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JP4728765B2 - 回転機 - Google Patents

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JP4728765B2
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Description

本発明は、モータや発電機等の回転機に関し、特にアマチュアコアの回転に伴って軸と軸受との間に発生する回転軸のがたつきによる騒音や、首を振りながら回る振れ回りを抑制することができるモータや発電機等の回転機に関する。
回転機のうち、モータを例にすると、一般的なモータにおいては、軸受と軸との焼き付けを防止するために、軸受と軸の間に適度のクリアランスが設けてある。このように軸受と軸の間にクリアランスを設けると、アマチュアコアが界磁マグネットの磁気吸引力により上記クリアランスの範囲内で振動し、軸が軸受に衝突して騒音が発生する。また、軸が首を振りながら回る振れ回りを起こす。
このような騒音や振れ回りを防止するために、既に提案がいくつかなされている(特許文献1〜3参照)。
そのうちの特許文献1(実開平01−113558号公報)の例は、2極鉄芯入りモータにおいて、N極とS極の磁束密度を変えて磁力の間に差がつくように構成し、一方のマグネット側へアマチュアコアを引き付け、そのアマチュアコアと一体の軸を軸受の一方側に引き付け、軸と軸受の間に所定のクリアランスがあっても、軸ががたつくことを防止し、騒音を軽減する小型モータである。
アマチュアコアを一方向へ引き付ける態様としては、アマチュアコアの軸方向の両端を同一のマグネットに引き付け、軸受で支持される軸の両側を同一方向に引き付ける場合と、アマチュアコアの軸方向の両側を互いに別のマグネットに引き付け、軸の両側を互いに逆方向に軸受に引き付ける場合とがある。
磁束密度を変えて磁力に差を設ける手段としては、孔、切欠、くぼみ等を形成した断面C型の複数のマグネットにより、アマチュアコアとマグネットとの間のギャップ差を不均一にし、或いは、断面C型の複数のマグネットの間隔を不均一に配置する手段がある。
特許文献2(実開昭62−115765号公報)の例は、2磁極3突極タイプのモータにおいて、N極とS極の磁力の間に差がつくように構成し、一方のマグネット側へアマチュアコアを引き付け、そのアマチュアコアと一体の軸を軸受の一方側に引き付け、軸と軸受の間に所定のクリアランスがあっても、軸ががたつくことを防止し、騒音を軽減する小型モータである。
磁力に差を設ける手段としては、回転軸の位置を一方の固定子側にずらしたり、両固定子の半径方向の厚みを異ならせたり、両固定子の円周上の配置位置を均等の位置からずらし、回転子に加わる固定子からの磁力の向きを一方向に偏倚させたり、両固定子自体の磁力に差を設けたりして、両固定子と回転子の間のギャップを異ならせ磁力の差を形成する手段をとる。
特許文献3(実開平06−060269号公報)の例は、アマチュアコアが固定された回転軸の両端を軸受で回転自在に支持してなる小型モータにおいて、アマチュアコアと対向するマグネットの着磁パターンを、アマチュアコアの回転駆動に寄与する部分の磁力のバランスがとれるように、一方、アマチュアコアの吸引に寄与する部分の磁力がアンバランスで回転軸を軸受内の一定方向に偏倚させるように形成した。
具体的には、マグネットにはS極の主磁極とN極の主磁極が周方向に同一幅で設けられ、これらの主磁極間には無着磁部が設けられている。ただし、S極の主磁極の両側の無着磁部には主磁極に隣接して補助磁極部が設けられている。補助磁極部は、S極の着磁部とN極の着磁部とからなり、これら着磁部は上記アマチュアコアの磁気中心線に対し線対称に設けられ、残りの部分は無着磁部となっている。これにより、一つ一つの補助磁極部におけるS極の着磁部とN極の着磁部とで磁力が互いに打ち消しあうため、アマチュアコアの回転駆動に寄与する磁力は主磁極の磁力でバランスがとれる。
また、補助磁極部の二つの着磁部の磁力はアマチュアコアに対しては吸引力として作用するとともに、上記二つの補助着磁部のパターンは回転方向にアンバランスに配置されているため、二つの補助着磁部によるアマチュアコアの吸引力を合成した吸引力は、回転軸を軸受内の一定方向に偏倚させる。
実開平01−113558号公報 実開昭62−115765号公報 実開平06−060269号公報
上記特許文献1および2は、2極3スロットのモータ構造が基になっている技術で、構造的にマグネット磁極N、Sに磁力のアンバランスをマグネット形状、マグネットとコアのエアーギャップを変えることで(NSマグネットの内径曲率を変える、マグネット磁気中心を対称位置にしない、NSマグネット開放角をかえる等)、N極、S極とコアに磁力差を設け、回転軸に側圧を加える構成になっている。
しかし、2極3スロットの構成で、回転軸に側圧を与えるために磁力のアンバランスを作り、磁力差で回転軸に側圧を与えると、例えば、BEMF(逆起電圧波形)、即ち、発電機の要領を応用するように、アマチュア組立(着磁されたマグネットを組込んだ状態)を外部駆動で回転させ、そのアマチュア組立の中にコアの1スロットにコイルを巻いたものを挿入し、コイルの巻始めと巻終わりから出力(発電波形)を取ると、磁力にアンバランスをもうけた分だけ磁力にアンバランスを設けなかったものに比べ発電波形に大きな差が出る。
同じように、マグネットのコイル(コアに巻回したコイル)に作用するトータルフラックスとしても大きな差が生じる。このように、発電波形の出力に差が出ると、コギングトルクの悪化、トルクリップルの悪化という問題が発生しトルクリップルが悪化することで、回転ムラが生じ、スピンドル系のモータでは使い勝手が悪<なる。また、フィード用モータ(ディスク記憶装置のヘッドを動かすモータ)ではコギングトルクにムラ(大小)ができると停止制御がし難く、制御性が悪くなる。
また、特許文献3(実開平6−60269号公報)は、上記2点の問題点を解決する手段として、モータ駆動のメインとなる磁気部は同じ磁力となるように配置し、磁極の切り替わる部分(モータ駆動には影響の少ない部分)に更に、細かく着磁(N極.S極、無着磁部)し、この部分の磁力で側圧を加える構成になっている。
この構成の場合、着磁工程が複雑となる。また、着磁ヨークは、内着で着磁するか、マグネット単品で着磁するしか手段は無く、小型モータには不向きな着磁構成になる。
以上述べた特許文献1〜3は、2極3スロットのため、磁極のN極とS極の間の間隔はかなり広く、これら磁極だけで軸に一定の側圧を加え続けることは難しい。このため、軸の両端部にそれぞれ別々の側圧を加える例が多い。磁極がリング状に形成される場合も、
同じようにN極とS極の間の間隔はかなり広くなり、同じことが云える。このことは、2極の場合には、軸に一定の側圧を加えることが難しいことを示す。
