JP4738672B2 - 像振れ補正機能付カメラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラに生じた振れを検出し、カメラの振れに起因する像振れを補正する手段を備えた像振れ補正機能付カメラの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在のカメラは露出決定やピント合せ等の、撮影にとって重要な作業は全て自動化されているため、カメラ操作に未熟な人でも撮影失敗を起す可能性は非常に少なくなっている。
【0003】
また、最近では、カメラに加わる手振れを防ぐシステムも研究されており、撮影者の撮影失敗を誘発する要因は殆ど無くなってきている。
【0004】
ここで、手振れを防ぐシステムについて簡単に説明する。
【0005】
撮影時のカメラの手振れは、周波数として通常1〜12Hzの振動であるが、レリーズ時点においてこのような手振れを起していても像振れの無い写真を撮影可能とする為の基本的な考えとして、上記手振れによるカメラの振動を検出し、その検出値に応じて補正レンズを変位させてやらなければならない。従って、カメラの振れが生じても像振れを生じない写真を撮影できることを達成するためには、第1に、カメラの振動を正確に検出し、第2に、手振れによる光軸変化を補正することが必要となる。
【0006】
この振動(カメラ振れ)の検出は、原理的に言えば、角加速度、角速度、角変位等を検出する振れセンサと、該振れセンサの出力信号を電気的或は機械的に積分して角変位を出力する振れ検出手段とをカメラに搭載することによって行うことができる。そして、この検出情報に基づいて撮影光軸を偏心させる振れ補正手段を駆動させることにより、像振れ抑制が可能となる。
【0007】
一方、最近盛んに開発されているデジタル一眼レフカメラを含むデジタルカメラにおいては、撮影時に被写体像を確認する手段として、銀塩カメラ同様の光学ビューファインダ(以下、OVFという)と、CCDやCMOSセンサ等の撮像素子から得られる映像信号を表示する電子ビューファインダ(以下、EVFという)を備え、EVFとOVFのどちらを使用しても撮影を行うことができる。
【0008】
一般的に、デジタルカメラを手持ちで撮影する際のカメラの構え方として、OVF使用時は、銀塩カメラ同様に両脇を締めて両手でカメラを持ち、更にOVFを覗き込む際にカメラの接眼部分に撮影者の顔(眉部分)を接触させる方法が理想的とされる。
【0009】
一方、EVF使用時は、カメラを両手で持ち、EVFを見やすい位置(顔から20〜30cm前方)に構える方法が一般的である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
前述したようにデジタルカメラでOVFを使用して撮影する場合は、カメラを両手と顔の3点で支えるため、比較的安定して構えることができる。しかしながら、EVFを使用して撮影する場合は、前述したようにカメラを両手のみで支え、更にカメラを撮影者の顔から20〜30cm前方の位置に構えるため、両腕を固定できずに体勢が不安定となり、手振れ、特に腕全体が揺れる低周波の振れが大きくなってしまう。
【0011】
前述したように、手振れの周波数帯域は通常1〜12Hzとされ、従来の像振れ補正機能付カメラにおいては通常1Hz以上のカメラ振れを補正するように設計されていた。しかしながら、手振れの周波数帯域が通常1〜12Hzというのは、撮影者がOVFを使用して撮影を行った場合を想定しており、デジタルカメラのEVFを使用して撮影を行う際の腕全体が揺れる低周波の振れについては考慮されていないという問題があった。
【0012】
一方、近年、撮影者が撮影準備状態になった事をカメラが検知して、カメラの特定の動作を開始させるという出願がなされている。例えば、特開昭64−42639号では、カメラの接眼部に投受光素子を配し、該素子により撮影者の接眼部を覗く動作を検知して、オートフォーカス制御を開始させる旨の開示がある。また、特願平1−333046号では、撮影者の顔の接近を視線検出手段で判定し、撮影者の瞳がカメラのファインダを観察している事を検知したら、オ−トフォーカス制御等を開始するという出願がなされている。又、特願平5−107621号では、カメラの接眼部の投受光素子、或いは視線検出手段により撮影者の接近を検出したら、像振れ補正動作を開始させるという出願がなされている。
【0013】
