[go: up one dir, main page]

JP4791881B2 - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機 Download PDF

Info

Publication number
JP4791881B2
JP4791881B2 JP2006133887A JP2006133887A JP4791881B2 JP 4791881 B2 JP4791881 B2 JP 4791881B2 JP 2006133887 A JP2006133887 A JP 2006133887A JP 2006133887 A JP2006133887 A JP 2006133887A JP 4791881 B2 JP4791881 B2 JP 4791881B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
main body
outside
evaporator
outside air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006133887A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007301220A (ja
Inventor
真一郎 川端
樹一 嶋崎
博司 西村
勝彦 浅沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Consumer Electronics Holdings Corp
Toshiba Home Appliances Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Consumer Electronics Holdings Corp, Toshiba Home Appliances Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2006133887A priority Critical patent/JP4791881B2/ja
Publication of JP2007301220A publication Critical patent/JP2007301220A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4791881B2 publication Critical patent/JP4791881B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)

Description

本発明は、ヒートポンプ機構を熱源として生成した温風を循環させて衣類を乾燥する衣類乾燥機に関する。
ヒートポンプ機構を有する衣類乾燥機は、衣類を収容する乾燥室の空気を、ヒートポンプ機構の蒸発器と凝縮器が配置された空気循環路を通して循環させている。この際、蒸発器で空気の冷却及び除湿を行うとともに凝縮器で空気の加熱を行い、温風化して乾燥室に送り込んでいる。また、乾燥室に送り込まれた温風は、衣類から水分を奪った後、空気循環路に戻される。衣類乾燥機は、このような動作を繰り返して衣類の乾燥を行っている。
近年、このような衣類乾燥機において、上記ヒートポンプ機構を利用して、衣類乾燥機が設置された洗面室などのスペースの空調、特には冷房を行うことが考えられている。例えば、空気循環路を蒸発器と凝縮器との間の部分で遮断して、本体外の空気(外気)を本体の適宜の隙間などから空気循環路に吸入し、この外気を送風ファンによって蒸発器を通して冷却し、この冷却された外気を本体前面から本体外に送風して空調を行うといった構成が考えられている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、本体内に吸入される外気には、粉塵や埃などの異物が含まれていると考えられる。そして、上記した構成の衣類乾燥機は、冷房運転時に、吸入された外気を、直接空気循環路内の蒸発器のフィンに接触させて熱交換を行い、冷却する構成となっている。
従って、冷房運転時、外気に含まれる異物が蒸発器のフィンに付着し、この異物が次第に蓄積してしまうおそれがある。これにより、蒸発器のフィン表面と空気との接触面積が減少して熱交換性能が低下してしまう。また、異物の存在により流路抵抗が増加し、風量の低下や騒音の増加といった性能低下に繋がる問題が発生してしまう。
このような問題を解決する従来技術として、一般的には、外気を吸入する部分にフィルタなどを設けて異物を捕獲する構成が考えられる(例えば、特許文献2参照)。
特許第3330789号公報 特許第3625820号公報
しかしながら、上記従来技術は、外気が取り込まれる取込口から本体外に排出されるまで専用の通風路が形成されていることを前提としており、外気から異物を捕獲するフィルタを取込口に設けることは容易である。一方、前述した構成の衣類乾燥機は、空調運転時、外気が本体の適宜の隙間から本体内に取り込まれる構成となっている。このような構成のものに、上記従来技術を適用しようとしても、これら隙間の全てにフィルタを設けることは難しく、現実的な解決策であるとは言えない。
