JP4773880B2 - 熱風管路補修時の熱遮断方法 - Google Patents
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Description
この特許文献1に記載の構成には、断熱ドームと、この断熱ドームを支持する開閉自在の支持梁と、支持梁を移動昇降させる支持機構と、この支持機構が取り付けられた本体フレームとを備えた防熱装置が示されている。断熱ドームは、耐火繊維クロスを縫製したものであり、空気送風により膨らむ折畳み式とされている。
このような防熱装置を燃焼室内に設置する際は、セラミックバーナと燃焼室との境に設けられたマンホールを開放する。そして、防熱装置を片側マンホールの手前の作業デッキ上に搬送し、対面マンホールに防熱装置の本体フレームを搬入する。この後、支持機構にて支持梁を上昇させてから、支持梁を開き、断熱ドームを膨らませて、防熱装置の設置が完了するとしている。この状態では、断熱ドームより上方の燃焼室上部と、下方の燃焼室下部およびセラミックバーナとが完全に遮断されるようになっている。
また、作業デッキをマンホール手前に設置してから防熱装置を設置しなければならない等、防熱装置を設置するための構成も大掛かりである。このため、防熱装置や作業デッキをハンドリングする際の負荷等、防熱装置を設置するための作業負荷が増大し、作業コストも上昇してしまうおそれがある。
さらに、支持機構にて支持梁を上昇させた位置で断熱ドームを設置する構成であるので、支持機構にて支持梁を延ばせる位置にも限界がある。このため、断熱ドームを設置できる範囲にも限界があり、熱風管路の所望の箇所に断熱ドームを設置できないおそれがある。
そして、ドラフト風形成工程は、開口部を設けた際に燃焼室側等から熱風が吹き出さないように、所定の流路が確保されていることを確認してから実施しなければならない。
また、通気性部材設置工程は、熱風管路内における熱遮断予定位置の温度が補修可能なレベルまで(例えば50℃程度)降温したことを確認してから実施することが好ましい。さらに、通気性部材を搬送する手法としては、例えばクールスーツを着用した作業者が保持して運搬することや、熱風管路内を移動可能な移動装置に通気性部材を取り付けて運搬させること等が例示できる。
そして、耐火壁構築工程では、耐火壁を構築する手法として、例えば、上記作業者あるいは上記移動装置等により複数の耐火煉瓦を運搬し、作業者の手作業でこれら耐火煉瓦を積み上げて耐火壁を構築すること等が例示できる。
すなわち、ドラフト風形成工程では、ドラフト風により熱風管路内を補修可能なレベルまで冷却し、通気性部材設置工程では、ドラフト風の流れ方向に沿って通気性部材を搬入する。この際、熱風管路内は十分に冷却されて、かつ、熱風が流れてくることはないものの、燃焼室等より搬入中の作業者等に向かう輻射熱が発生する。この点、通気性部材にて当該輻射熱を遮断できるので、搬入している作業者等が当該輻射熱中に暴されることを防止できる。しかも、ドラフト風は通気性部材中を通過可能であるので、ドラフト風の流通を阻害することがない。したがって、搬入の際の安全性を確保できる。
これにより、耐火壁構築工程にて耐火壁を安全に構築することが可能となり、耐火壁および通気性部材を設置することで、熱風管路内における熱遮断予定位置を確実に熱遮断することができる。このような熱遮断予定位置は、熱風管路内のドラフト風が流通する範囲内であれば、いずれの位置でも任意に設定できる。しかも、ドラフト風による熱風管路内の冷却時間、通気性部材および耐火壁の設置時間は短く、熱遮断作業を迅速に済ませることができる。
また、通気性部材および耐火壁を構成する耐火部材を運搬して設置する簡易な構成なので、大掛かりな装置等は必要なく、各工程に要する労力も少なくて済む。このため、熱遮断作業に要する装置コストおよび作業コストを低減できる。
したがって、本発明によれば、熱風管路の任意の位置を低コストでかつ迅速に熱遮断できる。
本発明によれば、熱風炉が外燃式熱風炉である場合において、当該熱風炉と高炉の羽口とを接続する熱風管路の任意の位置を、低コストでかつ迅速に熱遮断できる。
本発明によれば、熱風炉が内燃式熱風炉である場合において、当該熱風炉と高炉の羽口とを接続する熱風管路の任意の位置を、低コストでかつ迅速に熱遮断できる。
なお、金網同士の間隔は、30〜100mmに設定することが好ましい。当該間隔が30mm未満である場合、搬入方向先端側の金網で発生した二次的な輻射熱の遮断効果が十分に得られない。また、当該間隔が100mmよりも大きい場合は、通気性部材のハンドリングが難しく、通気性能が低下する可能性があるという問題がある。
また、輻射熱の発生量が比較的少ない場合は、金網の配設枚数を1枚としてもよい。
金網のメッシュをこのような範囲に設定することで、通気性部材の運搬の際、燃焼室側等からの輻射熱を十分に遮断でき、かつ、ドラフト風を良好に通過させることができる。なお、金網が50メッシュ未満である場合は十分な熱遮断効果が得られず、金網が200メッシュを越える場合は通気性が悪化してしまう。
また、通気性固体を熱風管路の軸直交方向断面よりも小さな平板状に形成しているので、運搬の際に通気性固体が熱風管路内壁に当たることがない。したがって、作業効率を向上できる。
また、熱風出口管内に熱遮断予定位置を設定して、通気性部材および耐火壁を設置することで、熱風出口管内における耐火壁等を挟んだ一方側と他方側とを確実に熱遮断できる。これにより、当該一方側(燃焼室側)が高温状態であっても、当該他方側の補修作業を実施することができる。
そして、熱風出口管内に熱遮断予定位置を設定した場合、当該熱遮断予定位置に通気性部材および耐火壁を設置することで、熱風出口管内における耐火壁等を挟んだ一方側と他方側とを確実に熱遮断できる。これにより、当該一方側(混合室側)が高温状態であっても、当該他方側の補修作業を実施することができる。