また、2極のため、トルクを発生させるための磁束密度特性が変動しやすく、コギングトルク等の回転ムラを発生する。
本発明の目的は、アマチュアコアを設けた回転軸を軸受で回転自在に支持してなる回転機において、アマチュアコアと対向するマグネットの着磁パターンを、アマチュアコアの回転駆動に寄与する部分の磁力のバランスがとれ、しかも、アマチュアコアの吸引に寄与する部分の磁力がアンバランスで回転軸を軸受の一定方向に偏って接触させるようにした回転機を提供することにある。
本発明の回転機は、同じ磁束密度の1対のマグネット(永久磁石)を一方(例えば、第1マグネット)のN極と他方(例えば、第2マグネット)のS極が同じ側を向くように組み合わせ、2対以上の任意対数の前記マグネットを均等な開き角度位置にマグネットの磁気中心を合わせて配置し、前記マグネットは磁束密度の値が異なる対を含み、磁束密度の値が他に比べて大きいマグネット対は回転軸を軸受に偏って接触させる方向に合わせて設けること(側圧機構を構成する)を特徴とする。その際、すべてのマグネットは均等な開き角度位置に配置される。磁束密度の値が前記大きいものに比べて小さいマグネット対は、前記大きいものを設けた残りの開き角度位置に配置する。
所定の開き角度で配置したマグネットに対し、アマチュアを前記マグネットの内側で回転させることも、外側で回転させることもできる。
特に、中心を向く側が互いに異なる磁極となるように設ける所定磁束密度の第1マグネットと第2マグネットを1対とし、2対以上の任意対数のマグネットを均等な開き角度位置にマグネットの磁気中心を合わせて配置する。前記マグネットは磁束密度の値が異なる対を含み、磁束密度の値が他の対に比べ大きいマグネット対は回転軸を軸受に偏って接触させる方向に合わせて設けることを特徴とする。
上記マグネットは回転軸の回転駆動と回転軸への側圧発生のための両方に兼用される。
前記回転機は、モータ(電動機)、発電機(ジェネレータ)等の永久磁石を組み込んで回転軸を回転させる機器を対象とする。
磁束密度の値は少なくとも2段階に設定されていれば良く、3段階以上に設定することもできる。
各マグネット(永久磁石)は例えば厚み方向にNS又はSN(磁極の向きが逆)と着磁されたものからなり、所定の作用を説明する場合には直接関係する片側の磁極名を用いて、例えばN極マグネット又はS極(磁極の向きが逆)マグネットと表示する。
固定子に対する回転子は、インナーロータ型でもアウターロータ型でもできる。マグネットは可動側又は固定側のいずれにも設けることができる。例えば、前記マグネットは前記回転軸に連結されたアマチュアを駆動するための界磁マグネットを構成すること、又は、前記回転軸と連結されたロータを構成することができる。
固着手段は振動に強い溶接手段、例えばスポット溶接、レーザ溶接等を用いる。
界磁マグネット(永久磁石)は、2対以上の任意の対数のマグネットを、軸中心におけ
る開き角を同じにし、円周上に均等に配置する。
本発明の側圧機構は、マグネットを単位体積あたり同じ強さで磁化したインナーロータ型の場合、モータや発電機等の回転機を対象とし、巻線コア(アマチュア巻線成形体)又はコイルを有するアマチュアコアを設けた回転軸と、前記回転軸を軸支する軸受と、前記巻線コア又はアマチュアコアに対向して円周上の等しい開き角度位置に配置されたN極マグネットとS極マグネットを1対として2対以上の対数のマグネット(永久磁石)を設けたモータフレームとを備えた回転機であって、N極とS極の対毎に、マグネットにおける巻線コア又はアマチュアコアの外周面に対向する面(回転軸方向の長さが同じ場合には円弧長)の大きさを変えて、アマチュアコアに作用する磁気吸引力を、回転軸まわりの所定の半径方向に働くように構成する。
また、マグネットにおける巻線コア又はアマチュアコアの外周面に対向する面を同じにして、マグネットの磁化の強さを異ならせるようにしても良い。
また、本発明のマグネットは、対単位で磁力の異なる磁性材料のマグネットを選択し、2対以上の磁力の異なる対のマグネットを組み合わせて側圧機構を構成することもできる。
本発明のコアレスモータ又はコアレス発電機は、巻線をコイル状に形成しそれをリング状に成形し回転子としたアマチュア巻線成形体を用いる回転機をいう。
本発明のスロットレスコアードモータ又は発電機は、上記コアレスモータ又はコアレス発電機における巻線をコイル状に形成しそれをリング状に成形したアマチュア巻線成形体に、バックヨークを設けた回転機をいう。いずれも詳しくは、実施例を参照されたし。
モータフレームは、基本形状を四角形とし、この四角形の各辺の一部を残しながら角部を内側に押し潰したモータフレームの断面形状を、隣接する辺の間を任意の形状の弧等で連結した形状としたものであったが、基本形状をこの四角形に限らず、2(n+1)角形とすることができる。但しnは1以上の正の整数とする。
具体的には、以下のようになる。
(1) 回転機は、同じ磁束密度の1対のマグネットを一方のN極と他方のS極が同じ側を向くように組み合わせ、2対以上の任意対数の前記マグネットを均等な開き角度位置にマグネットの磁気中心を合わせて配置し、前記マグネットは磁束密度の値が異なる対を含み、磁束密度の値が他の対に比べて大きいマグネット対は回転軸を軸受に偏って接触させる方向に合わせて配置することを特徴とする。
(2) 上記(1)記載の回転機は、中心を向く側が互いに異なる磁極となるように設ける所定磁束密度の第1マグネットと第2マグネットを1対とし、2対以上の任意対数のマグネットを均等な開き角度位置にマグネットの磁気中心を合わせて配置し、前記マグネットは磁束密度の値が異なる対を含み、磁束密度の値が他の対に比べて大きいマグネット対は回転軸を軸受に偏って接触させる方向に合わせて配置することを特徴とする。
(3) 上記(1)記載の回転機において、同じ磁束密度のN極マグネットとS極マグネットを1対として、2対以上の任意対数の前記マグネットを均等な開き角度位置にマグネットの磁気中心を合わせて配置し、前記回転軸を前記軸受の1部に偏って接触するように偏らせる方向のモータフレームに磁束密度が同じで大きいN極マグネットとS極マグネットの1対を設け、前記N極マグネットの磁束密度の合計と前記S極マグネットの磁束密度の合計の絶対値を同じ値になるようにしたことを特徴とする。
(4) 上記(1)乃至(3)のいずれか1項記載の回転機において、前記マグネット対は、少なくとも1対の磁束密度の値が他の対の磁束密度の値より大きくなるように、半径
方向の厚みが一定で円弧長が異なるように形成されていることを特徴とする。
(5) 上記(1)乃至(3)のいずれか1項記載の回転機において、前記マグネット対は、少なくとも1対の磁束密度の値が他の対の磁束密度の値より大きくなるように、半径方向の厚みが一定で円周方向の着磁幅が異なるように形成されていることを特徴とする。(6) 上記(1)乃至(3)のいずれか1項記載の回転機において、前記マグネットは、モータフレームの内側に設け、前記回転軸は、回転体に設けたことを特徴とする。
