JP4739125B2 - 光源装置および投映型表示装置 - Google Patents
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Description
上記のごとき鏡筒筐体は複数のレンズを有する投影レンズ等の製品に使用され、鏡筒筐体は強度のある金属が主に用いられる。
また、特許文献2は、本出願人が提案している光源装置であり、光軸垂直配置型の光源装置において、光源の前方に位置する楕円面のリフレクタに設けたレンズ保持部材により光源装置内にレンズを配設している。
また、特許文献1のようなレンズ保持機構も、軸方向のサイズが長くなってしまうので、小型化を目的とした光軸垂直配置型の光源装置に採用することはできない。
また、光軸垂直配置型の光源装置において鏡筒式のレンズ保持機構を採用した場合、光線の主軸方向に鏡筒が存在することになり、第2リフレクタで反射した光線を阻害し、光利用効率が低下してしまう。
特許文献2におけるレンズ保持機構は、光軸垂直配置型の光源装置において鏡筒式を用いずにレンズ保持することを示唆はしているが、当該文献で開示している発明は、具体的なレンズ保持機構を提案するものではない。
なお、プロジェクタなどにおける光源装置で、光源装置内にレンズを設けないものもあるが、レンズが無い場合は後述するように、光源から光の一部が所望の集光点に到達せずに発散してしまい、光の利用効率が低下することになる。
本発明は、上述のごとき現状に鑑み、簡単な構造で且つ、光学素子の組付けが容易であり、しかも光の利用効率の低下を招かない光学素子保持機構、その光学素子保持機構を用いて光の利用効率を高めた光源装置およびその光源装置を具備した投影型表示装置を提供することを目的とする。
第1の技術手段は、発光管と、該発光管から発光する光の一部を前方に反射するリフレクタ及び、同じく前記光の一部を前記リフレクタによる反射光の方向に導光する光学素子を備え、前記光学素子は、前記リフレクタに固定される光学素子保持具に保持されて成る光源装置であって、前記光学素子保持具は、光学素子の前記光の出射面側周縁部を保持する円環状保持部と、円環状保持部の周縁に設けられ、光学素子の前記光の入射面側周縁部を先端部に形成された爪部で押圧する複数の爪形状保持部と、前記円環状保持部の周縁から延設するアームの端部に前記リフレクタとの固定部を有する一対の取付け部材を備えることを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第2の技術手段において、前記フック状爪は折り曲げて形成されたものであることを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第2又は第3の技術手段において、前記フック状爪が形成される爪形状保持部は弾性を有し、その弾性力に抗して光学素子を押し込むことにより光学素子の組付けを可能にしていることを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第1から第4のいずれかの技術手段において、前記光学素子保持部は、光線の入射側が凸形状である光学素子を保持することを特徴としたものである。
第7の技術手段は、前記光学素子保持機構に保持されたレンズは集光用レンズであり、前記発光管から出射する光線のうち、前記楕円リフレクタの狭口側で反射した光線と、楕円リフレクタの広口側に照射する光線が交差する点から形成される円周状空間に配置されることを特徴としたものである。
第8の技術手段は、第7の技術手段の光源装置を具備した投影型表示装置であることを特徴としたものである。
・光の入射側での光線のロスが最低限に抑えられ、出射側では光線のロスが無いため、光の利用効率を向上できる。
・構成部材が単体、かつ、簡単な形状のため、材料費の面で低コスト化が可能である。
・また、構成部材が単体であることから、基材への組みつけが容易で工程の時間的な面でも低コスト化が可能である。
・さらに、構成部材が単数で基材への組みつけが簡単であることから、様々な光学製品に対応でき汎用性に優れる。
・また、本発明によれば、上記の光学素子保持機構を用いることにより、光線ロスの少ない光源装置を提供することが可能となる。
・また、光軸垂直配置型の光源装置において、上記の光学素子保持機構を用いて集光レンズを配置するようにした場合、光軸方向の寸法を大幅に短くすることが可能となる。
・また、本発明によれば、光源として上記の光源装置を採用することにより小型で高輝度な投影型表示装置を提供することが可能となる。
なお、以下の実施の形態における説明では、本発明に関る光学素子保持機構を便宜上「レンズホルダ」と表現する。
図1は、本発明に関るレンズホルダを用いて保持したレンズを、プロジェクタなどに用いられる光源装置に配置した場合の構成を模式的に示したものである。光源装置30は、光軸一対の主電極を有するアーク放電型の光源である発光管31、発光管31の後方に位置し、球面からなる第1リフレクタ32、発光管31を境に前方に楕円面からなる第2リフレクタ33を有している。
本発明の実施形態に関るレンズホルダは、光線入射側のレンズ面を支持する部材が爪形状になっていることから、発光管31からの光線は、図2に示すようにレンズ20の中心部から最大径まで照射され、そのほとんどが所望の領域Spに集光することになる。
光線入射側のレンズ面を支持する部材が爪形状ではなく環状の場合、レンズ20に照射する光線はaの位置までとなり利用効率が低下することになる。
さらに本発明の場合、レンズ20の入射側の形状をレンズホルダ1の出射側円環状保持部1bに入射しない曲率に設計することで、円環状保持部1b側での光線入射ロスをゼロにすることでき、光利用効率が大幅に向上する。
