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JP4818155B2 - 記録紙収納カセット及びこれを用いたプリンタ装置 - Google Patents

記録紙収納カセット及びこれを用いたプリンタ装置 Download PDF

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Description

本発明は、画像情報を基づいて記録紙等の被記録材に印画するプリンタ装置とその消耗品であるカセットまたはカートリッジに関するものである。
従来、コンピュータの出力装置やデジタル映像の出力装置としてのプリンタ装置は、記録方式に応じて、熱転写式プリンタ装置、インクジェットプリンタ装置、レーザープリンタ装置、ワイヤードットプリンタ装置などに分類できる。そのうち、ライン熱転写式プリンタ装置は、インクシートおよび記録紙を用い、主走査方向に配列された複数個の発熱体を選択的に駆動して、インクシートと記録紙とを副走査方向に搬送することにより、記録紙にドットライン状に印画を行うものである。近年、入力側であるデジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、スキャナ等の画像を扱う入力機器の進歩に伴い、熱転写式プリンタ装置に対する注目度が高くなっている。熱転写式プリンタ装置は、静止画を記録するスチルカメラやビデオカメラなどによって撮像された電子画像情報を、コンピュータまたは記録媒体を介してプリント出力するのに好適なプリンタ装置である。
例えばインクジェットプリンタ装置などの他の方式のプリンタ装置では、ドットを形成するか否かの2値の選択しかないために、小さなドットを記録紙に形成しながら誤差拡散等の手法でみかけの解像度と階調性を得ている。これに対して、熱転写式プリンタ装置の場合には、1つの画素を制御可能な熱の値を容易に変更できるため、1つの画素に対する階調性を多く取ることが可能になる。したがって、インクジェットプリンタ装置等の他のプリンタ装置に比べて滑らかで高画質な画像を得ることができるという利点がある。また、熱転写式プリンタ装置は、記録手段としてのサーマルヘッドの性能や記録紙材料の性能も向上したために、仕上がり品位でも銀塩写真に見劣りしない画像プリントを得ることが可能である。その結果、近年のデジタルカメラの進歩に歩調を合わせるように、特に自然画像用のプリンタとして注目されている。
さらに、熱転写式プリンタ装置とデジタルカメラやデジタルビデオカメラなどの撮像機器を接続することなく、直接プリント出力するシステムも登場している。あるいは、熱転写式プリンタ装置と撮像機器を一体的に構成して、撮影された画像情報をコンピュータなどの画像情報を処理する機器を介することなく、直接的にプリント出力するシステムもある。こうしたシステムによれば、デジタルカメラやデジタルビデオカメラからの画像情報を簡単に写真的なプリントアウトを行うことが可能になり、ますます熱転写式プリンタ装置に対する注目度が高くなっている。しかしながら、熱転写方式ではフルカラー印刷を行うためには、複数色のインクを繰り返し重ねて転写する必要があり、以下、これを実現させるための一般的な構成を説明する。
従来の熱転写式プリンタの一般的な構成の第一例を図33に示す。同図(a)に示すとおり、記録紙カセット107に積載された記録紙Pは給紙ローラー108と分離手段109により最上層の記録紙だけが分離・給送されサーマルヘッド104とプラテンローラ105の間へ搬送される。サーマルヘッド104と記録紙Pの間にはインクシート106が配置されている。記録紙Pの全長より少し長い外周をもつプラテンローラ105の周囲に記録紙Pが巻き付けられ、インクシート106と記録紙Pがサーマルヘッド104とプラテンローラ105とで圧接される。そして、サーマルヘッド104の発熱によりインクシート106上のインクを記録紙P上に熱転写させながら、プラテンローラ105を回転させることで印字動作が行われる。こうした1色目の印画を終えたあとに次色の印画を行うために、同図(b)に示すように、サーマルヘッド104の圧接を開放し、プラテンローラ105の回転を進めて印画開始位置まで記録紙Pを進め、1色目と同様の動作で2色目以降を印画する。このようにしてイエロー・マゼンタ・シアンの3色を重ねてフルカラー印刷を行う。
従来の熱転写式プリンタの一般的な構成の第二例を図34に示す。同図(a)に示すとおり、用紙カセット201に積載された記録紙Pは給紙ローラー202と分離手段203により最上層の記録紙だけが分離・給送されサーマルヘッド204とプラテンローラ205へ搬送される。インクシート206と記録紙Pがサーマルヘッド204とプラテンローラ205とで圧接される。そして、サーマルヘッド204の発熱によりインクシート206上のインクを記録紙P上に熱転写させながら、印画方向下流に設けられた1対のキャプスタンローラ207とピンチローラ208で記録紙Pを搬送させることで印字動作が行われる。こうした1色目の印画を終えたあとに次色の印画を行うために、同図(b)に示すように、サーマルヘッド204の圧接を開放する。そして、キャプスタンローラ207とピンチローラ208を印刷動作時とは逆方向に回転させて印刷開始位置まで記録紙Pを戻し、1色目と同様の動作で2色目以降を印画する。このようにしてイエロー・マゼンタ・シアンの3色を重ねてフルカラー印刷を行う。
図33の例でも図34の例でも用紙カセット内の記録紙とインクシートは消耗品であり、使用に応じて、交換・補給する必要がある。ここでインクシートについてはインクシートの両端を2つのボビンに巻き付け2つのボビンとインクシートを枠体に収めた形態のカートリッジでユーザーに供給することが一般的である。図33中の符号110と図34中の符号210はそのカートリッジの枠体を示している。カートリッジには図33中符号110aや図34中符号201aに示されるような空隙部が存在している。カートリッジをプリンタに装着する際には、プリンタ本体に設けられたサーマルヘッド104,204がカートリッジの空隙部110a,201aに収まるようにカートリッジが案内され所定の位置に装着される。
以上2つの方式が従来一般的である。第一例は記録紙Pの全長より少し長い外周をもつプラテンローラが必要となるため装置が大型化し、図33には図示されていないがプラテンローラの周囲に記録紙を巻き付けて保持する機構が必要であるため装置が複雑化するというデメリットがある。ところが、第1色の印刷が終了したらそのすぐ後方に第2色の印刷開始部があるので第二例のように記録紙を戻す時間が不要となり印刷時間の高速化が図れるというメリットがある。一方、第二例は印刷時間が延びるというデメリットがあるが、装置の小型化・簡素化が図りやすいというメリットがある。