しかしながら、上記従来技術では、カメラ接眼部の投受光素子の出力、或いは視線検出手段の検出結果によって、撮影者が使用しているファインダを判別する方法については何ら触れられていない。
【0014】
(発明の目的)
本発明の第1の目的は、第1のファインダ手段と第2のファインダ手段を有する像振れ補正機能付カメラにおいて、何れのファインダ手段が使用されて撮影が行われたとしても、振れ補正を良好に行うことのできる像振れ補正機能付カメラを提供しようとするものである。
【0015】
本発明の第2の目的は、第2のファインダ手段である電子ビューファインダが使用されて撮影が行われている際の低周波の手振れを良好に補正することのできる像振れ補正機能付カメラを提供しようとするものである。
【0016】
本発明の第3の目的は、光学ビューファインダと電子ビューファインダの何れが使用されているかを判別することのできる像振れ補正機能付カメラを提供しようとするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、カメラに生じた振れを検出する振れ検出器と前記振れ検出器の出力のドリフト成分を除去するハイパスフィルタとを含む振れ検出手段と、該振れ検出手段の出力に応じて前記振れに起因する像振れを補正する振れ補正手段と、被写体を観察するための光学ビューファインダと、撮像素子から得られる映像信号を表示する電子ビューファインダと、前記電子ビューファインダの使用時は前記光学ビューファインダの使用時よりも前記ハイパスフィルタの遮断周波数を低くする像振れ補正制御手段とを有する像振れ補正機能付カメラとするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
【0022】
(実施の第1の形態)
図1は本発明の実施の第1の形態に係るカメラの主要部を示す構成図であり、同図において、1はカメラ本体である。3は撮影レンズであり、該撮影レンズ3は、フォーカシングレンズ4、変倍レンズ5、振れ補正光学系6より成っている。
【0023】
前記フォーカシングレンズ4はフォーカスアクチュエータ32により焦点調節され、前記変倍レンズ5は公知の変倍操作により撮影レンズの焦点距離を変化させる。前記振れ補正光学系6は、不図示の機構により光軸に対して垂直な平面内にて二次元方向に独立に移動可能に支持され、2組の像振れ補正アクチュエータ26により偏心駆動される。
【0024】
7はハーフミラーより成るメインミラーであり、撮影光学系からの光束をOVF系と撮像素子へ分割する。8はファインダスクリーン、9はペンタプリズム、10はビームスプリッタ部10aを有する接眼レンズである。11はサブミラーで、メインミラー7の透過光を焦点検出センサ31へ導く。
【0025】
21はマイクロコンピュータ(以下、マイコンと記す)で、ROM、RAM、A/D及びD/A変換機能を有する1チップマイコンであり、ROMに格納されたシーケンスプログラムに従って、自動露出制御、自動焦点調節、及び後述する像振れ補正や撮影者の視線方向検出、撮影者が使用しているファインダの判別、更に撮像素子であるCCD、表示器であるEVFの制御を行う。22はカメラの振れを検出する角速度計であり、いわゆる振動ジャイロ等が用いられる。23はハイパスフィルタであり、角速度計22からの出力信号ωのバイアス成分や長周期のドリフト成分を除去し、角速度信号ω’を出力する。24は積分器であり、角速度信号ω’を角変位信号(振れ信号)θに変換する。
【0026】
40は、前記マイコン21からの信号により、前記ハイパスフィルタ23の周波数の高域通過帯域を変化させる特性切替手段である。41は前記マイコン21からの信号により、前記積分器24の周波数の高域通過帯域を変化させる特性切替手段である。
【0027】
前記角速度計22、ハイパスフィルタ23、積分器24は、マイコン21からの制御ラインS2,S3,S4にて起動停止や特性変更等の制御が行われる。
【0028】
25は前述した像振れ補正アクチュエータ26のドライバ回路であり、前記積分器24にて検出された振れ信号θがマイコン21内で振れ補正のためのレンズ変位信号dに変換されると、該変位信号dが該ドライバ回路25に送出され、振れ補正光学系6が駆動される。27は赤外発光ダイオード(IRED)、28は位置検出素子(PSD)であり、これらにより変位検出系を成し、前記ドライバ回路25により駆動される振れ補正光学系6の変位(dL)を検出しており、この変位信号dLがフィードバック信号としてマイコン21に送出される事により、振れ補正光学系6を制御量(変位信号)dにて変位制御するフィードバックループが構成される。
