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JP4825861B2 - 光機能部品モジュール - Google Patents

光機能部品モジュール Download PDF

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JP4825861B2
JP4825861B2 JP2008294728A JP2008294728A JP4825861B2 JP 4825861 B2 JP4825861 B2 JP 4825861B2 JP 2008294728 A JP2008294728 A JP 2008294728A JP 2008294728 A JP2008294728 A JP 2008294728A JP 4825861 B2 JP4825861 B2 JP 4825861B2
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Description

本発明は、例えば光ファイバで構築されたネットワークに用いられる光スプリッタ等の、光ファイバが接続される光機能部品が筐体に内蔵される光機能部品モジュールに関するものである。
近年のインターネット利用者の拡大と、TV電話や映像配信といったブロードバンドアプリケーションの普及により、アクセスネットワークにも光ファイバを用いた通信ネットワークが利用されている。光ファイバで構築されたネットワーク、即ち光線路網は、経済的に構築が可能な観点から、PON(Passive Optical Network)型による光線路網の構築が広く用いられている。
PON型の光線路網の構築にあたっては、経路の途中に、通信光を分配・統合するために、光スプリッタを設置する必要がある。
図6は従来のアクセスネットワークでの光スプリッタの設置位置を示す構成説明図である。図6において、30は通信事業者のビル、31はユーザのビル、32はユーザ宅、33は構内光キャビネット、34は架空光クロージャ、35はハンドホール、36はCCボックス、37はマンホールである。
図6に示すように、通信事業者のビル30にあるOLT(Optical Line Terminal)のOSUからIDM(Integraed Distribution Module)を介して地中のマンホール37、CCボックス36、ハンドホール35を通して、ユーザのビル31の構内光キャビネット33からONU(Optical Network Unit)に配線される。また、通信事業者のビル30にあるOLTのOSUからIDMを介して架空光クロージャ34を通してユーザ宅32のONUに配線される。
光スプリッタは、所内であれば通信事業者のビル30に設置され、その他、架空光クロージャ34や構内キャビネット33等に設置される。
現状使用されている光スプリッタは、一般的にPLC(Planar Lightwave Circuits)型光スプリッタが、例えばファイバ溶融型光スプリッタと比較して、光学特性や信頼性に優れ、さらにより小型で製造することが可能であることから、商業的にも広く使用されている。
図7は一般的なPLC型光スプリッタ(8分岐)を示す外観図である。図7に示すように、幅4mm×高さ4mm×長さ40mmよりなる直方体状の筐体に本体のPLCを内蔵した本体部38の一端から通常SM光ファイバよりなる入力側単心線39が導出され、また前記本体部38の他端から通常SM光ファイバよりなる出力側4心テープ心線40が導出されて構成される。
特に屋外設置の光スプリッタについては、サービス提供と併せて光スプリッタを設置することもあり、単連のPLC型光スプリッタを利用することが多い。このPLC型光スプリッタを設置する際の形態として、架空光クロージャや構内キャビネット内の収納可能なトレイに、現揚作業で格納して使用する場合が多い。
このトレイは一般的に、[1]PLC型光スプリッタの上記の直方体状の筐体を固定する部分、[2]入出力の光ファイバ心線の余長が一定の曲げ半径(例えば曲げ半径30mm)以下にならないように心線をガイド・保護する部分、[3]他の光ケーブルとの光接続に使用する融着スリーブやメカニカルスプライスを固定する部分、から構成されていた。