しかし、前述した熱転写式のプリンタ装置では良好なプリントを得るためにインクが転写しやすい表面を持った専用紙を記録紙として使用する必要がある。このため、例えば記録紙50枚分のインクシートが収納されたインクカートリッジと50枚の記録紙とがセットで販売される。その結果、ユーザーはセット販売された記録紙とインクカートリッジの梱包を開けて、インクカートリッジは本体へ、記録紙は用紙カセットへそれぞれ装填してプリンタ装置を使用しなければならないという、煩わしさがあった。
熱転写プリンタの場合、図35に示すとおり、所定の大きさの記録紙に応じてそれぞれ異なるインクシートを用意した方がインクシートの無駄が少ない。したがって、例えばA6サイズの記録紙とA6サイズ用のインクシートが収納されたインクカートリッジとがセットで販売され、A7サイズの記録紙とA7サイズ用のインクシートが収納されたインクカートリッジとがセットで販売される。ユーザーはそれぞれの用途に合わせて購入する。そして、A6サイズのプリントを行った後にA7サイズのプリントを行うときには、A6サイズの記録紙とA6サイズ用のインクカートリッジとを取り出して、替わりにA7サイズの記録紙とA7サイズ用のインクカートリッジとを装填する。このとき、取り出したA6サイズの記録紙とA6サイズ用のインクカートリッジは後に使用するときのため保管する必要がある。この場合、インクカートリッジと記録紙が別々になっている上に記録紙やインクカートリッジはほこりや直射日光を嫌うので保管袋等に入れて保管しなければならないという、煩わしさがあった。
これらの煩わしさを解決する提案として、特許文献1および2のようにインクシートと記録紙が一体型で収納されたカートリッジ(特許文献2ではカセットと呼ばれている。)が提案されている。
しかしながら、特許文献1に開示された熱転写プリンタはインクシート収納部と記録紙収納部を一体化しているものの、インクシートがカートリッジに収納されたままの状態では印刷動作を行うことができない構成である。そのため、印刷動作を行うためにはインクシートをカートリッジから取り出して印刷位置までローディングする機構が必要であり、その機構の分だけ装置が複雑化し信頼性が低下するという問題点がある。
この問題点が改善されているものが、特許文献2に開示された熱転写プリンタである。この提案では一体型カートリッジを本体に収納後、インクシートを印刷位置までローディングする必要が無く、収納したままの状態で印刷動作が行えるようになっている。また、インクシートと記録紙を別々にプリンタ装置に装着する煩わしさや、異なる種類の記録紙を使用する際に取り外したインクシートと記録紙を別々に保管する煩わしさをユーザーに感じさせない構成となっている。しかしながら、写真印刷を第一の目的とする場合、使用する用紙には、その保存性、耐久性または印画品質を確保するために所定の厚みが必要とされる。そのため、印刷のための搬送時に極端に屈曲などすると、印画面に傷または皺などが発生してしまう。また、記録紙の厚みが厚い場合、カートリッジから一枚の記録紙を分離させる分離方式によっては分離時に十分に記録紙をたわませる空間がないと分離の信頼性が低くなってしまう。特許文献2に開示されたものでは用紙の搬送経路をカートリッジ外周面で形成しているが、用紙へのダメージを抑え、かつ搬送の信頼性を上げるために極端な屈曲が発生しないよう、やや大きな半径のRでカートリッジの外形を形成している。しかし、この搬送経路を形成するために円弧形状の内側は無駄な空間となってしまっている。また、搬送経路の屈曲を滑らかにするためにはカートリッジの厚み方向もある程度以上必要となり、小型化には限界がある。結局、カートリッジが、用紙とインクシートの収納に最低限必要な大きさ以上になってしまい、プリンタ本体の大型化も招いてしまう。
なお、特許文献3には、爪分離方式の分離信頼性を高めるためのもので、用紙のサイズが異なる場合においても分離爪とピックアップローラの距離を一定に保つよう構成したものが開示されている。この方式によれば、分離爪と用紙の掛かり量は常に一定であり、分離の信頼性を確保することが出来る。しかしながら、この方式は機構が複雑で大型化を招きコストアップにもなってしまう。
特許第2523355号公報 特開2000−108442号公報 特開平8−319036号公報
本発明は、上述したような問題点に鑑み、分離爪を供えたカセットにおいて記録紙の分離信頼性が高いものを提供することを目的とする。
特に、爪分離方式で用紙を給紙する場合、用紙のサイズ公差が影響し、用紙の両端における2つの爪の記録紙に接触している部分の幅方向長さに差が生じて爪分離の信頼性が低下し、分離時に皺が発生するなどの課題がある。このような課題を解決することにある。
上記目的を達成するための本発明の構成は、
記録紙を収納する記録紙収納部と、
記録紙収納部の記録紙の給送方向の先端両コーナー部に係合するように配設され、記録紙を分離するための第1および第2の分離爪と、
記録紙収納部に収納された記録紙の一方の端部の位置を規制する規制部材と、
記録紙を規制部材に当接するように付勢する付勢手段と、を有し、
第1および第2の分離爪のうち、規制部材に近い側の第1の分離爪は第2の分離爪よりも小さく形成されているカセットである。
本発明によれば、爪分離方式で用紙を給紙する場合、記録紙の製造誤差が生じても分離爪が記録紙に接触している部分の幅方向長さの差を最小限に抑え、分離信頼性を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1、図2に基づいて、本発明における記録紙インクシート一体型カートリッジの実施形態の構成を説明する。なお、記録紙インクシート一体型カートリッジとは、記録紙を収納する記録紙収納部と、インクシートを収納するインクシート収納部とを一体に構成したもので、プリンタ本体に着脱自在なカートリッジをいう。
図1で示される本実施形態の記録紙インクシート一体型カートリッジ1は、主に記録紙を積載収納する記録紙収納部を形成する上ケース10と、上ケース10との間でインクシート収納部を形成する下ケース11とからなる。該インクシート収納部は、印刷前のインクシートを収納する供給側収納部20(第一収納部)と、印刷後のインクシートを収納する巻き取り側収納部21(第二収納部)とを形成する。
カートリッジ1の底面には、記録紙をカートリッジから一枚ずつ取り出すための給送口30が形成されている。この給送口30は、供給側収納部20に隣接しかつ記録紙収納部の端部に記録紙の長手方向全域にかけて略四角形の開口を形成している。給送口30の両端部には記録紙を一枚ずつ分離するための分離爪31、32が備えられている。上ケース10と下ケース11はプラスチックを射出成型したものであり、それによりコストダウンを図っている。
