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JP4736886B2 - 照明光伝送システム - Google Patents

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JP4736886B2
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Description

本発明は、光を出力する放電灯と、送信信号を生成する信号源と、信号源が生成する送信信号をビットパターンに変調する制御回路と、制御回路が変調するビットパターンに基づいて放電灯の点灯周波数を制御する点灯回路と、放電灯が出力する光を受信して、その点灯周波数に応じて受信信号に復調する受信端末と、を備えた照明光伝送システムに関するものである。
従来から、光を出力する放電灯と、送信信号を生成する信号源と、信号源が生成する送信信号をビットパターンに変調する制御回路と、制御回路が変調するビットパターンに基づいて放電灯の点灯周波数を制御する点灯回路と、放電灯が出力する光を受信して、その点灯周波数に応じて受信信号に復調する受信端末と、を備えた照明光伝送システムとして特開昭60−32443号公報(特許文献1)及び特開平6−20785号公報(特許文献2)に記載されている技術が知られている。これは、放電灯の点灯周波数をビットパターンに応じて制御して、受信端末で復調する、FSK方式と称される周波数変調方式による伝送技術であり、受信端末は、光の点灯周波数のうち特定のものを検出するので、照明光伝送システムに応用した場合に、外光に由来する周波数成分の影響を受けにくく、これに基づく誤差を少なくすることができるという特徴を有するものである。
図7に、かかる照明光伝送システムの送信に関するタイミングチャートを示す。送信信号の0のレベル及び1のレベルに対応した点灯回路の動作周波数をそれぞれf3、f4とすると(f3<f4)、ランプ電流の周波数もf3とf4になる。ここでランプ電流は交流電流であり、放電灯は点灯回路の動作周波数一周期あたりに二度点滅するため、放電灯の点灯周波数は点灯回路の動作周波数の二倍になる特徴がある。すなわち、図7において0のレベルに対応する点灯周波数f1はf3の二倍、1のレベルに対応する点灯周波数f2はf4の二倍となる。
この点灯周波数を復号する方法として、以下の二通りのものが考えられる。
一点目は、図8に示すごとく、オペアンプ回路等で構成するバンドパスフィルタや特表2002−511698号公報に記載されているPLL回路を用いて点灯周波数f1あるいはf2、またはf1とf2両方の周波数のみを通過(あるいは位相ロック)させることで、二値化させるものである。
二点目は、図9に示すごとく、f1とf2の間にしきい値である周波数f5を設定して、f5より小さい周波数はf1と認識し、f5より大きい周波数はf2と認識することで、二値化させるものである。
このうち、照明用の点灯回路では通信を目的に設計されておらず、水晶発振子など周波数精度の良い部品を用いることはコスト面から実用的ではないこと、点灯回路が複数設置される環境では点灯回路毎に動作周波数のばらつきがあり、PLL回路を用いた場合は応答性が問題となること、を理由として、図8のようにバンドパスフィルタの中心周波数近傍のみ通過(PLL回路では位相ロック)させる受信方式では動作周波数のばらつきを十分にサポートできず、受信不良の可能性があり、図9に示す方式が有利と考えられる。
特開昭60−32443号公報 特開平6−20785号公報 特表2002−511698号公報
しかしながら、上述の照明光伝送システムにおいて、受信端末が放電灯近傍に設けられる場合もある。この場合、受信不良の発生確率が高くなる状況が見出された。
本願発明は、上記背景技術に鑑みてなされたものであり、その課題は、受信端末が放電灯近傍に設けられる場合であっても、受信不良の発生確率を低くすることができる照明光伝送システムを提供することである。
上記課題を鋭意検討した結果、受信不良は、点灯周波数の略二分の一の周波数で出力される光に基づくものであることを明らかにし、本願発明の完成に至った。
