜0.5%、
N:0.0060%以下
を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなる高強度鋼板に連続的に溶融亜鉛めっきを施す際、無酸化炉による加熱後、還元帯の雰囲気として、H2を1〜60体積%含有し、残部N2、H2O、O2、CO2、COの1種又は2種以上および不可避的不純物からなり、その雰囲気中の酸素分圧の対数、logPO2を、
−0.000034T2+0.105T−0.2〔Si%〕2+2.1〔Si%〕−98.8≦logPO2≦−0.000038T2+0.107T−90.4・・・(1式)
923≦T≦1173・・・・・(2式)
T:鋼板の最高到達温度(K)
〔Si%〕:鋼板中のSi含有量(質量%)
に制御した雰囲気で還元を行ったのち、Al:0.05〜10質量%、Mg:0.01〜5質量%を含有し、残部がZnおよび不可避的不純物からなる亜鉛めっき層またはAl:4〜20質量%、Mg:2〜5質量%、Si:0.5質量%以下を含有し、残部がZnおよび不可避的不純物からなる亜鉛めっき層を形成することを特徴とする外観が良好な耐食性に優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。 - 質量%で、
C:0.05〜0.25%、
Si:0.3〜2.5%、
Mn:1.5〜2.8%、
P:0.03%以下、
S:0.02%以下、
Al:0.005〜0.5%、
N:0.0060%以下を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなる組成のスラブをAr3点以上の温度で仕上圧延を行い、50〜85%の冷間圧延を施し、引き続いて溶融亜鉛めっきを施す際、無酸化炉による加熱後、還元帯の雰囲気として、H2を1〜60体積%含有し、残部N2、H2O、O2、CO2、COの1種又は2種以上および不可避的不純物からなり、その雰囲気中の酸素分圧の対数、logPO2を、
−0.000034T2+0.105T−0.2〔Si%〕2+2.1〔Si%〕−98.8≦logPO2≦−0.000038T2+0.107T−90.4・・・(1式)
923≦T≦1173・・・・・(2式)
T:鋼板の最高到達温度(K)
〔Si%〕:鋼板中のSi含有量(質量%)
に制御した雰囲気の連続溶融亜鉛めっき設備を使用し、1023K以上1153K以下のフェライト、オーステナイトの二相共存温度域で焼鈍し、その最高到達温度から923K
までを平均冷却速度0.5〜10度/秒で、引き続いて923Kから773Kまでを平均冷却速度3度/秒以上で冷却し、さらに773Kから平均冷却速度0.5度/秒以上で冷却し、溶融亜鉛めっき処理を行うことによって、前記冷延鋼板の表面上に、Al:0.05〜10質量%、Mg:0.01〜5質量%を含有し、残部がZnおよび不可避的不純物からなる亜鉛めっき層またはAl:4〜20質量%、Mg:2〜5質量%、Si:0.5質量%以下を含有し、残部がZnおよび不可避的不純物からなる亜鉛めっき層を形成する製造方法において、773Kからめっき後623Kに到達するまでの時間を25秒以上240秒以下とすることを特徴とする外観が良好な耐食性に優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
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