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JP4731583B2 - スクータ型自動二輪車 - Google Patents

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Description

本発明は、スクータ型自動二輪車に関する。
スクータ型自動二輪車に水冷エンジンを搭載した場合、該エンジンの冷却水をラジエータにより走行風で所定温度以下に冷却するようにした冷却装置が必要となる。この種の冷却装置では、従来、上記ラジエータを前輪上方のフロントカバー内に配置する構造が採用されている。
しかし上記従来のラジエータをフロントカバー内に配置する構造の場合、フロント回りが大型化し易く、フロント回りをコンパクト化したいといった要請に応えることが困難であり、また冷却水経路が長くなり重量増大の要因となるといった問題がある。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1〜図8は本発明の一実施形態によるスクータ型自動二輪車を説明するための図であり、図1〜図3は上記自動二輪車の左側面図,平面図,左前方から見た斜視図、図4〜図6は車体フレームの斜視図,左側面図,平面図、図7,図8は冷却装置を示す左側面図,平面図である。なお、本実施形態において前,後,左,右とは、シートに着座した状態で見た場合を意味する。
図において、1は本実施形態構造が適用されたスクータ型自動二輪車であり、これは以下の概略構造を有する。即ち、該自動二輪車1では、車体フレーム2のヘッドパイプ10によりフロントフォーク3が支持され、該フロントフォーク3の下端で前輪4が軸支され、上端には操向ハンドル5が装着されている。また上記車体フレーム2の前後方向略中央部によりエンジンユニット6が上下揺動自在に枢支され、該エンジンユニット6の後端部により後輪4aが支持され、該エンジンユニット6の上方にはシート7が搭載されている。さらにまた上記操向ハンドル5とシート7との間には低床の足載装置8が形成されており、上記フロントフォーク3の周囲から足載装置8の左右側方、さらに上記シート7の下側周囲にかけては車体カバー9によって囲まれている。
上記車体フレーム2は、いわゆるアンダーボーン型のもので、上記フロントフォーク3の操向軸3aを左右操向自在に支持するヘッドパイプ10と、該ヘッドパイプ10から後輪懸架用のクッションユニット11を支持するクッション支持部まで延びる1本の大径の丸パイプからなるメインパイプ(メインフレーム)12と、該メインパイプ12の足載部12bの前部右側面から車両右側を車両後端まで延びた後、前方に屈曲して上記クッション支持部に溶接接合された1本の小径の丸パイプからなるサブパイプ(サブフレーム)13とを備えている。
上記メインパイプ12は、車幅方向中心に位置する上記ヘッドパイプ10の長手方向略中央部に溶接固定されて車幅方向中心を後方斜め下方に延びるダウンパイプ部12aと、該ダウンパイプ部12aの下端から車両中心線寄りを略水平に後方に延びる足載部12bと、該足載部12bに続いて車両中心線寄りを斜め上方に傾斜しつつ延びる立ち上がり部12cと、該立ち上がり部12cに続いて車幅方向一側に向けて拡開したのちクッションユニット取付部に向けて後方に延びるクッション支持部12dとで構成されている。なお、クッション支持部12dの後端面からサブパイプ13の下面に渡って固定されて後方に延びる支持プレート12eにより上記メインパイプ12とサブパイプ13との接続部が補強されている。
上記サブパイプ13は、上記メインパイプ12のダウンパイプ部12aと足載部12bとの境界付近の右側面にその前端部13aが溶接固定されてメインパイプ12の足載部12bと同様に車両中心線寄りを略水平に後方に延びるサブ足載部13bと、該サブ足載部13bに続いて車両中心線寄りを斜め上方に傾斜しつつ延びるサブ立ち上がり部13cと、該立ち上がり部13cに続いて車幅方向他側に向けて拡開したのち後方へ延びさらに車両後部を囲むように前方に屈曲延長し、その延長端13gが上記メインパイプ12のクッション支持部12dの後端上面に溶接固定された囲繞部13dとで構成されている。
このように小径のサブパイプ13を、車両後部を囲むとともに前方延長端13gをメインパイプ12に溶接接合する囲繞部13dを有するものとしたので、重量増加をそれほど来すことなく車体フレーム全体の剛性を高めることができる。
