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JP4790546B2 - 壁面用ハンガーレールの取付構造及びハンガーレール - Google Patents

壁面用ハンガーレールの取付構造及びハンガーレール Download PDF

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JP4790546B2 JP2006239651A JP2006239651A JP4790546B2 JP 4790546 B2 JP4790546 B2 JP 4790546B2 JP 2006239651 A JP2006239651 A JP 2006239651A JP 2006239651 A JP2006239651 A JP 2006239651A JP 4790546 B2 JP4790546 B2 JP 4790546B2
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Description

本発明は、壁面に取り付けられてフックや棚等の各種機能部品を支持するハンガーレールを備えた壁面用ハンガーレールの取付構造及びハンガーレールに関するものである。
従来、壁面に取り付けられた長尺のハンガーレールに、フックや棚等の各種機能部品を、引掛け、吊持、係合等により支持して取り付けることが行われている。このような方法で各種機能部品を支持することにより、壁面等の内装材に大規模な改造を加えることなく、壁面の任意の場所に各種機能部品を取り付けることができる。
このような壁面用ハンガーレールやその取付構造として、例えば特許文献1および特許文献2に開示されたものが提案されている。
特許文献1には、壁面に取り付けられるレールに溝が形成されていて、その溝に各種機能部品を取り付けるハンガーレールが開示されている。また、特許文献2には、板厚の大きいボード材に各種家具用部品を装着する取付構造が開示されている。これらは、いずれも、レール状の取付具の表面側の溝に各種部品を嵌め込んで取り付けるものであり、その取付部を溝に沿ってスライドさせることにより、取付具上の任意の位置に部品を取り付けることができる。
ところが、上記特許文献1,2に開示されたものは、いずれも、各種部品を取り付ける取付構造部が表面側から見え、視覚的に煩雑な印象を与える。さらに、部品支持用の溝の使用していない部分が表面に露出し、壁面の外観を損なうという問題点がある。
そこで、本発明の出願人は、壁面から隙間を設けてハンガーレールを設置し、ハンガーレールの裏面に各種機能部品を取り付けることにより、壁面の外観低下を防ぐ方法を発明し、以下のような壁面用ハンガーレール構造を試験した。
図12に試験した壁面用ハンガーレール構造51を示す。壁面用ハンガーレール構造51は、長尺のハンガーレール52と、適宜間隔で取り付けられる複数の支持ブラケット53により構成される。ハンガーレール52の裏面側には、それぞれ長尺方向に沿って、中央係止溝61、ロック用溝62、上下の係止溝63が上下対称に形成される。中央係止溝61は、レール幅の中央に形成され、支持ブラケット53の係止片531が係止される。中央係止溝61の開口側には、上下対称に、抜止片64が形成されている。ロック用溝62は、中央係止溝61の上下両側に形成され、ロック部材54の爪部541が係止される。上下の係止溝63,63は、レール幅の上下両端部に形成され、各種機能部品が取り付けられる。支持ブラケット53の先端部に、抜止片64を挟み込む形状の凹部532が形成され、その先端側に、中央係止溝61に嵌め込まれる係止片531が設けられている。支持ブラケット53の下部に、爪部541を有するロック部材54が取り付けられる。
この壁面用ハンガーレール構造51の取付方法の概略は、以下の通りである。支持ブラケット53を壁面9にねじ8で固定する。係止片531をハンガーレール52の中央係止溝61に嵌め込むとともに、凹部532で抜止片64を挟み込む。その後、ロック部材54の操作部542を矢印方向に回して爪部541をロック用溝62に係止させる。このように、この壁面用ハンガーレール構造51によると、簡単な方法で、ハンガーレール52が壁面9から隙間を設けて設置され、ハンガーレール52の裏面側に設けた上下の係止溝63,63を用いて、各種機能部品を取り付けることができる。また、ロック部材54の操作部542を矢印の逆方向に回すことにより、ハンガーレール52を容易に取り外すことができる。
