JP4836131B2 - 急速加熱冷却が可能な金型 - Google Patents
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(1) 第1の手段の急速加熱冷却が可能な金型は、固定側金型と可動側金型のそれぞれに入れ子を嵌め込んで入れ子と入れ子が当接したとき合わせ面にキャビテイが形成される樹脂成形用金型において、それぞれの入れ子は片側に熱媒体の入口を備えた中空部を有する入口側マニホールド部と該マニホールド部と対称側に熱媒体の出口を備えた中空部を有する出口側マニホールド部と両マニホールド部を連通する複数の熱媒体通路を一体に設け、該入れ子の成形品対応領域とマニホールド部領域の境界の片面、又は、両面にノッチを設けたそれぞれの入れ子と、固定側金型と可動側金型とそれぞれの入れ子との間に挟設した断熱板とで構成され、入れ子の成形品対応領域とマニホールド部領域間の熱伝導面積を少なくして熱伝導を減少し、断熱板により入れ子から主金型への熱量の伝達を抑えることにより熱媒体から入れ子への熱伝導効率を高めたことを特徴とする。
定側金型と可動側金型のそれぞれの入れ子に備えた熱媒体通路は、入れ子の主金型と接する面に設けた複数の溝を熱媒体通路とし、溝2条毎に溝間に断熱板を挟める空間を設けることができる高さの高い凸部を設け、該凸部間に溝2条を同時にシールできる幅を有するシールを兼ねた断熱板を挟んだことを特徴とする。
(4) 第4の手段の急速加熱冷却が可能な金型は、上記第1〜3のいずれか1つの手段の金型において、入れ子の熱媒体通路となる複数の溝のそれぞれの開口部両側に断熱板を挟める空間を設けることができる段差形状を頂部に有する高さの高い凸部を設け、該段差幅のシールを兼ねた断熱板を挟んだことを特徴とする。
定側金型と可動側金型の入れ子のそれぞれに備えられた熱媒体通路は、入れ子の片端に備えられた熱媒体を供給するマニホールド部と該マニホールド部の反対側に備えられた熱媒体を排出するマニホールド部と両マニホールド部の間を連通する複数の管状の熱媒体通路とが一体になっている構成であることを特徴とする。
(8) 第8の手段の入れ子付き金型は、上記第1〜第7のいずれか1つの手段の入れ子付き金型において、入れ子のマニホールド部の中空流路を複数平行に設け、該中空流路を複数箇所で流通可能としたことを特徴とする。
(9) 第9の手段の入れ子付き金型は、上記第1〜第8のいずれか1つの手段の入れ子付き金型において、マニホールド部と入れ子部それぞれ別個に加工した後、接着剤接合、摩擦溶接等で一体に接合加工したことを特徴とする。
(11) 第11の手段の入れ子付き金型は、上記第1、第5〜10のいずれか1つの手段の入れ子付き金型において、入れ子の成形品対応領域の主型と接する面に多数の浅い平行溝、又は、縦横溝を適当な間隔で加工して断熱性を持たせたことを特徴とする。
(第1の実施の形態)
(第2の実施の形態)
形成がされる。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態の入れ子は、前述の入れ子の全てにそのまま応用が可能である入れ子で、図19に示す入れ子40は、熱媒体通路40b、ノッチ40c1、40c2を一体に形成し、成形品対応領域Nの主金型と接する面に多数の浅い平行溝40fを設けた入れ子で、また、図20に示す入れ子41は、、熱媒体通路41b、ノッチ41c1、41c2を一体に形成し、成形品対応領域Nの主金型と接する面に、縦横の溝を適当な間隔で加工して多数の均等に分布された角状突起41gを設けた入れ子で、両入れ子とも、主金型との間に空気層による断熱性を持たせた入れ子である。
3 可動側金型
4、5、21、22、24、25、32、33、40、41 入れ子
4A、4E、5A、5E、21A、21E、22A、22E、35 マニホールド部
4a、5a、4e、5e、21b、21e、22b、22e マニホールド中空部
24b、25b、31b1、31b2,35b マニホールド中空部
4b、5b、21c1、21c2、22c1、22c2、23c1、23c2 ノッチ
25c1、25c2、31c1、31c2、34c1、34c2、 ノッチ
35c1、35c2、40c1、40c2、41c1、41c2 ノッチ
4d、5d、21a、22a、24a、25a、31a、 熱媒体通路
34a、35a、40a、41a 熱媒体通路
5f 突部
5g 段差
6A、6B、6C、6D 押さえ板
7、27 成形品
8、18、28、37、38、39 断熱板
9 シール材
10、20 急速加熱冷却金型