しかしながら、現場作業での作業性向上等をはかるため、上記のトレイとPLC型光スプリッタが一体化したような形状も使用され始めた。具体的には、工揚出荷の段階から、内部にPLC型光スプリッタが格納され、さらに上記の[1]と[2]が少なくとも具備された筐体である。
図8(a),(b),(c),(d)は既存のスプリッタモジュールを示す構成説明図である。図8(a)に示すように、スプリッタモジュールの筐体41には、光の入力(1入力)に関するインターフェースとして、レセクタブルタイプの光コネクタ42が設けられ、光の出力(8出力)に関するインターフェースとして、レセクタブルタイプの光コネクタ43が設けられる。
また図8(b)に示すように、スプリッタモジュールの筐体44には、光の入力(1入力)に関するインターフェースとして、レセクタブルタイプの光コネクタ42が設けられ、光の出力(8出力)に関するインターフェースとして、筐体外部の光ファイバ部分は光コード化、さらには出力コード端に光コネクタ45を設けた出力側コードタイプがある。
また図8(c)に示すように、スプリッタモジュールの筐体46には、光の入力(1入力)に関するインターフェースとして、筐体外部の光ファイバ部分は光コード化、さらには入力コード端に光コネクタ47を設けた入力側コードタイプで、光の出力(8出力)に関するインターフェースとして、筐体外部の光ファイバ部分は光コード化、さらには出力コード端に光コネクタ45を設けた出力側コードタイプがある。
また図8(d)に示すように、スプリッタモジュールの筐体48には、光の入力(1入力)に関するインターフェースとして、筐体外部の光ファイバ部分は光コード化、さらには入力コード端に光コネクタ47を設けた入力側コードタイプで、光の出力(8出力)に関するインターフェースとして、レセクタブルタイプの光コネクタ43が設けられる。
以下、この光コネクタを含めた形状のすべてを「スプリッタモジュール」と記載し、PLC型光スプリッタが格納されている筐体を「スプリッタモジュールの筐体」と記載する。
図9は既存のスプリッタモジュールの一例を示す構成説明図である。図9に示すように、スプリッタモジュールの筐体46にはケース状の筐体に収容されたPLC型光スプリッタ38が内蔵される。スプリッタモジュールの筐体46の入力側には入力側光コード49がPLC型光スプリッタ38に接続されて導出され、入力側光コード49の先端には光コネクタ47が設けられる。スプリッタモジュールの筐体46の出力側には出力側光コード50がPLC型光スプリッタ38に接続されて導出され、出力側光コード50の先端には光コネクタ45が設けられる。
スプリッタモジュールの筐体46、入力側光コード49、及び出力側光コード50はスプリッタモジュールを構成する。
図10は一般的なスプリッタモジュール筐体の内部構造を示す構成説明図である。図10に示すように、スプリッタモジュールの構成は一般的に、PLC型光スプリッタ38等の光分岐部、内部で光接続を行う場合は融着スリーブ52等の光接続部、光心線が配置される光配線部、また内部の光ファイバが最小曲げ半径R2以下にならないようにガイドするための光心線ガイド部16から構成される。点線51はスプリッタモジュールを長方形にした場合のアウトラインである。
以上のように、スプリッタモジュールの筐体の寸法は、収納方法にも依存するが、特に平面方向(X、Y方向)では、光ファイバ余長収納に要する曲げ半径(通常のシングルモード(SM)光ファイバであれば、曲げ半径30mm)で制限される。また高さ方向(Z方向)では、PLC型光スプリッタの本体部の厚み(5mm程度)が最低限必要な厚さとなる。
今後、FTTH(Fiber To The Home)ユーザの一層の増加に伴い、通信事業者にとってはさらに多くの光設備の設置が必要となる。この光設備増加に伴い、限られた設置スペースを効率良く使用するために、スプリッタモジュールの筐体の小型化や、さらにスプリッタモジュールの筐体の形状を変更することで、設置数を増加(高密度実装)することが必要であり、検討すべき課題となる。
