JP4797293B2 - 屋根トラス、及びその組立方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、鋼材を使用した屋根トラス、及びその組立方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
鋼材を使用した屋根トラスは、最近になって木造住宅にも適用されはじめている。この屋根トラスは、施工者が鋼材の加工に慣れていない場合もあるため、工場においてパネル化したトラスとして供給されるのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、屋根トラスのスパンが大きい場合、汎用的なトラックでは積み込みができない場合があり、このため、屋根トラス輸送のために大型トラックを使用しなければならない場合や、道路が狭くて大型トラックが使えない場合などがあり、このような場合は、建築現場において組立てを行わざるを得ないなど、いずれにしても施工コストの増嵩を招く要因となっていた。
【0004】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、屋根トラスをスパンの長手方向に複数に分割し、現場において簡単に組立てることができるように構成することにより、輸送及び施工が容易でコストを低減できる屋根トラス、及びその組立方法を提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る屋根トラスは、鋼材で構成した屋根トラスであって、該屋根トラスをスパンの長手方向に複数に分割した分割トラスと、該複数の分割トラスの上弦材又は下弦材に設けられ、隣接する上弦材又は下弦材を結合するガセットプレートと、前記複数の分割トラスの下弦材又は上弦材を結合する連結部材とを備え、前記ガセットプレートは、上縁部が前記上弦材の傾斜角度に対応した角度で傾斜して形成されて前記上弦材が接合される板状で幅広の取付部と、該取付部の一端をほぼ直角に折曲げた幅狭の接合部とによりほぼL字状に形成され、さらに前記取付部の背面側に前記上弦材が該取付部の上縁部に沿って配設されたものである。
【0008】
また、本発明に係る屋根トラスは、前記連結部材を、内のり寸法が下弦材又は上弦材の鉛直方向の辺とほぼ等しい鉛直方向の辺と、該辺の両端部に直交して設けられた2辺とにより断面ほぼコ字状に形成され、かつ長手方向に沿って複数個のボルト挿通穴を設けて構成したものである。
【0009】
本発明に係る屋根トラスの組立方法は、上記の屋根トラスの組立方法であって、複数の分割トラスを台座等の上に立てた状態で載置してその自由端を当接する工程と、これら分割トラスの下弦材又は上弦材の自由端を連結部材で一体に結合する工程と、隣接する前記分割トラスの上弦材又は下弦材に設けたガセットプレートを接合する工程とを有するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]
図1は本発明の実施の形態1に係る屋根トラスの基本的説明図である。図1(a)において、1はフインクトラス形式の屋根トラスで、本実施の形態においては、図1(b)に示すように、この屋根トラス1を中央O−Oで2部分1a,1bに分割(以下、分割トラスという)して建築現場に輸送し、図1(c)に示すように、建築現場においてこの分割トラス1a,1bの上弦材2a,2b(以下の説明では、上弦材を単に2と記すことがある)の頂部をガセットプレート10で、また下弦材3a,3b(以下の説明では下弦材を単に3と記すことがある)を連結部材20で、それぞれ接合して一体化し、屋根トラス1を構成するようにしたものである。なお、4,5は上弦材2と下弦材3との間に接合された斜材である。以下、図2〜図5により本実施の形態の構成を詳細に説明する。
【0011】
図2は本実施の形態に係る分割トラス1a,1bの斜視図、図3はその頂部近傍の背面を示す斜視図である。なお、図2には、上弦材2と下弦材3及び両者の間に設けられた斜材4,5を接合するためのガセットプレートは省略してある。