実開平7−36770号公報 実用新案登録第3078692号公報
しかしながら、この壁面用ハンガーレール構造51は、ロック部材54を取り付ける支持ブラケット53の構造や、ロック用溝62を設けたハンガーレール52の構造が複雑であり、製造コストが高くなるという問題があった。
本発明は、このような試験に基づく問題点を考慮してなされたものであり、レールの溝や取付構造部が表面に露出して外観を損なうことを防止するとともに、簡単な構造で、レールの着脱や機能部品の支持を容易に行うことができる壁面用ハンガーレールの取付構造及びハンガーレールの提供を目的とする。
上記問題を解決するため、本発明に係る壁面用ハンガーレール構造は、特許請求の範囲の請求項1〜5に記載の手段を採用する。
請求項1の発明は、壁面に取り付けられて各種機能部品を支持する壁面用ハンガーレールの取付構造において、長尺のハンガーレールと、該ハンガーレールの裏面側と前記壁面とに取り付けられ前記ハンガーレールと前記壁面の間に隙間を確保する支持ブラケットとを備え、前記ハンガーレールには係止溝が設けられ、前記支持ブラケットには係止突部が設けられ、前記係止突部を前記係止溝に挿入して仮止した状態でねじ部材により前記係止突部を拡径することで前記係止溝に係止されることを特徴とする。
請求項2の発明は、壁面に取り付けられて各種機能部品を支持する壁面用ハンガーレールの取付構造において、長尺のハンガーレールと、該ハンガーレールの裏面側と前記壁面とに取り付けられ前記ハンガーレールと前記壁面の間に隙間を確保する支持ブラケットとを備え、前記ハンガーレールの裏面側にはレール幅の中央部における長尺方向に沿って形成される支持ブラケットの係止溝と、レール幅の上下部における長尺方向に沿ってそれぞれ形成され各種機能部品を支持する係止溝とが設けられ、前記支持ブラケットの先端には首部を介して係止突部が設けられるとともに前記係止突部を拡径するねじ部材が設けられ、前記係止突部を前記係止溝に挿入して仮止した状態で前記ねじ部材により前記係止突部を拡径することで前記係止溝に係止されることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2に記載の発明において、前記係止突部が切割されるとともに前記ねじ部材が切割に交差して設けられ、前係止突部の先端が楔面に形成されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3に記載の発明において、前記ねじ部材は前記係止突部の下面から切割に螺合されていることを特徴とする。
請求項5の発明は、支持ブラケットにより隙間を介して壁面に取り付けられて各種機能部品を支持する壁面用ハンガーレールの取付構造に用いられるハンガーレールであって、前記ハンガーレールの裏面側には、レール幅の中央部における長尺方向に沿って形成される前記支持ブラケット用の中央係止溝と、レール幅の上下部における長尺方向に沿ってそれぞれ形成され各種機能部品のコ字形の係止部分を支持する上下の係止溝とが設けられ、前記上下の係止溝には、各種機能部品のコ字形の一方係止片の外面を当接するレール裏面側の当接面部と、当接時に前記一方係止片を底側から当接側へ誘導する誘導傾斜面と、上下部からそれぞれ中央部に向けて延長されるとともに前記各種機能部品のコ字形の中間を支持する支持片とを備えていることを特徴とする。
請求項1の発明によると、ハンガーレールの裏面側に支持ブラケットを取り付けるので、レールと壁面との取付構造部が表面に露出することがなく、壁面の外観を損なわない。さらに、各種機能商品をハンガーレールの裏面側に取り付けることができるので、これらの取付部も表面に露出しない。
また、ねじ部材を用いて係止突部を拡径することにより、簡単な工程で、確実にハンガーレールが支持ブラケットに固定される。取り外しは、ねじ部材を逆方向に回すことにより簡単に行うことができる。
請求項2の発明によると、ハンガーレールの裏面側に、支持ブラケットや機能部品を支持する係止溝が長尺方向に沿って形成されているので、部品の製造が容易である。また、係止突部を係止溝内に挿入した後、ねじ部材を操作すると係止突部が拡径して係止されるので、簡単な作業で、係止突部が確実に係止される。さらに、取付構造部が表面に露出せず、外観を損なわない。
請求項3の発明によると、係止突部を切割しねじ部材を切割に交差させるという簡単な構造により、ねじ部材で拡径して係止させることができる。
