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JP4756088B2 - 皮革溝形成装置および皮革溝形成方法 - Google Patents

皮革溝形成装置および皮革溝形成方法 Download PDF

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Description

本発明は、皮革溝形成装置および皮革溝形成方法に係り、たとえば、自動車のホーンパッドを被覆して装飾するための皮革に溝を形成するものに関する。
近年、自動車の内装の高級化指向にともない、革巻きハンドルやシフトノブに加えて、エアーバッグを内装しているホーンパッドやインパネなどの大型の部品に革装を施すケースが増えてきている。
ホーンパッドやインパネの板状の基材には、予定破断線としてのスリットが設けられている。スリットが設けられていることにより、エアーバッグが膨張するときホーンパッドやインパネが速やかに破断して開裂するようになっている。革(皮革)は、基材の表側(搭乗者側)を覆うようにして接着により基材に貼り付けられているが、皮革が予定破断線からのホーンパッドやインパネ(基材)の開裂を妨げるものであってはならない。
そこで、基材の予定破断線の位置に合わせて、皮革にも脆弱部を設けることが必要になる。なお、皮革のかもしだす高級感を損なわないようにするために、自動車の運転者や搭乗者から見えないようにして、脆弱部を設ける必要がある。脆弱部として、たとえば、皮革の裏側(基材に接着される側の面)に、基材の破断予定線に合わせてハーフカット(皮革に所定の厚さの残部を残すカット)のスリット(溝)を入れる方式が採用されている。
皮革に溝を入れる場合、溝が入れられる部位(溝が形成される部位)における皮革の残部の厚さ(溝部における皮革の残厚)を適切で正確な値にする必要がある。皮革の残部が厚すぎると、エアーバッグが膨張するときに、ホーンパッドやインパネ(基材)が予定破断線のところから破断せず、皮革がエアーバッグの膨張を妨げるおそれがある。一方、皮革の残部の厚さが薄すぎると、皮革の表面(運転者等が見る側)に溝の位置を示す線(線状の皮革の盛り上がりや凹み)が現れてしまい、皮革がかもしだす高級感を損てしまう。
そこで、XYプロッタ(水平方向であるX軸方向およびY軸方向にプログラムで指定される軌跡の通りにサーボモータ等のアクチュエータでヘッドを移動する装置)のヘッドにナイフ(刃物)を取り付けて、皮革に溝を形成する装置(皮革溝形成装置)が知られている(たとえば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開平10−8100号公報 特開2009−149158号公報
ところで、従来の皮革溝形成装置では、溝部における皮革の残厚を適切で正確ものにするために、Z軸方向(上下方向;皮革に形成される溝の深さ方向)においても、サーボモータ等のアクチュエータを用いて、ナイフが取り付けられているヘッドの位置をプログラム制御している。
すなわち、従来の皮革溝形成装置は、このベッド(皮革が設置されるベース体)に設けられサーボモータ等によりX軸方向で移動位置決め自在になっているX軸移動体と、X軸移動体に設けられサーボモータ等によりY軸方向で移動位置決め自在になっているY軸移動体と、Y軸移動体に設けられサーボモータ等によりZ軸方向で移動位置決め自在になっているヘッドとを備えて構成されている。そして、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向で刃物(ヘッド)をプログラムのとおりに移動させて皮革に溝を形成している。
したがって、たとえば、細長く形成されているX軸移動体のビームが弾性変形することによってヘッドのZ軸方向における位置が不正確になり、また、たとえば、X軸移動体とY軸移動体との間のごく僅かながたつき(バックラッシュ)によってヘッドのZ軸方向における位置が不正確になり、皮革に溝を入れる場合、溝部における皮革の残部の厚さが不正確になってしまうという問題がある。
なお、皮革の残部の厚さが不正確なものになることを回避するために、X軸方向やY軸方向におけるヘッドの位置に応じて、Z軸方向でヘッドの位置を補正することも考えられるが、このような補正をすると装置の構成や動作プログラムが煩雑になってしまうという問題がある。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、皮革の厚さ方向の一方の面に溝を形成する皮革溝形成装置および皮革形成方法において、装置の構成や動作プログラムを煩雑にすることなく、溝が入れられる部位における皮革の残部の厚さを正確なものすることができる皮革溝形成装置および皮革形成方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、平板状に保持されている保持済み皮革の厚さ方向の一方の面に溝を形成するための刃物を保持する刃物保持体と、前記刃物保持体を、前記保持済み皮革の厚さ方向の一方の面の面内方向で移動する刃物保持体移動手段と、前記刃物保持体移動手段で前記刃物保持体を移動し前記保持済み皮革に溝を形成するときに、前記刃物保持体をガイド部材に当接させて、前記刃物保持体を前記面内方向と交差する方向で位置決めする刃物保持体位置決め手段とを有する皮革溝形成装置である。
請求項2に記載の発明は、皮革の厚さ方向の一方の面に溝を形成するための皮革溝形成装置において、厚さ方向の他方の面が皮革保持具の平面状の保持面に面接触して平板状の形態で前記皮革保持具に一体的に保持されている保持済み皮革を、前記皮革保持具を介して一体的に保持するベース体と、水平な一方向であるX軸方向で、前記ベース体に移動自在に設けられているX軸移動体と、水平な他の一方向であって前記X軸方向に直交する方向であるY軸方向で、前記X軸移動体に移動自在に設けられているY軸移動体と、上下方向で前記Y軸移動体に移動自在に設けられ、前記保持済み皮革に溝を形成するための刃物を保持する刃物保持体と、前記X軸移動体を前記X軸方向で駆動するためのX軸駆動手段と、前記Y軸移動体を前記Y軸方向で駆動するためのY軸駆動手段と、前記刃物保持体に回転自在に設けられ、外周が前記皮革保持具に設けられているガイド部材に当接して、前記刃物保持体を上下方向で位置決めをするローラとを有する皮革溝形成装置である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の皮革溝形成装置において、前記溝は、第1の部位と、この第1の部位に対して交差している第2の部位もしくは前記第1の部位と共に「T」字状部位を形成している第2の部位とを備えて構成されており、前記ガイド部材は、前記第1の部位を形成するときに前記刃物保持体のローラが当接する第1のガイド部材と、前記第2の部位を形成するときに前記刃物保持体のローラが当接する第2のガイド部材とを備えて構成されている皮革溝形成装置である。