既存技術としては、下記に示す文献に記載されている技術が挙げられるが、スプリッタモジュールの筐体の小型化や、複数のスプリッタモジュールを高密度に実装可能とする筐体の形状に関する記載は、必ずしもされていない。
特開2007−121398号公報 2007年電子情報通信学会 2007ソサイエティ大会 B−10−10
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、スプリッタモジュール等の光機能部品モジュールの小型化、省スペース化が可能となり、光機能部品モジュールの高密度な実装を可能とする光機能部品モジュールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、光ファイバが接続される光機能部品が筐体に内蔵される光機能部品モジュールであって、同一形状なす他の光機能部品モジュールの筐体と互いに嵌合可能とするべく、前記筐体は、内蔵される光機能部品の形状に応じて凹凸のある形状に構成され、凸部が凹部に嵌合可能な凹凸の対が複数個設けられ、各凸部が筐体の線対称軸の両側に配置され、各凸部の厚み寸法がほぼ同一に形成されることを特徴とするものである。
また本発明は、前記光機能部品モジュールにおいて、筐体に光機能部品が2個以上内蔵され、前記光機能部品に接続される光ファイバを所定の曲げ半径にするガイド部が筐体内に設けられ、前記ガイド部を複数の光ファイバで共用することを特徴とするものである。
本発明の光機能部品モジュールは、スプリッタモジュール等の光機能部品モジュールの小型化、省スペース化が可能となり、光機能部品モジュールの高密度な実装を可能とし、狭隘なスペースでの実装数を増加させることが可能な光機能部品モジュールを提供することができる。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。尚、同一部分に相当する部分は同一符号を付して説明する。
図1(a)は本発明の第1の実施形態に係る光機能部品モジュールを示す斜視図であり、図1(b)は本発明の第1の実施形態に係る光機能部品モジュール内部の光ファイバ配線を示す平面図である。
図1(a),(b)において、11は光機能部品モジュール例えばスプリッタモジュールの筐体、12は筐体の凸部、13は筐体内部に収納された光ファイバ、14はPLC型光スプリッタである。尚、凸部12以外の筐体11部分は凹部になる。Y1は筐体の長さで最低限70mm以上、X1は筐体の幅で最低限30mm以上、Z1は凸部12の筐体11の厚さで5mm程度、Z2は凸部12以外の筐体11の厚さで3mm程度、X2は光ファイバ13の収納幅で30mm、Y2は光ファイバ13の収納長さで70mm、R1は光ファイバ13の収納時の最小曲げ半径で15mmである。
図1(a),(b)に示すように、光機能部品の一例であるPLC型光スプリッタ14には光ファイバ13が接続されて筐体11に内蔵される。前記筐体11はスプリッタモジュールが重ね合せ可能なように、内蔵されるPLC型光スプリッタ14の形状に応じて凹凸のある形状に構成される。
図1(a),(b)では、1個のスプリッタモジュールの筐体11に、1個のPLC型光スプリッタが格納されている形状を想定する。尚、入出力のインターフェースの形状については、図8の4種類が想定される。
スプリッタモジュールの筐体11の厚さ方向に段差を設ける構造とする。具体的には、PLC型光スプリッタが内蔵されるスプリッタモジュールの筐体11について、PLC型光スプリッタ14(平面の大きさで4mm×40mm程度)が格納される近傍のみ、PLC型光スプリッタ14を覆うことのできる寸法の形状とする。即ち、PLC型光スプリッタ14の厚さ(高さ)とそのPLC型光スプリッタ14の上下を覆う筐体11の壁の厚さの合計で5mm程度となる。筐体11の寸法の一例として、上記に示したPLC型光スプリッタ14の幅4mmの左右3mm程度の合計10mm、PLC型光スプリッタ14の長さ(奥行き)40mmの前後5mm程度ずつの合計50mm、即ち、10mm×50mm程度の大きさの領域は、少なくとも5mm程度の厚さが必要になる。