請求項4の発明によると、ねじ部材を外側に露出しないように支柱部内に納めることができ、外観を損なわない。しかも、支持ブラケットの外側から、簡単に操作することができる。
請求項5の発明によると、簡単な構造のハンガーレールによって、支持ブラケットに加え、コ字形の簡単な構造の係止部分を備えた各種機能部品を支持することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1〜図4は、本発明の壁面用ハンガーレール構造の実施の形態における施工時の各工程を示す縦断面図である。尚、各部材が取り付けられる際の壁面側を裏面とし、壁面と反対側の室内側を表面とする。
壁面用ハンガーレール構造1は、ハンガーレール2と支持ブラケット3からなる。支持ブラケット3は、支柱部12を有するブラケット本体4、係止板5、ねじ部材6、カバー7により構成される。支持ブラケット3は、適宜間隔で壁面に複数設置される。
ハンガーレール2は、アルミ等の金属やPVC等の合成樹脂を材料とし、通常押出成型により製造される長尺の部材である。ハンガーレール2の裏面には、後述する支持ブラケット3の係止突部13,16を係止する中央係止溝21と、各種機能部品を取り付けるための上下の係止溝22が設けられている。中央係止溝21と上下の係止溝22は、ハンガーレール2の長さ方向に沿って形成される。本実施の形態では、幅方向中央に中央係止溝21が形成され、その上下に2つの係止溝22,22が形成されている。中央係止溝21の開口側には、上下に抜止片23a,23bが設けられる。上下の係止溝22の開口側には、それぞれハンガーレール2の内側(中央寄り)の支持片24と外側の支持片25が設けられる。尚、係止溝22の数は2つに限定されるものではなく、用途や規模により適宜増減可能である。また、ハンガーレール2の表面には、施工等のための溝は形成されないが、意匠設計時に、必要に応じて、表面に凹凸模様等が施される場合がある。
支持ブラケット3のブラケット本体4は、ねじ8により壁面9に固定される基面11と、基面11の中央から表面側へ適宜寸法突出した支柱部12を備える。支柱部12の突出寸法により、ハンガーレール2と壁面9との隙間寸法が決定される。支柱部12は空間120を有する断面略コ字状を呈し、表面側上部の先端には、下方向にくびれた首部14を介して、ハンガーレール2の中央係止溝21に係止される係止突部13が突出形成されている。係止突部13の図における上側は、中央係止溝21の上側の形状に合わせて形成されている。首部14は、ハンガーレール2の抜止片23aが係合する形状に形成され、首部14から支柱部12の上端面までの間には、基面11側に向かって傾斜した案内面141が設けられている。支柱部12の上側面に上下方向に雌ねじ15が形成され、ねじ部材6が螺合される。
係止板5は、略矩形の板状を呈し、ねじ部材6が螺合される雌ねじ17が形成されている。係止板5の表面側(図の左側)に、ハンガーレール2の中央係止溝21に係止される係止突部16が形成されている。係止突部16の図における下側は、中央係止溝21の下側の形状に合わせて形成されている。係止板5は、支柱部12の先端部を切割して形成され、それぞれの係止突部13,16は上下対称形である。支柱部12の係止突部13と係止板5の係止突部16とを重ね合わせたときの係止突部13,16の先端は楔面に形成され、上下方向の最大幅dは、ハンガーレール2の中央係止溝21内部の上下幅寸法D1よりも小さく、中央係止溝21の開口幅D2よりも若干大きい。
カバー7は、ブラケット本体4の外側面を覆うものであり、基面11の壁面9への取付部やねじ部材6の視覚的露出を遮るとともに、防水等の機能を有する。尚、カバー7は、本発明における必須要件ではなく、防水対策等が特に必要でない場合等には設けなくてもよい。
次に、上記各部品からなる壁面用ハンガーレール構造1を壁面9に施工する際の手順を、図に基づいて説明する。
図1に示すように、支持ブラケット3の支柱部12の空間120に係止板5を配置し、支柱部12の係止突部13と係止板5の係止突部16との切割部を重ね合わせた状態で、下方から切割に交差してねじ部材6を挿入し、雌ねじ17,15に螺合させる。支柱部12の上側面を貫通したねじ部材6の先端を、座金18で固定する。ブラケット本体4の基面11を壁面9に当接させて、ねじ8により壁面9に固定する。その後ブラケット本体4にカバー7を被せる。
次に、図2に示すように、ハンガーレール2を案内面141の傾斜に沿って傾け、中央係止溝21の上側の抜止片23aを、首部14に引っ掛ける。これにより、支柱部12の係止突部13が、中央係止溝21内の上部に挿入される。
