JP4758681B2 - 車両用緩衝装置及びこれを備えるデュアルモード車両 - Google Patents
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Description
上記鉄道車両は、軌道走行時の例えば曲線区間などでの乗り心地や走行安定性を維持するために、車体に対して鉛直方向の回動軸により回動を行う台車で車軸を支持すると共に、車体と台車の間又は台車と車軸の間に金属バネやダンパ装置を設けていた。
また、両用走行車両にあっては、車輪の車軸を左右方向に移動可能に支持する連結手段と車軸の左右方向の振動を低減する制振手段とにより走行安定性の維持を図っていた(例えば特許文献1参照)。
本発明は、軌道走行車両の走行安定化を図ると共に重量軽減を図ることを、その目的とする。
弾性素材からなる緩衝体が車体と車軸の間に設けられる場合、車軸を中心とする周囲を弾性的に支持することができ、車軸に対して前後方向、左右方向、上下方向の振動が生じても、緩衝体の弾性的な伸縮により車体側への振動の伝達を緩和することができる。
緩衝体の車軸の周囲の少なくとも一部の範囲に孔、溝又は切り欠きを形成すると、その孔等を設けた部位について緩衝体は断面積が減少する。そして、孔等の周辺の部分では、バネ定数が減少すると共に伸縮が生じやすくなる。
一方、緩衝体を構成する弾性素材の材料選択によっては、引っ張り荷重により亀裂を生じやすいものがある。これを防止するには、バネ定数を大きくすることが有効だが、緩衝体の全域についてバネ定数を大きくすると、緩衝効果が低減し得る。そこで、孔等を設けない部分が引っ張り荷重を受けやすい部分となるように本発明たる車両用緩衝装置をデュアルモード車両に装備すると共に、それ以外のいずれかの部分に孔等を形成することで車両用緩衝装置の総合的なバネ定数の低減化を図り、緩衝効果を適度に調節する。
なお、設ける孔等の個数は一つでも複数でも良い。
車体に設けられた車両用緩衝装置は、車重により緩衝体における車軸の下方が最も引っ張り荷重を受け易い。従って、車軸の下側には孔等を設けず、当該部分のバネ定数を大きく設定して亀裂防止を図り、他の部分に孔等を設けてバネ定数の低減を図ることで緩衝効果を適度に調節する。
なお、設ける孔等の個数は一つでも複数でも良い。
さらに、車両用緩衝装置は、車軸の前後、上下、左右の移動を可能とし、レールがカーブしている場合、さらには湾曲したり不整を生じている場合でも、車輪を良好に追従させることができ、レールからの横圧を低減することができるので、さらなる走行安定化を図り、乗り心地をより良好にすることが可能となる。
また、各方向ごとに緩衝を図る緩衝手段を不要とすると共に、本発明たる緩衝装置の主要部が弾性体からなる緩衝体という簡易な構成であるため、部品点数の低減により、装置の生産性を向上することが可能となる。また、飛躍的に装置重量の軽減を図ることが可能となり、このため緩衝装置を搭載したデュアルモード車両の燃費の低減及び輸送力の増加を図ることが可能となる。
また、これにより、亀裂の発生を抑制することができるので、緩衝体としての素材選択の範囲を拡大することが可能となる。
さらに、車両用緩衝装置は、車軸の前後、上下、左右の移動を可能とし、レールがカーブしている場合、さらには湾曲したり不整を生じている場合でも、車輪を良好に追従させることができ、レールからの横圧を低減することができるので、さらなる走行安定化を図り、乗り心地をより良好にすることが可能となる。
また、各方向ごとに緩衝を図る緩衝手段を不要とすると共に、搭載する緩衝装置の主要部が弾性体からなる緩衝体という簡易な構成であるため、部品点数の低減により、装置の生産性を向上することが可能となる。また、飛躍的に緩衝装置重量の軽減を図ることが可能となり、このためデュアルモード車両の燃費の低減及び輸送力の増加を図ることが可能となる。