また、接続管内に熱遮断予定位置を設定した場合、当該熱遮断予定位置に通気性部材および耐火壁を設置することで、接続管内における耐火壁等を挟んだ一方側と他方側とを確実に熱遮断できる。これにより、当該一方側(燃焼室側)が高温状態であっても、当該他方側(接続管内における混合室側、混合室内および熱風出口管内)の補修作業を実施することができる。
そして、熱風出口管、混合室、燃焼室、蓄熱室、煙道管および煙突を順に流通するドラフト風により、熱風出口管内および接続管内の双方を冷却できるので、熱遮断予定位置を熱風出口管内および接続管内のいずれにも設定することができる。また、煙道弁の切替および熱風弁の撤去という、既存の設備の使用態様により上記のようなドラフト風を形成できるので、当該ドラフト風を形成するために特別な装置を設ける必要がなく、作業コストおよび装置コストの低減を図ることができる。
なお、ドラフト風は燃焼室・蓄熱室の内部も流通するが、ドラフト風による冷却速度は熱風管路内・接続管内の方が燃焼室・蓄熱室と比べて遥かに大きいので、燃焼室・蓄熱室の内部が大きく降温しない間に、熱風管路内および接続管内を補修可能なレベルまで降温させることができる。このため、燃焼室・蓄熱室の高温状態を維持でき、燃焼室・蓄熱室における各ドーム部の温度低下に起因する破損等を防止できる。
そして、熱風出口管内に熱遮断予定位置を設定した場合、当該熱遮断予定位置に通気性部材および耐火壁を設置することで、熱風出口管内における耐火壁等を挟んだ一方側と他方側とを確実に熱遮断できる。これにより、当該一方側(熱風本管側)が高温状態であっても、当該他方側の補修作業を実施することができる。
また、熱風本管内に熱遮断予定位置を設定した場合、当該熱遮断予定位置に通気性部材および耐火壁を設置することで、熱風本管内における耐火壁等を挟んだ一方側と他方側とを確実に熱遮断できる。これにより、当該一方側(高炉側)が高温状態であっても、当該他方側(熱風本管内における熱風出口管側および熱風出口管内)の補修作業を実施することができる。
そして、熱風出口管、熱風本管およびブリーダを順に流通するドラフト風により、熱風出口管内および熱風本管内の双方を冷却できるので、熱遮断予定位置を熱風出口管内および熱風本管内のいずれにも設定することができる。また、ブリーダ弁の切替および熱風弁の撤去という、既存の設備の使用態様により上記のようなドラフト風を形成できるので、当該ドラフト風を形成するための特別の装置を設ける必要がなく、作業コストおよび装置コストの低減を図ることができる。
本発明の第一実施形態について図面に基づいて説明する。なお、本実施形態は、外燃式熱風炉を備えた熱風供給システムにおける熱風管路の補修を、高炉の炉体部の改修時に併せて実施するものである。図1は、本実施形態における熱風供給システムを示す模式図である。
図1において、1は熱風供給システムであり、この熱風供給システム1は、3つの熱風炉2,3,4を備え、各熱風炉2,3,4において燃焼と送風を交互に切り替えて高炉5の羽口(図示せず)へと熱風を送るものである。このような熱風供給システム1は、熱風炉2,3,4と、燃焼ガス供給手段6と、空気供給手段7と、煙道管8と、煙突9と、送風手段10と、熱風管路11とを備えて構成されている。なお、熱風炉2,3,4の構成については後ほど詳述する。
空気供給手段7は、熱風炉2,3,4の燃焼室21に接続されて、燃焼ガス供給手段6からの燃焼ガスに対して所定の空気比となるように、熱風炉2,3,4の燃焼室21に空気を供給するものである。
煙道管8は、一端側が3方に分岐されて、それぞれ熱風炉2,3,4の蓄熱室22(図2参照)の下部に接続されている。各燃焼室21での燃焼後の排ガスは、蓄熱室22を介して煙道管8の内部に流通するようになっている。
煙突9は、煙道管の他端側に設けられ、煙道管8を流通する燃焼室21からの排ガスを吸引して外部に放出可能とされている。
また、煙道管8における各蓄熱室22と煙突9との間には、煙道弁81がそれぞれ設けられている。この煙道弁81の開度を調整することにより、各蓄熱室22から煙突9への排ガスの流通量が制御されるようになっている。
熱風管路11は、熱風炉2,3,4と高炉5の羽口とを接続し、この熱風管路11を介して各蓄熱室22で形成された熱風が高炉5へと送風されるようになっている。このような熱風管路11は、熱風出口管12と、熱風本管13と、環状管14とを備えて構成されている。
熱風出口管12は、水平方向に略沿って延びる管状に形成され、熱風炉2,3,4のそれぞれに対して設けられている。各熱風出口管12の一端は、それぞれ各熱風炉2,3,4の混合室23(図2参照)に接続され、混合室23を介して燃焼室21に接続された状態となっている。これにて、蓄熱室22からの熱風が、燃焼室21および混合室23を介して熱風出口管12の内部に導入可能となっている。また、各熱風出口管12には、管内流路を開閉する熱風弁121が着脱可能に設けられている。
熱風本管13は、水平方向に略沿って延びる管状に形成され、各熱風出口管12の他端が接続されている。また、熱風本管13の一端は環状管14に接続されており、これにより、各熱風出口管12から導入された熱風が環状管14へと供給されるようになっている。このような熱風本管13は、管内流路内の気体を吸引して外部に放出可能なブリーダ131と、このブリーダ131への当該気体の流通を制御するブリーダ弁132とを備えている。
環状管14は、高炉5の炉体部の外周を囲む状態で設けられ、高炉5の複数の羽口(図示しない)に接続されている。これにて、熱風本管13から導入された熱風を、高炉5の羽口へと供給することが可能とされている。
次に、熱風炉2,3,4の構成について、主として図2に基づいて説明する。図2は、本実施形態における1つの熱風炉を示す模式図である。
図2において、熱風炉2,3,4は、外燃式熱風炉であり、それぞれ独立した燃焼室21および蓄熱室22と、混合室23とを備えている。