【0029】
なお、カメラの像振れは上下方向(ピッチ)と左右方向(ヨー)の2方向の振れにより引き起こされるため、上記角速度計22乃至PSD28の像振れ補正要素は各々2組用意されることになるが、図1では図面簡略化の為に1組のみを示している。
【0030】
31は焦点検出センサ、32は焦点調節用アクチュエータである。33は撮影者の視線方向を検出する二次元CCD等より成る視線検出センサ、34は視線検出のために撮影者の瞳を照明する赤外発光ダイオード(IRED)である。
【0031】
上記IRED34が発した光は、ビームスプリッタ35、結像レンズ36を通過した後にビームスプリッタ10aで反射して、撮影者の瞳を照明する。すると、照明された瞳孔の像やIRED34の角膜反射像が再びビームスプリッタ10a、結像レンズ36、ビームスプリッタ35を介して視線検出センサ33上に結像され、所定のアルゴリズムにて撮影者の瞳が接眼部に接近したか否か、及びその視線方向を検出する。
【0032】
37は被写体の輝度を測定するための測光センサである。38はレリーズ動作制御回路であり、メインミラー7及びサブミラー11をクイックリターン制御するための不図示のモータ、不図示の絞りの駆動制御を行う。
【0033】
41は前記撮影レンズ3によって投影された撮影画像をアナログ電気信号に変換するための撮像素子であるCCD、42はCCDコントロール部であり、CCD41に転送クロック信号やシャッタ信号を供給するためのタイミングジェネレータ、CCD出力信号のノイズ除去、ゲイン処理を行うための回路、及び、アナログ信号を10ビットデジタル信号に変換するためのA/D変換回路などを含んでいる。43は画像処理部であり、CCDコントロール部42より出力された10ビットデジタル信号をガンマ変換、色空間変換、また、ホワイトバランス、AE、フラッシュ補正等の画像処理を行い、YUV(4:2:2)フォーマットの8ビットデジタル信号の出力を行う。
【0034】
上記の撮影レンズ3、CCD41、CCDコントロール部42、画像処理部43を合わせて、以下カメラモジュールと呼ぶ。
【0035】
44はLCDコントロール部であり、画像処理部43から転送されたYUVデジタル画像データを受け取り、RGBデジタル信号へ変換したあと表示駆動部45へ出力する処理を行う。45は表示駆動部であり、EVF46を駆動するための制御を行う。46は画像を表示するための表示器であるところのEVFであり、VGA規格(640×480ドット)TFT液晶表示装置である。
【0036】
47(EVFSW)はカメラの外装部材に設けられたスイッチであり、該スイッチEVFSWがオンのときはEVF46に画像を表示し、オフのときはEVF46の表示をオフにする。
【0037】
SWMはカメラの外装部材に設けられたメインスイッチであり、撮影者によるスイッチつまみの切替操作、或いは、カメラのグリップを握る等の動作でオンとなるスイッチであり、該メインスイッチSWMがオンされると、マイコン21はROMに格納された所定のシーケンスプログラムを実行する。SW1,SW2は不図示のレリーズボタンに連動したスイッチであり、レリーズボタンの第1段階の押下によりスイッチSW1がオンし、引き続いて第2段階までの押下でスイッチSW2がオンする。マイコン21は、スイッチSW1のオンで測光露出演算、自動焦点調節動作、像振れ補正動作、及びホワイトバランス、AE等のカメラ設定のロック動作等を行い、スイッチSW2のオンをトリガとしてキャプチャー信号の取り込み動作を行う。
【0038】
図2は、図1における構成要素のうち、振れ検出回路部を表したもので、ハイパスフィルタ23、積分器24について詳しく示すものである。
【0039】
ハイパスフィルタ23は、オペアンプOPH、抵抗RH1及びRH3、コンデンサCHから構成される。
【0040】
特性切替手段40は、抵抗RH2、マイコン21によりオンオフ制御されるスイッチSWHより構成される。通常、スイッチSWHはオン(閉)となっており、このときのカットオフ周波数fH1[Hz]は、
fH1=(RH1+RH2)/(2π・RH1・RH2・CH)
となっている。従って、角速度計22からの角速度信号ωが入力すると、fH1[Hz]以下の成分がカットされた角速度信号ω’が出力される。
【0041】
一方、マイコン21からの制御ラインS3によりスイッチSWHがオフされると、カットオフ周波数fH2は、
fH2=1/(2π・RH1・CH)<fH1