また、これにより、亀裂の発生を抑制することができるので、緩衝体としての素材選択の範囲を拡大することが可能となる。
本発明の実施形態たる軌道走行車両としてのデュアルモード車両1について図1乃至図5に基づいて説明する。図1(A)はデュアルモード車両の平面図、図1(B)は左側面図を示す。なお、本文において左、右の方向を示す場合、デュアルモード車両1の前進方向を向いた状態で左側と右側を示すものとする。
デュアルモード交通システムは、輸送手段であるデュアルモード車両1と、デュアルモード車両1が走行可能な図示されていない道路と、軌道110と、道路と軌道の相互間でのデュアルモード車両1の乗り入れを円滑に行わせるガイド手段である走行モード変換用構造体(図示略)とを備えており、走行モード変換用構造体を介して、道路走行モードにあるデュアルモード車両1を軌道走行モードに変換する一方、軌道走行モードにあるデュアルモード車両1を道路走行モードに変換するものである。
軌道110は、図1に示すように、デュアルモード車両1が走行可能な2本のレール111を有しており、これらレール111の軌間寸法は規格化された値(1067[mm])とされている。また、各レール111はその頂部の幅が65[mm]に設定されたいわゆる50kgNレールである。つまり、軌道110は、通常の鉄道車両も走行できる規格となっており、通常の鉄道車両とデュアルモード車両1の走行時間を異ならせることで軌道110の共用を図ることも可能となっている。
デュアルモード車両1は、図1に示すように、車体20と、車体20の前部において一対で回転可能に支持された前方ゴムタイヤ3と、車体20の後部において一対で回転可能に支持された第一、第二の後方ゴムタイヤ4,7と、車体20の前部に昇降自在に配設された車軸5aを中心に回転する軌道走行用の前方案内輪5と、車体20の後部に昇降自在に配設された車軸6aを中心に回転する軌道走行用の後方案内輪6と、前方案内輪5と後方案内輪6のそれぞれの車軸5a,6aの両端部と車体20との間に設けられた四つの車両用緩衝装置50とを備えている。
デュアルモード車両1は、前方ゴムタイヤ3及び第一、第二の後方ゴムタイヤ4,7による道路走行と、前方案内輪5、後方案内輪6及び第二の後方ゴムタイヤ7による軌道走行と、の双方を自在に切り換えて実現させることができるものである。
車体20は、複数の乗客を搭乗させる構造を有している。本実施の形態においては、図1(B)に示すようなマイクロバスの車体20を採用しており、運転手を含めて約30人を搭乗させることができる。
かかる左右の前方ゴムタイヤ3は、本体フレーム21に対して水平な支軸により回転可能に支持されており、車体20の運転席のハンドルに連結された図示しないステアリング機構により左右の前方ゴムタイヤ3が同方向を維持しながら操舵可能となっている。
第一、第二の後方ゴムタイヤ4,7は、いずれも、図1に示すように、本体フレーム21に取り付けられた後タイヤ用車軸4aに左右一対で軸支されており、第一の後方ゴムタイヤ4は左右方向における両外側にそれぞれ配設され、第二の後方ゴムタイヤ7は、それぞれ第一の後方ゴムタイヤ4の内側に隣接して配設されている。つまり、左右の第一の後方ゴムタイヤ4と左右の第二の後方ゴムタイヤ7とは、同一軸上に配設されている。
そして、第一、第二の後方ゴムタイヤ4,7は、前方ゴムタイヤ3とともに道路走行時に車体20の荷重を支持するとともに、(図示されていない)エンジン及び動力伝達装置によって駆動されて道路走行時及び軌道走行時に駆動輪として機能するものである。また、軌道走行時には、内側となる第二の後方ゴムタイヤ7のみが軌道110を構成するレール111上面に当接して駆動力を発生させる。