この燃焼室21における本体部211の底部には、セラミックバーナ213が設けられており、また、燃焼ガス供給手段6および空気供給手段7が接続されている。これにより、燃焼ガス供給手段6および空気供給手段7から供給された燃焼ガスおよび空気が、セラミックバーナ213により燃焼され、燃焼室21内部において高温ガスが生成されるようになっている。
なお、本体部211の中間位置にはマンホール214が形成されており、後述する保熱処理の際にはこのマンホール214を介して、燃焼室21内部に仮設のバーナ215(図3参照)が挿入されるようになっている。
この蓄熱室22のドーム部222内部は、燃焼室21のドーム部212内部と接続管223を介して接続されており、燃焼室21および蓄熱室22内部の気体が双方向に流通可能とされている。
そして、蓄熱室22における本体部221の内部には、チェッカー煉瓦224が積まれている。また、本体部221の底部には送風手段10が送風管225を介して接続されている。この送風管225には、送風手段10からの空気の流通を制御する送風弁226が設けられている。また、前述のように、本体部221の底部には煙道管8の一端が接続されている。
このような蓄熱室22では、燃焼期には、燃焼室21で生成された高温ガスの熱がチェッカー煉瓦224にて蓄えられ、煙道弁81が開放されて燃焼後の排ガスが煙道管8より排出されるようになっている。また、送風期には、送風弁226が開放されて蓄熱室22内部に送風手段10から空気が供給され、当該空気はチェッカー煉瓦224に蓄えられた熱により加熱されて、これにて高炉5側へ供給する熱風が形成されるようになっている。
この混合室23のドーム部232には、水平方向に略沿って延びる管状に形成された接続管233の一端が接続されており、この接続管233の他端は燃焼室21における本体部211の中間部に接続されている。これにより、燃焼室21および混合室23内部の気体が双方向に流通可能とされている。なお、接続管233は、本発明における熱風管路の一部に相当する。
また、混合室23のドーム部232には、接続管234を介して冷風供給手段235が接続されている。この接続管234には冷風弁236が設けられており、冷風弁236の開度を調整することにより、冷風供給手段235からの冷却空気が混合室23内部に所定量だけ供給されるようになっている。
このような混合室23では、蓄熱室22から燃焼室21を介して混合室23の内部に導入された熱風に、冷風供給手段235からの冷却空気を混合して、当該熱風の温度を一定温度に調整することが可能とされている。なお、送風初期の熱風は送風末期に比してかなり高温になるので、この時期の熱風は燃焼室21から取り出した後、冷却空気と混合して冷却し、送風初期と送風末期とで高炉側に送風する熱風の温度を常に一定に調整する必要がある。
上記のような構成の熱風供給システム1の操業動作について、図1および図2に基づいて説明する。
熱風供給システム1による高炉5への熱風の供給は、各熱風炉2,3,4において、40〜60分毎に燃焼と送風とを交互に切り替えて操業する。
ここで、具体例として、図1における熱風炉2,3では燃焼工程を実施させ、他の熱風炉4では送風行程を実施させる場合を説明する。
一方、熱風炉4において送風工程を実施させるに当たり、熱風弁121を開放して、蓄熱室からの熱風が燃焼室21、混合室および熱風出口管12を介して、熱風本管13へと流通可能な状態としておく。また、送風弁226は開放しておき、ブリーダ弁132および煙道弁81は閉じておく。
上記のような構成の熱風供給システム1において、高炉5の炉体部の改修時に熱風管路11の補修を併せて実施する際の熱風管路11の熱遮断方法について、図面に基づいて説明する。
初期状態では、高炉5および熱風炉2,3,4は操業を停止した直後の状態となっており、いずれも高温状態である。
すなわち、以下に示す準備工程と、ドラフト流路確保工程と、仕切短管取付工程と、保熱処理工程と、ドラフト風形成工程と、通気性部材設置工程と、耐火壁構築工程とを実施する。ここで、図3は、本第一実施形態における熱風管路の熱遮断方法を説明するための模式図であり、(A)は準備工程およびドラフト流路確保工程を示し、(B)は補修を要しない熱風炉の仕切短管取付工程および保熱処理工程を示し、(C)は補修を要する熱風炉のドラフト風形成工程、通気性部材設置工程および耐火壁構築工程を示す。
準備工程(図3(A))では、高炉5の炉体部の冷却、および、保熱処理工程を実施するための準備を行う。
高炉5の炉体部を冷却は、高炉5の炉体部内に水を注入することにより行い、所定時間注水を継続する。
保熱処理工程を実施するための準備は、図3(A)に示すように、燃焼室21のマンホール214を開けて、燃焼室21内部に仮設バーナ215を設置することにより行う。あるいは、セラミックバーナ213にて燃焼ガスを燃焼できるように、燃焼ガス供給手段6および空気供給手段7から燃焼ガスおよび空気を供給できる状態にしておく。
ドラフト流路確保工程(図3(A))では、熱風弁121を撤去する際に熱風が噴出すことを防止するために、2つの経路のドラフト風の流路を確保しておく。
具体的には、1つ目のドラフト風の流路を確保するために、熱風弁121を閉じた状態で、ブリーダ弁132を開く。これにより、熱風出口管12から熱風本管13を介してブリーダ131へ向かい、かつ、環状管14から熱風本管13を介してブリーダ131へ向かうドラフト風の流路が確保される。このため、熱風弁121を撤去した際に、熱風本管13側から熱風が噴き出すことを防止できる。また、この状態においては、ブリーダ131を介して熱風本管13内および環状管14内の熱が外部に放熱され、熱風本管13内および環状管14内が冷却される。
また、2つ目のドラフト風の流路を確保するために、熱風弁121および送風弁226を閉じた状態で、煙道弁81を開く。これにより、熱風出口管12、混合室23、燃焼室21、蓄熱室22、煙道管8および煙突9を順に流通するドラフト風の流路が確保される。このため、熱風弁121を撤去した際に、混合室23側から熱風が噴き出すことを防止できる。