図2はインクシートの巻き取り軸の軸方向に直交する方向の断面図である。
図2において、帯状のインクシート12が、上ケース10と下ケース11との間に形成されたインクシート収納部に収納されている。インクシート収納部のうち供給側収納部20に第一ボビン12aが配置され、巻き取り側収納部21に第二ボビン12bが収納されている。インクシート12は第一ボビン12aに巻きつけられて、先端は巻き取り用の第二ボビン12bに接着などにより取り付けられている。
上ケース10の記録紙収納部22に、記録紙13が、インクシート12で印刷可能な枚数と同じ枚数重ねられ収納される。例えば、インクシート12が50画面分巻き取られていれば、記録紙13も50枚収納されている。すなわち、本提案における記録紙インクシートシート一体型カートリッジは例えば50画面分の印刷が終われば、記録紙とインクシートが同時に使用済みとなり、どちらか一方のみが先に使い終わることはない。そのため、いずれか一方のみを補充、または交換することはなく、使い終わればユーザーはカートリッジごと交換すればよく、交換の手間が省けるものである。
カートリッジ1は、上ケース10へ記録紙13と保護シート14を組み込む際の上面開口200を有する。この上面開口200は、カートリッジ1をプリンタに装填し、印刷動作を行う際にはこの上面開口200から加圧を行うための開口である。
保護シート14は、記録紙13を汚れ、傷などから防ぐための保護シートであり、外形は記録紙13とほぼ同一の外形寸法をしており、記録紙13の最上部に重ねた状態で記録紙収納部22に収納されている。図2に示すようにインクシートの供給側収納部20と巻き取り側収納部21の間であってインクシート12と記録紙13の間に空間部33がある。これは本カートリッジがプリンタに装填されたときに後述するヘッドユニットが位置する空間である。また、上ケース10の供給側収納部20と巻き取り側収納部21の中間には開口34(第二開口部)が設けられている。開口34は記録紙収納部22の長手方向のほぼ全域に渡っており、また図1に示すように、上ケース10の二側面の一方に形成された側面開口34a(第一開口部)と繋がっている。側面開口34aはカートリッジ1をプリンタに装填するときの先頭側(leaing side)に設けられている。
図1に示すように、インクシートの供給側収納部20の端面に第一位置決め穴35が設けられ、同じく巻き取り側収納部21の端面近傍に第二位置決め穴36が設けられている。これら位置決め穴35、36はカートリッジ1がプリンタに装填されたときにプリンタ本体側の位置決め軸と嵌合し、インクシートの巻き取り軸近傍を位置規制することでインクシートの走行、巻き取りの安定化を図るためのものである。
また、巻き取り側収納部21の端面近傍に、カートリッジの種類により形状が異なるカートリッジ判別突起37が形成されている。カートリッジ判別突起37は、記録紙のサイズあるいはインクシートのタイプの違いに応じて突起形状を異ならせ、プリンタ本体がこれを判別してそれらの記録紙、あるいはインクシートのタイプに応じた記録紙の搬送、印刷の制御を行うためのものである。
図15と図16にてカートリッジの種類について説明する。図15、図16は記録紙のサイズが異なる3種類のカートリッジを示したものであり、それぞれ図(a)、図(b)、図(c)は順にポストサイズ(Psize)、Lサイズ(Lsize)、カードサイズ(Csize)のカートリッジを示している。図16は図1の給送口30側から見た、供給側収納部20での断面図である。図15及び図16に示すように、記録紙13のサイズに応じて上ケース10の記録紙収納部22の寸法はインクシート巻き取り軸方向で異なり、インクシート巻き取り軸と直交する方向では同じ寸法としている。さらに、主に下ケース11が形成するインクシート12を収納する部分は記録紙のサイズにかかわらずインクシート巻き取り軸方向で同じ寸法Dとし、インクシート巻き取り軸と直交する方向でも同じ寸法としている。前述した位置決め穴35、36はインクシート収納部の端面に設置されており、またカートリッジ判別突起37もインクシート収納部の端面に設置されている。さらに、図16に示すようにインクシート12の幅寸法は各記録紙サイズで異なるが、インクシート12を巻き取る軸の全長も同じに設定してある。
次に、図3、図4、図5、図6に基づき、記録紙インクシート一体型カートリッジ1の組み立て方法について順に説明する。
まず、図3に示すように、上ケース10の記録紙収納部22を下にした状態でインクシート12の第一ボビン12aと第二ボビン12bをそれぞれ、上ケース10の半円形状の切り込み10bとUの字状の切り込み10cに落とし込む。その上から下ケース11を上ケース10に対し組み込み、上ケース10の爪10aは下ケース11の穴11bに係合し、下ケース11の爪11baが上ケース10の穴10dに係合することで、上ケース10と下ケース11が結合することとなる。図3では見えないが図後方においても同様な爪と穴が配置されており、上ケース10と下ケース11の主要な部分は互いに固定されることになる。さらに、本実施形態の記録紙インクシート一体カートリッジでは、上ケース10に設けられた溶着軸80と下ケース11に設けられた溶着穴81を熱溶着により結合している。詳細を図4(a)(b)にて説明する。まず、図4(a)は図3に示したインクシート12と下ケース11が上ケース10に組み付けられた状態を示しており、その状態で上ケース10の溶着軸80は下ケース11の溶着穴81に貫通している。この状態で溶着軸80の先端に溶着工具の端子82を所定の荷重で押し付けて溶着軸80の先端を変形させる。これにより、図4(b)に符号80aで示すように溶着軸80の外径は溶着穴81より大きくなり、かつ下ケース11に対し図上方から密着することで、上ケース10と下ケース11が確実に結合されることになる。図4に示した溶着工具の端子82の先端形状は球面形の凹形状になっているため、溶着軸80の変形後の形状80aは球面形凸形状となっている。しかし、端子82先端が平面であれば溶着軸80は平面状に変形させられ、これにおいても同様の効果を得ることは出きる。また、端子82はヒーターを備えたもの、あるいは超音波の振動により溶着軸80を振動させ熱を発生させるものでもどちらでもよい。このとき、変形前の溶着軸80の先端は円錐状になっているため、いずれの場合でも円錐状の先端から変形を起こしやすくなっている。
