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JP4762832B2 - トイレットペーパーホルダー - Google Patents

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JP4762832B2
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Description

本発明は、複数枚のカット紙が積層されてなる積層型トイレットペーパーのホルダーに関するものである。より詳しくは、帯状の連続紙が巻き取られてなるロール型トイレットペーパーのホルダーに取付け可能なトイレットペーパーホルダーに関するものである。
近年、トイレットペーパーは、帯状の連続紙が巻き取られてなるロール型トイレットペーパー(トイレットロール)が、一般的である。このロール型トイレットペーパーは、トイレ等において、トイレットペーパーホルダーで掛止されて、使用に供されている。
このトイレットペーパーホルダーとしては、例えば、図1や図2に示すものがある。
図1に示すトイレットペーパーホルダー100は、トイレの壁面等に固定され、掛止したロール型トイレットペーパーの両側方へ延出する袖板101,101と、この袖板101,101から内方に突出し、掛止したロール型トイレットペーパーの両側端芯部に挿入されるフック102,102と、掛止したロール型トイレットペーパーを上方から覆い、例えば前端縁103Aが紙切板として機能するカバー材103と、から主になる。このトイレットペーパーホルダー(以下、単にフック型ホルダーともいう。)100においては、フック102,102が、上方に押し倒して袖板101,101に沿わせることができるが、上方への力が加わらなくなるとばね等の反発力によって元の状態に戻るように構成されている。したがって、ロール型トイレットペーパーをワンタッチで掛止することができ、この利便性から、近年特に一般家庭での普及率が高くなっている。
一方、図2に示すトイレットペーパーホルダー200は、従来から汎用化されていたものである。このトイレットペーパーホルダー200は、トイレの壁面等に固定され、掛止したロール型トイレットペーパーの両側方へ延出する、例えばスチール製やステンレス製の袖板201,201と、この袖板201,201に形成された軸受け孔201A,201Aに両端部の突起202A,202Aが嵌入されることで袖板201,201に保持されるロール状の芯棒202と、掛止したロール型トイレットペーパーを上方から覆い、例えば前端縁203Aが紙切板として機能するカバー材203と、から主になる。このトイレットペーパーホルダー200(以下、単に芯棒型ホルダーともいう。)は、トイレットペーパーホルダー100のフック102,102に替えて、芯棒202を備えたものであり、紙管等によって中空状とされたロール型トイレットペーパーの芯部に芯棒202を挿入し、芯棒202を袖板201,201に保持させることにより、ロール型トイレットペーパーを掛止する。
これら従来のトイレットペーパーホルダーは、ロール型トイレットペーパーを掛止させる手順が異なるものの、ロール型トイレットペーパーの、少なくとも両側端芯部に挿入されてロール型トイレットペーパーを回転可能に掛止するフック102,102や芯棒202からなる掛止材と、掛止したロール型トイレットペーパーを上方から覆うカバー材103,203と、を有する点では共通する。また、ロール型トイレットペーパーは、JIS規格で紙幅114±2mmとされているため、従来のトイレットペーパーホルダーの両袖板101,101間、あるいは201,201間の距離も、ほぼ統一されている。
このように、現在においては、ロール型トイレットペーパーが一般的であり、このロール型トイレットペーパーに適合するようにトイレットペーパーホルダーが作られているが、この形態は、次のような問題も有している。