(7) 上記(6)記載の回転機において、前記回転体は、突極にコイルを設けたアマチュアコアを前記回転軸に設けた構成としたことを特徴とする。
(8) 上記(6)記載の回転機において、前記回転体は、アマチュア巻線成形体と、その内側に接してそれと一体に回転する可動バックヨークが設けられていることを特徴とする。
(9) 上記(6)乃至(8)のいずれか1項記載の回転機において、前記モータフレームは、その断面が2(n+1)角形に形成され、2(n+1)角形の各辺の一部を残しながら角部を内側に押し潰した形状の筒状部を有することを特徴とする。但しnは1以上の正の整数とする。
(10) 上記(1)乃至(9)のいずれか1項記載の回転機において、前記マグネットは前記回転軸を駆動するための界磁マグネットを構成することを特徴とする。
(11) 上記(1)又は(2)記載の回転機において、前記マグネットは前記回転軸と連結されたカップ状のロータヨークの円筒部の内側に設け、前記回転軸、前記ロータヨークとともに、ロータを構成することを特徴とする。
本発明の回転機は、N極マグネットとS極マグネットの1対を単位として、2対以上設ける回転機に適応するもので、同じ磁束密度の一対のN極マグネットとS極マグネットの磁束密度を他の対に比べて大きくし、磁力を強くすることにより、卜一タルのN極磁束密度とS極磁束密度の磁力アンバランスを無くし、3相(U相.V相.W相)の各コイルに発生する出力も同一にし、トルクリップルを悪化させること無く、回転軸に側圧を加えることができる。
図7は、トルクを発生するためのマグネット(永久磁石)のN極とS極の磁束密度が等しい場合と等しくない場合の説明図である。
図7(a)は、マグネット(永久磁石)のN極とS極の磁束密度が等しい場合の例であり、それぞれのN極とS極の発生磁界内で、突極に集中巻した3相(U相、V相、W相)巻線に3相全波駆動方式で駆動電流を流したときの発生トルクの角度変化を示す図である。
図7(b)は図7(a)のトルクリップルを説明する図である。
図7(c)は、マグネット(永久磁石)のN極とS極の磁束密度が等しくない場合の例であり、それぞれのN極とS極の発生磁界内で、突極に集中巻した3相(U相、V相、W相)巻線に3相全波駆動方式で駆動電流を流したときの発生トルクの角度変化を示す図である。
図7(d)は図7(c)のトルクリップルを説明する図である。
本発明は、磁束密度の等しいN極マグネットとS極マグネットの1対を単位とし、磁束密度の値の異なる対を2種類以上(好ましくは2種類)モータフレームに組み込んでアマチュアコア又はアマチュア巻線成形体に設けた可動バックヨークに働く吸引力を回転軸の1方側に偏らせる機構を有する。以下、磁束密度が2種類の場合について説明する。1対のN極とS極のそれぞれの磁束密度は同じにする。この特徴に注目し、N極とS極の磁束
密度が等しい場合のトルク特性の有利な点を図7(a)と図7(b)を用いて説明する。
例えば、集中巻におけるコイル(スロット、歯)数6、相数3、極数4の場合、磁束密度の異なる2種類のマグネット(磁束密度が大きいN極マグネットとS極マグネットの1対と、磁束密度が小さいN極マグネットとS極マグネットの1対)を用い、アマチュアコア又はアマチュア巻線成形体に設けた可動バックヨークに連結される回転軸を軸受の1部に偏って接触するように偏らせる方向のモータフレームに磁束密度が大きいN極マグネットとS極マグネットの1対を設け、残りの2マグネットには磁束密度が小さいN極マグネットとS極マグネットの1対を設ける。このようにマグネットを設けると、N極磁束密度の合計は、磁束密度が大きいN極マグネットの磁束密度と、磁束密度が小さいN極マグネットの磁束密度の合計となる。一方、S極磁束密度の合計は、磁束密度が大きいS極マグネットの磁束密度と、磁束密度が小さいS極マグネットの磁束密度の合計となる。一対のN極とS極の磁束密度は同じ値に設定してあるので、N極磁束密度の合計とS極磁束密度の合計は、極性は異なるが、絶対値は同じ値になる。その結果、コイルのU相、V相およびW相に働くトルク特性は図7(a)に示すようになる。図中、上側がN極側に働くトルクを表し、下側がS極側に働くトルクを表す。斜線部分が有効トルク領域になる。有効トルク領域は、トルク特性の内、隣接する相と切り替わる点以上の領域になる。このため、N極側とS極側の有効領域は同じになる。
図7(a)の特性をトルク0(ゼロ)の線で折り返すと図7(b)の(b−2)図の特性になる。
ところで、モータの回転中にトルクが一定でなく脈動(変動)する現象をトルクむら(トルクリップル:torque ripple)という。トルクむらの原因はさまざまだが鉄心の歯、スロット構造とマグネット(永久磁石)の相互作用によるものをコギングトルクという。
図7(b)の(b−2)図の特性のトルクリップルを求めると、一定のパターンを繰り返す図7(b)の(b−1)図の特性になる。このことは、変則的な変動を伴わず、比較的小さなトルクリップル特性を呈しているといえる。
一方、従来例である特許文献1〜3に示されるように、2極の場合、アマチュアコアに設けた回転軸を軸受の1部に偏って接触するように偏らせる方向の一方の極(例えばN極)の磁束密度を他方の極(例えばS極)の磁束密度より大きくすると、図7(c)に示されるように、トルク0(ゼロ)の線を境にしたN極側とS極側のトルク特性は、絶対値が同じ値にならなくなる。この図7(c)のトルク特性をトルク0の線を境に折り返すと図7(d)の(d−2)図のように最大値が変動する特性となる。このため、図7(d)の(d−1)図のようにトルクリップル特性を求めると、変動幅が大きく、しかも変動パターンもユニークな形状になっている。このことは、従来例の特許文献1〜3の2極の例では、トルクリップルが大きく、このため、トルク特性を改善しなければ使えないという問題がある。これに対し、本発明は上記のとおりこの問題点を解消することができる。
更に、本発明は、上記特許文献3に示されるような複雑な着磁をすることも無く、着磁方法も、内着磁、外着磁、モータフレーム組立着磁、モータ完成品着磁、のいずれの状態でも可能(1ピースマグネットでは、モータフレーム組立着磁、単品内着磁となる)となる。
本発明の実施の形態を図に基づいて詳細に説明する。
以下、回転機の例示としてインナーロータ型のモータを示す。
各マグネット(永久磁石)は例えば厚み方向にNS又はSN(磁極の向きが逆)と着磁されたものからなり、所定の作用を説明する場合には直接関係する片側の磁極名を用いて、例えばN極マグネット又はS極(磁極の向きが逆)マグネットと表示する。
図1は本発明の実施例1であるモータの構成図である。この実施例1ではアマチュアコアを有する場合を説明する。
