JP4823053B2 - 異種通信インタフェース間の切替方法、移動端末および管理装置 - Google Patents
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Description
このような状況下において、従来、外部端末(サーバ等)との間でIPネットワークを介して通信中の移動端末が、ユーザの移動に伴って移動することが考えられる。その移動端末の中継先が、現在のサブネットとは異なるサブネットに接続する中継機(ルータ装置等)に切り替わる場合、次のようにして、移動端末と外部端末との間の通信を確保していた。
すなわち、まず、サブネットの変更に伴うIPアドレスの変更を外部端末に隠蔽する。そして、移動端末が移動する際も、移動端末と外部端末との間の通信セッションを切断しない(例えば、非特許文献1、特許文献1参照)。
図21は従来例のシステム構成を示す図である。
非特許文献1によると、図21の移動端末100の移動に伴い、移動端末100が、アクセスネットワーク1(これを切替元リンクという)から、アクセスネットワーク2(これを切替先リンクという)に接続する。すると、このとき次のような処理が行われる。なお、2つのアクセスネットワーク1、2は、サブネットが相互に異なっている。
まず、移動端末100は、切替先リンクへの接続によって付与されたケアオブアドレス(例えば、CoA)と、移動端末100に保持されるホームアドレス(例えば、HoA)との組を位置登録メッセージに記載する。そして、移動端末100は、その位置登録メッセージ(HoA、CoAを含む)を、基地局装置12、アクセスネットワーク2、ルータ装置16、バックボーンネットワーク3の順に経由(これを切替先ネットワーク経路という)して、管理装置20に送信する。
管理装置20は、移動端末100から送信された位置登録メッセージを受信し、その位置登録メッセージから、ケアオブアドレス(CoA)とホームアドレス(HoA)との組をバインディングキャッシュ(Binding Cache)に更新する。これにより、ホームアドレス(HoA)とケアオブアドレス(CoA)のマッピングが管理される。そして、管理装置20は、移動端末100に対し、位置登録メッセージを登録した旨を示す位置登録完了メッセージを、切替先ネットワーク経路を用いて送信する。
その後、外部端末30から、ホームアドレス(HoA)宛のパケットを受信した場合、管理装置20は、受信したパケットを、バインディングキャッシュに登録したケアオブアドレス(CoA)宛に切替先ネットワーク経路を用いて転送することとなる。よって、ホームアドレスを用いたセッションは、移動端末100の移動に伴ってケアオブアドレスが変更しても、そのまま継続することが可能となる。
すなわち、移動端末100は、アクセスネットワーク2への接続によって付与されるケアオブアドレス(例えば、CoA)と、移動端末100に保持されるホームアドレス(例えば、HoA)との組を位置登録メッセージ(HoA、CoAを含む)に記載する。そして、移動端末100は、その位置登録メッセージを、基地局装置11、アクセスネットワーク1、ルータ装置15、バックボーンネットワーク3、ルータ装置16、バックボーンネットワーク3の順に経由(これを切替元ネットワーク経路という)して、管理装置20に送信する。
管理装置20は、移動端末100から送信された位置登録メッセージを受信し、その位置登録メッセージに記載されたケアオブアドレス(CoA)をバインディングキャッシュに追加登録する。これにより、管理装置20は、切替元ネットワーク経路のほかにも、切替先ネットワーク経路も利用することが可能となる。そして、管理装置20は、移動端末100に対し、位置登録メッセージを登録した旨を示す位置登録完了メッセージを、切替元ネットワーク経路を用いて送信する。
移動端末10が切替先リンクへ移動した後は、移動端末100は、バインディングキャッシュに登録され、かつ、切替元リンクに割り当てられたケアオブアドレスのエントリを消すために、位置登録メッセージを管理装置20宛に送信する。以上で、通信インタフェースの切替処理が完了する。
このようにすることにより、移動端末100は、アクセスネットワーク1からアクセスネットワーク2へ接続を切り替えても、外部端末30とのコネクションが維持され、絶えず外部端末30からのパケットを受信することができる。よって、パケットロスを回避することが可能となる。
この場合、非特許文献1および特許文献1に記載された方法をそのまま適用すると、個々のネットワーク特性から、伝送遅延が相違し、その結果、ネットワークの切替時間が増大したりセッションが切断したりする。このため、ネットワークの切り替えを円滑に行うことができない結果をまねくおそれがある。
しかし、一般的には、通信インタフェース1002(セルラ通信用)を用いた場合のアクセスネットワーク2経由の通信の伝送遅延は、通信インタフェース1001(無線LAN用)を用いた場合のアクセスネットワーク1経由の通信の伝送遅延に比べて大きい。このため、管理装置20が位置登録メッセージを受信するまでに時間を要し、これによって、移動端末100とアクセスポイント17とのリンクが、不意に切断されるおそれがある。その結果、パケットロスが生じるおそれがある。
もっとも、通信インタフェース1001を用いた場合の通信の伝送遅延は、通信インタフェース1002を用いた場合の通信の伝送遅延に比べて小さい。このため、管理装置20が位置登録メッセージを受信するまでの時間は、非特許文献1に記載の方法に比べて、早くなる。