【0012】
10a,10bは分割トラス1a,1bの頂部にそれぞれ設けられた左右一対のガセットプレート(以下、単に10と記すことがある)で、図4に示すように、鋼板の一端を直角に折り曲げて平面ほぼL字状に形成した接合部11と平板状の取付部12とからなり、両接合部11の対応する位置にはそれぞれボルト挿通穴13が設けられている。なお、取付部12の上縁部は、上弦材2の傾斜角度に対応した角度で傾斜して形成されている。
そして、取付部12の背面側には、例えばリップ溝形鋼からなる上弦材2a,2bがその上フランジを取付部12の上縁部に沿って配設され、また、その下部には、例えばリップ溝形鋼からなる斜材4が所定の角度で配設されて、それぞれウェブがスポット溶接、ねじ止め、ビス止め等の手段により取付部12に固定されている。
【0013】
また、下弦材3a,3bは、図5に示すように、例えばリップ溝形鋼からなり、それぞれ一端が上弦材2a,2bに固定され、他端(自由端)がガセットプレート10a,10bの接合部11のほぼ直下に位置する長さに選ばれていて、そのウェブの自由端側にはそれぞれ長手方向に沿って複数(少なくとも1個)のボルト挿通穴6が設けられている。
20は分割トラス1a,1bの下弦材3a,3bを結合するための連結部材で、例えば溝形鋼からなり、その内のり寸法が下弦材3a,3bの外形寸法とほぼ等しく選ばれている。21は両分割トラス1a,1bを組立てたときに、下弦材3a,3bのボルト挿通穴6に対応した位置において、ウェブの長手方向に沿って設けた複数個(少なくとも2個)のボルト挿通穴である。
【0014】
次に上記のように構成した分割トラス1a,1bの組立て手順について説明する。工場等で組み込まれた多数の分割トラス1a,1bは、汎用的なトラック等に積み込まれて建築現場に輸送される。そして、建築現場では、図6に示すように、上弦材2a,2bの軒先部が地面等に接しないように複数の台座30等を使用し、この台座30等の上に左右の分割トラス1a,1bを、ガセットプレート10a,10bの接合部11を対向させて立てた状態で載置し、治具等を用いて保持する。ついで、分割トラス1a,1bの両者又はいずれか一方を前進させて、ガセットプレート10a,10bの接合部11及び下弦材3a,3bの自由端を当接させる。なお、分割トラス1a,1bを台座30等の上に載置するときに、ガセットプレート10a,10bの接合部11及び下弦材3a,3bの自由端を当接させるようにしてもよい。
【0015】
次に、図7に示すように、両下弦材3a,3bの当接部にウェブ側から連結部材20を嵌合し、両分割トラス1a,1bの上下方向の位置を整合して両下弦材3a,3bの間に上下左右のずれがないように調整し、連結部材20と下弦材3a,3bのボルト挿通穴21,6にボルトを挿通し、ナットを締めて固定する。
下弦材3a,3bのボルト挿通穴6は、連結部材20を結合した状態で下弦材3が設計スパンとなるように位置決めしてあるので、連結する下弦材3a,3bの材長に加工誤差があった場合でも、あらかじめ採寸することなくボルト挿通穴6,21にボルトを挿通して接合することにより、下弦材を設計寸法通りのスパン長に組立てることができる。
【0016】
また、連結部材20にその長手方向に沿ってあらかじめ4つ以上のボルト挿通穴21を設けた場合は、これらボルト挿通穴21のうち少なくとも2つを一方の下弦材3aとの連結に利用し、他方の少なくとも2つのボルト挿通穴を他方の下弦材3bとの連結に利用することにより、結合する下弦材3a,3b相互の回転を拘束することができるので、軸力と曲げを負担する下弦材の曲げ及び軸方向の剛性を損うことなく結合することができる。
【0017】
ついで、図8に示すように、分割トラス1a,1bの頂部に設けたガセットプレートの接合部11に設けたボルト挿通穴13にボルトを挿通し、ナットを締めて両者を一体に固定する。
ボルト挿通穴13は、分割トラス1a,1bの頂部が同じ高さ位置になるように設けられているので、両者の結合と同時に上下方向の寸法管理を実施できる。