また上記メインパイプ12とサブパイプ13とは、立ち上がり部12cとサブ立ち上がり部13cとが前部クロス部材13eで溶接接合され、クッション支持部12dの後端部とサブパイプ13の囲繞部13dとはリヤクロスパイプ13fで溶接接合さている。このようにクロスパイプ等でメインパイプ12とサブパイプ13とを接合したので、この点からもフレーム剛性を高めることができる。またリヤクロスパイプ13fはサブパイプ13のメインパイプ12との接続部近傍に接合されており、該接合部にはクッションブラケット12hが形成されている。該クッションブラケット12hにより上記リヤクッション11の上端部が支持されている。
ここで上記メインパイプ12は図9に示す従来の車体フレーム50のサイドフレーム53より大径に設定され、逆にサブパイプ13は上記サイドフレーム53より小径に設定されている。従って本実施形態の車体フレーム2は、メインパイプ12とサブパイプ13とがその径において大きく異なる点から左右非対称形となっている。また上記リヤクロスパイプ13fは上記従来の車体フレーム50のリヤクロスパイプ55cより小径に設定されている。
そして上記足載装置8は、メインパイプ12の足載部12b及びサブパイプ13のサブ足載部13bに溶接固定された横断面コ字形状の前,後ブラケット14a,14b上にフートボード14をボルト締め固定した構造のものである。また、上記フートボード14の下側の左,右側部及び前部は上記車体カバー9の一部を構成するアンダカバー22の側壁部22a,前壁部22bで囲まれている。
ここで上記足載装置8のフートボード14においては、上記メインパイプ12の足載部12b及びサブパイプ13のサブ足載部13bが、さらには両パイプの立ち上がり部が車両中心線寄りに位置していることにより、該両足載部12b,13bから車幅方向外側にオーバーハングする領域が図6に斜線を施して示すように有効足載スペースAとされており、該有効足載スペースAの後縁は車両後方に延長されている。
そして上記フートボード14を支持する左,右の前,後ブラケット14a,14bは上記フートボード14が車幅方向外側にオーバーハングしているのに合わせて車幅方向外側に延びている。また上記後ブラケット14bの車幅方向外側部分14b′は、上記フートボード14の左右後縁部14dが後方に延長されているのに合わせて車両後方に向けて屈曲延長されており、該外側部分14b′によりフートボード14の後縁部14dを支持している。
本実施形態では、車幅方向略中央を通るダウンパイプ部12a、該ダウンパイプ部12aに続いて車幅方向中心寄りを足載装置8の後端部まで略水平に延びる足載部12b、該足載部12bに続いて上記車幅方向中心寄りを斜め上方に延びる立ち上がり部12c等を有する1本の大径のメインパイプ12と、車幅方向中心寄りに位置するサブ足載部13bを有し、メインフパイプ12に沿って延びる小径のサブパイプ13とで車体フレーム2を構成したので、ホイールベースを短くした場合でも足載スペースを確保でき、かつ重量を増加することなく必要な剛性を確保することができる。
即ち、特に1本のクッションユニット11を備えた場合、図9に示す従来構造では左,右のサイドフレーム53,53でクッション荷重を均等に負担するために該左,右のサイドフレーム53,53を比較的大径とし、これを大径のクロスメンバ55a,55b,55cで強固に接合する必要があるが、本実施形態は、1本の大径のメインパイプ12でクッション荷重を支持するようにしているので、サブパイプ13との接合を強固にする必要はなく、結果的に重量増加を来すことなく同じ縦剛性を確保できる。
また大径のメインパイプ12に小径のサブパイプ13を溶接接合する構造であるから溶接すべきパイプ数が少なく、従って溶接箇所が少なく、溶接工程が簡素で済む。またサブパイプ13が小径であることから、該サブパイプ13と車体サイドカバー9eに空きスペースが形成され、この空スペースを利用して、後述するように潤滑油タンク26等の車載部品を搭載できる。
また、1本の大径のメインパイプ12によって必要な捩り剛性を確保する構成としたので、メインパイプの足載部12bとサブパイプ13のサブ足載部13bさらにメインフレームの立ち上がり部を車両中心線寄りに位置させて両者の間隔を狭くできため、ホイルベースを小さくした場合に立ち上がり部12c,13cが前寄りとなっても、該立ち上がり部12c,13cの左,右外側付近に余裕空間Yが得られる。そしてこの空間を利用することによりフートボード14の後縁14dを後方に延長することができ、有効足載スペースAを大きく確保できる。ちなみに図9の従来構造ではX部分が前方に移動することによって足載スペースが犠牲になるといった問題があった。