しかし、管理装置20は、位置登録メッセージの登録を示す位置登録完了メッセージを、アクセスネットワーク1のみの経由で移動端末100に送信することとなる。このため、仮に、移動端末100の位置登録を行う途中で、切替元ネットワークが切断された場合、位置登録完了メッセージが、移動端末100に届かず、その結果、位置登録処理が完了しない。つまり、移動端末100と外部端末30との間のセッションが切断される。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1は、移動端末が、ネットワークおよび管理装置を経由して、外部装置と通信を行う場合に、そのネットワークとは異なる伝送遅延を有するネットワークに接続を切り替えて外部装置との通信を継続するときに、それらの伝送遅延の相違に応じて、移動端末の位置登録を最適に行うためのネットワーク経路を選択する。このようにすることにより、移動端末の位置登録処理が高速かつ確実に行え、伝送遅延の異なるネットワーク間の切り替えも高速かつ確実に行えることとなる。以下、これらの内容について詳述する。
図1において、移動端末10は、2種類の通信インタフェース101、102を含む。移動端末10としては、例えば、パーソナルコンピュータ、PDA、携帯電話、ゲーム機などが該当する。
また、本実施の形態の通信インタフェース101としては、例えば、無線LAN(Local Area Network)用とし、通信インタフェース102としては、例えば、セルラ用として説明する。
移動端末10は、2種類の通信インタフェース101、102を用いて、外部装置30と通信を行うことが可能である。例えば、移動端末10が、通信インタフェース101を用いて、外部装置30と通信を行う場合、通信インタフェース101は、基地局装置11に接続される。他方、移動端末10が、通信インタフェース102を用いて、外部装置30と通信を行う場合、通信インタフェース102は、基地局装置12に接続される。
基地局装置12は、セルラ網などのアクセスネットワーク2を介してルータ装置16に接続される。ルータ装置16は、バックボーンネットワーク3を介して、管理装置20に接続されている。バックボーンネットワーク3には、外部端末(相手先端末)30も接続されている。外部端末30は、例えば、映像を配信するサーバなどであり、例えば、移動端末10に対して、ストリームデータやプログラムなどを配信する。
図2の通信インタフェース101は、例えば、無線LAN用のものであり、基地局装置11と接続する。通信インタフェース102は、例えば、セルラ用のものであり、基地局装置12に接続する。
L3処理部103は、ネットワーク層に関するデータ処理を行い、上位層処理部104は、ネットワーク層よりも上位層に関するデータ処理を行う。
切替処理部105は、通信インタフェースの切替処理に関する制御を行う。例えば、切替処理部(送信部)105は、切替先の通信インタフェース宛のアドレス(ケアオブアドレス)を含む位置登録メッセージを、切替先の通信インタフェース102と接続するアクセスネットワーク2経由で送信させる。
インタフェース決定部(取得部)106は、異種通信インタフェース101、102間の切り替えを行う際に、切替元および切替先の通信インタフェースと接続する各種アクセスネットワーク経由の伝送遅延を取得する。さらに、インタフェース決定部(比較部)106は、上記伝送遅延の比較を行う。
移動端末10の通信インタフェース101または通信インタフェース102が、パケットを受信すると、L3処理部103が、そのパケットのIP(Internet Protocol)処理を行う。そして、L3処理部103は、当該パケットの種別に応じて、当該パケットを上位層処理部104または切替処理部105に転送する。あるいは、L3処理部103は、当該パケットの種別に応じて、L3処理部103の内部でパケット処理を完了する。
また、L3処理部103は、上位層処理部104または切替処理部105からの送信パケットのIP処理を行う。
さらに、L3処理部103は、いずれかの通信インタフェース101、102を介して、IP処理したパケットをアクセスネットワークに送出する。
そして、切替処理部105は、ホームアドレスとケアオブアドレスとの組を位置登録メッセージに記載して、その位置登録メッセージを管理装置20宛に送信する。位置登録メッセージは、L3処理部103から、通信インタフェース101または通信インタフェース102を介して管理装置20宛に送出される。
その後、管理装置20が移動端末10のホームアドレス宛のパケットを捕捉し、移動端末10のケアオブアドレス宛のトンネルヘッダを付加して転送する。転送されたパケットは、移動端末10の切替先の通信インタフェース102を介して受信され、L3処理部103でIP処理される。このとき、管理装置20によって付与されたトンネルヘッダが除去され、外部端末30からのパケットだけが、上位層処理部104あるいは所定の転送先に転送される。
図3の通信インタフェース201は、バックボーンネットワーク3と接続するためのものである。例えば、通信インタフェース(受信部)201は、後述する位置登録メッセージ(位置登録情報)を受信する。また、通信インタフェース(送信部)201は、後述する位置登録完了メッセージ(これをバインディング完了情報または位置登録完了情報ともいう)を、移動端末10の通信インタフェース宛のアドレス(ケアオブアドレス)に送信する。
L3処理部202は、ネットワーク層に関するデータ処理を行い、上位層処理部203は、ネットワーク層よりも上位層に関するデータ処理を行う。
管理部204は、位置登録処理(ホームアドレスおよびケアオブアドレスを含む位置登録メッセージの登録処理)などに関する制御を行う。例えば、管理部(登録部)204は、位置登録メッセージを登録する。
本実施の形態において、移動端末10は、レイヤ3以下の通信について説明しているが、管理装置20はレイヤ4以上のレイヤを用いて通信を行うようにしてもよい。
管理装置20の通信インタフェース201は、受信したパケットをL3処理部202に転送する。L3処理部202は、転送されたパケットを、上位層処理部203または管理部204のいずれに転送するかを決定する。あるいは、L3処理部202は、L3処理部202の内部で処理するかを決定し、パケット処理する。