これにより、両分割トラス1a,1bが一体に結合され、屋根トラス1が構成される。なお、上記の説明では、分割トラス1a,1bを立てた状態で組上げる場合について説明したが、施工スペースが確保できれば、平置き状態で組上げてもよい。
【0018】
このように、本実施の形態によれば、分割トラス1a,1bごとに墨出しして組上げる必要がなく、下弦材3a,3bに連結部材20を嵌合してボルト接合し、ガセットプレート10a,10bの接合部11をボルト接合するだけで所定寸法の屋根トラス1を組立てることができるので、組立がきわめて簡単である。
【0019】
また、本実施の形態においては、天井自重による曲げを負担する下弦材3をスパンの中央部で分割することになるが、分割された下弦材3a,3bを接合する連結部材20は強軸方向で使用するため、この連結部材20を長くして下弦材3a,3bとの重ね代を大きくするなどの適切な措置を講ずることにより、連結部材20が構造部材として機能し、安定した構造とすることができる。
【0020】
[実施の形態2]
図9は本発明の実施の形態2に係る屋根トラスの要部の斜視説明図、図10は図9のガセットプレートの斜視図である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
【0021】
両図において、15a,15bは分割トラス1a,1bの頂部に設けられたガセットプレートで、一方のガセットプレート(例えば15a、以下、第1のガセットプレートという)は、上弦材2aと斜材4が取付けられる平板状の取付部16aからなり、その接合側の上下方向には複数のボルト挿通穴17が設けられている。そして、上縁部は上弦材2aの傾斜角度に対応した角度で傾斜して形成されている。
【0022】
また、他方のガセットプレート15b(以下、第2のガセットプレートという)は、上弦材2bと斜材4が取付けられる第1のガセットプレート15aの取付部16aとほぼ同じ大きさの平板状の取付部16bと、その接合側が第1のガセットプレート15aの板厚t分だけ外方に折り曲げたのち、分割トラス1bの端部から分割トラス1a側に取付部16bと平行に延設された接合部18とからなり、この接合部には、第1のガセットプレート15aのボルト挿通穴17に対応してボルト挿通穴19が設けられている。また、取付部16bの上縁部は、上弦材2bの傾斜角度に対応した角度で傾斜して形成されており、接合部18の上縁部は、第1のガセットプレート15aの上縁部の傾斜角度に対応した角度で傾斜して形成されている。
なお、本実施の形態における下弦材3a,3b及びこれを結合する連結部材20は、実施の形態1の場合と同様である。
【0023】
上記のように構成した本実施の形態に係る分割トラス1a,1bを組立てるにあたっては、実施の形態1の場合と同様に、両分割トラス1a,1bを台座30等の上に対向して載置し、両下弦材3a,3bの自由端を当接させると共に、第1のガセットプレート15aの接合側端部を第2のガセットプレート15bの接合部18の内面に当接させる。
【0024】
この状態で両下弦材3a,3bを連結部材20で結合すると共に、第2のガセットプレート15bの接合部18に設けたボルト挿通穴19から、第1のガセットプレート15aに設けたボルト挿通穴17にボルトを挿通し、ナットを締めて固定すれば、両分割トラス1a,1bは一体に結合され、屋根トラス1が構成される。
本実施の形態における組立上の効果は、実施の形態1の場合とほぼ同様である。
【0025】
実施の形態1,2においては、図5に示すように、リップ溝形鋼からなる下弦材3a,3bを、溝形鋼からなる連結部材20によって結合する場合について説明したが、これら下弦材3及び連結部材20には、他の鋼材を使用することがある。以下、図11によりその一例を説明する。
図11(a)は、リップ溝形鋼からなる下弦材3a,3bを、その内のり形状が下弦材3a,3bの外形形状とほぼ等しいリップ溝形鋼からなる連結部材20で結合するようしたものである。なお、この場合は、連結部材20をあらかじめ一方の下弦材3a(又は3b)に嵌合しておくことが必要である。