さらに、図5、図6に基づき、記録紙13と保護シート14の収納について説明する。インクシート12、下ケース11を上ケース10に対し組み付けた後、記録紙13を50枚と保護シート14を1枚重ねた状態で上ケース10の記録紙収納部22に対し上面開口200からコーナー部2箇所の押さえ部10eの裏側へ斜め方向から挿入する。この際、記録紙13は給送口30のコーナー部に設けられた2つの分離爪31、32により給送口30から脱落することはない。記録紙13および保護シート14が上ケース10に装填された後、図6に示すように、押さえ部材15、16が上ケース10の残り2箇所のコーナー部に取り付けられる。これにより、記録紙13は4箇所のコーナー部が保持されるため記録紙収納部22内から脱落しない。押さえ部材15、16も樹脂で形成されており、それぞれ樹脂の弾性変形を利用した爪により上ケース10へ取り付けられる。以上説明したように、本実施形態の記録紙インクシート一体型カートリッジは主に上ケース10と下ケース11の2つの部品で記録紙とインクシートを収納し、多くの部品を必要とせず小型化も図れるものである。
次に、図7に基づき、本実施形態の記録紙インクシート一体型カートリッジ1を使用するプリンタについて説明する。図7では、プリンタ本体40の側面のドア41が開いた状態を示しており、カートリッジ挿入口42が露出している。カートリッジ挿入口42はカートリッジ1の断面形状とほぼ同じ形状でかつ一回り大きい開口となっている。カートリッジ挿入口42内にはヘッドユニット45の端部が見えている。カートリッジ挿入口42へカートリッジ1を挿入した状態を示したのが図8である。図8に示すように、カートリッジ1がプリンタ本体へ挿入されるとカートリッジ1の開口15からヘッドユニット45の先端がわずかに露出し、ヘッドユニット45の先端に有る軸46はカートリッジ1より所定量突出した状態となる。この状態でドア41を閉じると、ドア41の内面に設けられた係合穴41aが軸46に嵌合しヘッドユニット45の先端位置が規制されることになり、プリンタの使用が可能になる。
図9は本実施形態の記録紙インクシート一体型カートリッジ1を使用するプリンタのサーマルヘッドユニット45の斜視図である。符号47はサーマルヘッドを示し、サーマルヘッド47はプリンタ本体内の印刷制御基板(不図示)と電気的に接続されている。符号48は給紙ローラーを示し、シャフト48aの両端はヘッドユニット45上で回転可能に軸支されている。シャフト48aの一端にはギヤ49がシャフト48aと一体的に回転するよう取り付けられ、図示しない連結ギヤにより給紙ローラー48を回転駆動する。
符号50はカートリッジ内の記録紙を図において矢印方向へ付勢するための付勢部材を示している。付勢部材50は、先端部がシャフト48aに嵌合し、もう一端はヘッドフレーム55に固定されたレール51にカートリッジの着脱方向にスライド可能に保持され、スプリング52によりカートリッジ挿入口42方向へ付勢されている。
また、ヘッドユニット45には、カートリッジ内の記録紙の有無を検知するためのフォトレフレクタ53がホルダ54により取り付けられている。図10にフォトレフレクタ53の取り付け状態の断面図を示す。図10に示すように、フォトレフレクタ53の投光部及び受光部は上向きにヘッドユニット45に取り付けられ、その上からホルダ54を被せることで固定されている。
図9に戻り、符号56と57はカートリッジ1がプリンタ本体内に装填されたときにカートリッジ1の位置決めを行う第一位置決め軸と第二位置決め軸を示している。これらはカートリッジ1が本体に装填されると、カートリッジ1に設けられた第一決め穴35と第二位置決め穴36(図1)に嵌合し、カートリッジ1のプリンタ本体内での位置を規制するものである。
符号58はカートリッジの種類を判別するためのカートリッジ判別スイッチを示し、これはカートリッジ1がプリンタ本体に装填されるとカートリッジ1に設けられた突起形状37(図1、図15)によりカートリッジの種類を判別するものである。
符号59はカートリッジ1がプリンタ本体に装填されたときにカートリッジ1の第二ボビン12b(図2、図3)に係合し、印刷時にインクシート12を巻き上げ駆動する巻き上げ軸を示す。巻き上げ軸59はギヤ59a、59bに連結し、印刷動作時に所定速度で回転するよう制御されている。符号60はインクシート12が巻き上げられる際に回転する従動軸を示し、これは例えば回転動作を検知し確実にインクシート12が供給されているかのチェックをするためのものである。
以上説明したヘッドユニット45はプリンタ本体40内に設置されており、そのヘッドユニット45に対してカートリッジ1が装填されていく状態を図11、図12、図13で説明する。図11の矢印の方向へカセット1がプリンタ本体40内のヘッドユニット45に装填されていく。このとき、ヘッドユニット45は図2で示したインクシート12と記録紙13との間の空間33に入っていくことになる。図12はその様子をカートリッジ1の裏側から見た図である。図12に示すように、ヘッドユニット45はインクシート12より上側で記録紙13より下側の空間33に入っている。図13ではカートリッジ1が完全に装填された状態を示しており、図14はその詳細を示した断面図である。図13、図14に示すように、第一位置決め軸56は第一位置決め穴35に、第二位置決め軸57は第二位置決め穴36に嵌合する。また、巻き上げ軸59は第二ボビン12b、従動軸60は第一ボビン12aに嵌合する。さらに、カートリッジ判別スイッチ58はカートリッジ判別突起37により押圧されている。
位置決め穴35、36、およびカートリッジ判別突起37はカートリッジの種類が異なる場合においても共通の位置にあるため、プリンタ本体40側の位置決め軸56、57およびカートリッジ判別スイッチ58も複数設ける必要が無い。また、第一ボビン12a、第二ボビン12bの全長、配置も同じであるため巻き取り軸59、従動軸60は全長、位置などを可変させる必要がない。このように、複数の記録紙サイズを有するカートリッジ、またはインクシート12のサイズを複数有するカートリッジであってもインクシート収納部の外形寸法を同じにすることでプリンタ本体内部の構成を簡略化することができる。つまり、インクシート収納部の外形、位置決め穴35、36、およびカートリッジ判別突起37の位置、さらに第一ボビン12a、第二ボビン12bの全長も共通にすることで、プリンタ本体内部の構成を簡略化することができる。
図17はカートリッジ1がプリンタ本体40に完全に装填された状態を示しており、わかり易いよう記録紙13と保護シート14を図示していない。図17に示すように、上ケース10の開口34内に給紙ローラー48、フォトレフレクタ53が位置している。また、ヘッドユニットに設けられた付勢部材50は側面開口34aの内側に位置している。
