JP4748419B2 - Fire extinguisher storage box - Google Patents
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Description
本発明は、自動車用の消火器格納箱に関する。 The present invention relates to a fire extinguisher storage box for an automobile.
自動車、特にタンクローリー等の危険物運搬車両では、荷役作業時の出火等に備えるため、消火器格納箱を設置して、その内部に消火器を載置している。このような自動車用の消火器格納箱では、自動車の振動に耐えるように消火器を格納するとともに、必要時に消火器を速やかに取出せるようにすることが求められている。例えば、図7に示すような従来技術では、自動車の車体に取付けた消火器格納箱50の本体52内に消火器Sを収容しているが、バンド54を消火器Sの本体に巻き付けて、消火器Sを定位置に固定している。しかしながら、この場合、消火器格納箱50から消火器Sを取出すためには、バンド54の固定を解除する手間が必要とされていた。また、バンド54の固定を解除して、消火器Sを取出すためには力が要るので、非力なユーザーでは取扱いが困難になるおそれがあった。また、この構造では、バンド54に手を掛けられるようにするため、消火器Sの本体に沿って、長手方向に延びるように蓋56を設ける必要があった。このため、消火器格納箱50の蓋56の面積が大きくなり、自動車の車体に消火器格納箱50を取付ける際、十分な広さの蓋56用のスペースを確保するのに不都合が生じるおそれがあった。特に、自動車の車体の車幅方向に、消火器格納箱50を取付けることが困難になっていた。さらに、消火器格納箱50の本体52内で消火器Sの本体が露出されており、外部の水等が消火器格納箱50の本体52内に浸入するような場合には、消火器Sの本体に水が直接かかり、サビ等を生じさせるおそれがあった。
In order to prepare for fires and the like during cargo handling operations, automobiles, especially tank trucks such as tank trucks, are equipped with a fire extinguisher storage box and a fire extinguisher is placed inside the fire extinguisher storage box. In such a fire extinguisher storage box for an automobile, it is required to store the fire extinguisher so as to withstand vibrations of the automobile and to quickly take out the fire extinguisher when necessary. For example, in the prior art as shown in FIG. 7, the fire extinguisher S is accommodated in the
バンドを用いずに、消火器格納箱内に消火器を収容する例として、特許文献1の開示例がある。特許文献1の開示例では、図8(特許文献1の図3)に示すように、消火器格納箱3は、消火器Sを格納する本体31の内部に、消火器Sを支承する支承部材4を設けるとともに、本体31の蓋体32に固定部材5を設けて、これら支承部材4と固定部材5との間に消火器Sを挟み込んで、消火器Sを固定させている。この構造では、蓋体32を開閉するだけで消火器Sの固定及び解放ができるので、上述のようなバンドの不都合を除くことができる。しかしながら、この構造には幾つかの短所があった。即ち、本体31の支承部材4と蓋体32の固定部材5との間に、消火器Sの本体を挟み込む構造のため、蓋体32は、消火器Sの本体に沿って長手方向に延びる必要があった。このため、バンドを用いる場合と同様に、消火器格納箱3の蓋体32の面積が広がり、自動車の車体に消火器格納箱3を取付ける際、十分な広さの蓋用のスペースを確保するのに不都合が生じるおそれがあった。従って、自動車の車体の車幅方向に消火器格納箱3を取付けることに課題を残していた。また、消火器Sの本体が蓋体32の固定部材5によって直接的に当接される構造のため、蓋体32を介して、外部の温度や負荷等の好ましくない影響が消火器Sの本体に容易に伝達されていた。即ち、事故やトラブル時に外部から蓋体32に衝撃が加えられる場合、蓋体32の内面から内部に突出する固定部材5によって、この負荷が消火器Sの本体に直接的に伝達されるので、負荷が大きい場合には、消火器Sの本体に破損等が生じるおそれがあった。また、外部環境の温度が著しく低下する場合、蓋体32の内面から内部に突出する固定部材5によって、この温度が消火器Sの本体に直接的に伝達されるので、消火器Sの本体に好ましくない影響が及ぶおそれがあった。さらに、本体31内で消火器Sの本体が露出されており、外部の水等が消火器格納箱3の本体31内に浸入するような場合には、消火器Sの本体に水が直接かかり、サビ等を生じさせるおそれがあった。従って、図7に示した従来技術と比べて、図8に示した特許文献1の開示例では、消火器Sの格納と取出しをより速やかに行えるようにしているものの、消火器Sの出し入れに必要とされる開口用の面積が大きなままであり、しかも、消火器Sの本体の保護に課題を残していた。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、上記課題を解決するように、小さなスペースで、消火器の格納と取出しが速やかに行え、さらに、二重構造状に消火器を収容する、消火器格納箱を提供することを目的とするものである。 The present invention has been made in view of the above points, and in order to solve the above problems, the fire extinguisher can be quickly stored and taken out in a small space, and the fire extinguisher is accommodated in a double structure. The purpose is to provide a fire extinguisher containment box.
