JP4777703B2 - 回転体の断面のプロフィールを得るための方法 - Google Patents
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Description
しかしながら、特に工作機械の切削刃などの被測定物の形状測定においては、μm単位の正確さが必要とされるため、上記方法によれば、被測定物の輪郭全体を数μmずつのスキャニングピッチで測定しなければならず、非常に長い測定時間が必要となる。
一方、測定時間を短くするために、スキャニングピッチを大きくすれば、被測定物に存在する微細な突起部を見逃してしまう。
また、上記方法によって被測定物の輪郭全体を数μmずつのスキャニングピッチで測定した結果得られた被測定物の輪郭の突起が、被測定物自体の突起なのか、或いは、切り屑等が付着したもので、洗浄によって除去できるものなのか、については何ら判断できない。
本図において、非接触式測定装置(101)上には、レーザ光発光部(1013a)とレーザ光受光部(1013b)が設置され、両者の間には、レーザ光(1011)が照射されている。
回転体把持部(103)には、回転体(105)が把持されている。本発明の1実施例では、以下に詳細に説明するように、回転体把持部(103)が、図示のX軸、Z軸方向に移動され、回転体(105)が、レーザ光(1011)を遮断した際の回転体(105)のX、Z座標を逐次記憶することによって、回転体(105)の断面のプロフィールを得る。
本図において、非接触式測定装置(201)に、回転体把持部(203)が下降されると、非接触式測定装置(201)内のレーザ光(2011)が遮られて、その時点での工具の座標が、工具の外表面であることが把握できる。
工具把持部(203)は、X軸駆動モータ(205)、Y軸駆動モータ(207)、スピンドル駆動モータ(209)によって、X、Y、Z軸方向に駆動されるともに、その回転軸周りに回転が与えられる。
X軸駆動モータ(205)、Y軸駆動モータ(207)、スピンドル駆動モータ(209)は、駆動制御コントローラ(211)によって制御され(制御ラインはそれぞれ、C205、C207、C209)、駆動制御コントローラ(211)は更に、データ処理用コンピュータ(213)によって制御される。
X軸駆動モータ(205)、Y軸駆動モータ(207)、スピンドル駆動モータ(209)の作動状態(その座標位置を含む)はそれぞれ、監視ラインt205、t207、t209を介して駆動制御コントローラ(211)に送られ、これらの情報は更に、データ処理用コンピュータ(213)に送られる。これによって、工具把持部(203)のX、Y、Z軸上の位置等の情報が、データ処理用コンピュータ(213)によって一元的に把握される。
また、非接触式測定装置(201)のレーザ光(2011)が遮断されたか否かの情報は、電位計(219)の出力データとして、測定信号発生装置(221)に送られ、さらに、駆動制御コントローラ(211)を介して、データ処理用コンピュータ(213)に送られ、この情報も、データ処理用コンピュータ(213)によって一元管理される。
このようにして、工具把持部(203)のXYZ軸上の位置、及び、どの座標位置でレーザ光(2011)が遮断されたかを、データ処理用コンピュータ(213)によって把握することによって、以下に説明するアルゴリズムを用いて、工具のプロフィールの測定が可能となる。
図3は、本発明の一実施例の回転体(工具)の回転軸に平行な断面のプロフィールを得るための方法で用いる座標軸表現、及び、測定用レーザ光と回転体との相対的な変化状態を示す概略図である。
図3からわかるように、本実施例で測定対象となる円筒状の工具(301)の軸方向下方をZ軸方向、測定用のレーザ光(303)の照射方向をY軸、Y軸とZ軸の双方に直交する軸をX軸とする。
また、工具(301)の回転軸に平行な断面(長さ方向)のプロフィールを得るために、工具(301)に対する、相対的なレーザ光(303)の照射位置及び方向を、303a、303b、303c、303d、303e、・・・のように変化させる。そして、工具(301)のZ軸方向の表面に接した際の測定点(305)(測定点は、305a、305b、305c、305d、305e、・・・のように移動)の座標値(特にX座標値)を得る。これによって、各測定点(305a、305b、305c、305d、305e、・・・)における、工具(301)の、回転軸(Z軸)からの距離(工具の半径に相当)が得られる。