図18は付勢部材50とカートリッジ1、記録紙13の位置の位置関係を示した断面図である。図18において、付勢部材50は前述したようにスプリング52(図9)により図の右方向に付勢されており、当接面50aは側面開口34aから上ケース10の内部に突出し記録紙13の端面に当接している。この当接状態において付勢部材50は上ケース10の外側側面に対して当接せず隙間wを有するため確実に記録紙13を図右方向(カートリッジ挿入口42方向)へ片寄せしている。
付勢部材50に設けられた斜面50bは、記録紙13が図で最も下の記録紙から順次給紙されていき、図の上方から下方へ移動していく記録紙13が引っ掛かりなく当接面50aへ案内するものである。
次に、付勢部材50の作用について説明する。
図20(a)(b)は付勢部材50を採用しない場合のカートリッジの例について分離爪と記録紙の関係をわかり易くするために簡略化した図である。図20(a)において、符号100は上ケース、符号101,102はそれぞれ分離爪、符号103は記録紙を示しており、記録紙103の給送方向の先端の両コーナー部が分離爪101,102と接触している。一般に記録紙は裁断加工する際の誤差が生じるため縦横それぞれの寸法には公差を持っている。上ケース100の記録紙収納部の内側寸法L1は記録紙の長手方向寸法の公差上限(Lmax)のものに対しても隙間を持った寸法にする必要がある。そのため、記録紙の給送方向に直交する方向(幅方向)の寸法Lが公差下限のものの場合は隙間が大きくなってしまう。図20(b)は幅方向寸法Lが寸法公差下限(Lmin)の記録紙でかつその記録紙がカートリッジ100内で図の右側へ片寄っている状態を示している。この場合、右側の分離爪101が記録紙103と接触している部分の幅方向長さX1と、左側の分離爪102が記録紙103と接触している部分の幅方向長さX2は大きく異なってしまう。たとえば図20(b)に示すように、記録紙の長手方向寸法Lの公差が±0.5mmのとき、寸法公差上限(Lmax)の記録紙と寸法公差上限(Lmin)の記録紙の寸法差は1.0mmである。さらにカートリッジ100の内側寸法の余裕を片側0.1mmずつとした場合、寸法公差下限(Lmin)の記録紙では隙間は1.2mm生じることになる。よって、分離爪101,102が記録紙と接触している部分の幅方向の長さX1,X2の差が1.2mm生じることになる。
分離爪が記録紙と接触している部分の幅方向長さがこの差を無視できる程度まで大きければ問題ない。しかし、写真を印刷するような大きさおよび紙質の記録紙を用いる場合、分離駆動の負荷、記録紙へのダメージを考えるとそれほど大きな分離爪を用いることはできない。よって、上記1.2mmの差を無視できる大きさの分離爪を用いることは困難であり、記録紙が分離動作を行う際に分離タイミングの差が大きくなり、最悪の場合は分離出来ないなどの不良を引き起こすことになる。
以下、図19(a)(b)(c)にて本発明による付勢部材50(片寄せ部材)に適応したカートリッジ1について説明する。これについても分離爪と記録紙の関係をわかり易くするために簡略化した図とした。図19(a)(b)(c)はカートリッジ1の給送口30側から見た図であり、記録紙13と分離爪31、32の関係を示し、記録紙13の給送方向の先端コーナー部が分離爪31,32に掛かっている。図19(a)は記録紙の長手方向寸法Lが公差の上限(Lmax)の場合を示している。このとき、上ケース10の記録紙収納部の長手方向寸法L1は記録紙13の長手方向寸法Lが公差の上限の場合にもゆとりを持って収納できるよう設定してある。本例では記録紙13の長手方向寸法Lが公差上限のときに図(a)に示すように0.2mmの隙間ができる寸法に設定してある。
図19(b)は記録紙の長手方向寸法Lが称呼寸法、(c)は記録紙の長手方向寸法Lが公差の下限(Lmin)のときを示している。図19はいずれも向かって左方向がカートリッジ1の装填方向であり、向かって右方向がカートリッジ1をプリンタ本体から取り出す方向である。よって、図示しない付勢部材50(片寄せ部材)により記録紙13は図の向かって左から右方向へ片寄せされており、上ケース10の向かって右側の内壁10a(規制部材)に当接している。
分離爪31,32の大きさは、図19(b)に示すように記録紙13の長手方向寸法Lが称呼寸法であるときに、片寄せされた記録紙13へ分離爪が接触している部分の幅方向長さX1とX2が等しくなるよう分離爪32に対し、分離爪31が大きく設定されている。このように分離爪31、32の大きさを設定し、記録紙13を分離爪32方向へ片寄せているため、記録紙13の長手方向寸法Lが公差内でばらついたときの分離爪31、32が記録紙13に接触している部分の幅方向長さX1、X2の差は長手方向寸法Lの公差以下となる。
たとえば、図19(a)に示すように、記録紙の公差上限(Lmax)のときの分離爪32が記録紙に接触している部分の幅方向長さ量X1に対し、分離爪31が記録紙に接触している部分の幅方向長さX2maxは記録紙13の長手方向寸法Lの公差分だけ大きくなる。たとえば、長手方向寸法Lの公差が±0.5mmであるならば、X2maxはX1より0.5mmだけ大きくなる。
一方、公差下限(Lmin)のときは分離爪32の記録紙に接触している部分の部分の幅方向の長さX1に対し、分離爪31が記録紙に接触している部分の幅方向の長さX2minは記録紙13の幅方向寸法Lの公差分だけ小さくなる。その結果、分離爪31が記録紙に接触している部分の幅方向の長さX2minは分離爪32の記録紙に接触している部分の部分の幅方向の長さX1より0.5mmだけ小さくなる。
付勢部材50(片寄せ部材)を採用しない場合では分離爪が記録紙に接触する部分の幅方向の長さの差が左右で1.2mm生じた。これに対し、付勢部材50を採用した場合は分離爪が記録紙に接触する部分の幅方向の長さの差は記録紙の寸法公差分0.5mmに抑えることが出来る。左右コーナー部の分離爪の記録紙と接触している部分の幅方向の長さの差を最小限に抑えることができ、記録紙が爪分離を行う際に分離タイミングの差を低減し、分離出来ないなどの不良の発生を抑えることが出来る。
図32に左右の分離爪31、32の大きさを示す。記録紙13は付勢部材50によって規制部材10aに押し付けられている。規制部材10a側の第1の分離爪32の方が反対側の第2の分離爪31よりも小さい。
第1の分離爪32の給送方向に直交する方向(幅方向)の長さA1は第2の分離爪31の幅方向の長さA2よりも短い。
A1<A2
第1の分離爪32の給送方向の長さB1は第2の分離爪31の給送方向の長さB2よりも短い。
B1<B2
さらに第1の分離爪32の記録紙13に対向する面の面積は第1の分離爪31の記録紙に対向する面の面積よりも小さい。
(A1×B1)/2<(A2×B2)/2
