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JP4816618B2 - 火花点火式内燃機関 - Google Patents

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JP4816618B2 JP2007288517A JP2007288517A JP4816618B2 JP 4816618 B2 JP4816618 B2 JP 4816618B2 JP 2007288517 A JP2007288517 A JP 2007288517A JP 2007288517 A JP2007288517 A JP 2007288517A JP 4816618 B2 JP4816618 B2 JP 4816618B2
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Description

本発明は火花点火式内燃機関に関する。
機械圧縮比を変更可能な可変圧縮比機構と吸気弁の閉弁時期を制御可能な可変バルブタイミング機構とを具備し、機関中負荷運転時及び機関高負荷運転時には過給機による過給作用を行い、且つこれら機関中高負荷運転時においては実圧縮比を一定に保持した状態で機関負荷が低くなるにつれて機械圧縮比を増大すると共に吸気弁の閉弁時期を遅くするようにした火花点火式内燃機関が公知である(例えば特許文献1を参照)。
特開2004−218522号公報
ところで、特許文献1に開示された内燃機関では、機関低負荷運転時において機械圧縮比を大きくすると共に吸気弁の閉弁時期を遅くし、更に過給を行わないこととしている。このように、機関低負荷運転領域において吸気弁の閉弁時期を遅くする場合、燃焼室に供給される吸入空気量を目標吸入空気量にするためにはスロットル弁の開度を或る程度大きくする必要がある。このように機関低負荷運転時においてスロットル弁の開度が大きいと、スロットル弁下流側の機関吸気通路(例えば、サージタンク)内に生じる負圧はあまり大きくない。
一方、例えばブレーキブースタやパージ制御用のキャニスタ等の負圧を利用する装置(以下、「負圧利用装置」と称す)では、通常、機関吸気通路内に生じている負圧を利用して駆動せしめられる。このため、上述したように機関低負荷運転時において機関吸気通路内に十分な負圧が発生しないと、これら負圧利用装置を適切に作動させることができなくなってしまう。特に、ブレーキブースタでは十分な制動力を発生させるために比較的大きな負圧が必要となるため、機関吸気通路内に大きな負圧を生じさせることが必要となる。
ところが、上述したように、特許文献1に開示された内燃機関では少なくとも機関低負荷運転時において機関吸気通路内に大きな負圧を生じさせることができず、よって負圧利用装置を適切に作動させることができなくなってしまう。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであって、その目的は機関低負荷運転時において機械圧縮比を大きくすると共に吸気弁の閉弁時期を遅くする内燃機関において、機関運転状態を変化させることなく負圧利用装置を適切に作動させることができるようにすることにある。
上記問題点を解決するために、第1の発明によれば、吸気弁の閉弁時期を制御可能な可変バルブタイミング機構と機械圧縮比を変更可能な可変圧縮比機構とを具備し、機関吸気通路内の負圧が要求負圧よりも小さい場合には、該機関吸気通路内の負圧が要求負圧以上となるようにスロットル弁の開度を小さくすると共に該スロットル弁の開度に応じて機関負荷に応じた量の吸入空気が燃焼室内に供給されるように吸気弁の閉弁時期を吸気下死点に近づく方向に移動させ、且つ機械圧縮比を小さくして圧縮端圧力を下げるようにした
第1の発明では、負圧要求が生じた場合にスロットル開度を小さくすると共にそれに応じて吸気弁の閉弁時期が制御される。スロットル開度が小さくされることにより機関吸気通路内の負圧が増大すると共に、それに応じて吸気弁の閉弁時期が制御されることによりスロットル開度を小さくしても機関負荷に応じた量の吸入空気を燃焼室内に供給することができる。
の発明によれば、第の発明において、上記スロットル弁の開度を小さくすることによって機関吸気通路内の負圧が要求負圧以上となった場合における機械圧縮比は機関吸気通路内の負圧が要求負圧よりも小さい場合よりも小さくされる。
の発明によれば、第の発明において、上記スロットル弁の開度を小さくすることによって機関吸気通路内の負圧が要求負圧以上となった場合における機械圧縮比は、圧縮端温度が吸気通路内の負圧が要求負圧よりも小さい場合における圧縮端温度とほぼ同じになるように設定される。
の発明によれば、第1〜3のいずれか一つの発明において、機関吸気通路内の負圧が要求負圧以上である場合、機関低負荷運転時には膨張比が20以上とされる。
の発明によれば、第1〜4のいずれか一つの発明において、機関低負荷運転時における実圧縮比が機関中高負荷運転時とほぼ同じ圧縮比とされる。
の発明によれば、第1〜5のいずれか一つの発明において、吸気通路内の負圧が要求負圧以上である場合、吸気弁の閉弁時期は、機関負荷が低くなるにつれて、燃焼室内に供給される吸入空気量を制御しうる限界閉弁時期まで吸気下死点から離れる方向に移動せしめられる。
の発明によれば、第の発明において、吸気弁の閉弁時期が上記限界閉弁時期に達したときの機関負荷よりも負荷の高い領域では燃焼室内に供給される吸入空気量がスロットル弁によらずに吸気弁の閉弁時期を変えることによって制御される。
の発明によれば、第の発明において、吸気弁の閉弁時期が上記限界閉弁時期に達したときの機関負荷よりも負荷の高い領域では上記スロットル弁が全開状態に保持される。
の発明によれば、第の発明において、吸気弁の閉弁時期が上記限界閉弁時期に達したときの機関負荷よりも負荷の低い領域では上記スロットル弁によって燃焼室内に供給される吸入空気量が制御される。
10の発明によれば、第1〜9のいずれか一つの発明において、機関吸気通路内の負圧が要求負圧以上である場合、機関低負荷運転時には機械圧縮比が最大機械圧縮比とされる。
本発明によれば、負圧要求があった場合にスロットル開度が小さくされると共にそれに伴って吸入空気量は変化しないため、機関運転状態を変化させることなく負圧利用装置を適切に作動させることができる。
図1に火花点火式内燃機関の側面断面図を示す。
図1を参照すると、1はクランクケース、2はシリンダブロック、3はシリンダヘッド、4はピストン、5は燃焼室、6は燃焼室5の頂面中央部に配置された点火プラグ、7は吸気弁、8は吸気ポート、9は排気弁、10は排気ポートをそれぞれ示す。吸気ポート8は吸気枝管11を介してサージタンク12に連結され、各吸気枝管11にはそれぞれ対応する吸気ポート8内に向けて燃料を噴射するための燃料噴射弁13が配置される。なお、燃料噴射弁13は各吸気枝管11に取付ける代りに各燃焼室5内に配置してもよい。
サージタンク12は吸気ダクト14を介してエアクリーナ15に連結され、吸気ダクト14内にはアクチュエータ16によって駆動されるスロットル弁17と例えば熱線を用いた吸入空気量検出器18とが配置される。サージタンク12には負圧導管19が連結され、この負圧導管19はブレーキブースタ20に連結される。ブレーキブースタ20はブレーキペダル21に連結され、またブレーキブースタ20にはブレーキブースタ内の負圧を検出するための負圧センサ22が設けられる。また、サージタンク12にはサージタンク12内の圧力を検出するための圧力センサ23が設けられる。一方、排気ポート10は排気マニホルド24を介して例えば三元触媒を内蔵した触媒コンバータ25に連結され、排気マニホルド24内には空燃比センサ26が配置される。
一方、図1に示した実施形態ではクランクケース1とシリンダブロック2との連結部にクランクケース1とシリンダブロック2のシリンダ軸線方向の相対位置を変化させることによりピストン4が圧縮上死点に位置するときの燃焼室5の容積を変更可能な可変圧縮比機構Aが設けられており、更に実際の圧縮作用の開始時期を変更するために吸気弁7の閉弁時期を制御可能な可変バルブタイミング機構Bが設けられている。
電子制御ユニット30はデジタルコンピュータからなり、双方向性バス31によって互いに接続されたROM(リードオンリメモリ)32、RAM(ランダムアクセスメモリ)33、CPU(マイクロプロセッサ)34、入力ポート35及び出力ポート36を具備する。吸入空気量検出器18の出力信号及び空燃比センサ26の出力信号はそれぞれ対応するAD変換器37を介して入力ポート35に入力される。また、アクセルペダル40にはアクセルペダル40の踏込み量に比例した出力電圧を発生する負荷センサ41が接続され、負荷センサ41の出力電圧は対応するAD変換器37を介して入力ポート35に入力される。更に入力ポート35にはクランクシャフトが例えば30°回転する毎に出力パルスを発生するクランク角センサ42が接続される。一方、出力ポート36は対応する駆動回路38を介して点火プラグ6、燃料噴射弁13、スロットル弁駆動用アクチュエータ16、可変圧縮比機構A及び可変バルブタイミング機構Bに接続される。
図2は図1に示す可変圧縮比機構Aの分解斜視図を示しており、図3は図解的に表した内燃機関の側面断面図を示している。図2を参照すると、シリンダブロック2の両側壁の下方には互いに間隔を隔てた複数個の突出部50が形成されており、各突出部50内にはそれぞれ断面円形のカム挿入孔51が形成されている。一方、クランクケース1の上壁面上には互いに間隔を隔ててそれぞれ対応する突出部50の間に嵌合せしめられる複数個の突出部52が形成されており、これらの各突出部52内にもそれぞれ断面円形のカム挿入孔53が形成されている。
図2に示したように一対のカムシャフト54、55が設けられており、各カムシャフト54、55上には一つおきに各カム挿入孔51内に回転可能に挿入される円形カム56が固定されている。これらの円形カム56は各カムシャフト54、55の回転軸線と共軸をなす。一方、各円形カム56間には図3においてハッチングで示すように各カムシャフト54、55の回転軸線に対して偏心配置された偏心軸57が延びており、この偏心軸57上に別の円形カム58が偏心して回転可能に取付けられている。図2に示したようにこれら円形カム58は各円形カム56間に配置されており、これら円形カム58は対応する各カム挿入孔53内に回転可能に挿入されている。
図3(A)に示すような状態から各カムシャフト54、55上に固定された円形カム56を図3(A)において実線の矢印で示したように互いに反対方向に回転させると偏心軸57が下方中央に向けて移動するために円形カム58がカム挿入孔53内において図3(A)の破線の矢印に示すように円形カム56とは反対方向に回転し、図3(B)に示したように偏心軸57が下方中央まで移動すると円形カム58の中心が偏心軸57の下方へ移動する。
図3(A)と図3(B)とを比較するとわかるようにクランクケース1とシリンダブロック2の相対位置は円形カム56の中心と円形カム58の中心との距離によって定まり、円形カム56の中心と円形カム58の中心との距離が大きくなるほどシリンダブロック2はクランクケース1から離れる。シリンダブロック2がクランクケース1から離れるとピストン4が圧縮上死点に位置するときの燃焼室5の容積は増大し、従って各カムシャフト54、55を回転させることによってピストン4が圧縮上死点に位置するときの燃焼室5の容積を変更することができる。
図2に示したように各カムシャフト54、55をそれぞれ反対方向に回転させるために駆動モータ59の回転軸にはそれぞれ螺旋方向が逆向きの一対のウォームギア61、62が取付けられており、これらウォームギア61、62と噛合する歯車63、64がそれぞれ各カムシャフト54、55の端部に固定されている。この実施形態では駆動モータ59を駆動することによってピストン4が圧縮上死点に位置するときの燃焼室5の容積を広い範囲に亘って変更することができる。なお、図1〜図3に示した可変圧縮比機構Aは一例を示すものであっていかなる形式の可変圧縮比機構でも用いることができる。
一方、図4は図1において吸気弁7を駆動するためのカムシャフト70の端部に取付けられた可変バルブタイミング機構Bを示している。図4を参照すると、この可変バルブタイミング機構Bは機関のクランク軸によりタイミングベルトを介して矢印方向に回転せしめられるタイミングプーリ71と、タイミングプーリ71と一緒に回転する円筒状ハウジング72と、吸気弁駆動用カムシャフト70と一緒に回転し且つ円筒状ハウジング72に対して相対回転可能な回転軸73と、円筒状ハウジング72の内周面から回転軸73の外周面まで延びる複数個の仕切壁74と、各仕切壁74の間で回転軸73の外周面から円筒状ハウジング72の内周面まで延びるベーン75とを具備しており、各ベーン75の両側にはそれぞれ進角用油圧室76と遅角用油圧室77とが形成されている。
各油圧室76、77への作動油の供給制御は作動油供給制御弁85によって行われる。この作動油供給制御弁85は各油圧室76、77にそれぞれ連結された油圧ポート78、79と、油圧ポンプ80から吐出された作動油の供給ポート81と、一対のドレインポート82、83と、各ポート78、79、81、82、83間の連通遮断制御を行うスプール弁84とを具備している。
吸気弁駆動用カムシャフト70のカムの位相を進角すべきときは図4においてスプール弁84が右方に移動せしめられ、供給ポート81から供給された作動油が油圧ポート78を介して進角用油圧室76に供給されると共に遅角用油圧室77内の作動油がドレインポート83から排出される。このとき回転軸73は円筒状ハウジング72に対して矢印方向に相対回転せしめられる。
これに対し、吸気弁駆動用カムシャフト70のカムの位相を遅角すべきときは図4においてスプール弁84が左方に移動せしめられ、供給ポート81から供給された作動油が油圧ポート79を介して遅角用油圧室77に供給されると共に進角用油圧室76内の作動油がドレインポート82から排出される。このとき回転軸73は円筒状ハウジング72に対して矢印と反対方向に相対回転せしめられる。
回転軸73が円筒状ハウジング72に対して相対回転せしめられているときにスプール弁84が図4に示した中立位置に戻されると回転軸73の相対回転動作は停止せしめられ、回転軸73はそのときの相対回転位置に保持される。従って可変バルブタイミング機構Bによって吸気弁駆動用カムシャフト70のカムの位相を所望の量だけ進角させることができ、遅角させることができることになる。
図5において実線は可変バルブタイミング機構Bによって吸気弁駆動用カムシャフト70のカムの位相が最も進角されているときを示しており、破線は吸気弁駆動用カムシャフト70のカムの位相が最も遅角されているときを示している。従って吸気弁7の開弁期間は図5において実線で示す範囲と破線で示す範囲との間で任意に設定することができ、従って吸気弁7の閉弁時期も図5において矢印Cで示す範囲内の任意のクランク角に設定することができる。
図1及び図4に示した可変バルブタイミング機構Bは一例を示すものであって、例えば吸気弁の開弁時期を一定に維持したまま吸気弁の閉弁時期のみを変えることのできる可変バルブタイミング機構等、種々の形式の可変バルブタイミング機構を用いることができる。また、本発明では実際の圧縮作用の開始時期を変更するために可変バルブタイミング機構Bを用いているが、可変バルブタイミング機構ではなくても実際の圧縮作用の開始時期を変更可能な実圧縮作用開始時期変更機構であればいかなる形式の実圧縮作用開始時期変更機構も用いることができる。
次に図6を参照しつつ本願において使用されている用語の意味について説明する。なお、図6の(A)、(B)、(C)には説明のために燃焼室容積が50mlでピストンの行程容積が500mlであるエンジンが示されており、これら図6の(A)、(B)、(C)において燃焼室容積とはピストンが圧縮上死点に位置するときの燃焼室の容積を表している。
図6(A)は機械圧縮比について説明している。機械圧縮比は圧縮行程時のピストンの行程容積と燃焼室容積のみから機械的に定まる値であってこの機械圧縮比は(燃焼室容積+行程容積)/燃焼室容積で表される。図6(A)に示した例ではこの機械圧縮比は(50ml+500ml)/50ml=11となる。
図6(B)は実圧縮比について説明している。この実圧縮比は実際に圧縮作用が開始されたときからピストンが上死点に達するまでの実際のピストン行程容積と燃焼室容積から定まる値であってこの実圧縮比は(燃焼室容積+実際の行程容積)/燃焼室容積で表される。すなわち、図6(B)に示したように圧縮行程においてピストンが上昇を開始しても吸気弁が開弁している間は圧縮作用は行われず、吸気弁が閉弁したときから実際の圧縮作用が開始される。従って実圧縮比は実際の行程容積を用いて上記のように表される。図6(B)に示した例では実圧縮比は(50ml+450ml)/50ml=10となる。
図6(C)は膨張比について説明している。膨張比は膨張行程時のピストンの行程容積と燃焼室容積から定まる値であってこの膨張比は(燃焼室容積+行程容積)/燃焼室容積で表される。図6(C)に示した例ではこの膨張比は(50ml+500ml)/50ml=11となる。
次に図7及び図8を参照しつつ本発明において最も基本となっている特徴について説明する。なお、図7は理論熱効率と膨張比との関係を示しており、図8は本発明において負荷に応じ使い分けられている通常のサイクルと超高膨張比サイクルとの比較を示している。
図8(A)は吸気弁が下死点近傍で閉弁し、ほぼ圧縮下死点付近からピストンによる圧縮作用が開始される場合の通常のサイクルを示している。この図8(A)に示す例でも図6の(A)、(B)、(C)に示す例と同様に燃焼室容積が50mlとされ、ピストンの行程容積が500mlとされている。図8(A)からわかるように通常のサイクルでは機械圧縮比は(50ml+500ml)/50ml=11であり、実圧縮比もほぼ11であり、膨張比も(50ml+500ml)/50ml=11となる。すなわち、通常の内燃機関では機械圧縮比と実圧縮比と膨張比とがほぼ等しくなる。
図7における実線は実圧縮比と膨張比とがほぼ等しい場合の、すなわち通常のサイクルにおける理論熱効率の変化を示している。この場合には膨張比が大きくなるほど、すなわち実圧縮比が高くなるほど理論熱効率が高くなることがわかる。従って通常のサイクルにおいて理論熱効率を高めるには実圧縮比を高くすればよいことになる。しかしながら機関高負荷運転時におけるノッキングの発生の制約により実圧縮比は最大でも12程度までしか高くすることができず、斯くして通常のサイクルにおいては理論熱効率を十分に高くすることはできない。
一方、このような状況下で本発明者は機械圧縮比と実圧縮比とを厳密に区分して理論熱効率を高めることについて検討し、その結果理論熱効率は膨張比が支配し、理論熱効率に対して実圧縮比はほとんど影響を与えないことを見出したのである。すなわち、実圧縮比を高くすると爆発力は高まるが圧縮するために大きなエネルギーが必要となり、斯くして実圧縮比を高めても理論熱効率はほとんど高くならない。
これに対し、膨張比を大きくすると膨張行程時にピストンに対し押下げ力が作用する期間が長くなり、斯くしてピストンがクランクシャフトに回転力を与えている期間が長くなる。従って膨張比は大きくすれば大きくするほど理論熱効率が高くなる。図7の破線は実圧縮比を10に固定した状態で膨張比を高くしていった場合の理論熱効率を示している。このように実圧縮比を低い値に維持した状態で膨張比を高くしたときの理論熱効率の上昇量と、図7の実線で示すように実圧縮比も膨張比と共に増大せしめられる場合の理論熱効率の上昇量とは大きな差がないことがわかる。
このように実圧縮比が低い値に維持されているとノッキングが発生することがなく、従って実圧縮比を低い値に維持した状態で膨張比を高くするとノッキングの発生を阻止しつつ理論熱効率を大幅に高めることができる。図8(B)は可変圧縮比機構A及び可変バルブタイミング機構Bを用いて、実圧縮比を低い値に維持しつつ膨張比を高めるようにした場合の一例を示している。
図8(B)を参照すると、この例では可変圧縮比機構Aにより燃焼室容積が50mlから20mlまで減少せしめられる。一方、可変バルブタイミング機構Bによって実際のピストン行程容積が500mlから200mlになるまで吸気弁の閉弁時期が遅らされる。その結果、この例では実圧縮比は(20ml+200ml)/20ml=11となり、膨張比は(20ml+500ml)/20ml=26となる。図8(A)に示した通常のサイクルでは前述したように実圧縮比がほぼ11で膨張比が11であり、この場合に比べると図8(B)に示した場合には膨張比のみが26まで高められていることがわかる。これが超高膨張比サイクルと称される所以である。
前述したように一般的に言って内燃機関では機関負荷が低いほど熱効率が悪くなり、従って車両走行時における熱効率を向上させるためには、すなわち燃費を向上させるには機関低負荷運転時における熱効率を向上させることが必要となる。一方、図8(B)に示した超高膨張比サイクルでは圧縮行程時の実際のピストン行程容積が小さくされるために燃焼室5内に吸入し得る吸入空気量は少なくなり、従ってこの超高膨張比サイクルは機関負荷が比較的低いときにしか採用できないことになる。従って本発明では機関低負荷運転時には図8(B)に示す超高膨張比サイクルとし、機関高負荷運転時には図8(A)に示す通常のサイクルとするようにしている。これが本発明が基本としている特徴である。
次に図9を参照しつつ運転制御全般について説明する。
図9には機関負荷に応じた機械圧縮比、膨張比、吸気弁7の閉弁時期、実圧縮比、吸入空気量、スロットル弁17の開度及びポンピング損失の各変化が示されている。なお、本発明による実施形態では触媒コンバータ25内の三元触媒によって排気ガス中の未燃HC、CO及びNOXを同時に低減しうるように通常燃焼室5内における平均空燃比は空燃比センサ26の出力信号に基づいて理論空燃比にフィードバック制御されている。
さて、前述したように機関高負荷運転時には図8(A)に示した通常のサイクルが実行される。従って図9に示したようにこのときには機械圧縮比は低くされるために膨張比は低く、図9において実線で示したように吸気弁7の閉弁時期は図5において実線で示したように早められている。また、このときには吸入空気量は多く、このときスロットル弁17の開度は全開又はほぼ全開に保持されているのでポンピング損失は零となっている。
一方、図9に示したように機関負荷が低くなるとそれに伴って機械圧縮比が増大され、従って膨張比も増大される。またこのときには実圧縮比がほぼ一定に保持されるように図9において実線で示したように機関負荷が低くなるにつれて吸気弁7の閉弁時期が遅くされる。なお、このときにもスロットル弁17は全開又はほぼ全開状態に保持されており、従って燃焼室5内に供給される吸入空気量はスロットル弁17によらずに吸気弁7の閉弁時期を変えることによって制御されている。このときにもポンピング損失は零となる。
このように機関高負荷運転状態から機関負荷が低くなるときには実圧縮比がほぼ一定のもとで吸入空気量が減少するにつれて機械圧縮比が増大せしめられる。すなわち、吸入空気量の減少に比例してピストン4が圧縮上死点に達したときの燃焼室5の容積が減少せしめられる。従ってピストン4が圧縮上死点に達したときの燃焼室5の容積は吸入空気量に比例して変化していることになる。なお、このとき燃焼室5内の空燃比は理論空燃比となっているのでピストン4が圧縮上死点に達したときの燃焼室5の容積は燃料量に比例して変化していることになる。
機関負荷が更に低くなると機械圧縮比は更に増大せしめられ、機械圧縮比が燃焼室5の構造上限界となる限界機械圧縮比に達すると、機械圧縮比が限界機械圧縮比に達したときの機関負荷L1よりも負荷の低い領域では機械圧縮比が限界機械圧縮比に保持される。従って機関低負荷運転時には機械圧縮比は最大となり、膨張比も最大となる。別の言い方をすると本発明では機関低負荷運転時に最大の膨張比が得られるように機械圧縮比が最大にされる。また、このとき実圧縮比は機関中高負荷運転時とほぼ同じ実圧縮比に維持される。
一方、図9において実線で示したように吸気弁7の閉弁時期は機関負荷が低くなるにつれて燃焼室5内に供給される吸入空気量を制御しうる限界閉弁時期まで遅らされ、吸気弁7の閉弁時期が限界閉弁時期に達したときの機関負荷L2よりも負荷の低い領域では吸気弁7の閉弁時期が限界閉弁時期に保持される。吸気弁7の閉弁時期が限界閉弁時期に保持されるともはや吸気弁7の閉弁時期の変化によっては吸入空気量を制御しえないので他の何らかの方法によって吸入空気量を制御する必要がある。
図9に示した実施形態ではこのとき、すなわち吸気弁7の閉弁時期が限界閉弁時期に達したときの機関負荷L2よりも負荷の低い領域ではスロットル弁17によって燃焼室5内に供給される吸入空気量が制御される。ただし、スロットル弁17による吸入空気量の制御が行われると図9に示したようにポンピング損失が増大する。
なお、このようなポンピング損失が発生しないように吸気弁7の閉弁時期が限界閉弁時期に達したときの機関負荷L2よりも負荷の低い領域ではスロットル弁17を全開又はほぼ全開に保持した状態で機関負荷が低くなるほど空燃比を大きくすることもできる。このときには燃料噴射弁13を燃焼室5内に配置して成層燃焼させることが好ましい。
図9に示したように機関低回転時には機関負荷にかかわらずに実圧縮比がほぼ一定に保持される。このときの実圧縮比は機関中高負荷運転時の実圧縮比に対してほぼ±10パーセントの範囲内とされ、好ましくは±5パーセントの範囲内とされる。なお、本発明による実施形態では機関低回転時の実圧縮比はほぼ10±1、すなわち、9から11の間とされる。ただし、機関回転数が高くなると燃焼室5内の混合気に乱れが発生するためにノッキングが発生しづらくなり、従って本発明による実施形態では機関回転数が高くなるほど実圧縮比が高くされる。
一方、前述したように図8(B)に示す超高膨張比サイクルでは膨張比が26とされる。この膨張比は高いほど好ましいが20以上であればかなり高い理論熱効率を得ることができる。従って本発明では膨張比が20以上となるように可変圧縮比機構Aが形成されている。
また、図9に示した例では機械圧縮比は機関負荷に応じて連続的に変化せしめられている。しかしながら機械圧縮比は機関負荷に応じて段階的に変化させることもできる。
一方、図9において破線で示すように機関負荷が低くなるにつれて吸気弁7の閉弁時期を早めることによってもスロットル弁17によらずに吸入空気量を制御することができる。従って、図9において実線で示した場合と破線で示した場合とをいずれも包含しうるように表現すると、本発明による実施形態では吸気弁7の閉弁時期は、機関負荷が低くなるにつれて、燃焼室内に供給される吸入空気量を制御しうる限界閉弁時期L2まで圧縮下死点BDCから離れる方向に移動せしめられることになる。
なお、上記実施形態では、機関負荷に関わらずに実圧縮比をほぼ一定に維持するように機械圧縮比及び吸気弁の閉弁時期を制御するようにしている。しかしながら、必ずしも実圧縮比がほぼ一定に維持されるようにこれらを制御する必要はない。ただし、実圧縮比をほぼ一定に維持するように制御しない場合であっても、基本的に機関負荷が低くなるにつれて機械圧縮比を増大させると共に吸気弁の閉弁時期を吸気下死点から離れるように移動させることが必要である。
ところで、内燃機関を搭載した車両の多くにはブレーキブースタ20やパージ制御を行うためのキャニスタ(図示せず)等が設けられている。これらブレーキブースタ20やキャニスタはその作動に負圧を利用している。例えば、ブレーキブースタ20は、ブレーキブースタ20内の負圧と大気圧との差圧を利用してブレーキペダル21に加えられた踏力を増大させる。ブレーキブースタ20内の負圧はブレーキペダル21が踏まれる毎に減少し、通常、ブレーキブースタ20内の負圧が減少すると負圧発生源から負圧が補充されることになる。なお、以下では、負圧を利用する装置としてブレーキブースタ20を例にとって説明する。
通常、ブレーキブースタ20等の負圧を利用する装置は、このような負圧発生源として、スロットル弁17下流側の機関吸気通路内、例えばサージタンク12内に生じる負圧を利用している。すなわち、機関高負荷運転時には燃焼室5へ多量の空気が吸引されることになるため、サージタンク12内には負圧が発生する。また、通常の内燃機関では機関低負荷運転時においても超高膨張比サイクルではなく通常のサイクルで運転が行われる。このように通常のサイクルで運転が行われる場合、燃焼室5内への吸入空気量は基本的にスロットル弁17によって制御され、よって機関低負荷運転時においてはスロットル弁17の開度が小さくされる。このため、機関低負荷運転時であってもサージタンク12内には大きな負圧が発生する。
ところが、図9に示したように機械圧縮比、吸気弁7の閉弁時期、スロットル開度等を制御すると、機関低負荷運転時には燃焼室5内に供給される吸入空気量は吸気弁7の閉弁時期によって制御されており、スロットル弁17によっては制御されない。このため、スロットル弁17は基本的に全開とされており、よってサージタンク12内には大きな負圧は発生しない。また、吸気弁7の閉弁時期が限界閉弁時期に達したときの機関負荷L2よりも負荷の低い領域では、上述したように吸気弁7の閉弁時期は限界閉弁時期に維持されると共にスロットル弁17によって燃焼室5内に供給される吸入空気量を制御するようにしている。しかしながら、斯かる領域においても、例えば、ブレーキブースタ20によって必要とされる負圧をサージタンク12内に発生させるほど十分にはスロットル弁17の開度は小さくされておらず、よってサージタンク12内には十分な負圧は発生しない。
したがって、図9に示したように機械圧縮比、吸気弁7の閉弁時期、スロットル開度等を制御すると、機関低負荷運転時にはサージタンク12内にブレーキブースタ20等を適切に作動させるのに十分な負圧を発生させることができない。したがって、ブレーキブースタ20等を適切に作動させるためには、特に機関低負荷運転時において、負圧を発生させるように制御を行うことが必要となる。そこで、本発明の実施形態では、後述するように、機関低負荷運転時においてもブレーキブースタ20を適切に作動させることができるようにサージタンク12内に負圧を発生させるべくスロットル開度等が制御される。
ここで、ブレーキブースタ20等の負圧を利用する装置では、常に一定以上の負圧を必要とするわけではない。例えば、ブレーキブースタ20を例にとると、ブレーキペダル21の踏込み操作をアシストしたことによってブレーキブースタ20内の圧力が一定値以上に上昇した場合、すなわちブレーキブースタ20内の負圧が一定値以下に低下した場合にのみ、ブレーキブースタ20内の負圧を回復すべくブレーキブースタ20内に負圧を供給することが必要となる。すなわち、ブレーキブースタ20等の負圧を利用する装置では、定常的に負圧を必要としているのではなく、間欠的に負圧を必要とすることになる。
そこで、本発明による実施形態では、ブレーキブースタ20から負圧要求があった場合にのみサージタンク12内に負圧が発生するようにしている。具体的には、ブレーキブースタ20等により負圧要求が生じた場合には、サージタンク12内に基準負圧(要求負圧)以上の負圧が発生するように、すなわちサージタンク12内の圧力が基準圧力(基準負圧に対応する圧力)以下になるように、スロットル開度が小さくされる。これにより、サージタンク12内の負圧が増大し、その結果、ブレーキブースタ20に負圧が供給される。
ただし、このようにスロットル開度を小さくするのみだと、燃焼室5内に供給される吸入空気量が減少してしまい、機関負荷に対応するだけの十分な機関出力を得ることができなくなってしまう。そこで、本発明による実施形態では、スロットル開度を小さくすると同時に、吸気弁7の閉弁時期を進角させるように、すなわち吸気下死点に近づくように移動させるようにしている。このように吸気弁7の閉弁時期を進角させることにより、燃焼室5内に供給される吸入空気量は増大し、よってスロットル開度を小さくすることによって減少した吸入空気を補うことができる。換言すると、本発明による実施形態では、機関負荷が一定である場合に、スロットル開度を小さくする前後で燃焼室5内に供給される吸入空気量が変化することのないように吸気弁7の閉弁時期を進角させるようにしている。
このようにスロットル開度及び吸気弁7の閉弁時期を制御することにより、ブレーキブースタ20等により負圧要求があったときに、燃焼室5内に供給される吸入空気量を機関負荷等に対応した適切な値としつつ、サージタンク12内に適切に負圧を発生させることができる。
ところで、このようにスロットル開度及び吸気弁7の閉弁時期を制御すると、ピストンが圧縮上死点に到達したときの燃焼室5内の混合気の温度、すなわち圧縮端温度が高くなる。このことについて、図10を参照して具体的に説明する。
図10(A)は、圧縮行程中における燃焼室5内の空気(又は混合気)の体積及び圧力の推移を示したPV線図であり、図10(B)は、圧縮行程中における燃焼室5内の空気の体積及び温度の推移を示した図である。図中の実線は、機関低負荷運転中に超高膨張比サイクルによって内燃機関の運転が行われている場合の関係を示している。一方、図中の破線は、機関低負荷運転中に、機関吸気通路内の負圧を増大すべく、超高膨張比サイクルによって内燃機関の運転が行われている場合よりもスロットル開度を小さくし且つ吸気弁7の閉弁時期を進角させて運転が行われている場合(以下、「負圧要求充足サイクル」と称す)の関係を示している。
図10(A)に実線で示した超高膨張比サイクル中に比べて破線で示した負圧要求充足サイクル中は圧縮作用開始点Aにおける燃焼室5内の空気の圧力が低いと共に燃焼室5内の空気の体積が小さい。このように圧縮作用開始点における燃焼室5内の空気の圧力が低いのは、負圧要求充足サイクル中においては、スロットル開度が小さいことによりサージタンク12内や吸気枝管11内の負圧が大きいことによる。一方、圧縮作用開始点における燃焼室5内の空気の体積が小さいのは、負圧要求充足サイクル中に吸気弁7の閉弁時期が進角されていることによる。
しかしながら、機械圧縮比が同一である場合には、圧縮作用終了点Bにおける燃焼室5内の空気の体積は図10(A)に示したように超高膨張比サイクル中と負荷要求充足サイクル中とで同一となる。また、上述したように、本実施形態ではスロットル開度を小さくする前後で燃焼室5内に供給される吸入空気量が変化することのないように吸気弁7の閉弁時期が制御されていることから、負荷要求充足サイクル中であっても燃焼室5内には超高膨張比サイクル中と同一量の空気が充填されているため、圧縮作用終了点Bにおける燃焼室5内の空気の圧力は図10(A)に示したように超高膨張比サイクル中と負荷要求充足サイクル中とでほぼ同一となる。
一方、図10(B)に示したように、圧縮作用開始点Aにおける燃焼室5内の空気の温度は超高膨張比サイクル中と負圧要求充足サイクル中とでほぼ等しい。しかしながら、負圧要求充足サイクル中は超高膨張比サイクル中に比べて圧縮作用を受ける期間が長いため、図10(B)に示したように負圧要求充足サイクル中の圧縮作用終了点Bにおける燃焼室5内の空気の温度、すなわち圧縮端温度は、超高膨張比サイクル中における圧縮端温度よりも高くなる。ここで超高膨張比サイクルではノッキングが発生しない範囲内でできるだけ圧縮端圧力や圧縮端温度が高くなるように制御が行われているため、その超高膨張比サイクル中よりも圧縮端温度が高くなるとノッキングが発生してしまう場合がある。
そこで、本発明の実施形態では、負圧要求充足サイクル中においても圧縮端温度が超高膨張比サイクル中と同程度になるように負圧要求充足サイクル中の機械圧縮比が低下せしめられる。例えば、図10に示した例では、負圧要求充足サイクル中における圧縮端温度が超高膨張比サイクル中における圧縮端温度T0とほぼ同じ温度となるように、ピストン4が圧縮上死点にあるときの容積(図示した例ではV0)が定められ、これに伴って機械圧縮比が定められる。
以上より、本発明の実施形態では、ブレーキブースタ等により負圧要求が生じた場合に、サージタンク内の負圧が基準負圧以上となるようにスロットル開度を小さくすると共にスロットル開度に応じて機関負荷に応じた量の吸入空気が燃焼室5内に供給されるように吸気弁7の閉弁時期を制御し、さらにスロットル開度及び吸気弁7の閉弁時期の変更の前後で圧縮端温度がほぼ等しくなるように機械圧縮比を制御する。
次に、図11を参照して負圧要求が生じたときの制御について説明する。図11は、負圧要求が生じた際のスロットル開度、サージタンク12内の負圧、吸気弁7の閉弁時期、吸入空気量、機械圧縮比の各変化を示している。
図11に示した例では、時刻t1において、例えばブレーキブースタ20から負圧要求が生じている。このように負圧要求が生じると、スロットル開度が低下せしめられると共に、スロットル開度の低下に伴ってサージタンク12内の負圧が増大する。また、スロットル開度の低下に伴って吸気弁7の閉弁時期が進角せしめられ、これにより吸入空気量は一定に維持される。さらに、スロットル開度の低下及び吸気弁7の閉弁時期の進角に伴って機械圧縮比が低下せしめられ、これにより圧縮端温度も一定に維持される。
その後、サージタンク12内の負圧が基準負圧に達すると(時刻t2)、スロットル開度、吸気弁7の閉弁時期及び機械圧縮比はそのまま維持される。これにより、サージタンク12内の負圧のみが高くなった状態で吸入空気量及び圧縮端温度は一定に維持される。この間、ブレーキブースタ12内の負圧が増大せしめられる。
そしてブレーキブースタ12内の負圧が十分高くなると、ブレーキブースタ12による負圧要求がなくなる(時刻t3)。このように負圧要求がなくなると、スロットル開度は増大せしめられ、吸気弁7の閉弁時期は遅角され、機械圧縮比は増大せしめられ、これらスロットル開度、吸気弁7の閉弁時期及び機械圧縮比は負圧要求が生じる前の状態まで戻される(時刻t4)。
なお、上述した実施形態では、負圧要求が生じた場合に常に一定の基準負圧までサージタンク12内の負圧が上昇するようにスロットル開度等を制御している。しかしながら、例えば、負圧を利用する装置毎に必要とする負圧の程度は異なる。したがって、負圧要求の発生している負圧を利用する装置毎にサージタンク12内の目標負圧を変更するようにしてもよい。また、同じ負圧を利用する装置であっても機関運転状態によって必要とする負圧の程度が異なることもあるため、各装置の必要とする負圧の程度に応じてサージタンク12内の目標負圧を変更するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、負圧要求が生じたときに圧縮端温度が一定になるように機械圧縮比を変更している。しかしながら、圧縮端温度が一定になるように機械圧縮比を制御した場合、図10からわかるように、超高膨張比サイクルから負圧要求充足サイクルへと変更したときにピストンが圧縮上死点にあるときの燃焼室5内の圧力(圧縮端圧力)が低下する(すなわち、燃焼室5内の容積がV0であるときの圧力は圧縮終了点Bにおける圧力よりも小さい)。したがって、負圧要求充足サイクル時に超高膨張比サイクル時よりも僅かに圧縮端温度が高くなるように機械圧縮比を制御しても、負圧要求充足サイクル中にはノッキングは発生しない。したがって、負圧要求充足サイクル中にノッキングが発生しないように機械圧縮比を制御していれば、超高膨張比サイクル中と負圧要求充足サイクル中とで圧縮端温度が一定になるように機械圧縮比を制御しなくてもよい。
図12は、負圧発生制御の制御ルーチンを示すフローチャートである。まず、ステップS10において、ブレーキブースタ20に設けられた負圧センサ22、サージタンク12内に設けられた圧力センサ23、負荷センサ41によってそれぞれブレーキブースタ20内のブースタ内負圧、サージタンク12内の吸気負圧、機関負荷が検出される。次いで、ステップS11において、負圧センサ22によって検出されたブースタ負圧が限界負圧よりも小さいか否かが判定される。ここで、限界負圧とは、それ以上ブレーキブースタ20内の負圧が低下するとブレーキブースタ20の倍力作用が十分に発揮できなくなるような負圧である。ステップS11において、ブースタ負圧が限界負圧以上であると判定された場合には制御ルーチンが終了せしめられる。
