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JP4784188B2 - 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法およびプログラム Download PDF

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JP4784188B2
JP4784188B2 JP2005214494A JP2005214494A JP4784188B2 JP 4784188 B2 JP4784188 B2 JP 4784188B2 JP 2005214494 A JP2005214494 A JP 2005214494A JP 2005214494 A JP2005214494 A JP 2005214494A JP 4784188 B2 JP4784188 B2 JP 4784188B2
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Description

本発明は、符号化された画像データを復号する画像処理装置、画像処理方法およびプログラムに関する。
近年、画像データデジタルとして取り扱い、その際、効率の高い情報の伝送、蓄積を目的とし、画像情報特有の冗長性を利用して、離散コサイン変換等の直交変換と動き補償により圧縮するMPEG(Moving Picture Experts Group)などの方式に準拠した装置が、放送局などの情報配信、及び一般家庭における情報受信の双方において普及しつつある。
MPEG2,4方式に続いてH.264/AVC(Advanced Video Coding)と呼ばれる符号化方式が提案されている。
このようなH.264/AVCの符号化装置では、符号化対象の画像データから得たブロック境界強度データBsと量子化パラメータQPとに基づいて、予測符号化における再構成画像データにデブロックフィルタ処理を施して、次の予測符号化に用いる参照画像データを生成する。デブロックフィルタ処理は、例えば、DCT処理などを4x4ブロック単位で行うことによって生じるブロック歪を抑制する処理である。
また、上記H.264/AVCの符号化装置は、ブロック境界強度データBsと量子化パラメータQPとを符号化データに付加する。
H.264/AVCの復号装置は、符号化データに付加されたブロック境界強度データBsと量子化パラメータQPとを基に、再構成画像データにデブロックフィルタ処理を施す。
ところで、MPEG2,4などのH.264/AVC以外のDCT処理などの直交変換処理をブロック単位で行って生成された符号化データを復号する復号装置においても、ブロック歪を抑制するために、上述したデブロックフィルタ処理を行いたいという要請がある。
しかしながら、このような復号装置が復号対象とする符号化データには、上述したブロック境界強度データBsおよび量子化パラメータQPが含まれておらず、当該復号装置において、デブロックフィルタ処理を行うことができず、ブロック歪が残存して復号画像の画質が低下してしまう。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、ブロック単位で符号化され、フィルタ処理内容を規定する情報が付加されていない画像データを復号する場合でも、ブロック歪を抑制できる画像処理装置、画像処理方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した従来技術の問題点を解決し、上述した目的を達成するため、本発明の第1の観点の画像処理装置は、第1の符号化方式で符号化された第1の符号化ストリームを復号して第1の画像データを生成する復号手段と、上記第1の符号化ストリームを生成する際に利用した量子化スケールを、予め規定された対応関係に従って、上記第1の符号化方式とは異なる方式の第2の符号化方式で符号化された第2の符号化ストリームを生成する際に利用する量子化パラメータに変更する設定手段と、上記設定手段により変更された量子化パラメータに基づいて、上記第2の符号化ストリームを復号した第2の画像データに含まれるブロック歪みを除去するフィルタ処理を、上記復号手段により生成された第1の画像データに適用することにより、上記第1の画像データに対してフィルタ処理を行うフィルタ手段と、を備える。
第2の観点の画像処理方法は、第1の符号化方式で符号化された第1の符号化ストリームを復号して第1の画像データを生成する復号工程と、上記復号工程において上記第1の符号化ストリームを生成する際に利用した量子化スケールを、予め規定された対応関係に従って、上記第1の符号化方式とは異なる方式の第2の符号化方式で符号化された第2の符号化ストリームを生成する際に利用する量子化パラメータに変更する設定工程と、上記設定工程により変更された量子化パラメータに基づいて、上記第2の符号化ストリームを復号した第2の画像データに含まれるブロック歪みを除去するフィルタ処理を、上記復号工程において生成された第1の画像データに適用することにより、上記第1の画像データに対してフィルタ処理を行うフィルタ工程と、を備える。
第3の観点のプログラムは、画像処理装置用のコンピュータに復号処理を実行させるプログラムであって、上記コンピュータは、第1の符号化方式で符号化された第1の符号化ストリームを復号して第1の画像データを生成する復号手順と、上記復号手順において上記第1の符号化ストリームを生成する際に利用した量子化スケールを、予め規定された対応関係に従って、上記第1の符号化方式とは異なる方式の第2の符号化方式で符号化された第2の符号化ストリームを生成する際に利用する量子化パラメータに変更する設定手順と、上記設定手順により変更された量子化パラメータに基づいて、上記第2の符号化ストリームを復号した第2の画像データに含まれるブロック歪みを除去するフィルタ処理を、上記復号手順において生成された第1の画像データに適用することにより、上記第1の画像データに対してフィルタ処理を行うフィルタ手順と、を実行する。