次に、本発明の一実施例では、この突起部(407)周辺で、精密な測定を行う。特に切削工具などの用途によっては、数μmの「突起」によって、加工品が仕様を外れてしまうことがあり、その存否及び突起の大きさが非常に重要だからである。
本発明の一実施例では、上記突起部(407)のZ座標の前後の狭い範囲を設定し、図4(a)の測定経路(403)のピッチ(403p)を、上記測定(粗測定と呼ぶ)に比べて、非常に狭めた密測定を行う。その測定工程自体は、測定ピッチ(403p)が非常に小さい以外は、上記粗測定と同様である。
このようにして、粗測定後に引き続き密測定を行うことによって、突起部(407)の存否及び正確な大きさが把握できる。この点、上述の特許文献1のような従来技術によれば、被測定物の輪郭全体を始めから密測定しなければならず、非常に長い測定時間が必要となる一方、測定時間を短くするために、スキャニングピッチを大きくすれば、被測定物に存在する微細な突起部を見逃してしまう。本発明の一実施例は、測定時間を短縮しつつ、問題となる突起部(407)周辺について、集中的な密測定を行うことによって、微細な突起部の形状が正確に測定できる点に大きな特徴がある。
次に、上記粗測定と密測定の工程を、工具移動概念図(図5)及びフローチャート(図6)を用いて、より詳細に説明する。
5図(a)において、工具(301)は、(1)→(2)→(3)のように、Z軸方向に移動され、(3)の状態で、レーザ光(303)が、工具(301)の先端に接する。本発明の一実施例では、この状態における工具の位置(X、Y、Z座標)を把握する。
次に、5図(b)において、工具(301)は、(3)→(4)のように移動する。この移動は、Z軸方向にZp1、X軸方向にXR+Xmだけの移動である。
5図(c)において、工具(301)は、X軸のマイナス方向に移動し、レーザ光(303)を遮断した時点でのX軸方向の変位(r1)が把握される。この状態での工具(303)の半径=XR+Xm−r1、として求められる。
次に、5図(c)から5図(d)に至る過程で、工具(303)がX軸プラス方向に移動することによって、レーザ光(303)を遮断する。この過程で同時に、工具(301)は、Z軸方向にZp1だけ移動される。先程測定された工具の半径を、Z軸方向にずれた場所で測定するための準備のためである。
図5(e)では、工具(301)は、(6)→(7)のように移動する。この移動はX軸方向の移動であり、r2だけ移動したときに、レーザ光(303)が遮断状態から、通過状態に変化した。この位置での、工具(301)の半径=XR−Xm+r2、として求められる。
図5(e)から図5(f)の過程で、工具(301)は、Z方向にZp1だけ移動させられると同時に、X軸方向にXmだけ移動させられ、レーザ光(303)は、完全な通過状態となる。
図5(g)では、工具(301)は、(8)→(9)のように移動する。この移動はX軸マイナス方向の移動であり、r3だけ移動したときに、レーザ光(303)が通過状態から、遮断状態に変化した。この位置での、工具(301)の半径=XR+Xm−r3、として求められる。
このような工程を続けることによって、図4(b)の測定経路(403)が実現され、図4(b)のようなプロフィールが得られる。粗測定と密測定の違いは、Zp1の大きさであり、その工程自体は同様である。
大略、S601からS635までが粗測定、S637から673までが密測定、の工程を表わす。
S601で、本工程が開始する。その後、S603に進む。
S603では、ZL(測定範囲)、XR(工具径情報)、Xm(測定移動量)、を定義し、dZ(Z軸移動量)、RMAX(測定径最大値)、ZMAX(最大値測定位置)、を初期化する。S605に進む。
S605で、X=X0として、工具(301)の基準点を測定開始位置に移動させる(図5の(1))。その後、S607に進む。
S607で、工具(301)の基準点をZ軸マイナス方向に移動させ、工具先端位置Z0を測定する(図5の(2)→(3))。その後、S609に進む。
S609で、dZ=dZ+Zp1(粗測定Z軸増加量)とする。その後、S611に進む。
S611で、dZ<ZL(測定範囲)か否かを判断する。ここでdZ<ZLであれば、S613に進み、dZ=>ZLであれば、S637(密測定)に進む。
S613で、X=XR+Xmに移動させると共に、Z=Z0+dZに移動させる(図5の(3)→(4))。その後、S615に進む。