【0026】
また、図11(b)は断面角形で中空の鋼材からなる下弦材3a,3bを、その内のり形状が下弦材3a,3bの外形形状とほぼ等しい溝形鋼からなる連結部材20で結合するようにしたものである。なお、溝形鋼の連結部材20に代えて、図11(a)に示すように、リップ溝形鋼からなる連結部材を使用してもよい。
図11(c)は、断面L字状の鋼材からなる下弦材3a,3bを、ウェブの内のりせいが下弦材3a,3bの垂直片のせいとほぼ等しい溝形鋼からなる連結部材20で結合するようにしたものである(なお、上記のように、連結部材20をリップ溝形鋼又は溝形鋼で構成するので、両者を併せて断面ほぼコ字状の連結部材ということがある)。
【0027】
実施の形態1,2及び上記図11においては、下弦材3a,3b及び連結部材20のウェブ(垂直片を含む)にボルト挿通穴6,21を設けた場合を示したが、例えばフランジその他にボルト挿通穴を設けてもよい。また、連結部材20もリップ溝形鋼又は溝形鋼に限定するものではなく、各種断面形状の下弦材の直交する2辺に固定することのできる断面形状、すなわち、内のり寸法が下弦材の鉛直方向の辺とほぼ等しい鉛直方向の辺と、この辺の両端部に直交して設けられた2辺とにより断面ほぼコ字状に形成され、長手方向に沿って複数個のボルト挿通穴を設けたものであればよい。
また、実施の形態1,2では、ガセットプレート10a,10b、15a,15bの接合部11,18の結合、及び下弦材3a,3bと連結部材20との結合にボルト・ナットを用いた場合を示したが、これらをビスにより結合するようにしてもよい(なお、本発明の実施の形態の説明においては、ビスを用いる場合を含めてボルト挿通穴と記してある)。
【0028】
さらに、実施の形態1,2では、屋根トラス1を図1(a)にO−Oで示すようにスパンの中央部で2部分に分割して分割トラス1a,1bを形成した場合を示したが、例えば、O1−O1あるいはO2−O2で3部分に分割して分割トラスを形成するなど、スパン方向の適宜の位置で複数に分割してもよく、このような場合においても前述の連結部材20及びガセットプレート10a,10b(又は15a,15b)を用いることにより、これらを一体に結合した屋根トラス1を構成することができる。なお、屋根トラス1をO1−O1で分割した場合は、上弦材2を連結部材20で結合し、下弦材3をガセットプレート10a,10b(又は15a,15b)で結合することになる。
【0029】
また、実施の形態1,2では、フインクトラス形式の屋根トラスに本発明を実施した場合を示したが、図12に示すようなキングポストトラス形式の屋根トラスにも本発明を実施することができる。すなわち、図12(a)又は(b)に示すように、屋根トラス1を、例えばO3−O3又はO5−O5で2部分に分割し、あるいはO4−O4又はO6−O6で3部分に分割して分割トラスを形成し、これらをガセットプレート10a,10b(又は15a,15b)及び連結部材20で一体に結合することにより、屋根トラス1を構成することができる。なお、屋根トラス1をO3−O3又はO5−O5で分割した場合は、上弦材2及び下弦材3の両者ともガセットプレート10a,10b(又は15a,15b)で結合し、また、O6−O6で分割した場合は、上弦材2及び下弦材3の両者とも連結部材20で結合することになる。
【0030】
上記のように構成した本発明によれば、工場等において屋根トラスをスパン方向に複数に分割して構成し、これを建築現場に輸送して簡単に組立てるように構成したので、屋根トラスのスパンに対応した大型トラックを用いたり、道路事情等を考慮する必要がなく、汎用的なトラックで容易に輸送することができる。
また、建築現場での組立てにあたっては、分割トラスを立てた状態で作業することができるので、狭小な建築現場でも僅かなスペースを確保するだけで、未経験者でも屋根トラスを容易に組立てることができる。