本発明は、上記課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明においては、自動車に消火器を格納するための消火器格納箱であって、消火器格納箱の本体の正面に設けられる蓋と、内部に前記消火器を横向きに載置させるホルダを有し、該ホルダは、前記消火器を内部に収容させる有底円筒状をなして、その開放端が前記蓋の内側面に対向して配置され、さらにこのホルダの側部に、前記消火器のホースとレバーを前記ホルダの外に突出させる溝を設け、前記ホルダの側部の溝に、前記本体の正面に対面し手前に引き寄せるように行われる前記消火器の取出し方向への、ホースとレバーの移動を制限させる停止面を備えたことを特徴とする。 The present invention provides a fire extinguisher storage box for storing a fire extinguisher in an automobile as a means for solving the above-described problem, on the front of the main body of the fire extinguisher storage box. A lid provided, and a holder for placing the fire extinguisher sideways therein, the holder having a bottomed cylindrical shape for accommodating the fire extinguisher therein, the open end of which is an inner surface of the lid Further, a groove is provided on the side of the holder so that the hose and lever of the fire extinguisher protrude outside the holder, and the groove on the side of the holder faces the front of the main body. A stop surface is provided for restricting the movement of the hose and the lever in the take-out direction of the fire extinguisher so as to be pulled toward the front .
請求項2に記載した発明においては、請求項1に記載されたものにおいて、前記溝は、前記ホルダの長手方向に沿って延びるとともに、前記ホルダの開放端側の溝幅は狭く、奥方の溝幅を下方に広げることにより、深さを段階的に変え、溝幅の変化する箇所に前記停止面が備えられていることを特徴とする。 According to a second aspect of the present invention, in the first aspect of the present invention, the groove extends along the longitudinal direction of the holder, the groove width on the open end side of the holder is narrow, and the groove on the back side. By expanding the width downward, the depth is changed stepwise, and the stop surface is provided at a location where the groove width changes.
請求項3に記載した発明においては、請求項1または2に記載されたものにおいて、前記消火器格納箱は車幅方向に設置され、前記消火器は、取出し作業の際に前記レバーが手前を向くようにして、前記ホルダに格納されることを特徴とする。 According to a third aspect of the present invention, in the one described in the first or second aspect, the fire extinguisher storage box is installed in a vehicle width direction, and the fire extinguisher is configured so that the lever is at the front during the take-out operation. It is stored in the holder so as to face.