本発明は、上記問題点を解決するために、本体内に吸入された外気をヒートポンプ機構を利用して本体外に送風し空調を行うものにおいて、外気に含まれる異物の影響によって、熱交換性能を低下させることなく、且つ流路抵抗の増加を抑えることが可能な衣類乾燥機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の衣類乾燥機は、本体内に設けられ衣類を収容する乾燥室と、前記乾燥室内の空気の出入口に連通される循環ダクトと、前記循環ダクトを通して前記乾燥室内の空気を循環させる循環ファンと、前記循環ダクトの経路中に介在された蒸発器と凝縮器、及び圧縮機とキャピラリチューブとからなるヒートポンプ機構とを備え、前記ヒートポンプ機構により生成された温風を前記循環ダクトを介して前記乾燥室に供給して乾燥運転を行うものにおいて、前記循環ダクトから分岐され前記乾燥室と前記蒸発器との間から本体外に通じるように設けられた送風路と、前記送風路と前記循環ダクトの通路を選択的に開閉するダンパと、前記循環ダクトの前記蒸発器の反送風路側に位置して設けられた空気取入口と、前記空気取入口から、前記本体内の空気を取り入れるとともに前記蒸発器を通して前記送風路から本体外に送風する送風ファンと、前記本体に設けられた外気導入口に連通して配設されたエアフィルタ及び外気導入ファンと、前記凝縮器を冷却する冷却装置とを具備し、前記ダンパが前記送風路を開放した状態で、前記外気導入口から前記エアフィルタを通して前記本体内に取り入れられた外気を、前記空気取入口から前記蒸発器及び前記送風路を経て本体外に吐出する空調運転を可能とし、前記空調運転時、前記冷却装置による前記凝縮器の冷却が行われることを主たる特徴とする。
上記手段によれば、空調運転時、本体外の空気(外気)は、エアフィルタによって異物が除去された後、本体内に導入され循環ダクト内に取り込まれる。このため、蒸発器に異物が付着して蓄積してしまうことがない。従って、熱交換性能を低下させることなく、且つ流路抵抗の増加を抑えることが可能な衣類乾燥機を提供できる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明を洗濯機能を有するドラム式洗濯乾燥機に適用した第1実施例について、図1及び図2を参照して説明する。
図1及び図2は、上記ドラム式洗濯乾燥機の全体構成を示す縦断側面図であり、図1は空調運転としての冷房運転時の状態、図2は乾燥運転時の状態を示している。洗濯乾燥機の外郭を形成する本体1の前面板1aには、洗濯物を出し入れするための投入口2が形成されるとともに、この投入口2を開閉可能にするドア3が配置されている。また、本体1の底面板の隅部には床面設置用の支持脚4が設けられている。
本体1の内部には、実質的に無孔状の水槽5が設けられており、この水槽5内には、周壁に多数の透孔6aを有し横軸周りに回転可能なドラム6が同心状に配設されている。これら水槽5及びドラム6は、何れも前側(図1中、左側)が開放された有底円筒状をなしている。水槽5は、複数のサスペンション7(1つのみ図示)によって本体1内に弾性支持されており、これにより、水槽5及びドラム6は、これらの開口部8、9が投入口2と対向するように、且つ若干前上がりの傾斜状態に支持されている。また、投入口2と水槽5の開口部8との間には、弾性的に伸縮可能なベローズ10が水密に連結され、且つドア3の裏面に密接して水槽5側から本体1内外への水の漏洩などを防止している。
また、ドラム6の胴部の内面には洗濯物をかき上げるための複数のバッフル6bが設けられている。ドラム6は、回転駆動されることで洗いやすすぎの他、脱水及び乾燥用として使用される。また、ドラム6に設けられた透孔6aは、洗い、すすぎ及び脱水時には通水用の孔として機能し、乾燥時には通風用の孔として機能する。また、ドラム6には、開口部9の周囲に例えば液体封入形の回転バランサ11が設けられている。
一方、水槽5の背面部中央にはモータ12が配設されている。モータ12は、例えばアウタロータ形のブラシレスDCモータであり、これのロータに連結された回転軸13は水槽5内に挿通されており、その先端部にドラム6が直結されている。従って、モータ12が通電駆動されると、モータ12のロータと連動してドラム6がダイレクトに回転される。
また、水槽5底部の後方最下部には排水口5aが形成されており、この排水口5aには、途中に排水弁14を介した排水管15の一端側が連通して接続されている。排水管15の他端側は本体1から外部に導出されており(図示せず)、これにより、水槽5内の水を、本体1外の所定排水場所に排水可能としている。
前記ドラム6の後側の端面部には、ドラム6の中心と同心の環状配置となるように、複数の温風導入口16が形成されている。これに対して、水槽5には、後側の端面部の上部に、温風導入口16の回転軌跡に対向するように温風入口5bが形成され、前側の端面部の上部に温風出口5cが形成されている。
水槽5の下方である本体1の底面板上には、台板17が配置され、この台板17上には熱交換ダクト18が配置されている。熱交換ダクト18の前端上部には吸込口19が設けられており、この吸込口19は、伸縮継手20及び排気ダクト21を介して、水槽5の温風出口5cに接続されている。一方、熱交換ダクト18の後端部には、循環ファン装置22のケーシング23が連設されており、このケーシング23の出口部24は、伸縮継手25及び給気ダクト26を介して、水槽5の温風入口5bに接続されている。このようにして、水槽5の後側の温風入口5bと、前側の温風出口5cとの間を水槽5の下方に迂回させて連通された循環ダクト27が構成されている。