なお、このドラフト流路確保工程の間、高炉5の炉体部の冷却は継続して進行させておく。
仕切短管取付工程(図3(B))では、上記2経路のドラフト風の流路が確保されていることを確認した後、補修を要しない熱風炉に対応する熱風弁121を撤去し、これに代えて仕切短管15を取り付ける。
ここで、ドラフト流路確保工程における熱風本管13内および環状管14内の冷却には長時間を要するので、当該冷却期間中は熱風炉2,3,4の温度低下を防止するために、次工程の保熱処理工程を同時に実施する。この保熱処理工程により熱風炉2,3,4の温度低下を防止できるが、熱風弁121ではシール性が不十分であるため、熱風炉2,3,4からの熱が熱風弁121を介して冷却中の熱風本管13側に伝わってしまう。このため、熱風本管13側の冷却効率が低下してしまう。ここにおいて、仕切短管15を取り付けて、熱風出口管12における混合室23側と熱風本管13側とを熱遮断することにより、熱風本管13側の冷却効率の低下を防止できる。
なお、この仕切短管取付工程中は、次工程の保熱処理工程を実施しない。
本体部151は、軸方向長さが熱風弁121の軸方向長さと略等しく、熱風出口管12の径寸法と略等しく設定されている。この本体部151における熱風炉側端部は、外方に突出するフランジ部155が形成されており、熱風出口管12の熱風炉側のフランジ部122に連結可能とされている。
内側保持部152は、本体部151の熱風炉側に設けられ、厚さ数mm程度の鋼板にて、本体部151の内周円と略同形の円盤状に形成されている。この内側保持部152は、本体部151の軸方向両端部よりも数十mm程度だけ本体部151の内側に位置しており、本体部151の内周面に溶接等にて固定されている。
断熱材153は、セラミックファイバー等にて厚さ数十mm程度の略円盤状に形成され、内側保持部152の熱風炉側端面上に取り付けられている。この断熱材153により、仕切短管15の両端間の熱移動が確実に防止されるようになっている。
外側保持部154は、本体部151における高炉(熱風本管)側端部に設けられ、本体部151よりも径大の円盤状に形成されている。この外側保持部154の外周縁部には、熱風出口管12の高炉側のフランジ部122に連結可能なフランジ部155が設けられており、これにて仕切短管15が熱風出口管12に取り付けられるようになっている。この外側保持部154と内側保持部152との間は空洞部となっており、これにて仕切短管15の両端間の熱移動がより確実に防止される。
保熱処理工程(図3(B))では、熱風本管13および環状管14の冷却および高炉5の冷却を続行する間、仮設バーナ215もしくはセラミックバーナ213にて燃焼ガスを燃焼させて、熱風炉2,3,4の保熱処理を開始する。これにより、熱風本管13等の冷却期間中に熱風炉2,3,4の温度が低下することを防止でき、温度低下に起因するドーム部212,222(図2参照)等の損傷を防止できる。
ドラフト風形成工程(図3(C))では、ドラフト風を流通させて、補修を要する熱風炉に対応する熱風出口管12の混合室23側および接続管233の内部を冷却する。
具体的には、補修を要する熱風炉に対応する熱風弁121を撤去する。これにより、熱風出口管12に開口部が形成され、当該開口部を介して熱風出口管12の混合室23側に外気が流入する。そして、当該外気は、熱風出口管12の当該開口部から、混合室23、燃焼室21、蓄熱室22、煙道管8および煙突9を順に流通するドラフト風となって、熱風出口管12の混合室23側および接続管233の内部を冷却する。
なお、熱遮断予定位置は、例えば、熱風出口管12内の混合室23側に補修予定部を設定する場合は、当該補修予定部よりもドラフト風の下流側、すなわち、例えば熱風出口管12内の混合室23側端部、もしくは、接続管233内のいずれかの位置に設定する。また、例えば、接続管233内に補修予定部を設定する場合は、当該補修予定部よりもドラフト風の下流側、すなわち、例えば接続管233内の燃焼室21側端部等に設定する。
なお、このように燃焼室21・蓄熱室22の内部温度の低下速度は小さいものの、ドラフト風の流通を継続することにより確実に温度低下が進行する。このため、ドーム部212,222の温度は、ドーム最低必要温度(例えば1200℃程度)+温度降下分+余裕代を考慮して、十分に温度上昇しておかなければならない。
また、ドラフト風による冷却速度(冷却能力)は、煙道弁81の開度と関連しており、当該開度を大きくすれば、冷却速度は向上する。しかし、冷却速度を上げ過ぎると、熱風炉の送風停止前までにドーム部212,222の降温速度も速まり、ドーム部212,222が損傷・崩壊等してしまう。このため、煙道弁81の開度は、ドラフト風による冷却速度が所定速度を超えないように、ドーム部212,222の温度を考慮しながら調整する必要がある。
次に、通気性部材設置工程について、主として図3(C)および図5に基づいて説明する。図5は、通気性部材設置工程および耐火壁構築工程を説明するための模式図である。
通気性部材設置工程では、図3(C)および図5に示すように、熱風出口管12内の混合室23側あるいは接続管233内の熱遮断予定位置まで通気性部材16を運搬し、当該熱遮断予定位置に当該通気性部材16を立設する。
ここで、熱遮断予定位置を接続管233内に設定した場合は、混合室23内に作業者が移動できる足場を仮設してから、通気性部材16を作業者のドラフト風下流側に常に位置させた状態で、接続管233内の熱遮断予定位置まで搬入する。なお、熱遮断予定位置を熱風出口管12内の混合室23側に設定した場合は、このような足場を仮設する必要はない。
また、運搬の際、熱風出口管12の開口部より連続するワイヤ166(図9参照)の一端を通気性部材16の外周部上部に取り付けて、ワイヤ166の他端を開口部側から引っ張ることにより、通気性部材16がドラフト風等により転倒しないようにすることが好ましい。