請求項4に記載した発明においては、請求項1〜3のいずれかに記載されたものにおいて、前記ホルダの開放端は、下方と比べて、上方がより広く開放されていることを特徴とする。
The invention described in
請求項5に記載した発明においては、請求項1〜4のいずれかに記載されたものにおいて、前記ホルダは、樹脂製であることを特徴とする。
The invention described in
本発明は以上説明したように構成された消火器格納箱であるから、請求項1、2に記載の構成では、有底円筒状のホルダ内に消火器を差し込むことのみによって、消火器の姿勢が安定し、なおかつ、蓋を閉じるだけで、バンドを用いずに消火器格納箱内に消火器を格納するので、必要時には、蓋を開けて、有底円筒状のホルダから消火器を長手方向に引き抜くだけで、消火器を速やかに取出せるようにした。また、有底円筒状のホルダの開放端を蓋の内側面に対向させたので、消火器格納箱の蓋は、消火器の本体に沿って長手方向に延びる必要がなく、蓋の面積を格段に小さくし、小さなスペースで消火器の格納と取出しを行える。また、消火器格納箱の本体と、ホルダとによって、二重構造状に消火器格納箱内に消火器を収容したので、外部の温度や負荷や水等の好ましくない影響が、消火器の本体に直接的に伝達されることを防ぎ、消火器の保持環境を良好に保つことができる。さらに、ホルダの側部に、消火器のホースとレバーをホルダの外に突出させる溝を設けたので、消火器の取付け状態を一定に保つことができる。しかも、ホルダの側部の溝に、消火器のホースとレバーの移動を制限させる停止面を備えたので、別部品のストッパー等を用いることなく、ホルダ内での消火器の姿勢変化を効果的に抑止する。請求項3に記載の構成では、特に自動車の車体の車幅方向に消火器格納箱を取付けて、取出し作業の際に消火器のレバーが手間に向くようにしてホルダに格納されるので、ユーザーは消火器格納箱の蓋を開けると、速やかに消火器のレバーに手を伸ばすことができる。請求項4に記載の構成では、ホルダ内から消火器を上方に持ち上げる操作が容易になる。請求項5に記載の構成では、ホルダは、樹脂製であるので、加工、製造コスト、軽量化、さらに振動抑制の面で優れている。
Since the present invention is a fire extinguisher storage box configured as described above, in the configuration according to
以下、本明細書に添付した図を参照して、本発明に係る好適な実施形態について説明する。図1には、本発明の実施形態に係る消火器格納箱10の平面図、側面図及び正面図が、夫々、(A)、(B)及び(C)に分けて示されている。図から理解できるように、消火器格納箱10は、長手方向に延びるように長方形状をなし、背面16が一体に形成された本体12を有しており、この本体12の上方に消火器を収容するためのスペースを確保している。本体12は、正面14から背面16に向って軸方向に延び、本体12の両側面18と上方は、カバー20によって覆われている。本体12の内部はカバー20によって密閉され、外部環境から保護されている。本体12、カバー20は、任意の素材から、適当な製造工程を経て形成することができる。例えば、鉄を用いて形成されてもよく、または、ステンレスを用いて形成されて、特に耐食性を高めるようにしてもよい。他、さらに別の素材から本体12、カバー20を形成してもよい。本体12とカバー20とは、防水性を備えるように組み付けられることで、内部に水が侵入して、内部に収容された消火器にサビ等が発生することを防ぐことができる。また、消火器格納箱10の外部形状は、長方形状に限定される必要はなく、自動車の車体への取付けが容易となるように、様々な形状に形成することは可能である。また、消火器格納箱10には、必要に応じて様々な文字情報等が付加されるが、特に、正面14(後述する蓋24)に「消火器」の文字書きをして、事故やトラブル時等に、ユーザーが速やかに消火器格納箱10を見出せるようにする。他、消火器格納箱10の取付けや持ち運びを補助するため、さらなる部品を備えることは任意である。
Hereinafter, preferred embodiments according to the present invention will be described with reference to the drawings attached to the present specification. In FIG. 1, a plan view, a side view, and a front view of a fire