一方、前記PLC型光スプリッタ14以外の、光心線が収容されるスプリッタモジュール筐体11の部分については、スプリッタモジュール筐体11の寸法を薄くする形状とする。即ち、光テープ心線の幅と光テープ心線の上下を覆う筐体11の壁の厚さ等の合計で、2.5mm程度になる。収納形態の一例として、PLC型光スプリッタ14も含めて、光ファイバ13の心線の配線の形状は、陸上競技場のトラックのような形状となる。曲げ径(最小曲げ半径R1)を15mmとして、幅X2は30mm、奥行き(長さY2)はPLC型光スプリッタ14の長さ40mmと曲げ径を確保するための半円2個分の長さ15mm×2の合計70mmの形状となる。このため、筐体11の寸法は、上記の厚さ5mmの部分も含めて、少なくとも30mm×70mmの大きさ(実際にはケースの厚み等が含まれるので数mm分の上乗せが必要)が必要となる。
以上の形状により、本実施形態のスプリッタモジュールの筐体11は、従来の厚さが一様な寸法(例:厚さ5mm程度)を有するスプリッタモジュールの筐体と比較して、一部の箇所の厚みを薄くすることが可能なため、筐体の容積を減ずることができる。これにより光クロージャなどへの高密度の実装が可能となる。
図2(a),(b)は本発明の第2の実施形態に係る光機能部品モジュールの第1の例を示す側面図及び平面図、図2(c),(d)は本発明の第2の実施形態に係る光機能部品モジュールの第2の例を示す側面図及び平面図、図2(e),(f)は本発明の第2の実施形態に係る光機能部品モジュールの第3の例を示す側面図及び平面図である。
図2(a)〜(f)において、15,17,18は光機能部品モジュール例えばスプリッタモジュールの筐体、16は最小曲げ半径R2以下にならないように曲げ半径を確保する円弧からなる光心線ガイド部である。
図2(a),(b)に示すように、スプリッタモジュールの筐体15の内部には2個の光心線ガイド部16,16が並んで設けられ、前記光心線ガイド部16,16の中間部には2個のPLC型光スプリッタ14,14が光心線ガイド部16,16を挟むようにして別々に分離して配設される。前記PLC型光スプリッタ14,14の延長線は光心線ガイド部16,16の外周の接線と一致するように設けられる。これはスプリッタモジュールの筐体15の内部で、光ファイバ13の坐屈を回避するための措置である。
前記光心線ガイド部16,16には2個のPLC型光スプリッタ14,14にそれぞれ接続された入出力光ファイバ13,13の余長部分が案内され、光心線ガイド部16,16は複数の光ファイバ13,13で共用される。
スプリッタモジュールの筐体15の形状はPLC型光スプリッタ14,14に対応した部分が厚さを大きくした凸部に形成され、その他の部分が厚さを小さくした凹部に形成される。
また図2(c),(d)に示すように、スプリッタモジュールの筐体17の内部には2個の光心線ガイド部16,16が並んで設けられ、前記光心線ガイド部16,16の中間部には2個のPLC型光スプリッタ14,14が並列に重ね合わされて光心線ガイド部16,16に接するようにして設けられる。前記PLC型光スプリッタ14,14の延長線は光心線ガイド部16,16の外周の接線と一致するように設けられる。
前記光心線ガイド部16,16には2個のPLC型光スプリッタ14,14にそれぞれ接続された入出力光ファイバ13,13の余長部分が案内され、光心線ガイド部16,16は複数の光ファイバ13,13で共用される。
スプリッタモジュールの筐体17の形状はPLC型光スプリッタ14,14に対応した部分が厚さを大きくした凸部に形成され、その他の部分が厚さを小さくした凹部に形成される。
例えば、既存のスプリッタモジュールと同等の大きさ(122mm×94mm:非特許文献1参照)に、曲げ半径を15mmとすることが可能な種別の光ファイバを利用して、2個分のPLC型光スプリッタを内蔵させることは可能である。
また図2(e),(f)に示すように、スプリッタモジュールの筐体18の内部には4個の光心線ガイド部16,16,16,16が各中心を正方形の角に位置するように配設され、前記光心線ガイド部16,16,16,16の中間部外側には4個のPLC型光スプリッタ14,14,14,14がそれぞれ2個の光心線ガイド部16,16に接するようにして90度ごとに分散して均等に設けられる。前記各PLC型光スプリッタ14,14,14,14の延長線は光心線ガイド部16,16,16,16の外周の接線と一致するように設けられる。
