JP4765069B2 - 窒化物コーティング法 - Google Patents
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Description
窒化チタン(TiN)は、高い硬度と優れた耐熱性、耐薬品性を持つことから、表面被覆材としての利用が期待されている物質である。
TiNコーティングの方法としては、窒化チタンターゲットを用いたスパッタリング法により皮膜を形成する方法や、基材にチタンイオンと窒素ガスイオンを照射し、基材上で反応させて窒化チタン膜を形成する方法や、プラズマCVD法を利用してTiN膜を形成する方法等の技術が知られている。このような技術は特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6等に開示されている。
しかし、特許文献1、2、3では金属チタンからの合成に時間とコストのかかる窒化チタンをまず合成しなくてはならないという問題点がある。また、特許文献4,5,6ではコーティング時に反応ガス(窒素等)が不可欠であり、雰囲気置換・圧力調整することで工程も多く効率的であるとは言えなかった。
しかし、いずれの方法でも窒化チタンの合成または反応ガス(窒素等)が不可欠であり、雰囲気置換・圧力調整することで工程も多く効率的であるとは言えなかった。
窒化チタンを合成するためには、金属チタンを長時間、窒素気流中またはアンモニア気流中で高温に加熱しなければならない。または酸化チタンを炭素の混合物を窒素下で強熱しても得られる。しかし、窒化チタンを合成するまでに長時間かかるという問題点がある。
また、いずれのコーティング方法でも反応ガス(窒素等)が不可欠であり、雰囲気置換・圧力調整することで工程も多く効率的であるとは言えなかった。
このように皮膜(コーティング)として優れた特性を有している窒化物を、簡単な工程で且つ容易な操作で、そして、工業的に有利な手法で、基材表面にコーティングする技術の開発が求められている。
本発明によれば、例えば、大気中において基材を金属チタン粉末中に入れ、マイクロ波を照射して交番電界中に曝すことにより該金属チタン粉末を固相の状態で大気中の窒素成分と反応させ窒化させると同時に、基材表面に生成した窒化チタンをコーティングすることができる。
また本発明は、窒素を富化した空気中においてマイクロ波を照射し同様にコーティングを行うことを特徴とする窒化チタンのコーティング方法を提供する。
また、焼結前のセラミックスや合金等の基材を金属チタン粉末中に入れマイクロ波を照射し、焼結と同時にマイクロ波を用いた同様の方法により基材表面に窒化チタンをコーティングする方法を提供する。
〔1〕大気中において基材を、窒化物形成能を有する物質の粉末中に入れ、マイクロ波を照射して交番電界中に曝すことにより該窒化物形成能を有する物質粉末を大気中の窒素成分と反応させて窒化させ、基材表面に生成した窒化物をコーティングすることを特徴とする基材の窒化物コーティング方法。
〔2〕窒化物形成能を有する物質粉末を固相の状態で大気中の窒素成分と反応させ窒化させると同時に、基材表面に生成した窒化物をコーティングすることを特徴とする上記〔1〕に記載の窒化物コーティング方法。
〔3〕マイクロ波を照射して交番電界中に曝すことを、加熱補助材(剤)存在下に行うことを特徴とする上記〔1〕又は〔2〕に記載の窒化物コーティング方法。
〔4〕加熱補助材(剤)が、炭素であることを特徴とする上記〔3〕に記載の窒化物コーティング方法。
〔5〕窒素を富化した空気中においてマイクロ波を照射することを特徴とする上記〔1〕〜〔4〕のいずれか一記載の窒化物コーティング方法。
〔6〕窒化物形成能を有する物質が、遷移金属元素、典型金属元素、典型非金属元素、及びランタノイドからなる群から選択された元素を含有するものであることを特徴とする上記〔1〕〜〔5〕のいずれか一記載の窒化物コーティング方法。
〔7〕窒化物形成能を有する物質が、Ti、Zr、Hf、Nb、Ta、Cr、W、Fe、B、Al、及びSiからなる群から選択された元素を含有するものであることを特徴とする上記〔1〕〜〔6〕のいずれか一記載の窒化物コーティング方法。
〔8〕窒化物形成能を有する物質が、Ti、Zr、Hf、Nb、Ta、Cr、W、及びFeからなる群から選択された元素を含有するものであることを特徴とする上記〔1〕〜〔7〕のいずれか一記載の窒化物コーティング方法。