また、L3処理部202は、上位層処理部203または管理部204のいずれかから転送されたパケットを、通信インタフェース201を介してバックボーンネットワーク3に送出する。
まず、移動端末10が、2台の基地局装置11、12のいずれか一方に接続する。そして、2つの通信インタフェース101、102のいずれか一方にアドレス(ケアオブアドレスCoA1またはCoA2)が付与されると、移動端末10は、管理装置20に付与されたアドレスとホームアドレス(HoA)を通知する。
この通知を受けた管理装置20は、ケアオブアドレス(CoA1またはCoA2)とホームアドレス(HoA)との組をバインディングキャッシュに登録し、外部端末30が移動端末10のホームアドレス(HoA)宛に送信するパケットを捕捉する。そして、管理装置20は、対応する移動端末10の通信インタフェース(101又は102)に設定されたアドレス(CoA1またはCoA2)宛のトンネルヘッダを付加して転送する。
転送されたパケットを受信した移動端末10は、当該パケットからトンネルヘッダを取り除く。トンネルヘッダの内側パケットは、移動端末10のホームアドレス(HoA)宛のパケットであるため、移動端末10は、内部データを処理する。また、移動端末10が外部端末30にパケットを送信する場合、移動端末10は、ネットワークと接続している通信インタフェース(101、102)を介して、管理装置20にトンネル転送する。
転送を受けた管理装置20は、パケットからトンネルヘッダを取り除いて、内側パケットを外部端末30に転送する。
処理3は、切替先のアクセスネットワークの通信遅延が切替元の伝送遅延よりも大きい場合の、移動端末10から管理装置20への位置登録メッセージの送信処理を表す。
図4Aは第1の伝送遅延の比較処理を示す図である。ここでは、移動端末10が、通信インタフェース101を用いて、基地局装置11、アクセスネットワーク1、ルータ装置15および管理装置20を介して、外部端末30と通信をしている場合を前提に説明する。
この場合、例えば、移動端末10の通信インタフェース101が、基地局装置11との間の通信状況(電波の強度)が悪化していることを検出すると(ステップS11)、通信インタフェース102は、基地局装置12とのリンク接続を行う(ステップS12)。なお、通信インタフェース102が既に接続している場合は、リンクの再接続を行う必要は無い。
また、通信インタフェース102は、管理装置20宛にPing要求を送信する(ステップS14)。これにより、ping要求は、通信インタフェース102から、基地局装置12、アクセスネットワーク2、ルータ装置16、バックボーンネットワーク3を順次経由(本実施の形態では、これを切替先ネットワーク経路という)し、管理装置20に届くこととなる。
このようにして、Ping要求が、2種類の通信インタフェース101、102に接続され、異なる経路で送信されることとなる。
なお、ping要求の各ステップS13、14において、インタフェース決定部106は、各通信インタフェース101、102において送信されたping要求の送信時刻を記憶しておく。
また、管理装置20は、通信インタフェース102からのPing要求を受け、通信インタフェース102宛にping応答を返信する(ステップS16)。これにより、ping応答が、管理装置20から、バックボーンネットワーク3、ルータ装置16、アクセスネットワーク2、基地局装置12を順次経由(本実施の形態では、これも切替先ネットワーク経路という)し、移動端末10に届くこととなる。
具体的には、インタフェース決定部106は、ステップS17の比較を行う場合、次のような処理を行う。すなわち、インタフェース決定部106は、上記各ping要求の送信時間と、その各ping要求に対する各ping応答の受信時間とに基づいて、切替元ネットワーク経路と切替先ネットワーク経路との間の遅延時間(計測データ)を算出する。この遅延時間は、ping要求の受信時間から、ping応答の送信時間を差し引いて求められる。
その後、通信インタフェース101が、基地局装置11との間の通信状況が悪化していることを検出すると(ステップS11)、ステップS17で事前に比較した結果(伝送遅延の計測データ)を用いる。なお、伝送遅延を計測する処理は、通信インタフェース101と基地局装置11との間の通信状況が悪化する前に行われていれば、そのタイミングは特に制限しない。
第3の伝送遅延の比較処理では、図4Aおよび図4Bのping要求およびping応答(これらをpingパケットという)を用いることなく、インタフェース決定部106が、図4Cの管理テーブル1061を用いて、伝送遅延の比較処理を行う。本実施の形態の管理テーブル1061は、例えば、インタフェース決定部106内に保持される。
通信インタフェース名1061aには、通信インタフェースを特定するためのものであり、例えば、2種類の通信インタフェース101、102が特定されている。
伝送遅延値1061bには、対応する通信インタフェースを用いた場合のネットワーク経路(切替元ネットワーク経路、切替先ネットワーク経路)の伝送遅延値があらかじめ設定されている。
本実施の形態の通信インタフェース101は、無線LAN用であるので、例えば50msとし、通信インタフェース102は、セルラ用であるので、例えば400msとしている。つまり、セルラ用の方が、無線LAN用よりも、伝送遅延が大きくなる。
移動端末10は、通信インタフェース102から位置登録メッセージ(位置登録ともいう)を、切替先ネットワーク経由で管理装置20に送信する(ステップS21)。位置登録には、ホームアドレス(HoA)、送信元アドレスおよび宛先アドレスが含まれる。この送信元アドレスは、通信インタフェース102で割り当てられたケアオブアドレス(CoA2)である。宛先アドレスは、管理装置20のものとなる。