循環ファン装置22は、この場合、遠心ファン形であり、ケーシング23の内部に循環ファン28を有している。また、ケーシング23の外部には、循環ファン28を回転させるモータ29が設けられている。図2に示す乾燥運転時には、循環ファン装置22が駆動されることにより、循環ダクト27内に矢印Aで示す方向に流れる循環空気が生成される。
循環ダクト27中、熱交換ダクト18の内部において、前部には蒸発器30が配置されており、後部には凝縮器31が配置されている。これら蒸発器30及び凝縮器31と、熱交換ダクト18外に並設された圧縮機32及び図示しないキャピラリチューブ(絞り)とからヒートポンプ機構が構成されている。ヒートポンプ機構は、周知のように、圧縮機32が作動することによって、ヒートポンプ機構に封入された冷媒が、凝縮器31、キャピラリチューブ(絞り)、及び蒸発器30の順に循環する冷凍サイクルからなっている。
熱交換ダクト18に介在された蒸発器30及び凝縮器31は、何れも詳しくは図示しないが、多数の伝熱用フィンと冷媒流通用のチューブとが交差状に配設されて構成されるものである。そして、循環ダクト27内を流れる循環空気が伝熱用フィンの間を通るようになっており、熱交換によって、この循環空気が加熱又は冷却されるようになっている。すなわち、ヒートポンプ機構は、循環空気を加熱する加熱源、又は循環空気を冷却する冷却源として機能する(後述の作用説明参照)。
熱交換ダクト18の蒸発器30が配設された下面側には、除湿水を本体1外に排出するための除湿水排出口33が形成されている。この除湿水排出口33には、途中に図示しない開閉弁を介した除湿水排出管34の一端側が連通して接続されている。除湿水排出管34の他端側は水槽5の排水管15と合流して(図示せず)本体外に導出されている。なお、上記開閉弁は下方に配置された熱交換ダクト18内に水が逆流し浸入しないように、洗い、すすぎ及び脱水運転時では閉鎖状態にあり、乾燥運転時に開放動作するよう制御される。
熱交換ダクト18の前端部分には、前記吸込口19と分岐するように送風口35が形成されている。熱交換ダクト18は、この送風口35を介して、それより前方の本体1前下部に形成された送風路36に連通されている。送風路36は、その上部が本体1外の上方に向けて開口されており、本体1外に通じている。
送風路36内には、空調用の送風装置37が配置されている。この送風装置37は、この場合、横流ファン形であり、多数の長尺状翼片が円筒状に配列されてなる送風ファン38が送風路36内部に配置され、その送風ファン38を回転させるモータ(図示せず)が送風路36の外部に並設されている。
また、送風口35は、循環ダクト27におけるドラム6と蒸発器30との間の前記吸込口19と連通していて、その連通部分にはダンパ39が設けられている。ダンパ39は、上端部が支軸40により前後に回動可能に支持され、モータ或いは電磁石(何れも図示せず)など駆動源の動力により回動されて、熱交換ダクト18の吸込口19の通路閉鎖、開放の切換えを行い、同時に送風口35の開放、閉鎖の切換えを行う風路切換装置として機能するようになっている。
一方、循環ダクト27における蒸発器30と凝縮器31との間の熱交換ダクト18の中間部の上壁には、本体1内における循環ダクト27外の空気を熱交換ダクト18内に吸入するための空気取入口41が形成されている。なお、図示しないが、凝縮器31の直上部には冷却装置が設けられている。この冷却装置は、例えば水をシャワー状に散水することによって凝縮器31を冷却するようになっている。熱交換ダクト18の凝縮器31が配設された下面側には、排水管15に連通された排出口が設けられており(図示せず)、冷却に使用された水は、この排出口から排水管15を通って本体外に排出されるようになっている。
本体1内の前下部において、送風路36の下方には、図1中、下方に向けて開放された外気導入口42が設けられている。外気導入口42の上方には、これと対向するように、送風ファン38と同程度の風量を出力可能な外気導入ファン43が設けられており、外気導入口42と外気導入ファン43とは、直線状のダクト44で一体的に構成されている。
ダクト44内には、ダクト44内の空気の流れを遮るように外気導入口42と対向してエアフィルタ45が配置されている。このエアフィルタ45は、網目状のフィルタ体45aを、取手を有するフレーム45bに取り付けて構成されている。このエアフィルタ45がダクト44内に挿入された状態では、フレーム45bの取手部分が本体1の前面板1aから若干突出するようになっている。このような構成により、エアフィルタ45は、本体1の前方から着脱することが可能となっている。
また、外気導入口42は、ダクト44を介して本体1内に連通されており、外気導入ファン43が運転されることにより、本体1外の空気が、エアフィルタ45を介して本体1内に導入されるようになっている。
本体1内の上部には、洗濯乾燥機の制御に必要な電源系の制御部46及び表示系の制御部47と、水槽5内に給水するための給水弁48、給水ケース49、及び給水ホース50が配設されている。
次に、上記構成のドラム式洗濯乾燥機の作用について説明する。
上記した構成の洗濯乾燥機によって、洗濯を行う場合について説明する。標準的な運転コースが開始されると、最初に洗濯(洗い及びすすぎ)運転が開始される。この洗濯運転では、給水弁48にて水槽5内に給水する動作が行われ、続いて、モータ12が駆動されることにより、ドラム6が低速で正逆両方向に交互に回転される。