第4の観点の画像処理装置は、第1の符号化方式で符号化された第1の符号化ストリームを復号して第1の画像データを生成する復号手段と、上記第1の符号化ストリームを生成した際のマクロブロックの符号化タイプに基づいて、上記第1の符号化方式とは異なる方式の第2の符号化方式で符号化された第2の符号化ストリームを復号して得られる第2の画像データに含まれるブロック歪みを除去するフィルタ処理の強度を示すブロック境界強度データの値として、マクロブロックの符号化タイプ別の値を設定する設定手段と、上記設定手段により設定されたブロック境界強度データの値に従って、上記第2の画像データに含まれるブロック歪みを除去するフィルタ処理を、上記復号手段により生成された第1の画像データに適用することにより、上記第1の画像データに対してフィルタ処理を行うフィルタ手段と、を備え、上記設定手段は、上記処理対象のブロックデータの符号化タイプがイントラ符号化である場合に、インター符号化である場合に比べて強いフィルタ強度を示す上記ブロック境界強度データの値を設定する。
第5の観点の画像処理方法は、第1の符号化方式で符号化された第1の符号化ストリームを復号して第1の画像データを生成する復号工程と、上記第1の符号化ストリームを生成した際のマクロブロックの符号化タイプに基づいて、上記第1の符号化方式とは異なる方式の第2の符号化方式で符号化された第2の符号化ストリームを復号して得られる第2の画像データに含まれるブロック歪みを除去するフィルタ処理の強度を示すブロック境界強度データの値として、マクロブロックの符号化タイプ別の値を設定する設定工程と、上記設定工程により設定されたブロック境界強度データの値に従って、上記第2の画像データに含まれるブロック歪みを除去するフィルタ処理を、上記復号工程により生成された第1の画像データに適用することにより、上記第1の画像データに対してフィルタ処理を行うフィルタ工程と、を備え、上記設定工程では、上記処理対象のブロックデータの符号化タイプがイントラ符号化である場合に、インター符号化である場合に比べて強いフィルタ強度を示す上記ブロック境界強度データの値を設定する。
第6の観点のプログラムは、画像処理装置用のコンピュータに復号処理を実行させるプログラムであって、上記コンピュータは、第1の符号化方式で符号化された第1の符号化ストリームを復号して第1の画像データを生成する復号手順と、上記第1の符号化ストリームを生成した際のマクロブロックの符号化タイプに基づいて、上記第1の符号化方式とは異なる方式の第2の符号化方式で符号化された第2の符号化ストリームを復号して得られる第2の画像データに含まれるブロック歪みを除去するフィルタ処理の強度を示すブロック境界強度データの値として、マクロブロックの符号化タイプ別の値を設定する設定手順と、上記設定手順により設定されたブロック境界強度データの値に従って、上記第2の画像データに含まれるブロック歪みを除去するフィルタ処理を、上記復号手順により生成された第1の画像データに適用することにより、上記第1の画像データに対してフィルタ処理を行うフィルタ手順と、を実行し、上記設定手順では、上記処理対象のブロックデータの符号化タイプがイントラ符号化である場合に、インター符号化である場合に比べて強いフィルタ強度を示す上記ブロック境界強度データの値を設定する。
本発明によれば、ブロック単位で符号化され、フィルタ処理内容を規定する情報が付加されていない画像データを復号する場合でも、ブロック歪を抑制できる画像処理装置、画像処理方法およびプログラムを提供することができる。
以下、本発明の実施形態の通信システムについて説明する。
先ず、本実施形態の構成と本発明の構成との関係を説明する。
図2に示すDEB制御回路39が本発明の制御手段の一例であり、デブロックフィルタ47が本発明のフィルタ手段の一例である。
また、マクロブロックMBが本発明のブロックデータの一例である。
また、4x4(あるいは8x8)のブロックデータが、本発明のサブブロックデータの一例である。
また、本実施形態の量子化パラメータQPが本発明の量子化パラメータの一例であり、ブロック境界強度データBsが本発明のブロック境界強度データの一例である。
また、図14に示すプログラムPRGが本発明のプログラムの一例であり、メモリ252が記録媒体の一例である。
記録媒体は、半導体メモリの他、光ディスク、光磁気ディスクあるいは磁気ディスクなどであってもよい。
図1は、本実施形態の通信システム1の概念図である。
図1に示すように、通信システム1は、送信側に設けられた符号化装置2と、受信側に設けられた復号装置3とを有する。
通信システム1では、送信側の符号化装置2において、離散コサイン変換やカルーネン・レーベ変換などの直交変換と動き補償によって圧縮したフレーム画像データ(ビットストリーム)を生成し、当該フレーム画像データを変調した後に、衛星放送波、ケーブルTV網、電話回線網、携帯電話回線網などの伝送媒体を介して送信する。
受信側では、復号装置3において受信した画像信号を復調した後に、上記変調時の直交変換の逆変換と動き補償によって伸張したフレーム画像データを生成して利用する。
なお、上記伝送媒体は、光ディスク、磁気ディスクおよび半導体メモリなどの記録媒体であってもよい。
以下、図1に示す復号装置3について説明する。
図2は、図1に示す復号装置3の全体構成図である。
図2に示すように、復号装置3は、例えば、MPEG2復号装置10と、AVC復号装置12とを有する。
<MPEG2復号装置10>
図2に示すように、MPEG2復号装置10は、例えば、蓄積バッファ30、可逆復号回路31、逆量子化回路32、逆直交変換回路33、加算回路34、フレームメモリ35、動き予測・補償回路36、イントラ予測回路37、画面並べ替えバッファ38、DEB制御回路39、並びにD/A変換回路41を有する。
蓄積バッファ30には、復号装置3が入力(受信)したMPEG方式で符号化された画像データS9が書き込まれる。
可逆復号回路31は、画像データS9内の処理対象のマクロブロックMBがインター符号化されていると判断した場合には、そのヘッダ部に書き込まれている動きベクトルを復号して動き予測・補償回路36に出力する。
可逆復号回路31は、画像データS9内の処理対象のマクロブロックMBがイントラ符号化されていると判断した場合には、そのヘッダ部に書き込まれているイントラ予測モード情報を復号してイントラ予測回路37に出力する。
また、可逆復号回路31は、画像データS9を復号して逆量子化回路32に出力する。
また、可逆復号回路31は、画像データS9に含まれる各マクロブロックMBの量子化スケールQ_SCALEと、MB(Macro Block)タイプとをDEB制御回路39に出力する。