請求項4に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の皮革溝形成装置において、前記溝は、ほぼ横方向に延びた横方向部位と、ほぼ縦方向に延び長手方向の中間部が前記横方向部位の長手方向の一端部と交差している第1の縦方向部位と、ほぼ縦方向に延び長手方向の中間部が前記横方向部位の長手方向の他端部と交差している第2の縦方向部位とを備えて「H」字状に形成されており、前記横方向部位の長手方向の一端部が、前記第1の縦方向部位よりも外側に僅かに突出しており、前記横方向部位の長手方向の他端部が、前記第2の縦方向部位よりも外側に僅かに突出しており、前記ガイド部材は、前記各縦方向部位を形成するときに前記刃物保持体のローラが当接する第1のガイド部材と、前記横方向部位を形成するときに前記刃物保持体のローラが当接する第2のガイド部材とを備えて構成されている皮革溝形成装置である。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の皮革溝形成装置を用いて、前記皮革に溝を形成する皮革溝形成方法である。
請求項6に記載の発明は、皮革を平板状の形態に保持する皮革保持工程と、溝を形成するための刃物もしくはこの刃物を保持している刃物保持体をガイド部材に当接させるとともに、前記刃物の先端を前記皮革保持工程で平板状に保持されている前記皮革の厚さ方向の一方の面に突き刺して移動させることにより、溝が形成された皮革の前記溝の底から他方の面までの厚さが一定になるように、前記皮革保持工程で平板状に保持されている皮革の厚さ方向の一方の面に溝を形成する溝形成工程とを有する皮革溝形成方法である。
本発明によれば、皮革の厚さ方向の一方の面に溝を形成する皮革溝形成装置および皮革形成方法において、装置の構成や動作プログラムを煩雑にすることなく、溝が入れられる部位における皮革の残部の厚さを正確なものすることができるという効果を奏する。
自動車のステアリングに使用されているホーンパッドの概略構成を示す図である。 1枚の大きな皮革素材からの複数枚の小片の皮革素材の生成を示す図である。 小片皮革素材からの皮革と試験片との生成を示す図である。 小片の皮革素材への溝の形成を示す図である。 皮革溝形成装置の概略構成を示す斜視図である。 第1の皮革保持具の概略構成を示す図である。 第2の皮革保持具の概略構成を示す図である。 刃物と刃物を保持している刃物保持体との概略構成を示す図である。 刃物保持体で保持されている刃物の先端と、一対のローラの下端との間の距離の調整を示す図である。 皮革溝形成装置に、ガイド部材の上面と皮革保持具の上面との間の距離を測定するための距離測定手段を設けた図である。 小片皮革素材に溝を形成しているときの状態を示す図である。 θ軸回動体を設けた皮革溝形成装置を示す図である。
図1は、自動車のステアリングに使用されているホーンパッド1の概略構成を示す図である。図1(a)は、ホーンパッド1の正面図であり、図1(b)は、図1(a)におけるI−I断面を示す図である。
ホーンパッド1は、自動車のステアリングホイールの中央部に設けられており、図1(a)に示すホーンパッド1の奥(図1(a)の紙面の奥側)には、エアーバッグのユニット(エアーバッグ)が設けられている。
また、ホーンパッド1は、基材3とこの基材3に接着剤や粘着剤を用いて貼り付けられた皮革(たとえば、牛革等の天然皮革)5とを備えて構成されている。基材3は平面ではない曲面状で板状に形成されており、基材3の厚さ方向の一方の面(自動車の運転者とは反対側に位置する面)には、たとえば「V」字状の溝(予定破断線)7が延びて形成されている。
皮革5の厚さ方向の一方の面には、溝(脆弱部)9が延びて形成されている。皮革5は、基材3の表面を覆うようにして設けられており、皮革5や基材3の厚さ方向から見ると、図1(a)に示すように基材3の溝7と皮革5の溝9とがお互いに重なっている。
そして、エアーバッグが膨張するときホーンパッド1が各溝7,9のところで速やかに破断して開裂するようになっている。なお、溝9は、皮革5の床面に形成されており、ホーンパッド1では、皮革5の床面が基材3に接触しており、皮革5の銀面が、運転者に面している。
皮革5の床面と銀面について説明する。皮革としてたとえば牛皮を考えた場合、銀面とは牛の表皮面に相当する面をいい、床面とは、牛の肉側の面をいう。また、皮革を構成している繊維成分は、銀面側では密になっており、床面側では粗くなっている。したがって、銀面側では、引っ張り強度等の機械的強度が高く、床面側では、機械的強度が低くなっている。
図3は、小片皮革素材11からの皮革5と試験片15との生成を示す図である。
皮革5は、小片の皮革素材11(図2(b)の参照)から、たとえば型(図示せず)を用いて打ち抜きをすることにより生成される。なお、図3(a)は、小片の皮革素材11から皮革5を打ち抜いた直後の状態を示しており、小片皮革素材11の残余部分13も示してある。図3(b)は、小片皮革素材11から皮革5を打ち抜いて残余部分13を取り除いた状態を示してある。また、1枚の小片皮革素材11からは、上記型による打ち抜きにより、1枚の皮革5と同時に4つの試験片(ダンベル)15(15A,15B,15C,15D)が生成されるようになっている。4つの試験片15は、皮革5の周囲にたとえば4つ形成されている。
皮革5には溝9が形成されており、試験片15にも、溝9と同様な溝17(17A,17B,17C,17D)が形成されている。溝9,17は、小片皮革素材11(皮革5,試験片15)の床面に形成されている。溝9が形成された小片皮革素材11の残部の厚さは、一定になっており、溝17が形成された小片皮革素材11の残部の厚さは、溝9が形成された小片皮革素材11の残部の厚さと同じ厚さで、一定になっている。