となる。すなわち、スイッチSWHがオフされると、高域通過特性が強化され、より低周波の手振れ信号も検出できる。
【0042】
一方、積分器24は、オペアンプOPI、抵抗RI1乃至RI3、コンデンサCIより構成される。
【0043】
特性切替手段41は、抵抗RI4、マイコン21によりオンオフ制御されるスイッチSWIより構成され、スイッチSWIがオンの時には、
fI1=(RI3+RI4)/(2π・RI3・RI4・CI)
以上の信号が積分され、スイッチSWIがオフの時には、
fI2=1/(2π・RI3・CI )<fI1
以上の信号が積分される。すなわち、スイッチSWIがオフの時には低周波信号の積分作用が強まるので、低周波で変位の大きな手振れも補正することができる。
【0044】
なお、角速度計22、ハイパスフィルタ23、積分器24、特性切替手段40,41を合わせたものを、以降、振れ検出手段と称する。
【0045】
次に、上記構成によるカメラの動作について、図3のフローチャートに従って説明する。
【0046】
不図示の電源スイッチ(これは電池装填により自動的に切り換わるスイッチ、或いは、手動操作で電源投入回路を切り替えるスイッチや、電源装填動作そのもののいずれでも構わない)がオンされると、マイコン21にも電源が投入され、マイコン21は、図3に示すステップ#301からステップ#302へ進んで所定のプログラムの実行を開始する。
【0047】
ステップ#302では、マイコン21内のRAMに設定されている制御用のフラグ変数をすべてクリアして初期化する。そして、次のステップ#303にて、メインスイッチSWMの状態判別を行い、該スイッチSWMがオフならステップ#302へ戻り、スイッチSWMがオンとなるまで上記ステップを繰り返し実 行し、待機状態となる。
【0048】
その後、メインスイッチSWMがオンと判定すると、ステップ#304へと進み、ここではCCD41、CCDコントロール部42を含むCCDモジュールを動作可能な状態(enable)にし、次のステップ#305にて、撮影時に被写体を確認するためのEVF46の動作を開始する。続くステップ#306では、スイッチSW1のオンオフ検出を行う。該スイッチSW1がオフならステップ#306に留まり、スイッチSW1の状態検出を繰り返す。
【0049】
前記スイッチSW1がオンであることを判定するとステップ#307へ進み、ここでは像振れ補正中か否かの判別を行う。フラグIS_STARTが1なら像振れ補正中であるのでステップ#311へ進み、視線入力の有無を判定する。一方、フラグIS_STARTが0の場合は像振れ補正中ではないのでステップ#308へ進み、像振れ補正開始の設定を行う。
【0050】
ステップ#308へ進むと、ここではフラグIS_STARTを1に設定する。そして、次のステップ#309にて、図2におけるマイコン21からの制御ラインS2にて振れ検出手段、すなわち、角速度計22、ハイパスフィルタ23、積分器24を動作させ、積分器24からの角変位信号(振れ信号)θをマイコン21内へ取り込む。続いてステップ#310にて、像振れ補正制御を開始する。具体的には、マイコン21が、振れ補正光学系6の変位信号dをドライバ回路25に送出して、該ドライバ回路25、像振れ補正アクチュエータ26、IRED27、PSD28を動作し、該振れ補正光学系6を駆動して、CCD42、或は、ファインダスクリーン8上の像振れを抑制する。
【0051】
後述するが、像振れ補正制御開始とともに、マイコン21内のタイマがスタートし、一定時間毎に像振れ補正割り込み処理を行う。
【0052】
次のステップ#311では、視線検出を行う。具体的には、図2のIRED34を点灯し、これに同期して視線検出センサ33が像の蓄積を行う。そして、蓄積終了後、像信号はマイコン21へ送出され、マイコン21は所定のアルゴリズムに従って撮影者の瞳像の有無、及び、視線方向の検出を行う。この視線検出原理及びアルゴリズムの詳細は特開平1−241511等に記載されているので、詳しい説明は省略する。
【0053】
次のステップ#312では、上記視線検出結果の判定を行う。この実施の形態では視線方向に関する情報は不要なため、瞳接近の有無さえ判れば良い。そこで、瞳が接近した(これは視線の方向が確定できたという結果でも、もちろん構わない)と判定するとステップ#313へ進み、撮影者接近判別手段の判別結果としてフラグSHISENを1に設定する。一方、瞳が接近していないと判定するとステップ#314へ進み、フラグSHISENを0に設定する。