図1(a)は回転軸の長さ方向に切断した断面図であり、図1(a)中、A−A線からB−B線までの間は図1(b)のD−D線で切った断面図、B−B線からC−C線までの間は図1(c)のE−E線で切った断面図、C−C線からエンドブロックまでの間は図1(d)のF−F線で切った断面図である。図1(b)は図1(a)のA−A断面図、図1(c)は図1(a)のB−B断面図、図1(d)は図1(a)のC−C断面図である。
本発明の側圧機構は、軸受に軸支された回転軸にアマチュアコアを設け、このアマチュアコアを囲むように対向して複数個のマグネット(永久磁石)に基づく磁極を設け、前記マグネットの内の対になるN極(例えば、第1マグネット)とS極(例えば、第2マグネット)の両マグネットにおける、アマチュアコアの外周面に対向する面の大きさを変えて、磁束密度を変えアマチュアコアに作用する磁気吸引力を、回転軸まわりの所定の半径方向に働くように構成する。
図1(a)のモータ1は、アマチュア組立体22とフレーム組立体23を有する。
アマチュア組立体22は、回転軸2と、この回転軸2に設けたアマチュアコア3と、アマチュアコア3における突極4の両側のスロット5に巻線を巻回したコイル6と、回転軸2に設けた整流子ユニット9を有する。
回転軸2に設けた整流子ユニット9には、限流用バリスタ7を搭載し、整流子片8を設ける。回転軸2はその一端をモータフレーム10の端板部11の中心開孔に装着した軸受12に軸支し、他端をエンドブロック13に装着した軸受14に軸支している。端板部11には、回転軸2を中心として対称位置に取付用のネジ孔15が設けられている。エンドブロック13には、ブラシ16を備えた端子17が設けられている。ブラシ16は整流子片8と接触するように配置されている。
モータフレーム10は、板厚一定で、断面が四角形の各辺18の一部を残しながら角部19を内側に押し潰した形状の筒状部20と、この筒状部20に連設される前記端板部11からなる。前記筒状部20の断面は隣接する辺18同士の間が円弧で連結されている。
モータフレーム10の筒状部20の形状を、基本的に、界磁マグネット21の着磁磁極数と同じ数の四角形にすることで、回転方向にsin波状磁化特性を得るための界磁マグネット21におけるマグネットの中心部の厚みを減らすことなく、モータの小型化を可能にする。
モータフレーム10の筒状部20の内側面に対し、アマチュアコア3の外側面を、最も近づいた位置、実施例1の場合各辺18の中央部分の位置で必要最小限のエアーギャップGのみが存在するように設定する。この設定は、図1の例では、各辺18の中央部分で行われる。
エアーギャップGは、主にモータフレーム10の内径精度とアマチュアコア3の外径精度の2点の部品の精度で決まる。このため、エアーギャップGは、実際の寸法としては、0.1mm〜0.5mm程度の値となる。
モータフレーム10の角部19の内側の円弧の半径は、回転軸2の中心から界磁マグネット21の回転軸2側の内側部21aの円弧面までの長さの5%から85%の間の任意の値に設定する。これにより、アマチュアコア3を界磁マグネット21による配置場所の制約を受けずに増大した構造として配置することができ、したがって、コイル6の巻回数を増加して発生トルクを増加することができる。好ましくは、上記モータフレーム10の角部19の円弧の内側の半径は、回転軸2の中心から界磁マグネット21の回転軸2側の内側部21aの円弧面までの長さの65%から85%の間の任意の値に設定する。
実施の態様は以下のようなものが好ましい。
モータフレームの形状は例えば以下の(1)〜(6)の態様をとる。
(1)回転軸2の中心からモータフレーム10の内側面10ifまでの半径を、回転軸2中心から界磁マグネット21の内側部21aである円弧面までの半径と同じにする。
(2)回転軸2の中心からモータフレーム10の内側面10ifまでの半径を、回転軸2の中心から界磁マグネット21の内側部21aである任意の曲率の円弧面までの最短半径と同じにする。
(3)四角形の各辺18の一部を残しながら角19を内側に押し潰したモータフレーム10の断面形状を、隣接する前記辺18の間を任意の形状の弧で連結した形状とする。
(4)四角形の各辺18の一部を残しながら角19を内側に押し潰したモータフレーム10の断面形状を、隣接する前記辺18の間を、前記円弧(回転軸中心から界磁マグネットの円弧面までの半径を有する)を形成する円弧の半径の長さに対して任意比率の円弧で連結した形状とする。
(5)四角形の各辺18の一部を残しながら角19を内側に押し潰したモータフレーム10の前記断面を、隣接する前記辺18の間を直線で連結した形状とする。
(6)四角形の各辺18の一部を残しながら角19を内側に押し潰したモータフレーム10の断面形状を、隣接する前記辺18の間を、回転軸2の中心から同心円状の弧で連結した形状とする。
モータフレーム10の端板部11と反対側の筒状部20の開放端には、エンドブロック13が装着される。
フレーム組立体23は、モータフレーム10と軸受12と界磁マグネット21からなる。
界磁マグネット21は、例えばネオジムマグネット(Nd−Fe−B)等で形成され、半径方向又は回転方向に着磁され、断面四角形の筒状部20の角部19に相互に離間して4個配置される。
界磁マグネット21の断面形状(回転軸2の長さ方向と直する面での断面形状)は、内側部(アマチュアコア3に近接する側)21aが円弧状に形成され、外側部21bがモータフレーム10の筒状部の内側面10ifに密着する形状に形成される。この内側部21aと外側部21bの間の連結部21cは、実施例1ではモータフレーム10の内側面10ifと直交する角度に形成されているが、任意の角度にもできる。界磁マグネット21は、モータフレーム10の内側面10ifとアマチュアコア3の半径方向最外側面との間のエアーギャップG内に、この界磁マグネット21の断面における円弧状となる内側部21aとモータフレームの内側面10ifに密着して設けられる外側部21bの各々を連結する連結部21cを有する。界磁マグネット21は、図1(a)に示すように、アマチュアコア3に対向するように筒状部20の長さ方向に配置される。
界磁マグネット21は、4極で構成され、回転軸2を軸受12と14の一部に偏って接触させるため、アマチュアコア3を任意のT方向(図1(c)および図1(d)参照)へ偏って吸引する磁束密度の大きなN極マグネット21MNL1(例えば、第1マグネット)およびS極マグネット21MSL1(例えば、第2マグネット)と、磁束密度の小さなN極マグネット21MNS1およびS極マグネット21MSS1からなる。特徴は、磁束密度の大きなものも磁束密度の小さなものもいずれもN極とS極の1対を単位として用いる点にある。磁束密度の大きなN極マグネット21MNL1とS極マグネット21MSL1の間に吸引方向Tがくるように配置する。各マグネットは、マグネットの円弧面の磁気中心が回転軸2の中心に対して均等な開き角となるように配置する。この例では、磁束密度を大きくするために、マグネットの円弧長(回転軸の長さ方向と直交する平面で切断した断面図における回転軸を中心としたマグネットの円周方向の長さ)を長くする。