なお、試験片15Aは、縦方向に細長く形成されており、試験片15Aの長手方向の中央部に横方向に延びた溝17Aが形成されている。同様にして、試験片15Bは、縦方向に細長く形成されており、試験片15Bの長手方向の中央部に横方向に延びた溝17Bが形成されている。試験片15Cは、横方向に細長く形成されており、試験片15Cの長手方向の中央部に縦方向に延びた溝17Cが形成されている。同様にして、試験片15Dは、横方向に細長く形成されており、試験片15Dの長手方向の中央部に縦方向に延びた溝17Dが形成されている。
試験片15A,15Bを縦方向に細長く形成し、試験片15C,15Dを横方向に細長く形成した理由は、天然の革は、個体、部位、採取方向によって物性(引張・引裂強度)が大きくバラつくため、小片皮革素材11において、縦方向と横方向とでは、強度に差がある場合があるからであり、溝9が形成されている方向(溝9の長手方向)が異なっても、溝9のところで、皮革5が確実に破断することを保証するためである。
ここで、皮革5や試験片15の製造工程についてさらに詳しく説明する。
図2は、1枚の大きな皮革素材19からの複数枚の小片皮革素材11の生成を示す図であり、図4は、小片皮革素材11への溝27,29および溝17の形成を示す図である。
まず、図2(a)で示すように、1枚の大きな皮革素材(大片の皮革素材)19から複数枚の小片皮革素材11を、切り出して生成する。なお、大片の皮革素材19には、脱毛処理や鞣し処理などの前処理が施されているものとする。
片皮革素材11には、小片皮革素材11に溝9(27,29),17を形成したり小片皮革素材11を上記型で打ち抜くときに、小片皮革素材11の姿勢や位置決めをするための切り欠き(図示せず)や円形状の貫通孔23が形成されている(図2(b)参照)。
続いて、図4で示すように、小片皮革素材11に皮革5の溝27,29と試験片15の溝17を形成する。なお、皮革5の溝9は、ほぼ横方向に延びた横方向部位(横スリット)25と、ほぼ縦方向に延びた第1の縦方向部位(第1の縦スリット)27と、ほぼ縦方向に延びた第2の縦方向部位(第2の縦スリット)29とで構成されている。また、第1の縦方向部位27は、長手方向の中間部が横方向部位25の長手方向の一端部側の部位に交差しており、第2の縦方向部位29は、長手方向の中間部が横方向部位25の長手方向の他端部側の部位に交差している。そして、溝9は、「H」字状に形成されている。
片皮革素材11に皮革5の溝9と試験片15の溝17を形成する場合についてさらに詳しく説明する。まず、図4(a)で示すように、試験片15C,15Dの溝17C,17Dと、皮革溝9の各縦方向部位27,29とを形成し、次に、図4(b)で示すように、試験片15A,15Bの溝17A,17Bと、皮革溝9の横方向部位25を形成する。
続いて、図3(a)で示すように、上記型を用いて、小片皮革素材11から皮革5と試験片15とを打ち抜きにより生成し、皮革5,各試験片15のそれぞれに、QRトレサビリティコードラベルまたは印字31等の識別符号を付与する(図3(b)参照)。
続いて、たとえば、特開2008−233054号公報で示されている測定装置を用いて、溝17Aが形成されている部位における試験片15Aの残部の厚さを測定する。この測定で得られた値を小片皮革素材11(皮革5,試験片15)に製造年月日と共にQRトレサビリティコードラベルまたは印字31に対応させて、たとえばコンピュータのメモリに記憶(保管)しておく。同様にして、他の各試験片15B〜15Dの残部の厚さも測定し、QRトレサビリティコードラベルまたは印字31に対応させて保管しておく。
また、試験片15Aと試験片15Cとを引っ張り試験機(図示せず)にかけて、試験片15Aが溝17Aのところで破断したときの引っ張り力(試験片15Aの長手方向の引っ張り力)と、試験片15Cが溝17Cのところで破断したときの引っ張り力(試験片15Cの長手方向の引っ張り力)とを測定し、この測定で得られた値をQRトレサビリティコードラベルまたは印字31に対応させて、たとえば上記コンピュータのメモリに記憶(保管)しておく。
なお、皮革5の溝9(各部位25,27,29の少なくともいずれか)における残部の厚さは測定しないことにしてあるが、皮革5の溝9における残部の厚さを測定し、QRトレサビリティコードラベルまたは印字31に対応させて保管しておいてもよい。
また、溝9,17を形成する順序であるが、試験片15Aの溝17Aと試験片15Bの溝17Bとを形成し、皮革5の溝9の各縦方向部位27,29を形成し、皮革5の溝9の横方向部位25を形成し、試験片15Cの溝17Cと試験片15Dの溝17Dとを形成する。これにより、詳しくは後述する皮革溝形成装置33で使用する刃物35が、破損した等した場合、この破損等による不具合を、各溝17の残部の厚さを測定することで確実に発見することができる。
このようにして形成された皮革5を、基材3に接着剤や粘着剤を用いて貼り付けることによりホーンパッド1が生成される。また、試験片15Bと試験片15Dとは保管しておく。これにより、皮革5の品質(特に溝9に係る品質)を長期にわたって保証することができる。なお、引っ張り試験によって破断した試験片15Aと試験片15Cとを保管しておいてもよく、さらには、小片皮革素材11の残余部分13にQRトレサビリティコードラベルまたは印字31を附し保管しておいてもよい。
ところで、上記説明では、ホーンパッド1に使用する皮革5や試験片15を例に掲げて説明したが、エアーバッグを有するインパネ等のエアーバッグカバーに、皮革5等を採用してもよい。
次に、皮革溝形成装置33について詳しく説明する。
図5は、皮革溝形成装置33の概略構成を示す斜視図である。図6は、第1の皮革保持具45Aの概略構成を示す図であり、6(a)は第1の皮革保持具45Aの平面図であり、図6(b)は図6(a)におけるVI−VI断面図である。図7は、第2の皮革保持具45Bの概略構成を示す図であり、図7(a)は第2の皮革保持具45Bの平面図であり、図7(b)は図7(a)におけるVII−VII断面図である。
