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JP4724381B2 - 表皮材を有するドアトリムの製造方法、および一体成形装置 - Google Patents

表皮材を有するドアトリムの製造方法、および一体成形装置 Download PDF

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JP4724381B2 JP2004166582A JP2004166582A JP4724381B2 JP 4724381 B2 JP4724381 B2 JP 4724381B2 JP 2004166582 A JP2004166582 A JP 2004166582A JP 2004166582 A JP2004166582 A JP 2004166582A JP 4724381 B2 JP4724381 B2 JP 4724381B2
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Description

本発明はドアトリムの製造方法および一体成形装置に係り、特に、裏面側へ突き出す凹部を有するとともにその凹部を含んで島状に表皮材が固着されているドアトリムの製造方法および一体成形装置に関するものである。
(a) 裏面側へ突き出してアームレスト部として用いられる凹部を有する板状の樹脂製基材と、(b) その樹脂製基材の表面に前記凹部を含んで島状に固着されるとともに、その樹脂製基材の表面に設けられた木目込み溝内に外周縁が位置させられる表皮材と、を有する自動車のドアトリムが知られている。図19はその一例で、(a) は車両用ドア10の内側面を示す図であり、樹脂成形品であるドアトリム12は、(a) におけるB−B断面を示す(b) から明らかなように、板状の樹脂製基材14と、その樹脂製基材14の表面に一体的に固着された表皮材16とを備えて構成されている。表皮材16は、裏面側へ突き出す凹部としてのアームレスト部18の上下に跨がって島状に設けられているとともに、樹脂製基材14には、その表皮材16の外周形状に沿って木目込み溝20が設けられ、表皮材16の外周縁はその木目込み溝20内に埋め込まれるようになっている。
そして、このようなドアトリムは、一般に、樹脂製基材の裏面形状に対応する成形面が設けられた第1成形型と、前記表皮材を含むドアトリムの表面形状に対応する成形面が設けられるとともに前記木目込み溝を形成する木目込み突起を有する第2成形型とを用いて一体成形されるようになっており、例えば特許文献1では、表皮材の外周縁の全周に位置決め凸部を設けて第1成形型の木目込み溝に対応する位置に位置決めした状態で、樹脂製基材を射出成形するようになっている。また、特許文献2には、表皮材の外周縁の一部または全周を第2成形型の木目込み突起に押圧する表皮押えピンを第1成形型に配設し、その表皮押えピンで表皮材を押えて位置決めした状態で両成形型を接近させて型締めするとともに、樹脂製基材を構成する合成樹脂材料を射出成形する際の樹脂圧力で表皮押えピンを第1成形型内に押し戻すようになっている。
特開平8−174585号公報 特開2001−341159号公報
しかしながら、表皮材の全周を木目込み溝に対応して位置決めする場合、表皮材は目的とする凹凸形状に相当する長さ寸法を有するため、表皮材を略平坦に延ばした状態では木目込み溝の間隔(直径など)よりも大きいのが普通であり、その表皮材の外周縁を全周に亘って木目込み溝に合わせて位置決めすることが困難な場合がある。