図6(B)はレンズアッセンブリ治具を示すもので、同図において、2aはレンズホルダ座面、2bはレンズホルダ保持壁、2cはレンズホルダを治具にセットしたときに爪形状保持部1aを逃がす逃げ溝、2dは同じく取付け用アーム部1cを逃がす逃げ溝を示す。また、2eは油圧機構などにより作動する爪曲げ機構であり、模式的に示している。
組付けは先ず、図8(A)に示すように、レンズホルダ3をレンズアッセンブリ治具4上に配置する。次に、レンズ20をレンズホルダ3の爪形状保持部3aの内側に挿入し、図8(B)に示すようにレンズホルダ3の円環状保持部材3b上に載置する。この状態でレンズアッセンブリ治具4の爪曲げ機構4aを、回転軸4bを中心に回動させ、レンズホルダ3の爪形状保持部3aを折り曲げる。図8(C)は、レンズホルダが前述した細幅部3a1のところで折り曲げられてレンズ20が固定された状態を示している。
組付けは先ず、図9に示すように、レンズ20をレンズホルダ5の直線状になっている爪形状保持部5aの内側に挿入して円環状保持部材5bの上に載置する。この状態で図10(A)に示すようにレンズアッセンブリ治具6の爪折り曲げ機構6aを油圧機構などにより水平方向にスライドさせると、レンズホルダ5の直線状の爪形状保持部5aが前述の細幅部5a1の箇所で折り曲げられる。
図10(B)は、爪形状保持部5aが折り曲げられてレンズ20が固定された状態を示している。
この場合、2つの治具によりレンズホルダ7とレンズ20が組付けられる。
組付けは先ず、図6で説明したレンズアッセンブリ治具2(ただし、爪形状折曲げ機構は不要)上にレンズホルダ7を爪形状保持部7aが上方となるように配置、固定する。
本発明の実施形態に係る映像表示装置は、本発明に係るレンズホルダによりレンズ20を配設した光源装置30と、カラーホイール41、ロッドインテグレータ42、コンデンサレンズ群43、ミラー44、ライトバルブ45及び投影レンズ46を有する光学系40とを含んで構成されている。上記投影型表示装置からの画像光線はスクリーンSに投影され映像となる。
カラーホイール41は、R(レッド)フィルタ、G(グリーン)フィルタ、B(ブルー)フィルタが周方向に配列されて円板形状に形成されているものである。
カラーホイール41が回転することによって、前記光源装置からの出射光線は各フィルタR,G,Bを透過し、これらのフィルタR,G,Bの色に応じた透過光が順次前記ロッドインテグレータ42に入射する。
そして、ライトバルブ45で形成した投影光像は、投影レンズ46を通過し、スクリーン47に照射して映像を投影する。
前述した各実施形態に係る光源装置は、投影型映像表示装置に用いる光源装置として説明したが、これに限るものではなく、その他の露光装置や一般照明用等として用いることができる。
また、投影型映像表示装置は、図13に示すものの他、光路を異ならせた構成やライトバルブに液晶を用いた構成のものであっても本発明の各実施形態に係る光源装置を適用することができる。
なお、上記の実施形態においては発光管を光源として示したが、これに限らず、その他の公知のものを光源として採用することができることは勿論である。
さらに、本発明による光学素子保持機構は、上述したような光源装置におけるレンズホルダに限らず、カメラやデジカメ、カメラ付携帯電話等、光学系を含む各種機器に利用できる。
Claims (8)
- 発光管と、該発光管から発光する光の一部を前方に反射するリフレクタ及び、同じく前記光の一部を前記リフレクタによる反射光の方向に導光する光学素子を備え、前記光学素子は、前記リフレクタに固定される光学素子保持具に保持されて成る光源装置であって、
前記光学素子保持具は、
光学素子の前記光の出射面側周縁部を保持する円環状保持部と、円環状保持部の周縁に設けられ、光学素子の前記光の入射面側周縁部を先端部に形成された爪部で押圧する複数の爪形状保持部と、前記円環状保持部の周縁から延設するアームの端部に前記リフレクタとの固定部を有する一対の取付け部材を備えることを特徴とする光源装置。 - 前記爪部はフック状爪であることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
- 前記フック状爪は折り曲げて形成されたものであることを特徴とする請求項2に記載の光源装置。
- 前記フック状爪が形成される爪形状保持部は弾性を有し、その弾性力に抗して光学素子を押し込むことにより光学素子の組付けを可能にしていることを特徴とする請求項2又は3に記載の光源装置。
- 前記光学素子保持部は、光線の入射側が凸形状である光学素子を保持することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の光源装置。
- 前記リフレクタは前記発光管の前方に配置される楕円リフレクタであることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の光源装置。
- 前記光学素子保持機構に保持されたレンズは集光用レンズであり、前記発光管から出射する光線のうち、前記楕円リフレクタの狭口側で反射した光線と、楕円リフレクタの広口側に照射する光線が交差する点から形成される円周状空間に配置されることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の光源装置。
- 請求項7に記載の光源装置を具備したことを特徴とする投影型表示装置。
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