この点、通気性部材16にて当該輻射熱を遮断できるので、搬入している作業者等が当該輻射熱中に暴露されることを防止できる。しかも、通気性部材16中をドラフト風が通過可能であるので、ドラフト風の流通を阻害することがない。したがって、搬入の際の作業者の安全性を確保できる。
図6(A),(B)において、通気性部材16は、互いに対向する一対のフレーム161と、2枚の金網162と、連結部163と、平行部164と、把持部165とを備えている。
一対のフレーム161は、それぞれ、熱風出口管12および接続管233の軸直交方向断面よりも小さな円環状に形成されており、互いに対向する状態で設けられている。
2枚の金網162は、それぞれ例えばSUS材などの金属材にて形成され、50〜200メッシュのものが使用される。このような金網162は、各フレーム161内を閉塞するように各フレーム161に張り付けられているため、熱風出口管12等の軸直交方向断面よりも小さな平面円状に形成されている。
連結部163は、長さ30〜100mmの複数の棒部材であり、各フレーム161同士を連結する。この連結部163により、各フレーム161同士の間隔が規定され、2枚の金網162が所定の間隔を置いて互いに対向した状態とされている。
平行部164は、一対のフレーム161のうち一方のフレーム161に取り付けられた2本の棒部材であり、当該一方のフレーム161の面内において互いに平行する状態に設けられている。
把持部165は、一方のフレーム161の面外方向に突出する略コ字状に屈曲形成された棒部材であり、一対の平行部164に架橋する状態で取り付けられている。
すなわち、具体的には図示しないが、通気性固体には、略円盤状に形成されて、その厚さ方向に略沿う複数の貫通孔を有したものを用いる。通気性固体を薄く形成した場合は、図6に示す2枚の金網162に代えて一対のフレーム161にそれぞれ取り付けることにより、通気性部材16を構成することができる。また、通気性固体を肉厚に形成した場合は、この通気性固体の外周に円環状のフレームを取り付け、さらにこのフレームに把持部を設けて、通気性部材16を構成することができる。
このような通気性固体としては、複数の貫通孔を有するものであればその構造は自由であり、ハニカム構造、多数の線材を束ねて線材間に軸方向通路を形成したもの、小径のパイプを多数集合させて多数の軸方向通路を形成したもの、波板と平板を互い違いに重ねたもの、波板と平板とを重ねてロール状に巻いたものが例示できる。また、材質は、耐熱性、耐衝撃性を有するものであればよく、セラミックス、金属などが挙げられる。
このような通気性固体を通気性部材16に使用した場合でも、図6に示す通気性部材16と略同様の効果を奏することができる。
このような通気性部材16を立設する手法については特に限定されない。例えば、くさびを通気性部材16の外周部と管路内壁間に挟み込むことにより立設させることができる。また、例えば、通気性部材16の外周部上側をワイヤ等にて引張ることによっても立設させることができる。また、図6の通気性部材16のように厚みを有している構成であれば、そのまま立設することもできる。
これにより、後工程の耐火壁構築工程において耐火壁を構築する間も、作業者を輻射熱から保護することができる。また、上記のようにして作業者の安全性を確保した上で、通気性部材16を運搬する構成であるので、熱遮断予定位置を熱風出口管12および接続管233内の任意の位置に設定できる。
耐火壁構築工程(図3(C))では、設置された通気性部材16と隣接する位置(図5の二点鎖線C)に、複数の耐火煉瓦を用いて熱風出口管12等の内部を閉塞する状態に耐火壁を構築する。
具体的には、例えば、前工程の通気性部材設置工程において作業者が通気性部材16を搬入している際、その後から、異なる作業者が複数の耐火煉瓦を通気性部材16と隣接する位置(図5の二点鎖線C)まで運搬する。そして、当該位置に複数の耐火煉瓦を積み上げて、これら耐火煉瓦にモルタルを塗布することにより、鉛直方向に略沿う耐火壁を構築する。
以上にて、熱遮断作業が完了する。このような熱遮断作業では、ドラフト風による熱風管路11内の冷却時間、通気性部材16および耐火壁の設置時間は短くて済むので、一連の熱遮断作業を迅速に完了させることができる。
上記の第一実施形態の効果を確認するために、実炉において以下の熱遮断実験を行った。
■補修時期:高炉5の炉体部の改修時
■熱遮断予定位置:熱風出口管12内
■ドーム最低必要温度:ドーム部212,222共に950℃
■チェッカー受金物温度:350℃以下
■熱風炉の操業停止条件:上記(1-4)に記載の熱遮断方法と略同様にして保熱処理工程まで実施した後、最終的に4時20分〜5時に燃焼を停止し、煙道弁81を閉じた。
■熱遮断実験:燃焼停止後、上記(1-4)に記載の熱遮断方法と同様にして、ドラフト風形成工程、通気性部材設置工程、および、耐火壁構築工程を実施した。所定の時間毎に、燃焼室21のドーム部212、蓄熱室22のドーム部222、チェッカー受金物、熱風出口管12内の温度を測定した。表1に、各時間における煙道弁81の開度、上記各部位の温度および作業内容を示す。また、図7に、各時間におけるドーム部212,222の温度をプロットしたグラフを示す。
10時37分には熱風出口管12の温度が50℃以下となったため、煙道弁81の開度をさらに800mmに上げて、通気性部材16の搬入を開始した(通気性部材設置工程の開始)。
この時点において、仕切短管15の取外し時と比較して、燃焼室21のドーム部212は約113℃降温し、蓄熱室22のドーム部222は約79℃降温し、熱風出口管12は約480℃降温していた(図7参照)。これより、熱風出口管12の冷却速度は、燃焼室21および蓄熱室22の冷却速度と比べて、4〜6倍大きいことが分かる。また、ドラフト風形成工程の開始時から約1時間半程度で、通気性部材設置工程を開始できることが分かった。