皮革溝形成装置(スリット入れ装置)33は、皮革5(小片皮革素材11)の厚さ方向の一方の面(たとえば床面)に溝9,17を形成するための装置であり、ベース体(ベッド)37とX軸移動体39とY軸移動体41と刃物保持体43とを備えている。
ベース体37は、たとえば、直方体状に形成されており、皮革保持具(小片皮革素材保持具)45(45A,45B)に一体的に保持されている保持済み皮革5(保持済み小片皮革素材11)を、皮革保持具45(45A,45B)を介して一体的に保持するようになっている。ベース体37に一体的に保持されている保持済み皮革5(小片皮革素材11)は、この厚さ方向が上下方向(鉛直方向;Z軸方向)になっている。
すなわち、小片皮革素材11は、この厚さ方向の他方の面(たとえば銀面)が皮革保持具45の平面状の保持面に面接触し、たとえば真空吸着により平板状の形態で皮革保持具45に一体的に保持されている。また、保持済み小片皮革素材11の一方の面(床面)が上面となり他方の面(銀面)が下面となっている。皮革保持具45は、ベース体37の平面状の上面にボルト等の締結具を用いて一体的に保持されている。これにより、保持済みの小片皮革素材11が、ベース体37に一体的に保持されている。
X軸移動体39は、図示しないリニアガイドベアリングを介してベース体37に設けられており、水平な一方向であるX軸方向で、ベース体37に移動自在になっている。Y軸移動体41は、図示しないリニアガイドベアリングを介してX軸移動体39に設けられており、水平な他の一方向であって前記X軸方向に直交する方向であるY軸方向で、X軸移動体39に移動自在になっている。
刃物保持体43は、保持済み小片皮革素材11(保持済み皮革5)に溝9,17を形成するための刃物35を保持するものであり、上下方向(X軸方向とY軸方向とに直交する方向であるZ軸方向)で、Y軸移動体41に移動自在に設けられている。刃物35は、保持済み小片皮革素材11の上面に、溝9,17(スリット状の溝;ごく狭い幅で適宜の深さの溝)を形成するためのものである。
なお、Y軸移動体41と刃物保持体43とこの刃物保持体43が保持している刃物35とは、保持済み小片皮革素材11の上側に位置している。刃物保持体43が保持している刃物35は、刃物保持体43から下方に突出しており、この突出している刃物35で小片皮革素材11の厚さ方向の一方に面(上面)に適宜の深さの切り込みを入れて溝9,17を形成するようになっている。
また、皮革溝形成装置33には、X軸駆動手段47とY軸駆動手段49と付勢手段51とが設けられている。
X軸駆動手段47は、X軸移動体39をX軸方向で駆動するための(移動位置決めするための)手段であり、図示しないリニアモータ等のアクチュエータを用いて前記駆動をするようになっている。Y軸駆動手段49は、Y軸移動体41をY軸方向で駆動するための(移動位置決めするための)手段であり、図示しないリニアモータ等のアクチュエータを用いて前記駆動をするようになっている。
付勢手段51は、刃物保持体43を、Y軸移動体41に対して、保持済み小片皮革素材11(保持済み皮革5)に接近する方向(下方向)に付勢する手段であり、たとえば、弾性体を用いて前記付勢をするようになっている。なお、重力により付勢手段51を構成してもよい。すなわち、刃物保持体43の質量を大きくして、刃物保持体43や刃物35が下方に付勢されるようにしてもよい。
また、刃物保持体43には、円柱状のローラ53(53A,53B)が回転自在に設けられている(図8参照)。そして、付勢手段51で付勢されることにより、ローラ53の外周(外周の一部である最下端部)が、ガイド部材55(55A,55B)に当接するようになっている(図6、図8、図11参照)。すなわち、刃物保持体43に保持されている刃物35の一方の側に位置しているローラ53Aが、ガイド部材55の貫通孔75の一方の側に存在するガイド部59に当接し、刃物保持体43に保持されている刃物35の他方の側に位置しているローラ53Bが、ガイド部材55の貫通孔75の他方の側に存在するガイド部59に当接するようになっている。これにより、刃物保持体43の高さ方向(上下方向)の位置決めがされるようになっている。
そして、刃物保持体43で保持されている刃物35を用いて溝9,17を形成するときに、溝9,17が形成される部位における皮革5(小片皮革素材11)の残部の厚さが一定になる。
なお、円柱状のローラ53(53A,53B)は、水平方向に延びている中心軸C1を回転中心にして回転するように刃物保持体43に設けられている。そして、溝9,17を形成すべく、刃物保持体43と刃物35とがX軸方向やY軸方向で移動するときに、ガイド部材55(55A,55B)に対してころがり対偶をなしている。
また、皮革溝形成装置33には、制御装置57が設けられており、この制御装置57の制御の下、形成すべき溝9,17の形状に合わせてX軸移動体39とY軸移動体41とが移動するようになっている。すなわち、制御装置57により、X軸駆動手段47とY軸駆動手段49とが制御され、ローラ53がガイド部材55のガイド部59(図6(a)参照)に当接しつつX軸移動体39とY軸移動体41とが溝9,17を形成するために移動し、刃物35で小片皮革素材11が切られて、溝9,17が形成されるようになっている。
ところで、溝9が「H」字状に形成されていることにより、溝9は、第1の部位(横方向部位25)と、この第1の部位に対して交差している第2の部位(縦方向部位27,29)もしくは第1の部位と共に「T」字状部位を形成している第2の部位(縦方向部位27,29)とを備えて構成されている。
また、皮革保持具45は、縦方向部位27,29と溝17C,17Dとを形成するときに皮革5(小片皮革素材11)を保持する第1の皮革保持具45Aと(図6参照)、横方向部位25と溝17A,17Bとを形成するときに小片の皮革素材11を保持する第2の皮革保持具(第1の皮革保持具とは異なる第2の皮革保持具)45Bと(図7参照)を備えて構成されている。
ガイド部材55は、第1のガイド部材55Aと第2のガイド部材55Bとで構成されている。第1のガイド部材55Aは、皮革保持具45Aに一体的に設けられており、溝9の縦方向部位27,29と溝17C,17Dとを形成するときに刃物保持体43のローラ53が当接するようになっている。また、第2のガイド部材55Bは、皮革保持具45Bに一体的に設けられており、溝9の横方向部位25と溝17A,17Bとを形成するときに刃物保持体43のローラ53が当接するようになっている。