特に、モータ1において、モータ特性に大きな影響を与える、界磁マグネット21の(BH)max(最大エネルギー積)と回転体の磁気構成部を構成するアマチュアコア3の外径寸法の関係を最適なものとするために、アマチュアコア3の外径をモータフレーム10の筒状部20の内径から必要最小限のエアーギャップGを除いた値まで大きくすることにより、アマチュアコア3の1スロット当たりの有効磁束を増大することができ、更に、アマチュアコア3のスロット5の巻線領域を稼ぎ、尚且つ、モータ部品として高価な界磁マグネット21の使用量を抑え、モータ形状の小型化を図りながらトルクを増加し、コストとモータ体積の低減を実現する。さらに、回転軸の振動を抑える。
なお、界磁マグネットの数は、2対(4極)以上、任意の(n+1)対数(2(n+1)極)にすることができる。但し、nは1以上の正の整数とする。
[フレーム形状およびスロット数の変更例]
図2は、本発明のモータにおけるモータフレーム形状およびスロット数を変更した実施例の断面図である。図中、巻線コイルは省略してある。図2(a)は4極5スロットの断面図、図2(b)は4極6スロットの断面図、図2(c)は、6極9スロットの断面図である。
本発明のモータ1は、図2中で符号の付いていない要素を図1の符号を用いて説明すると、四角形の各辺18aの一部を残しながら角部19aを内側に押し潰したモータフレーム10aの断面形状を、隣接する辺18aの間を任意の形状の弧で連結した形状としたものでもよく、また、四角形の各辺18aの一部を残しながら角部19aを内側に押し潰したモータフレーム10aの断面を、隣接する辺18aの間を界磁マグネット21の円弧面を形成する回転中心からの円弧の半径の長さに対して任意比率の円弧で連結した形状としたものでもよく、また、四角形の各辺18aの一部を残しながら角部19aを内側に押し潰したモータフレーム10aの断面を、隣接する辺18aの間を直線で連結した形状としたものでもよく、また、四角形の各辺18aの一部を残しながら角部19aを内側に押し潰したモータフレーム10aの断面を、nを1以上の正の整数とするとき、2(n+1)角形としたものであってもよい。
界磁マグネット21は、以下の図2(a)から図2(c)の例においても、モータフレーム10aの内側面10ifとアマチュアコア3の半径方向最外側面との間のエアーギャップG内に、この界磁マグネット21の断面における円弧状となる内側部21aとモータフレーム10aの内側面10ifに密着して設けられる外側部21bの各々を連結する連結部21cを有する。
なお、アマチュアコア3の形状も適宜変更することができる。実施例は4極5スロット、4極6スロット、6極9スロットに構成されているが、4極以上であれば問題はない。
図2(a)は、4極5スロットの例で、断面図で示すように、モータフレーム10aは、板厚一定で、断面が四角形の各辺18aの一部を残しながら角部19aを内側に押し潰した形状の筒状部20aと、この筒状部20aに連設される前記端板部11からなる。前記筒状部20aの断面は隣接する辺18a同士の間が円弧で連結されている。
界磁マグネット21は、内側部21aが円弧面で、外側部21bがモータフレーム10aに密着し、アマチュアコア3aの回転動作を妨害しないようにモータフレーム10aの角部19aに相互に離間して設けられ、モータ特性を維持するのに必要なマグネットの磁化特性を確保した形状とする。
界磁マグネット21は、4極で構成され、回転軸2を軸受12と14の一部に偏って接触させるため、アマチュアコア3aを任意のT方向(図2(a)参照)へ偏って吸引する磁束密度の大きなN極マグネット21MNL2およびS極マグネット21MSL2と、磁束密度の小さなN極マグネット21MNS2およびS極マグネット21MSS2からなる。
図2(b)は、4極6スロットの例で、断面図で示すように、突極の数が図2(a)の例と比べ6突極と増加する点で異なるが残りの構成は同じなので、説明は省略する。
図2(c)は本発明の他のモータフレーム形状の断面図である。
以上述べた実施例のモータフレームは、基本形状を四角形とし、この四角形の各辺18aの一部を残しながら角部19aを内側に押し潰したモータフレーム10aの断面形状を、隣接する辺18aの間を任意の形状の弧等で連結した形状としたものであったが、基本形状をこの四角形に限らず、2(n+1)角形とすることができる、但しnは1以上の正の整数とする。これにより、モータフレームの筒状部の基本形状(角部を潰す前の形状)は、例えば、四角形、六角形、八角形、・・にすることができる。
図2(c)の例は、上記nが2のときの六角形のモータフレーム10bを示す。6極9スロットに形成されている。六角形のモータフレーム10bの筒状部20bは、六角形の各辺18bの一部を残しながら角部19bを内側に押し潰したモータフレーム10bの断面形状を、隣接する辺18bの間を界磁マグネット21の内側部21aの円弧面を形成する円弧の半径の長さに対して任意比率の円弧で連結した形状としたものである。また、隣接する辺18bの間を直線で連結した形状としたものでもよい。
モータフレーム10bは各辺18bの角部(コーナー)19bの丸み(コーナーR)を、界磁マグネット21の内側部21aの円弧面の内半径(回転軸中心から界磁マグネットの円弧面までの半径方向の長さ)に対するコーナーRの半径の比率を5%〜85%の範囲に設定する。好ましくは、上記モータフレーム10bの角部19bの内側における円弧の半径は、回転軸2の中心から界磁マグネット21の回転軸2側の円弧面までの長さの65%から85%の間の任意の値に設定する。
以上の実施例に示すように、界磁マグネット21は、内側部21aが円弧面で、外側部21bがモータフレーム10a、10bに密着し、アマチュアコア3a、3b、3cの回転動作を妨害しないようにモータフレーム10a、10bの角部19a、19bに相互に離間して設けられ、モータ特性を維持するのに必要なマグネットの磁化特性を確保した形状とする。
モータフレーム10a、10bの内側面10ifとアマチュアコア3a、3b、3cの半径方向最外側面との間のエアーギャップG内に、この界磁マグネット21の断面における円弧状となる内側部21aとモータフレームの内側面10ifに密着して設けられる外側部21bの各々を連結する連結部21cを有する。なお、アマチュアコアの形状も適宜変更することができる。
図3は図2の各実施例の円筒状モータフレーム、円弧状マグネットの変更例であり、コイルを含む巻線が省略されている。図3(a)は4極5スロットの例の断面図である。図3(b)は4極6スロットの例の断面図である。図3(c)は6極9スロットの例の断面図である。