前記光心線ガイド部16,16,16,16には4個のPLC型光スプリッタ14,14,14,14にそれぞれ接続された入出力光ファイバ13,13,13,13の余長部分が案内され、光心線ガイド部16,16,16,16は複数の光ファイバ13,13,13,13で共用される。
スプリッタモジュールの筐体18の形状はPLC型光スプリッタ14,14,14,14に対応した部分が厚さを大きくした凸部に形成され、その他の部分が厚さを小さくした凹部に形成される。
すなわち、1個のスプリッタモジュールの筐体に、複数個のPLC型光スプリッタが格納されている。尚、入出力のインターフェースの形状については、図8の4種類が想定される。
この形状により、スプリッタモジュールの筐体の1個あたりの容積は大きくなるが、スプリッタモジュール(1個のPLC型光スプリッタ内蔵)の筐体を複数個合計した容積と比較した場合に、筐体の容積を減ずることが可能となる。
図3は本発明の第3の実施形態に係る光機能部品モジュールを示す斜視図である。図3において、19は光機能部品モジュール例えばスプリッタモジュールの筐体、20は筐体19の凸部である。
図3に示すように、光ファイバ13が接続される光機能部品例えばPLC型光スプリッタ14がスプリッタモジュールの筐体20に内蔵される。前記筐体20は、スプリッタモジュールが重ね合せ可能なように、内蔵されるPLC型光スプリッタ14の形状に応じて凹凸のある厚みに段差があるような形状に構成される。すなわち、PLC型光スプリッタ14が存在する部分に対応するスプリッタモジュールの筐体20部分が凸部に形成され、スプリッタモジュールの筐体20のその他の部分が凹部に形成される。この場合、筐体20の凸部の厚さが筐体20の凹部の厚さのほぼ2倍に形成される。
例えば複数のスプリッタモジュールを、一定のスペース(例:架空光クロージャ等)に収納する場合を想定する。スプリッタモジュールの筐体20の厚みに段差があるような形状の場合、複数のスプリッタモジュールの筐体20を互い違いに重畳することで凹凸の少ない、例えば直方体なような形状とすることができる。尚、入出力のインターフェースの形状については、図8の4種類が想定される。
具体的には、光ファイバ13を収納している凹部箇所のスプリッタモジュールの筐体20の厚さ(2.5mm程度)をPLC型光スプリッタ14が収納されている凸部箇所のスプリッタモジュールの筐体20の厚さ(Z1=最小5mm程度)の半分にすることで、2個のスプリッタモジュールを互い違いに重ね合わせて、一様な直方体として扱うことができる。
一例として、スプリッタモジュールの筐体20の寸法は、厚さが2.5mmの凹部部分は、上記凸部の厚さ5mmの部分も含めて、少なくとも30mm×70mmの大きさ(X1=最低限30mm以上、Y1=最低限70mm以上、実際にはケースの厚み等が含まれるので数mm分の上乗せが必要)が必要となる。一方、厚さが5.0mmの凸部部分は、図3のような形態で2個のスプリッタモジュールの重ね合わせを行う場合は、PLC型光スプリッタ14の幅以上を厚さ5.0mmで覆う必要があるため、X3=10mm以上の長さが必要となる。一方、奥行き(長さ)については、少なくともY1=70mm以上が必要になる。したがって、10mm×70mmの大きさの形状が一例として挙げられる。
本実施形態のように、複数のスプリッタモジュールの筐体を、段差を組み合わせて収容することで、いわゆるデッドスペースをなくし、複数のスプリッタモジュールをより高密度に収納することが可能となる。
図4(a),(b)は本発明の第4の実施形態に係る光機能部品モジュールを示す構成説明図である。図4(a),(b)において、21,22は光機能部品モジュール例えばスプリッタモジュールの筐体である。
図4(a)に示すように、光心線ガイド部としてR2=30mmのガイド部を有するスプリッタモジュールの筐体21に光ファイバ13が接続された光機能部品例えばPLC型光スプリッタ14を収容した場合、スプリッタモジュールの筐体21の幅はX4=60mm、PLC型光スプリッタ14の長さはY3=40mm、スプリッタモジュールの筐体21の長さはY4=100mmとなる。