S615で、工具(301)の基準点をX軸のマイナス方向に移動させ、r1だけ移動させたときに、遮光されれば、当該測定ポイントでの工具半径R=XR+Xm−r1とする(図5の(4)→(5))。その後、S617に進む。
S617で、R、dZを測定データとして記録する。その後、S619に進む。
S619で、R>RMAXか否かの判断が為される。R>RMAXであれば、S621に進み、R<=RMAXであれば、S623に進む。
S621では、RMAX=R、ZMAX=dZに入れ替える。最大値が記録される度に、当該最大値をMAX値として記憶し、以後の測定値と比較して、測定範囲内の最大値を求めるためである。その後、S623に進む。
S623では、dZ=dZ+Zp1とする。その後、S625に進む。
S625では、dZ<ZLか否かが判断される。dZ<ZであればS627に進み、dZ=>ZLであれば、S637(密測定)に進む。
S627では、工具(301)の基準点をX=XR−Xmに移動させると共に、Z=Z0+dZに移動させる(図5の(5)→(6))。その後、S629に進む。
S629では、工具(301)の基準点をX軸プラス方向に移動させ、通光するポイントの座標を測定する。r2だけ移動させたときに、通光されれば、当該測定ポイントでの工具半径R=XR−Xm+r2とする(図5の(6)→(7))。その後、S631に進む。
S631では、R、dZを測定データとして記録する。その後、S633に進む。
次にS633では、R>RMAXか否かが判断される。R>RMAXであれば、S635に進み、R<=RMAXであれば、S609に戻り、測定を反復する。
S635では、RMAX=R、ZMAX=dZの入れ替えを行い、その後、再びS609に戻って測定を反復する。
次にS639では、工具(301)の基準点を、X軸マイナス方向に移動させ、遮光するポイントの座標を測定する。r3だけ移動させたときに、遮光されれば、当該測定ポイントでの工具半径R=XR+Xm−r3とする(図5の(4)→(5)に類似)。その後、S641に進む。
S641では、RMAX=R、RMIN=Rと初期化する。その後、S643に進む。
S643では、S643では、dZ=dZ+Zp2とする。ここで、Zp2は、密測定Z軸増加両であり、通常、Zp2<<Zp1である。その後、S645に進む。
S645では、dZ<ZWか否かの判断が為される。dZ<ZWであれば、S647に進み、dZ=>ZWであれば、S680に進む。
S647では、dZ=dZ+Zp2、X=XR−Xmに移動させる(図5の(5)→(6)に類似)。その後、S649に進む。
S649では、工具(301)の基準点を、X軸プラス方向に移動させ、通光するポイントの座標を測定する。r4だけ移動させたときに、通光されれば、当該測定ポイントでの工具半径R=XR−Xm+r4とする(図5の(6)→(7)に類似)。その後、S651に進む。
S651では、R>RMAXか否かの判断が為される。R>RMAXであれば、S653に進み、R<=RMAXであれば、S655に進む。
S653では、RMAX=Rに入れ替える。その後、S655に進む。
S655では、R<RMINか否かの判断が為される。R<RMINであれば、S657に進み、R=>RMINであれば、S659に進む。
S657では、RMIN=Rに入れ替えられる。その後、S659に進む。
S659では、dZ=dZ+Zp2とされる。その後、S661に進む。
S661では、dZ<ZWか否かの判断が為される。dZ<ZWであれば、S663に進み、dZ=>ZWであれば、S680に進む。
S663では、dZ=dZ+Zp2、X=XR+Xmに移動させられる。その後、S665に進む。
S665では、工具(301)の基準点を、X軸マイナス方向に移動させ、遮光するポイントの座標を測定する。r5だけ移動させたときに、遮光されれば、当該測定ポイントでの工具半径R=XR+Xm−r5とする(図5の(4)→(5)に類似)。その後、S667に進む。
S667では、R>RMAXか否かの判断がなされ、R>RMAXであればS669に進み、R>RMAXであれば、S671に進む。
S669では、RMAX=Rに入れ替えられる。その後、S671に進む。
S671では、R<RMINか否かの判断が為される。R<RMINであれば、S673に進み、R=>RMINであればS643に戻り、測定を反復する。
S673では、RMIN=Rに入れ替えられる。S643に戻り、測定を反復する。