図3(a)と図3(b)の例は、一定厚みの円筒状モータフレーム10cの内側面に、半径方向の厚みが一定で円弧長が異なる2対のマグネットをそのマグネットの磁気中心が回転軸2の中心から均等開き角90°の位置に配置される。円弧長の長い方の1対のN極マグネット21MNL5とS極21MSL5を、回転軸2が軸受12、14の一部へ偏って接触するようにアマチュアコア3を吸引する円筒状モータフレーム10cの位置に配置する。円弧長の短い方の1対のN極マグネット21MNS5とS極マグネット21MSS5を、円弧長の長い方の1対のN極マグネット21MNL5とS極マグネット21MSL5に軸対称で、同じ開き角度90°の位置に配置する。
図3(c)では、一定厚みの円筒状モータフレーム10cの内側面に、半径方向の厚みが一定で円弧長が異なる3対のマグネットを回転軸2の中心から均等開き角60°で配置する。 円弧長の長い方の1対のN極マグネット21MNL6とS極マグネット21MSL6を、回転軸2が軸受12、14の一部へ偏って接触するようにアマチュアコア3を吸引する円筒状モータフレーム10cの位置に配置する。円弧長の短い方の2対のN極マグネット21MNS6、21MNS6とS極マグネット21MSS6、21MSS6を、円弧長の長い方の1対のN極マグネット21MNL6とS極マグネット21MSL6の開き角度60°と同じ開き角度でかつ全周に対し均等割りした位置に配置する。
以上の実施例は、磁極の円弧長を変えて磁束密度を変更し磁力を変えた例であったが、実施例4は着磁幅を変えて磁束密度を変更し磁力を変える例である。
図4は着磁幅を変える手段を説明する説明図である。図4(a)は、断面図であり、着磁手段の説明図(断面図)であり、図4(b)は着磁特性を表す図である。
図4(a)では、円筒状モータフレーム10cの内側面に半径方向厚み一定で開き角度90°の各着磁領域A〜Dを予め設け、内部に着磁内ヨーク41を図示のように配置する。着磁内ヨーク41の歯はその外周面の円弧長が異なる2種類(41a、41dと41b、41c)形成する。着磁内ヨーク41は、円弧長の長い1対の歯41aと41dと、円弧長の短い1対の歯41bと41cを、中心からの開き角が90°となるように90°間隔で全周に均等に配置する。各着磁内ヨーク41の各歯に巻回されるコイル28は同じ仕様になっている。
各着磁領域A〜Dが各歯(41a、41d、41b、41c)により着磁されると、図4(b)の特性が得られる。
図4(b)は、縦軸が磁束密度(次元T:テスラ)を表し、N極をプラスの値、S極をマイナスの値で表示している。横軸は図4(a)中の0°を起点にした時計回りの角度を表す。
角度が0°〜90°の範囲は着磁領域AのN極としての磁束密度特性を表し、90°〜180°の範囲は着磁領域BのS極としての磁束密度特性を表す。角度が180°〜27
0°の範囲は着磁領域CのN極としての磁束密度特性を表し、270°〜360°の範囲は着磁領域DのS極としての磁束密度特性を表す。着磁内ヨークの円弧長が長い歯で着磁した着磁領域AとDは図4(b)に示すように着領域BとCに比べ着領域が比較的広く磁束密度が大きな値に磁化されている。このように磁化されたマグネットを有する円筒状モータフレーム10c内にアマチュアコア(図示省略)を装着すると、アマチュアコアは着磁領域AとDの吸引力により着磁領域AとDの間の方向に吸引され、アマチュアコアの回転軸(図示省略)が軸受(図示省略)に偏って接触する。
図5は本発明のマグネット配置構成を適用したスロットレスコアードモータの断面図である。
図5(a)は図5(b)のI−I断面図、図5(b)は図5(a)のH−H断面図である。本発明のスロットレスコアードモータは本発明の回転機に含まれる。
スロットレスコアードモータ29のモータフレーム30は、筒状部31と、この筒状部31に連設される端板部32と、端板部32に連設される軸受支持部33からなる。軸受支持部33の内部には、回転軸2が、この軸受支持部33の上下端に分離して設けた2個の軸受34、35により回転自在に支持されている。回転軸2の一端は底板36に当接している。回転軸2には整流子モールド37が設けられている。
整流子モールド37は、例えば、フェノールジアリルフタレート等の熱硬化性樹脂からなる円盤状成形体で、モータフレーム30の軸受支持部33の周囲を囲繞するように設けた円筒部37aと、該円筒部37aの一端に連設され回転軸2に固定された内側環状板部37bと、円筒部37aの他端に半径方向外方に突設した外側環状板部37cとからなり、整流子39aとそれに連なりアマチュア巻線成形体38までの給電路となるライザ39bの一部を一体に埋め込み成形してある。ライザ39bの半径方向外は金属条片のタップ38aによりアマチュア巻線成形体38を電気的に接続すると共に必要な支持強度を持って支持している。
被膜形成工程において、外側環状板部37cの外側表面およびアマチュア巻線成形体38は外側面に熱硬化性樹脂を塗布し熱硬化して補強膜を設けタップ38aの耐震構造を構成することもできる。タップ38aとライザ39bの電気的接続は振動に強い溶接により行う。タップ38aは、短冊状に形成され、弾性を付与するために一部湾曲形状に形成されている。
回転軸2の制振機構の採用およびタップ38a自体並びにこれらタップ関連の構成により、タップ38aにかかる振動および応力を緩和してタップ38aの断線を防止することができる。
整流子39aと接触する一対のブラシ40は、底板36に固定した端子41に取り付けられている。
アマチュア巻線成形体38は、導線を巻回したコイルを扁平な円筒状に成形し樹脂固定し、途中からタップ38aをとってライザ39bに接続した構成をとる。
導線は、例えば、線状導体の外側に絶縁層が設けられ、該絶縁層の外側に熱融着層が設けられたものから構成する。
絶縁層は巻回したときに隣接する巻線同士の短絡を防ぐものであり、例えば、ポリウレタン等からなる。熱融着層は、巻線を円筒状に形成するために巻線同士を接着できるもの
であればよく、例えば、ホットメルト系樹脂が上げられる。この熱融着層によって巻線同士を融着する。
アマチュア巻線成形体38の外側面にエポキシ等の熱硬化性樹脂による補強層を設けても良い。
アマチュア巻線成形体38の内側に接して可動バックヨーク42が設けられ、該可動バックヨーク42は整流子モールド37の外側環状板部37cにより支持される。可動バックヨーク42は、磁性材で構成され、スロットを有さず、アマチュア巻線成形体38と同じく円筒形状に形成されている。
界磁マグネット43は、モータフレーム30の各辺44を連結する角部45のそれぞれに分離して配置される。
モータフレーム30は、板厚一定で、断面が四角形の各辺44の一部を残しながら角部45を内側に押し潰した形状の筒状部31と、この筒状部31に連設される端板部32と、端板部32に連設される軸受支持部33からなる。前記筒状部31の断面は隣接する辺44同士の間が角部45の円弧で連結されている。軸受支持部33は円筒状に形成される。
モータフレーム30の筒状部31の形状を、基本的に、界磁マグネット43の着磁磁極数と同じ数の四角形にすることで、界磁マグネット43の極の中心部の厚みを減らすことなく、モータの小型化を可能にできる。