逆量子化回路32は、可逆復号回路31で復号された画像データ(直交変換係数)を、可逆復号回路31から入力した量子化スケールQ_SCALEを基に逆量子化して逆直交変換回路33に出力する。
逆直交変換回路33は、逆量子化回路32から入力した画像データ(直交変換係数)に8x8の逆直交変換処理を施して差分画像データを生成し、それを加算回路34に出力する。
加算回路34は、動き予測・補償回路36あるいはイントラ予測回路37からの予測画像データPIと、逆直交変換回路33からの差分画像データとを加算して画像データを生成し、これをフレームメモリ35および画面並べ替えバッファ38に書き込む。
動き予測・補償回路36は、フレームメモリ35から読み出した参照画像データと、可逆復号回路31から入力した動きベクトルとを基に、予測画像データPIを生成し、これを加算回路34に出力する。
イントラ予測回路37は、可逆復号回路31から入力したイントラ予測モードを基に予測画像データPIを生成し、これを加算回路34に出力する。
画面並べ替えバッファ38は、加算回路34から書き込まれた復号後の画像データを、図2および図3に示すAVC復号装置12のデブロックフィルタ53によるフィルタ処理後に、表示順にD/A変換回路41に読み出す。
DEB制御回路39は、可逆復号回路31から入力した各マクロブロックMBの量子化スケールQ_SCALEと、MBタイプとを基に、ブロック境界強度データBsと、量子化パラメータQPとを生成し、これをAVC復号装置12のデブロックフィルタ53に出力する。
DEB制御回路39の処理については、後に詳細に説明する。
D/A変換回路41は、画面並べ替えバッファ38から入力した画像データにD/A変換処理を施して画像信号S10を生成し、これを復号装置3の外部に出力する。
<AVC復号装置12>
図3に示すように、AVC復号装置12は、例えば、蓄積バッファ50、可逆復号回路51、逆量子化回路52、逆直交変換回路53、加算回路54、フレームメモリ55、動き予測・補償回路56、イントラ予測回路57、画面並べ替えバッファ58、D/A変換回路61、デブロックフィルタ47を有する。
蓄積バッファ50には、復号装置3が入力(受信)したAVC方式で符号化された画像データS13が書き込まれる。
可逆復号回路51は、画像データS13内の処理対象のマクロブロックMBがインター符号化されていると判断した場合には、そのヘッダ部に書き込まれている動きベクトルを復号して動き予測・補償回路56に出力する。
可逆復号回路51は、画像データS13内の処理対象のマクロブロックMBがイントラ符号化されていると判断した場合には、そのヘッダ部に書き込まれているイントラ予測モード情報を復号してイントラ予測回路57に出力する。
また、可逆復号回路51は、画像データS13を復号して逆量子化回路52に出力する。
また、可逆復号回路51は、画像データS13に含まれる各マクロブロックMBの量子化パラメータQPと、ブロック境界強度データBsとをデブロックフィルタ47に出力する。
逆量子化回路52は、可逆復号回路51で復号された画像データ(直交変換係数)を、可逆復号回路31から入力した量子化パラメータQPを基に逆量子化して逆直交変換回路53に出力する。
逆直交変換回路53は、逆量子化回路52から入力した画像データ(直交変換係数)に4x4の逆直交変換処理を施して差分画像データを生成し、それを加算回路54に出力する。
加算回路54は、動き予測・補償回路56あるいはイントラ予測回路57からの予測画像データPIと、逆直交変換回路53からの差分画像データとを加算して画像データを生成し、これをデブロックフィルタ47に出力する。
デブロックフィルタ47は、逆量子化回路52から入力した量子化パラメータQPとブロック境界強度データBsとを基に、加算回路54から入力した画像データにデブロックフィルタ処理を施して、処理後の画像データをフレームメモリ55および画面並べ替えバッファ38に書き込む。
動き予測・補償回路56は、フレームメモリ55から読み出した参照画像データと、可逆復号回路51から入力した動きベクトルとを基に、予測画像データPIを生成し、これを加算回路54に出力する。
イントラ予測回路57は、可逆復号回路51から入力したイントラ予測モードを基に予測画像データPIを生成し、これを加算回路54に出力する。
画面並べ替えバッファ58は、デブロックフィルタ47から書き込まれた復号後の画像データを、表示順にD/A変換回路61に読み出す。
D/A変換回路61は、画面並べ替えバッファ58から入力した画像データにD/A変換処理を施して画像信号S14を生成し、これを復号装置3の外部に出力する。
<デブロックフィルタ47>
デブロックフィルタ47は、入力した画像データに含まれるブロック歪を減少するようにフィルタ処理を施す。
具体的には、デブロックフィルタ47は、入力した量子化パラメータQPとブロック境界強度データBsに基づいて、図4に示すように、16x16のマクロブロックMB内の4x4のブロックデータを単位として、水平方向および垂直方向のフィルタ処理を行う。
ブロック境界強度データBsは、例えば、H.264/AVCにより、図5に示すように規定されている。
ブロック境界強度データBsは、例えば、図5に示すように、画素データpあるいはqの何れか一方がイントラ符号化されるマクロブロックMBに属し、且つ、当該画素データがマクロブロックMBの境界に位置する場合に、最もフィルタ強度が高い「4」が割り当てられている。
また、ブロック境界強度データBsは、例えば、図5に示すように、画素データpあるいはqの何れか一方がイントラ符号化されるマクロブロックMBに属し、且つ、当該画素データがマクロブロックMBの境界に位置しない場合に、「4」の次にフィルタ強度が高い「3」が割り当てられている。
また、ブロック境界強度データBsは、例えば、図5に示すように、画素データpおよびqの双方がイントラ符号化されるマクロブロックMBに属するものではなく、且つ、いずれかの画素データが変換係数を持つ場合に、「3」の次にフィルタ強度が高い「2」が割り当てられている。
また、ブロック境界強度データBsは、例えば、図5に示すように、画素データpおよびqの双方がイントラ符号化されるマクロブロックMBに属するものではなく、且つ、いずれかの画素データが変換係数を持たないという条件を場合に満たし、且つ、参照フレームが異なるか、参照フレームの枚数が異なるか、動きベクトルが異なるかの何れかの条を満たす場合に、「1」が割り当てられている。