11 熱媒体入口
12 熱媒体出口
M マニホールド部領域
N 成形品対応領域
S0 有効伝熱面積(ノッチ無し部)
S1 有効伝熱面積(ノッチ部)
Claims (11)
- 固定側金型と可動側金型のそれぞれに入れ子を嵌め込んで入れ子と入れ子が当接したとき合わせ面にキャビテイが形成される樹脂成形用金型において、それぞれの入れ子は片側に熱媒体の入口を備えた中空部を有する入口側マニホールド部と該マニホールド部と対称側に熱媒体の出口を備えた中空部を有する出口側マニホールド部と両マニホールド部を連通する複数の熱媒体通路を一体に設け、該入れ子の成形品対応領域とマニホールド部領域の境界の片面、又は、両面にノッチを設けたそれぞれの入れ子と、固定側金型と可動側金型とそれぞれの入れ子との間に挟設した断熱板とで構成され、入れ子の成形品対応領域とマニホールド部領域間の熱伝導面積を少なくして熱伝導を減少し、断熱板により入れ子から主金型への熱量の伝達を抑えることにより熱媒体から入れ子への熱伝導効率を高めたことを特徴とする急速加熱冷却が可能な金型。
- 請求項1に記載する急速加熱冷却が可能な金型において、固定側金型と可動側金型のそれぞれの入れ子に備えた熱媒体通路は、入れ子の主金型と接する面に設けた複数の溝を熱媒体通路とし、溝2条毎に溝間に断熱板を挟める空間を設けることができる高さの高い凸部を設け、該凸部間に溝2条を同時にシールできる幅を有するシールを兼ねた断熱板を挟んだことを特徴とする急速加熱冷却が可能な金型。
- 請求項1に記載する急速加熱冷却が可能な金型において、入れ子の熱媒体通路となる複数の溝の3条以上を同時にシールできるように所定の溝間に断熱板を挟める空間を設けることができる高さの高い凸部を設け、所定のシール幅を有するシールを兼ねた断熱板を挟んだことを特徴とする急速加熱冷却が可能な金型。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載する急速加熱冷却が可能な金型において、入れ子の熱媒体通路となる複数の溝のそれぞれの開口部両側に断熱板を挟める空間を設けることができる段差形状を頂部に有する高さの高い凸部を設け、該段差幅のシールを兼ねた断熱板を挟んだことを特徴とする急速加熱冷却が可能な金型。
- 請求項1に記載する急速加熱冷却が可能な金型において、固定側金型と可動側金型の入れ子のそれぞれに備えられた熱媒体通路は、入れ子の片端に備えられた熱媒体を供給するマニホールド部と該マニホールド部の反対側に備えられた熱媒体を排出するマニホールド部と両マニホールド部の間を連通する複数の管状の熱媒体通路とが一体になっている構成であることを特徴とする急速加熱冷却が可能な金型。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載する急速加熱冷却が可能な金型において、上記入れ子のノッチ部のそれぞれの熱媒体流路間に入れ子の表面に垂直に貫通孔を追加して更に熱伝導面積を縮小させたことを特徴とする急速加熱冷却が可能な金型。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載する急速加熱冷却が可能な金型において、上記入れ子のマニホールド部を1側面に開放した溝形状とし蓋板で液密に塞いだことを特徴とする急速加熱冷却が可能な金型。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載する急速加熱冷却が可能な金型において、上記入れ子のマニホールド部の中空流路を複数平行に設け、該中空流路を複数箇所で流通可能としたことを特徴とする急速加熱冷却が可能な金型。
- 請求項1〜8のいずれか1項に記載する急速加熱冷却が可能な金型において、上記入れ子の成形品対応領域とマニホールド部領域をそれぞれ別個に加工した後、接着剤接合、又は、摩擦溶接等で一体に接合加工したことを特徴とする急速加熱冷却が可能な金型。
- 請求項1〜9のいずれか1項に記載する急速加熱冷却が可能な金型において、上記成形品対応領域との接続部を除くマニホールド部の2面又は3面に断熱材を貼り付けたことを特徴とする急速加熱冷却が可能な金型。
- 請求項1、5〜10のいずれか1項に記載する急速加熱冷却が可能な金型において、上記入れ子の成形品対応領域の主金型と接する面に多数の浅い平行溝、又は、縦横溝を適当な間隔で加工して断熱性を持たせたことを特徴とする急速加熱冷却が可能な金型。
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