一方、図4(b)に示すように、光心線ガイド部としてR1=15mmのガイド部を有するスプリッタモジュールの筐体22に光ファイバ13が接続された光機能部品例えばPLC型光スプリッタ14を収容した場合、スプリッタモジュールの筐体22の幅はX2=30mm、PLC型光スプリッタ14の長さはY3=40mm、スプリッタモジュールの筐体22の長さはY2=70mmとなる。
すなわち、PLC型光スプリッタ14の入出力の光心線に使用する光ファイバ13の種別を、図4(a)に示すようなシングルモードファイバ(最小曲げ半径30mm)から、より小さい曲げ半径で収容しても、過剰な損失が発生しない種別の光ファイバに変更する。具体的には、図4(b)に示すようなよりモードフィールド径の小さい光ファイバ(例:最小曲げ半径15mmの光ファイバ)や、HAF(Hole−Assisted Fiber)やPCF(Photonic Crystal Fiber)など(最小曲げ半径5〜10mm)を利用することで、曲げ半径を小さくする。
これにより最小曲げ半径が小型になり、最小曲げ半径を内部で確保する光心線ガイド部の曲げ半径を小型にすることができ、必要な面積を減ずることができる。この結果として、スプリッタモジュールの筐体の平面方向(x,y方向)の大きさを小さくことが可能である。なおこの場合も、入出力のインターフェースの形状については、図8の4種類が想定される。
例えば、図4の構成をとる揚合、通常の曲げ半径30mmの光ファイバから曲げ半径15mmの光ファイバに変更することで、ケースの厚み等を除いた、光ファイバの配線から算出されるモジュールの平面の面積は6000平方ミリメートル(100mm×60mm)から、2100平方ミリメートル(70mm×30mm)になるため35%に減少する。
図5(a),(b)は本発明の第5の実施形態に係る光機能部品モジュールを示す平面図及び側面図である。図5(a),(b)において、23は光機能部品モジュール例えばスプリッタモジュールの筐体、24はスプリッタモジュールの筐体23の線対称軸、25はR1=15mmの光心線ガイド部、O1はスプリッタモジュールの筐体23の第1の凹部、O2はスプリッタモジュールの筐体23の第2の凹部、T1はスプリッタモジュールの筐体23の第1の凸部、T2はスプリッタモジュールの筐体23の第2の凸部である。
図5(a),(b)に示すように、スプリッタモジュールの筐体23には光ファイバ13が接続された光機能部品例えばPLC型光スプリッタ14が内蔵されている。PLC型光スプリッタ14が配置された筐体23部分は第1の凸部T1に形成される。尚、スプリッタモジュールの筐体23には融着スリーブなどを内蔵してもよい。
前記PLC型光スプリッタ14と線対称軸24を挟んで対称の筐体23部分には前記第1の凸部T1が嵌合可能な寸法の空洞部分よりなる第1の凹部O1が設けられる。前記第1の凸部T1と第1の凹部O1間の筐体23には線対称軸24を挟んだ対称の位置に円柱状の第2の凸部T2及び第2の凸部T2が嵌合可能な寸法よりなる円形状の第2の凹部O2が対になって形成される。第2の凸部T2及び第2の凹部O2の対は2対並んで配設される。
前記第1の凸部T1及び第2の凸部T2は線対称軸24の両側に配置され、各凸部T1,T2の厚み寸法がほぼ同一(例5.0mm)に形成される。筐体23のその他の部分の厚さを一定にする(一例として2.5mmが挙げられる。但し凹部は除く)。またこの筐体23の凸部T1,T2側の面を下側にして平滑な面においても、筐体23が揺らぐことの無いように均等な位置に凸部T1,T2を筐体23の平面上に配置する。
すなわち、スプリッタモジュールの筐体23の表面に凹凸を有する形状とした場合、2個のスプリッタモジュールを重ね合わせて凹凸の少ない立体として扱える形状とする。尚、入出力のインターフェースの形状については、図8の4種類が想定される。
このような形状をスプリッタモジュールの筐体がとることで、2つの同一形状のスプリッタモジュールの筐体が互いに嵌合することが可能となる。また単一のスプリッタモジュールの筐体の凸部側を下にして(平滑な平面に向けて)置いても、スプリッタモジュールの筐体が揺らがずに配置することが可能となる。これにより架空光クロージャ内等での設置形態の自由度が広がる。