また、ブロック境界強度データBsは、例えば、図5に示すように、画素データp,qの双方がイントラ符号化されるマクロブロックMBに属するものではなく、どちらの画素データも変換係数を持たず、且つ、参照フレームおよび動きベクトルが同じ場合には、フィルタ処理を行わないことを意味する「0」が割り当てられている。
図6は、デブロックフィルタ47の構成図である。
図6に示すように、デブロックフィルタ47は、例えば、α・β取得部81、index算出部82、tc0取得部83、並びにフィルタ演算部84を有する。
α・β取得部81は、入力した量子化パラメータQPをキーとして、図7に示す表データTABLE1を参照して、データα,βを取得する。
ここで、α、βは、デフォルトでは、図7に示すように、各マクロブロックの量子化パラメータQPに応じてその値が定められている。
ただし、α、βの値は、復号対象の画像データ(bitstream)中のSlice ヘッダデータに含まれるslice_alpha_c0_offset_div2及びslice_beta_offset_div2という2つのパラメータに拠って、ユーザが調整することが可能である。
index算出部82は、隣接するマクロブロックMB(P)とMB(Q)の量子化パラメータQPを入力し、下記式(1)に従って、データindexA,Bを算出する。
なお、下記式(1)において、FilterOffsetA及びFilterOffsetBが、ユーザによる調整分に相当する。
図6において、qPpはマクロブロックMB(P)の量子化パラメータQPを示し、qPqはマクロブロックMB(Q)の量子化パラメータQPを示す。
[数1]
qPav=(qPp+qPq+1)>>1
indexA=Clip3(0,51,qPav+FilterOffsetA)
indexB=Clip3(0,51,qPav+FilterOffsetB)
…(1)
tc0取得部83は、ブロック境界強度データBsと、index算出部82から入力したデータindexAとをキーとして、図8に示す表データTABLE2を基に、データtc0を取得し、これをフィルタ演算部84に出力する。
フィルタ演算部84は、以下に示すように、「Bs<4」の場合と、「Bs=4」の場合とで異なるフィルタ処理を行う。
先ず、「Bs<4」の場合を説明する。
フィルタ演算部84は、下記式(2)に示す演算を行って、フィルタ処理後の画素データp0’,q0’を算出する。
下記式(2)において、Clip3は、クリッピング処理を示す。
[数2]
p0’=Clip1(p0+Δ)
q0’=Clip1(q0+Δ)
Δ=Clip3(−tc,tc((((q0−p0)<<2)+(p1−q1)+4)>>3))
…(2)
フィルタ演算部84は、上記式(2)の「tc」を、フラグchromaEdgeFlagが「0」を示す場合に下記式(3)に基づいて算出し、それ以外の場合に下記式(4)に基づいて算出する。
下記式(3)において、「( )?1:0」は、( )内の条件を満たすと「1」、それ以外の場合は「0」を示す。
[数3]
tc=tc0+((ap<β)?1:0)+(aq<β)?1:0)
…(3)
[数4]
tc=tc0+1
…(4)
また、フィルタ演算部84は、上記式(3)のap,aqを下記式(5)に従って算出する。
[数5]
ap=|p2−p0|
aq=|q2−q0|
…(5)
フィルタ演算部84は、フィルタ処理後の画素データp1’を、chromaEdgeFlagが0で、且つ、apがβ以下である場合に下記式(6)に示す演算を行って算出し、それ以外の場合に下記式(7)により取得する。
[数6]
p1’=p1+Clip3(−tc0,tc0,(p2+((p0+q0+1)>>1)−(p1<<1))>>1)
…(6)
[数7]
p1’=p1
…(7)
フィルタ演算部84は、フィルタ処理後の画素データq1’を、chromaEdgeFlagが0で、且つ、aqがβ以下である場合に下記式(8)に示す演算を行って算出し、それ以外の場合に下記式(9)により取得する。
[数8]
q1’=q1+Clip3(−tc0,tc0,(q2+((p0+q0+1)>>1)−(q1<<1))>>1)
…(8)
[数9]
q1’=q1
…(9)
次に、「Bs=4」の場合を説明する。
フィルタ演算部84は、フラグchromaEdgeFlagが「0」を示し、且つ、下記式(10)の条件を満たす場合に、画素データp0’,p1’,p2’を下記式(11)に従って算出する。
[数10]
ap<β && |p0−q0|<((α>>2)+2)
…(10)
[数11]
p0’=(p2+2・p1+2・p0+2・q0+q1+4)>>3
p1’=(p2+p1+p0+q0+2)>>2
p2’=(2・p3+3・p2+p1+p0+q0+4)>>3
…(11)
フィルタ演算部84は、フラグchromaEdgeFlagが「0」を示し、且つ、下記式(10)の条件を満たさない場合に、画素データp0’,p1’,p2’を下記式(12)に従って算出する。
[数12]
p0’=(2・p1+p0+q1+2)>>2
p1’=p1
p2’=p2
フィルタ演算部84は、フラグchromaEdgeFlagが「0」を示し、且つ、下記式(13)の条件を満たす場合に、画素データq0’,q1’,q2’を下記式(14)に従って算出する。
[数13]
aq<β && |p0−q0|<((α>>2)+2)
…(13)
[数14]
q0’=(p1+2・p0+2・q0+2・q1+q2+4)>>3
q1’=(p0+q0+q1+q2+2)>>2
q2’=(2・q3+3・q2+q1+q0+p4+4)>>3
…(14)
フィルタ演算部84は、フラグchromaEdgeFlagが「0」を示し、且つ、下記式(10)の条件を満たさない場合に、画素データq0’,q1’,q2’を下記式(15)に従って算出する。
[数15]
q0’=(2・q1+q0+p1+2)>>2
q1’=q1
q2’=q2
…(15)
[DEB制御回路39]
以下、図2に示すDEB制御回路39の処理について詳細に説明する。
DEB制御回路39は、以下に示すように、量子化パラメータQPの生成処理と、ブロック境界強度データBsの生成処理とを行う。
先ず、DEB制御回路39による量子化パラメータQPの生成処理を説明する。
図9は、図2に示すDEB制御回路39が行う量子化パラメータQPの生成処理を説明するためのフローチャートである。
ステップST11:
前述したように、DEB制御回路39は、可逆復号回路31からMPEG2方式の画像データS9に含まれる各マクロブロックMBの量子化スケールQ_SCALEを入力する。
ステップST12:
DEB制御回路39は、ステップST11で入力した量子化スケールQ_SCALEに対応する量子化パラメータQPを特定する。
ところで、H.264/AVCの量子化パラメータQP(レンジ0〜31)と、MPEG2の量子化スケールQ_SCALEとの間には、下記式(16)が成り立つ。
[数16]
Q_SCALE=220/(676×A(QP))
…(16)
上記式(16)内のA(QP)は、QP=0〜31の各々について、下記式(17)のように規定される。
[数17]
A(QP=0,..,31)=[620,553,492,439,391,348,310,276,246,219,195,174,155,138,123,110,98,87,78,69,62,55,49,44,39,35,31,27,24,22,19,17]
…(17)
上記式(16),(17)から、下記式(18)の関係が成り立つ。
[数18]
Q_SCALE(QP=0, ... ,31)=[2.5019, 2.8050, 3.1527, 3.5334, 3.9671, 4.4573, 5.0037, 5.6201, 6.3055, 7.0829, 7.9546, 8.9146, 10.0074, 11.2402, 12.6110, 14.1013, 15.8280, 17.8293, 19.8865, 22.4804, 25.0185, 28.2027, 31.6561, 35.2534, 39.7730, 44.3185, 50.0370, 57.4499, 64.6312, 70.5067, 81.6394, 91.2440]
…(18)
DEB制御回路39は、入力した量子化スケールQ_SCALEをキーとして、上記式(18)に示す関係を規定した表データを用いて、それに対応する量子化パラメータQPを取得する。
次に、上述した量子化パラメータQPのレンジが0〜31であり、H.264/AVCで規定した量子化パラメータQPのレンジが0〜51であるため、下記式(19)により新たな量子化パラメータQPを算出し、これをデブロックフィルタ47に出力する。
[数19]
QP=QP+12
…(19)
次に、DEB制御回路39によるブロック境界強度データBsの生成処理について説明する。
図10〜図12は、DEB制御回路39によるブロック境界強度データBsの生成処理について説明するためのフローチャートである。
ステップST21:
DEB制御回路39は、可逆復号回路31からMPEG方式の画像データS9の処理対象のマクロブロックMBのMBタイプ(MBタイプ指示データ)を入力する。
ステップST22:
DEB制御回路39は、ステップST21で入力したMBタイプが「Intra」あるいは「Intra+Q」であると判断するとステップST23に進み、そうでない場合にはステップST24に進む。
ここで、「Intra」はマクロブロックMBがイントラ符号化されたことを示している。
また、「Intra+Q」は、マクロブロックMBがイントラ符号化され、且つ、量子化ステップの更新があることを示している。
MPEG2の「Intra」,「Intra+Q」は、H.264/AVCの「Intra」に対応している。
ステップST23:
DEB制御回路39は、ブロック境界強度データBs[0]に「4」を設定し、ブロック境界強度データBs[2]に「3」を設定する。
その後、DEB制御回路39は、図12に示すステップST35に進む。
ステップST24:
DEB制御回路39は、ステップST21で入力したMBタイプが「MC+Coded」または「MC+Coded+Q」または「Not MC+Coded」または「Not MC+Coded+Q」であると判断するとステップST25に進み、そうでない場合にはステップST26に進む。
ここで、「MC+Coded」は、インター予測符号化(動き予測・補償)を要すること、すなわちインター予測符号化が行われたことを意味している。MC+Coded+Q」は、インター予測符号化が行われ、量子化値の変換が行われたことを意味している。
「Not MC+Coded」は、動き補償は行わず、DCT係数の復号のみが行われたことを意味している。「Not MC+Coded」は、動き補償は行わず、量子化値の変換が行われたことを意味している。
MPEG2の「MC+Coded」および「MC+Coded+Q」は、H.264/AVCの「Inter16x16」に対応している。
「Not MC+Coded」および「Not MC+Coded+Q」は、H.264/AVCの「Direct16x16」に対応している。
ステップST25:
DEB制御回路39は、ブロック境界強度データBs[0]、Bs「2」に「2」を設定する。
その後、DEB制御回路39は、図12に示すステップST35に進む。
ステップST26:
DEB制御回路39は、ステップST21で入力したMBタイプが「MC+Not Coded」であると判断するとステップST27に進み、そうでない場合にはステップST30に進む。
ここで、「MC+Not Coded」は、動き補償は行うが、DCT係数の復号は行わないことを意味している。
MPEG2の「MC+Not Coded」は、H.264/AVCの「Inter16x16」に対応している。
ステップST27:
DEB制御回路39は、処理対象のマクロブロックMBに隣接するマクロブロックMBが有効な直交変換係数(DCT係数)を有していると判断するとステップST28に進み、そうでない場合にステップST29に進む。
ステップST28:
DEB制御回路39は、ブロック境界強度データBs[0]に「2」を設定する。
このとき、DEB制御回路39は、ブロック境界強度データBs[2]に「0」を設定する。
その後、DEB制御回路39は、図12に示すステップST35に進む。
ステップST29:
DEB制御回路39は、ブロック境界強度データBs[0]およびBs[2]に「0」を設定する。
その後、DEB制御回路39は、図12に示すステップST35に進む。
ステップST30:
ST30に来た場合、MBタイプは「Skip」である。
ここで、「Skip」は、動きベクトルを符号化しないことを意味している。
MPEG2においては、Pピクチャであるか、またはBピクチャであるかにより処理が異なる。
PピクチャにおけるMPEG2の「Skip」は、H.264/AVCの「Temporal Direct16x16」に対応している。