【0054】
次のステップ#315では、測光センサ37により被写体輝度を測定し、該輝度情報に基づいて、所定のプログラムに従い絞り制御値とシャッタ秒時制御値を演算する。そして、ステップ#316にて、焦点検出センサ31で被写体のデフォーカス量を検出し、その結果に基づいてアクチュエータ32を駆動して焦点調節を行う。続くステップ#317では、スイッチSW2のオンオフ判別を行う。該スイッチSW2がオフならステップ#306へ戻って、上記ステップ#307乃至#316のフローを繰り返すが、該スイッチSW2がオンとなるとステップ#318へ進む。
【0055】
ステップ#318へ進むと、ここではメインミラー7のアップ動作を行う。そして、次のステップ#319にて、キャプチャー信号の取り込みを行い、画像処理部43の所定の処理後、YUV信号のデータを図不示のRAM中の画素展開エリアに書き込む。このデータはJPEG規格に準拠した画像圧縮処理を行った後、図不示のデータ格納手段へ画像ファイルとして書き込む。続いてステップ#320にて、メインミラー7のダウン動作を行う。その後、再びステップ#306へ進み、スイッチSW1のオンオフ判別を行う。
【0056】
次に、一定時間毎に行われる、像振れ補正割り込み処理について説明する。
【0057】
像振れ補正割り込みは一定時間毎(例えば500msec)に発生するタイマ割り込みである。そして、ピッチ方向(縦方向)の制御とヨー方向(横方向)の制御を交互に行うので、この場合の片方向のサンプリング周期は1msecとなる。また、制御方法(演算係数等)は同じでも、演算などの結果は当然ピッチ方向とヨー方向で別々のデータとなるので、ピッチとヨーでそれぞれ基準アドレスを設定し、演算結果などのデータをRAMの間接アドレスで指定し、基準アドレスをピッチ制御時とヨー制御時で切り替えることによって行っている。
【0058】
図4は、像振れ補正割り込みの処理を示すフローチャートであり、以下、このフローに従って説明する。
【0059】
ステップ#401で割り込みが発生するとステップ#402へ進み、ここでは今回の制御方向はピッチ方向であるかヨー方向であるかの判定を行い、ピッチ方向であればステップ#403へ進み、各種フラグや係数、計算結果等をピッチデータとして読み書きできるようにデータアドレスを設定する。また、ヨー方向であればステップ#404へ進み、各種フラグや係数、計算結果等をヨーデータとして読み書きできるようにデータアドレスを設定する。
【0060】
その後は何れの場合もステップ#405へ進み、図3のステップ#313又はステップ#314にて設定したフラグSHISENの判別を行う。つまり、ファインダ判別手段による使用中のファインダの判別を行う。フラグSHISENが1ならステップ#406へ進み、フラグSHISENが0ならステップ#407へ進む。
【0061】
ステップ#406へ進んだ場合は、フラグSHISENが1、すなわち視線入力があり、撮影者はOVFを使用して撮影を行っているため、図2の特性切替手段40のスイッチSWH、及び特性切替手段41のスイッチSWIをオンする。一方、ステップ#407へ進んだ場合は、フラグSHISENが0、すなわち視線入力が無く、撮影者はEVFを使用して撮影を行っているため、図2の特性切替手段40のスイッチSWH、及び特性切替手段41のスイッチSWIをオフする。これにより、ハイパスフィルタ23の高域通過特性が強化され、より低周波の手振れ信号も検出できる。また、積分器24の低周波信号の積分作用が強まるので、低周波で変位の大きな手振れも補正することができる。
【0062】
次にステップ#408へ進み、ここではフォーカスのポジションによって、振れ角変位に対する補正レンズの偏心量(敏感度)が変化するので、その調整を行う。具体的には、フォーカスポジションを幾つかのゾーンに分割し、各ゾーンにおける平均的な敏感度(deg /mm)をテーブルデータから読み出し、補正レンズ駆動データに変換する。その演算結果はマイコン内のSFTDRVで設定されるRAM領域に格納する。次のステップ#409では、振れ補正光学系6の位置を検出する位置検出素子(PSD)28の出力をA/D変換し、A/D結果をマイコン内のSFTPSTで設定されるRAM領域に格納する。続くステップ#410では、フィードバック演算(SFTDRV−SFTPST)を行う。
【0063】