以上のように本発明の実施形態によれば、スプリッタモジュールを小型化でき、マンション構内の狭隘なスペースにも設置が可能となる。また架空光クロージャ内の限られた空間での実装数を現在よりも増加させることが可能となる。
また、スプリッタモジュールの筐体のうちPLC型光スプリッタの筐体部分のみ厚くすることで、一様な厚みを有していた従来のスプリッタモジュールと比較して、スプリッタモジュールの筐体の容積を小型化することが可能となる。
また、単一のスプリッタモジュールの筐体に複数のPLC型光スプリッタを内蔵することにより、単一のスプリッタモジュールの筐体に1個のPLC型光スプリッタしか内蔵しない場合と比較して、光スプリッタ1個あたりに必要となるスプリッタモジュールの筐体の容積を減らすことが可能となるため、結果的にスプリッタモジュールの小型化・高密度化に寄与することが可能となる。
さらに、複数のスプリッタモジュールの筐体を組み合わせ、複数のモジュール全体でデッドスペースをなくす形状とすることで、スプリッタモジュールの筐体の高密度化が可能となる。
また、スプリッタモジュールの筐体内部のPLC型光スプリッタの入出力光ファイバに、曲げに強い光ファイバを使用することで、スプリッタモジュールの筐体の形状を、従来の形状より小型化(スプリッタモジュールの筐体の平面方向の大きさの小型化)が可能となる。
その他、2つの同一形状のスプリッタモジュールの筐体が互いに嵌合することが可能となる。また単一のスプリッタモジュールの筐体の凸部側を下にして(平滑な平面に向けて)置いても、スプリッタモジュールの筐体が揺らがずに配置することが可能となる。さらにスプリッタモジュールの筐体を既存のスプリッタモジュールの筐体と同一にするならば、スプリッタモジュールの筐体を表面・裏面とも置くことにより、既存のトレイに設置することが可能となり、設備の共用化が図ることが可能となる。
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
(a)は本発明の第1の実施形態に係る光機能部品モジュールを示す斜視図であり、(b)は本発明の第1の実施形態に係る光機能部品モジュール内部の光ファイバ配線を示す平面図である。 (a)〜(f)は本発明の第2の実施形態に係る光機能部品モジュールを示す側面図及び平面図である。 本発明の第3の実施形態に係る光機能部品モジュールを示す斜視図である。 本発明の第4の実施形態に係る光機能部品モジュールを示す構成説明図である。 (a),(b)は本発明の第5の実施形態に係る光機能部品モジュールを示す平面図及び側面図である。 従来のアクセスネットワークでの光スプリッタの設置位置を示す構成説明図である。 一般的なPLC型光スプリッタ(8分岐)を示す外観図である。 既存のスプリッタモジュールを示す構成説明図である。 既存のスプリッタモジュールの一例を示す構成説明図である。 一般的なスプリッタモジュール筐体の内部構造を示す構成説明図である。
符号の説明
11…光機能部品モジュール例えばスプリッタモジュールの筐体、12…筐体の凸部、13…筐体内部に収納された光ファイバ、14…PLC型光スプリッタ。

Claims (2)

  1. 光ファイバが接続される光機能部品が筐体に内蔵される光機能部品モジュールであって、
    同一形状なす他の光機能部品モジュールの筐体と互いに嵌合可能とするべく、前記筐体は、内蔵される光機能部品の形状に応じて凹凸のある形状に構成され、凸部が凹部に嵌合可能な凹凸の対が複数個設けられ、各凸部が筐体の線対称軸の両側に配置され、各凸部の厚み寸法がほぼ同一に形成される
    ことを特徴とする光機能部品モジュール。
  2. 前記筐体に光機能部品が2個以上内蔵され、前記光機能部品に接続される光ファイバを所定の曲げ半径にするガイド部が筐体内に設けられ、前記ガイド部を複数の光ファイバで共用する
    ことを特徴とする請求項に記載の光機能部品モジュール。
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