この完了時において、仕切短管15の取外し時と比較して、燃焼室21のドーム部212は約107℃降温し、蓄熱室22のドーム部222は約81℃降温していた(図7参照)。これら低下温度は、通気性部材設置工程の開始時の低下温度とほぼ等しく、通気性部材設置工程および耐火壁構築工程では燃焼室21・蓄熱室22は殆ど降温しないことが分かった。
また、当該完了時において、燃焼室21のドーム部212は993℃であり、蓄熱室22のドーム部222は1091℃であった。これより、一連の熱遮断作業においてドラフト風の流通を継続しても、ドーム部212,222の温度がドーム最低必要温度よりも下回らないことが分かった。
以上、本方法によれば、一連の熱遮断作業を約2時間半程度で完了できることが分かった。なお、上記作業を通して作業者の安全性は十分に確保できており、また、熱遮蔽作業後の熱風出口管12内の補修作業も良好に実施できた。
次に、本発明の第二実施形態について図面に基づいて説明する。
なお、本実施形態は、熱風管路の補修を休風期間中に実施するものであり、上記第一実施形態とは上記(1-4)に示した補修動作のみ異なっている。このため、以下において上記第一実施形態と同様の構成については説明を適宜省略する。
初期状態では、高炉5では休風状態、所定の熱風炉2,3,4では送風を停止した直後の状態となっており、いずれも高温状態である。
すなわち、以下に示す準備工程と、ドラフト流路確保工程と、ドラフト風形成工程と、通気性部材設置工程と、耐火壁構築工程と、保熱処理工程とを実施する。ここで、図8は、本第二実施形態における熱風管路の熱遮断方法を説明するための模式図であり、(A)は準備工程、ドラフト流路確保工程およびドラフト風形成工程を示し、(B)は通気性部材設置工程および耐火壁構築工程を示し、(C)は保熱処理工程を示す。
準備工程(図8(A))では、保熱処理工程を実施するための準備を行う。
具体的には、図8(A)に示すように、燃焼室21のマンホール214を開けて、燃焼室21内部に仮設バーナ215を設置することにより行う。あるいは、セラミックバーナ213にて燃焼ガスを燃焼できるように、燃焼ガス供給手段6および空気供給手段7から燃焼ガスおよび空気を供給できる状態にしておく。
ドラフト流路確保工程(図8(A))では、次工程のドラフト風形成工程において熱風弁121を撤去する際に熱風が噴出すことを防止するために、2つの経路のドラフト風の流路を確保しておく。
具体的には、1つ目のドラフト風の流路を確保するために、熱風弁121を閉じた状態で、ブリーダ弁132を開く。これにより、熱風出口管12から熱風本管13を介してブリーダ131へ向かい、かつ、環状管14から熱風本管13を介してブリーダ131へ向かうドラフト風の流路が確保される。このため、熱風弁121を撤去した際に、熱風本管13側から熱風が噴き出すことを防止できる。
また、2つ目のドラフト風の流路を確保するために、熱風弁121および送風弁226を閉じた状態で、煙道弁81を開く。これにより、熱風出口管12、混合室23、燃焼室21、蓄熱室22、煙道管8および煙突9を順に流通するドラフト風の流路が確保される。このため、熱風弁121を撤去した際に、混合室23側から熱風が噴き出すことを防止できる。
ドラフト風形成工程(図8(A))では、ドラフト風を流通させて、熱風出口管12の混合室23側および接続管233の内部を冷却する。
具体的には、上記2経路のドラフト風の流路が確保されていることを確認した後、熱風弁121を撤去する。これにより、熱風出口管12に開口部が形成される。この際、速やかに、当該開口部のうち熱風本管13側に防熱板18を取り付ける。
このような防熱板18の具体例を図9に示す。図9において、防熱板18は、断熱材181と、保持部182とを備えて構成されている。
断熱材181は、例えばセラミックファイバー等にて厚さ50mm程度の円盤状に形成されて、熱風出口管12の熱風本管側の内部に挿入可能な状態で設けられている。
保持部182は、鋼板などにて厚さ6mm程度の円盤状に形成され、熱風出口管12の熱風本管側のフランジ部122に固定される。この保持部182の高炉側端面には断熱材181が取り付けられている。
上記の防熱板18を取り付けた後は、煙道弁81の開度をさらに大きくし、ドラフト風の流量を多くして冷却能力を上げる。そして、熱遮断予定位置の雰囲気温度が、例えば50℃以下となるまで、冷却を継続する。
通気性部材設置工程(図8(B))では、熱風出口管12内の混合室23側あるいは接続管233内の熱遮断予定位置まで通気性部材16を運搬し、当該熱遮断予定位置に当該通気性部材16を立設する。
具体的には、図9に示すように、熱遮断予定位置の温度が50℃以下になったところで、管内下面にセラミックファイバーシートなどの断熱部材17を敷設して、足元の防熱対策を行う。そして、クールスーツを着用した作業者が通気性部材16を保持して、熱風出口管12に設けた開口部から混合室23側へと侵入する。さらに、当該作業者により、通気性部材16をドラフト風の流れ方向に沿って熱遮断予定位置まで搬入する。
また、運搬の際、熱風出口管12の開口部より連続するワイヤ166の一端を通気性部材16の外周部上部に取り付けて、ワイヤ166の他端を開口部側から引っ張ることにより、通気性部材16がドラフト風等により転倒しないようにすることが好ましい。
通気性部材16を熱遮断予定位置まで搬入した後は、上記第一実施形態と同様にして、熱遮断予定位置に通気性部材16を熱風出口管12等の軸方向に略直交する状態で立設する。
耐火壁構築工程(図8(B))では、設置された通気性部材16と隣接する位置(図5の二点鎖線C)に、複数の耐火煉瓦を用いて熱風出口管12等の内部を閉塞する状態に耐火壁を構築する。この耐火壁構築工程における具体的な動作は、上記(1-4-7)に示した第一実施形態の耐火壁構築工程と同様である。このため、本実施形態においても、上記(1-4-7)に示した作用効果と同様の作用効果を奏することができる。