このようにして、移動端末10が、通信インタフェースを切り替えても、外部装置30との間でコネクションが維持されることとなる。
移動端末10は、通信インタフェース101から、1つ目の位置登録メッセージ(以下、位置登録1という)を、切替元ネットワーク経由で管理装置20に送信する(ステップS31)。また、移動端末10は、通信インタフェース101から、2つ目の位置登録メッセージ(以下、位置登録2という)を、切替元ネットワーク経由で管理装置20に送信する(ステップS32)。なお、位置登録1には、ホームアドレス(HoA)とケアオブアドレス(CoA1)とケアオブアドレス(CoA2)とが含まれ、位置登録2には、ホームアドレス(HoA)とケアオブアドレス(CoA2)とが含まれる。
図7の位置登録は、送信元アドレス(Source Address)171、ホームアドレス(Home Address)172およびケアオブアドレスオプション(Alternate Care-of Address)173を含んで構成されている。
本実施の形態の送信元アドレス171には、通信インタフェース101に割り当てられたケアオブアドレス(CoA1)が記載される。そして、ケアオブアドレスオプション173には、通信インタフェース102のケアオブアドレス(CoA2)が記載される。
また、このとき仮に、移動端末10が、位置登録完了1を受信していない段階で、アクセスネットワーク1とのリンクが切断されたとしても、移動端末10は、管理装置20からの位置登録完了2を、アクセスネットワーク2経由で受信することができる。よって、移動端末10の位置登録が確実に行える。
ここで、上記処理3(図6参照)の変更例について説明する。上記処理3においては、ルータ装置15、16が、イングレスフィルタ機能を持たないことを前提に説明した。しかし、例えば、ルータ装置15が、イングレスフィルタ機能を持ち、かつ、そのイングレスフィルタ機能によって、通信ネットワーク102のケアオブアドレス(CoA2)のパケットを破棄する場合、送信元アドレスに記載されたケアオブアドレス(CoA2)を含む位置登録2(図6のステップS31参照)を破棄してしまう。そこで、以下では、このような状況を想定して説明する。
まず、移動端末10は、通信インタフェース101から、2つのping要求1、2を、切替先ネットワーク経由で、管理装置20へ送信する。ping要求1は、送信元アドレスを移動端末10のホームアドレス(HoA)とする要求であり、ping要求2は、送信元アドレスを通信インタフェース101のケアオブアドレス(CoA1)とする要求である。
この場合において、仮に、管理装置20が、ping要求1に対するping応答1を移動端末10に返信すれば、ルータ装置15は、イングレスフィルタ機能を搭載していないことになる。
逆に、管理装置20が、ping要求2に対するping応答2を返信し、それからしばらくの間、ping要求1に対するping応答1を移動端末10に返信しない場合は、ルータ装置15がイングレスフィルタ機能を搭載していることとなる。
逆に、移動端末10が、ping応答2を受信し、それからしばらくの間、ICMPメッセージを受信しなければ、ルータ装置15はイングレスフィルタを搭載していないことが判明する。
移動端末10は、処理1(図4A〜図4C参照)の終了後、通信インタフェース101から、切替元ネットワーク経由(ルータ装置15を含む)で、2種類の位置登録1、2を管理装置20に送信する(ステップS41、S42)。
なお、このとき、図8の位置登録1のケアオブアドレスオプション(図7参照)には、通信インタフェース102のケアオブアドレス(CoA2)が記載される。また、送信元アドレスには、通信インタフェース101のケアオブアドレス(CoA1)が記載される。
そして、図8の位置登録2のパケットヘッダが、管理装置20のアドレスを記載した宛先アドレスと、通信インタフェース101のケアオブアドレス(CoA1)を記載した宛先アドレスとを含めてカプセル化される。これにより、位置登録2を受信したルータ装置15は、位置登録2が、イングレスフィルタ機能によって通過を拒否するケアオブアドレス(CoA2)を含んでいたとしても、カプセル化されたパケットヘッダのケアオブアドレス(CoA1)(これは、イングレスフィルタ機能によって通過を許可されている)を検出するので、位置登録2を通過させることとなる。
図9は第1のカプセル化方法により位置登録2をカプセル化したパケットの一例を示す図である。なお、第1のカプセル化方法は、RFC1853に規定に基づく。
図9のパケットは、通信インタフェース101のケアオブアドレス(CoA1)を記載した送信元アドレス(Source Address)および管理装置20のアドレスを記載した宛先アドレス(destination Address)を含むパケットヘッダ191と、位置登録2(Binding Update Message192)とを含む。
図10のパケットは、図9のパケットと異なり、パケットヘッダ191と位置登録2(Binding Update Message192)との間に、認証ヘッダ193を付加した点にある。認証ヘッダ193には、Security Parameters Index、Sequence Number、Authentication Dateを含む。なお、認証ヘッダ193を取り除く場合、移動端末10と管理装置20との間で事前に交換した鍵を用いる必要がある。
図10のパケットは、図11のパケットと異なり、パケットヘッダ191と位置登録2(Binding Update Message192)との間に、ESP(Encapsulating Security Payload)ヘッダ194を付加した点にある。ESPヘッダ194には、Security Parameters Index(SPI)およびSequence Numberを含む。さらに、図11のパケットは、位置登録2(Binding Update Message192)の後部に、ESPトレーラおよびESP認証データを含むESPヘッダ195が付加されている。なお、ESPヘッダを取り除く場合、移動端末10と管理装置20との間で事前に交換した鍵を用いる必要がある。