すなわち、本形態による場合は、1回の拭き取りごとに、両手で帯状の連続紙を適当な長さ繰り出し、この繰り出した連続紙を一方の手で掴むとともに、他方の手をカバー材に添えてロール型トイレットペーパーの回転を抑えながら、連続紙を切り取らなければならない。したがって、両手での作業が必要となり、特に、怪我や病気などで片手が不自由な人にとって不便であった。
そこで、現在では、複数枚のカット紙が積層されてなる積層型トイレットペーパーの使用が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、特許文献1の形態においては、積層型トイレットペーパーを収納する収納箱を、吊り金具で引っ掛けたり、専用の受け台や支持台で保持したりする必要があり、汎用的でない。
そこで、吊り金具や専用の受け台、支持台を不要とするために、ロール型トイレットペーパーのホルダーに取付け可能な積層型トイレットペーパーのホルダーが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。特許文献2の形態は、積層型トイレットペーパーの収納箱に、ロール型トイレットペーパーホルダーのフックや芯棒に差込み装着するための、係止腕や係止孔を設けたものである。しかしながら、特許文献2の形態は、ロール型トイレットペーパーホルダーに取付け可能であるという点で汎用性を有するが、ロール型トイレットペーパー自体を使用することができなくなってしまうという問題を有する。ロール型トイレットペーパーは、ロール型トイレットペーパーとして、従来通りに使用したいという要望は当然ある。
そこで、積層型トイレットペーパーの収納箱をロール型トイレットペーパーホルダーのカバー材上に着脱可能に載架使用できるように構成した形態が提案されている(例えば、特許文献3参照。)。しかしながら、特許文献3の形態は、ロール型トイレットペーパーを一応使用することができるが、カバー材を上方に跳ね上げることができなくなってしまう。したがって、連続紙の切断縁がカバー材の端縁に一致し、あるいはカバー材に隠れてしまった場合に、いったん収納箱を取り外す必要があり、ロール型トイレットペーパーの使用に影響が生じる。
特開平9−154765号公報 特開2001−78919号公報 特開2002−112920公報
本発明が解決しようとする主たる課題は、ロール型トイレットペーパーのホルダーに取付け可能でありながら、ロール型トイレットペーパーの使用には影響が生じない積層型トイレットペーパーのホルダーを提供することにある。
この課題を解決した本発明は、次のとおりである。
〔請求項1記載の発明〕
帯状の連続紙が巻き取られてなるロール型トイレットペーパーの、少なくとも両側端芯部に挿入されて前記ロール型トイレットペーパーを回転可能に掛止する掛止材と、掛止したロール型トイレットペーパーを上方から覆うカバー材と、を有するロール型トイレットペーパーのホルダーに取付け可能な、
複数枚のカット紙が積層されてなる積層型トイレットペーパーのホルダーであって、
前記積層型トイレットペーパーの収納箱と、この収納箱から上方に延出し前記掛止材によって掛止される一対の受け掛止材と、を有し、
この一対の受け掛止材は、前記掛止したロール型トイレットペーパーの両側方を少なくとも前記カバー材の両側方まで延出し、前記収納箱が前記掛止したロール型トイレットペーパーと接触しない構成とされている、ことを特徴とするトイレットペーパーホルダー。
〔請求項2記載の発明〕
前記受け掛止材は、紙製とされ、かつ円形状の開口縁、この開口縁と同心円状の内側折り線、この内側折り線と同心円状の外側折り線及びこの外側折り線から前記内側折り線を横切り前記開口縁にまで及ぶ複数本の切断線を有し、
使用にあたり、前記切断線が切断されて複数の折り片が形成され、この各折り片の外側折り線が鈍角となる範囲で内折りされて前記掛止材の挿入口が形成され、この挿入口に前記掛止材が挿入されて前記各折り片の一部が前記掛止材から上方への力を受けても、前記内側折り線が内折りされて、前記外側折り線の鈍角状態は維持されるように構成された、請求項1記載のトイレットペーパーホルダー。