BピクチャにおけるMPEG2の「Skip」は、H.264/AVCの「Spatial Direct16x16」に対応している。
DEB制御回路39は、現在のピクチャタイプがPピクチャであると判断するとステップST31に進み、そうでない場合にはステップST32に進む。
ステップST31:
DEB制御回路39は、ブロック境界強度データBs[0]、Bs「2」に「0」を設定する。
その後、DEB制御回路39は、図12に示すステップST35に進む。
ステップST32:
DEB制御回路39は、処理対象のマクロブロックMBに隣接するマクロブロックMBが有効な直交変換係数(DCT係数)を有していると判断するとステップST33に進み、そうでない場合にステップST34に進む。
ステップST33:
DEB制御回路39は、ブロック境界強度データBs[0]に「2」を設定する。
このとき、DEB制御回路39は、ブロック境界強度データBs[2]に「0」を設定する。
その後、DEB制御回路39は、図12に示すステップST35に進む。
ステップST34:
DEB制御回路39は、ブロック境界強度データBs[0]およびBs[2]に「0」を設定する。
その後、DEB制御回路39は、図12に示すステップST35に進む。
ステップST35:
DEB制御回路39は、ブロック境界強度データBs[1],「3」に「0」を設定する。
以下、図2に示す復号装置3の動作例を説明する。
ここでは、MPEG2方式の画像データS9を復号する場合を説明する。
画像データS9は、蓄積バッファ30に蓄積された後、可逆復号回路31に出力される。
次に、可逆復号回路31が、画像データS9内の処理対象のマクロブロックMBがインター符号化されていると判断した場合には、そのヘッダ部に書き込まれている動きベクトルを復号して動き予測・補償回路36に出力する。
また、可逆復号回路31は、画像データS9内の処理対象のマクロブロックMBがイントラ符号化されていると判断した場合には、そのヘッダ部に書き込まれているイントラ予測モード情報を復号してイントラ予測回路37に出力する。
また、可逆復号回路31は、画像データS9を復号して逆量子化回路32に出力する。
また、可逆復号回路31は、画像データS9に含まれる各マクロブロックMBの量子化スケールQ_SCALEと、MBタイプとをDEB制御回路39に出力する。
次に、逆量子化回路32が、可逆復号回路31で復号された画像データ(直交変換係数)を、可逆復号回路31から入力した量子化スケールQ_SCALEを基に逆量子化して逆直交変換回路33に出力する。
次に、逆直交変換回路33が、逆量子化回路32から入力した画像データ(直交変換係数)に8x8の逆直交変換処理を施して差分画像データを生成し、それを加算回路34に出力する。
次に、加算回路34が、動き予測・補償回路36あるいはイントラ予測回路37からの予測画像データPIと、逆直交変換回路33からの差分画像データとを加算して画像データを生成し、これをフレームメモリ35および画面並べ替えバッファ38に書き込む。
上述した処理と並行して、DEB制御回路39が、図9に示す処理を行って、量子化パラメータQPをデブロックフィルタ47に出力する。
また、DEB制御回路39が、図10〜図12に示す処理を行って、ブロック境界強度データBsをデブロックフィルタ47に出力する。
そして、デブロックフィルタ47が、DEB制御回路39から入力した量子化パラメータQPおよびブロック境界強度データBsを基に、画面並べ替えバッファ38に記憶された画像データにデブロックフィルタ処理を施す。
その後、画像データが、表示順に可逆復号回路31に読み出され、画像信号S10に変換される。
一方、H.264/AVC方式の画像データS13を復号する場合には、AVC復号装置12が、一般的なAVC復号装置と同様に画像データS13を復号して画像信号S14を出力する。
以上説明したように、復号装置3によれば、MPEG2方式の画像データS9に対して、デブロックフィルタ47によるデブロックフィルタ処理を施すことができ、ブロック歪が抑制された高品質な復号後の画像信号S10を生成できる。
また、復号装置3によれば、AVC復号装置12のデブロックフィルタ47を、MPEG2復号装置10において利用するため、装置の大規模化を回避できる。
<第1の変形例>
MPEG2復号装置10は、入力した画像データS9がインターレース信号だった場合に以下の処理を行う。
MPEG2では、インターレース信号に対して、フレーム予測に加えてフィールド予測やデュアルプライム予測、残差信号に対してフレームDCTおよびフィールドDCTが用いられる。これにより、フレーム信号とは異なるブロック歪みが現れる。
MPEG2復号装置10は、符号化装置においてフィールド信号でDCT処理が行われ、且つ、画像データS9の処理対象のマクロブロックMBがフレーム構造である場合、図13に示すように、画像データS9をフィールド構造に変換した後にデブロックフィルタ処理を行う。ここで、処理対象のマクロブロックMBは、フィールド構造に変換されて、横16x縦8ピクセルのブロックになる。
そして、MPEG2復号装置10のDEB制御回路39は、ブロック境界強度データBs[1]、[3]に、それぞれ第1実施形態で説明したブロック境界強度データBs[0],[2]と同じ値を設定する。
これにより、実際にDCT処理が行われたブロックを基準としてデブロックフィルタ処理を施すことができる。
<第2の変形例>
本変形例では、DCTタイプの違いによるブロック境界強度データBsの設定方法について述べる。
MPEG2では、マクロブロックMB毎にフレームDCTとフィールドDCTの2種類を選択可能である。
ここで、水平方向に隣接する2つのマクロブロックMBが、異なるDCTタイプであった場合、ブロック歪みが生じる可能性は高い。一般に、MPEG2の符号化装置においてフレームDCTが選択されるのは時間相関の高い部分で、フィールドDCTが選択されるのはフィールド間で動きが生じている部分である。そのため、隣接マクロブロックMBにおいて画像の性質が異なると予想されるためである。
そのため、本変形例では、DEB制御回路39は、デブロックフィルタ処理の対象のマクロブロックMBと、それに水平方向に隣接するマクロブロックMBとの間でDCTタイプが異なる場合に、例えば、水平方向のブロック境界強度データBs[0]に「3」を設定する。すなわち、DEB制御回路39は、デブロックフィルタ処理の対象のマクロブロックMBと、それに水平方向に隣接するマクロブロックMBとの間でDCTタイプが異なる場合に、同じ場合に比べて、境界部分に強いデブロックフィルタ処理を施すように制御する。