〔9〕窒化物形成能を有する物質の粉末が金属チタン粉末であり、基材表面に窒化チタンをコーティングすることを特徴とする上記〔1〕〜〔8〕のいずれか一記載の窒化物コーティング方法。
〔10〕焼結前のセラミックスや合金等の基材を、窒化物形成能を有する物質の粉末中に入れマイクロ波を照射し、焼結と同時に請求項1記載の方法により基材表面に窒化物をコーティングすることを特徴とする焼結基材の窒化物コーティング方法。
〔11〕焼結前のセラミックスや合金等の基材を金属チタン粉末中に入れマイクロ波を照射し、焼結と同時に請求項1記載の方法により基材表面に窒化チタンをコーティングすることを特徴とする上記〔10〕記載の窒化物コーティング方法。
〔12〕上記〔1〕〜〔9〕のいずれか一記載の窒化物コーティング方法、あるいは上記〔10〕又は〔11〕のいずれか一記載の窒化物コーティング方法で窒化物コーティングされていることを特徴とする窒化物コーティンされた基材。
〔13〕窒化物コーティングが、窒化チタンコーティングであることを特徴とする上記〔12〕記載の窒化物コーティンされた基材。
本発明のその他の目的、特徴、優秀性及びその有する観点は、以下の記載より当業者にとっては明白であろう。しかしながら、以下の記載及び具体的な実施例等の記載を含めた本件明細書の記載は本発明の好ましい態様を示すものであり、説明のためにのみ示されているものであることを理解されたい。本明細書に開示した本発明の意図及び範囲内で、種々の変化及び/又は改変(あるいは修飾)をなすことは、以下の記載及び本明細書のその他の部分からの知識により、当業者には容易に明らかであろう。本明細書で引用されている全ての特許文献及び参考文献は、説明の目的で引用されているもので、それらは本明細書の一部としてその内容はここに含めて解釈されるべきものである。
窒化物形成能を有する物質としては、コーティング(皮膜、薄膜)を構成できる窒化物を形成することが知られているものの中から適宜選択できる。該物質は、単一の元素あるいは二種以上の元素からなるものであってもよく、また、元素と化合物との混合物であってもよく、複数の元素の混合物であってもよいし、化合物あるいはそれらの混合物などであってもよく、元素としては、遷移金属元素、典型金属元素、典型非金属元素、ランタノイドなどから選択でき、例えば、チタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)などの周期表の第4族の元素、ハフニウム(Hf)、バナジウム(V)、ニオブ(Nb)、タンタル(Ta)などの周期表の第5族の元素、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、タングステン(W) などの周期表の第6族の元素、鉄(Fe)などの周期表の第7〜11族の元素、ホウ素(B)、アルミニウム(Al) などの周期表の第13族の元素、ケイ素(Si)などの周期表の第14族の元素などから選択されたものが挙げられるが、それらに限定されるものではない。典型的な窒化物形成能を有する元素としては、Ti、Zr、Hf、Nb、Ta、Cr、W、Fe、B、Al、Siなどが挙げられる。特に好ましい窒化物形成能を有するものとしては、Ti、Crなどが挙げられる。これら元素の粉末、その金属の粉末などを好適に使用できる。
本発明の方法では、窒化物形成能を有する物質を選択的に高温に加熱せしめるなどしたり、及び/又は、窒化物形成能を有する物質が気相の窒素と反応して窒化物形成をし易いようにする手段を講じることができ、ある場合にはそれが好ましい。当該手段としては、加熱補助材(又は加熱補助剤)を添加する技術を挙げることができるが、実質同様な効果が得られるものであればこれには限定されない。加熱補助材としては、例えば、炭素が挙げられる。炭素は、様々なものが知られており、結晶状の粉末からなるもの、無定形の粉末からなるもの、それらの混合物などが知られている。代表的なものとしては、鱗片状黒鉛、土状黒鉛、人造黒鉛、カーボンブラック、マイクロカーボン、ナノカーボンなどが挙げられるが、これらに限定されず、適宜、適切なものを選択使用できる。炭素は、公知の市販品から選択して使用できるし、好ましくは粉末、代表的には微粉末、あるいはマイクロ粒子、ナノ粒子のものを選択使用してよい。本発明の方法において、マイクロ波照射による窒化反応及びコーティングは、炭素を加熱補助材に用いた場合に約1100℃程度の温度で起こる。