S680では、dR=RMAXに設定される。その後、S682に進む。
S682では、dR<RBか否かの判断が為される。ここで、RBは、エラー判定閾値である。もし、dR=>RBであれば、工具(301)に形成された突起としては異常な値と判断し、エラー表示(S690)し、径測定を終了する(S692)。
もし、dR<RBであれば、S684に進む。
S684では、RMAXを測定値として出力し、径測定を終了する(S686)。
本図において、縦軸はΔR(図6におけるRMAX−RMIN)(μm)を示す。これが、回転体の突起部の、密測定範囲20μmにおけるX軸方向の突起の大きさである。
次に、本図において、横軸は密測定範囲(μm)を示す。これは、図6(c)のフローチャートのZwに相当し、粗測定(図6(a)(b)における、ステップS601〜S635)で発見された最大突起部(このZ軸座標上の位置=ZMAX)の突起量(ΔR)について、密測定(図6(c)(d)における、ステップS637〜S692)において、採用する測定範囲を意味する。
本実施例では、この密測定実施幅Zwは、粗測定における測定ピッチ(Zp1)に等しいため、この密測定実施幅Zwをなるべく大きくするほうが、粗測定における測定ピッチ(Zp1)が大きくなり、粗測定の測定時間の短縮に有効である。
一方、この密測定実施幅Zwをなるべく小さくした方が、密測定における突起形状の「近傍」の範囲を広くとることが可能となる。
本願発明者は、この矛盾する条件を最も良好に解決する、密測定範囲として、20μmが最も適切であることを、多数の工具を用いた実験から発見した。本図の○、△、□、●、の4つのプロットは、これら多数の工具の中から、凹凸が最大のもの、最小のもの、一般的なもの2つ、をその代表例として示したものである。
また、本実施例の回転体たる工具による切削加工の要求精度は5μmであるため、上記ΔRが5μm未満であれば、回転体自体の形状が測定された、と判断し、ΔRが5μm以上であれば、切屑等の外来的な付着物である、と判断する。
このような判断を加えることによって、被測定物の輪郭全体を数μmずつのスキャニングピッチで測定した結果得られた被測定物の輪郭の突起が、被測定物自体の突起なのか、或いは、切り屑等が付着したもので、洗浄によって除去できるものなのかが判断可能となる。
工具形状は緩やかな山で、切粉などの付着物は急な山という事になる。
急かどうかを判断する基準が「5μm」という閾値であり、どんな工具でも緩やかに見える範囲を求める為の実験が図10の実験であり、そこから求められた範囲が「20μm」という数値になるのである。
1011 レーザ光
1013a レーザ光発光部
1013b レーザ光受光部
103 回転体把持部
105 回転体
201 非接触式測定装置
203 回転体把持部
2011 レーザ光
301 円筒状の工具
303 測定用のレーザ光
305 工具(301)のZ軸方向の表面に接した際の測定点
403 測定経路
Claims (4)
- 回転体の回転軸であるZ軸に直交するY軸方向のレーザ光線を照射し、当該レーザ光線の照射方向を、当該Y軸に平行であり且つ当該レーザ光線が、当該回転体によって遮断される状態から遮断されない状態に、及び、遮断されない状態から遮断される状態に、回転体との関係で、当該Z、Y軸の双方に直交するX軸方向に、相対的に平行移動させ、遮断される状態と、遮断されない状態の境界状態の、レーザ光線の、X軸における基準点からのX軸方向における変位値を得る工程を、当該レーザ光線の照射方向を、Z軸方向に所定値だけずらしながら反復することによって、回転体の断面のプロフィールを得るための方法において、
(1)Z軸とX軸の交点たる、X軸上の基準点の位置を設定するステップと、
(2)回転体にレーザ光を照射するステップと、
(3)ステップ(2)において、回転体によってレーザ光が遮断された場合には、所定距離だけレーザ光線を、X軸方向に、回転体の外側に向かって平行移動するステップと、
(4)レーザ光が遮断されなくなるまで、前記ステップ(3)を反復するステップと、
(5)X軸上の前記基準点の位置と、レーザ光が遮断されなくなった時点の、X軸上の当該非遮断位置の差を計算し、これを回転体の半径値とするステップと、
(6)ステップ(2)において、回転体によってレーザ光が遮断されない場合には、所定距離だけレーザ光線を、前記X軸方向に、回転体の内側に向かって平行移動するステップと、
(7)レーザ光が遮断されるまで、前記ステップ(6)を反復するステップと、
(8)X軸上の前記基準点の位置と、レーザ光が遮断された時点の、X軸上の当該遮断位置の差を計算し、これを回転体の半径値とするステップと、
(9)Y軸方向のレーザ光の照射位置を、Z軸方向に所定の変位量だけ変位させて、上記ステップ(2)乃至(5)、又は、ステップ(6)乃至(8)を反復し、
(10)回転体の断面のプロフィールの最大径部分のZ軸上の位置及び当該位置における回転体の半径を判断するステップと、
(11)前記回転体の断面のプロフィールの最大径部分のZ軸上の位置の近傍において、ステップ(9)の所定の変位量を、より細かい変化量に変えて、前記ステップ(1)乃至ステップ(10)を実行することによって、前記回転体の断面のプロフィールの最大径部分の詳細なプロフィールを得るステップ、
を含む方法。 - 請求項1に記載の方法であって、
ステップ(9)における、Z軸上の所定の変化量が20μmであり、
ステップ(11)における、Z軸上の位置の近傍における測定範囲が20μmであり、更に、
前記最大径部分の詳細なプロフィールが、回転体の法線方向に、5μm未満である場合には、前記最大径部分が、前記回転体自体の形状であると判断し、
前記最大径部分の詳細なプロフィールが、回転体の法線方向に、5μm以上である場合には、前記最大径部分が、前記回転体自体の形状で無く、外来的な付着物であると判断する、
ステップを含む、
回転体の断面のプロフィールを得るための方法。 - 回転体の回転軸であるZ軸に直交するY軸方向のレーザ光線を照射し、当該レーザ光線の照射方向を、当該Y軸に平行であり且つ当該レーザ光線が、当該回転体によって遮断される状態から遮断されない状態に、及び、遮断されない状態から遮断される状態に、回転体との関係で、当該Z軸方向に、相対的に平行移動させ、遮断される状態と、遮断されない状態の境界状態の、レーザ光線の、Z軸における基準点からのZ軸方向における変位値を得る工程を、当該レーザ光線の照射方向を、X軸方向に所定値だけずらしながら反復することによって、回転体の断面のプロフィールを得るための方法において、
(1)Z軸とX軸の交点たる、X軸上の基準点の位置を設定するステップと、
(2)回転体にレーザ光を照射するステップと、
(3)ステップ(2)において、回転体によってレーザ光が遮断された場合には、所定距離だけレーザ光線を、Z軸方向に、回転体の外側に向かって平行移動するステップと、
(4)レーザ光が遮断されなくなるまで、前記ステップ(3)を反復するステップと、
(5)Z軸上の前記基準点の位置と、レーザ光が遮断されなくなった時点の、Z軸上の当該非遮断位置の差を計算し、これを回転体の長さとするステップと、
(6)ステップ(2)において、回転体によってレーザ光が遮断されない場合には、所定距離だけレーザ光線を、前記Z軸方向に、回転体の内側に向かって平行移動するステップと、
(7)レーザ光が遮断されるまで、前記ステップ(6)を反復するステップと、
(8)Z軸上の前記基準点の位置と、レーザ光が遮断された時点の、Z軸上の当該遮断位置の差を計算し、これを回転体の長さとするステップと、
(9)Y軸方向のレーザ光の照射位置を、X軸方向に所定の変位量だけ変位させて、上記ステップ(2)乃至(5)、又は、ステップ(6)乃至(8)を反復し、
(10)回転体の断面のプロフィールの最大長部分のX軸上の位置及び当該位置における回転体の最大長を判断するステップと、
(11)前記回転体の断面のプロフィールの最大長部分のX軸上の位置の近傍において、ステップ(9)の所定の変位量を、より細かい変化量に変えて、前記ステップ(1)乃至ステップ(10)を実行することによって、前記回転体の断面のプロフィールの最大長部分の詳細なプロフィールを得るステップ、
を含む方法。 - 請求項3に記載の方法であって、
ステップ(9)における、X軸上の所定の変化量が20μmであり、
ステップ(11)における、X軸上の位置の近傍における測定範囲が20μmであり、更に、
前記最大長部分の詳細なプロフィールが、回転体の法線方向に、5μm未満である場合には、前記最大長部分が、前記回転体自体の形状であると判断し、
前記最大長部分の詳細なプロフィールが、回転体の法線方向に、5μm以上である場合には、前記最大長部分が、前記回転体自体の形状で無く、外来的な付着物であると判断する、
ステップを含む、
回転体の断面のプロフィールを得るための方法。
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