JP4725251B2 - 光源点灯制御方法、光源点灯制御装置、および、プロジェクタ - Google Patents
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Description
プロジェクタに使用される光源ランプとして、高輝度および安定発光をさせるために、放電管内にハロゲンガスを封入した高圧水銀ランプ、および、メタルハライドランプ等が採用されている。
これに対し、絶縁破壊後から電極間の電圧が定格値に達するまでは、電極間を流れる電流を定格値で一定に制御する高圧放電灯の制御方法が提示されている(例えば、特許文献1参照)。
すなわち、特許文献1に示されるように、一定の定格電流を電極間に流しつづけると電極間の電圧は上昇する。しかし、電圧は定格値に達した後も上昇を続け、ある期間、定格値以上の電圧が電極間に印加される。引用文献1に記載の高圧放電灯の制御方法では、このような電圧のオーバーシュートによって、電極の磨耗が生じてしまうという課題がある。
これに対し、本発明では、グロー放電過程終了時から予め設定された時間が経過すると、電圧比較ステップにおいて、現在光源に印加されている電圧が定格電圧未満であるか否かを判定する。そして、定格電圧未満であると判定されると、電流増加ステップにおいて、光源に与えられる電流が増加される。すると、電流を増加させたことにより光源に印加される電圧の上昇率が大きくなり、光源に印加される電圧を定格電圧まで早く到達させることができる。
このように、本発明の光源点灯制御方法によれば、光源が安定放電に達するまでに時間を要する場合、電圧の上昇を急がせることができる。従って、光源の点灯の安定化に長時間かかることのないように点灯制御を行うことができる。
本発明では、電流を増加する際に、時定数を持たせて増加する。これにより、光源にかかる電力も序々に増加するため、光源の明るさも序々に増していくことになる。従って、本発明の光源点灯制御方法によれば、光源の明るさが急激に変化することを防ぐことができる。
すなわち、本発明の光源点灯制御装置は、高圧放電ランプからなる光源の点灯開始後から予め設定された所定期間が経過するまでの間、前記光源のグロー放電を発生させるグロー放電発生手段と、前記グロー放電発生後、前記光源に与えられる電流を制御し、前記光源に印加される電圧を定格電圧まで上昇させる立ち上がり期間制御手段と、前記光源に印加される電圧が前記定格電圧まで上昇されると、前記光源の定電力制御を行う定電力制御手段とを備え、前記立ち上がり期間制御手段は、前記グロー放電発生手段で前記光源に与えられた電流を所定の下げ幅で低減させた電流を与え、前記グロー放電発生過程終了からの経過時間を計時し、前記経過時間が予め設定された時間に達すると、その際に前記光源に印加されている電圧を計測し、計測された電圧が前記定格電圧未満であるか否かを判定し、計測された電圧が前記定格電圧未満であると判定されると、前記光源に与えられる電流を増加させることを特徴とする。
さらに、本発明のプロジェクタは、前記光源点灯制御装置を備えることを特徴とする。
本発明によれば、前述した作用および効果と同様の作用および効果を享受することができる点灯制御装置およびプロジェクタを提供することができる。
〔1.プロジェクタ1の内部構成〕
プロジェクタ1は、光源ランプ211から射出された光束を画像情報に応じて変調し、スクリーン等の投写面上に拡大投射する光学機器である。
図1は、プロジェクタ1の内部構成を示すブロック図である。
プロジェクタ1は、図1に示すように、光学エンジン2と、制御基板3と、電源ブロック4とを備えている。
図2は、プロジェクタ1に内蔵された光学エンジン2の光学系の構成を示す模式平面図である。
光学エンジン2は、図2に示すように、光源ランプ211から射出された光束を変調して、後述する制御基板3から入力される画像情報に応じた光学像を形成し、形成された光学像を投射レンズ26により拡大投射するものである。