本発明の方法で窒化物形成能を有する物質へのマイクロ波照射の時間は、使用する窒化物形成能を有する物質の種類や量、所望のコーティング厚あるいは面積、基材の種類や大きさ、さらに負荷する照射エネルギー量などに応じて、適宜、適切な時間を選択でき、これは実験により決定することができる。例えば、本発明の方法によれば、窒化チタンコーティングは照射時間の長さによりコーティングの膜厚を変化させることができる。10分程度照射することで数μmのコーティングが可能であり、20〜30分程度の照射で20〜30 μmの厚さにすることができる。また、窒化の際の発熱によるチタン粉末の溶融は殆どなく、基材を容易に取り出すことができる。
しかし、電子レンジで用いられる通常の2.45 GHzで大気中においてチタン金属粉末等の金属粉末に照射すると、燃焼反応よりも激しい放電によりアークを発し、発熱溶融する。また、2.45 GHzでは波長が長すぎて、試料をターンテーブルで高速回転させても均一な電場を得ることが極めて困難である。
本発明方法では、マイクロ波照射において、均一な電場を得ることができるようにする必要があり、そのためには、マグネトロン式、ジャイロトロン(28 GHz、10 kW高周波数高出力発振管)式、クライストロン式等の9 GHz程度以上、すなわち波長数十ミリ以下の領域の比較的波長の短いマイクロ波加熱装置を用いることが望ましい。例えば、約15GHz〜3 THzのミリ波あるいはそれ以下の波長域を使用する。本発明では、マイクロ波照射は、好ましくは約20GHz〜1 THz、ある場合には約25GHz〜500GHz、より便利には約25GHz〜300GHzを使用することができる。マイクロ波照射する加熱装置としては、ジャイロトロン式マイクロ波加熱装置を便利に使用することができ、該装置は、例えば、東芝電子管デバイス(株)、(株)トーメン、富士電波工業(株)などから入手できる。
本発明者は、高周波数のマイクロ波照射により大気中でTi粉末を窒化させることができることを見出したが、なぜ大気中で酸化ではなく窒化反応が起こるのかは分からなかった。
そこで、マイクロ波加熱によるチタンの大気中での窒化反応についての実験・研究を重ねたところ、この窒化反応と同時に窒化チタンコーティングを行う技術を発見した。そして、この技術は汎用性のある優れた特徴を有していることを認識するに至った。
通常、大気中でチタン粉末に出力3 kWで高周波数(28 GHz)のマイクロ波照射した場合には温度は800℃程度までしか上がらない。一方、マイクロ波を吸収しやすいカーボンを、チタン粉末の外側からの伝熱による加熱のために補助的に用いた本方法では、温度が更に高い1000℃程度まで上昇する。本発明では、カーボンを用いて高温まで急速に加熱することで、窒化チタンコーティングが可能となっている。このように窒化物形成能を有する物質の粉末に、マイクロ波を吸収しやすいカーボンを補助的に用いて、出力3 kWで高周波数(28 GHz)のマイクロ波照射することにより、より高温の1000℃程度あるいはそれ以上にまで上昇させることが可能となり、窒化物コーティングが可能となる。かくして、本発明では、カーボンを用いて高温まで急速に加熱することで、窒化物コーティングが簡単な手法で可能となっている。
チタン粉末及び基材を入れる容器は、石英管等マイクロ波加熱処理に用いられる試料ホルダーを適宜使用できる。また、出発物質をコンベア上に乗せて搬送し、マイクロ波加熱炉内において加熱するようにしてもよい。同様に、上記窒化物形成能を有する物質の粉末も同様に扱うことができる。
本発明では、マイクロ波加熱装置には、特別の気密装置や、真空排気装置、窒素ガス供給装置等を付帯させる必要がない。