これに対し、例えば図20に示すように前記表皮材16の外周縁の一部をクランプ部材22により第1成形型である下型24に固定し、他端部については自由に変位できるようにすれば、第2成形型である上型26の接近に伴って、他端部(図20(a) における表皮材16の右端部)をクランプ部材22側(図20(a) における左側)へ引き込みつつ凹凸形状に倣って変形させられるため、面倒な位置決めが不要である。クランプ部材22は、例えば(b) に示すように略長方形の表皮材16の一辺16a(図では、ドアトリム12の上側に位置する長辺)に沿って複数設けられ、例えば前記特許文献1と同様にクランプ部材22を上下動させることにより、収容穴28との間に表皮材16の位置決め凸部を挟み込んで固定するように構成される。なお、図20の(b) は、下型24上に載置される表皮材16とクランプ部材22との位置関係を示す平面図で、(a) は(b) におけるA−A断面に相当する図であり、その(a) の符号30は木目込み溝を形成するための木目込み突起である。
しかしながら、このように表皮材16の一部だけを固定した場合、自由端側の他端部の引込みが成り行き任せであるため、表皮材16の自重で凹所内に余分に落ち込んだり、温度や湿度、表皮材16の物性の個体差などにより滑り易さが変化したりすることにより最終的な端末位置がばらつき、図21の(a) に示すように過大に引き込まれたり、図21の(b) に示すように引込みが不足したりして、その端末がドアトリム12の表面に露出する木目込み不良を生じることがあった。また、引込み不足の場合には、表皮材16が過大に伸び変形させられるなどして、例えば図22の(a) に示すように凸R形状のコーナー部(矢印参照)などで表皮材16に合成樹脂材料が含浸して表面に滲み出したり、表皮材16が損傷したりする可能性がある一方、引込み過多の場合には、図22の(b) に示すように表皮材16が余ってたるみシワ(矢印参照)が発生することがある。
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、表皮材の周縁部が表面に露出する木目込み不良を生じることがないように、その表皮材を簡単に位置決めして樹脂製基材と一体成形できるようにすることにある。
かかる目的を達成するために、第1発明は、(a) 裏面側へ突き出してアームレスト部として用いられる凹部を有する板状の樹脂製基材と、(b) その樹脂製基材の表面に前記凹部を含んで島状に固着されるとともに、その樹脂製基材の表面に設けられた木目込み溝内に外周縁が位置させられる表皮材と、を有する自動車のドアトリムを、(c) 前記樹脂製基材の裏面形状に対応する成形面が設けられた第1成形型と、前記表皮材を含むそのドアトリムの表面形状に対応する成形面が設けられるとともに前記木目込み溝を形成する木目込み突起を有する第2成形型とを用いて一体成形する製造方法であって、(d) 前記表皮材の所定の固定端部を前記第1成形型の前記木目込み溝に対応する位置に位置決めする表皮材配置工程と、(e) 前記表皮材のうち、前記第1成形型と前記第2成形型との接近に伴ってその表皮材が前記凹部の形状に沿って変形させられる際に前記固定端部側へ引き込まれる部分に位置する押圧部を、その第2成形型に対して進退可能に第1成形型に設けられた押圧部材によりその第2成形型の成形面に押圧し、その表皮材が所定の張力で前記固定端部側へ引き込まれるようにする引込み制限工程と、(f) 前記第1成形型の成形面と前記表皮材との間に合成樹脂材料を供給し、その表皮材を前記第2成形型の成形面に押圧して成形すると同時に前記樹脂製基材を成形する成形工程と、を有することを特徴とする。