本発明は上述した実施形態には限定されない。
すなわち、当業者は、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
例えば、上述した復号装置3の機能の全部あるいは一部を、図13に示すように、メモリ252に記憶されたプログラムPRGの記述に従ってCPU(Central Processing Unit)などの処理回路253が実行してもよい。
この場合に、インターフェース251を介して、復号対象の画像データが入力され、その処理結果が出力される。
また、上述した例では、MPEG−2を入力とする場合について述べてきたが、本発明の範囲はこれに限らず、離散コサイン変換等の直交変換を利用するJPEG、MPEG、H.26xに代表される画像符号化方式一般に、適用可能である。
図1は、本発明は、本発明の実施形態の通信システムの構成図である。 図2は、図1に示す復号装置の機能ブロック図である。 図3は、図2に示すAVC復号装置の機能ブロック図である。 図4は、図2および図3に示すデブロックフィルタの処理を説明するための図である。 図5は、図2および図3に示すデブロックフィルタの処理を説明するための図である。 図6は、図2に示すDEB制御回路の機能ブロック図である。 図7は、図6に示すDEB制御回路がα,βを取得するために用いる表データTABLE1を説明するための図である。 図8は、図6に示すDEB制御回路がデータTc0を取得するために用いる表データTABLE2を説明するための図である。 図9は、図2に示すDEB制御回路が行う量子化パラメータQPの生成処理を説明するためのフローチャートである。 図10は、図2に示すDEB制御回路によるブロック境界強度データBsの生成処理について説明するためのフローチャートである。 図11は、図2に示すDEB制御回路によるブロック境界強度データBsの生成処理について説明するための図10の続きのフローチャートである。 図12は、図2に示すDEB制御回路によるブロック境界強度データBsの生成処理について説明するための図11の続きのフローチャートである。 図13は、図2に示す復号装置の第1の変形例を説明するための図である。 図14は、図2に示す復号装置のその他の変形例を説明するための図である。
符号の説明
1…通信システム、2…符号化装置、3…復号装置、10…MPEG2復号装置、12…AVC復号装置、30…蓄積バッファ、31…可逆復号回路、32…逆量子化回路、33…逆直交変換回路、34…加算回路、35…フレームメモリ、36…動き予測・補償回路、37…イントラ予測回路、38…画面並べ替えバッファ、39…蓄積バッファ、41…D/A変換回路、47…デブロックフィルタ、50…蓄積バッファ、51…可逆復号回路、52…逆量子化回路、53…逆直交変換回路、54…加算回路、55…フレームメモリ、56…動き予測・補償回路、57…イントラ予測回路、58…画面並べ替えバッファ、81…α・β取得部、82…index算出部、83…tc0取得部、84…フィルタ演算部

Claims (17)

  1. 第1の符号化方式で符号化された第1の符号化ストリームを復号して第1の画像データを生成する復号手段と、
    上記第1の符号化ストリームを生成する際に利用した量子化スケールを、予め規定された対応関係に従って、上記第1の符号化方式とは異なる方式の第2の符号化方式で符号化された第2の符号化ストリームを生成する際に利用する量子化パラメータに変更する設定手段と、
    上記設定手段により変更された量子化パラメータに基づいて、上記第2の符号化ストリームを復号した第2の画像データに含まれるブロック歪みを除去するフィルタ処理を、上記復号手段により生成された第1の画像データに適用することにより、上記第1の画像データに対してフィルタ処理を行うフィルタ手段と、
    を備える画像処理装置。
  2. 上記第2の符号化ストリームを復号して上記第2の画像データを生成する復号手段を更に備え、
    上記フィルタ手段は、上記第1の画像データに含まれるブロック歪みを除去するフィルタ処理と上記第2の画像データに含まれるブロック歪みを除去するフィルタ処理とを共用する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 上記第1の符号化方式は、MPEG2規格であり、
    上記第2の符号化方式は、H.264/AVC規格である
    請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 上記フィルタ手段は、H.264/AVC規格に準じたデブロックフィルタである
    請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 上記設定手段は、
    MPEG2の量子化スケールを、それに対応する量子化パラメータへ変換するテーブルを有し、
    上記テーブルを用いて量子化スケールを量子化パラメータへ変換し、さらに、変換により得た量子化パラメータのレンジをH.264/AVCのレンジへ変換する
    請求項4記載の画像処理装置。
  6. 上記フィルタ手段は、インターレース方式による上記第1の画像データについて、フィールド構造に変換してからブロック歪みを除去するフィルタ処理を実行する
    請求項5記載の画像処理装置。
  7. 第1の符号化方式で符号化された第1の符号化ストリームを復号して第1の画像データを生成する復号工程と、
    上記復号工程において上記第1の符号化ストリームを生成する際に利用した量子化スケールを、予め規定された対応関係に従って、上記第1の符号化方式とは異なる方式の第2の符号化方式で符号化された第2の符号化ストリームを生成する際に利用する量子化パラメータに変更する設定工程と、
    上記設定工程により変更された量子化パラメータに基づいて、上記第2の符号化ストリームを復号した第2の画像データに含まれるブロック歪みを除去するフィルタ処理を、上記復号工程において生成された第1の画像データに適用することにより、上記第1の画像データに対してフィルタ処理を行うフィルタ工程と、
    を備える画像処理方法。