次のステップ#411では、ループゲインと上記フィードバック演算結果を乗算する。そして、次のステップ#412にて、安定な制御系にするために位相補償演算を行い、続くステップ#413にて、上記位相補償演算の結果を振れ補正のためのレンズ変位信号dとしてマイコンのポートに出力し、割り込みが終了する。
【0064】
前述の変位信号dはドライバ回路25に入力され、像振れ補正アクチュエータ26により振れ補正光学系6が駆動されて像振れ補正が行われる。
【0065】
上記の実施の第1の形態では、視線検出のために撮影者の瞳を照明する赤外発光ダイオード(IRED)と二次元CCD等より成る視線検出センサにより撮影者の視線入力を判別し、視線入力が無いときは撮影者はEVFを使用して撮影を行っていると判定し、像振れ補正の周波数帯域を、より低周波まで延ばす構成にしている。つまり、振れ検出手段の検出周波数帯域を低周波領域まで広げている。
【0066】
これにより、OVFとEVFを備えたカメラにおいて、撮影時にOVFを使用しているか、或いはEVFを使用しているかを判別することができると共に、OVFを使用している際の手振れ補正は良好に行えることは勿論、EVFを使用して撮影を行う際であっても、低周波の手振れを良好に補正することが可能となる。
【0067】
なお、上記の実施の第1の形態では、ハイパスフィルタ23と積分器24をマイコン21の外部にアナログ的に構成しているが、角速度計22の出力を直接、或いは増幅してマイコン21内に取り込み、マイコン21内でハイパスフィルタ演算、及び積分演算を行うような方式でも構わない。
【0068】
また、撮影者がOVF、或いはEVFを使用しているかの判別を、撮影者接近判別手段の一例である撮影者の視線入力の検出により行っているが、他の方法でも構わない。例えば、OVFの近傍に配置した投受光系で物体からの反射光を測定し顔の接近を検出するという方式でも構わない。
【0069】
(実施の第2の形態)
本発明の実施の第2の形態では、デジタル一眼レフカメラと、交換式の像振れ補正機能付レンズとの組合せによる例を説明する。
【0070】
図5は本発明の実施の第2の形態に係るカメラの主要部を示す構成図であり、上記図1に示した実施の第1の形態におけるカメラの構成要素と等しいものは、同じ符号を付し、その説明は省略する。
【0071】
同図において、50はカメラのマイクロコンピュータ(以下、カメラマイコンと記す)であり、ROM、RAM、A/D及びD/A変換機能を有する1チップマイコンであり、ROMに格納されたシーケンスプログラムに従って、自動露出制御、自動焦点検出、撮影者の視線方向検出、撮影者が使用しているファインダの判別、撮像素子であるCCD、表示器であるEVFの制御、更に後述のレンズのマイクロコンピュータ51との通信を行う。
【0072】
51はレンズのマイクロコンピュータ(以下、レンズマイコンと記す)であり、ROM、RAM、A/D及びD/A変換機能を有する1チップマイコンであり、ROMに格納されたシーケンスプログラムに従って、像振れ補正、フォーカスアクチュエータ32の駆動、更にカメラマイコン50との通信を行う。
【0073】
この実施の第2の形態に係るカメラの主要動作は、上記実施の第1の形態において示した図3のフローチャートと等しいため、詳細な説明は省略する。
【0074】
但し、以下の動作については、カメラマイコン50とレンズマイコン51との通信により行っている。
【0075】
(1)図3のステップ#306で、スイッチSW1のオンを検出すると、カメラマイコン50からレンズマイコン51へ、該スイッチSW1がオンされたことを伝える信号を送信する。この信号をトリガとしてレンズマイコン51では、ステップ#307乃至ステップ#310の像振れ補正のための処理を開始する。
【0076】
(2)図3のステップ#312での視線検出の判定結果(フラグSHISEN)を、カメラマイコン50からレンズマイコン51へ送信する。
【0077】
(3)図3のステップ#316では、焦点検出センサ31により被写体のデフォーカス量を検出し、デフォーカス量をカメラマイコン50からレンズマイコン51へ送信する。レンズマイコン51では、受信したデフォーカス量をもとにアクチュエータ32を駆動して焦点調節を行う。
【0078】
上記の実施の第2の形態は、デジタル一眼レフカメラと、交換式の像振れ補正機能付レンズとの組合せにおいて、視線検出のために撮影者の瞳を照明する赤外発光ダイオード(IRED)と二次元CCD等より成る視線検出センサにより撮影者の視線入力を判別し、視線入力が無いときは撮影者はEVFを使用して撮影を行っていると判定し、像振れ補正の周波数帯域を、より低周波まで延ばしている。
