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JP4823623B2 - 表面実装型電子部品アレイ - Google Patents

表面実装型電子部品アレイ Download PDF

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Description

本発明は、例えばインダクタやコンデンサ等の電子部品を複数含む表面実装型電子部品アレイに関するものである。
従来の表面実装型電子部品アレイとしては、例えば特許文献1に記載されているように、直方体状に形成された本体積層部(素体)の両側面に、入出力端子となる外部電極を4つずつ形成してなるものが知られている。
特開2003−51729号公報
上記のような表面実装型電子部品アレイをプリント基板等に実装する場合には、例えば部品実装機(マウンタ)の吸着ノズルにより素体の上面(実装面の反対側の面)を吸着保持した状態で、電子部品アレイの実装処理を行う。
しかし、上記従来技術の表面実装型電子部品アレイにおいては、各外部電極は、素体の下面(実装面)、側面及び上面といった3面にわたって形成されている。つまり、外部電極が素体の上面にも存在するため、吸着ノズルにより素体の上面を吸着保持したときに、吸着ノズルと外部電極とが接触することになり、吸着ノズルが素体に密着しない状態となる。このため、吸着ノズルと素体との間でエアー漏れが生じ、吸着ノズルによる電子部品アレイの吸着力が低下してしまう。また、これを解消すべく吸着ノズルの吸引力を上げた場合には、外部電極の表面に施されたメッキが吸着ノズルの先端に付着して堆積するため、やはり吸着ノズルによる電子部品アレイの吸着力が低下するという問題が発生する。このような電子部品アレイの吸着不具合が起きると、電子部品アレイの実装作業に支障をきたすことがある。
本発明の目的は、吸着ノズルにより素体を吸着保持して他の部品に実装する際に、素体の吸着不具合を防止することができる表面実装型電子部品アレイを提供することである。
本発明は、直方体形状を有する素体と、素体の表面に形成された少なくとも4つの外部電極とを備え、他の部品に実装される表面実装型電子部品アレイであって、素体は、他の部品に対する実装面を構成する第1面と、第1面に隣り合う4つの第2面と、第1面に対向すると共に各第2面に隣り合う第3面とを有し、外部電極は、第1面に形成された第1電極部と、第1電極部と繋がるように第2面に形成され、第2面と第3面との角部まで延びている第2電極部とを有し、第2面と第3面との角部には、湾曲部が形成されており、第2電極部は、導体ペーストが残留された塗布ベッドの上面に第2面を当接させて第2面に導体ペーストを付着させ、その後導体ペーストを乾燥させることにより、第2面に形成されると共に、第3面に実質的に形成されないように湾曲部における第3面側の部分に回り込んで第3面の縁部に100μm以下だけ形成されており、素体における第1面と第2面との角部に形成され第1電極部と第2電極部とを繋ぐ部分の厚みは、第1電極部の最大厚みの70%以上120%未満であることを特徴とするものである。
このような表面実装型電子部品アレイを他の部品(プリント基板等)に実装する場合には、部品実装機の吸着ノズルにより素体の第3面を吸着保持する。ここで、素体の第3面には、外部電極が実質的に形成されていないので、吸着ノズルにより素体の第3面を吸着したときに、吸着ノズルと素体の第3面との間には殆どギャップが生じなくなる。このため、吸着ノズルが素体に十分に密着する様になるので、吸着ノズルと素体との間でエアー漏れが生じることは無く、吸着ノズルによる電子部品アレイの吸着力低下が抑制される。また、吸着ノズルと外部電極との接触が無いことから、外部電極の表面に施されたメッキが吸着ノズルの先端に付着して堆積することが防止されるため、この点でも吸着ノズルによる電子部品アレイの吸着力低下が抑えられる。従って、電子部品アレイの吸着不具合を防止することができる。
また、素体における第1面と第2面との角部に形成され第1電極部と第2電極部とを繋ぐ部分の厚み、第1電極部の最大厚みの70%以上とすることにより、第1電極部における平坦部分が広くなるため、表面実装型電子部品アレイを他の部品(プリント基板等)に実装するときに、他の部品に対する電子部品アレイの座りが良くなる。また、第1電極部の厚みが全体的に確保されるため、表面実装型電子部品アレイを半田で他の部品に実装する際に、半田喰われ等が発生しにくくなる。