図2は車両前部の拡大平面図である。図2に示すように、前方回動アーム部22は、左右一対のアーム部材22aと、これらを連結すると共に左右方向に沿って設けられた横梁22bから構成され、各アーム部材22aの基端部(基端部側は図示略)が本体フレーム21の前端部において左右方向に向けられた図示しない支軸により軸支されており、各アーム部材22aの回動端部の左右においてそれぞれ車両用緩衝装置50を介して車軸5aを軸支している。
各車両用緩衝装置50はその外周面側が各アーム部材22aの回動端部に固定保持されており、かかる保持状態において、二つの車両用緩衝装置50の中心線はいずれも左右方向に向けられると共に同心状態とされている。
そして、各車両用緩衝装置50の内側にコロ軸受け26を配し、前方案内輪5の車軸5aの両端部がそれぞれ支持されている。
車軸5aは、各車両用緩衝装置50によって左右方向を向いた状態を維持しつつもわずかながらその向きと位置を変化させることを可能とし、各コロ軸受け26によって自らを中心とする回転が可能とされている。なお、車両用緩衝装置50の構造は後に詳述する。
つまり、各前方案内輪5は、前方回動アーム部22と二つの油圧シリンダ24,24の協同により段階的に高さ調節が行われ、これにより、デュアルモード車両1の道路走行モードと軌道走行モードの切り替えが行われる。
即ち、道路走行モードでは、六つのゴムタイヤ3,4,7が同時に接地する接地面に届かない高さまで各前方案内輪5は上昇され、走行モードの切り替え段階では、上述の接地面にほぼ接する高さに維持され、軌道走行モードでは、上述の接地面よりも下方となる高さまで各前方案内輪5が下降される。
図3は車両後部の拡大平面図である。車両後部は、前述した車両前部とほぼ同様の構成を採っている。即ち、図3に示すように、後方回動アーム部23は、左右一対のアーム部材23aと、これらを連結すると共に左右方向に沿って設けられた横梁23bから構成され、各アーム部材23aの基端部側が本体フレーム20の後端部に回動可能に軸支され、回動端部では左右に設けられた各車両用緩衝装置50とコロ軸受け28により後方案内輪6の車軸6aを回転可能に支持している。
また、車軸6aは、左右方向に向けられた状態を維持しつつも、各車両用緩衝装置50によってわずかにその向きと位置とを変化させることが可能となっている。
そして、各後方案内輪6は、二つの油圧シリンダ25,25により、道路走行モードでは、六つのゴムタイヤ3,4,7が同時に接地する接地面に対して接触しない高さまで各後方案内輪6は上昇され、走行モードの切り替え段階では、上述の接地面にほぼ接する高さに維持され、軌道走行モードでは、第二の後方ゴムタイヤ7がレール111の上面に当接した状態を維持し得る範囲で各後方案内輪6が下降される。
前方案内輪5及び後方案内輪6は、鉄等の金属で構成されており、各々左右1個ずつ設けられている。左右の前方案内輪5及び後方案内輪6は、前述したように、各々前車軸5a及び後車軸6aで連結されている。
また、前方案内輪5及び後方案内輪6は、図2及び図3に示すように、フランジ5c,6c及び勾配を有する踏面5d,6dを備えており、軌道案内機能を果たす。このため、駆動輪である第二の後方ゴムタイヤ7に踏面勾配やフランジが設けられていなくても、デュアルモード車両1は、レール111に沿って正確に軌道走行を行うことができる。
図4(A)は車両用緩衝装置50の側面図、図4(B)はその中心線に沿った断面図である。なお、図4における方向線は車両用緩衝装置50が車体20の左側に装備される場合の方向を示している。なお、図4(B)にあっては後述する孔部54を通過する断面で図示が行われている。
同様に、内側金具53は、中心線方向の長さがやや外側金具よりも長い筒状に形成され、その外周面の外径は緩衝体51の内周面の内径とほぼ同じ大さに設定されており、緩衝体51の内側にはめ込まれた状態で内側金具53の外周面と緩衝体51の内周面とが接着により互いに固定されている。
また、緩衝体51の外周面及び内周面の表面はいずれも細かい凹凸加工が施されており、接着座を保持して剥離を防止する構造となっている。
さらに、外側金具52は、その外周面が車体20の前方回動アーム部22のアーム部材22a(又は後方回動アーム部23のアーム部材23a)に固定保持され、内側金具53は、その内周面がコロ軸受け26(又は28)を介して車軸5a(又は6a)に連結されている。
これにより、緩衝体51は、その外周部が外側金具52を介して車体20に対して前後、左右、上下を含む全ての方向について固定されており、その内周部が内側金具53を介して車軸5a(又は6a)に対して前後、左右、上下を含む全ての方向について固定された状態となっている。なお、軸受け26(又は28)により車体20に対する車軸5a(又は6a)の回転は許容されている。
さらに、緩衝体51には、左右方向に貫通する孔部54が複数形成されている。かかる孔部54は、車両用緩衝装置50がデュアルモード車両1に装備された状態において、車軸5a(又は6a)の真上となる部分に四つ形成されており、車軸5a(又は6a)の真下となる部分を回避してその前後両側に四つずつ形成されている。
まず、デュアルモード車両における走行モードの切り替えについて説明する。
道路走行モードにおいては、各油圧シリンダ24,25により、前方案内輪5と後方案内輪6はいずれも、タイヤ接地面高さよりも上方に待避されており、各タイヤ3,4,7のみが路面に接地して走行が行われる。
そして、走行モードの切り替えの際には、軌道110への入口において、各油圧シリンダ24,25により前方案内輪5と及び方案内輪6をタイヤ接地面高さまで下降させる。
そして、デュアルモード車両1を前進させて、前方案内輪5、後方案内輪6を各レール111の上面に当接させる。
次に、各油圧シリンダ24,25により、第一と第二の後方ゴムタイヤ4,7はレール111の上面高さを維持しつつ前方ゴムタイヤ3はレール111の上面高さから上方に所定の高さまで離れるように、前方案内輪5と後方案内輪6をさらに下降させる。
これにより、前方案内輪5と後方案内輪6の各踏面5d,6dがレール111の上面に当接した状態となり、その軌道案内機能により、レール111に沿って正確に軌道走行が行われる。
上記曲線区間において、前方案内輪5及び後方案内輪6は、それぞれの車軸5a,6aを支持する各車両用緩衝装置50の緩衝体51が軸周りの一部の範囲では収縮し、また別の範囲では伸長する。これにより、各車軸5a,6aはその方向がカーブしたレール111のラジアル方向rに向けることができ、各前方案内輪5及び後方案内輪6がレール111から受ける横圧を低減させながら走行を行うことが可能となる。なお、図中符合Hで示す直線は車両の左右方向を示している。
脱線係数=横圧÷輪重
(横圧:車輪が車軸方向にレールを押圧する力、輪重:車輪が車軸方向にレールを押圧する力)
デュアルモード車両1は、車両用緩衝装置50により前方案内輪5と後方案内輪6の各車軸5a,6aをそれぞれレール111のラジアル方向rに追従させることができるので、横圧が効果的に低減され、脱線係数が低減される。従って、走行安定性が車両用緩衝装置50により向上されていることが分かる。
以上のように、デュアルモード車両1は、車体20と車軸5a,6aの間に環状の緩衝体51を使用した車両用緩衝装置50を設けたので、各緩衝装置50ごとに、車軸5a,6aから車体20に伝わる前後、上下、左右の全方向について振動を抑制することができ、走行安定化を図り、乗り心地をより良好にすることが可能となる。
さらに、各車両用緩衝装置50は、車軸5a,6aの前後、上下、左右の移動を可能とし、レールがカーブしている場合、さらには湾曲したり不整を生じている場合でも、各車輪5,6を良好に追従させることができ、レールからの横圧を低減することができるので、さらなる走行安定化を図り、乗り心地をより良好にすることが可能となる。
特に、デュアルモード車両1のように、道路走行と軌道走行を切替により行う両用走行車両の場合等、固定軸距(車軸5a−車軸6a間の前後方向の距離)が長い車両の場合には、曲線区間でレールから受ける横圧の低減が重要となるが、各車両用緩衝装置50によりかかる問題が解消され、十分に走行安定性が向上している。
これにより、車両用緩衝装置50の緩衝体51の素材として天然ゴム以外の弾性を有する素材(合成ゴム等)を選択した場合でも亀裂の発生を抑制することが可能である。
なお、車両用緩衝装置50の緩衝体51の素材は、天然ゴムに限らず、種々の樹脂類など、弾性を有する他の素材であっても良い。
また、車両用緩衝装置50の緩衝体51に形成される孔部54の配置については、車軸5a(又は6a)の真下となる部分以外であれば、図4(A)以外の各部に形成しても良い。また、その場合、車軸5a,6aに対してデュアルモード車両1の振動が生じやすい方向について設けることが望ましい。また、孔部54の数、大きさ、形状についても、上記の例に限定されるものではなく、軌道走行時の走行速度、走行時に生じ得る振動の大きさ、緩衝体51の強度や耐久性等に応じて適宜調節することが望ましい。
また、孔部54は、その貫通する方向がスラスト方向に限らず、例えばラジアル方向等の他の方向に形成しても良い。さらに、孔部54は有底穴として貫通しない穴として形成しても良い。
さらに、孔部54に替えて孔部54とほぼ同様に機能する溝やサイプ、切り欠き等を車軸周りの一部に形成しても良い。
また、上記発明の実施形態では、軌道走行車両としてデュアルモード車両1を例示したが、特にこれに限らず、軌道上を走行する全ての車両、例えば鉄道車両や軌陸車の車軸周りに車両用緩衝装置50を搭載しても良い。
3 前方ゴムタイヤ
4,7 第一、第二の後方ゴムタイヤ
5a,6a 車軸
5 前方案内輪
6 後方案内輪
20 車体
50 車両用緩衝装置
51 緩衝体
52 外側金具
53 内側金具
54 孔部
110 軌道
111 レール
Claims (4)
- 道路走行モードと軌道走行モードとに変換可能なデュアルモード車両の車体と軌道走行車輪の車軸との間に設けられる車両用緩衝装置において、
前記車軸の周囲を取り囲むように配置されると共に、その内部側が前記車軸に対して固定され、その外部側が前記車体側に固定される伸縮可能な弾性素材からなる緩衝体を有し、
前記緩衝体は、その中心線に沿った断面形状が、外周側の方が幅の狭い台形状であることを特徴とする車両用緩衝装置。 - 前記緩衝体の前記車軸の周囲の少なくとも一部の範囲に孔、溝又は切り欠きを形成したことを特徴とする請求項1記載の車両用緩衝装置。
- 道路走行モードと軌道走行モードとに変換可能なデュアルモード車両であって、
軌道走行車輪を有する車軸と、車軸を支持する車体と、当該車体と前記車軸との間に設けられる車両用緩衝装置とを備え、
車両用緩衝装置は、前記車軸の周囲を取り囲むように配置されると共に、その内部側が前記車軸に対して固定され、その外部側が前記車体側に固定される伸縮可能な弾性素材からなる緩衝体を有し、
前記緩衝体は、その中心線に沿った断面形状が、外周側の方が幅の狭い台形状であることを特徴とするデュアルモード車両。 - 前記緩衝体の前記車軸の周囲における前記車軸の下側を除く範囲の少なくとも一部に孔、溝又は切り欠きを形成したことを特徴とする請求項3記載のデュアルモード車両。
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