抜止片23aを首部14に引っ掛けた状態でハンガーレール2を図の矢印A方向に回転させることにより、係止突部16が中央係止溝21の開口を通過し、両係止突部13,16が中央係止溝21内部に挿入される。支柱部13の下部表面側の端面19が、ハンガーレール2の抜止片23bの裏面に当接すると、ハンガーレール2が壁面9と平行になる。このとき、図3に示すように、支柱部12及び係止板5の係止突部13,16が、中央係止溝21内部の上端側に配置される。この状態が仮止であり、その後、支柱部12の下側から、ねじ部材6を回す。
ねじ部材6を回すことにより、係止板5が下側に引き寄せられ、係止突部13,16全体が拡径する。図4に示すように、係止板5の係止突部16が中央係止溝21の下端に当接し、係止突部13の上端から係止突部16の下端までの上下寸法が中央係止溝21の幅と一致して、それ以上ねじ部材6が回らなくなるまで、ねじ部材6を回す。このとき、係止突部16と端面19により抜止片23bが挟み込まれる。こうして、ハンガーレール2が支持ブラケット3に固定される。この状態では、ハンガーレール2に振動等が加わっても、支持ブラケット3から外れることはない。ハンガーレール2を取り外すときには、ねじ部材6を逆方向に回し、抜止片23aを首部14に引っ掛けたままで案内面141の傾斜に沿ってハンガーレール2を傾けることにより、容易に外すことが出来る。
尚、支持ブラケット3の取付方向が上下逆方向でも、ハンガーレール2を取り付けることは可能であるが、防水、防埃等を考慮すると、上記の方向に取り付けることが好ましい。また、支持ブラケット3は、ハンガーレール2の長さや用途等に応じて、適宜間隔で複数取り付ける。
このようにして施工されたハンガーレール構造1に、図5に示すように、例えば天板41や棚42等の各機能部品を取り付ける。天板41は、コ字形の係止部分41aを有し、ハンガーレール2の上側の係止溝22の下側(内側)の支持片24に取り付けられる。このとき、ハンガーレール2の上端面が天板41の板部411の下面を支え、板部411の背面部が壁面9に押さえつけられる。さらに、天板41の台座部412の上部がハンガーレール2の裏面に押さえ付けられている。このように、天板41は複数個所により支持され、安定して取り付けられる。棚42は、コ字形の係止部分42aを有し、ハンガーレール2の下側の係止溝22の下側(外側)の支持片25に取り付けられる。棚42の背面421は壁面9に押さえつけられ、棚42が安定して取り付けられる。
図6は、図5のB部の拡大図であり、棚42がハンガーレール2に係止された部分を示す。
ハンガーレール2の係止溝22内側の端部には、係止部分42aの一方の係止片422を当接する当接面部222が設けられている。当接面部222は、係止溝22の中央部の底面221から、誘導傾斜面223によって連結される。棚42の係止部分42aは、係止片422が係止溝22の側部224にはめ込まれる。このとき、係止片422の表面側426は、誘導傾斜面223により当接面部222へ誘導され、先端427が側部224にはめ込みされる。また、ハンガーレール2の支持片25の外側252に切り込み部251が形成されていて、係止部分42aの内側に形成された小突起423が、この切り込み部251に係合される。小突起423の係合により、係止部分42aが正しい位置に取り付けられたことが確認できる。このようにして、当接面部222と係止片422の表面426、支持片25の端部253と係止部分42aの凹部底面424、及び、支持片25の外側253と凹部側面425が当接し、複数個所で支持されて、係止部分42aがハンガーレール2に取り付けられる。以上のような係止部分42aの構造は、天板41の係止部分41aに関しても同様である。
本実施の形態において、壁面用ハンガーレール構造1は、ハンガーレール2の裏面に設けた中央係止溝21を用いて、簡単な工程により施工される。そして、壁面9への取付構造部や各種機能部品の取付部が室内から視認されにくいので、異物感が生じることがなく、外観を低下させない。
図7は、様々な機能部品が取り付けられた壁面用ハンガーレール構造1の例を示す。図5で示した天板41や棚42の他、例えばロールペーパーホルダ43、フック44、本棚45、小物用ボックス46、椅子47、傘立て48、鏡49等、多種多様な部品を取り付けることができる。このように様々な機能部品を取り付けることにより、玄関や台所、脱衣所等、あらゆる場所に設置して利用することができる。