モータフレーム30の筒状部31の内側面、特に辺44に対し、アマチュア巻線成形体38の外側面を、最も近づけると、実施例4の場合各辺44の中央部分の位置で両者の間に必要最小限のエアーギャップGのみを有するように設定することができる。この設定は、図5の例では、各辺44の中央部分で行われる。
エアーギャップGは、主にモータフレーム30の内径精度とアマチュア巻線成形体38の外径精度の2点の部品の精度で決まる。このため、エアーギャップGは、実際の寸法としては、0.1mm〜0.5mm程度の値となる。
モータフレーム30の角部45の内側の円弧の半径は、回転軸2中心から界磁マグネット43の回転軸2側の内側部43aの円弧面までの長さの5%から85%の間の任意の値に設定する。これにより、アマチュア巻線成形体38を界磁マグネット43による配置場所の制限を受けずに径を拡大した構造で配置することができ、したがって、巻線の巻回数を増加して発生トルクを増加することができる。好ましくは、上記モータフレーム30の角部45の内側の円弧の半径は、回転軸2中心から界磁マグネット43の回転軸2側の内側部43aの円弧面までの長さの65%から85%の間の任意の値に設定する。
界磁マグネット43は、例えばネオジムマグネット(Nd−Fe−B)等で形成され、半径方向又は回転方向に着磁され、断面四角形の筒状部31の角部45に相互に離間して配置される。
界磁マグネット43の断面形状は、内側部43a(アマチュア巻線成形体38に近接する側)が回転軸2中心からの半径で形成された円弧状を呈し、外側部43bがモータフレーム30の筒状部31の内側面31ifに密着した形状に形成される。この内側部43aと外側部43bの間の連結部43cは、実施例ではモータフレーム30の筒状部31の内側面31ifと直交する角度に形成されているが、任意の角度にもできる。界磁マグネット43は、モータフレーム30の内側面31ifとアマチュア巻線成形体38の半径方向最外側面との間のエアーギャップG内に、この界磁マグネット43の断面における円弧状
となる内側部43aとモータフレーム30の内側面31ifに密着して設けられる外側部43bの各々を連結する連結部43cを有する。
界磁マグネット43は、4極で構成され、回転軸2を軸受34と35の一部に偏って接触させるため、アマチュアコア3を任意のT方向(図5(b)参照)へ偏って吸引する磁束密度の大きなN極マグネット43MNL7およびS極マグネット43MSL7と、磁束密度の小さなN極マグネット43MNS7およびS極マグネット43MSS7からなる。
特徴は、磁束密度の大きなものも磁束密度の小さなものもいずれもN極とS極の1対を単位として用いる点にある。磁束密度の大きなN極マグネット43MNL7とS極マグネット43MSL7の間に吸引方向Tがくるように配置する。各マグネットは、マグネットの円弧面の中心が回転軸2の中心に対して均等な開き角となるように配置する。
特に、スロットレスコアードモータ29において、モータ特性に大きな影響を与える、界磁マグネット43の(BH)max(最大エネルギー積)と回転体の磁気構成部を構成するアマチュア巻線成形体38の外径寸法の関係を最適なものとするために、アマチュア巻線成形体38の外径をモータフレーム30の筒状部31の内径から必要最小限のエアーギャップGを除いた値まで大きくすることにより、アマチュア巻線成形体38の有効磁束を増大し、更に、アマチュア巻線成形体38の巻線領域を稼ぎ、尚且つ、モータ部品として高価な界磁マグネット43の使用量を抑え、モータ形状の小型化を図りながらトルクを増加し、コストとモータ体積の低減を実現する。
モータフレーム30および界磁マグネット43の構成は、上で述べたように種々変更することができる。
また、モータフレーム30の筒状部31の形状を、基本的に、界磁マグネット43の着磁磁極数と同じ数の四角形にすることで、sin波状磁化特性を達成するための界磁マグネット43のマグネットの中心部の厚みを減らすことなく、モータの小型化を可能にすることができる。
また、整流子モールド37の形状を、モータフレーム30の軸受支持部33の周囲を囲繞するように設けた円筒部37aと、該円筒部37aの一端に連設され回転軸2に固定された内側環状板部37bと、円筒部37aの他端に半径方向外方に突設した外側環状板部37cとより構成したので、整流子39aとブラシ40の接触空間を確保しながら、安定支持のために軸受34、35を離間して2個設けることができ、可動バックヨーク42の円筒部42aを軸方向に長く形成することができる効果を奏する。
磁束の透過経路を表示すると、例えばN極の界磁マグネット43MNL7からの磁束は、アマチュア巻線成形体38、可動バックヨーク42、アマチュア巻線成形体38、S極の界磁マグネット43MSL7、モータフレーム30の経路で磁束が透過する。この経路では、磁気抵抗の高いギャップは、マグネット43MNL7とマグネット43MSL7とアマチュア巻線成形体38の間のギャップのみのため、磁束密度の大きい、発生トルクの大きなモータを構成することができる。また、N極マグネット43MNL7とS極マグネット43MSL7による磁力によってアマチュア巻線成形体38と可動バックヨーク42をT方向へ吸引して、回転軸2を軸受34、35の一部に偏って接触させることができる。
図6は、本発明のマグネット構成を適用したアウターロータ型モータの断面図である。
図6(a)は図6(b)のK−K断面図、図6(b)は図6(a)のJ−J断面図であ
る。
アウターロータ型モータ48はロータ49とステータ50から構成される。
ロータ49は、界磁マグネット51、カップ状のロータヨーク52、回転軸53を有する。
界磁マグネット51は、その材質、磁化の強弱の設定、磁化領域の設定、等については上で述べたのでそれを援用し、ここでは説明を省略する。また、同じく、各界磁マグネットは、その磁気中心が均等な開き角度の位置に配置される。
界磁マグネット51は、4極で構成され、回転軸53を軸受58の一部に偏って接触させるため、アマチュアコア55を任意のT方向(図6(a)参照)へ偏って吸引する磁束密度の大きなN極マグネット51MNL8およびS極マグネット51MSL8と、磁束密度の小さなN極マグネット51MNS8およびS極マグネット51MSS8からなる。
但し、回転軸53と軸受58は、実際には、ロータ49が移動するため、前記T方向と軸中心で180°反対のP方向に偏って接触する。
ロータヨーク52は、磁路を構成する磁性材料で形成され、円板部52aと、その円板部52aの周辺に直角に連設される円筒部52bからなる。
円板部52aは中心に回転軸53を軸支する。円筒部52bは内側面52ifに界磁マグネット51を固着している。界磁マグネット51は回転軸53の長さ方向と平行に配置される。
ステータ50は、コイル54を設けたアマチュアコア55、基板56、軸受ブラケット57および1対の軸受58を有する。基板56は配線を施したものでもよい。