次に、図21〜27に基づき、本実施形態の記録紙インクシート一体型カートリッジ1が装着されたプリンタ装置の動作を説明する。図21はカートリッジ1がプリンタ本体40に装填された印刷前の待機状態を示している。符号60は加圧板を示し、これは給紙を行う際に記録紙13を給紙ローラー48側へ押圧するものである。図21の状態では印刷待機状態であるため、加圧板60は記録紙13から離間した位置にある。この状態から加圧板60が図の下方向へ移動し、上面開口200から記録紙13へ所定圧力を持って押圧される。そして、給紙ローラー48が反時計方向へ回転すると給紙ローラー48に接している記録紙13が一枚のみ図の左方向へ移動していき、爪分離が行われ、給送口30より記録紙13が給送される。
図22は給送された記録紙13がカートリッジ1から所定量送り出された状態を示している。
図22に示すように記録紙13はインクシート12の供給側収納部(第一収納部)20に沿うようたわみ、給送口30より出ている。記録紙13は主に写真印刷を行うのに適した用紙であり、極端に屈曲させると印画面に傷、皺などが発生してしまうが、図に示すように供給側収納部20の左側で、かつ給送口30の下側の空間Dで緩やかにたわむことが出来る。また、給紙ローラー48は記録紙13の略中央付近を駆動できるため、記録紙13がたわむ事が出来る長さを十分確保することができる。この結果、分離の信頼性が向上し、また記録紙13が極端な屈曲を起こすことがなく記録紙13へのダメージを最小限に抑えることが出来る。これは、インクシートの巻き取り側収納部(第二収納部)21を記録紙収納部22の図に向かって右側に沿わせて配置したことから、前記空間Dを確保することが可能になっている。
更に、給紙ローラー48をヘッドユニット45に設置しているため、装置の小型化が達成され、給紙ローラー48と対向する側に記録紙13を装填及び加圧するための上面開口200を設けているため、効率よく加圧が可能となっている。
記録紙13が所定量送り出された後、図23に示すように記録紙13はローラー板61により第一ローラー62へ押し付けられ、第一ローラー62の回転により更にカートリッジ1から引き抜かれていく。図24は一枚の記録紙13がカートリッジ1より完全に引き抜かれ、所定量送られた状態を示している。この状態から記録紙13を記録紙13の面に垂直方向の軸を中心に回転させる。図25はその回転途中の状態を示している。記録紙13の回転駆動は、2つの第一ローラー62a,62bを双方逆回転させることで行う。第一ローラー62aを記録紙13をプリンタ本体40内へ引き込む方向、第一ローラー62bをプリンタ本体40外へ送り出す方向へ回転させる。図26はこの回転駆動が完了した状態を示している。この状態から第一ローラー62a、62bにより記録紙13をプリンタ本体40内へ送り込み、印刷動作へ移行する。
以上の記録紙13の搬送に用いたローラー板61、ローラー62a,62bも、図22を用いて前述した空間Dに好適に配置することで、プリンタ本体40の小型化が可能になっている。また、記録紙の給送口30は、印刷時搬送経路の上流側であるインクシート供給側収納部20の外側に設けられているため、記録紙13はスムーズに印刷搬送の移行が出来、無駄な搬送が行われることはない。
図27は記録紙の印刷状態を示している。印刷動作は、まずインクシート12と記録紙13をサーマルヘッドユニット45とプラテンローラ64とで圧接する。そして、サーマルヘッドユニット45の発熱によりインクシート12上のインクを記録紙13上に熱転写させながら、印画方向下流に設けられた1対のキャプスタンローラ65とピンチローラ66で記録紙13を搬送させて印刷を行う。一色目の印刷が終わるとサーマルヘッドユニット45の圧接を開放し、キャプスタンローラ65とピンチローラ66を印刷動作時とは逆方向に回転させて印刷開始位置まで記録紙13を戻し、1色目と同様の動作で2色目以降を印画する。このようにしてイエロー・マゼンタ・シアンの3色を重ねてフルカラー印刷を行う。
印刷が完了すると記録紙13はプリンタ本体40の右側外部へ排出される。ユーザーが印刷操作を行えば以上の動作を繰り返し行い、カートリッジ1内に収納された記録紙13とインクシート12がなくなるまで印刷を行うことが可能である。記録紙13とインクシート12は同一印画枚数を収納しているため、どちらか一方が先になくなることはない。本実施形態のプリンタでは記録紙13がないことを検知し印刷動作を行わないようにしてある。
次に、記録紙13の有無の検知方法について図28、図29で説明する。図28(b)はカートリッジ1内に記録紙13がまだ十分ある状態を示している。図28(b)に示すように、フォトレフレクタ53は記録紙13に略対向した向きに設置されている。印刷操作が行われると、加圧板60が記録紙13へ押圧されることで記録紙13はフォトレフレクタ53側へ押し付けられることになる。フォトレフレクタ53から投光された赤外光が記録紙13の裏面13aで反射光を検知する。記録紙13は一般的に白色であるため比較的反射率が高く検知が容易である。また、加圧板60が押圧位置にあるときにのみ検知動作を行うため、信頼性の高い検知を行うことが出来る。
図28(a)はカートリッジ1内に記録紙13が無く、保護シート14のみが残っている状態で印刷操作が行われ、加圧板60が押圧位置にあり記録紙13の有無を検知している状態を示している。図29に示すように、保護シート14のフォトレフレクタ53に対向する部分には赤外光の反射率が低くなるインク、たとえば黒色の印刷部14aが施されており、フォトレフレクタ53は反射光を検知できないことで記録紙13が無いことを判定する。本実施形態では低反射率の印刷としたが、印刷の代わりに印刷範囲と同等の大きさの穴を明けても同様に反射光を検知することが出来ないため同様の目的を達成することが出来る。
次に、印刷時のインクシート12の走行について説明する。図30は印刷時のインクシート12の走行経路をプリンタ本体40のカートリッジ挿入口とは反対側から見た図である。第一ボビン12aに巻かれたインクシート12はまず上ケース10の第一ガイド70でサーマルヘッド47方向へターンし、サーマルヘッド47で印刷された後、剥離板71により記録紙13から引き剥がされる。その後、インクシート12は下ケース11の第二ガイド72、第三ガイド73により更にターンさせられ第二ボビン12bに巻き取られていく。印刷中インクシート12には所定のテンションを与えておく必要があるため、第一ボビン12aにはフリクションスプリングなどで所定のトルクが掛かるようになっている。また、記録紙13から剥離板71により引き剥がす際にもテンションが掛かる。よって、上ケース10には矢印dの方向へ、下ケース11には矢印eの方向へ荷重が掛かることになる。それぞれの荷重は第一ボビン12a、第二ボビン12bを中心としたモーメントとして上ケース10、下ケース11に対してねじり荷重が加わることになる。上ケース10、及び下ケース11は前述したようにプラスチックの射出成形品であり、さらに上ケース10には記録紙13を給送する給送口30と、給紙ローラー48、フォトレフレクタ53のための開口34とを備えている。このため、特に供給側収納部20の周辺は剛性が低く、変形を起こしやすい。巻き取り側収納部21周辺においても下ケース11の第二ガイド72、第三ガイド73は上記テンションと、巻き取る際のトルクにより大きな荷重が掛かることになる。図30のA部詳細図を図31に示す。この図に示すように第二ガイド72、第三ガイド73には矢印g、fの荷重が掛かり、第二ガイド72、第三ガイド73周辺は下ケース11の屈曲部74周辺から矢印h方向へ折れ曲がるよう作用する。