【0031】
【発明の効果】
本発明に係る屋根トラスは、鋼材で構成した屋根トラスをスパンの長手方向に複数に分割した分割トラスと、該複数の分割トラスの上弦材又は下弦材に設けられ、隣接する上弦材又は下弦材を接合するガセットプレートと、前記複数の分割トラスの下弦材又は上弦材を接合する連結部材とを備え、前記ガセットプレートは、上縁部が前記上弦材の傾斜角度に対応した角度で傾斜して形成されて前記上弦材が接合される板状で幅広の取付部と、該取付部の一端をほぼ直角に折曲げた幅狭の接合部とによりほぼL字状に形成され、さらに前記取付部の背面側に前記上弦材が該取付部の上縁部に沿って配設された屋根トラスを建築現場において組立てるようにしたので、輸送にあたって大型トラックを用いたり道路事情を考慮したりする必要がなく、汎用的なトラックで容易に輸送することができるため、輸送などに要するコストを低減することができる。
【0032】
本発明に係る屋根トラスの組立方法は、上記の複数の分割トラスを台座等の上に立てた状態で載置してその自由端を当接する工程と、これら分割トラスの下弦材又は上弦材の自由端を連結部材で一体に結合する工程と、隣接する前記分割トラスの上弦材又は下弦材に設けたガセットプレートを結合する工程とによって構成したので、狭小な建築現場でも僅かなスペースを確保するだけで、未経験者でも屋根トラスを容易に組立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る屋根トラスの基本的説明図である。
【図2】実施の形態1の分割トラスの斜視図である。
【図3】図2の頂部近傍の背面側の斜視図である。
【図4】図3のガセットプレートの斜視図である。
【図5】図2の下弦材の斜視図である。
【図6】実施の形態1の組立手順を説明するための斜視図である。
【図7】図6の下弦材の結合状態を示す説明図である。
【図8】図6のガセットプレートの結合状態を示す説明図である。
【図9】本発明の実施の形態2に係る屋根トラスの要部の斜視説明図である。
【図10】図9のガセットプレートの斜視図である。
【図11】下弦材と連結部材の他の例の説明図である。
【図12】キングポストトラス形式の屋根トラスに対する本発明の実施要領を示す説明図である。
【符号の説明】
1 屋根トラス
1a,1b 分割トラス
2 上弦材
3 下弦材
4,5 斜材
10a,10b,15a,15b ガセットプレート
11,18 接合部
12,16a,16b 取付部
20 連結部材
30 台座等
Claims (3)
- 鋼材で構成した屋根トラスであって、
該屋根トラスをスパンの長手方向に複数に分割した分割トラスと、
該複数の分割トラスの上弦材又は下弦材に設けられ、隣接する上弦材又は下弦材を結合するガセットプレートと、
前記複数の分割トラスの下弦材又は上弦材を結合する連結部材とを備え、
前記ガセットプレートは、上縁部が前記上弦材の傾斜角度に対応した角度で傾斜して形成されて前記上弦材が接合される板状で幅広の取付部と、該取付部の一端をほぼ直角に折曲げた幅狭の接合部とによりほぼL字状に形成され、さらに前記取付部の背面側に前記上弦材が該取付部の上縁部に沿って配設されたことを特徴とする屋根トラス。 - 前記連結部材を、内のり寸法が下弦材又は上弦材の鉛直方向の辺とほぼ等しい鉛直方向の辺と、該辺の両端部に直交して設けられた2辺とにより断面ほぼコ字状に形成され、かつ長手方向に沿って複数個のボルト挿通穴を設けて構成したことを特徴とする請求項1に記載の屋根トラス。
- 請求項1に係る屋根トラスの組立方法であって、
複数の分割トラスを台座等の上に立てた状態で載置してその自由端を当接する工程と、
これら分割トラスの下弦材又は上弦材の自由端を連結部材で一体に結合する工程と、
隣接する前記分割トラスの上弦材又は下弦材に設けたガセットプレートを結合する工程とを有することを特徴とする屋根トラスの組立方法。
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