軸受ブラケット57は、磁性材料又は非磁性材料のいずれでも適用可能であり、取付用の基部59に円筒部60を連接して構成する。円筒部60の内部には軸受58が一対設けられている。円筒部60の外側面にアマチュアコア55を嵌合固着する。基板56の開口に軸受ブラケット57の基部59を当接するまで挿入し、基板56の反対側に突出した爪61を折り曲げて軸受ブラケット57を基板56に係止する。ステータ50の軸受58内にロータ49の回転軸53を挿通し組み立てる。
このように界磁マグネット51を設けたロータヨーク52が回転するように構成したので、回転軸53中心から各界磁マグネット51およびロータヨーク52までの半径がそれぞれ円周方向で同じになるので、回転に伴う振動が起きにくく、回転がスムース且つ静かになる。また、前記半径が比較的長くなるので、回転軸53が多少振動しても、前記半径が長くなった分影響が現れにくくなる。
以上の実施例はアウターロータ型のモータとして説明したが、回転軸に外部動力を加えて回転させれば、発電機としても構成できる。
以上、説明した構成は機能を変更せずに適宜組み合わせを変更することができる。
所定の開き角度で配置したマグネットに対し、アマチュアを前記マグネットの内側で回転させることも、外側で回転させることもできる。
本発明の実施例1であるモータの構成図である。 本発明の回転機におけるモータフレーム形状およびスロット数を変更した実施例の断面図である。 図2の各実施例の円筒状モータフレーム、円弧状マグネットの変更例であり、コイルを含む巻線が省略されている。 着磁幅を変える手段を説明する説明図である。 本発明のマグネット構成を適用したスロットレスコアードモータの断面図である。 本発明のマグネット構成を適用したアウターロータ型モータの断面図である。 トルクを発生するためのマグネットのN極とS極の磁束密度が等しい場合と等しくない場合の説明図である。
1 モータ
2、53 回転軸
3、3a、3b、3c、55 アマチュアコア
4 突極
5 スロット
6、28、54 コイル
7 バリスタ
8 整流子片
9 整流子ユニット
10、10a、10b、30 モータフレーム
10if,31if、52if 内側面
11、32 端板部
12、14、34、35、58 軸受
13 エンドブロック
15 ネジ孔
16、40 ブラシ
17、41 端子
18、44 辺
19、19a、19b、45 角部
20、20a、20b、20c、31 筒状部
21、21MNL1〜6、21MSL1〜6、21MNS1〜6、21MSS1〜6、43、43MNL7、43MSL7、43MNS7、43MSS7、51、51MNL8、51MSL8、51MNS8、51MSS8 界磁マグネット
21a、43a 内側部
21b、43b 外側部
21c、43c 連結部
22 アマチュア組立体
23 フレーム組立体
29 スロットレスコアードモータ
33 軸受支持部
36 底板
37 整流子モールド
37a 円筒部
37b 内側環状板部
37c 外側環状板部
38 アマチュア巻線成形体
38a タップ
39a 整流子
39b ライザ
42 可動バックヨーク
48 アウターロータ型モータ
49 ロータ
50 ステータ
52 ロータヨーク
56 基板
57 軸受ブラケット
59 基部
60 円筒部
61 爪
G エアーギャップ

Claims (11)

  1. 同じ磁束密度の1対のマグネットを一方のN極と他方のS極が同じ側を向くように組み合わせ、2対以上の任意対数の前記マグネットを均等な開き角度位置にマグネットの磁気中心を合わせて配置し、前記マグネットは磁束密度の値が異なる対を含み、磁束密度の値が他の対に比べて大きいマグネット対は回転軸を軸受に偏って接触させる方向に合わせて配置することを特徴とする回転機。
  2. 中心を向く側が互いに異なる磁極となるように設ける所定磁束密度の第1マグネットと第2マグネットを1対とし、2対以上の任意対数のマグネットを均等な開き角度位置にマグネットの磁気中心を合わせて配置し、前記マグネットは磁束密度の値が異なる対を含み、磁束密度の値が他の対に比べて大きいマグネット対は回転軸を軸受に偏って接触させる方向に合わせて配置することを特徴とする請求項1記載の回転機。
  3. 同じ磁束密度のN極マグネットとS極マグネットを1対として、2対以上の任意対数の前記マグネットを均等な開き角度位置にマグネットの磁気中心を合わせて配置し、前記回転軸を前記軸受の1部に偏って接触するように偏らせる方向のモータフレームに磁束密度が同じで大きいN極マグネットとS極マグネットの1対を設け、前記N極マグネットの磁束密度の合計と前記S極マグネットの磁束密度の合計の絶対値を同じ値になるようにしたことを特徴とする請求項1記載の回転機。
  4. 前記マグネット対は、少なくとも1対の磁束密度の値が他の対の磁束密度の値より大きくなるように、半径方向の厚みが一定で円弧長が異なるように形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の回転機。
  5. 前記マグネット対は、少なくとも1対の磁束密度の値が他の対の磁束密度の値より大きくなるように、半径方向の厚みが一定で円周方向の着磁幅が異なるように形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の回転機。
  6. 前記マグネットは、モータフレームの内側に設け、前記回転軸は、回転体に設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の回転機。
  7. 前記回転体は、突極にコイルを設けたアマチュアコアを前記回転軸に設けた構成としたことを特徴とする請求項記載の回転機。
  8. 前記回転体は、アマチュア巻線成形体と、その内側に接してそれと一体に回転する可動バックヨークが設けられていることを特徴とする請求項記載の回転機。
  9. 前記モータフレームは、その断面が2(n+1)角形に形成され、2(n+1)角形の各辺の一部を残しながら角部を内側に押し潰した形状の筒状部を有することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項記載の回転機。但しnは1以上の正の整数とする。
  10. 前記マグネットは前記回転軸を駆動するための界磁マグネットを構成することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項記載の回転機。
  11. 前記マグネットは前記回転軸と連結されたカップ状のロータヨークの円筒部の内側に設け、前記回転軸、前記ロータヨークとともに、ロータを構成することを特徴とする請求項1又は2記載の回転機。
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