上ケース10、下ケース11が変形を起こすとインクシート12の走行経路にゆがみが生じてしまい、安定的な走行が出来なくなる。安定的な走行が出来ないと、第二ボビン12bで巻き取る際に蛇行を起こす、または皺が発生することになる。皺が印刷経路上まで広がると印刷画面に皺が現れてしまう、というプリンタにとっては重要な問題にまで発展してしまう。そのためにインクリボン12の走行経路の安定化を図ることは非常に重要なことである。
本実施形態のカートリッジ1では前述したように、インクシートの供給側収納部20の端面に第一位置決め穴35を設け、巻き取り側収納部21の端面近傍に第二位置決め穴36を設けてある(図1)。カートリッジ1がプリンタ本体40に装填されるとそれぞれ第一位置決め軸56、第二位置決め軸57(図12〜14)に嵌合するので、前記のねじり荷重に対し変形することなくインクシート12の走行経路の安定化を図ることが出来る。また、上ケース10に設けられた軸80と下ケース11に設けられた穴81(図4)を熱溶着により結合した。これにより、下ケース11の第二ガイド72、第三ガイド73周辺が上ケース10と一体感を増すので更に剛性を上げることが出来、更に走行経路の安定化を図ることが出来る。
本発明の実施形態による記録紙インクシート一体型カートリッジの説明図である。 本発明の実施形態による記録紙インクシート一体型カートリッジの断面図である。 本発明の実施形態による記録紙インクシート一体型カートリッジの構成部品および組立方法の説明図である。 本発明の実施形態による記録紙インクシート一体型カートリッジの構成部品および組立方法の説明図である。 本発明の実施形態による記録紙インクシート一体型カートリッジの構成部品および組立方法の説明図である。 本発明の実施形態による記録紙インクシート一体型カートリッジの構成部品および組立方法の説明図である。 本発明の実施形態による記録紙インクシート一体型カートリッジを用いるプリンタの説明図である。 本発明の実施形態による記録紙インクシート一体型カートリッジを用いるプリンタの説明図である。 図7及び図8に示したプリンタ本体内に設けられたサーマルヘッドユニットの説明図である。 サーマルヘッドユニットにおけるフォトレフレクタの取り付け状態を示す断面図である。 プリンタ本体内のサーマルヘッドユニットに対して一体型カートリッジが装填されていく状態を示した図である。 プリンタ本体内のサーマルヘッドユニットに対して一体型カートリッジが装填されていく状態を示した図である。 プリンタ本体内のサーマルヘッドユニットに対して一体型カートリッジが装填された状態を示した図である。 プリンタ本体内のサーマルヘッドユニットに対して一体型カートリッジが装填された状態を示した図である。 本発明の実施形態による記録紙インクシート一体型カートリッジで記録紙のサイズが異なる3種類のタイプを示した図である。 本発明の実施形態による記録紙インクシート一体型カートリッジで記録紙のサイズが異なる3種類のタイプを示した図である。 プリンタ本体内に一体型カートリッジが装填された状態で記録紙と保護シートを除いた状態を示した図である。 本発明に係る付勢部材(片寄せ部材)とカートリッジ、記録紙の位置の位置関係を示した断面図である。 本発明に係る付勢部材(片寄せ部材)を採用した場合のカートリッジの例において分離爪と記録紙の関係を示した図である。 本発明に係る付勢部材(片寄せ部材)を採用しない場合のカートリッジの例において分離爪と記録紙の関係を示した図である。 本発明の実施形態によるプリンタ装置の動作を説明するための図である。 本発明の実施形態によるプリンタ装置の動作を説明するための図である。 本発明の実施形態によるプリンタ装置の動作を説明するための図である。 本発明の実施形態によるプリンタ装置の動作を説明するための図である。 本発明の実施形態によるプリンタ装置の動作を説明するための図である。 本発明の実施形態によるプリンタ装置の動作を説明するための図である。 本発明の実施形態によるプリンタ装置の動作を説明するための図である。 カートリッジ内の記録紙の有無を検知する方法を説明する図である。 カートリッジ内の記録紙の有無を検知する方法を説明する図である。 印刷時のインクシートの走行安定化について説明した図である。 印刷時のインクシートの走行安定化について説明した図である。 本発明の実施形態の左右の分離爪の大きさを比較した図である。 従来の熱転写式プリンタの一般的な構成の第一例を示す断面図である。 従来の熱転写式プリンタの一般的な構成の第二例を示す断面図である。 従来の熱転写式プリンタに使用される種々の記録紙サイズとインクシートカートリッジを示す図である。
符号の説明
1 記録紙インクシート一体型カートリッジ
12 インクシート
13 記録紙
20 インクシートの供給側収納部(第一収納部)
21 インクシートの巻き取り側収納部(第二収納部)
22 記録紙収納部
30 排出口
31、32 分離爪
34 開口
34 側面開口
40 プリンタ本体
45 サーマルヘッドユニット
50 付勢部材(片寄せ部材)

Claims (19)

  1. 記録紙を積載収納する記録紙収納部と、インクシートを収納するインクシート収納部とを有する記録紙・インクシート一体型カートリッジにおいて、
    前記記録紙収納部に前記記録紙の給送方向の先端コーナー部に掛かるよう配設された、前記記録紙を分離するための二つの分離爪と、
    前記記録紙収納部の、記録紙給送方向と直交する方向における二側面のうち何れか一方に形成された、前記記録紙を付勢するための第一開口部と、を有し、
    前記二つの分離爪は前記第一開口部に近い側の分離爪の方が大きいことを特徴とする記録紙・インクシート一体型カートリッジ。
  2. 前記記録紙収納部の底面に前記記録紙収納部内の記録紙を給送する給送口をさらに備え、
    前記二つの分離爪は前記給送口に配設されている、請求項1に記載の記録紙・インクシート一体型カートリッジ。