  8. 画像処理装置用のコンピュータに復号処理を実行させるプログラムであって、
    上記コンピュータは、
    第1の符号化方式で符号化された第1の符号化ストリームを復号して第1の画像データを生成する復号手順と、
    上記復号手順において上記第1の符号化ストリームを生成する際に利用した量子化スケールを、予め規定された対応関係に従って、上記第1の符号化方式とは異なる方式の第2の符号化方式で符号化された第2の符号化ストリームを生成する際に利用する量子化パラメータに変更する設定手順と、
    上記設定手順により変更された量子化パラメータに基づいて、上記第2の符号化ストリームを復号した第2の画像データに含まれるブロック歪みを除去するフィルタ処理を、上記復号手順において生成された第1の画像データに適用することにより、上記第1の画像データに対してフィルタ処理を行うフィルタ手順と、
    実行するプログラム。
  9. 1の符号化方式で符号化された第1の符号化ストリームを復号して第1の画像データを生成する復号手段と、
    記第1の符号化ストリームを生成したのマクロブロックの符号化タイプに基づいて、上記第1の符号化方式とは異なる方式の第2の符号化方式で符号化された第2の符号化ストリームを復号して得られる第2の画像データに含まれるブロック歪みを除去するフィルタ処理の強度を示すブロック境界強度データの値として、マクロブロックの符号化タイプ別の値を設定する設定手段と、
    上記設定手段により設定されたブロック境界強度データの値に従って、上記第2の画像データに含まれるブロック歪みを除去するフィルタ処理を、上記復号手段により生成された第1の画像データに適用することにより、上記第1の画像データに対してフィルタ処理を行うフィルタ手段と、
    備え、
    上記設定手段は、
    上記処理対象のブロックデータの符号化タイプがイントラ符号化である場合に、インター符号化である場合に比べて強いフィルタ強度を示す上記ブロック境界強度データの値を設定する
    画像処理装置。
  10. 上記第2の符号化ストリームを復号して上記第2の画像データを生成する復号手段を更に備え、
    上記フィルタ手段は、上記第1の画像データに含まれるブロック歪みを除去するフィルタ処理と上記第2の画像データに含まれるブロック歪みを除去するフィルタ処理とを共用する
    請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 上記設定手段は、上記第2の画像データに含まれるブロック歪みを除去するフィルタ処理の強度と対応するように、上記ブロック境界強度データの値を設定する
    請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 上記第1の符号化方式は、MPEG2規格であり、
    上記第2の符号化方式は、H.264/AVC規格である
    請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 上記フィルタ手段は、H.264/AVC規格に準じたデブロックフィルタである
    請求項12に記載の画像処理装置。
  14. 上記フィルタ手段は、
    上記ブロック境界強度データの最大値が設定された場合、他の値のブロック境界強度データが設定された場合と異なるフィルタ処理を実行し、
    上記設定手段は、
    MPEG2方式の画像データのマクロブロックがイントラ符号化された場合、または、MPEG2方式のマクロブロックがイントラ符号化され、且つ、量子化ステップの更新がある場合には、上記ブロック境界強度データに上記最大値を設定する
    請求項13記載の画像処理装置。
  15. 上記フィルタ手段は、インターレース方式による上記第1の画像データについて、フィールド構造に変換してからブロック歪みを除去するフィルタ処理を実行する
    請求項14記載の画像処理装置。
  16. 第1の符号化方式で符号化された第1の符号化ストリームを復号して第1の画像データを生成する復号工程と、
    上記第1の符号化ストリームを生成した際のマクロブロックの符号化タイプに基づいて、上記第1の符号化方式とは異なる方式の第2の符号化方式で符号化された第2の符号化ストリームを復号して得られる第2の画像データに含まれるブロック歪みを除去するフィルタ処理の強度を示すブロック境界強度データの値として、マクロブロックの符号化タイプ別の値を設定する設定工程と、
    上記設定工程により設定されたブロック境界強度データの値に従って、上記第2の画像データに含まれるブロック歪みを除去するフィルタ処理を、上記復号工程により生成された第1の画像データに適用することにより、上記第1の画像データに対してフィルタ処理を行うフィルタ工程と、
    を備え、
    上記設定工程では、
    上記処理対象のブロックデータの符号化タイプがイントラ符号化である場合に、インター符号化である場合に比べて強いフィルタ強度を示す上記ブロック境界強度データの値を設定する
    画像処理方法。
  17. 画像処理装置用のコンピュータに復号処理を実行させるプログラムであって、
    上記コンピュータは、
    1の符号化方式で符号化された第1の符号化ストリームを復号して第1の画像データを生成する復号手順と、
    上記第1の符号化ストリームを生成した際のマクロブロックの符号化タイプに基づいて、上記第1の符号化方式とは異なる方式の第2の符号化方式で符号化された第2の符号化ストリームを復号して得られる第2の画像データに含まれるブロック歪みを除去するフィルタ処理の強度を示すブロック境界強度データの値として、マクロブロックの符号化タイプ別の値を設定する設定手順と、
    上記設定手順により設定されたブロック境界強度データの値に従って、上記第2の画像データに含まれるブロック歪みを除去するフィルタ処理を、上記復号手順により生成された第1の画像データに適用することにより、上記第1の画像データに対してフィルタ処理を行うフィルタ手順と、
    実行し、
    上記設定手順では、
    上記処理対象のブロックデータの符号化タイプがイントラ符号化である場合に、インター符号化である場合に比べて強いフィルタ強度を示す上記ブロック境界強度データの値を設定する
    プログラム。
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