第2発明は、(a) 裏面側へ突き出してアームレスト部として用いられる凹部を有する板状の樹脂製基材と、(b) その樹脂製基材の表面に前記凹部を含んで島状に固着されるとともに、その樹脂製基材の表面に設けられた木目込み溝内に外周縁が位置させられる表皮材と、を有する自動車のドアトリムを、(c) 前記樹脂製基材の裏面形状に対応する成形面が上向きに設けられた下型と、前記表皮材を含むそのドアトリムの表面形状に対応する成形面が下向きに設けられるとともに前記木目込み溝を形成する木目込み突起を有する上型とを用いて一体成形する製造方法であって、(d) 前記表皮材を前記下型の成形面上に載置するとともに、その表皮材の所定の固定端部を前記木目込み溝に対応する位置に位置決めする表皮材配置工程と、(e) 前記表皮材のうち、前記下型と前記上型との接近に伴ってその表皮材が前記凹部の形状に沿って変形させられる際に前記固定端部側へ引き込まれる部分に位置する押圧部を、その下型に上下方向の移動可能に設けられた押圧部材により上方へ持ち上げて前記上型の成形面に押圧し、その表皮材が所定の張力で前記固定端部側へ引き込まれるようにする引込み制限工程と、(f) 前記下型の成形面と前記表皮材との間に合成樹脂材料を供給し、その表皮材を前記上型の成形面に押圧して成形すると同時に前記樹脂製基材を成形する成形工程と、を有することを特徴とする。
上記第2発明は、実質的に第1発明の一実施態様に相当するもので、下型は第1成形型に相当し、上型は第2成形型に相当する。
第3発明は、第2発明の製造方法において、前記引込み制限工程では、前記表皮材を前記木目込み突起の内側であってその木目込み突起の近傍部分に押圧するとともに、その表皮材の端末がその木目込み突起付近に達したら押圧力を大きくしてそれ以上の引込みを阻止することを特徴とする。
第4発明は、第2発明の製造方法において、前記引込み制限工程では、前記表皮材のうち前記凹部に位置する部分を持ち上げて前記上型の成形面に押圧することを特徴とする。
第5発明は、(a) 裏面側へ突き出してアームレスト部として用いられる凹部を有する板状の樹脂製基材と、(b) その樹脂製基材の表面に前記凹部を含んで島状に固着されるとともに、その樹脂製基材の表面に設けられた木目込み溝内に外周縁が位置させられる表皮材と、を有する自動車のドアトリムを、(c) 前記樹脂製基材の裏面形状に対応する成形面が設けられた第1成形型と、前記表皮材を含むそのドアトリムの表面形状に対応する成形面が設けられるとともに前記木目込み溝を形成する木目込み突起を有する第2成形型とを用いて一体成形する装置であって、(d) 前記第1成形型に配設され、前記表皮材の所定の固定端部を前記木目込み溝に対応する位置に位置決めする位置決め装置と、(e) 前記第2成形型に対して進退可能に前記第1成形型に設けられ、その第2成形型に向かって突出させられることにより、前記表皮材のうち、その第1成形型と第2成形型との接近に伴ってその表皮材が前記凹部の形状に沿って変形させられる際に前記固定端部側へ引き込まれる部分に位置する押圧部を、その第2成形型の成形面に押圧する押圧部材と、(f) その押圧部材を前記第2成形型に向かって突出させて前記表皮材の前記押圧部をその第2成形型の成形面に所定の押圧力で押圧するとともに、その第2成形型と前記第1成形型との接近時には、その表皮材の押圧状態を維持しつつその押圧部材をその第1成形型に対して相対移動させ、その表皮材が前記凹部の形状に沿って変形させられる際に、その表皮材が所定の張力で前記固定端部側へ引き込まれるようにする押圧装置と、(g) 前記第1成形型に設けられたゲートから前記樹脂製基材を構成する合成樹脂材料を前記表皮材との間に射出する射出装置と、を有することを特徴とする。
第6発明は、(a) 裏面側へ突き出してアームレスト部として用いられる凹部を有する板状の樹脂製基材と、(b) その樹脂製基材の表面に前記凹部を含んで島状に固着されるとともに、その樹脂製基材の表面に設けられた木目込み溝内に外周縁が位置させられる表皮材と、を有する自動車のドアトリムを、(c) 前記樹脂製基材の裏面形状に対応する成形面が上向きに設けられた下型と、前記表皮材を含むそのドアトリムの表面形状に対応する成形面が下向きに設けられるとともに前記木目込み溝を形成する木目込み突起を有する上型とを用いて一体成形する装置であって、(d) 