照射後、粉末の中から石英板を取り出したところ、全体が金色にコーティングされていた。図2にはコーティング後の石英板の表面の走査電子顕微鏡(Scanning Electron Microscope: SEM)写真、図3には石英板の断面のSEM写真を示す。SEMによる観察の結果から、石英板表面はほぼ隙間なくコーティングされており、断面を見るとコーティングした層の厚さが約2 〜 3 μmであることがわかった。密着性も良く、弱い摩擦によっては剥がれなかった。このときの照射後の試料のXRD (X-Ray Diffraction Spectroscopy)パターンを図4に示す。生成物は、TiN、TiN0.3、Ti2Nであった。
YSZは、イットリア(Y2O3)を分散固溶させたジルコニア(ZrO2)を指しており、典型的なものでは2 〜 15 mol%のイットリアを均一に分散固溶させたジルコニア(例えば、約3 mol%のイットリアを均一に分散固溶させたジルコニアや約4 〜 10 mol%のイットリアを均一に分散固溶させたジルコニアなど)が挙げられるが、これには限定されず、さらにアルミナ(Al2O3)を10 〜 30 mol%とイットリアを2 〜 10 mol%均一に分散させたジルコニア(例えば、約20 mol%のアルミナと約3.90±0.30 mol%のイットリアを均一に分散させたジルコニアなど)も含まれてよい。
照射時に、カーボンを用いる伝熱による加熱の効果を与えず、マイクロ波吸収のみによって加熱した。その他は、実施例1と同様に実施した。この場合の温度プロファイルを図8に示す。また、この時得られた試料粉末のXRDパターンを図9に示す。実施例1と比べて到達温度は低く、基材はコーティングされなかった。また、図4に比べ窒化反応が進んでいないことがわかる。
〔比較例2〕
マイクロ波の出力を1 kWとした以外は実施例1と同様に実施した。この場合の温度プロファイルを図10に示す。温度は830℃までしか上昇しなかった。この場合、チタン粉末はわずかに金色がかっただけで、基材はコーティングされなかった。
〔比較例3〕
出発原料として、スポンジチタン(和光純薬製)を用いた他は、実施例1と同様に実施した。この場合の温度プロファイルを図11に示す。温度は図1と比べるとやや低いが石英はコーティングされた。しかし、スポンジチタンを用いると、粒が大きいため基材と接触しにくく、部分的にコーティングされない部分があった。よって、粒径がある程度小さく、基材と接触しやすいチタン粉末の方が適している。
また本発明によってコーティングされた部材は、表面の硬度が高く腐食に強い材料として広く用いることが出来る。本発明で皮膜(コーティング)として優れた特性を有している窒化物を、簡単な工程で且つ容易な操作で、そして、工業的に有利な手法で、基材表面にコーティングする技術が提供できる。
本発明は、前述の説明及び実施例に特に記載した以外も、実行できることは明らかである。上述の教示に鑑みて、本発明の多くの改変及び変形が可能であり、従ってそれらも本件添付の請求の範囲の範囲内のものである。
Claims (6)
- 大気中において基材を、窒化物形成能を有する物質の粉末中に入れ、マイクロ波を照射して交番電界中に曝すことにより該窒化物形成能を有する物質粉末を大気中の窒素成分と反応させて窒化させ、基材表面に生成した窒化物をコーティングすることを特徴とする基材の窒化物コーティング方法。
- マイクロ波を照射して交番電界中に曝すことを、加熱補助材存在下に行うことを特徴とする請求項1に記載の窒化物コーティング方法。
- 窒素を富化した空気中においてマイクロ波を照射することを特徴とする請求項1又は2に記載の窒化物コーティング方法。
- 窒化物形成能を有する物質が、Ti、Zr、Hf、Nb、Ta、Cr、W、Fe、B、Al、及びSiからなる群から選択された元素を含有するものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一記載の窒化物コーティング方法。
- 窒化物形成能を有する物質の粉末が金属チタン粉末であり、基材表面に窒化チタンをコーティングすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一記載の窒化物コーティング方法。
- 焼結前のセラミックスや合金の基材を、窒化物形成能を有する物質の粉末中に入れマイクロ波を照射し、焼結と同時に請求項1記載の方法により基材表面に窒化物をコーティングすることを特徴とする焼結基材の窒化物コーティング方法。
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