図7に示すように、支持ブラケット3は、ハンガーレール2の長さや取り付ける機能部品の種類等に応じて、適宜間隔で複数取り付けられる。また、ハンガーレール2の左右両端には、端部カバー29を取り付けて、ハンガーレール2の溝の露出により外観が損なわれるのを防ぐ。図8は、端部カバー29の例を示す。端部カバー29は、ハンガーレール2端部の外周を覆うケーシング291と、中央係止溝21に挿入される栓部292を備える。尚、栓部292は図8に示す形状に限らず、上下の係止溝22を塞ぐ形状のものを設けたり、中央係止溝21及び上下の係止溝22の全て又はいずれかの係止溝の端部に挿入される形状のものでもよい。また、栓部を設けずに外側のケーシング291だけでもよい。
次に、本発明の異なる実施の形態について、図9〜図11を参照して説明する。尚、前述の実施の形態と同様の部分については、同じ符号を付して説明する。
本実施の形態において、ハンガーレール構造10は、ハンガーレール20と支持ブラケット30からなり、支持ブラケット30は、支柱部32を有するブラケット本体33、ねじ部材38、カバー39により構成される。
ハンガーレール20は、前述の実施の形態と同様、金属や合成樹脂を材料とした長尺の部材である。ハンガーレール20の裏面側には、後述する支持ブラケット30の2つの係止突部34,34を係止する2つの中央係止溝26,26と、各種機能部品を取り付けるための係止溝22が形成されている。中央係止溝26及び係止溝22は、ハンガーレール20の長さ方向に沿って形成される。さらに、本実施の形態では、ハンガーレール20の中央に係止部27が突出形成され、その上下に2つの中央係止溝26,26が設けられる。係止部27は、ハンガーレール20の長さ方向に沿って形成されても良いし、円筒状のものを適宜間隔で複数設けてもよい。係止部27には、上下に切り込み部28が設けられ、裏面側の先端付近に、切り込み部28よりも小さい切り欠き29が形成される。さらに、ハンガーレール20の上下両端側に、図1のハンガーレール2と同様に、2つの係止溝22,22が形成されている。係止溝22,22の開口側には、それぞれハンガーレール2の幅方向内側の支持片24と外側の支持片25が設けられる。尚、切り込み部28及び切り欠き29は、後述する支持ブラケット30への取り付けにおいて、上下両方に設けなくてもよいが、上下両方に設けてハンガーレール20の縦断面形状を上下対称とすることにより、上下いずれの向きでも取り付けが可能となり、施工作業が容易になる。
支持ブラケット30のブラケット本体33は、ねじ8により壁面9に固定される基面31と、基面31の中央に表面方向に適宜寸法だけ突出する支柱部32を備える。支柱部32の先端には、ハンガーレール20の中央係止溝26,26に係止される係止突部34,34が設けられている。支柱部32の中央には、ハンガーレール20の係止部27が嵌め込まれる支持溝35が水平方向に設けられる。支持溝35には、ハンガーレール20の切り欠き29に係合可能な小突起37が形成される。支柱部32の下側面には、ねじ部材38が螺合可能な雌ねじ36が貫通形成され、支柱部32の下方からねじ部材38が螺合されている。ねじ部材38は、例えば六角穴付き止めねじが用いられる。
以下、本実施の形態に係るハンガーレール構造10を壁面9に施工する際の手順を説明する。
図9に示すように、ねじ部材38を螺合したブラケット本体33の基面31を壁面9に当接させて、ねじ8により壁面9に固定する。ねじ部材38は、先端が支持溝35の外側(図の下側)に位置するように螺合される。ブラケット本体33にカバー39を被せる。
次に、図10に示すように、ハンガーレール20の係止部27を支持ブラケット30の支持溝35に挿入するとともに、係止突部34,34を係止溝26,26に嵌め込む。係止部27の切り欠き29が小突起37に係合されることにより、係止部27が位置決めされ、ハンガーレール20が仮固定される。この状態で、支柱部32の下側から、ねじ部材38を回す。
図11に示すように、ねじ部材38の先端がハンガーレール20の係止部27の切り込み部28に当接し、それ以上回らなくなるまでねじ部材38を回すことにより、係止部27が支持溝35内に係止されるとともに、係止突部34,34が上下方向に拡径して係止溝26,26内に係止され、ハンガーレール20が取り付けられる。
尚、この場合にも、前述の実施の形態と同様、支持ブラケット30の取付方向が上下逆方向でもハンガーレール20を取り付けることは可能であるが、防水、防埃等を考慮すると、上記の方向に取り付けることが好ましい。