例えば、位置登録2が、上記第1のカプセル化方法でカプセル化されている場合、管理装置20は、パケットの外側のパケットヘッダ191(図9参照)を外し、内側パケットにある位置登録2のケアオブアドレスオプションに記載されたケアオブアドレス(CoA2)をバインディングキャッシュに登録する。
ステップS101において、インタフェース決定部106は、切替処理部105からの指示を受け、アクセスネットワーク1を含む切替元ネットワーク、および、アクセスネットワーク2を含む切替先ネットワークの伝送遅延を取得する。この取得方法について、図13を参照して説明する。ここでは、3種類の取得方法があるので、それらを説明する。
切替処理部105は、管理装置20宛の位置登録を通信インタフェース102経由で送信するようL3処理部103に指示する。指示を受けたL3処理部103は、管理装置20宛の位置登録を通信インタフェース102経由で送信する(ステップS103)。これにより、位置登録が、アクセスネットワーク2を含む切替先ネットワークを経由して、管理装置20に送信される。なお、このときの位置登録の送信元アドレスには、通信インタフェース102のケアオブアドレス(CoA2)が記載される。
切替処理部35は、2種類の位置登録1、2を通信インタフェース101経由で送信するようL3処理部103に指示する。当該指示を受けたL3処理部103は、2種類の位置登録1、2を通信インタフェース101経由で送信する(ステップS105)。このとき、位置登録1のパケットのケアオブアドレスオプションには、通信インタフェース102のケアオブアドレス(CoA2)が記載され、送信元アドレスには、通信インタフェース101のケアオブアドレス(CoA1)が記載される。
逆に、切替処理部105が、ping要求の送信後もしばらくの間、それに対するping応答を受信しない場合は、切替処理部105は、ルータ装置15が、イングレスフィルタ機能を搭載していると検出することとなる。
さらに、仮に、移動端末10が、アクセスネットワーク1とのリンクが切断しても、アクセスネットワーク2経由で位置登録完了2を受信することが可能となる。よって、移動端末10の位置登録処理が確実に行われる。
他方、イングレスフィルタが機能することが事前に明確なときは、ステップS106をスキップして、ステップS105の位置登録1の送信処理から、ステップS109の位置登録2の送信処理を直接実施してもよい。
よって、移動端末10が通信インタフェースの切り替え中に、移動端末10とアクセスネットワークとが、不意に切断したとしても、移動端末10は、切替先ネットワーク経由で位置登録完了2を受信することができる。さらに、移動端末10が、切替元ネットワーク経由で位置登録完了1を受信した場合、比較的高速に位置登録処理を完了することができる。
実施の形態2は、移動端末10が、伝送遅延の小さいネットワーク(例えば、アクセスネットワーク1)から、それが大きいネットワーク(例えば、アクセスネットワーク2)へ接続を切り替える場合(上記処理3に相当)において、2種類の位置登録を用いた実施の形態1の場合と異なり、1種類の位置登録を用いて、アクセスネットワーク1経由で管理装置20に送信する。そして、管理装置20が、2種類のアクセスネットワーク1、2経由で、位置登録完了を移動端末10へ送信する。
なお、その他、実施の形態2の移動端末10を含む無線通信システムの構成は、図1の実施の形態1と同様である。また、実施の形態2の処理1(図4Aないし図4C参照)および処理2(図5参照)は、実施の形態1と同様の処理である。そこで、以下では、実施の形態1と異なる処理3について説明する。
移動端末10は、処理1の完了後、通信インタフェース101から、位置登録(ホームアドレス(HoA)を含む)を、アクセスネットワーク1を含む切替元ネットワーク経由で管理装置20に送信する(ステップS51)。この位置登録のパケットのケアオブアドレスオプションには、通信インタフェース102のケアオブアドレス(CoA2)が記載され、送信元アドレスには、通信インタフェース101のケアオブアドレス(CoA1)が記載される。なお、その際「1」の値を設定した複製フラグ(フラグ)181(後述する図17参照)を位置登録に含めてもよい。その後、管理装置20は、通信インタフェース101からの位置登録を受信した場合、ケアオブアドレスオプションに記載されたケアオブアドレス(CoA2)をバインディングキャッシュに登録する。
このため、移動端末10は、2種類の位置登録1、2を用いる実施の形態1の場合と異なり、1種類の位置登録を用いて管理装置20に送信するだけで、2つの異なるネットワーク経由で位置登録完了1、2を受信することが可能となる。よって、実施の形態1に比べて、ネットワークの伝送効率が向上する。
図15のステップS101は、図12のステップS101と同様、次のような処理が行われる。すなわち、移動端末10の切替処理部105は、通信インタフェース101から通信インタフェース102への切り替えの開始を決定すると、伝送遅延の取得処理および位置登録メッセージを送信する通信インタフェース(本実施の形態では通信インタフェース101とする)の決定処理を行うようインタフェース決定部106に通知する。当該通知を受けたインタフェース決定部106は、2種類の通信インタフェース101、102に関して、伝送遅延を取得するための伝送遅延の取得処理を実施する。この取得処理では、上記第1〜第3の伝送遅延の比較処理(図4A〜図4C参照)のうちのいずれかの処理を実施する(ステップS102)。