前記下型に配設され、前記表皮材の所定の固定端部を前記木目込み溝に対応する位置に位置決めする位置決め装置と、(e) 前記下型に上下方向の移動可能に設けられ、上方へ突き出されることにより、前記表皮材のうち、前記下型と前記上型との接近に伴ってその表皮材が前記凹部の形状に沿って変形させられる際に前記固定端部側へ引き込まれる部分に位置する押圧部を、持ち上げて前記上型の成形面に押圧する押圧部材と、(f) その押圧部材を上方へ突き出して前記表皮材の前記押圧部を前記上型の成形面に所定の押圧力で押圧するとともに、その上型と前記下型との接近時には、その表皮材の押圧状態を維持しつつその押圧部材をその下型に対して相対移動させ、その表皮材が前記凹部の形状に沿って変形させられる際に、その表皮材が所定の張力で前記固定端部側へ引き込まれるようにする押圧装置と、(g) 前記下型に設けられたゲートから前記樹脂製基材を構成する合成樹脂材料を前記表皮材との間に射出する射出装置と、を有することを特徴とする。
上記第6発明は、実質的に第5発明の一実施態様に相当するもので、下型は第1成形型に相当し、上型は第2成形型に相当する。
第7発明は、第6発明の一体成形装置において、(a) 前記押圧部材は、前記表皮材を前記木目込み突起の内側であってその木目込み突起の近傍部分に押圧するように配設されており、(b) 前記押圧装置は、前記表皮材の端末が前記木目込み突起付近に達したら押圧力を大きくしてそれ以上の引込みを阻止することを特徴とする。
第8発明は、第7発明の一体成形装置において、前記押圧装置は、前記表皮材の端末が前記木目込み突起付近に達したか否かを検出する端末検出装置を備えており、その端末検出装置によりその端末がその木目込み突起に達したことが検出されたら前記押圧力を大きくしてそれ以上の引込みを阻止することを特徴とする。
第9発明は、第6発明の一体成形装置において、前記押圧部材は、前記表皮材のうち前記凹部に位置する部分を持ち上げて前記上型の成形面に押圧するように配設されていることを特徴とする。
第1発明の製造方法によれば、表皮材の所定の固定端部が第1成形型に位置決めされる一方、その固定端部以外の所定の押圧部が第2成形型の成形面に押圧され、その第1成形型および第2成形型の接近に伴って表皮材が凹部の形状に沿って変形させられる際に、その表皮材が所定の張力で固定端部側へ引き込まれるため、表皮材が自重などで余分に引き込まれる恐れがなくなり、前記図21の(a) に示すように引込み過多によって端末(周縁部の一部)がドアトリムの表面に露出したり、図22(b) のようにたるみシワが発生したりすることが防止される。また、表皮材の外周縁の一部である固定端部を第1成形型の所定位置(木目込み溝に対応する位置)に位置決めするだけで良いため、全周の位置決めが困難な場合でも簡単に高い精度で位置決めを行うことが可能で、表皮材配置工程の自動化が容易になる。
第2発明〜第4発明は、実質的に第1発明の一実施態様に相当するもので、第1発明と同様の効果が得られる。特に、第3発明では、表皮材を木目込み突起の内側であってその木目込み突起の近傍部分に押圧するとともに、その表皮材の端末(自由端側の外周縁)がその木目込み突起付近に達したら押圧力を大きくしてそれ以上の引込みを阻止するため、引込み過多による木目込み不良を良好に防止できる。
第5発明〜第9発明の一体成形装置は、第1発明〜第4発明の製造方法を好適に実施できる製造装置に関するもので、それ等の第1発明〜第4発明と同様の作用効果が得られる。