また、前述したように、溝9は、横方向部位25と第1の縦方向部位27と第2の縦方向部位29とを備えて「H」字状に形成されており、横方向部位25の長手方向の一端部が、第1の縦方向部位27よりも外側に(H字の外側;第1の縦方向部位27を間にした第2の縦方向部位29とは反対側に)僅かに突出している。これにより突出部61A(図4(b)参照)が形成されている。同様にして、横方向部位25の長手方向の他端部が、第2の縦方向部位29よりも外側に(H字の外側;第2の縦方向部位29を間にした第1の縦方向部位27とは反対側に)僅かに突出している。これにより突出部61B(図4(b)参照)が形成されている。
突出部61Aおよび突出部61BをH字の外側にわずかに突出させてある理由について説明する。刃物35の小片皮革素材11側(下部;先端部)は、切り込み抵抗を低減すべく図8(b)で示すように斜めに傾斜した三角形状の尖った刃先になっている。これにより、突出部61A,61Bを設けない状態で溝9の横方向部位25を形成すると、溝9の横方向部位25における最深部(図11における深さt3の部位)が、溝9の縦方向部位27,29に到達していない状態になり、エアーバッグが膨張する際に予定破断線のところから皮革が破断せず、エアーバッグの膨張を妨げるおそれがあるからである。
また、溝9の横方向部位25における最深部と溝9の縦方向部位27,29の最深部(図11における深さt3の部位)とをお互いに確実につなげるためである。すなわち、図3(a)において、左から右に向かって(突出部61Aから突出部61Bに向かって)溝9の横方向部位25を形成する場合、突出部61Aの端部(左端部)は、刃物35の先端が三角形状に形成されているにもかかわらず、深さがt3(残部の厚さがt)になっている。したがって、突出部61Bは必要であっても突出部61Aは不要であると考えることもできる。しかし、突出部61Aを設けていない溝9の横方向部位25の左端部を、溝9の縦方向部位27にぴったり合わせて横方向部位25を形成することは難しい。そこで、突出部61Aを設けて、溝9の横方向部位25における最深部と溝9の縦方向部位27の最深部とをお互いに確実につなげているのである。
なお、突出部61Bにおいても、溝9の横方向部位25における最深部と溝9の縦方向部位29の最深部とをお互いに確実につなげているのである。さらに、試験片15の溝17も、上述した目的とほぼ同様の目的(溝17の最深部を試験片15の全幅にわたって形成するという目的)のために、突出部61C,61Dを形成してある(図3(a)参照)。
ローラ53が当接するガイド部材55のガイド部59は、形成すべき溝9,17の形状に応じた形態に形成されている。すなわち、形成すべき溝9,17の形状とほぼ同じ形状に形成されている。
たとえば、溝9が円弧状の延びている場合(曲率半径が大きい円弧状であるために概ねX軸方向に延びている場合)には、溝9と同様にして、ガイド部59は円弧状に延びて形成されている。
ここで、刃物35、刃物保持体43、皮革保持具(小片皮革素材保持具)45、ガイド部材55についてさらに詳しく説明する。
図8は、刃物35と刃物35を保持している刃物保持体43との概略構成を示す図であり、図8(a)は正面図であり、図8(b)は図8(a)におけるVIIIB−VIIIB断面を示す図であり、図8(c)は図8(b)におけるVIIIC矢視図である。なお、刃物35や刃物保持体43が、図8(b)で左方向に移動して、皮革5(小片皮革素材11)に溝9,17が形成されるようになっている。
刃物35は、先端部(下端部)が三角形状で尖っている薄い平板状に形成されており、先端部の斜めの部位が刃部になっている。
刃物保持体43は、刃物35の上側の部位を内部に挿入させて、刃物35を一体的に保持するようになっている。また、刃物保持体43の下部であって刃物保持体43の径方向の中央部には、切り欠き63が形成されている。切り欠き63の内側には、一対のローラ53A,53Bが設けられている。各ローラ53A,53Bは、水平方向に延びている軸C1を中心にして回転(自転)するように、刃物保持体43に設けられている。
刃物保持体43で保持されている刃物35の厚さ方向の両面は、軸C1に対して直交しており、刃物保持体43で保持されている刃物35は、一対のローラ53A,53Bの間を通って下方に延びている。
また、刃物保持体43で保持されている刃物35の先端と、一対のローラ53A,53Bの下端との間の距離(寸法)hは、図示しない固定ねじを緩め、続いて、図示しない調整ねじを回すことにより、適宜の値に容易に調整することができるようになっている。
距離hの調整は、たとえば、図9(刃物保持体43で保持されている刃物35の先端と、一対のローラ53の下端との間の距離の調整を示す図)で示すように、ダイヤルゲージ65を用いてなされる。距離hが目標値になったときに、上記固定ねじが締められて、目標値になった距離hが維持されるようになっている。
皮革保持具45は、上述したように、第1の皮革保持具45Aと第2の皮革保持具45Bとで構成されており、各皮革保持具45A,45Bは、Y軸方向に並んで、ベース体37の上面の適宜の位置に位置決めされ、ベース体37に一体的に設置されている(図5参照)。
第1の皮革保持具45Aは、図6で示すように、矩形な平板状の基材67と、矩形な環状(枠状)の枠体69と、細長い矩形な平板状に形成された一対のスペーサ71A,71Bとを備えて構成されている。
枠体69は、平面視において「ロ」字状に形成されており、外周の形状が基材67の外周の形状にほぼ等しくなっている。そして、枠体69は、平面視において、外周が基材67の外周の重なるようにして、基材67の厚さ方向の一方の面(上面)に一体的に設けられている。
矩形な平板状の小片皮革素材11は、たとえば銀面が、基材67の上面面接触し、外周が、基材67に一体的に設けられている枠体69の内周に接触するかもしくは僅かに離れるようにして、第1の皮革保持具45Aに一体的に設置されるようになっている。
なお、基材67には多数の小孔(図示せず)が設けられており、上記多数の小孔を用いた真空吸着により、小片皮革素材11を平板状の形態にして保持するようになっている。