消火器格納箱10の本体12には、開閉自在の蓋24が備えられている。但し、蓋24は、本体12の正面14に設けられ、側面18に設けられる場合(図7、8参照)と比べて、消火器の出し入れに必要とされる開口用の面積を格段に小さくしている。このため、自動車の車体のうち、より開口の狭いスペースに蓋24を配置することができ、特に、消火器格納箱10を車幅方向に設置するのに適している。例えば、消火器格納箱10は、自動車のキャブの後ろに、車幅方向に設置される。本体12に対する蓋24の取付けは、任意の手段によって行うことができるが、例えば、本体12の正面14側の縁部に対して、蓋24の一部をヒンジ状に接続する。また、符合28を用いて概略的に示すように、蓋24にはロック機構を備えるが、所謂ワンタッチプッシュ式のロック機構の一例として、タキゲン製造株式会社のワンタッチプッシュキャッチ(商品番号C−71)等を用いて、蓋24のロック及びアンロックを行うこととしてもよい。
The
図2を参照すると、図1に示した消火器格納箱10が、内部に消火器Sを格納した状態で示されている。但し、説明を容易にするため、消火器格納箱10の上方のカバー20を破線で示している。図示されるように、消火器格納箱10の本体12の内部には、円筒形状のホルダ30が横向きに備えられており、この内部に消火器Sを収容している。このため、消火器Sは、横向きに載置される。図示した実施形態では、ホルダ30は、円筒部材の一端を本体12の背面16に密着させることで、他端が開放端となった有底円筒状をなし、消火器Sの全体をほぼ覆うように大きさが定められている。また、ホルダ30は、消火器格納箱10の底面に対して固定されている。この固定は様々な手段により行うことができ、例えば、ねじやボルトを用いた螺合、溶接による溶着、あるいは、リベット止め等によって固定されていてもよい。また、ホルダ30は、単体で有底円筒状であってもよい。図2から理解できるように、消火器格納箱10の内部では、消火器格納箱10の側面18と、円筒状のホルダ30の外面との間にクリアランスが設けられている。従って、消火器Sは、消火器格納箱10の本体12と、この内部のホルダ30とが二重の防護壁として機能し、二重に保護されている。この結果、例えば、消火器格納箱10の外部の温度や負荷や水等が、消火器格納箱10内に収容された消火器Sの本体に対して、直接的に影響を及ぼすことが二重に回避されている。
Referring to FIG. 2, the fire
図3を参照すると、図2に示した消火器格納箱10が単体で、つまり、消火器Sを収容していない状態で示されている。同図から理解できるように、有底円筒状に形成されるホルダ30は、開放端33a、33bを蓋24の内側面に対向して配置されている。このため、ロック機構28(図1参照)を解除して、ヒンジ状の接続部26を中心として蓋24を回転させると、消火器格納箱10の開口にホルダ30の開放端33a、33bがユーザーと対面して現れるので、ホルダ30内への消火器Sの格納と取出しを速やかに行うことができる。好ましくは、ホルダ30の内部は比較的滑らかに形成され、また、ホルダ30の内面側と消火器Sの本体の外面側にはクリアランスが定められて、ホルダ30内での消火器Sのスライド移動を容易に行えるようにする。但し、通常、消火器Sの本体からは、ホース6とレバー7が本体直径からはみ出すように突設されているので(図2参照)、ホルダ30の側部には、これら消火器Sのホース6とレバー7を、ホルダ30の外に突出させるための溝36、37を設けている。そして、図2に示したように、これら溝36、37内に対応する消火器Sのホース6とレバー7を収容させることで、ホルダ30内での消火器Sの位置決めを正確に行うことができ、走行中、消火器Sの向きを一定に保つことができる。また、これら溝36、37を用いることで、走行中、自動車の振動によって消火器Sが移動することを防ぐことができる。特に可撓性部材であるホース6を溝36によって挟み込むことで、消火器Sの振動の減衰を補助することが可能になる。図示していないが、ホルダ30の内部、特にこの奥所にはクッション材(緩衝材)を備えて、より耐振性を高めるようにホルダ30内に消火器Sを収容してもよい。さらに、図3から理解できるように、ホルダ30の開放端33a、33bと、消火器格納箱10の蓋24とは互いに近づけて設けられており、ホルダ30内に消火器Sを収容して、消火器格納箱10の蓋24を閉めた後、収容された消火器Sが、必要以上に長手方向に移動できないようにしている。図示した実施形態では、ホルダ30の開放端の下方33aと比べて、上方33bはより広く開放されており、つまり、下方33aは長手方向により長く延びており、このため、後述するように、ホルダ30内から消火器Sを上方に持ち上げる操作を容易に行えるようにしている。
Referring to FIG. 3, the fire