本発明によれば、表面実装型電子部品アレイを他の部品に実装すべく、吸着ノズルにより表面実装型電子部品アレイの素体を吸着保持したときに、素体の吸着不具合を防止することができる。これにより、表面実装型電子部品アレイの実装作業に支障をきたすことなく、表面実装型電子部品アレイを他の部品に安定して実装することが可能となる。
以下、本発明に係わる表面実装型電子部品アレイの好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係わる表面実装型電子部品アレイの一実施形態を示す斜視図であり、図2は、図1に示す表面実装型電子部品アレイの平面図である。各図において、本実施形態の表面実装型電子部品アレイ1は、積層型チップインダクタアレイである。表面実装型電子部品アレイ1は、直方体形状を有する素体2と、この素体2の表面に形成された外部電極(端子電極)3,4とを備えている。外部電極3,4は、それぞれ複数(ここでは4つ)ずつ設けられている。
素体2は、図示しないプリント基板に対する実装面を構成する下面(第1面)2aと、この下面2aに隣り合う側面(第2面)2b〜2eと、下面2aに対向すると共に側面2b〜2eに隣り合う上面(第3面)2fとを有している。側面2b,2d同士は互いに対向しており、側面2c,2e同士は互いに対向している。素体2は、例えば長さ2.0mm、幅1.25mm、高さ0.3mmといった寸法を有している。また、素体2は、複数(ここでは4つ)のコイル部5を有している。これらのコイル部5は、素体2の長手方向に並設されている。
図3は、素体2の分解斜視図である。同図において、素体2は、コイル部5の一部を形成する導体パターンを有する絶縁体6〜14と導体パターンの無い複数の絶縁体15とが積層されることによって構成されている。絶縁体6〜14は、上方に向かって順に積み重ねられている。
絶縁体6には、複数の略J字状の導体パターン16が形成されている。各導体パターン16の一端は、素体2の側面2bに露出するように絶縁体6の縁部に引き出されている。絶縁体7には、各導体パターン16と電気的に接続された複数の導体パターン17が形成されている。導体パターン17は、コイル部5の略3/4ターン分に相当し、略U字状に形成されている。絶縁体8には、各導体パターン17と電気的に接続された複数の導体パターン18が形成されている。導体パターン18は、コイル部5の略3/4ターン分に相当し、略C字状に形成されている。絶縁体9には、各導体パターン18と電気的に接続された複数の導体パターン19が形成されている。導体パターン19は、コイル部5の略3/4ターン分に相当し、略U字状に形成されている。絶縁体10には、各導体パターン19と電気的に接続された複数の導体パターン20が形成されている。導体パターン20は、コイル部5の略3/4ターン分に相当し、略C字状に形成されている。
絶縁体11には、各導体パターン20と電気的に接続された複数の導体パターン21が形成されている。導体パターン21は、上記の導体パターン17と同じ構造を有している。絶縁体12には、各導体パターン21と電気的に接続された複数の導体パターン22が形成されている。導体パターン22は、上記の導体パターン18と同じ構造を有している。絶縁体13には、各導体パターン22と電気的に接続された複数の導体パターン23が形成されている。導体パターン23は、上記の導体パターン19と同じ構造を有している。絶縁体14には、各導体パターン23と電気的に接続された複数の略J字状の導体パターン24が形成されている。各導体パターン24の一端は、素体2の側面2dに露出するように絶縁体14の縁部に引き出されている。なお、異なる絶縁体の導体パターン同士の電気的接続は、絶縁体に形成されたスルーホールを介して行われる。
導体パターンの無い絶縁体15は、絶縁体6の上に積層されている。この絶縁体15は、絶縁体6に形成された導体パターン16を保護している。また、絶縁体14の下には、他の絶縁体15が積層されている。
絶縁体6〜15は、例えばフェライト(Ni−Cu−Zn系フェライト、Ni−Cu−Zn−Mg系フェライト、Cu−Zn系フェライト、Ni−Cu系フェライト)等の磁性体や、ガラス系セラミック等の非磁性体で形成されている。導体パターン16〜24は、例えばAg、Ni、Ag−Pd合金等の導電材で形成されている。
このような素体2を作製する場合は、まず絶縁体6〜15を形成するためのグリーンシートを用意する。具体的には、例えばフェライト粉末を原料としたスラリーを、ドクターブレード法によりフィルム上に塗布することにより、電気絶縁性を有する磁性体グリーンシートを形成する。そして、例えばAgを主成分とする導電ペーストをグリーンシート上にスクリーン印刷し、乾燥することにより、導体パターン16〜24を形成する。続いて、導体パターン16〜24の何れかが形成されたグリーンシートと導体パターンが形成されていないグリーンシートとを、図3に示すように積層して圧着した後、その積層体をチップ単位に切断する。そして、当該積層体を所定の温度(例えば800〜980℃)で焼成する。これにより、上記の素体2が得られる。
素体2の表面には、各導体パターン16と電気的に接続される複数の外部電極3と、各導体パターン24と電気的に接続される複数の外部電極4とが形成されている。これらの外部電極3,4は、L字状をなしている。
具体的には、外部電極3は、素体2の下面2aの一端部に形成された電極部(第1電極部)3aと、この電極部3aと繋がるように素体2の側面2bに形成され、素体2における側面2bと上面2fとの角部まで延びている電極部(第2電極部)3bとからなっている。外部電極4は、素体2の下面2aの他端部に形成された電極部(第1電極部)4aと、この電極部4aと繋がるように素体2の側面2dに形成され、素体2における側面2dと上面2fとの角部まで延びている電極部(第2電極部)4bとからなっている。
外部電極3,4は、素体2の上面2fには実質的に形成されていない。素体2の各頂点及び各稜は、若干湾曲して形成されている。このため、素体2における側面2b,2dと上面2fとの角部に電極部3b,4bを形成すると、電極部3b,4bが上面2fの縁部に最大で100μm程度回り込むようになる(図4参照)。従って、ここでは、外部電極3,4が上面2fの縁部に100μm程度だけ形成されるものについては、外部電極3,4が上面2fに実質的に形成されていないとする。
このとき、図4に示すように、素体2における下面2aと側面2bとの角部に形成される外部電極3の厚みR1、つまり外部電極3の電極部3a,3bを繋ぐ部分の厚みR1は、好ましくは電極部3aの最大厚みHの70%以上であり、より好ましくは電極部3aの最大厚みHの80%以上である。外部電極4の厚みについても、同様である。これにより、電極部3a,4aの平坦領域が広くなるため、半田により表面実装型電子部品アレイ1をプリント基板(図示せず)に実装するときに、プリント基板に対する表面実装型電子部品アレイ1の座り具合が良好になると共に、半田喰われ等が発生しにくくなる。
また、素体2における下面2aと側面2bとの角部に形成される外部電極3の厚みR1は、好ましくは電極部3aの最大厚みHの120%未満である。外部電極4の厚みについても、同様である。これにより、例えば測定テーピング工程において、外部電極3,4における素体2の角部に形成された部分がフィーダに引っ掛かって工程の流れが悪くなるといった不具合を防止することができる。
外部電極3,4は、例えばAg、Ni、Cuの何れかを主成分とする導体ペーストにより形成される。なお、素体2の下面2aに形成される電極部3a,4aの長さは、実装すべきプリント基板のランドの寸法に対応して、例えば100〜300μm程度である。
このような外部電極3,4を素体2の表面に形成する方法について、図5〜図8により説明する。まず、図5(A)に示すような塗布ベッド25及びブレード26を準備する。
塗布ベッド25は、ベース27と、このベース27の上面に設けられた4つの板状突起28とからなっている。これらの板状突起28は、互いに平行に延びる3つの溝29を形成している。各板状突起28の中央部分には、凹部30が形成されている。ブレード26は、ベース31と、このベース31に固定された掻き取り部32とからなっている。掻き取り部32には、各溝29に入り込む複数の歯33が形成されている。
そして、図5(B)に示すように、例えばAgを主成分とする導体ペースト34を、塗布ベッド25の各板状突起28の凹部30を跨って覆うように盛る。これにより、各板状突起28の凹部30に導体ペースト34が満たされることになる。
続いて、図6(A)に示すように、ブレード26の掻き取り部32の各歯33が塗布ベッド25の各溝29に入り込むように、ブレード26を塗布ベッド25に対して位置させた状態で、ブレード25を溝29の延在方向に沿って移動させ、各溝29内の導体ペースト34を掻き出す。このとき、導体ペースト34は流動性があるので、図6(B)に示すように、各凹部30内に残った導体ペースト34の一部は流れ落ち、結果的に各凹部30の底面部及び各板状突起28の上面部に導体ペースト34が残留することとなる。