洗濯運転が終了すると、続いて脱水運転が開始される。この脱水運転では、水槽5内の水を排出した後、ドラム6を高速で一方向に回転させる動作が行われる。これにより、ドラム6内の洗濯物は遠心脱水される。
脱水運転が終了すると、続いて乾燥運転が実行される。この場合、図2に示すように、ダンパ39は、熱交換ダクト18の吸込口19を開放させるとともに、送風口35を閉鎖させるような位置にセットされる。この状態で、ドラム6を低速で正逆両方向に回転させつつ、循環ファン装置22のモータ29を駆動させる。すると、遠心形の循環ファン28の送風作用によって、水槽5内の空気が温風出口5cから循環ダクト27の排気ダクト21及び伸縮継手20を経て熱交換ダクト18内に流入される。
また、同時にヒートポンプ機構の圧縮機32の運転が開始される。これにより、ヒートポンプ機構のチューブに封入された冷媒が圧縮されて高温高圧の冷媒となり、その高温高圧の冷媒が凝縮器31に流れて、熱交換ダクト18内の空気と熱交換する。その結果、熱交換ダクト18内の空気が加熱され、反対に冷媒の温度は低下して液化される。この液化された冷媒がキャピラリチューブを通過して減圧された後、蒸発器30に流入して気化される。この際、蒸発器30内の冷媒が気化熱を奪うことによって、熱交換ダクト18内の空気が冷却される。そして、蒸発器30を通過した冷媒は圧縮機32に戻る。
このようなヒートポンプ機構の作用によって、水槽5内から熱交換ダクト18内に流入した空気は、蒸発器30で冷却されて除湿され、その後に凝縮器31で加熱されて温風化される。そして、その温風が伸縮継手25及び給気ダクト26を経て、温風入口5bから水槽5内に供給され、さらに、温風導入口16からドラム6内に供給される。ドラム6内に供給された温風は洗濯物の水分を奪った後、温風出口5cから排気ダクト21及び伸縮継手20を経て熱交換ダクト18内に流入する。
すなわち、図2に実線矢印Aで示すように、蒸発器30及び凝縮器31が介在された熱交換ダクト18とドラム6との間を空気が循環することにより、ドラム6内の洗濯物が乾燥される。従って、この場合、ドラム6内は乾燥室として機能する。また、乾燥運転中、蒸発器30では、前述の熱交換ダクト18内を通る空気の冷却及び除湿が行われることに伴って表面に結露が生じる。この結露により生じた除湿水は、蒸発器30から下方に流れ、除湿水排出口33から除湿水排出管34及び排水管15を通って本体1外に排出される。
なお、乾燥運転時においても、熱交換ダクト18に設けられた空気取入口41は開放されたままであるが、循環ダクト27内の風路が全体的に閉じられているため、1箇所に開口部分があっても、空気の流れに大きな影響を与えることはない。
続いて、洗濯乾燥機が設置されたスペースの冷房を行う冷房運転(空調運転に相当)を実行する場合について説明する。この場合、図1に示すように、ダンパ39は、熱交換ダクト18の送風口35を開放させるとともに、吸込口19の通路を閉鎖させるような位置に切換えられる。
この状態で、ヒートポンプ機構の圧縮機32の運転が開始されるとともに、送風ファン38及び外気導入ファン43が駆動されると、外気導入ファン43の送風作用によって、本体1外の空気が外気導入口42からエアフィルタ45を通じて、本体1の内部(循環ダクト27の外)に吸い込まれる。この際、本体1外の空気に含まれる粉塵や埃などは、エアフィルタ45によって捕獲されるため、本体1の内部に進入することはない。
本体1内部に吸入された空気は、送風ファン38の送風作用によって、空気取入口41から熱交換ダクト18内に吸い込まれる。熱交換ダクト18内に吸入された空気は、図1に破線矢印Bで示すように、前述した乾燥運転時の空気の流れとは逆の流れで、蒸発器30を通過して冷却される。冷却された空気は、送風口35から送風路36を通って本体1外の前方に向けて吐出され、洗濯乾燥機が設置されたスペースの冷房が行われる。
なお、上述の冷房運転時、冷却装置から凝縮器31に向けて散水を行い、熱交換が有効に機能しない凝縮器31の冷却を行っている。つまり、ヒートポンプ機構を安定して動作させるために、蒸発器30にて冷媒が吸熱した熱量と同等の熱量を凝縮器31にて放熱させている。
上記実施例によれば、次のような効果を奏する。
外気導入口42と外気導入ファン43との間を連結するダクト44内に、ダクト44内の空気の流れを遮るようにエアフィルタ45を配置したので、冷房運転を行う際、本体1外の空気は、エアフィルタ45を通ってから本体1内に吸い込まれる。つまり、本体1外の空気に粉塵や埃などの異物が含まれていた場合であっても、異物はエアフィルタ45によって除去されるので、本体1の内部、ひいては循環ダクト27の内部への異物の進入を防止できる。
これにより、本体1外から供給された空気が、ヒートポンプ機構の蒸発器30を通って冷却される際、蒸発器30の伝熱フィンに異物が付着して蓄積されることがなくなり、伝熱フィン表面と空気との接触面積が低下することなく、効率のよい熱交換を行うことができる。また、異物によって流路抵抗が増加されることがないため、本体1内及び循環ダクト27内の空気の流れがスムーズになる。従って、十分な風量で冷風を吐出することができるとともに、外気を本体1内に取り込む際に発生する騒音を抑えることができる。