また、基材67には、複数の(たとえば、4つの)円柱状の位置決めピン73が設けられており、小片皮革素材11に設けられている貫通孔23に位置決めピン73を挿入することにより、小片皮革素材11の銀面や床面の面内方向で、小片皮革素材11が第1の皮革保持具45Aに対して位置決めされるようになっている。
ここで、位置決めピン73が基材67に対して着脱自在なように構成してもよい。そして、基材67に小片皮革素材11を設置し、この後、小片皮革素材11の貫通孔23と基材67の貫通孔に位置決めピン73を挿入して位置決めピン73を基材67に設置することにより、基材67に対する小片皮革素材11の位置決めをするようにしてもよい。
基材67に一体的に設置されている枠体69の上面であって、Y軸方向における枠体69の両端の部位には、スペーサ71A,71Bが一体的に設けられている。ガイド部材55Aは、矩形な平板状に形成されている。また、ガイド部材55Aは、一対のスペーサ71A,71Bの上面で、一対のスペーサ71A,71Bを跨ぐようにして、また、基材67の厚さ方向とガイド部材55Aの厚さ方向とがお互いに一致するようにして、基材67(一対のスペーサ71A,71B)に一体的に設けられている。なお、基材67とガイド部材55Aとの間に空間が形成され、この空間に小片皮革素材11が入り込んで設置されるようになっている。
ガイド部材55Aには、小片皮革素材11に溝9,17を形成するときに刃物35が通る貫通孔75が設けられている。なお、図6(a)で示す貫通孔75内に示してある線L1は、小片皮革素材11に溝9,17を形成するときにおける刃物35の軌跡である。
貫通孔75の両側は、ガイド部59になっている。このガイド部59にローラ53A,53Bが当接し、Z軸方向(上下方向)で刃物35(刃物保持体43)の位置決めがされるようになっている。そして、ローラ53A,53Bがガイド部59(ガイド部材55A)に対して転がり対偶をなし、刃物35(刃物保持体43)がY軸方向やX軸方向で適宜移動し、溝9,17が形成されるようになっている。
第2の皮革保持具45Bも、図7で示すように、基材67と枠体69と一対のスペーサ71A,71Bとを備えて、第1の皮革保持具45Aと同様に構成されている。また、第2の皮革保持具45Bにも、第1の皮革保持具45Aと同様にして、ガイド部材55Bが設けられており、ガイド部材55Bにも、ガイド部材55Aと同様にして、貫通孔75が形成されている。図7(a)では、ガイド部59の表示は省略してある。
なお、小片皮革素材11が第1の皮革保持具45Aに設置されたときに、溝9の各縦方向部位27,29と、試験片15Cの溝17Cと、試験片15Dの溝17Dとが形成され、小片皮革素材11が第2の皮革保持具45Bに設置されたときに、溝9の横方向部位25と、試験片15Aの溝17Aと、試験片15Bの溝17Bとが形成されるようになっている。
また、図6や図7から理解できるように、小片皮革素材11への溝9,17の形成は、刃物35(刃物保持体43)を、主にY軸方向に移動してなされるようになっている。換言すれば、X軸方向での移動距離をY軸方向での移動距離よりも小さくして、溝9,17を形成するようになっている。これにより、主に質量の小さいY軸移動体41を移動させればよいので、溝9,17の形成を小さい動力で早く正確に行うことができる。
ところで、溝9,17が形成された小片皮革素材11の残部の厚さtを正確にものにするには、図9で示す距離(寸法)hを正確なものにすると共に、図10で示すように、ベース体37に設置された皮革保持具45の小片皮革素材11の設置面(基材67の上面)と、ガイド部59(ガイド部材55の上面)との間の距離jを正確なものにする必要がある(図11参照)。
そこで、皮革溝形成装置33に、距離jを測定するための距離測定手段を設けてもよい。上記距離測定手段は、Y軸移動体41にZ軸移動体(図示せず)を設け、このZ軸移動体にタッチプローブ77(図10参照)を一体的に設けて構成されている。上記Z軸移動体は、たとえばリニアガイドベアリングを介してY軸移動体41に設けられ、Z軸方向で移動できるようになっている。また、上記Z軸移動体は、リニアモータ等のアクチュエータにより、Z軸方向で移動位置決め自在になっていると共に、Y軸移動体41に対する位置が図示しないエンコーダによって検出されるようになっている。
ここで、図11を用いて、刃物35で小片皮革素材11に溝9,17を形成しているときの状態についてさらに詳しく説明する。
溝9,17が形成された部位における小片皮革素材11の残部の厚さtは、距離jから寸法hを引いた一定の値になる。ここで、小片皮革素材11の厚さt1が一定であるならば、溝9,17の深さt3は一定になる。なお、小片皮革素材11に溝9,17を形成する場合には、刃物35(刃物保持体43)は、図11の右側から左側に移動する。
ところで、皮革溝形成装置33において、各ローラ53A,53Bをガイド部材55に接触させて、残部の厚さtを一定にするために、バウンドセンサー79を設けてあってもよい。バウンドセンサー79は、たとえば、Y軸移動体41に一体的に設けられている。バウンドセンサー79で刃物保持体43のバウンドが検知されたとき(ローラ53がガイド部材55から離れたとき)は、たとえば、皮革溝形成装置33の稼動を停止し、図示しない表示装置によりアラームを発するようになっているものとする。
また、小片皮革素材11の残部の厚さtは一定になっているが、皮革5の仕様によっては、ガイド部59を、水平な平面でなく、斜面にしたり曲面にしたりして、残部の厚さtを適宜変化させてもよい。
さらに、皮革保持具45を無くして、ベース体37で、小片皮革素材11(皮革5)を直接保持してもよい。この場合、小片皮革素材11の厚さ方向の銀面がベース体37の平面状の上面に面接触して、小片皮革素材11が平板状の形態でベース体37に保持されている。また、ガイド部材55は、ベース体37に一体的に設けられているものとする。
また、ローラ53に代えて、フリーベア(基台とこの基台に対して回転自在に設けられている球体とで構成されているもの)を用い、フリーベアの球体(ボール)を、ガイド部59に当接させ、刃物保持体43のZ軸方向の位置決めをする構成であってもよい。