続いて、図7(A)及び図8(A)に示すように、素体2の側面2bが各板状突起28の上面に当接するように素体2を配置する。これにより、素体2の側面2bに導体ペースト34が付着するため、図9(A)に示すように、外部電極3の電極部3bの下地層35が素体2の側面2bにまとめて4つ形成されることになる。なお、素体2の側面2dは、図示しない保持板の粘着部に貼り付けられて保持された状態となっている。その後、場合によって、素体2を塗布ベッド25から遠ざけて、側面2bに付着した導体ペースト34を所定温度(例えば80〜150℃)で乾燥させる。
続いて、図7(B)及び図8(B)に示すように、素体2の側面2bが各板状突起28の凹部30の底面と対向するように、素体2を各凹部30に跨って配置した状態で、素体2の下面2aが各凹部30の一方の側面30aに当接するように、素体2を塗布ベッド25に対して相対移動させる。これにより、素体2の下面2aに導体ペースト34が付着するため、図9(B)に示すように、外部電極3の電極部3aの下地層36が素体2の下面2aにまとめて4つ形成されることになる。このとき、素体2が凹部30に入り込む深さによって、素体2の下面2aに導体ペースト34が回り込む長さ(電極部3aの長さ)が決まる。その後、場合によって、素体2を塗布ベッド25から遠ざけて、上面2aに付着した導体ペースト34を所定温度(例えば80〜150℃)で乾燥させる。
続いて、素体2の側面2b側を、保持板(図示せず)の粘着部に貼り付けて保持した状態で、上記と同様に、素体2を図7(A)及び図8(A)に示すように配置する。これにより、図9(C)に示すように、素体2の側面2dに外部電極4の電極部4bの下地層37がまとめて4つ形成される。そして、上記と同様に、素体2を図7(B)及び図8(B)に示すように配置し、素体2の下面2aが各凹部30の側面30aに当接するように、素体2を塗布ベッド25に対して相対移動させる。これにより、図9(D)に示すように、素体2の下面2aに外部電極4の電極部4aの下地層38がまとめて4つ形成される。
その後、素体2の表面の下地層35〜38を所定温度(例えば640〜740℃)で焼き付けた後、下地層35〜38上に電気めっきを施すことにより、上記の外部電極3,4が形成される。なお、電気めっきとしては、CuとNiとSn、NiとSn、NiとAu等を用いる。
ここで、比較例として従来の表面実装型電子部品アレイを図10に示す。同図において、表面実装型電子部品アレイ50は、素体2の表面に形成された外部電極51,52を4つずつ有している。各外部電極51は、素体2の下面2a、側面2b及び上面2fに跨ってコの字状に形成され、各外部電極52は、素体2の下面2a、側面2d及び上面2fに跨ってコの字状に形成されている。
このような表面実装型電子部品アレイ50をプリント基板(図示せず)に実装する場合には、図11に示すように、部品実装機(マウンタ)53の吸着ノズル54により素体2の上面2fを吸着保持した状態で、マウンタを動かして電子部品アレイ50をプリント基板のランド上に載せる。なお、プリント基板のランドには、予めクリーム半田が塗布されている。
このとき、素体2の上面2fには端子電極51,52が存在しているため、吸着ノズル54の先端面は端子電極51,52と接触した状態となり、吸着ノズル54の先端面と素体2の上面2fとの間にはギャップGが形成される。このため、吸着ノズル54による吸引のためのエアーがギャップGにおいてリークすることになるので、吸着ノズル54による素体2の吸着力が低下し、結果として電子部品アレイ50をうまくプリント基板に実装するのが困難になる。
この対策として、吸着ノズル54の吸引力を増大させることが考えられる。しかし、この場合には、吸着ノズル54により素体2の上面2fを吸着保持したときに、外部電極51,52の表面に施されためっきと吸着ノズル54との接触力が必要以上に高くなるため、電子部品アレイ50をプリント基板に実装する際に、電子部品アレイ50が吸着ノズル54から離れにくくなる。その結果、電子部品アレイ50が吸着ノズル54にくっついたままの状態となって、プリント基板に実装されなくなる可能性がある。また、外部電極51,52の表面に施されためっきが吸着ノズル54の先端に付着堆積することで、吸着ノズル54による素体2の吸着力が更に低下することもある。
このような現象は、重量の軽い小型の表面実装型電子部品アレイにおいて顕著に表れ、特に素体の寸法が3.2mm×1.6mm×1.2mm以下であり且つ4つ以上の外部電極を有する表面実装型電子部品アレイに発生しやすい。
これに対し本実施形態の表面実装型電子部品アレイ1では、素体2の上面2fには実質的に外部電極3,4が形成されていない。このため、図12に示すように、吸着ノズル54により素体2の上面2fを吸着保持したときには、吸着ノズル54の先端面がほぼ全体的に素体2の上面2fに密着した状態となるため、吸着ノズル54の先端面と素体2の上面2fとの間にギャップが形成されることは無い。従って、吸着ノズル54の吸引力を必要以上に増大させなくても、吸着ノズル54による素体2の吸着力が十分に得られるようになる。また、外部電極3,4の表面に施されためっきが吸着ノズル54の先端に付着堆積することも防止されるため、吸着ノズル54による素体2の吸着力の低下が確実に抑えられる。従って、表面実装型電子部品アレイ1が吸着ノズル54によって適切に吸着保持されるため、表面実装型電子部品アレイ1をプリント基板に安定して実装することが可能となる。
ここで、本実施形態に係わる積層型チップインダクタアレイを1ロット(約60万個)製造し、外観検査後に測定テーピングを行い、マウンタによりピックアップして、ピックアップ率の抜き取り検査(検体数:2万個)を行った。その結果、ピックアップ率(ピックアップした検体数に対して適切にピックアップできた検体数の比率)は、99.99%であった。また、図10に示す構造の積層型チップインダクタアレイについても、同様にしてピックアップ率の抜き取り検査を行ったところ、ピックアップ率は99.81%であった。
以上のことから、本実施形態の有効性が確認された。なお、ピックアップ率の良否を判定するための基準値は、一般に99.9%とされている。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、直方体形状を有する素体の表面に形成される外部電極の数としては、少なくとも4つあれば良い。
また、上記実施形態の表面実装型電子部品アレイ1はインダクタアレイであるが、本発明は、特にこれには限られず、例えばビーズアレイやコンデンサアレイ等の他、インダクタ及びコンデンサやバリスタを含むフィルタアレイ、コモンモードフィルタ等にも適用可能である。
本発明に係わる表面実装型電子部品アレイの一実施形態を示す斜視図である。 図1に示す表面実装型電子部品アレイの平面図である。 図1に示す素体の分解斜視図である。 図1に示す表面実装型電子部品アレイの側面図である。 図1に示す素体に外部電極を形成する工程を示す斜視図である。 図1に示す素体に外部電極を形成する工程を示す斜視図である。 図1に示す素体に外部電極を形成する工程を示す斜視図である。 図1に示す素体に外部電極を形成する工程を示す側面図である。 図7及び図8に示す工程により素体に外部電極を形成する手順を示す図である。 比較例としての表面実装型電子部品アレイを示す斜視図である。 図10に示す表面実装型電子部品アレイが吸着ノズルに吸着保持される状態を示す図である。 図1に示す表面実装型電子部品アレイが吸着ノズルに吸着保持される状態を示す図である。
符号の説明
1…表面実装型電子部品アレイ、2…素体、2a…下面(実装面、第1面)、2b〜2e…側面(第2面)、2f…上面(第3面)、3…外部電極、3a…電極部(第1電極部)、3b…電極部(第2電極部)、4…外部電極、4a…電極部(第1電極部)、4b…電極部(第2電極部)。

Claims (1)

  1. 絶縁体が積層されて構成された直方体形状を有する素体と、前記素体の表面に形成された少なくとも4つの外部電極とを備え、他の部品に実装される表面実装型電子部品アレイであって、
    前記素体は、前記他の部品に対する実装面を構成する第1面と、前記第1面に隣り合う4つの第2面と、前記第1面に対向すると共に前記各第2面に隣り合う第3面とを有し、
    前記外部電極は、前記第1面に形成された第1電極部と、前記第1電極部と繋がるように前記第2面に形成され、前記第2面と前記第3面との角部まで延びている第2電極部とを有し、
    前記第2面と前記第3面との角部には、湾曲部が形成されており、
    前記第2電極部は、導体ペーストが残留された塗布ベッドの上面に前記第2面を当接させて前記第2面に前記導体ペーストを付着させ、その後前記導体ペーストを乾燥させることにより、前記第2面に形成されると共に、前記第3面に実質的に形成されないように前記湾曲部における前記第3面側の部分に回り込んで前記第3面の縁部に100μm以下だけ形成されており、
    前記素体における前記第1面と前記第2面との角部に形成され前記第1電極部と前記第2電極部とを繋ぐ部分の厚みは、前記第1電極部の最大厚みの70%以上120%未満であることを特徴とする表面実装型電子部品アレイ。
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