ところで、洗濯乾燥機の本体1には、図示しない隙間が多数存在している。冷房運転時、これら隙間から本体1外の空気が本体1内に吸い込まれた場合、この空気は、エアフィルタ45を通過していないため、異物を含んだままの状態で本体1内に供給されることになってしまう。そこで、本実施例の洗濯乾燥機は、外気導入ファン43の送風作用によって、積極的に外気導入口42から本体1外の空気を取り込む構成としたので、本体1内に取り込まれる空気の多くがエアフィルタ45を通過することになり、異物を除去することができる。
さらに、外気導入ファン43を、送風ファン38と同程度の風量を出力可能なものとしたので、外気導入ファン43の送風作用によって本体1内に吸い込む本体1外の空気の量と、送風ファン38の送風作用によって本体1外に吐き出す空気の量を、概ね一致させることが可能となる。従って、上記した多数の隙間から吸い込まれる本体1外の空気は極めて少なくなり、本体1内に供給される本体1外の空気のほとんどがエアフィルタ45を通過して異物が除去された状態となり、前述したような効果を確実に得ることができる。
また、外気導入口42を下方に向けて開放させて形成するとともに、外気導入口42と外気導入ファン43とを対向して位置させて、これらを連結するダクト44を、屈曲部分の無い直線形状とした。これにより、外気導入口42から吸い込まれた本体1外の空気が外気導入ファン43に対して真っ直ぐに且つスムーズに流れるため、さらに流路抵抗が少なくなる。従って、外気導入ファン43に、出力容量の比較的小さいものを使用した場合においても、十分な風量を確保することができる。加えて、乾燥運転時の循環ファン28の運転や、冷房運転時の送風ファン38及び外気導入ファン43の運転に伴って本体1内で発生する音の漏れが下向きになり、本体1の前面に放射されにくくなるため、騒音を低減できる。
また、エアフィルタ45は、本体1の前方から着脱可能に挿入して配置するようにし、挿入状態では、フレーム45bの取手部分が本体1の前面板1aより若干突出するようにした。これにより、使用者が、洗濯乾燥機の前方から容易にフレーム45bの取手部分を持って、エアフィルタ45の出し入れを行うことができるため、メンテナンス性が向上する。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2実施例について図3を参照して説明する。
なお、図1及び図2と同一の部分については同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分のみ説明する。図3は、第1実施例における図1相当図であり、冷房運転時の状態を示している。
本体1内の前下部において、外気導入ファン43は、空気取入口41と略同じ高さ位置に設けられるとともに、その吐出方向を空気取入口41に指向するように横方向に向けて配置されている。また、ダクト51は、本体1の下面側に形成された外気導入口42から外気導入ファン43の配設された位置まで延設され、これらを一体的に構成している。
これにより、冷房運転時、外気導入ファン43の送風作用によって、外気導入口42からエアフィルタ45を通過して吸入された本体1外の空気が、図3に実線矢印Cで示すように、空気取入口41に向けて送風されるようになっている。つまり、冷房運転時、本体1外から吸入された空気が、本体1内に滞在しにくいような構成になっている。なお、本体1内に滞在している空気は、圧縮機32の発熱などによって加熱されるため、本体1外の空気と比べて比較的高温になっていることが多い。
そこで、本実施例の洗濯乾燥機は、冷房運転時、本体1外の取り込んだ空気を積極的に空気取入口41に向けて送風するようにした。これにより、比較的高温になっている本体1内に滞在した空気が、空気取入口41から熱交換ダクト18へ取り込まれる割合が減少するとともに、比較的低温の本体1外の空気がより多く取り込まれる。従って、冷房運転では、第1実施例と同様に蒸発器30を有効利用して行うのであるが、その蒸発器30では、この比較的低温の空気を冷風化するため、同じ温度の冷風を生成するのに必要なヒートポンプ機構の容量を低減させることができ、冷房性能の向上を図ることができる。
なお、本発明は上記し且つ図面に記載した各実施例に限定されるものではなく、次のような変形又は展開が可能である。
外気導入口42は、下向き開放に代えて前方に向けて開放させる形状としてもよい。
外気導入ファン43に、送風装置37よりも出力容量の大きなものを用いてもよい。そうすれば、冷房運転時、本体1の内圧が高まり、隙間から外気が取り込まれることがほとんどなくなり、エアフィルタ45による効果をより一層確実に得ることができる。
エアフィルタ45は、着脱可能でなくとも本体1の前方から掃除可能であればよい。
洗濯乾燥機としては、水槽及び回転槽(ドラム6に相当)が縦軸状に配置される縦軸形であってもよい。
また、循環ダクト27の具体構成や循環空気の流れ方向など、実施に際して本発明の要旨を逸脱しない範囲で具体的に適宜変更して実施可能である。
本発明の第1実施例を示すドラム式洗濯乾燥機の冷房運転時の縦断側面図 乾燥運転時の縦断側面図 本発明の第2実施例を示す図1相当図
符号の説明
図面中、6はドラム(乾燥室)、22は循環ファン装置、27は循環ダクト、28は循環ファン、30は蒸発器、31は凝縮器、32は圧縮機、36は送風路、37は送風装置、38は送風ファン、39はダンパ、41は空気取入口、42は外気導入口、43は外気導入ファン、45はエアフィルタを示す。