  3. 前記インクシート収納部が前記記録紙収納部の底面に、供給するインクシートを収納する第一収納部と、該インクシートを巻き取る第二収納部とを設けてなり、
    前記給送口が前記第一収納部に隣接し且つ前記記録紙収納部の端部に形成されている、請求項2に記載の記録紙・インクシート一体型カートリッジ。
  4. 前記記録紙収納部の底面における前記第一収納部と前記第二収納部の間に、前記記録紙を給送駆動するための第二開口部を備え、
    前記第二開口部は記録紙給送方向と直交する方向に渡って延び、前記第一開口部と繋がっている、請求項3に記載の記録紙・インクシート一体型カートリッジ。
  5. 記録紙を積載収納する記録紙収納部と、インクシートを収納するインクシート収納部とを有する記録紙・インクシート一体型カートリッジを装填したプリンタ装置において、
    前記記録紙・インクシート一体型カートリッジが、前記記録紙収納部に前記記録紙の給送方向の先端コーナー部に掛かるよう配設された、前記記録紙を分離するための二つの分離爪と、
    前記記録紙収納部の、記録紙給送方向と直交する方向における二側面のうち何れか一方に形成された、前記記録紙を付勢するための第一開口部と、を有し、
    前記二つの分離爪は前記第一開口部に近い側の分離爪の方が大きく形成されており、
    プリンタ本体は、プリンタ本体内部に装填された前記記録紙・インクシート一体型カートリッジの前記第一開口部を通って前記記録紙を付勢し、前記記録紙収納部内で記録紙を小さい分離爪の側に片寄せる付勢部材を備えることを特徴とするプリンタ装置。
  6. 前記記録紙・インクシート一体型カートリッジは、前記記録紙収納部の底面に前記記録紙収納部内の記録紙を給送する給送口をさらに備え、
    前記二つの分離爪は前記給送口に配設されている、請求項5に記載のプリンタ装置。
  7. 前記インクシート収納部が前記記録紙収納部の底面に、供給するインクシートを収納する第一収納部と、該インクシートを巻き取る第二収納部とを設けてなり、
    前記給送口が前記第一収納部に隣接し且つ前記記録紙収納部の端部に形成されている、請求項6に記載のプリンタ装置。
  8. 前記記録紙収納部の底面における前記第一収納部と前記第二収納部の間に、前記記録紙を給送駆動するための第二開口部を備え、
    前記第二開口部は記録紙給送方向と直交する方向に渡って延び、前記第一開口部と繋がっている、請求項7に記載のプリンタ装置。
  9. プリンタ本体は、プリンタ本体内部に装填された前記記録紙・インクシート一体型カートリッジの前記第一収納部と前記第二収納部の間の空間部に配置するサーマルヘッドユニットを有し、
    前記サーマルヘッドユニットは、前記第二開口部を介して前記記録紙収納部の記録紙を給紙する給紙ローラーと、前記付勢部材とを備えている、請求項8に記載のプリンタ装置。
  10. 前記記録紙・インクシート一体型カートリッジの前記第一開口部は、前記記録紙・インクシート一体型カートリッジをプリンタ本体内へ装填する方向の前面に形成されている、請求項5から9のいずれか1項に記載のプリンタ装置。
  11. 記録紙を積載収納する記録紙収納部と、インクシートを収納するインクシート収納部とを有する記録紙・インクシート一体型カートリッジを装填したプリンタ装置において、
    プリンタ本体に設けられ、前記記録紙・インクシート一体型カートリッジの取り出し方向へ付勢された付勢部材と、
    前記記録紙・インクシート一体型カートリッジのプリンタ本体への装填するときの先頭側の前記記録紙収納部の一部に形成され、前記付勢部材を通す開口部と、を備えたことを特徴とするプリンタ装置。
  12. 前記記録紙収納部は、記録紙を分離するための分離爪を備え、該分離爪は前記記録紙・インクシート一体型カートリッジのプリンタ本体への装填するときの先頭側に位置する第一の分離爪と、その後尾側に位置する第二の分離爪である、請求項11に記載のプリンタ装置。
  13. 前記第一の分離爪は前記第二の分離爪より大きい、請求項12に記載のプリンタ装置。
  14. 記録紙を収納する記録紙収納部と、
    前記記録紙収納部の前記記録紙の給送方向の先端両コーナー部に係合するように配設され、前記記録紙を分離するための第1および第2の分離爪と、
    前記記録紙収納部に収納された記録紙の一方の端部の位置を規制する規制部材と、
    前記記録紙を前記規制部材に当接するように付勢する付勢手段と、を有し、
    第1および第2の分離爪のうち、前記規制部材に近い側の第1の分離爪は第2の分離爪よりも小さく形成されている記録紙収納カセット。
  15. 前記第1の分離爪の前記給送方向に直交する方向の長さは、前記第2の分離爪の前記給送方向に直交する方向の長さよりも短い、請求項14に記載の記録紙収納カセット。
  16. 前記第1の分離爪の前記給送方向の長さは、前記第2の分離爪の前記給送方向の長さよりも短い、請求項14に記載の記録紙収納カセット。
  17. 前記第1の分離爪の前記記録紙に対向する面の面積は、前記第2の分離爪の前記記録紙に対向する面の面積よりも小さい、請求項14に記載の記録紙収納カセット。
  18. 記録紙を収納する記録紙収納部と、
    前記記録紙収納部に収納された記録紙を給送する給送手段と
    前記記録紙収納部の前記記録紙の給送方向の先端両コーナー部に係合するように配設され、前記給送手段によって給送される一枚の記録紙を他の記録紙から分離するための第1および第2の分離爪と、
    前記記録紙収納部に収納された記録紙の一方の端部の位置を規制する規制部材と、
    前記記録紙を前記規制部材に当接するように付勢する付勢手段と、を有し、
    前記第1および第2の分離爪のうち、前記規制部材に近い側の第1の分離爪は第2の分離爪よりも小さく形成されていることを特徴とする給送装置。
  19. 記録紙を収納する記録紙収納部と、
    前記記録紙収納部に収納された記録紙を給送する給送手段と、
    前記記録紙収納部の前記記録紙の給送方向の先端両コーナー部に係合するように配設され、前記給送手段によって給送される一枚の記録紙を他の記録紙から分離するための第1および第2の分離爪と、
    前記記録紙収納部に収納された記録紙の一方の端部の位置を規制する規制部材と、
    前記記録紙を前記規制部材に当接するように付勢する付勢手段と、
    前記給送手段によって給送された記録紙に記録を行う記録手段と、を有し、
    前記第1および第2の分離爪のうち、前記規制部材に近い側の第1の分離爪は第2の分離爪よりも小さく形成されていることを特徴とする記録装置。
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