本発明によると、ロール型トイレットペーパーのホルダーに取付け可能でありながら、ロール型トイレットペーパーの使用には影響が生じない積層型トイレットペーパーのホルダーとなる。
次に、本発明の実施の形態を説明する。
図3に、本実施の形態のトイレットペーパーホルダー1を示した。本トイレットペーパーホルダー1は、複数枚のカット紙が積層されてなる積層型トイレットペーパー20(図4参照)のホルダーである。本トイレットペーパーホルダー1は、帯状の連続紙が巻き取られてなるロール型トイレットペーパー10のホルダーに取付け可能とされている。このロール型トイレットペーパー10のホルダーは、従来から存在するものであり、ロール型トイレットペーパー10の少なくとも両側端芯部に挿入されてロール型トイレットペーパー10を回転可能に掛止する掛止材と、掛止したロール型トイレットペーパー10を上方から覆うカバー材と、を重に有する。このロール型トイレットペーパー10のホルダーとしては、前述したように、図1に示すようなフック型ホルダー100や、図2に示すような芯棒型ホルダー200などがある。以下では、本形態のホルダー1を、芯棒型ホルダー200に取り付ける場合を例に説明する。
本形態のホルダー1は、図3や図4に示すように、積層型トイレットペーパー20の収納箱2と、この収納箱2から上方に延出し掛止材たる芯棒202によって掛止される一対の受け掛止材3,3と、を主に有する。
本形態の収納箱2は、直方体状で、かつ内部に積層型トイレットペーパー20を収納することができるよう中空構造になっている。この収納箱1は、例えば、紙や樹脂シート等からなる平板状の1枚の基材を、ミシン目線、折り筋線、低坪量線等からなる折り線で折り、ホットメルト等の接着剤で糊代を接着するなどして、製造することができる。もちろん、収納箱2の形状、製法等を以上に限定する趣旨ではない。例えば、形状を、立方体状等の他の六面体状とすることや、天面及び底面が平面とされた円筒状にすることなどもでき、また、複数枚の基材を貼り合わせて製造することなどもできる。
本形態のホルダー1は、使い捨てを前提とする「使い捨て型」とするか、収納箱1内に積層型トイレットペーパー20を継ぎ足すことを前提とする「継続利用型」とするかは、特に限定されない。
ただし、継続利用型とする場合は、図8に示すように、収納箱2の前面2aが開口するようにするのが好ましい。前面2aが開口すると、積層型トイレットペーパー20の継ぎ足しに際して、例えば、芯棒202から一対の受け掛止材3,3を外す必要がなく、容易である。本形態では、前面2aを開口可能とするについて、以下の構成を採用している。まず、収納箱2の天面2bを構成する天板の前端縁中央部に、幅方向に沿う折り線6Bにおいて折曲げ自在とされた爪片6を設けている。また、天板には、爪片6の両側縁基端部から後方に沿う切込み6A,6Aを入れている。一方、収納箱2の前面2aを構成する前板は、下端縁が折曲げ自在な開口構造としている。また、前板の上端縁には、全幅にわたって折れ片5を設け、この折れ片5の幅方向中央基端部に、爪片6の差込孔5Aを形成している。本形態において、前面2aを閉じるにあたっては、切込み6A,6Aを利用して爪片6を上方に持ち上げ、前板を閉じた後、差込孔5Aに爪片6Aを差し込む。
他方、前面2aを開くにあたっては、切込み6A,6Aを利用して爪片6を差込孔5Aから抜いて上方に持ち上げ、前板を開けば足りる。このように、本形態によれば、前面2aを簡易に開閉することができ、また、前面2aが意図せずに開いてしまうのが防止される。
他方、本形態のホルダー1を使い捨て型とする場合は、収納箱2の製造に際して、内部に積層型ティシュペーパー20を収納し、例えば、商品化することになる。また、使い捨て型とする場合は、使用後、解体するなどしてから、廃棄することになる。そこで、この解体を容易にするために、収納箱2に、ミシン目線やハーフスリット等からなる切断補助線を形成しておくのも、好ましい形態である。この切断補助線に関しては、例えば、既存のボックス型ティシュペーパー等で採用されている形態を参考にすることもできる。既存のボックス型ティシュペーパーにおいては、例えば、側面に円弧状の切断補助線を形成している。この形態においては、円弧状の切断補助線の内側に指などを挿入し、側方に引くことによって、側面が開かれるため、解体容易である。
ところで、収納箱2には、内部に収納されたトイレットペーパーを取り出すための取出口を設ける必要がある。この取出口を、収納箱2のどこに設けるかは特に限定されない。例えば、特開2000−350671号公報の図2などに示されるように、収納箱2の底板に、幅方向に沿うように設けることができる。
ただし、本形態のホルダー1は、後で詳しく説明するように、ロール型トイレットペーパーホルダー200の下方に位置するものである。したがって、取出口が収納箱2の底板に設けられていると、トイレットペーパーの取出し容易性に劣ることになる。
そこで、本形態では、図3に示すように、取出口4を、前面2aを構成する前板に設けている。この取出口4はあらかじめ形成しておくこともできる。ただし、ホルダー1を、収納箱2の内部に積層型トイレットペーパー20が収納された状態で販売する使い捨て型とする場合は、現在汎用的なボックス型ティシュペーパーと同様にするのが好ましい。すなわち、収納箱2の前板に、ミシン目線、ハーフスリット等からなる切断補助線を環状に形成しておく。この形態においては、使用にあたり、かかる切断補助線の全部又は一部を裂開し、かかる切断補助線で囲まれる部位を剥ぎ取り、あるいは折り返すことにより、取出口4が形成される。
本形態においては、収納箱2の前板の内面に、取出口4を塞ぐように、図示しないフィルムシート等を接着剤等によって貼り付けておくこともできる。このフィルムシートのほぼ中央部には、取出口4の長手方向に沿うスリットを形成しておき、このスリットからトイレットペーパーの取り出しを行う。この形態によると、トイレットペーパーの衛生性が向上する。もちろん、取出口4は、フィルムレスとすることもできる。
取出口4にフィルムシートを設けるか否かにかかわらず、取出口4の幅(高さ)Lは、20〜80mmとするのが好ましく、30〜50mmとするのがより好ましい。取出口4の幅が20mm未満であると、トイレットペーパーの取出し容易性に劣る。他方、取出口4の幅が80mmを超えると、フィルムレスとする場合は衛生性に劣り、フィルムを設ける場合は強度に劣る。
本形態のホルダー1は、その素材が特に限定されない。例えば、使い捨て型とする場合は、板紙等の紙や樹脂シート等を、継続利用型とする場合は、これらに加えてプラスチックや金属等を、好適に使用することができる。
素材を板紙とする場合、その坪量は、通常50〜600g/m2、好ましくは300〜600g/m2である。坪量が50g/m2未満であると、収納箱2の外力による強度が維持できないおそれがある。他方、坪量が600g/m2を超えると、ホルダー1が、不必要に重くなる。
ここで、本形態において、収納箱2の内部に収納する積層型トイレットペーパー20は、ロール型トイレットペーパー10のように帯状の連続紙が巻き取られてなるものではなく、複数枚のカット紙(トイレットペーパー)が下方から上方に積層されてなるものである。したがって、連続紙の場合におけるような両手での繰り出し、切り取り作業が不要である。
各カット紙の形状は、特に限定されず、正方形状、長方形状等の方形状、真円形状、楕円形状等の円形状、その他の任意の形状とすることができる。ただし、通常は、現在ボックス型ティシュペーパーにおいて汎用化されているのと同様に、方形状である。