このとき、インタフェース決定部106において、伝送遅延を比較した結果、通信インタフェース101が接続するアクセスネットワーク1を含む切替元ネットワークの伝送遅延(アクセスネットワーク1経由の伝送遅延)よりも、通信インタフェース102が接続するアクセスネットワーク2を含む切替先ネットワークの伝送遅延(アクセスネットワーク2経由の伝送遅延)が小さい場合(ステップS102のDelay(I/F 102)<=Delay(I/F 101))は、処理2と同様である。また、ステップS102のelseの場合は、ステップS103Aに進み、処理3を実行する。
したがって、移動端末10は、1種類の位置登録を用いて、管理装置20に送信することにより、管理装置20から、切替元ネットワークまたは切替先ネットワークの少なくともいずれか一方の経由で位置登録完了を受信することとなる。よって、移動端末10は、異種ネットワーク間の切り替え時において、外部装置30との間でコネクションを維持することができる。
管理装置20の通信インタフェース201が、位置登録(複製フラグを含む)を受信し、L3処理部202が、その位置登録を通信インタフェース201を介して受信する(ステップS201)。すると、L3処理部202は、受信した位置登録を管理部204に転送する。
図17の位置登録には、複製フラグ181が含まれている。複製フラグ181は、位置登録完了の送信方法の種類を特定するためのものである。本実施の形態では、例えば、複製フラグ181の値が、「1」の場合と「0」の場合の2種類がある。これらの詳細は後述する。
バインディングキャッシュの更新が完了すると、管理部204は、位置登録の送信元アドレス(例えば、CoA1)宛に、切替元ネットワーク経由で、位置登録完了メッセージを送信(ステップ203)し、処理を終了する。これにより、位置登録完了1は、L3処理部202および通信インタフェース201を介して、バックボーンネットワーク3に送出される。
管理部204は、バインディングキャッシュの更新を完了すると、位置登録完了1を、切替元ネットワーク経由で、L3処理部202および通信インタフェース201を介して、移動端末10の通信インタフェース101(送信元アドレス(CoA1)宛:送信経路)に送信する(ステップS204)。
すなわち、移動端末10が、切替元ネットワークと不意な切断をしたとしても、切替先ネットワーク経由で位置登録完了2を受信することができる。さらに、移動端末10が、切替元ネットワーク経由で位置登録完了1を受信した場合、比較的高速に位置登録処理を完了することができる。
実施の形態3は、移動端末10が、伝送遅延の小さいネットワーク(例えば、アクセスネットワーク1)から、伝送遅延が大きいネットワーク(例えば、アクセスネットワーク2)へ接続を切り替える場合(上記処理3に相当)において、1〜2種類の位置登録を用いた実施の形態1の場合と異なり、3種類の位置登録を用いて、2種類のアクセスネットワーク1、2経由で管理装置20に送信する。
なお、実施の形態3の移動端末10を含む無線通信システムの構成は、図1の実施の形態1、2と同様である。以下では、実施の形態3が実施の形態1、2と異なる処理3について説明する。
図18は、実施の形態3における位置登録処理を示すシーケンス図である。ここでは、移動端末10が、通信インタフェース101を用い、アクセスネットワーク1経由で、ルータ装置15および管理装置20を介して、外部端末30と通信をしている場合を前提に説明する。
この場合、通信インタフェース101が、基地局装置11との間の通信状況の悪化を検出すると(ステップS11)、通信インタフェース102が、基地局装置12との間でリンク接続を行う(ステップS12)。なお、通信インタフェース102が既に接続している場合は、リンクの再接続を行う必要は無い。
位置登録2のパケットのケアオブアドレスオプションには、通信インタフェース102のケアオブアドレス(CoA2)に記載され、送信元アドレスには、通信インタフェース102のケアオブアドレス(CoA2)が記載される。なお、ケアオブアドレスオプションには、通信インタフェース102のケアオブアドレス(CoA2)を記載しなくてもよい。
そして、管理装置20は、位置登録1を登録した旨を示す位置登録完了1を、切替元ネットワーク経由で、移動端末10の通信インタフェース101に送信する(ステップS33)。
そして、管理装置20は、位置登録2を登録した旨を示す位置登録完了2を、アクセスネットワーク2を含む切替先ネットワーク経由で、移動端末10の通信インタフェース102に送信する(ステップS34)。
次に、管理装置20は、位置登録3を登録した旨を示す位置登録完了3を、アクセスネットワーク2を含む切替先ネットワーク経由で、移動端末10の通信インタフェース102に送信する(ステップS34A)。これにより、移動端末10は、3種類のうちの少なくとも1種類の位置登録に対応する位置登録完了を受信し、位置登録処理を行うことができる。このため、移動端末10は、アクセスネットワーク1、2を含むネットワーク経路の伝送遅延を算出することなく、実施の形態1の効果を得ることが可能となる。
図19は実施の形態3における位置登録処理を示すシーケンス図である。ここでも、移動端末10が、通信インタフェース101を用い、アクセスネットワーク1を含む切替元ネットワーク経由で、外部端末30と通信をしている場合を前提に説明する。
次に、上記リンク接続が完了すると、移動端末10は、通信インタフェース101から、2種類の位置登録1、2をそれぞれ、アクセスネットワーク1を含む切替元ネットワーク経由で、管理装置20に送信する(ステップS41、S42)。これら2種類の位置登録1、2は、図6の位置登録1、2とほぼ同様の内容であるが、次の点が異なる。すなわち、位置登録2のパケットヘッダは、通信インタフェース101のケアオブアドレス(CoA1)を記載した送信元アドレスと、管理装置20のアドレスを記載した宛先アドレスとをカプセル化される。これにより、ルータ装置15が、イングレスフィルタ機能を持っていても、ルータ装置15は、そのカプセル化された位置登録2のパケットをトンネル転送することとなる。