具体的には、ビットパターンにおける1のレベルに対応する第一の点灯周波数と、ビットパターンにおける0のレベルに対応する第二の点灯周波数と、のうち大きいほうの点灯周波数の二分の一のもの(図7におけるf2の二分の一のもの)が、小さいほう(図7におけるf1)との区別がつかなくなる場合に受信不良を起こすという原因を解明したものである。
この原因としては、ランプフィラメントでは発熱による赤外線成分が可視光成分に重畳していること、点灯回路に備えられる直流成分カット用コンデンサの容量が十分でないこと、点灯回路に備えられるスイッチング素子(通常は2個)のオン比率が均等でないこと、放電灯のフィラメントに塗布しているエミッタの減少が各フィラメントで相違し、放電灯がダイオード特性を示すことでランプ電流に直流成分が重畳すること、さらに調光用点灯回路では調光したときの立ち消えを防止するために直流成分を重畳していること、等が推測される。
このような原因から受信端末は、図7においてf1、f2の点灯周波数だけでなく、これらの略二分の一であるf3やf4の周波数成分を受信するものと考えられる。
以上をふまえ、上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明は、光を出力する放電灯と、送信信号を生成する信号源と、信号源が生成する送信信号をビットパターンに変調する制御回路と、制御回路が変調するビットパターンに基づいて放電灯の点灯周波数を制御する点灯回路と、放電灯が出力する光を受信して、その点灯周波数に応じて受信信号に復調する受信端末と、を備えた照明光伝送システムであって、ビットパターンにおける1のレベルに対応する点灯周波数又は0のレベルに対応する点灯周波数のうち小さいほうである第一の周波数(f1)と、大きいほうである第二の周波数(f2)と、f1の二分の一である第三の周波数(f3)と、f2の二分の一である第四の周波数(f4)と、受信端末が復調するときに、点灯周波数が、第一の周波数であるか第二の周波数であるかを判断する第一のしきい値である第五の周波数(f5)と、第二のしきい値である第六の周波数(f6)を有し、第五の周波数(f5)と第六の周波数(f6)は、f4<f5<f1<f6<f2の関係にあり、点灯周波数がf5からf6の範囲にある場合には、第一の点灯周波数であると判断し、点灯周波数がf6より大きい場合には、第二の点灯周波数であると判断する照明光伝送システムであり、受信端末が復調するときに、点灯周波数が、第一の周波数であるか第二の周波数であるかを判断する第三のしきい値である第七の周波数(f7)を有し、第七の周波数(f7)は、f3<f7<f4の関係にあり、点灯周波数がf7よりも小さい、又はf5からf6の範囲にある場合には、第一の点灯周波数であると判断し、点灯周波数がf6よりも大きい、又はf7からf5の範囲にある場合には、第二の点灯周波数であると判断することを特徴とする照明光伝送システム。
請求項1に記載された発明によれば、第二の周波数f2の二分の一の周波数であるf4を、第一の周波数f1の解釈にあたり排除することとなり、その影響を受けることがなくなるので、受信不良を抑制することができる。また、第一の周波数f1及びその二分の一の周波数であるf3のいずれかにより、点灯周波数を解釈することとなり、特に受信端末が放電灯直近にあって、第一の周波数f1及び第二の周波数f2の二分の一の周波数の影響をより受けやすい場合であっても、f1に加えてf3をしきい値であるf5、f6、f7でもって解釈するため、受信不良を抑制することができる。更に、第二の周波数f2及びその二分の一の周波数であるf4のいずれかにより、点灯周波数を解釈することとなり、特に受信端末が放電灯直近にあって、第一の周波数f1及び第二の周波数f2の二分の一の周波数の影響をより受けやすい場合であっても、f2に加えてf4をしきい値であるf5、f6、f7でもって解釈するため、受信不良を抑制することができる。
本願発明の第一実施形態として、図1及び図2に基づいて、本願の請求項1〜4に対応した照明光伝送システム1について説明する。