一方、各カット紙の積層の方法も、特に限定されない。例えば、各カット紙を開いた状態で単に積層する形態、各カット紙を折り畳んで単に積層する形態、例えば、特開平9−154765号公報の図1(a)、図2(b)、図3(a)や、特開2001−78919号公報の図4、図5に示すように、各カット紙を折り畳むとともに、相互に隣接する下側のカット紙の上端片と上側のカット紙の下端片とが入れ違いになるように積層する形態、などを例示することができる。この最後の形態は、上側のカット紙を引き上げると下側のカット紙も引き上げられるものであり、ポップアップ式と呼ばれて、ボックス型ティシュペーパー等において、汎用化されているものである。ただ、本形態においては、取出口4を収納箱2の前面2aに設けており、特開平9−154765号公報や特開2001−78919号公報のように、取出口4を天面や底面に設けて、次のカット紙を取出口4から露出させるものではない。したがって、ポップアップ式とすることに極めて大きなメリットがあるわけではない。製造工程におけるカット紙の積層容易性という観点から適宜設計するとよい。なお、ポップアップ式とすると、次のカット紙を取り出し易くなるという利点があるが、逆に次のカット紙が収納箱4から露出するが故に、衛生的でないという欠点がある。
ところで、ロール型トイレットペーパーの場合は、使用者や用途(大用又は女性小用等)などによっても異なるが、通常、連続紙が5枚〜10枚程度に重ねられたうえで切断され、使用されている。そこで、各カット紙は、大きさ230×200mm、坪量(複数プライの場合は複数プライの状態での坪量)10〜50g/m2の方形状とするのが好ましい。この形態によれば、各カット紙を1〜2枚、多くとも2〜3枚重ねたのみで、ロール型トイレットペーパーにおけるのと同様の使用が可能となる。この際、各カット紙は、2プライ(2枚重ね)や3プライ(3枚重ね)等の複数プライであってもよい。
本形態においては、収納箱2の大きさを高さ(上下)100〜130mm、幅200〜300mm、奥行き50〜100mmとし、各カット紙を200組(合計400枚)、あるいは180組(合計360枚)積層して収納することができるようになっている。
一方、図3に示すように、収納箱2から上方に延出する一対の受け掛止材3,3は、ともに上側が円弧状の平板状とされている。この一対の受け掛止材3,3は、前後方向(奥行き方向)に沿って、互いが平行となるように配置されている。
一対の受け掛止材3,3の略中央部には、略円形状の開口3A,3Aが形成されている。本ホルダー1をロール型トイレットホルダー200に取り付けるに際しては、図4に示すように、かかる開口3A,3Aに、ロール型トイレットホルダー200の芯棒202を挿通する。これにより、受け掛止材3,3、更にはホルダー1が、芯棒202によって掛止され、本ホルダー1がロール型トイレットホルダー200に取り付けられた状態になる。
受け掛止材3の開口3Aは、その形成方法が特に限定されず、例えば、あらかじめ形成しておくこともできる。ただし、特にホルダー1を使い捨て型とする場合は、取出口4と同様に、受け掛止材3にミシン目線、ハーフスリット等からなる切断補助線を環状に形成しておき、使用にあたり、かかる切断補助線の全部又は一部を裂開し、かかる切断補助線で囲まれる部位を剥ぎ取り、あるいは折り返すことにより、形成するのが好適である。
本形態において、一対の受け掛止材3,3は、収納箱2と一体的に形成されていても、別体とされていてもよい。その素材も収納箱2と同様に、例えば、使い捨て型とする場合は、板紙等の紙や樹脂シートなどを、継続利用型とする場合は、これらに加えてプラスチックや金属等を、好適に使用することができる。
ただし、特にホルダー1を使い捨て型とする場合は、一対の受け掛止材3,3が天面2bに沿って倒伏可能となるようしておくのが好ましい。一対の受け掛止材3,3が倒伏可能であると、積層型トイレットペーパー20が収納されたホルダー1を、上下に、例えば、3〜5個積み重ね、この積み重ね状態でフィルムシート等の包装材によって包装して、販売することができる。つまり、現在汎用化されているボックス型ティシュペーパーと同様の販売が可能となる。
この形態においては、使用に先立って、フィルムシート等の包装材を引き裂くなどして包装解除し、各ホルダー1を取り出す。そして、取り出したホルダー1の受け掛止材3,3を収納箱2の天面2bから起立させ、開口3A,3Aに芯棒202を挿通する。この挿通は、受け掛止材3,3間において、ロール型トイレットペーパー10の紙管11内にも芯棒202が挿通されるように行う。これらの挿通を行った芯棒202は、その両端部の突起202A,202Aを袖板201,201に形成された軸受け孔201A,201Aに嵌入させて、袖板201,201に装着する(保持させる)。この後、必要により取出口4を形成するなどして、積層型トイレットペーパー20が使用可能となる。