このようにして、容易な取付作業により、ハンガーレール20が壁面9から隙間を設けて取り付けられ、振動等が加わっても、ハンガーレール20が支持ブラケット30から外れることはない。ハンガーレール20を取り外すときには、ねじ部材38を逆方向に回すことにより、容易に外すことが出来る。このハンガーレール構造10と棚等の各機能性部材との取付構造は、前述の実施の形態と同様である。
本発明に係る壁面用ハンガーレールの取付構造は、屋内、屋外に関わらず壁面に施工するハンガーレールに適用することができる。また、大きさ等を変更することにより、広範な規模に適用することができる。
本発明に係るハンガーレール構造の支持ブラケットを壁面に取り付けた状態を示す縦断面図。 図1にハンガーレールを取り付ける際の最初の工程を示す縦断面図。 図2に続く工程を示す縦断面図。 本発明の実施の形態を示す縦断面図。 図4に機能部品を取り付けた例を示す縦断面図。 図5のB部の拡大断面図。 本発明の壁面用ハンガーレール構造の使用例を示す斜視図。 端部カバーの例を示す斜視図。 本発明の異なる実施の形態における支持ブラケットを壁面に取り付けた状態を示す縦断面図。 図9にハンガーレールを取り付ける際の一工程を示す縦断面図。 本発明の異なる実施の形態を示す縦断面図。 試験した実施例を示す縦断面図。
符号の説明
1 ハンガーレール構造
2 ハンガーレール
3 支持ブラケット
4 ブラケット本体
5 係止板
6 ねじ部材
9 壁面
12 支柱部
13,16 係止突部
21 中央係止溝
22 係止溝
23a,23b 抜止片
24,25 支持片

Claims (5)

  1. 壁面に取り付けられて各種機能部品を支持する壁面用ハンガーレールの取付構造において、
    長尺のハンガーレールと、該ハンガーレールの裏面側と前記壁面とに取り付けられ前記ハンガーレールと前記壁面の間に隙間を確保する支持ブラケットとを備え、前記ハンガーレールには係止溝が設けられ、前記支持ブラケットには係止突部が設けられ、前記係止突部を前記係止溝に挿入して仮止した状態でねじ部材により前記係止突部を拡径することで前記係止溝に係止されることを特徴とする壁面用ハンガーレールの取付構造。
  2. 壁面に取り付けられて各種機能部品を支持する壁面用ハンガーレールの取付構造において、
    長尺のハンガーレールと、該ハンガーレールの裏面側と前記壁面とに取り付けられ前記ハンガーレールと前記壁面の間に隙間を確保する支持ブラケットとを備え、前記ハンガーレールの裏面側にはレール幅の中央部において長尺方向に沿って形成される支持ブラケットの係止溝と、レール幅の上下部において長尺方向に沿ってそれぞれ形成され各種機能部品を支持する係止溝とが設けられ、前記支持ブラケットの先端には首部を介して係止突部が設けられるとともに前記係止突部を拡径するねじ部材が設けられ、前記係止突部を前記係止溝に挿入して仮止した状態で前記ねじ部材により前記係止突部を拡径することで前記係止溝に係止されることを特徴とする壁面用ハンガーレールの取付構造。
  3. 請求項2に記載の壁面用ハンガーレールの取付構造において、前記係止突部が切割されるとともに前記ねじ部材が切割に交差して設けられ、前係止突部の先端が楔面に形成されていることを特徴とする壁面用ハンガーレールの取付構造。
  4. 請求項3に記載の壁面用ハンガーレールの取付構造において、前記ねじ部材は前記係止突部の下面から切割に螺合されていることを特徴とする壁面用ハンガーレールの取付構造。
  5. 支持ブラケットにより隙間を介して壁面に取り付けられて各種機能部品を支持する壁面用ハンガーレールの取付構造に用いられるハンガーレールであって、
    前記ハンガーレールの裏面側には、レール幅の中央部において長尺方向に沿って形成される前記支持ブラケット用の中央の係止溝と、レール幅の上下部において長尺方向に沿ってそれぞれ形成され各種機能部品のコ字形の係止部分を支持する上下の係止溝とが設けられ、前記上下の係止溝には、各種機能部品のコ字形の一方係止片の外面を当接するレール裏面側の当接面部と、当接時に前記一方係止片を底側から当接側へ誘導する誘導傾斜面と、上下部からそれぞれ中央部に向けて延長されるとともに前記各種機能部品のコ字形の中間を支持する支持片とを備えていることを特徴とするハンガーレール。
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