また上記フートボード14を支持する左,右の後ブラケット14a,14bを外方に延長し、さらに後ブラケット14bについてはその外側部分14b′を車両後側に向けて屈曲延長したので、上記フートボード14を、オーバーハングし、さらに後縁が後方に延長された形状に設定しながら確実に支持できる。
上記エンジンユニット6は水冷式2サイクル単気筒タイプのものであり、クランクケース部6aの前壁にシリンダ6b,シリンダヘッド6cを気筒軸線が略水平をなすよう積層締結し、上記クランクケース部6aの左壁から車両左側を後方に略水平に延びるように伝動ケース6dを形成し、該伝動ケース6d内にVベルト式伝無段変速機構を内蔵した概略構造のものである。
上記エンジンユニット6のシリンダ6b,シリンダヘッド6cと上記伝動ケース6dとで形成された左コーナ部にエアクリーナ15が配設されている。このエアクリーナ15は左右2分割式のケース内にエレメントを配設したものであり、上記伝動ケース6dの前縁に2本のボルト15aにより着脱可能に装着されている。
上記エアクリーナ15の上面に形成された空気出口にはジョイント15bを介して気化器16が接続され、該気化器16はジョイント16a及びリード弁16bを介して上記クランクケース部6aのクランク室内に連通するよう接続されている。
そして上記エンジンユニット6はエンジン冷却水を走行風により適温に冷却する冷却装置17を備えている。この冷却装置17は、冷却水を、冷却水ポンプ18により給水ホース19aを介してシリンダ6bの水冷ジャケットに供給し、シリンダヘッド6cの水冷ジャケットを出た冷却水を送りホース19bを介してラジエータ20に送水し、該ラジエータ20を出た冷却水を戻りホース19cを介して冷却水ポンプ18に戻すように構成されている。なお、図示していないが、シリンダヘッド6cの送りホース19bが接続される排水口6e付近には冷却水が所定温度以上となった時に開くサーモスタット弁が設けられている。
上記冷却水ポンプ18は上記エンジンユニット6のクランクケース部6aの右壁(一側)に形成され、クランク軸により回転駆動される。上記給水ホース19aは上記冷却水ポンプ18の上側に設けられた吐出口18aからクランクケース部6aの前側壁に沿うように配索されてシリンダ6bの給水口6fに接続されている。
上記ラジエータ20は、上記足載装置8の後端部でかつ上記エンジンユニット6の前方に位置するように、さらに車両側方から見たとき、上記車体フレーム2の上記立ち上がり部12c及び13cの後方斜め上方に向かう傾斜角度に合わせるように斜めに配設されている。該ラジエータ20は上面2箇所がフレーム側のブラケット12g,12gにボルト20gにより着脱可能に取付けられ、下面中央の1箇所がボルト20gによりフレーム側のブラケット12fに着脱可能に取り付けられている。
上記ラジエータ20の上方は上記フートボード14及び車体カバー9の足載装置構成部分9bによって覆われており、また左,右側方及び前方は上述のように上記アンダカバー22の左,右側壁22a,前側壁22bで覆われている。そして上記前側壁22bには走行風を導入するための前開口22c,22cが前輪4の真後から左,右に少しずれるように形成されている。また車体カバー9のラジエータ上方部位には空気抜き穴9dが形成されている。さらに上記左,右側壁22aには左,右開口(導風穴)22d,22dが形成されている。左,右側壁は前方へ進むに従い車幅方向内側にしぼられており左,右開口22dに動風が入り易くなっている。さらにまた上記左,右開口22dの周縁には走行風を上記ラジエータ22に効率良く導くためのガイド部22eが内側に延長形成されている。
上記ラジエータ20は、車両後側から見たとき車幅方向に長い長方形状をなしており、左,右ヘッダ20a,20b間に、ウォータチューブを多数段有し、該各ウォータチューブにコルゲートフィンを設けてなるコア20cを配設し、右ヘッダ20bを隔壁により上側,下側室20e,20fに画成し、上記ウォータチューブの上半部側にある部分を上側室20eに、下半部側にある部分を下側室20fに連通させた、いわゆるU字フロータイプのものである。
ここで上記各ウォータチューブは、平板を2枚重ねてその隙間を水路としたもので、該ラジエータ20が傾斜配置されていることから走行風を後方斜め下方に流すようになっている。そのため走行風はエアクリーナ15の下方に向って流れる。ここで上記ラジエータ20の左側部分の後方に上記エアクリーナ15が位置している。そしてエアクリーナ15の左側壁には走行風を後方に向けて流し、上方に流れるのを阻止するためのガイド15dが形成されている。さらにエアクリーナ15の右側壁には、L字形のガイド15cが吸込み口15eの前側及び下側を囲むように形成されている。これはラジエータを通過した温度の高い空気が吸込み口15eから吸引されるのを防止するためのものである。
また上記左,右のヘッダ20a,20bの下側の外側コーナ部には面取り部20dがコーナをカットするように形成されており、これによりラジエータの配置によりバンク角が小さくなるのを回避している。
上記右ヘッダ20bの上側室20eに上記送水ホース19bの下流端が接続され、下側室20fに上記戻りホース19cの上流端が接続されている。これにより冷却水は、右ヘッダ20bの上側室20eからコア20cの上半部のウォータチューブ内を左方に流れ、左ヘッダ20aでユーターンし、下半部ウォータチューブ内を右方に流れ、右ヘッダ20bの下側室20fから冷却水ポンプ18に戻る。
また蒸発等でラジエータ20内の冷却水量が減少すると、ヘッドパイプ10の前側に配設された補給用タンク21内の冷却水が自動的に補給される。この補給用タンク21は、メインパイプ12のダウンパイプ部12a,足載部12bに沿うように配索された補給ホース23により上記ラジエータ20の左ヘッダ20aに接続されている。この補給用タンク21は、ヘッドパイプ10の前側に配置され、ボルト21aによりヘッドパイプ10に着脱可能に装着されている。なお、この補給用タンク21は周囲が車体カバー9の一部であるフロントカバー9aで覆われている。
本実施形態では、上記足載装置8のフートボード14の下側後端部にラジエータ20を配設したので、エンジンとの距離が最短となり、送水ホース19b,戻りホース19c等の冷却水経路を短縮でき、これらのホース長及び内部の冷却水量が少なくなった分だけ重量を軽減できる。
また例えばフートボード下側の前端部にラジエータを配置した場合、これとの干渉を避けるようにフレームを構成することが必要となり、足載スペースが制約を受ける懸念があるが、本実施形態ではフートボード14の下側後端部にラジエータを配置したので、フレームを変更する必要がなく、ラジエータの配置によって足載スペースが制約を受けることはない。
そしてフートボード14の下方を囲むアンダカバー22の左,右側壁22aに上記ラジエータ20に走行風を導く左,右開口22dを形成し、さらにガイド部22eを形成したので、フートボード下側の奥まった位置にラジエータ20を配置しながら走行風を十分に導くことができる。即ち、フートボード14の下側後部にラジエータ20を配置し、前後方向に比較的長いアンダカバー22の左,右側壁22aに上記開口22dを形成したので、この開口22dに走行風を導くための導風路の形状を上記左,右側壁22aの形状を自由に設定することにより、導風効率を向上できる形状に設定できる。その結果、足載部の下側後部という奥まった位置にラジエータ20を配置しながら走行風を確実にラジエータに導入できる。
またラジエータ20を車幅方向に長い形状とするとともに、車体フレーム2の立ち上がり部12c,13cの後側に、かつ該立ち上がり部12c,13cの傾斜角度に沿わせて配置したので、車体フレーム2とエンジンとの間の狭い空間に十分な放熱面積を有するラジエータ20を無理なく配置でき、例えばラジエータ20の配置によってフートボード14の高さが高くなったり、車体フレーム2の立ち上がり部12c,13cが急傾斜になったりするといった問題が発生することもなく、さらにまたロードクリアランスも確保できる。
また、ラジエータ20を傾斜配置したので、信号待ち等で停止している場合には、ラジエータ20の傾斜下面側の空気がラジエータ20の熱を吸引して上昇し、車体カバー9のラジエータ上方に形成された空気抜き穴9dから上方に排出されることとなり、停止中にもラジエータ20の冷却効果が得られる。
そして上記ラジエータ20をU字フロータイプとし、上記エンジンの右側(一側)に冷却水ポンプ18を配設し、該冷却水ポンプ18とエンジンの水冷ジャケット、該水冷ジャケットとラジエータ20、該ラジエータ20と冷却水ポンプ18を、該冷却水ポンプ18が配置されているのと同じ右側においてホース19a〜19cで連通接続したので、上記エンジンの左側(他側)でかつ上記ラジエータ20の左側部分の後方にエアクリーナ15の配置スペースを確保でき、エンジンの大型化を回避できる。
上記シート7の周囲下側は上記車体カバー9の一部を構成するサイドカバー9cによって囲まれており、該サイドカバー9c内には樹脂成形品である収納ボックス24が配設されている。上記シート7はこの収納ボックス24の前縁に形成されたヒンジ24aを支点にして上下に回動し、上記収納ボックス24の上端開口を開閉可能となっている。
上記収納ボックス24の底部24bは上記メインパイプ12のクッション支持部12d,サブパイプ13の囲繞部13d,及び前後のクロスパイプ13e,13fで囲まれた部分に位置している。また上記底部24bにはバッテリ収容部24cが下方に膨出するように形成されており、該バッテリ収容部24c内にはバッテリ25が収容され、その上側開口はリッド24dで開閉可能となっている。
そして上記収納ボックス24の後側には樹脂製の燃料タンク25がサブパイプ13の囲繞部13dで囲まれるように搭載されている。また収納ボックス24の右側壁とサイドカバー9c内との間の空間を利用して、樹脂製の潤滑油タンク26が搭載されている。この潤滑油タンク26は収納ボックス24の右側壁とサイドカバー9cとの隙間形状に合わせ、かつサイドパイプ13との干渉を回避するように形成された大略平板状のものである。該潤滑油タンク26の後端上部には給油部26aが車幅方向内側に延びるように延長形成されている。この給油部26aは上記燃料タンク25の上面の右前コーナ部に段落ち状に形成された段部25a上に重なるように位置している。なお、26c,25bは給油口を開閉するキャップであり、上記シート7を開くと外方に露出するようになっている。
このように潤滑油タンク26を収納ボックス24とサイドカバー9cとの隙間に配置し、その給油部26aのみを燃料タンク25の段部25a上に位置させるようにしたので、収納ボックス24とサイドカバー9cとの隙間といった狭いスペースを利用して潤滑油タンク26を配置でき、かつ補給作業時に何らかの特別な操作を必要とすることもない。この場合、潤滑油タンク26は、サブパイプ13との干渉を回避し得る形状に設定されているのであるがサブパイプ13が小径であることから潤滑油タンク26の容量がサブパイプでよって小さくなるといった問題を抑制できる。
本実施形態構造を備えたスクータ型自動二輪車の左側面図である。 上記自動二輪車の平面図である。 上記自動二輪車の斜視図である。 上記自動二輪車の車体フレームの斜視図である。 上記車体フレームの左側面図である。 上記車体フレームの平面図である。 上記自動二輪車の冷却装置の左側面図である。 上記冷却装置の平面図である。 従来の車体フレームの斜視図である。
符号の説明
1 自動二輪車
2 車体フレーム
5 操向ハンドル
6 エンジンユニット
6b シリンダ
7 シート
8 足載装置
20 ラジエータ
22 アンダカバー
22c 左,右開口

Claims (4)

  1. 車体フレームと、該車体フレームにより上下揺動自在に枢支されたエンジンユニットと、上記車体フレームのエンジンユニットの上方に配設されたシートと、該シートと操向ハンドルとの間に配設された低床の足載部とを備えたスクータ型自動二輪車であって、
    上記エンジンユニットは、クランクケース部の前壁にシリンダ及びシリンダヘッドを気筒軸線が略水平をなすよう積層した構造を有し、
    上記エンジンユニットの前方に配設されたラジエータをさらに備え、
    該ラジエータは、車両側方から見たとき、該ラジエータの上端が上記シリンダの上端より低所に位置するとともに、該ラジエータの下端が上記シリンダの下端より低所に位置し、
    該ラジエータは、車両側方から見たときに、該ラジエータの上端と下端との間の中心を通りかつ該ラジエータの長手方向と直交する仮想面が、上記シリンダを通らないように、後方斜め上方に傾斜して配置されていることを特徴とするスクータ型自動二輪車。
  2. 請求項1に記載のスクータ型自動二輪車において、
    上記車体フレームのラジエータ上方に位置する部分は、車両側方から見たとき、後方斜め上方に傾斜していることを特徴とするスクータ型自動二輪車。
  3. 請求項1に記載のスクータ型自動二輪車において、
    車両側方から見たとき、上記ラジエータの上端を通って路面と平行な平面は上記シリンダと重なっていることを特徴とするスクータ型自動二輪車。
  4. 請求項1に記載のスクータ型自動二輪車において、
    上記ラジエータの車幅方向左、右側方及び前方を覆うアンダカバーをさらに備え、
    該アンダカバーの前側壁には、走行風を導入するための左、右の開口が前輪の真後から左、右にずれるように形成されていることを特徴とするスクータ型自動二輪車。
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