さらに図4を参照して、上記ホルダ30について説明する。図4には、ホルダ30の左側面図、右側面図及び正面図が、夫々、(A)、(B)及び(C)に分けて示されている。上述のように、ホルダ30の側部には、消火器Sのホース6とレバー7をホルダ30の外に突出させるための溝36、37が設けられている(図2、3参照)。但し、ホース6とレバー7は、突出する範囲が異なるため、これらに合せて、ホルダ30には、異なる大きさの溝36、37が設けられている。具体的には、図4の(A)に示すように、ホルダ30の左側には、比較的長めの溝36が設けられており、これはホース6の大きさに合せられている。また、図4の(B)に示すように、ホルダの右側には、比較的に短めの溝37が設けられており、これはレバー7の大きさに合せられている。通常、これら溝36、37は、破線xに示すように、円筒形状のホルダ30の中央付近に設けられて、ホルダ30の長手方向に沿って、開放端33a、33b側から奥方に向って、水平に延びている。これらホルダ30の側部の溝36、37は、消火器Sのホース6とレバー7の移動を制限する機能を有することができる。例えば、図4の(A)、(B)では、溝36、37は夫々、長手方向に沿って延びるとともに、深さを段階的に変えている。特に、ホルダ30の開放端33a、33b側の溝幅は狭くして、奥方の溝幅を下方に広げている。従って、これら溝36、37に収容されるホース6とレバー7は、夫々、最初、開放端33a、33b側の幅の狭い溝36、37を通過した後、より幅の広い溝36、37に対して収容される。溝幅の変化する箇所には停止面38が備えられて、外部から力が加えられて持ち上げられない限り、ホース6とレバー7は、夫々、停止面38を超えて軸方向(x方向)に移動できないようにしている。従って、自動車の振動時に、ホルダ30内で消火器Sが移動するような場合でも、消火器Sのホース6とレバー7が、夫々、上記停止面38と当接して軸方向の移動が防がれるので、消火器Sの移動を効果的に抑止できる。図示した実施形態では、停止面38は傾斜しているが、直立するように備えられていてもよい。
Further, the
図4の(C)に示すように、望ましくは、ホルダ30は円筒状に形成され、径rの大きさを一定に保つ。このため、ホルダ30の製造は、パイプの切断と、上述した溝加工によって簡単に行うことができる。但し、ホルダ30の製造は、他の手段から行うことは任意である。ホルダ30は、任意の素材から形成することができるが、例えば、鉄のパイプから形成されてもよい。または、特に軽量化を達成するため、例えば、樹脂製のパイプ、具体的には、硬質塩化ビニル管から形成されてもよい。パイプの径rは、内部に収容する消火器Sの大きさに合わせて定められる。一般に、自動車用消火器Sの構造には、加圧式消火器と蓄圧式消火器の2種類があるが、ホルダ30は、この区別によって限定されず、いずれの種類にも対応することができる。また、消火器Sの大きさは、内部に含まれる薬剤量等によって、様々な大きさに分けられるが、望ましくは、ホルダ30は、内部に様々な大きさの消火器Sを収容できるようにする。特に、ホルダ30の溝36、37の幅を消火器の径に応じて変えることで、異なる大きさの消火器Sに対応できるようにしてもよい。この場合、ホルダ30の径rは、想定される消火器Sのうち、一番大きなものに合せて定められる。
As shown in FIG. 4C, the
図5を参照すると、上記ホルダ30のさらなる実施形態が示されている。図5は、図4の(A)と対応しているが、溝36の形状を相違させている。この場合も、溝36は、長手方向に沿って延びるとともに、溝幅を段階的に変えている。特に、開放端33a、33b側の溝幅は浅く、この奥方の溝幅をより広くしている。溝幅の変化する箇所には停止面38が備えられており、外部から力が加えられて持ち上げられない限り、ホース6は停止面38を超えて移動できないようにしている。図5に示した実施形態では、さらに、停止面38の上方に、軸方向に沿って延びるように突出部40が加えられている。即ち、停止面38はコの字状に切り欠けられており、この結果、ホース6は、コの字状のスペース内に収容されて、より確実に軸方向の移動が防がれている。特に、突出部40を備えたことで、ホース6の上下方向の移動が一層防がれるので、消火器Sをより安定して格納することができる。他、さらに溝36の形状を変化させることは可能であり、例えば、停止面38の断面を鉤状に形成して、停止面38に対するホース6の保持機能を一層向上させることは可能である。
Referring to FIG. 5, a further embodiment of the
次に、図6を参照して、消火器格納箱10からの消火器Sの取出し方法について説明する。まず、ユーザーは、消火器格納箱10の正面14に対面する。そして、図1に示したように、消火器格納箱10の本体12に対して閉鎖状態で接続されている蓋24のロック28機構を外して、図6の矢印aに示すように、ヒンジ状の接続部26を中心に、蓋24を回転移動させる。蓋24は、正面14側に限り設けられており、蓋24の面積は格段に小さくされているため、この重量は軽く、従って、蓋24の開閉操作は大変簡単に行うことができる。図6の(A)に示すように、蓋24が開放されると、ユーザーは、ホルダ30内に配置されている消火器Sのレバー7に速やかに手を掛けることができる。そして、矢印bに示すように、例えば、片方の手でレバー7を掴み、他方の手で消火器の筒状部8を掴んで、手前に向って消火器Sをスライド移動させる。消火器Sの移動は、手前に引き寄せるように行われるため、特に大きな力は要らず、容易に行うことができる。