Claims (4)

  1. 本体内に設けられ衣類を収容する乾燥室と、前記乾燥室内の空気の出入口に連通される循環ダクトと、前記循環ダクトを通して前記乾燥室内の空気を循環させる循環ファンと、前記循環ダクトの経路中に介在された蒸発器と凝縮器、及び圧縮機とキャピラリチューブとからなるヒートポンプ機構とを備え、前記ヒートポンプ機構により生成された温風を前記循環ダクトを介して前記乾燥室に供給して乾燥運転を行うものにおいて、
    前記循環ダクトから分岐され前記乾燥室と前記蒸発器との間から本体外に通じるように設けられた送風路と、
    前記送風路と前記循環ダクトの通路を選択的に開閉するダンパと、
    前記循環ダクトの前記蒸発器の反送風路側に位置して設けられた空気取入口と、
    前記空気取入口から、前記本体内の空気を取り入れるとともに前記蒸発器を通して前記送風路から本体外に送風する送風ファンと、
    前記本体に設けられた外気導入口に連通して配設されたエアフィルタ及び外気導入ファンと、
    前記凝縮器を冷却する冷却装置とを具備し、
    前記ダンパが前記送風路を開放した状態で、前記外気導入口から前記エアフィルタを通して前記本体内に取り入れられた外気を、前記空気取入口から前記蒸発器及び前記送風路を経て本体外に吐出する空調運転を可能とし
    前記空調運転時、前記冷却装置による前記凝縮器の冷却が行われることを特徴とする衣類乾燥機。
  2. エアフィルタが、本体前面側に配置されていることを特徴とする請求項1記載の衣類乾燥機。
  3. 外気導入口が、略下向きに開放して形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の衣類乾燥機。
  4. 外気導入ファンは、外気導入口から取り入れられた外気を、空気取入口の方向に指向して送風するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の衣類乾燥機。
JP2006133887A 2006-05-12 2006-05-12 衣類乾燥機 Expired - Fee Related JP4791881B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006133887A JP4791881B2 (ja) 2006-05-12 2006-05-12 衣類乾燥機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006133887A JP4791881B2 (ja) 2006-05-12 2006-05-12 衣類乾燥機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007301220A JP2007301220A (ja) 2007-11-22
JP4791881B2 true JP4791881B2 (ja) 2011-10-12