また、例えば、ルータ装置15がステップS42で送信された位置登録2を受信した場合、ルータ装置15は、その位置登録2の送信元アドレス(外側ヘッダ内)をチェックする。このときの位置登録2の送信元アドレスは、ルータ装置15に広告されたプレフィックスを用いて作成されたものであるため、ルータ装置15は、その送信元アドレスをもつ位置登録1の通過を許可する。このため、ルータ装置15は、バックボーンネットワーク3経由で位置登録2を管理装置20へ転送する。
そして、管理装置20は、位置登録1を登録した旨を示す位置登録完了1を、アクセスネットワーク1を含む切替元ネットワーク経由で、移動端末10の通信インタフェース101に送信する。
次に、管理装置20は、位置登録2を登録した旨を示す位置登録完了2を、アクセスネットワーク2を含む切替先ネットワーク経由で、移動端末10の通信インタフェース102に送信する(ステップS44)。
次に、管理装置20は、位置登録3を登録した旨を示す位置登録完了3を、アクセスネットワーク2を含む切替先ネットワーク経由で、移動端末10の通信インタフェース102に送信する(ステップS43A)。これにより、ルータ装置15が、イングレスフィルタ機能を持つ場合であっても、移動端末10は、位置登録2のカプセル化を行うことにより、3種類のうちの少なくとも1種類の位置登録に対応する位置登録完了を受信し、位置登録処理を行うことができる。
切替処理部105は、2種類の位置登録1、2を通信インタフェース101経由で送信するようL3処理部103に指示する。さらに、切替処理部105は、1種類の位置登録3を通信インタフェース102から送信するようL3処理部103に指示する。
次に、当該指示を受けたL3処理部103は、2種類の位置登録1、2を通信インタフェース101から送信させる(ステップS105)。このとき、切替処理部105によって、位置登録1のパケットのケアオブアドレスオプションには、通信インタフェース102のケアオブアドレス(CoA2)が記載され、送信元アドレスには、通信インタフェース101のケアオブアドレス(CoA1)が記載される。
他方、切替処理部105は、ルータ装置15にイングレスフィルタ機能が搭載されていなければ(ステップS106の無)、位置登録2を通信インタフェース101経由で送信する(ステップS107)。このときの位置登録2のパケットのケアオブアドレスオプションには、通信インタフェース102のケアオブアドレス(CoA2)が記載され、送信元アドレスには、通信インタフェース102のケアオブアドレス(CoA2)が記載される。なお、位置登録2のケアオブアドレスオプションには、通信インタフェース102のケアオブアドレスを記載しなくてもよい。
以上のように、異種アクセスネットワーク1、2間の切り替え時において、移動端末10が、伝送遅延の算出を行うことなく、実施の形態1の効果を得る。すなわち、切替先ネットワークの伝送遅延が、切替元ネットワークの伝送遅延に比べて大きいとき、アクセスネットワーク1経由で位置登録完了1を受信した場合が、伝送遅延の大きいアクセスネットワーク2経由で位置登録完了2を受信する場合に比べ、迅速に位置登録処理を行うことが可能となる。
そして、このとき仮に、移動端末10とアクセスネットワーク1とのリンクが切断しても、移動端末10は、アクセスネットワーク2経由で各位置登録完了2、3を受信することが可能となる。よって、移動端末10の位置登録処理が確実に行われる。
他方、切替先ネットワークの伝送遅延が切替元ネットワークの伝送遅延に比べて小さいとき、管理装置20が伝送遅延の小さいアクセスネットワーク2経由で位置登録3を受信する場合が、アクセスネットワーク1経由で位置登録1、2を受信した場合に比べ、迅速に受信することができる。それに伴い、移動端末10は位置登録完了1、2に比べ、位置登録完了3を迅速に受信することができる。
3 バックボーンワーク
10 移動端末
11、12 基地局装置
20 管理装置
30 外部端末
15、16 ルータ装置
101、102 通信インタフェース
103 L3処理部
104 上位層処理部
105 切替処理部
106 インタフェース決定部
201 通信インタフェース
202 L3処理部
203 上位層処理部
204 管理部
Claims (11)
- 種類の異なる無線ネットワークへ接続するために、各種無線ネットワークに対応する異種通信インタフェースを複数有する移動端末における異種通信インタフェース間の切替方法であって、
前記移動端末は、前記異種通信インタフェース間の切り替えを行う際に、
切替元および切替先の通信インタフェースと接続する各種無線ネットワーク経由の伝送遅延を取得するステップと、
前記取得した伝送遅延を比較するステップと、
前記比較の結果に基づいて、少なくとも、前記切替元の通信インタフェースのアドレスを示す送信元アドレスおよび前記切替先の通信インタフェースのアドレスを示す登録対象アドレスを含む位置登録情報を、前記伝送遅延の小さい方の通信インタフェースと接続する無線ネットワーク経由で送信するステップと、
前記位置登録情報を登録した旨を示す位置登録完了情報を、前記通信インタフェースに接続する無線ネットワーク経由で、前記送信元アドレスまたは前記登録対象アドレスの少なくともいずれか一方に示された通信インタフェースのアドレスで受信するステップと、
を含む異種通信インタフェース間の切替方法。 - 前記送信するステップでは、前記切替元の通信インタフェースと接続する無線ネットワーク経由の伝送遅延が、前記切替先の通信インタフェースと接続する無線ネットワーク経由の伝送遅延よりも小さい場合、前記位置登録情報とともに、前記切替先の通信インタフェースのアドレスを示す送信元アドレスを含む別の位置登録情報も、前記切替元の通信インタフェースと接続する無線ネットワーク経由で送信する、