この耐火壁構築工程により、熱風出口管12等の内部が補修可能な状態となり、この後、煉瓦の詰め替え等を伴う熱風出口管12等の補修を行う。
保熱処理工程(図8(C))では、耐火壁構築工程後、熱風出口管12等の補修中、仮設バーナ215もしくはセラミックバーナ213にて燃焼ガスを燃焼させて、熱風炉2,3,4の保熱処理を開始する。これにより、熱風出口管12等の補修中に熱風炉2,3,4の温度が低下することを防止でき、温度低下に起因するドーム部212,222(図2参照)等の損傷を防止できる。この保熱処理は、熱風出口管12等の補修が完了するまで継続して実施する。
また、上記の耐火壁構築工程後は、補修対象となっている熱風炉以外の他の熱風炉により、高炉5への送風を開始し、高炉5の操業を再開する。
次に、本発明の第三実施形態について図面に基づいて説明する。
なお、本第三実施形態は、内燃式熱風炉を備えた熱風供給システムにおける熱風管路の補修を、上記第一実施形態と同様に高炉の炉体部の改修時に実施する、あるいは、上記第二実施形態と同様に休風期間中に実施するものである。このため、以下において、熱風炉の構成を主として説明し、熱風供給システムの操業動作および熱風管路の補修動作については、上記第一または第二実施形態と同様の構成であるため説明を簡略化する。
図10に本実施形態における1つの熱風炉を示す。図10において、熱風炉2A,3A,4Aは、内燃式熱風炉であり、円筒形構造物24と、混合室23とを備えている。なお、混合室23の構成については、上記第一および第二実施形態における混合室23と同様の構成であるため、説明を省略する。
本体部241の内部には、鉛直方向に略沿う耐火煉瓦壁243が設けられており、この耐火煉瓦壁243により本体部241の内部が燃焼室244および蓄熱室245に仕切られている。これら燃焼室244および蓄熱室245の上部は、ドーム部242の内部空間を介して連通しており、燃焼室244および蓄熱室245内部の気体が双方向に流通可能とされている。
このような蓄熱室245では、燃焼期には、燃焼室244で生成された高温ガスの熱がチェッカー煉瓦247にて蓄えられ、煙道弁81が開放されて燃焼後の排ガスが煙道管8より排出されるようになっている。また、送風期には、送風弁249が開放されて蓄熱室245内部に送風手段10から空気が供給され、当該空気はチェッカー煉瓦247に蓄えられた熱により加熱されて、これにて高炉5側へ供給する熱風が形成されるようになっている。
上記のような内燃式の熱風炉2A,3A,4Aを備えた熱風供給システム1において、熱風管路11の補修は、上記第一実施形態と同様にして、高炉5の炉体部の改修時に併せて実施する。あるいは、上記第二実施形態と同様にして、休風期間中に実施する。
前者の場合、熱風出口管12内あるいは接続管233内の熱遮断作業では、上記(1-4)に示す熱遮断方法と同様に、準備工程と、ドラフト流路確保工程と、仕切短管取付工程と、保熱処理工程と、ドラフト風形成工程と、通気性部材設置工程と、耐火壁構築工程とを実施する。これにより、上記第一実施形態と同様に、熱風出口管12内あるいは接続管233内の任意の位置を低コストでかつ迅速に熱遮断できる。
後者の場合、熱風出口管12内あるいは接続管233内の熱遮断作業では、上記(2)に示す熱遮断方法と同様に、準備工程と、ドラフト流路確保工程と、ドラフト風形成工程と、通気性部材設置工程と、耐火壁構築工程と、保熱処理工程とを実施する。これにより、上記第二実施形態と同様に、熱風出口管12内あるいは接続管233内の任意の位置を低コストでかつ迅速に熱遮断できる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されず、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
2,3,4…熱風炉(外燃式熱風炉)
21…燃焼室
211…本体部
212…ドーム部
213…セラミックバーナ
214…マンホール
215…仮設バーナ
22…蓄熱室
221…本体部
222…ドーム部
223…接続管
224…チェッカー煉瓦
225…送風管
226…送風弁
23…混合室
231…本体部
232…ドーム部
233…接続管
234…接続管
235…冷風供給手段
236…冷風弁
2A,3A,4A…熱風炉(内燃式熱風炉)
24…円筒形構造物
241…本体部
242…ドーム部
243…耐火煉瓦壁
244…燃焼室
245…蓄熱室
246…セラミックバーナ
247…チェッカー煉瓦
248…送風管
249…送風弁
5…高炉
6…燃焼ガス供給手段
7…空気供給手段
8…煙道管
81…煙道弁
9…煙突
10…送風手段
11…熱風管路
12…熱風出口管
121…熱風弁
122…フランジ部
13…熱風本管
131…ブリーダ
132…ブリーダ弁
14…環状管
15…仕切短管
151…本体部
152…内側保持部
153…断熱材
154…外側保持部
155…フランジ部
16…通気性部材
161…フレーム
162…金網
163…連結部
164…平行部
165…把持部
166…ワイヤ
17…断熱部材
18…防熱板
181…断熱材
182…保持部
Claims (13)
- 燃焼室および蓄熱室を備えた熱風炉と高炉の羽口とを接続する熱風管路を補修する際に、当該熱風管路内を熱遮断する方法であって、
前記熱風管路に開口部を設けて、当該開口部から前記熱風管路内の補修予定部を通過する状態に外気を流通させて当該補修予定部を冷却するドラフト風を形成するドラフト風形成工程と、
輻射熱を遮断可能な通気性部材を、前記ドラフト風の流れに沿って、前記開口部から前記熱風管路内における前記補修予定部よりも前記ドラフト風の下流側の熱遮断予定位置まで搬入して、当該熱遮断予定位置に設置する通気性部材設置工程と、