Family

ID=38835673

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006133887A Expired - Fee Related JP4791881B2 (ja) 2006-05-12 2006-05-12 衣類乾燥機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4791881B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019001324A1 (zh) * 2017-06-29 2019-01-03 青岛海尔洗衣机有限公司 一种干衣机底座及干衣机

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101210725B1 (ko) 2010-01-11 2012-12-10 위니아만도 주식회사 의류건조기 및 의류건조기 제어방법
JP2014030473A (ja) 2012-08-01 2014-02-20 Panasonic Corp 衣類乾燥機
WO2022225110A1 (ko) * 2021-04-22 2022-10-27 삼성전자주식회사 신발관리기 및 그 제어방법

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5837882A (ja) * 1981-08-31 1983-03-05 Akiyoshi Kinoshita 磁気記録装置
JPH06290A (ja) * 1992-06-19 1994-01-11 Toshiba Corp 循環型衣類乾燥機
JP3330789B2 (ja) * 1995-08-29 2002-09-30 シャープ株式会社 衣類乾燥装置
JP2001116290A (ja) * 1999-10-14 2001-04-27 Toto Ltd 暖房乾燥機
JP4377781B2 (ja) * 2004-09-10 2009-12-02 株式会社東芝 ドラム式洗濯乾燥機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019001324A1 (zh) * 2017-06-29 2019-01-03 青岛海尔洗衣机有限公司 一种干衣机底座及干衣机

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007301220A (ja) 2007-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4550747B2 (ja) 衣類乾燥機
JP4679384B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP4612563B2 (ja) 衣類乾燥機
JP4388088B2 (ja) 衣類乾燥機
JP2009106566A (ja) 洗濯乾燥機及び乾燥機
JP2008048810A (ja) 衣類乾燥装置
JP2007175528A (ja) 洗濯乾燥機
KR102364673B1 (ko) 의류처리장치 및 그 제어방법
JP2007319458A (ja) 洗濯乾燥機
CN101158099A (zh) 一种采用热泵作为热源的洗衣机干燥机
KR100928110B1 (ko) 드럼식 세탁 건조기
JP4791881B2 (ja) 衣類乾燥機
JP5121659B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP2008048811A (ja) 衣類乾燥装置
JP4377781B2 (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP4728834B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP2008006068A (ja) 衣類乾燥機
JP2009240737A (ja) 衣類乾燥機
JP2019136287A (ja) 衣類乾燥機
JP2017144341A (ja) 乾燥装置
TW201303109A (zh) 衣物烘乾機
JP6175654B2 (ja) 乾燥装置
JP5873979B2 (ja) 乾燥装置
JP4828960B2 (ja) 衣類乾燥機
JP2007301221A (ja) 衣類乾燥機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090312

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110412

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110610

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110628

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110722

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140729

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees