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JP4814712B2 - 車両用スイッチシステム - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の車両に備えられ、該車両のエンジンを起動停止するか、又は、前記車両の自動変速機のシフトレンジを設定するための車両用スイッチシステムに関する。
近年、オートマチック自動車等の車両には、複数の前進(D,3,2,L)レンジ、後進(R)レンジ、パーキング(P)レンジやニュートラル(N)レンジ等の各シフトレンジの自動変速機における切り換えを、従来のメカニカルな機構に代えて電気的に行うようにした所謂バイワイヤ式のシフト装置が設けられている。このようなシフト装置は、複数のシフト位置に切り換え可能であって、且つ手動操作可能なシフト部材を備えている。
また、前記車両には、前記シフト装置と連携し、前記シフト部材のシフト位置に応じて前記シフト装置から出力された電気信号に基づき前記自動変速機における各シフトレンジの設定(切り換え)を電気的に制御する車両用スイッチシステムが設けられている。
一方、前記車両のエンジンの起動及び停止は、従来、イグニッションスイッチ(スタートスイッチ)にキーを差し込んで回転操作することで行われていた。しかし、近年では、こうしたメカニカルな機構に代えて押圧操作式のパワースイッチ(エンジン起動停止スイッチ)による電気的な操作が提案されており、このパワースイッチは、前記した車両用スイッチシステムに取り込まれている。
このような車両用スイッチシステムでは、前記パワースイッチは、シフト装置の近傍に設けられ、車両のエンジンの起動及び停止、シフトレンジの切り換えがまとまった配置領域内にてコンパクト且つ簡単に行える(特許文献1参照)。また、パワースイッチへの押圧操作のみで、エンジンの起動と停止が行え、キーの差し込み及び回転操作による煩わしさから解放される等の利便性の向上が達成される。
特開2006−159948号公報、図3等
しかしながら、このような車両用スイッチシステムでは、車両をパーキングロック状態とする(自動変速機をパーキングレンジに切り換える)パーキング操作は、シフト装置で行わねばならない。このため、例えば、パーキング操作とエンジンの停止とを組み合わせて連続して行う場合などにおいて、操作内容が煩雑化する場面が存在する。一例として、車両を停車させた後、エンジンを作動させたままの状態で、車両をパーキングロック状態とし、その後さらにエンジンを停止させるという一連の連続した操作をする場面が挙げられる。このような場合、まず、シフト装置(シフトレバー装置)のシフト部材(シフトレバー)を移動操作(回動操作)して当該シフト部材を一度パーキングのシフト位置に入れた後、さらにパワースイッチを押圧操作してエンジンを停止しなければならない。即ち、この場合は、シフト装置とパワースイッチの2つの操作系を個別に操作することが必要であり、しかも、操作の方法も、シフト部材の移動操作とパワースイッチの押圧操作という全く種類の異なる2つの操作が必要となる。こうした煩瑣な操作は、運転者にとり負担が大きく、思わぬ誤操作の原因となり、事故や車両の故障にも発展しかねない。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、例えば、車両のエンジンの停止とパーキングロック操作とを一連の連続した操作で行う場合等において、当該操作内容を簡略化して運転者の負担を軽減できる車両用スイッチシステムを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、パーキングレンジを含む複数種のシフトレンジが任意に設定可能とされる自動変速機と、該自動変速機をパーキングレンジに切り換えるパーキングアクチュエータと、を備えた車両に設置され、前記車両のエンジンが起動するオン状態と当該エンジンが停止するオフ状態とを設定可能としたエンジン起動停止スイッチと、前記自動変速機をパーキングレンジに切り換えるべく前記パーキングアクチュエータにパーキング信号を送信する車両コントロール部と、を備えた車両用スイッチシステムにおいて、前記車両がエンジンを作動させたまま停車した状態において、前記エンジン起動停止スイッチが所定の時間内で操作されると、前記エンジンが作動状態を維持しつつ、前記車両コントロール部から前記パーキングアクチュエータに前記パーキング信号が送信されて前記自動変速機がパーキングレンジに切り換えられるようにし、前記自動変速機がパーキングレンジに入った状態、且つ、前記エンジンが作動状態である場合において、前記エンジン起動停止スイッチの操作により、その操作時間に拘わらず直ちに前記エンジンが停止するようにしたこと、を要旨とする。
上記請求項1の構成によれば、車両がエンジンを作動させたまま停車した状態において、そのエンジンの作動状態を維持しつつ、且つ当該車両がパーキングロックされた状態とする操作と、さらにその状態からエンジンを停止する操作とを、単一のエンジン起動停止スイッチに対する同種の操作のみで行うことができる。
また、車両の自動変速機がパーキングレンジに入った状態、且つ、当該車両のエンジンが作動状態である場合において、エンジン起動停止スイッチの操作時間に拘わらず直ちにエンジンを停止させることができ、前記した場合におけるエンジン停止の操作を簡単化することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用スイッチシステムにおいて、前記エンジン起動停止スイッチが、押圧操作自在に構成され、該押圧操作によって、エンジンが起動するオン状態とエンジンが停止するオフ状態とを設定可能としていること、を要旨とする。
上記請求項2の構成によれば、車両がエンジンを作動させたまま停車した状態において、そのエンジンの作動状態が維持され、且つ当該車両がパーキングロックされた状態とする操作と、さらにその状態からエンジンを停止する操作とを、単一のエンジン起動停止スイッチに対する押圧操作というシンプル且つ容易な操作のみで行うことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の車両用スイッチシステムにおいて、前記車両がエンジンを作動させたまま停車した状態において、前記エンジン起動停止スイッチが所定の時間内で操作されると、前記エンジンの作動状態が維持される一方、前記車両コントロール部から前記パーキングアクチュエータに前記パーキング信号が送信されて前記自動変速機がパーキングレンジに切り換えられるようにされ、さらに当該所定の時間を超えて前記エンジン起動停止スイッチが操作されると、前記自動変速機がパーキングレンジに入った状態を維持しながら、前記エンジンが停止するようにしたこと、を要旨とする。
上記請求項3の構成によれば、車両がエンジンを作動させたまま停車した状態から、そのエンジンの作動状態を維持しつつ、且つ当該車両をパーキングロック状態とする操作と、さらにその状態からエンジンを停止する操作とを、エンジン起動停止スイッチに対する操作時間を延長していくこと(操作時間を変えること)のみで行うことができる。
本発明の車両用スイッチシステムによれば、車両のエンジンの停止とパーキングロック操作とを一連に連続して行う場合において、当該操作内容を簡単化して運転者の負担を軽減できるようになる。
以下、本発明を具体化した実施形態について図面に従って説明する。本実施形態の車両用スイッチシステム1は、図1に示すように、パーキングレンジを含む複数種のシフトレンジが任意に設定可能とされる自動変速機5と、該自動変速機5をパーキングレンジに切り換えるパーキングアクチュエータ6とを備えたオートマチック自動車(以下、単に「車両」という。)に設けられるものである。
該車両は、当該車両の動力を生成するエンジン7と、該エンジン7に対して制御信号を送信可能に接続されたエンジンコントロールコンピュータ(エンジンコントロール部)8と、前記自動変速機5に対して変速比が変更されるように作動連結されたドライブシャフト4と、該ドライブシャフト4に対して、エンジン7からの動力が伝達されるように作動連結されたタイヤ3とを備えている。さらに、前記車両は、その制動時に運転者が脚踏(手動)で操作するフットブレーキ9(図2(a)参照)と、該フットブレーキ9に作動連結され、運転者の脚踏による押圧力を油圧力に変換するマスターシリンダ9aと、該マスターシリンダ9aに作動連結され、前記油圧力によりタイヤ3に制動力を与えるブレーキシリンダ9bとを備えている。尚、エンジン7は、そこで生成された動力が自動変速機5で選択されたシフトレンジに対応した変速比でドライブシャフト4を介してタイヤ3に伝達されるように当該自動変速機5に作動連結されている。
前記車両用スイッチシステム1は、運転者によって手動で操作されるパワースイッチ(エンジン起動停止スイッチ)11と、該パワースイッチ11からの接点信号を処理すべく電気的に接続されたスイッチコントロールコンピュータ12と、該スイッチコントロールコンピュータ12からの制御信号を受信すべく電気的に接続された車両コントロールコンピュータ(車両コントロール部)13とを備えている。また、この車両用スイッチシステム1は、車両コントロールコンピュータ13が、パーキングアクチュエータ6に対してパーキング信号(制御信号)を送受信可能に接続されている。そして、パーキングアクチュエータ6が、パワースイッチ11からの接点信号に応じて、車両コントロールコンピュータ13から送信されたパーキング信号を受信すると、パーキングアクチュエータ6によって自動変速機5がパーキングレンジに切り換えられるとともに、車両がパーキングロック状態となる。また、この車両用スイッチシステム1は、車両コントロールコンピュータ13が、エンジンコントロールコンピュータ8に対してエンジン起動信号又は停止信号(制御信号)を送受信可能に接続されている。そして、エンジンコントロールコンピュータ8が、パワースイッチ11からの接点信号に応じて、車両コントロールコンピュータ13からエンジン起動信号又は停止信号を受信すると、該信号に応じてエンジンコントロールコンピュータ8によってエンジン7が制御され、起動又は停止する。
前記パワースイッチ11は、図2(a)に示すように、前記車両のインストルメントパネル面100(以下、インパネ面100という。)の略中央部に配置されているとともに、図2(a)及び図2(b)に示すように、車両のシフトレバー装置2の上方近傍部位に配置されている。該シフトレバー装置2は、シフトレバー21と、該シフトレバー21の先端部に装着された操作ノブ22とを備えている。さらに、このシフトレバー装置2は、図2(b)に示すように、シフトレバー21のシフト方向及びセレクト方向にそれぞれ辺々を沿わせる矩形状のシフト位置表示面2aを備えている。該シフト位置表示面2aには、シフトレバー21が遊挿される「h字」形のシフトパターン(ゲートパターン)21aが形成されている。このシフト位置表示面2a上、且つ前記シフトパターン21aの近傍には、シフトレバー21の各シフト位置に対応して、「R(リバース)」、「N(ニュートラル)」、「D(ドライブ)」、「P(パーキング)」、及び「B(回生ブレーキ)」の表示がされている。そして、前記シフトレバー21は、シフトパターン21aに沿って案内され、「R」、「N」、「D」、「P」、及び「B」の各シフト位置に位置し得るように構成されている。尚、図2(a)及び図2(b)に示すシフトレバー装置2は、所謂モーメンタリー(自己復帰)機構に構成されており、シフトレバー21を各シフト位置に位置させた場合にのみ自動変速機5が各シフトレンジに設定されるとともに、放せば、同図に示すように、中立位置(「B」のシフト位置の直上の位置)に復帰するようになっている。
また、前記パワースイッチ11は、押圧操作自在且つ当該インパネ面100に対して出没自在とされており、該押圧操作によって、エンジン7が起動するオン状態と当該エンジン7が停止するオフ状態とを設定可能とされている。詳しくは、車両のエンジン7が停止した状態において、デフォルト(初期)の状態から運転者が最初にパワースイッチ11を押圧操作すると、該パワースイッチ11がオン状態となるとともに、車両のエンジン7が起動する。一方、このパワースイッチ11のオン状態から更にパワースイッチ11を押圧操作すると、該パワースイッチ11がオフ状態となるとともに、車両のエンジン7が停止する。尚、このパワースイッチ11は、パーキングポジションスイッチとしても機能し、前記した押圧操作によって、自動変速機5がパーキングレンジ(「P」レンジ)に入る(切り換わる)状態を設定可能とされている。
本実施形態の車両用スイッチシステム1は、以下のような動作を行う点に特徴を有する。即ち、車両がエンジン7を作動させたまま停車した状態において、パワースイッチ11が所定の時間内で操作されると、エンジン7が作動状態を維持しつつ、車両コントロールコンピュータ13からパーキングアクチュエータ6にパーキング信号が送信されて自動変速機5がパーキングレンジに切り換えられる。具体的には、車両がエンジン7を作動させたまま停車した状態において、パワースイッチ11が2秒以内で操作されると、エンジン7が作動状態を維持しつつ、車両コントロールコンピュータ13からパーキングアクチュエータ6にパーキング信号が送信されて自動変速機5がパーキングレンジに切り換えられるとともに、車両がパーキングロック状態となる。尚、この場合、パワースイッチ11の操作前の自動変速機5のシフトレンジ(シフトレバー21のシフト位置)は、「R」、「N」、「D」のいずれでも構わない。
尚、本実施形態においては、車両がエンジン7を作動させたまま停車した状態において、パワースイッチ11が2秒(所定の時間)内で操作されると、前述したように、エンジン7が作動状態が維持される一方、車両コントロールコンピュータ13からパーキングアクチュエータ6にパーキング信号が送信されて自動変速機5がパーキングレンジに切り換えられる。さらに当該2秒(所定の時間)を超えてパワースイッチ11が操作されると、自動変速機5がパーキングレンジに入った状態を維持するとともに、エンジン7が停止するように構成されている。
また、本実施形態では、自動変速機5がパーキングレンジに入った状態、且つ、エンジン7が作動状態である場合においては、パワースイッチ11の操作により、その操作時間に拘わらず直ちにエンジン7が停止するようにされている。
本実施形態では、パワースイッチ11の操作時間の判断は、スイッチコントロールコンピュータ12(に格納されたプログラム)(図1参照)において行われる。そして、当該操作時間が2秒(所定の時間)内の場合には、スイッチコントロールコンピュータ12から、車両コントロールコンピュータ13に第1の制御信号が送信され、該第1の制御信号に基づいて車両コントロールコンピュータ13からパーキングアクチュエータ6にパーキング信号が送信されて自動変速機5がパーキングレンジに設定される。一方、当該操作時間が2秒(所定の時間)を超えると、車両コントロールコンピュータ13に第2の制御信号が送信され、該第2の制御信号に基づいて車両コントロールコンピュータ13からエンジンコントロールコンピュータ8にエンジン停止信号が送信されてエンジン7が停止状態となる。ここで、このように操作時間が2秒を超えた場合でも、自動変速機5がパーキングレンジに入った状態は維持される。
また、本実施形態では、エンジン7が作動しているか、或いは、停止しているかについての判断、及び、自動変速機5がパーキングレンジに設定されているか、或いは、それ以外のシフトレンジに設定されているかについての判断は、それぞれの状態に応じて、車両コントロールコンピュータ13(図1参照)において行われる。詳しくは、パーキングアクチュエータ6又はエンジンコントロールコンピュータ8から送信される電気信号に基づいて車両コントロールコンピュータ13において行われる。そして、これにより、自動変速機5がパーキングレンジに入った状態であり、且つ、エンジン7が作動状態であることが車両コントロールコンピュータ13において判断(認知)された場合には、パワースイッチ11を押圧操作すると、その操作時間に拘わらず、車両コントロールコンピュータ13からエンジンコントロールコンピュータ8にエンジン停止信号が送信される。これにより、エンジンコントロールコンピュータ8によってエンジン7が制御され、直ちにエンジン7が停止するようになっている。
上述した操作内容を下表1に纏めて示す。
Figure 0004814712
また、上述した操作において、車両がエンジン7を作動させたまま停車した状態において、自動変速機5がパーキングレンジ(車両のパーキングロック)に入った状態を解除するには、従来とおり、フットブレーキ9(図2(a)参照)を踏んだ状態でシフトレバー21を「R」、「N」、「D」のいずれかに位置させればよい。
尚、本実施形態の車両用スイッチシステム1では、上述した操作以外の操作である電源切換の操作、及び、エンジン7の起動と車両の発進の操作については、従来と同様である。即ち、電源切換の操作では、フットブレーキ9を踏むことなく、パワースイッチ11を押圧操作すると、当該操作に応じて、(1)電源オフ⇒(2)Acc(アクセサリー電源)オン⇒(3)IG(イグニッション電源)オン⇒(1)電源オフ、と順次切り替わるようになっている。また、エンジン7の起動と車両の発進の操作では、フットブレーキ9を踏んだ状態でパワースイッチ11を2秒(所定時間)以上押圧操作すると、エンジン7が起動する。また、その状態から車両を発進させるには、フットブレーキ9を踏んだ状態でシフトレバー21を「R」又は「D」に位置させればよい。この場合、上述したパーキングレンジ(パーキングロック)の状態は自動で解除される。また、車両が走行中においては、パワースイッチ11をどのように操作しても、車両コントロールコンピュータ13からパーキングアクチュエータ6又はエンジンコントロールコンピュータ8へは、何らの制御信号も送信されず、車両においては、パワースイッチ11の操作前の状態が維持されるように構成されている。
本実施形態の車両用スイッチシステム1によれば、以下のような作用・効果を得ることができる。
(1)本実施形態によれば、車両がエンジン7を作動させたまま停車した状態において、パワースイッチ11が2秒(所定の時間)内で操作されると、エンジン7が作動状態を維持しつつ、車両コントロールコンピュータ13からパーキングアクチュエータ6にパーキング信号が送信されて自動変速機5がパーキングレンジに切り換えられるように構成されている。このため、車両がエンジン7を作動させたまま停車した状態において、該エンジン7を作動状態を維持し、且つ、当該車両をパーキングロック状態とする操作と、さらにその状態からエンジン7を停止する操作とを、単一のパワースイッチ11に対する同種の操作のみで行うことができる。これにより、運転者の負担を軽減し、車両の安全性を確保することができる。
(2)本実施形態によれば、パワースイッチ11が、押圧操作自在に構成され、該押圧操作によって、エンジン7が起動するオン状態とエンジン7が停止するオフ状態との設定と、自動変速機5がパーキングレンジに入る設定が可能とされている。このため、車両がエンジンを作動させたまま停車した状態において、そのエンジン7が作動状態を維持しながら、且つ当該車両をパーキングロック状態とする操作と、さらに、その状態からエンジン7を停止する操作とを、単一のパワースイッチ11に対する押圧操作というシンプル且つ容易な操作のみで行うことができる。これにより、運転者の負担がさらに軽減される。
(3)本実施形態によれば、車両がエンジン7を作動させたまま停車した状態において、パワースイッチ11が2秒(所定の時間)内で操作されると、エンジン7が作動状態を維持しつつ、車両コントロールコンピュータ13からパーキングアクチュエータ6にパーキング信号が送信されて自動変速機5がパーキングレンジに切り換えられる。さらに当該2秒を超えてパワースイッチ11が操作されると、自動変速機5がパーキングレンジに入った状態を維持するとともに、車両コントロールコンピュータ13からエンジンコントロールコンピュータ8にエンジン停止信号が送信され、これによりエンジン7が停止するように構成されている。これにより、車両がエンジン7を作動させたまま停車した状態から、そのエンジン7の作動状態を維持しつつ、且つ当該車両がパーキングロックされた状態とする操作と、さらにその状態からエンジン7を停止する操作とを、パワースイッチ11に対する操作時間を延長していくこと(操作時間を変えること)のみで行うことができる。これにより、運転者の負担がさらに軽減される。
(4)本実施形態によれば、自動変速機5がパーキングレンジに入った状態(車両がパーキングロックされた状態)、且つ、車両のエンジン7が作動状態である場合において、パワースイッチ11の操作により、その操作時間に拘わらず直ちにエンジン7が停止するようにされている。このため、自動変速機5がパーキングレンジに入った状態、且つ、当該車両のエンジン7が作動状態である場合において、パワースイッチ11の操作時間に拘わらず直ちにエンジン7を停止させることができ、前記の場合におけるエンジン7の停止操作を簡単化することができる。これにより、運転者の負担がさらに軽減される。
(5)パワースイッチ11が、押圧操作自在に構成され、該押圧操作によって、エンジン7が起動するオン状態とエンジン7が停止するオフ状態との設定と、自動変速機5がパーキングレンジに入る設定が可能とされている。即ち、一のスイッチにおいて、操作時間を変えることによってパワースイッチとパーキングポジションスイッチの機能が分担されるようにしている。このため、その操作性が損われることがなく、車両のスイッチ系統の合理化が図れるとともに、シフト装置からパーキングレンジに切り換える機能を省略でき、シフト装置の簡素化が図れるようになる。また、このように同一のスイッチで両機能を共用できるようにしても、パワースイッチとパーキングポジションスイッチとは、いずれも車両(のエンジン)を停止(停車)させるものとして機能上の共通点があるので、運転者を混乱させる虞が少ない。また、本実施形態のパワースイッチ11は、車両が停車した状態に限って使用可能であるので、シフトレンジを「P」に切り換えようとして、誤って操作してエンジン7をオフ状態としても、車両が走行状態から急停止する危険性がない。
尚、上記実施形態は以下のように変形してもよい。
・本実施形態では、車両がエンジン7を作動させたまま停車した状態において、パワースイッチ11が2秒(所定の時間)内で操作されると、エンジン7が作動状態を維持しつつ、車両コントロールコンピュータ13からパーキングアクチュエータ6にパーキング信号が送信されて自動変速機5がパーキングレンジに切り換えられる。さらに2秒を超えてパワースイッチ11が操作されると、自動変速機5がパーキングレンジに入った状態を維持するとともに、エンジン7が停止するようにした。しかし、これに限られず、パワースイッチ11の操作が、エンジン7の起動及び停止と、自動変速機5のパーキングレンジへの設定(切り換え)とを兼ねるものであればよい。例えば、上記2秒を超えてパワースイッチ11が操作されないでも、当該2秒の時間内で再びパワースイッチ11を操作すれば、エンジン7が停止するように構成することもできる。このように、パワースイッチ11(パーキングポジションスイッチ)の操作が、エンジン7の起動及び停止と、自動変速機5のパーキングレンジへの設定とを兼ねるものでありさえすればよい。これによれば、例えば、車両をエンジン7を作動させたまま停車させた後、そのエンジン7が作動したままの状態で、車両をパーキングロック状態とし、その後、さらにそのパーキングロック状態のままエンジン7を停止させるという一連の連続した操作を、単一のパワースイッチ11に対する同種の操作(押圧操作)のみで行うことができる。
・上記実施形態では、車両用スイッチシステム1にスイッチコントロールコンピュータ12を設け、これによりパワースイッチ11の操作時間の判断を行わせたが、このスイッチコントロールコンピュータ12は必ずしも必要ではなく、当該判断を車両コントロールコンピュータ13に行わせることも可能である。
・上記実施形態では、パワースイッチ11に対する所定の時間(操作時間)を2秒としたが、これに限られず、それより短い1秒や、3秒以上とすることも勿論可能である。さらに、前記した実施形態および変形例より把握できる技術的思想について以下に記載する。
・請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の車両用スイッチシステムにおいて、前記エンジン起動停止スイッチが、前記車両のシフト位置を切り換えるシフト装置の上方近傍部位に配置されている車両用スイッチシステム。この構成によれば、車両のエンジンの起動及び停止、シフト位置の切り換えがまとまった配置領域内にてコンパクト且つ簡単に行えるとともに、エンジン起動停止スイッチとシフト装置の視認性が向上して安全性がさらに高められる。
本発明の実施の形態にかかる車両用スイッチシステムが含まれるオートマチック自動車(車両)用制御システムのブロック図。 (a)は、本発明の実施の形態にかかる車両用スイッチシステムが、オートマチック自動車に設けられた状態を示す斜視図、(b)は、同車両用スイッチシステムのパワースイッチと、車両のシフト装置の配置状態を示す平面図。
符号の説明
1…車両用スイッチシステム、5…自動変速機、6…パーキングアクチュエータ、7…エンジン、11…パワースイッチ(エンジン起動停止スイッチ)、13…車両コントロールコンピュータ(車両コントロール部)。

Claims (3)

  1. パーキングレンジを含む複数種のシフトレンジが任意に設定可能とされる自動変速機と、該自動変速機をパーキングレンジに切り換えるパーキングアクチュエータと、を備えた車両に設置され、
    前記車両のエンジンが起動するオン状態と当該エンジンが停止するオフ状態とを設定可能としたエンジン起動停止スイッチと、前記自動変速機をパーキングレンジに切り換えるべく前記パーキングアクチュエータにパーキング信号を送信する車両コントロール部と、を備えた車両用スイッチシステムにおいて、
    前記車両がエンジンを作動させたまま停車した状態において、前記エンジン起動停止スイッチが所定の時間内で操作されると、前記エンジンが作動状態を維持しつつ、前記車両コントロール部から前記パーキングアクチュエータに前記パーキング信号が送信されて前記自動変速機がパーキングレンジに切り換えられるようにし
    前記自動変速機がパーキングレンジに入った状態、且つ、前記エンジンが作動状態である場合において、前記エンジン起動停止スイッチの操作により、その操作時間に拘わらず直ちに前記エンジンが停止するようにしたことを特徴とする車両用スイッチシステム。
  2. 請求項1に記載の車両用スイッチシステムにおいて、
    前記エンジン起動停止スイッチが、押圧操作自在に構成され、該押圧操作によって、前記エンジンが起動するオン状態と当該エンジンが停止するオフ状態とを設定可能としている車両用スイッチシステム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車両用スイッチシステムにおいて、
    前記車両がエンジンを作動させたまま停車した状態において、前記エンジン起動停止スイッチが所定の時間内で操作されると、前記エンジンの作動状態が維持される一方、前記車両コントロール部から前記パーキングアクチュエータに前記パーキング信号が送信されて前記自動変速機がパーキングレンジに切り換えられるようにされ、さらに当該所定の時間を超えて前記エンジン起動停止スイッチが操作されると、前記自動変速機がパーキングレンジに入った状態を維持しながら、前記エンジンが停止するようにした車両用スイッチシステム。
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