本形態においては、受け掛止材3,3に開口3A,3Aを設ける形態としたため、芯棒202をいったん取り外す必要が生じた。しかしながら、例えば、特開2001−78919号公報の図2に示すように、開口3A,3Aが閉じておらず、受け掛止材3,3の外周縁に開いた形状となっていれば、芯棒202を取り外すことなく、装着が可能となる。受け掛止材3,3をどのようにして、掛止材たる芯棒202やフック102,102によって掛止されるようにするかは、受け掛止材3,3の強度等を考慮して、適宜設計するとよい。
ところで、以上のようにしてなる一対の受け掛止材3,3は、図4や図5の(1)に拡大して示すように、その上端部が、掛止したロール型トイレットペーパー10の両側方を通って、少なくともカバー材203の両側方まで延出する。この形態によると、ホルダー1が幅方向一方に動くとしても、図5の(2)に示すように、カバー材203の側端面203aによって受け掛止材3の動きが制限される。つまり、ロール型トイレットペーパー10と受け掛止材3との間には、常に間隙Xが形成される。したがって、ロール型トイレットペーパー10の側面10aが受け掛止材3と接触し、その摩擦によって、ロール型トイレットペーパー10が回転し難くなるおそれがなく、ロール型トイレットペーパー10の使用に影響が生じない。
なお、図6の(1)に示すように、受け掛止材3´の上端部が掛止したロール型トイレットペーパー10の側方を通りつつもカバー材203の側方まで延出しないと、ホルダー1が幅方向一方に動いた際に、図6の(2)に示すように、ロール型トイレットペーパー10の側面10aが受け掛止材3´と接触し、その摩擦によって、ロール型トイレットペーパー10が回転し難くなるおそれがある。
さらに、本形態の受け掛止材3,3は、図7に示すように、収納箱2の天面2bが、掛止したロール型トイレットペーパー10の下端面10bと接触しないように、構成されている。かかる両者2b,10bが接触すると、その摩擦によって、ロール型トイレットペーパー10が回転し難くなるおそれがあるため、これを避ける趣旨である。
両者2b,10bの接触は、例えば、受け掛止材3,3の延出長さや、開口3A,3Aの位置などを調節することにより、避けることができる。具体的には、ロール型トイレットペーパー10は、JIS規格によると、未使用状態において、直径120mm以下、芯の径38±1mmであることからして、受け掛止材3,3の延出長さを121〜140mm、開口3A,3Aの中心点位置を収納箱2の天面2bから80〜90mmとすれば、接触を避けることができる。この際、両者2b,10b間の距離Mは、ロール型トイレットペーパー10が未使用の状態において、0.5〜9.5mmとなる。
ところで、先にロール型トイレットペーパー10と受け掛止材3との間に間隙Xが形成される形態を示したが、この間隙Xは、カバー材203がどの位の幅を有するかに依存するため、受け掛止材3が紙製とされている場合においては、受け掛止材3のたわみを原因として、間隙Xが確実に形成されない可能性もある。そこで、受け掛止材3が紙製とされている場合においては、次の形態を推奨する。
すなわち、受け掛止材3の開口3A部分を、図9に示すように、円形状の開口縁31、この開口縁31と同心円状の内側折り線32、この内側折り線32と同心円状の外側折り線33及びこの外側折り線33から内側折り線32を横切り開口縁31にまで及ぶ複数本の、図示例では8本の切断線34,34…を有する受け掛止機構30とする。