【0079】
これにより、OVFとEVFを備えたカメラにおいて、撮影時にOVFを使用しているか、或いはEVFを使用しているかを判別することができると共に、OVFを使用している際の手振れ補正は良好に行えることは勿論、EVFを使用して撮影を行う際であっても、低周波の手振れを良好に補正することが可能となる。
【0080】
なお、上記の実施の第2の形態では、角速度計22、ハイパスフィルタ23、積分器24、特性切替手段40,1より構成される振れ検出手段を交換レンズ内に設けたが、カメラ内に振れ検出手段を設け、カメラマイコン50からレンズマイコン51へ振れ補正のためのレンズ変位信号dを送信するような方式でも構わない。
【0081】
(実施の第3の形態)
上記の実施の第1及び第2の形態では、撮影者がOVF、或いはEVFのどちらを使用して撮影を行っているかの判別を、撮影者の視線入力の有無、またはOVFの近傍に配置した投受光系で顔の接近の検出することにより行っていたが、この実施の第3の形態では、EVFのオンオフを行うスイッチEVFSW47の状態により撮影者が使用しているビューファインダの判別を行うようにしたものである。
【0082】
図6は本発明の実施の第3の形態に係るカメラの主要部を示す構成図であり、上記図1に示した実施の第1の形態におけるカメラの構成要素と等しいものは、同じ符号を付し、その説明は省略する。
【0083】
本発明の実施の第3の形態に係るカメラは、上記図1に示した実施の第1の形態におけるカメラから、撮影者の視線方向を検出する二次元CCD等より成る視線検出センサ33、視線検出のために撮影者の瞳を照明する赤外発光ダイオード(IRED)34、ビームスプリッタ35、結像レンズ36、ビームスプリッタ10aを除いた構成となっている。
【0084】
次に、上記構成のカメラの動作について、図7のフローチャートに従って説明する。
【0085】
図7のステップ#701乃至ステップ#710は、上記実施の第1の形態におけるカメラの動作を示す図3のステップ#301乃至ステップ#310と全く同じであるため、その説明は省略する。
【0086】
その後は上記実施の第1の形態では、ステップ#311乃至ステップ#314において、視線の検出と視線入力の有無の判別を行っていたが、この実施の第3の形態では行わず、ステップ#711乃至ステップ#716の動作を行うが、これらの動作は、上記図3のステップ#315乃至ステップ#320と全く同じ動作を行うので、この説明も省略する。
【0087】
次に、一定時間毎に行われる像振れ補正割り込みの処理について、図8のフローチャートに従って説明する。
【0088】
図8のステップ#801乃至ステップ#804は、上記実施の第1の形態における像振れ補正割り込み処理を示す図4のステップ#401乃至ステップ#404と全く同じであるため、その説明は省略する。
【0089】
上記ステップ#804の動作の後はステップ#805へ進み、ここではカメラの外装部材に設けられ、EVF46のオンオフを切り替えるスイッチEVFSWの状態を検出する。つまり、ファインダ判別手段による使用中のファインダの判別を行う。この結果、該スイッチEVFSWがオフならステップ#806へ進み、該スイッチEVFSWがオンならステップ#807へ進む。
【0090】
ステップ#806へ進むと、スイッチEVFSWがオフ、すなわち撮影者はOVFを使用して撮影を行っている場合であるので、図6の特性切替手段40のスイッチSWH、及び特性切替手段41のスイッチSWIをオンする。一方、ステップ#807へ進んだ場合は、スイッチEVFSW47がオン、すなわち撮影者はEVFを使用して撮影を行っている場合であるので、図6の特性切替手段40のスイッチSWH、及び特性切替手段41のスイッチSWIをオフする。
【0091】
これにより、ハイパスフィルタ23の高域通過特性が強化され、より低周波の手振れ信号も検出できる。また、積分器24の低周波信号の積分作用が強まるので、低周波で変位の大きな手振れも補正することができる。
【0092】
以降のステップ#808乃至ステップ#813は、上記図4のステップ#408乃至ステップ#413と全く同じであるため、この説明も省略する。
【0093】
上記の実施の第3の形態によれば、撮影者の視線を検出する手段、または撮影者の顔の接近を検出するOVFの近傍に配置した投受光系を具備しないカメラにおいては、EVFのオンオフを切り替えるスイッチの状態を検出することで、撮影者がOVF、或いはEVFを使用しているかの判別をする構成にしている。