このような光学エンジン2は、光源装置21と、インテグレータ照明光学系22と、色分離光学系23と、リレー光学系24と、光学装置25と、投射レンズ26と、これらを内部に収納する光学部品用筐体(図示省略)と、投射レンズ26を保持固定するヘッド体(図示省略)とを備えて構成されている。
本実施形態では、高圧水銀ランプを採用しているが、メタルハライドランプやハロゲンランプ等を採用することもできる。
また、リフレクタ212としては、放物面鏡を採用しているが、放物面鏡の代わりに、平行化凹レンズおよび楕円面鏡を組み合わせたものを採用してもよい。
第2レンズアレイ222は、第1レンズアレイ221と略同様な構成を有しており、小レンズがマトリクス状に配列された構成を有している。この第2レンズアレイ222は、重畳レンズ224とともに、第1レンズアレイ221の各小レンズの像を後述する液晶パネル251上に結像させる機能を有する。
光の光路の長さよりも長いため、光の発散等による光の利用効率の低下を防止するためである。すなわち、入射側レンズ241に入射した部分光束をそのまま、フィールドレンズ255に伝えるためである。なお、リレー光学系24には、3つの色光のうち赤色光を通す構成としたが、これに限らず、例えば、青色光、緑色光を通す構成としてもよい。
射出側偏光板253は、入射側偏光板252と略同様の構成であり、液晶パネル251の画像形成領域から射出された光束のうち、入射側偏光板252における光束の透過軸と直交する偏光軸を有する光束のみ透過させ、その他の光束を吸収するものである。
ヘッド体は、例えばアルミニウム合金またはマグネシウム合金等の金属材料から構成され、光学装置25および投射レンズ26を一体化するとともに、一体化した装置を光学部品用筐体に対して取付けるものである。
図1に戻って、制御基板3は、制御部31と、液晶パネル駆動用IC32と、インターフェイス33とを備えている
インターフェイス33には、コネクタ群が実装されていて、コネクタ群から入力する画像情報は、このインターフェイスを介して制御部に出力される。
制御部31は、検出された各種信号に応じて演算処理を行い、演算処理結果に基づく制御命令を各構成部材2、4に出力する。例えば、制御部31は、インターフェイス33を介して画像情報が入力すると、画像情報の演算処理を行い、演算処理結果に基づく制御命令を液晶パネル駆動用IC32に出力する。
液晶パネル駆動用IC32は、この制御命令に基づいて駆動信号を生成出力して各液晶パネル251(251R、251G、251B)を駆動させる。これにより、各液晶パネル251において画像情報に応じた光変調が行なわれ、光学像が形成される。
電源ブロック4は、図1に示すように、電源部41と、ランプ駆動部42とを備えている。
このうち、電源部41は、電源ケーブルを通して外部から供給された電力を、ランプ駆動部42や制御基板3等に供給するものである。
なお、電源ブロック4付近には、排気ファン(図示省略)が設けられており、プロジェクタ1内部の各構成部材を冷却した空気は、この排気ファンによって集められ、外部に排出される。
ランプ駆動部42は、前述した光源装置21に安定した電圧で電力を供給するための変換回路である。商用交流電流は、電源部41により整流され、さらに、ランプ駆動部42により変換され、直流電流や交流矩形波電流となって光源装置21に供給される。なお、ランプ駆動部42は、本発明の光源点灯制御装置に相当する。
図3は、ランプ駆動部42の構成を説明するための模式図である。
ランプ駆動部42は、図3に示すように、ダウンチョッパ51と、インバータブリッジ52と、イグナイタ53と、コントローラ54と、メモリ55とを備えている。
トランジスタ513は、コイル511およびダイオード512と接続される側とは反対側がグランドに接続されており、このトランジスタ513をスイッチング素子として利用することにより、入力した直流電流の一部がグランドに流れて、電圧が降下する。具体的には、このトランジスタ513のスイッチングスピードおよび時定数を制御することにより、入力した直流電圧を、所望の電圧に降下させることができる。
このブリッジ回路には、ダウンチョッパ51を経て整流された直流電流が入力され、トランジスタ521およびトランジスタ522にパルス信号を与えると、一対のトランジスタ521を含む経路と、一対のトランジスタ522を含む経路とが交互に短絡して電流が流れ、これにより、その間に接続された光源ランプ211に交流矩形波電流が流れるようになる。
このイグナイタ53は、本例では、図示を略したが、高圧パルス発生回路およびこの高圧パルス発生回路が一次側に接続されるパルストランスを備え、高圧パルス発生回路で発生した高電圧パルスを、パルストランスの二次側で昇圧し、昇圧した電圧を光源ランプ211に印加することにより、光源ランプ211の電極間の絶縁が破壊され、電気的導通が確保されて光源ランプ211が点灯を開始する。
コントローラ54は、図3に示すように、内部で実行可能なプログラムとして動作するチョッパ制御部541と、インバータ制御部542と、イグナイタ制御部543と、点灯起動検出部544と、ランプ電圧計測部545Aと、ランプ電流計測部545Bと、電流値制御部546と、および、定電力制御部547とを備えている。
イグナイタ制御部543は、イグナイタ53の動作制御を行う。イグナイタ制御部543は、プロジェクタ1に起動操作信号が入力されると、前述したイグナイタ53に制御信号を出力して、イグナイタ53を動作させる。
なお、イグナイタ53およびイグナイタ制御部543は、本発明のグロー放電発生手段に相当する。
なお、ランプ点灯命令とは、プロジェクタ1の筐体外部、または、リモートコントローラに設けられた電源キー(図示省略)の押下に応じて、制御基板3上の制御部31が、電源ブロック4へ出力する制御命令である。
ランプ電圧計測部545Aは、光源ランプ211の電極間に印加されている電圧(ランプ電圧)を計測する。
また、ランプ電流計測部545Bは、光源ランプ211を流れる電流(ランプ電流)を計測する。
このうち、電流値制御部546は、イグナイタ53によって光源ランプ211に高電圧が印加されてから、ランプ電圧が光源ランプ211の定格電圧に到達するまで、光源ランプ211に入力されるランプ電流の制御を行う。
そして、電流値制御部546は、グロー放電が終了すると、光源に入力されるランプ電流の電流値を低下させる。本実施形態では、予め設定された下げ幅で序々に低下させる。
この後、ランプ電圧が定格電圧に到達するまで、もしくは、後述する目標到達時間が経過するまで、電流値制御部546は、予め設定された電流値の値変化に従って、チョッパ制御部541に制御指令を出力する。
目標到達時間は、従来の光源点灯制御において、グロー放電が終了してから定格電圧が確保されるまでに要する一般的な時間である。すなわち、目標到達時間は、従来の光源点灯制御のデータを基に予め設定され、光源ランプ211の種類、仕様および使用環境に応じて適宜変更することができる。本実施形態では、目標到達時間を3分間としている。
電流値制御部546は、ランプ電圧が定格電圧未満であると判定すると、当初予定していた電流値の値変化を変更し、ランプ電流を定格電流に到達するまで上昇させる。本実施形態では、予め設定された時定数で序々に上昇させる。
なお、ダウンチョッパ51、チョッパ制御部541および電流値制御部546は、本発明の立ち上がり期間制御手段に相当する。
なお、ダウンチョッパ51、チョッパ制御部541および定電力制御部547は、本発明の定電力制御手段に相当する。
次に、ランプ駆動部42のコントローラ54が実行する光源点灯制御処理を、図4〜図6に基づいて説明する。
図4は、光源点灯制御処理を説明するためのフロー図である。
コントローラ54において、点灯起動検出部544は、制御部31から出力される制御命令を監視しており、ランプ点灯命令が出力されたか否かを判定している(S1)。ランプ点灯命令が出力されない場合、点灯起動検出部544は、制御命令の監視を続行する。
一方、ランプ点灯命令が出力された場合、イグナイタ制御部543は、イグナイタ53を駆動し、光源ランプ211の電極間に高電圧を印加する(S2)。さらに、電流値制御部546は、処理S2での高電圧印加と同時に、タイマを用いて計時を開始する(S3)。
一方、3秒間経過したと判定すると、電流値制御部546は、計時していた時間をリセットし、再び計時を開始する(S5)。さらに、電流値制御部546は、光源ランプ211に入力されるランプ電流I(図5)を、予め設定された下げ幅で低減させていく(S6)。
図5(A)の時間t−電流Iグラフ内のA期間に表されるように、処理S6によって、ランプ電流Iは、グロー放電終了時の電流値I0から序々に低下していく。また、このA期間では、図5(B)の時間t−電圧Vグラフに表されるように、放電管内の温度の上昇により、ランプ電圧Vが増加していく。
ランプ電圧が定格電圧Vrangeに到達した場合、処理S15へ移行し、定電力制御部547は、光源ランプ211の定電力制御を行う。
一方、ランプ電圧Vが定格電圧Vrangeに到達していない場合、電流値制御部546は、タイマにより計時される経過時間を監視し、3分間経過したか否かを判定する(S9)。3分間経過していないと判定した場合、ランプ電圧計測部545Aは、処理S7に戻り、ランプ電圧Vの計測を行う
一方、ランプ電圧Vが定格電圧Vrange未満であると判定された場合、電流値制御部546は、ランプ電流Iの値を定格電流Irangeに達するまで上昇させる(S12)。
さらに、処理S12でランプ電流Iが増加されたことから、図5(B)の時間t−電圧VグラフのB期間に表されるように、ランプ電圧Vは、A期間よりも大きい上昇率で増加していく。
すなわち、図5に示す時間t−電流Iグラフ、および、時間t−電圧Vグラフは、処理S8でランプ電圧Vが定格電圧Vrangeに到達していないと判定され、さらに、グロー放電終了時から3分経過後、処理S11でランプ電圧Vが定格電圧Vrange未満であると判定された場合のランプ電流Iおよびランプ電圧Vの時間変化を示したグラフである。
図5(A)の時間t−電流Iグラフ内のC期間に表されるように、定電力制御部547は、ランプ電圧Vおよびランプ電圧Iの変動に応じて、光源ランプ211にかかる電力が定格電力で維持されるように、ランプ電流Iを調節する。また、図5(B)の時間t−電圧Vグラフ内のC期間に表されるように、ランプ電圧Vは、定格電圧Vrangeに到達した後、定電圧特性を示す。なお、この処理S15は、本発明の定電力制御過程に相当する。
このうち、破線のグラフI1は、処理S8(図4)において、ランプ電圧Vが定格電圧Vrangeに到達したと判定された場合のランプ電流Iの値変化を示している。
これに対し、実線のグラフI2は、処理S8において、ランプ電圧Vが定格電圧Vrangeに到達していないと判定され、さらに、処理S11(図4)において、ランプ電圧Vが定格電圧Vrangeよりも小さいと判定された場合のランプ電流Iの値変化を示している。
そして、ランプ電圧Vが定格電圧Vrangeに到達すると、処理S15において、定電力制御部547は、光源ランプ211にかかる電力が一定に維持されるようランプ電流Iを制御する。このとき、定格電圧Vrangeに到達するまでのランプ電圧Vの上昇が緩やかであったため、定格電圧Vrange到達後のランプ電圧Vの飛び上がり(オーバーシュート)を抑えることができる。
従って、本実施形態の光源点灯制御方法によれば、ランプ電圧Vのオーバーシュートによる光源ランプ211の電極の磨耗を抑制することができる。
これに対し、本実施形態では、処理S9において、グロー放電終了時から目標到達時間の経過が判定されると、処理S11において、電流値制御部546は、現在のランプ電圧Vが定格電圧Vrangeに達しているか否かを判定する。そして、定格電圧Vrangeに達していないと判定されると、処理S12において、ランプ電流Iが増加される。ランプ電流Iが増加されることにより電圧Vの上昇率が大きくなり、定格電圧Vrangeに早く到達させることができる。
すなわち、本実施形態の光源点灯制御方法によれば、光源ランプ211が安定放電に達するまでに時間を要する場合、ランプ電圧Vの上昇を急がせることができる。従って、光源ランプ211の点灯の安定化に長時間かかることのないように制御することができる。
本発明を実施するための最良の構成などは、以上の記載で開示されているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、前記実施形態は、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、立ち上がり期間制御過程において、光源ランプ211に入力されるランプ電流Iを、図6に示す値変化で制御したが、本発明では、立ち上がり期間制御過程において、少なくとも、グロー放電終了時におけるランプ電流I0、および、定格電流よりも小さいランプ電流Iが光源ランプ211に入力される期間が存在すればよい。従って、電流値制御部546は、図7〜図10に示されるような値変化でランプ電流Iを制御してもよい。
また、前記実施形態では、電流値制御部546、定電力制御部547を含む種々の制御をコントローラ54内に展開されるプログラムとして構成していたが、本発明はこれに限らず、例えば、基板上に種々の回路素子を実装して構成することもできる。
例えば、ランプ電圧Vが定格電圧Vrangeよりも遥かに小さい値である場合、電流値制御部546は、小さな時定数で急激にランプ電流Iを増加させて、ランプ電圧Vの上昇を急がせればよい。一方、ランプ電圧Vが定格電圧Vrangeよりも僅かに小さい値である場合、電流値制御部546は、大きな時定数で緩やかにランプ電流Iを増加させ、電圧Vのオーバーシュートが発生しないように電圧Vを上昇させればよい。
また、これとは対照的に、本発明では、前記実施形態の処理S9で、グロー放電終了時から3分経過したと判定されると、処理S10および処理S11を行なわず、処理S12に移行して、すぐさまランプ電流Iの増加処理を行なうようにしてもよい。
Claims (4)
- 高圧放電ランプからなる光源の点灯開始後から予め設定された所定期間が経過するまでの間、前記光源のグロー放電を発生させるグロー放電発生過程と、
前記グロー放電発生過程後、前記光源に与えられる電流を制御し、前記光源に印加される電圧を定格電圧まで上昇させる立ち上がり期間制御過程と、
前記光源に印加される電圧が前記定格電圧まで上昇されると、前記光源の定電力制御を行う定電力制御過程とを備え、
前記立ち上がり期間制御過程は、
前記グロー放電発生過程で前記光源に与えられた電流を所定の下げ幅で低減させた電流を与える電流低減ステップと、
前記グロー放電発生過程終了からの経過時間を計時する計時ステップと、
前記経過時間が予め設定された時間に達すると、その際に前記光源に印加されている電圧を計測する光源電圧計測ステップと、
前記光源電圧計測ステップで計測された電圧が、前記定格電圧未満であるか否かを判定する電圧比較ステップと、
前記電圧比較ステップで、前記光源電圧計測ステップで計測された電圧が前記定格電圧未満であると判定されると、前記光源に与えられる電流を増加させる電流増加ステップと、を有することを特徴とする光源点灯制御方法。 - 請求項1に記載の光源点灯制御方法において、
前記電流増加ステップは、前記光源に与えられる電流を、時定数を持たせて増加させることを特徴とする光源点灯制御方法。 - 高圧放電ランプからなる光源の点灯開始後から予め設定された所定期間が経過するまでの間、前記光源のグロー放電を発生させるグロー放電発生手段と、
前記グロー放電発生後、前記光源に与えられる電流を制御し、前記光源に印加される電圧を定格電圧まで上昇させる立ち上がり期間制御手段と、
前記光源に印加される電圧が前記定格電圧まで上昇されると、前記光源の定電力制御を行う定電力制御手段とを備え、
前記立ち上がり期間制御手段は、
前記グロー放電発生手段で前記光源に与えられた電流を所定の下げ幅で低減させた電流を与え、
前記グロー放電発生過程終了からの経過時間を計時し、
前記経過時間が予め設定された時間に達すると、その際に前記光源に印加されている電圧を計測し、
計測された電圧が前記定格電圧未満であるか否かを判定し、
計測された電圧が前記定格電圧未満であると判定されると、前記光源に与えられる電流を増加させることを特徴とする光源点灯制御装置。 - 請求項3に記載の光源点灯制御装置を備えることを特徴とするプロジェクタ。
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