前記熱風管路内における前記設置された通気性部材と隣接する位置に、耐火部材を用いて前記熱風管路内を閉塞する状態に耐火壁を構築する耐火壁構築工程と、を含んで構成されている
ことを特徴とする熱風管路補修時の熱遮断方法。 - 請求項1に記載の熱風管路補修時の熱遮断方法において、
前記熱風炉は、前記燃焼室と前記蓄熱室とがそれぞれ独立した略円筒形構造物として設けられ、当該燃焼室および当該蓄熱室のそれぞれのドーム部同士を接続管で接続した構造の外燃式熱風炉である
ことを特徴とする熱風管路補修時の熱遮断方法。 - 請求項1に記載の熱風管路補修時の熱遮断方法において、
前記熱風炉は、1つの略円筒形構造物の内部を耐火煉瓦壁で仕切って前記燃焼室および前記蓄熱室を設けた構造の内燃式熱風炉である
ことを特徴とする熱風管路補修時の熱遮断方法。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の熱風管路補修時の熱遮断方法において、
前記通気性部材は、金属材からなる金網を備えて構成されており、
当該金網は、前記熱風管路の軸直交方向断面よりも小さな平面状に形成されている
ことを特徴とする熱風管路補修時の熱遮断方法。 - 請求項4に記載の熱風管路補修時の熱遮断方法において、
前記通気性部材は、前記金網を複数枚備えており、それぞれの前記金網は所定の間隔を置いて互いに対向する状態で配設されている
ことを特徴とする熱風管路補修時の熱遮断方法。 - 請求項4または請求項5に記載の熱風管路補修時の熱遮断方法において、
前記金網には50〜200メッシュのものを使用する
ことを特徴とする熱風管路補修時の熱遮断方法。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の熱風管路補修時の熱遮断方法において、
前記通気性部材は、通気性固体を備えて構成されており、
当該通気性固体は、前記熱風管路の軸直交方向断面形状よりも小さな平板状に形成されて、厚さ方向に略沿う複数の貫通孔を有している
ことを特徴とする熱風管路補修時の熱遮断方法。 - 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の熱風管路補修時の熱遮断方法において、
前記熱風管路は、水平方向に略沿って延びる管状に形成され、一端が前記燃焼室に接続されて、前記蓄熱室からの熱風を前記燃焼室を介して前記高炉に導入可能とする熱風出口管を備えており、
前記通気性部材設置工程および前記耐火壁構築工程における前記熱遮断予定位置を、前記熱風出口管内に設定する
ことを特徴とする熱風管路補修時の熱遮断方法。 - 請求項8に記載の熱風管路補修時の熱遮断方法において、
前記熱風炉は、水平方向に略沿って延びる管状に形成された接続管を介して前記燃焼室に接続され、前記蓄熱室から前記燃焼室を介して導入された熱風に冷却空気を混合して当該熱風の温度を調整する混合室を備えており、
前記熱風出口管は、前記一端側が当該混合室を介して前記燃焼室に接続され、前記混合室にて調整された熱風を前記高炉に導入可能とし、
前記通気性部材設置工程および前記耐火壁構築工程における前記熱遮断予定位置を、前記熱風出口管内あるいは前記接続管内に設定する
ことを特徴とする熱風管路補修時の熱遮断方法。 - 請求項9に記載の熱風管路補修時の熱遮断方法において、
前記熱風出口管には、管内流路を開閉する熱風弁が着脱可能に設けられており、
前記蓄熱室の下部には煙道管が接続され、この煙道管には前記燃焼室から前記蓄熱室を介して排出された排ガスを吸引して外部に放出可能な煙突が設けられ、さらに、前記煙道管における前記蓄熱室と前記煙突との間には当該排ガスの流通を制御する煙道弁が設けられており、
前記ドラフト風形成工程の前には、前記煙道弁を開いて、前記熱風出口管、前記混合室、前記燃焼室、前記蓄熱室、前記煙道管および前記煙突を順に流通する前記ドラフト風の流路を確保しておくドラフト流路確保工程を実施し、
前記ドラフト風形成工程では、前記熱風弁を撤去することにより前記熱風出口管に前記開口部を設けて、当該ドラフト風を形成する
ことを特徴とする熱風管路補修時の熱遮断方法。 - 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の熱風管路補修時の熱遮断方法において、
前記熱風管路は、
水平方向に略沿って延びる管状に形成され、一端が前記燃焼室に接続されて、前記蓄熱室からの熱風を前記燃焼室を介して前記高炉に導入可能とする熱風出口管と、
水平方向に略沿って延びる管状に形成され、前記熱風出口管の他端が接続されて、前記熱風出口管から導入された熱風を前記高炉の羽口へと供給可能とされた熱風本管と、を備えており、
前記通気性部材設置工程および前記耐火壁構築工程では、前記熱遮断予定位置を前記熱風出口管内あるいは前記熱風本管内に設定する
ことを特徴とする熱風管路補修時の熱遮断方法。 - 請求項11に記載の熱風管路補修時の熱遮断方法において、
前記熱風出口管には、管内流路を開閉する熱風弁が着脱可能に設けられ、
前記熱風本管は、管内流路内の気体を吸引して外部に放出可能なブリーダと、このブリーダへの当該気体の流通を制御するブリーダ弁を備えており、
前記ドラフト風形成工程の前には、前記ブリーダ弁を開いて、前記熱風出口管、前記熱風本管および前記ブリーダを順に流通する前記ドラフト風の流路を確保しておくドラフト流路確保工程を実施し、
前記ドラフト風形成工程では、前記熱風弁を撤去することにより、前記熱風出口管に前記開口部を設けて、前記ドラフト風を形成する
ことを特徴とする熱風管路補修時の熱遮断方法。 - 請求項1ないし請求項12のいずれかに記載の熱風管路補修時の熱遮断方法において、
前記耐火壁構築工程の後に、前記燃焼室内にて燃焼ガスを燃焼させて、前記燃焼室内および前記蓄熱室内の温度を高温状態に維持する保熱工程を実施する
ことを特徴とする熱風管路補修時の熱遮断方法。
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