【0094】
よって、EVFを使用して撮影を行う際の低周波の手振れを良好に補正することができると共に、撮影時にOVFを使用しているか、或いはEVFを使用しているかを判別することが可能となる。
【0095】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、第1のファインダ手段と第2のファインダ手段を有する像振れ補正機能付カメラにおいて、何れのファインダ手段が使用されて撮影が行われていても、振れ補正を良好に行うことができる像振れ補正機能付カメラを提供できるものである。
【0096】
また、請求項3に記載の発明によれば、第2のファインダ手段である電子ビューファインダが使用されて撮影が行われている際の低周波の手振れを良好に補正することができる像振れ補正機能付カメラを提供できるものである。
【0097】
また、請求項6又は7に記載の発明によれば、光学ビューファインダと電子ビューファインダの何れが使用されているかを判別することができる像振れ補正機能付カメラを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態におけるカメラの主要構成を示す構成図である。
【図2】図1の主要部構成を示す回路図である。
【図3】本発明の実施の第1の形態におけるカメラの動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の第1の形態における像振れ補正割り込み処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の第2の形態におけるカメラの主要構成を示す構成図である。
【図6】本発明の実施の第3の形態におけるカメラの主要構成を示す構成図である。
【図7】本発明の実施の第3の形態におけるカメラの動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の第3の形態における像振れ補正割り込み処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 カメラ本体
3 撮影レンズ
6 振れ補正光学系
21 マイクロコンピュータ
22 角速度計
23 ハイパスフィルタ
24 積分器
25 ドライバ回路
26 像振れ補正アクチュエータ
27 赤外発光ダイオード
28 位置検出素子
33 視線検出センサ
SWM メインスイッチ
SW1 スイッチ
40,41 特性切替手段
41 CCD
46 EVF
47(EVFSW) スイッチ
Claims (4)
- カメラに生じた振れを検出する振れ検出器と前記振れ検出器の出力のドリフト成分を除去するハイパスフィルタとを含む振れ検出手段と、該振れ検出手段の出力に応じて前記振れに起因する像振れを補正する振れ補正手段と、被写体を観察するための光学ビューファインダと、撮像素子から得られる映像信号を表示する電子ビューファインダと、前記電子ビューファインダの使用時は前記光学ビューファインダの使用時よりも前記ハイパスフィルタの遮断周波数を低くする像振れ補正制御手段とを有することを特徴とする像振れ補正機能付カメラ。
- 前記振れ検出手段は、前記ハイパスフィルタからの出力を振れ信号に変換する積分器を含み、
前記像振れ補正手段は、前記電子ビューファインダの使用時は前記光学ビューファインダの使用時よりも低周波信号の積分作用を強めることを特徴とする請求項1に記載の像振れ補正機能付カメラ。 - 撮影者の身体の一部がカメラへ接近したか否かを判別する撮影者接近判別手段と、該撮影者接近判別手段の判別結果に応じて前記光学ビューファインダと前記電子ビューファインダとのうち撮影者が使用しているファインダを判別し、前記像振れ補正制御手段に使用中のファインダを知らせるファインダ判別手段とを有することを特徴とする請求項1または2に記載の像振れ補正機能付カメラ。
- 前記電子ビューファインダを使用するか否かを切り替えるスイッチ手段と、該スイッチ手段の状態に応じて撮影者が使用しているファインダを判別し、前記像振れ補正制御手段に使用中のファインダを知らせるファインダ判別手段とを有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の像振れ補正機能付カメラ。
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