本第一実施形態の照明光伝送システム1は、図1及び図2に示す如く、光を出力する放電灯6と、送信信号を生成する信号源3と、信号源3が生成する送信信号をビットパターンに変調する制御回路4と、制御回路4が変調するビットパターンに基づいて放電灯6の点灯周波数を制御する点灯回路5と、放電灯6が出力する光を受信して、その点灯周波数に応じて受信信号に復調する受信端末7と、を備えた照明光伝送システム1であって、ビットパターンにおける1のレベルに対応する点灯周波数又は0のレベルに対応する点灯周波数のうち小さいほうである第一の周波数(f1)と、大きいほうである第二の周波数(f2)と、f1の二分の一である第三の周波数(f3)と、f2の二分の一である第四の周波数(f4)と、受信端末が復調するときに、点灯周波数が、第一の周波数であるか第二の周波数であるかを判断する第一のしきい値である第五の周波数(f5)と、第二のしきい値である第六の周波数(f6)を有し、第五の周波数(f5)と第六の周波数(f6)は、f4<f5<f1<f6<f2の関係にあり、点灯周波数がf5からf6の範囲にある場合には、第一の点灯周波数であると判断し、点灯周波数がそれ以外の範囲にある場合には、第二の点灯周波数であると判断する。
また、点灯周波数がf6よりも大きい範囲にある場合には、第二の点灯周波数であると判断する。
また、受信端末が復調するときに、点灯周波数が、第一の周波数であるか第二の周波数であるかを判断する第三のしきい値である第七の周波数(f7)を有し、第七の周波数(f7)は、f3<f7<f4の関係にあり、点灯周波数がf7よりも小さい、又はf5からf6の範囲にある場合には、第一の点灯周波数であると判断する。
また、受信端末が復調するときに、点灯周波数が、第一の周波数であるか第二の周波数であるかを判断する第三のしきい値である第七の周波数(f7)を有し、第七の周波数(f7)は、f3<f7<f4の関係にあり、点灯周波数がf6よりも大きい、又はf7からf5の範囲にある場合には、第二の点灯周波数であると判断する。
以下、本第一実施形態による照明光伝送システム1を、より具体的詳細に説明する。
最初に、放電灯6であるが、汎用のものが採用される。本第一実施形態では蛍光灯が採用されるが、高輝度放電灯、無電極放電灯等であってもよい。
次に、信号源3について説明する。これは送信信号をデジタル値で生成し、送信するもので、例えば放電灯6が取り付けられる照明器具の位置情報(座標データ)をディップスイッチで設定することで10数ビットのデジタル値とし、これを制御回路4に送信するものが例示される。
なお本第一実施形態では、図8に示すごとく、ビットパターンは符号化技術としては最も簡単で通信効率が良い(通信速度が速い)NZR符号を採用し、送信信号における0のレベルに複数の光源2の全点灯周波数f3が、1のレベルに全点灯用周波数f3より高周波である調光点灯周波数f4が、それぞれ対応するものとしている。但し、符号化技術としてNZR符号に限らない。
またビットパターンは人間の目が複数の光源の明暗の切り替りを認識可能である周波数(CFF:critical fusion frequency)より高い周波数で、同一の位置情報を繰り返し絶え間なく送信する。ここでCFFは年齢(高年齢になると光の変化への応答性が悪くなる)や個人差によって異なると言われているが、少なくとも120Hz以上であれば問題ない(このビットパターンに応じて点灯周波数が制御されるが、50/60Hzの商用電源に接続された白熱灯や銅鉄安定器で点灯する蛍光灯の光出力波形の周波数は100/120Hzで点灯しており、これと同水準であればチラツキとして感じない)。従って、120Hzの逆数である8.3m秒以下で上記位置情報を繰り返し送れば良い。
次に、制御回路4について説明する。制御回路4は送信信号を点灯回路5に備えられるインバータ回路の動作周波数に変換するもので、ビットパターンに従って、全点灯用周波数f3又は調光点灯周波数f4でインバータ回路のスイッチング素子を駆動する回路である。これにより照明器具2はFSK方式により送信信号をf3及びf4に対応する2レベルの点灯周波数に変換して光を出力する。
次に点灯回路5について説明する。これは直流電源回路と、インバータ回路と、を有するものである。直流電源回路は、商用電源をダイオードで整流後、コンデンサで平滑して直流に変換される。入力電流歪み改善のため昇圧型チョッパー回路で高周波電流に変換してコンデンサで平滑しても良い。当然電池でも良い。