ここで、皮革溝形成装置33等の動作について説明する。
まず、初期状態において、ガイド部材55(55A,55B)が設置されている各皮革保持具45A,45Bがベース体37に設置されており、刃物35が設置されている刃物保持体43が図示しないソレノイド等のアクチュエータで上昇しており、皮革保持具45Aに小片皮革素材11が設置されているものとする。
この初期状態で、オペレータが皮革溝形成装置33のスタートスイッチ(図示せず)を押すと、制御装置57のメモリに予め格納されていた動作プログラムに基づいて、制御装置57の制御の下、溝9の各縦方向部位27,29と溝17C,17Dを形成すべく、皮革溝形成装置33が稼動を開始する。
すなわち、まず、X軸移動体39とY軸移動体41とが適宜移動し、溝9,17の形成が開始される箇所の真上に刃物35が位置し、刃物保持体43を上述したソレノイドで下降させ、ローラ53がガイド部材55A(ガイド部59)に当接する。これにより、刃物35が貫通孔75を通りぬけて小片皮革素材11に突き刺さる。この後、図11に示す小片皮革素材11の残部の厚さtがほぼ一定になるようにすべく、ローラ53をガイド部材55Aに当接させたまま、X軸移動体39とY軸移動体41とが適宜移動し、溝17Cを形成する。この後、刃物保持体43を上昇させまた下降させ、X軸移動体39とY軸移動体41と移動する動作を適宜繰り返すことにより、溝17Dや溝9の各縦方向部位27,29を形成する(図4(a)参照)。
ここで、図4(a)の縦方向(上下方向)において、溝9の縦方向部位27と溝17Cとは、ほぼ同じところに位置している。すなわち、縦方向部位27のほぼ延長線上に溝17Cが位置している。同様にして、縦方向部位29のほぼ延長線上に溝17Dが位置している。これにより、製品(皮革5)における溝9(縦方向部位27や縦方向部位29)の強度に近い値を、試験片15Cや試験片15Dを代用にして測定することができる。
なお、刃物保持体43は、たとえば刃物保持体43の中心を通りZ軸方向に延びたθ軸を回動中心にして、Y軸移動体41に回動自在に設けられており、刃物35の厚さ方向の両面が溝9,17の長手方向とほぼ一致するように、溝9の曲がり具合に応じて回動するようになっている。また、ばね等の弾性体で、刃物保持体43がθ軸まわりに付勢されている。すなわち、刃物保持体43になんら回転トルクが加わっていない状態では、刃物保持体43が保持している刃物35の厚さ方向がY軸方向とほぼ一致するようになっている。
溝9の各縦方向部位27,29と溝17C,17Dが形成された後、オペレータにより小片皮革素材11を皮革保持具45Aから取り外し、小片皮革素材11を90°回転させて、皮革保持具45Bに設置する。
小片皮革素材11を皮革保持具45Bに設置した後、制御装置57の制御の下、溝9の各縦方向部位27,29と溝17C,17Dとを形成した場合と同様にして、溝9の横方向部位25と溝17A,17Bとを形成する(図4(b)参照)。
ここで、図4(b)の縦方向(上下方向)において、溝9の横方向部位25と溝17A,17Bとは、ほぼ同じところに位置している。すなわち、横方向部位25のほぼ延長線上に溝17Aと溝17Bが位置している。これにより、製品(皮革5)における溝9(横方向部位25)の強度に近い値を、試験片15Aや試験片15Bを代用にして測定することができる。
溝9,17が形成された小片皮革素材11は、図3で示したように、型で打ち抜き加工され、溝9,17が形成された皮革5や試験片15とが生成される。
皮革溝形成装置33によれば、刃物保持体43に設けられているローラ53をガイド部材55に当接させることにより、高さ方向での刃物35(刃物保持体43)の位置決めを機械的な方式で行っているので、装置の構成や動作プログラムを煩雑にすることなく、溝9,17が入れられる部位における皮革5(小片皮革素材11)の残部の厚さtを正確なものすることができる。
すなわち、細長く形成されているX軸移動体39のビームの弾性変形、X軸移動体39とY軸移動体41との間のごく僅かながたつき、長年の使用によるX軸移動体39とY軸移動体41との間のごく僅かながたつきの増加等とは無関係に、また、刃物35(刃物保持体43)の高さ方向の位置の補正(プログラムによる補正)をすることなく、高さ方向で刃物35の正確な位置決めをすることができる。そして、装置が大型化することを回避し、溝9,17が入れられる部位(溝が形成される部位)における皮革5の残部の厚さ(溝部における皮革の残厚)tを正確なものすることができる。
そして、皮革5の残部の厚さtを適切で正確な値にすることにより、皮革5の表面(銀面)に溝9の位置を示す線が現れることを防止することができ、皮革5がかもしだす高級感を損なわれることを防止することができ、さらに、エアーバッグが膨張するときに、ホーンパッド1やインパネ(基材3)を予定破断線7のところで確実に破断させることができる。
また、皮革溝形成装置33によれば、皮革保持具45やガイド部材55を2に分けてあるので、溝9の交差部位においても、溝9が入れられる部位における皮革5の残部の厚さtを正確なものすることができる。
すなわち、皮革保持具やガイド部材を2に分けていないとすると、図6(a)で示す貫通孔75に加えて、図6(a)に一点鎖線で示す貫通孔(図7(a)で示す皮革保持具45Bに貫通孔75に対応する貫通孔)75aを形成する必要がある。もしも、図6(a)で示すガイド部材55Aに貫通孔75aを形成してあるとすると、貫通孔75aによりガイド部59の一部が欠損してしまう。これにより、たとえば、溝9の縦方向部位27を形成している途中で、ローラ53が当接すべきガイド部59が一時的に消滅し、皮革5の残部の厚さtを正確なものすることができなくなる。しかし、皮革保持具やガイド部材を2に分けてあれば、溝9の交差部位においても欠損部がなくかつ皮革5の残部の厚さtを正確なものすることができる。
また、皮革溝形成装置33によれば、横方向部位25の長手方向の一端部が、第1の縦方向部位27よりも外側に僅かに突出しており、横方向部位25の長手方向の他端部が、第2の縦方向部位29よりも外側に僅かに突出しているので、横方向部位25と縦方向部位27,29とを確実に交差させることができ、さらに、エアーバッグが膨張するときに、ホーンパッド1やインパネ(基材3)を予定破断線7のところで一層確実に破断させることができる。