請求項1に記載の異種通信インタフェース間の切替方法。 - 前記位置登録情報には、前記位置完了情報の送信経路を特定するためのフラグが含まれている、請求項1に記載の異種通信インタフェース間の切替方法。
- 種類の異なる無線ネットワークへ接続するために、各種無線ネットワークに対応する異種通信インタフェースを複数有する移動端末における異種通信インタフェース間の切替方法であって、
前記移動端末は、前記異種通信インタフェース間の切り替えを行う際に、
前記切替元の通信インタフェースのアドレスを示す送信元アドレスおよび前記切替先の通信インタフェースのアドレスを示す登録対象アドレスを含む位置登録情報と、前記切替先の通信インタフェースのアドレスを示す送信元アドレスを含む位置登録情報とを、前記切替元の通信インタフェースから、前記切替元の通信インタフェースと接続する無線ネットワーク経由で送信するとともに、前記切替先の通信インタフェースのアドレスを示す送信元アドレスを含む位置登録情報を、前記切替先の通信インタフェースから、前記切替先の通信インタフェースと接続する無線ネットワーク経由で送信するステップと、
前記位置登録情報を登録した旨を示す位置登録完了情報を、前記通信インタフェースに接続する無線ネットワーク経由で、前記切替元または切替先の少なくともいずれか一方の通信インタフェースのアドレスで受信するステップと、
を含む異種通信インタフェース間の切替方法。 - 前記位置登録情報の送信元アドレスが前記切替先の通信インタフェースのアドレスであり、前記位置登録情報がイングレスフィルタ機能を持つルータ装置を経由する場合、
前記移動端末は、
前記位置登録情報のパケットヘッダの送信元アドレスに、切替元の通信インタフェースのアドレスを付加してカプセル化し、前記位置登録情報を、前記切替元の通信インタフェースと接続する無線ネットワーク経由で送信させる、
請求項2または4に記載の異種通信インタフェース間の切替方法。 - 種類の異なる無線ネットワークへ接続するために、各種無線ネットワークに対応する異種通信インタフェースを複数有する移動端末であって、
前記異種通信インタフェース間の切り替えを行う際に、切替元および切替先の通信インタフェースと接続する各種無線ネットワーク経由の伝送遅延を取得する取得部と、
前記取得した伝送遅延を比較する比較部と、
前記比較の結果に基づいて、少なくとも、前記切替元の通信インタフェースのアドレスを示す送信元アドレスおよび前記切替先の通信インタフェースのアドレスを示す登録対象アドレスを含む位置登録情報を、前記伝送遅延の小さい方の通信インタフェースと接続する無線ネットワーク経由で送信する送信部と、
前記位置登録情報を登録した旨を示す位置登録完了情報を、前記通信インタフェースに接続する無線ネットワーク経由で、前記送信元アドレスまたは前記登録対象アドレスの少なくともいずれか一方の通信インタフェースのアドレスで受信する前記異種通信インタフェースと、
を含む移動端末。 - 前記送信部は、前記切替元の通信インタフェースと接続する無線ネットワーク経由の伝送遅延が、前記切替先の通信インタフェースと接続する無線ネットワーク経由の伝送遅延よりも小さい場合、前記位置登録情報とともに、前記切替先の通信インタフェースのアドレスを示す送信元アドレスを含む別の位置登録情報も、前記切替元の通信インタフェースと接続する無線ネットワーク経由で送信する、
請求項6に記載の移動端末。 - 前記位置登録情報には、前記位置完了情報の送信経路を特定するためのフラグが含まれている、請求項6に記載の移動端末。
- 種類の異なる無線ネットワークへ接続するために、各種無線ネットワークに対応する異種通信インタフェースを複数有する移動端末であって、
前記異種通信インタフェース間の切り替えを行う際に、前記異種通信インタフェース間の切り替えを行う際に、前記切替元の通信インタフェースのアドレスを示す送信元アドレスおよび前記切替先の通信インタフェースのアドレスを示す登録対象アドレスを含む位置登録情報と、前記切替先の通信インタフェースのアドレスを示す送信元アドレスを含む位置登録情報とを、前記切替元の通信インタフェースから、前記切替元の通信インタフェースと接続する無線ネットワーク経由で送信するとともに、前記切替先の通信インタフェースのアドレスを示す送信元アドレスを含む位置登録情報を、前記切替先の通信インタフェースから、前記切替先の通信インタフェースと接続する無線ネットワーク経由で送信する送信部と、
前記位置登録情報を登録した旨を示す位置登録完了情報を、前記通信インタフェースに接続する無線ネットワーク経由で、前記切替元または切替先の少なくともいずれか一方の通信インタフェースのアドレスで受信する前記異種通信インタフェースと、
を含む移動端末。 - 前記位置登録情報の送信元アドレスが前記切替先の通信インタフェースのアドレスであり、前記位置登録情報がイングレスフィルタ機能を持つルータ装置を経由する場合、
前記送信部は、
前記位置登録情報のパケットヘッダの送信元アドレスに、切替元の通信インタフェースのアドレスを付加してカプセル化し、前記位置登録情報を、前記切替元の通信インタフェースと接続する無線ネットワーク経由で送信する、
請求項7または9に記載の移動端末。 - 請求項8に記載の移動端末から前記位置登録情報を受信する受信部と、
前記位置登録情報を登録する管理部と、
前記位置登録情報内の前記フラグに示された送信経路に従って、前記登録した旨を示す位置登録完了情報を、前記位置登録情報に含まれる、切替元の通信インタフェースのアドレスおよび切替先の通信インタフェースのアドレスにそれぞれ送信する送信部と、
を含む管理装置。
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