インバータ回路は従来からあるハーブリッジ式やフルブリッジ式、一石式など複数の光源点灯回路として利用できる方式のものが例示される。また上記チョッパー回路と一部の部品を兼用したチョッパー兼用インバータ回路でも良い。インバータ回路は、発振回路がビットパターンに従って発振する全点灯用周波数f3又は調光点灯周波数f4にて放電灯6に流れるランプ電流波形を制御する。また放電灯6の出す光の点灯周波数f1とf2は上述したように基本的にはランプ電流波形の2倍になる。
次に受信端末7について説明する。これは光電変換回路8と、増幅回路9と、3つの復号回路101、102、103と受信データ処理回路11を有するものである。
光電変換回路8はPINフォトダイオードが例示され、放電灯6からの光の点灯周波数を電気信号に変換する。なおフォトダイオードだけでなくフォトトランジスタや増幅回路を集積したフォトICでも良い。
増幅回路9は汎用のオペアンプIC等で構成する一般的な差動増幅回路が例示され、光電変換回路が変換する電気信号を増幅する。なお光電変換回路の出力信号が周波数分別回路で処理するのに十分大きい場合は増幅する必要がないため、増幅回路は本発明で必須要件ではない。またオペアンプICで構成する回路だけでなくトランジスタで構成する増幅回路でもよい。
復号回路101、102、103は、例えばバンドパスフィルタ(BPF)と比較部で構成するもので、光の点灯周波数に応じて“High”信号又は“Low”信号を出力するものである。
バンドパスフィルタは汎用のものでありオペアンプIC等で構成する、増幅回路の出力信号を所定の中心周波数を中心に増幅する。
比較部はコンパレータが例示され、フィルタリングした信号を任意の電圧と比較することによりデジタル信号に変換するものである。すなわち、受光した光の点灯周波数がバンドパスフィルタの中心周波数を中心に所定のしきい値以上であれば“High” 信号を、しきい値未満では“Low”信号を出力するものである。
なお、本第一実施形態では、復号回路101におけるしきい値はf5を、復号回路102におけるしきい値はf6を、復号回路103におけるしきい値はf7を、採用するものとする。
本第一実施形態では、点灯周波数がf1であるかf2であるかを判断する第一のしきい値をf5、第二のしきい値をf6、第三のしきい値をf7、とし、f3<f7<f4<f5<f1<f6<f2となるように設定する。
そのため、受信端末が復調するときに、点灯周波数がf5からf6の範囲にある場合には、第一の点灯周波数であると判断して、比較回路が“High” 信号を出力し、(図2における受信周波数範囲1に相当)、点灯周波数がf6よりも大きい範囲にある場合には、第二の点灯周波数であると判断して、比較回路が“Low” 信号を出力し、((図2における受信周波数範囲2に相当)、点灯周波数がf7よりも小さい範囲にある場合には、第一の点灯周波数であると判断して、比較回路が“High” 信号を出力し、(図2における受信周波数範囲3に相当)、点灯周波数がf7からf5の範囲にある場合には、第二の点灯周波数であると判断して、比較回路が“Low” 信号を出力する(図2における受信周波数範囲4に相当)。
ここでf6は一般的にはf1とf2の中央値を選択することになるが必ずしも中央値でなくても良い。同様にf5はf4とf1の間の周波数であれば良いし、f7はf3とf4の間の周波数であれば良いが、照明器具の点灯周波数のバラツキを考慮して設定する。
また復号回路10は、採用されるしきい値の数と同じだけあればよく、しきい値が、例えばf5、f6でよい場合には、復号回路101、102を用意すればよく、復号回路101におけるしきい値はf5を、復号回路102におけるしきい値はf6を、それぞれ採用すればよい。この場合は、点灯周波数の解釈に当たり、f5より小さい範囲にあるf3、f4は排除されることとなる。
受信データ処理回路11は汎用の演算装置(マイコン等で構成)が例示され、復号回路の出力信号より受信信号として有効な信号を判断するものである。更にこの通信システムを使用するアプリケーションによってPDA等の各種機器に伝送したり、受信した位置情報などを記憶している地図情報に基づいて画面表示や音声出力する。
従って、本第一実施形態によれば、第一の周波数f1及び第二の周波数f2の二分の一の周波数であるf3およびf4を、点灯周波数の解釈にあたり排除することとなり、これらの影響を受けることがなくなるので、受信不良を抑制することができる。
また、第一の周波数f1と、第二の周波数f2とを、しきい値である第五の周波数f5でもって解釈することとなり、特に時分割送信を実施している場合、すなわち第一の点灯周波数と第二の点灯周波数と他の周波数(通信を行わない照明用の周波数)を交互に受信する場合でも受信不良が少なくなる。
また、第一の周波数f1及びその二分の一の周波数であるf3のいずれかにより、点灯周波数を解釈することとなり、特に受信端末7が放電灯直近にあって、第一の周波数f1及び第二の周波数f2の二分の一の周波数の影響をより受けやすい場合であっても、f1に加えてf3をしきい値であるf5、f6、f7でもって解釈するため、受信不良を抑制することができる。
また、第二の周波数f2及びその二分の一の周波数であるf4のいずれかにより、点灯周波数を解釈することとなり、特に受信端末7が放電灯6直近にあって、第一の周波数f1及び第二の周波数f2の二分の一の周波数の影響をより受けやすい場合であっても、f2に加えてf4をしきい値であるf5、f6、f7でもって解釈するため、受信不良を抑制することができる。
続いて、本願発明の第二実施形態として、図3及び図4に基づいて、本願の請求項1〜4に対応した照明光伝送システム1について説明する。
本第二実施形態の照明光伝送システム1は、図3及び図4に示す如く、受信端末7がマイコン12を有しており、点灯周波数の解釈をデジタル処理にて実施する点で、本第一実施形態と相違する。具体的には、受信端末に比較回路13と、マイコン12を備え、マイコン12は、信号周期計時回路14と、復号回路10と、受信データ処理回路11を備えている。
比較回路13は、本第一実施形態における比較部と同様であり、光電変換回路から出力される電圧信号を増幅回路9で必要な電圧レベルに増幅した後に、所定のしきい値電圧と比較することによってゼロ電圧付近の信号(ゼロクロス信号)を得るものである。
マイコン12に内蔵される信号周期計時回路14は、汎用のタイマであり、ゼロクロス信号の立ち上がり信号間の時間(受信信号の周期)カウントするものである。
復号回路10は、カウントした時間を逆数することにより受信した光の周波数を演算するものである。演算は1ビットの単位時間(例えば9600bpsでは104μs)毎にデジタル値に2値化すれば良い。
図4ではf1、f2に対応する点灯周波数を有する光を受信し、これを上記過程で演算し、受信信号を得る手順を示している。f3、f4に対応する点灯周波数を有する光を受信した場合も同様であり、マイコン12は1個で足りる。
なおマイコンだけでなくPLD等を用いても良い。
従って、本第二実施形態によれば、デジタル処理により点灯周波数の解釈を精度よく行うことができ、さらには本第一実施形態ではしきい値の数と同じだけ必要であった復号回路10をしきい値の数よりも減じることができ、全体のコストを抑制することができる。
続いて、本願発明の第三実施形態として、図5及び図6に基づいて、本願の請求項5〜6に対応した照明光伝送システム1について説明する。
本第一実施形態の照明光伝送システム1は、図5及び図6に示す如く、光を出力する放電灯6と、送信信号を生成する信号源3と、信号源3が生成する送信信号をビットパターンに変調する制御回路4と、制御回路4が変調するビットパターンに基づいて放電灯6の点灯周波数を制御する点灯回路5と、放電灯6が出力する光を受信して、その点灯周波数に応じて受信信号に復調する受信端末7と、を備えた照明光伝送システム1であって、ビットパターンにおける1のレベルに対応する点灯周波数又は0のレベルに対応する点灯周波数のうち小さいほうである第一の周波数(f1)と、大きいほうである第二の周波数(f2)と、f1の二分の一である第三の周波数(f3)と、f2の二分の一である第四の周波数(f4)と、受信端末7が復調するときに、点灯周波数が、第一の周波数であるか第二の周波数であるかを判断する第一のしきい値である第五の周波数(f5)を有し、第五の周波数(f5)は、各点灯周波数がf1<f5<f4の関係にあり、点灯周波数がf5よりも小さい場合には、第一の点灯周波数であると判断する。
また、点灯周波数がf5よりも大きい範囲にある場合には、第二の点灯周波数であると判断する。
以下、本第三実施形態による照明光伝送システム1を、より具体的詳細に説明するが、本第一実施形態と相違する、f4とf5の関係について説明する。
すなわち、本第三実施形態では、点灯周波数がf1であるかf2であるかを判断する第一のしきい値をf5、とし、f3<f1<f5<f4<f2となるように設定する。つまりf5<f4である点で本第一実施形態と相違する。
そのため、受信端末が復調するときに、点灯周波数がf5より小さい範囲にある場合には、第一の点灯周波数であると判断して、比較回路が“High” 信号を出力し、(図6における受信周波数範囲1に相当)、点灯周波数がf5よりも大きい範囲にある場合には、第二の点灯周波数であると判断して、比較回路が“Low” 信号を出力する((図6における受信周波数範囲2に相当)
ここでf5は一般的にはf1とf4の中央値を選択することになるが必ずしも中央値でなくても良く、照明器具の点灯周波数のバラツキを考慮して設定する。
従って、本第三実施形態によれば、第一の周波数f1及びその二分の一の周波数であるf3を、しきい値である第五の周波数f5でもって区別して解釈することとなり、f1<f3の場合であっても、これらの誤解釈がなくなり、受信不良を抑制することができる。
また、第一の周波数f1と、第二の周波数f2とを、しきい値である第五の周波数f5でもって解釈することとなり、特に時分割送信を実施している場合、すなわち第一の点灯周波数と第二の点灯周波数と他の周波数(通信を行わない照明用の周波数)を交互に受信する場合でも受信不良が少なくなる。
本第一実施形態における照明光伝送システムのブロック図 本第一実施形態における点灯周波数の関係を表す説明図 本第二実施形態における受信端末のブロック図 本第二実施形態におけるデジタル処理を表す説明図 本第三実施形態における照明光伝送システムのブロック図 本第三実施形態における点灯周波数の関係を表す説明図 従来例における送信信号と点灯周波数の関係を表す説明図 従来例における点灯周波数の関係を表す説明図 従来例における点灯周波数の関係を表す説明図
符号の説明
1 照明光伝送システム
3 信号源
4 制御回路
5 点灯回路
6 放電灯
7 受信端末

Claims (1)

  1. 光を出力する放電灯と、送信信号を生成する信号源と、信号源が生成する送信信号をビットパターンに変調する制御回路と、制御回路が変調するビットパターンに基づいて放電灯の点灯周波数を制御する点灯回路と、放電灯が出力する光を受信して、その点灯周波数に応じて受信信号に復調する受信端末と、を備えた照明光伝送システムであって、ビットパターンにおける1のレベルに対応する点灯周波数又は0のレベルに対応する点灯周波数のうち小さいほうである第一の周波数(f1)と、大きいほうである第二の周波数(f2)と、f1の二分の一である第三の周波数(f3)と、f2の二分の一である第四の周波数(f4)と、受信端末が復調するときに、点灯周波数が、第一の周波数であるか第二の周波数であるかを判断する第一のしきい値である第五の周波数(f5)と、第二のしきい値である第六の周波数(f6)を有し、第五の周波数(f5)と第六の周波数(f6)は、f4<f5<f1<f6<f2の関係にあり、点灯周波数がf5からf6の範囲にある場合には、第一の点灯周波数であると判断し、点灯周波数がf6より大きい場合には、第二の点灯周波数であると判断する照明光伝送システムであり、受信端末が復調するときに、点灯周波数が、第一の周波数であるか第二の周波数であるかを判断する第三のしきい値である第七の周波数(f7)を有し、第七の周波数(f7)は、f3<f7<f4の関係にあり、点灯周波数がf7よりも小さい、又はf5からf6の範囲にある場合には、第一の点灯周波数であると判断し、点灯周波数がf6よりも大きい、又はf7からf5の範囲にある場合には、第二の点灯周波数であると判断することを特徴とする照明光伝送システム。
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Citations (4)

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