この形態においては、図10に示すように、使用にあたり、開口縁31内に指を挿入するなどして、切断線34,34…を切断し、複数の折り片35,35…を形成する。この各折り片35,35…は、外側折り線33の折り角αが鈍角となる範囲で内折りし、もって掛止材たる芯棒202の挿入口を形成する。このようにして形成された挿入口には、芯棒202が挿入され、各折り片35,35…の一部、つまり上側の折り片35が芯棒202から上方への力を受けることになるが、紙管11と芯棒202との挟み込み作用により、内側折り線32が内折りされて、外側折り線33の鈍角状態は維持される。したがって、折り片35の外側折り線33から内側折り線32の部位によって、トイレットペーパー10の受け掛止材3側への移動が阻止され、間隙Xが確実に確保される。この点、折り片35が芯棒202から上方への力を受けると、内側折り線32だけではなく外側折り線33も折られてしまうようにも思えるが、本形態では両折り線32,33が曲線となっており、直線の場合よりも大きな折り曲げ力が必要になるため、かかるおそれが少ないものとなる。
本発明は、帯状の連続紙が巻き取られてなるロール型トイレットペーパーのホルダーに取付け可能な、複数枚のカット紙が積層されてなる積層型トイレットペーパーのホルダーとして、適用可能である。
ロール型トイレットペーパーホルダーの形態例(斜視図)である。 ロール型トイレットペーパーホルダーの形態例(斜視図)である。 本形態の積層型トイレットペーパーホルダーの斜視図である。 本形態の積層型トイレットペーパーホルダーをロール型トイレットペーパーホルダーに取り付けた状態を示す縦断面図である。 本形態の積層型トイレットペーパーホルダーの長所を説明するための図である。 本形態の積層型トイレットペーパーホルダーの長所を説明するための比較図である。 本形態の積層型トイレットペーパーホルダーをロール型トイレットペーパーホルダーに取り付けた状態を示す縦断面要部拡大図である。 本形態の積層型トイレットペーパーホルダーの前面を開口した状態における斜視図である。 他の形態の受け掛止材の平面図である。 他の形態の受け掛止材が備えられた積層型トイレットペーパーホルダーをロール型トイレットペーパーホルダーに取り付けた状態を示す縦断面要部拡大図である。
符号の説明
1…積層型トイレットペーパーホルダー、2…収納箱、3…受け掛止材、4…取出口、10…ロール型トイレットペーパー、11…紙管、20…積層型トイレットペーパー、100,200…ロール型トイレットペーパーホルダー、101,201…袖板、102…フック材、103,203…カバー材、202…芯棒。

Claims (2)

  1. 帯状の連続紙が巻き取られてなるロール型トイレットペーパーの、少なくとも両側端芯部に挿入されて前記ロール型トイレットペーパーを回転可能に掛止する掛止材と、掛止したロール型トイレットペーパーを上方から覆うカバー材と、を有するロール型トイレットペーパーのホルダーに取付け可能な、
    複数枚のカット紙が積層されてなる積層型トイレットペーパーのホルダーであって、
    前記積層型トイレットペーパーの収納箱と、この収納箱から上方に延出し前記掛止材によって掛止される一対の受け掛止材と、を有し、
    この一対の受け掛止材は、前記掛止したロール型トイレットペーパーの両側方を少なくとも前記カバー材の両側方まで延出し、前記収納箱が前記掛止したロール型トイレットペーパーと接触しない構成とされている、ことを特徴とするトイレットペーパーホルダー。
  2. 前記受け掛止材は、紙製とされ、かつ円形状の開口縁、この開口縁と同心円状の内側折り線、この内側折り線と同心円状の外側折り線及びこの外側折り線から前記内側折り線を横切り前記開口縁にまで及ぶ複数本の切断線を有し、
    使用にあたり、前記切断線が切断されて複数の折り片が形成され、この各折り片の外側折り線が鈍角となる範囲で内折りされて前記掛止材の挿入口が形成され、この挿入口に前記掛止材が挿入されて前記各折り片の一部が前記掛止材から上方への力を受けても、前記内側折り線が内折りされて、前記外側折り線の鈍角状態は維持されるように構成された、請求項1記載のトイレットペーパーホルダー。
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