一方、ステップS11において、ブースタ負圧が限界負圧よりも小さいと判定された場合には、ステップS12へと進む。ステップS12では、圧力センサ23によって検出された吸気負圧が上記基準負圧よりも低いが否かが判定される。検出された吸気負圧が基準負圧以上であると判定された場合には制御ルーチンが終了せしめられる。一方、検出された吸気負圧が上記基準負圧よりも低いと判定された場合には、すなわち負圧要求が出された場合には、ステップS13へと進む。
ステップS13では、例えば図13(A)に示したようなマップを用いて目標スロットル開度TOが算出される。すなわち、サージタンク12内の負圧を基準負圧以上にするのに必要なスロットル開度が機関負荷L及び機関回転数Nの関数として図13(A)に示すようなマップの形で予めROM32内に記憶されており、このマップから目標スロットル開度TOが算出される。
次いで、ステップS14では、例えば図13(B)に示したようなマップを用いて吸気弁7の目標閉弁時期ICが算出される。すなわち、燃焼室5内に供給される吸入空気量を機関負荷に応じた量とするのに必要な吸気弁7の目標閉弁時期ICが機関負荷L及び目標スロットル開度TOの関数として図13(B)に示すようなマップの形で予めROM32内に記憶されており、このマップから吸気弁7の目標閉弁時期ICが算出される。ステップS15では、例えば図13(C)に示したようなマップを用いて目標機械圧縮比CRが算出される。すなわち、圧縮端温度を一定にするのに必要な機械圧縮比CRが機関負荷L及び吸気弁7の閉弁時期ICの関数として図13(C)に示すようなマップの形で予めROM32内に記憶されており、このマップから目標機械圧縮比CRが算出される。
次いでステップS16では、機械圧縮比が目標機械圧縮比CRとなるように可変圧縮比機構Aが制御され、吸気弁7の閉弁時期が目標閉弁時期ICとなるように可変バルブタイミング機構Bが制御され、スロットル開度が目標スロットル開度TOとなるようにスロットル弁17が制御される。
火花点火式内燃機関の全体図である。 可変圧縮比機構の分解斜視図である。 図解的に表した内燃機関の側面断面図である。 可変バルブタイミング機構を示す図である。 吸気弁及び排気弁のリフト量を示す図である。 機械圧縮比、実圧縮比及び膨張比を説明するための図である。 理論熱効率と膨張比との関係を示す図である。 通常のサイクル及び超高膨張比サイクルを説明するための図である。 機関負荷に応じた機械圧縮比等の変化を示す図である。 スロットル開度及び吸気弁の閉弁時期と圧縮端温度との関係を説明するための図である。 負圧要求が生じた際のスロットル開度等の変化を示す図である。 負圧発生制御の制御ルーチンを示すフローチャートである。 目標スロットル開度等を示す図である。
符号の説明
1 クランクケース
2 シリンダブロック
3 シリンダヘッド
4 ピストン
5 燃焼室
7 吸気弁
70 吸気弁駆動用カムシャフト
A 可変圧縮比機構
B 可変バルブタイミング機構

Claims (10)

  1. 吸気弁の閉弁時期を制御可能な可変バルブタイミング機構と機械圧縮比を変更可能な可変圧縮比機構とを具備し、
    機関吸気通路内の負圧が要求負圧よりも小さい場合には、該機関吸気通路内の負圧が要求負圧以上となるようにスロットル弁の開度を小さくすると共に該スロットル弁の開度に応じて機関負荷に応じた量の吸入空気が燃焼室内に供給されるように吸気弁の閉弁時期を吸気下死点に近づく方向に移動させ、且つ機械圧縮比を小さくして圧縮端圧力を下げるようにした、火花点火式内燃機関。
  2. 上記スロットル弁の開度を小さくすることによって機関吸気通路内の負圧が要求負圧以上となった場合における機械圧縮比は機関吸気通路内の負圧が要求負圧よりも小さい場合よりも小さくされる、請求項に記載の火花点火式内燃機関。
  3. 上記スロットル弁の開度を小さくすることによって機関吸気通路内の負圧が要求負圧以上となった場合における機械圧縮比は、圧縮端温度が吸気通路内の負圧が要求負圧よりも小さい場合における圧縮端温度とほぼ同じになるように設定される、請求項に記載の火花点火式内燃機関。
  4. 機関吸気通路内の負圧が要求負圧以上である場合、機関低負荷運転時には膨張比が20以上とされる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の火花点火式内燃機関。
  5. 機関低負荷運転時における実圧縮比が機関中高負荷運転時とほぼ同じ圧縮比とされる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の火花点火式内燃機関。
  6. 吸気通路内の負圧が要求負圧以上である場合、吸気弁の閉弁時期は、機関負荷が低くなるにつれて、燃焼室内に供給される吸入空気量を制御しうる限界閉弁時期まで吸気下死点から離れる方向に移動せしめられる、請求項1〜のいずれか1項に記載の火花点火式内燃機関。
  7. 吸気弁の閉弁時期が上記限界閉弁時期に達したときの機関負荷よりも負荷の高い領域では燃焼室内に供給される吸入空気量がスロットル弁によらずに吸気弁の閉弁時期を変えることによって制御される、請求項に記載の火花点火式内燃機関。
  8. 吸気弁の閉弁時期が上記限界閉弁時期に達したときの機関負荷よりも負荷の高い領域では上記スロットル弁が全開状態に保持される、請求項に記載の火花点火式内燃機関。
  9. 吸気弁の閉弁時期が上記限界閉弁時期に達したときの機関負荷よりも負荷の低い領域では上記スロットル弁によって燃焼室内に供給される吸入空気量が制御される、請求項に記載の火花点火式内燃機関。
  10. 機関吸気通路内の負圧が要求負圧以上である場合、機関低負荷運転時には機械圧縮比が最大機械圧縮比とされる、請求項1〜9のいずれか1項に記載の火花点火式内燃機関。
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