ところで、溝9,17を形成するときに、制御装置57のメモリに格納されている動作プログラムに基づき、サーボモータ等のアクチュエータ(θ軸駆動手段)を用いて、刃物保持体43をθ軸まわりで強制的に回動させてもよい。
すなわち、図12で示すように、θ軸回動体81を、Y軸移動体41にθ軸を中心に回動自在に設け、サーボモータ等のアクチュエータを用いてθ軸回動体81を回動させ、θ軸回動体81に、刃物保持体43をZ軸方向で移動自在に設けてあってもよい。
そして、形成すべき溝9の形状に合わせてX軸移動体39とY軸移動体41とが移動するときに、薄い平板状の刃物35の厚さ方向の両面の展開方向が、溝9の延伸方向とほぼ一致するように、X軸駆動手段47とY軸駆動手段49と上記θ軸駆動手段とを、制御装置57で制御するようにしてもよい。
なお、皮革溝形成装置33は、皮革保持具を用いて平板状の形態に保持されている保持済み皮革の厚さ方向の一方の面に溝を形成するための刃物を保持する刃物保持体と、前記刃物保持体を、前記保持済み皮革の厚さ方向の一方面の面内方向で移動する刃物保持体移動手段と、前記刃物保持体移動手段で前記刃物保持体を移動し前記保持済み皮革の厚さ方向の一方の面に溝を形成するときに、前記刃物保持体の一部をガイド部材に当接させて、前記刃物保持体を前記面内方向と交差する方向(たとえば、直交する方向である溝の深さ方向;Z軸方向)で位置決めする刃物保持体位置決め手段とを有する皮革溝形成装置の例である。
5 皮革
9 皮革5の溝
11 小片皮革素材
15(15A,15B,15C,15D) 試験片
17(17A,17B,17C,17D) 試験片の溝
25 溝9の横方向部位
27 溝9の第1の縦方向部位
29 溝9の第2の縦方向部位
33 皮革溝形成装置
35 刃物
37 ベース体
39 X軸移動体
41 Y軸移動体
43 刃物保持体
45(45A,45B) 刃物保持具
47 X軸駆動手段
49 Y軸駆動手段
53(53A,53B) ローラ
55(55A,55B) ガイド部材
57 制御装置
59 ガイド部

Claims (6)

  1. 平板状に保持されている保持済み皮革の厚さ方向の一方の面に溝を形成するための刃物を保持する刃物保持体と、
    前記刃物保持体を、前記保持済み皮革の厚さ方向の一方の面の面内方向で移動する刃物保持体移動手段と、
    前記刃物保持体移動手段で前記刃物保持体を移動し前記保持済み皮革に溝を形成するときに、前記刃物保持体をガイド部材に当接させて、前記刃物保持体を前記面内方向と交差する方向で位置決めする刃物保持体位置決め手段と、
    を有することを特徴とする皮革溝形成装置。
  2. 皮革の厚さ方向の一方の面に溝を形成するための皮革溝形成装置において、
    厚さ方向の他方の面が皮革保持具の平面状の保持面に面接触して平板状の形態で前記皮革保持具に一体的に保持されている保持済み皮革を、前記皮革保持具を介して一体的に保持するベース体と、
    水平な一方向であるX軸方向で、前記ベース体に移動自在に設けられているX軸移動体と、
    水平な他の一方向であって前記X軸方向に直交する方向であるY軸方向で、前記X軸移動体に移動自在に設けられているY軸移動体と、
    上下方向で前記Y軸移動体に移動自在に設けられ、前記保持済み皮革に溝を形成するための刃物を保持する刃物保持体と、
    前記X軸移動体を前記X軸方向で駆動するためのX軸駆動手段と、
    前記Y軸移動体を前記Y軸方向で駆動するためのY軸駆動手段と、
    前記刃物保持体に回転自在に設けられ、外周が前記皮革保持具に設けられているガイド部材に当接して、前記刃物保持体を上下方向で位置決めをするローラと、
    を有することを特徴とする皮革溝形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の皮革溝形成装置において、
    前記溝は、第1の部位と、この第1の部位に対して交差している第2の部位もしくは前記第1の部位と共に「T」字状部位を形成している第2の部位とを備えて構成されており、
    前記ガイド部材は、前記第1の部位を形成するときに前記刃物保持体のローラが当接する第1のガイド部材と、前記第2の部位を形成するときに前記刃物保持体のローラが当接する第2のガイド部材とを備えて構成されていることを特徴とする皮革溝形成装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の皮革溝形成装置において、
    前記溝は、ほぼ横方向に延びた横方向部位と、ほぼ縦方向に延び長手方向の中間部が前記横方向部位の長手方向の一端部と交差している第1の縦方向部位と、ほぼ縦方向に延び長手方向の中間部が前記横方向部位の長手方向の他端部と交差している第2の縦方向部位とを備えて「H」字状に形成されており、
    前記横方向部位の長手方向の一端部が、前記第1の縦方向部位よりも外側に僅かに突出しており、
    前記横方向部位の長手方向の他端部が、前記第2の縦方向部位よりも外側に僅かに突出しており、
    前記ガイド部材は、前記各縦方向部位を形成するときに前記刃物保持体のローラが当接する第1のガイド部材と、前記横方向部位を形成するときに前記刃物保持体のローラが当接する第2のガイド部材とを備えて構成されていることを特徴とする皮革溝形成装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の皮革溝形成装置を用いて、前記皮革に溝を形成することを特徴とする皮革溝形成方法。
  6. 皮革を平板状の形態に保持する皮革保持工程と、
    を形成するための刃物もしくはこの刃物を保持している刃物保持体をガイド部材に当接させるとともに、前記刃物の先端を前記皮革保持工程で平板状に保持されている前記皮革の厚さ方向の一方の面に突き刺して移動させることにより、溝が形成された皮革の前記溝の底から他方の面までの厚さが一定になるように、前記皮革保持工程で平板状に保持されている皮革の厚さ方向の一方の面に溝を形成する溝形成工程と、
    を有することを特徴とする皮革溝形成方法。
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