尚、図4または5に示したように、溝36、37に停止面38、38が備えられている場合には、停止面38、38付近で消火器Sのホース6とレバー7を上方に浮かしながら、消火器Sを手前に引き寄せる。そして、図6の(B)の矢印cに示すように、片方の手でレバー7を掴み、他方の手で消火器の筒状部8を掴んで、上方に向って消火器Sを持ち上げる。上述したように、ホルダ30の開放端の下方33aと比べて、上方33bはより広く開放されているため、ホルダ30内から消火器Sが完全に取出されていなくても、消火器Sを上方に持ち上げることができる。このため、例えば、ホルダ30上で消火器Sの底面を支点にして、比較的小さな力で、消火器Sを上方に持ち上げることができる。従って、本発明では、極めて簡単に、小さな力で、消火器格納箱10から消火器Sを取出すことができる。尚、現在、日本国の国家検定を受けた自動車用消火器Sは、通常、操作方法が統一されており、図2を参照すると、「安全栓2を抜き、ホース6を火元に向け、レバー7を握る」の三つの操作で、誰でも使用できるように構成されている。本発明では、図2に示したように、消火器格納箱10の蓋24を開けると、ユーザーは、速やかに、手前側から、消火器Sの安全栓2、ホース6、レバー7の各部材へ手を掛けることができるようにしており、上記操作を出来るだけ滑らかに行えるように工夫している。図3は、消火器Sの取出しが行われた後の、消火器格納箱10の状態を示している。消火器格納箱10内に消火器Sを収容する操作は、上記手順を逆にして行われる。
Next, with reference to FIG. 6, the method of taking out the fire extinguisher S from the fire
故に、本発明は、図7や8に示したような従来技術と比べて、小さなスペースで、消火器Sの格納と取出しが速やかに行え、さらに、二重構造状に消火器Sを収容する、消火器格納箱10を提供する。本発明に係る消火器格納箱10は、望ましくはタンクローリー等の危険物運搬車両に設置されて、トラブル時等の火災に備える。特に、本願発明に係る消火器格納箱10は、正面14側から開閉されるように蓋24の大きさを限定させて、この開閉操作に要するスペースを格段に小さくしている。このため、消火器格納箱10を、キャブの後ろ、またタイヤのフェンダーの上に、車幅方向に取付けることができる等、実施上、大変に有利になっており、このため、ユーザーが速やかに消火器格納箱10内から消火器Sを取出せるようにしている。好ましくは、キャブの後方、特に運転席の左右夫々に、消火器格納箱10、10を設置して、いずれの側からも消火器S、Sが取出せるようにする。但し、本発明に係る消火器格納箱10は、自動車の車体の異なる場所に設置することは可能である。さらに、本発明に係る消火器格納箱10は、危険物運搬車両に限定されず、他の車種に用いられてもよい。さらに、本発明に係る消火器格納箱10は、自動車以外の場所に設置されることは可能であり、例えば、船舶等に用いられて、内部に船舶用消火器を格納することも可能である。
Therefore, in the present invention, the fire extinguisher S can be quickly stored and taken out in a small space as compared with the prior art as shown in FIGS. 7 and 8, and the fire extinguisher S is accommodated in a double structure. A fire
以上、添付した図を参照して、本発明の好適な実施形態に係る消火器格納箱10について説明したが、本発明は、図示した実施形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内で、様々な修正や変更を加えることは可能である。例えば、図示した実施形態では、消火器格納箱10内に収容する消火器Sの数は1本に限定されているが、本発明に係る他の実施形態では、消火器格納箱10内に2本または複数本の消火器Sを収容できるようにしてもよい。例えば、消火器格納箱10の内部に2つのホルダ30、30を備えて、各ホルダ30、30に1本の消火器S、Sを格納させることで、1つの消火器格納箱10内に2本の消火器S、Sを格納させることは可能である。このように、構成要素の数を変更したり、さらには、実施形態に応じて、構成要素の大きさや形状を変えることは任意である。また、添付した図は、説明を容易にするため、一部誇張されて示されていることを理解されたい。
The fire
S 消火器
2 安全栓
6 ホース
7 レバー
10 消火器格納箱
12 本体
20 カバー
24 蓋
30 ホルダ
33a、33b 開放端
36、37 溝
38 停止面
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