特に第8発明では、端末検出装置により表皮材の端末が実際に木目込み突起付近に達したか否かを検出して、押圧力を大きくすることにより表皮材のそれ以上の引込みを阻止するようになっているため、例えば雰囲気温度や湿度、金型温度等の環境条件、或いは表皮材の物性の個体差などにより表皮材の寸法がばらついたり滑り易さが変化したりする場合でも、表皮材の寸法のばらつきを考慮して表皮材の寸法を小さ目に設定することにより、前記図21の(b) に示すように引込み不足により端末がドアトリムの表面に露出することが防止され、引込み過多および引込み不足による木目込み不良を共に防止することができる。表皮材の寸法は、小さ過ぎて前記図22(a) に示すように合成樹脂材料が表皮材に含浸して表面に滲み出したり表皮材が損傷したりすることがないように、表皮材の材質等を考慮して適宜定められる。
本発明は自動車のドアトリムに関するものである。樹脂製基材や表皮材としては、一般に使用される種々の材料を用いることが可能で、表皮材としては例えば織布、編布、不織布、塩化ビニル・TPO等のレザー、軟質系フィルムなどが用いられる。また、単層体であっても積層体であっても良く、上記表皮材にクッション層としてウレタンやPPフォーム等を固着したものでも良い。更に、裏打ちとしてPET、PA、PP等の織布、編布、不織布等を用いることもできる。
表皮材の外周縁は、例えばその全周に亘って樹脂製基材の木目込み溝内に埋め込まれるが、外部から見えない部分など一部が樹脂製基材の表面に露出していても差し支えない。また、表皮材は完全に島状である必要はなく、外周縁の一部が樹脂製基材の外周縁と一致する半島状であっても良い。
第2発明および第6発明では、下型と上型とを上下方向へ相対移動させて成形するようになっており、下型の成形面上に表皮材が略水平に載置されるが、第1発明および第5発明では、第1成形型および第2成形型を水平方向へ移動させて成形するなど種々の態様が可能である。第1成形型の成形面が垂直に立っている場合には、表皮材は、例えば固定端部が鉛直方向の上部側に位置し、他端部(自由端)側が自重によって下方へ垂れ下がった姿勢で配置される。
固定端部を位置決めする位置決め装置は、例えば(a) 第1成形型の成形面に設けられた収容穴と、(b) その収容穴内に嵌合可能に配設されるとともに、移動装置により移動させられてその収容穴内に嵌合されることにより、その収容穴との間に表皮材の固定端部を挟み込んで位置決めするクランプ部材とを有して構成される。位置決め装置は、必要に応じて複数設けられるとともに、表皮材の固定端部には、必要に応じて位置決め用の凸部が設けられる。
下型の成形面上に表皮材を自動的に配置する場合、例えば表皮材の複数箇所を負圧により吸着したり把持爪で把持したりすることにより略平坦に拡げた状態で保持する保持装置を用いて、その下型上まで搬送し、負圧を解除したり把持爪を開いたりして、略平坦に拡げた状態で下型の成形面上の所定位置に載置するように構成される。
引込み制限工程では、常に一定の押圧力で表皮材を押圧するようにしても良いが、雰囲気温度や湿度、金型温度等の環境条件で表皮材の寸法や引込み易さが変化する場合には、その環境条件に応じて押圧力すなわち表皮材に生じる張力を調整して、自由端側の端末が確実に木目込み溝内に位置するようにすることも可能である。
押圧部材により表皮材を第2成形型に押圧する押圧装置は、例えばスプリングやガス圧(エア圧など)などの付勢手段で押圧力を発生するとともに、第1成形型と第2成形型の接近に伴ってスプリングの変形やガスの圧縮により押圧部材が第1成形型に対して機械的に相対移動することを許容するように構成されるが、押圧部材が第2成形型と同期して移動するように送りねじ機構などで電気的に移動させることもできる。押圧部材を流体圧(エア圧など)で押圧する場合には、第1成形型と第2成形型との接近に拘らず流体圧(押圧力)が一定に維持されるように圧力制御弁などで圧力調整することも可能である。
押圧部材は、第1成形型(下型)および第2成形型(上型)の接近離間方向と平行な方向の移動可能に設けられ、第7発明では木目込み突起の内側であって木目込み突起の近傍部分に押圧するように配設され、第9発明では凹部に位置する部分を持ち上げて上型に押圧するように配設されるが、その両方に設けることもできるし、各々について複数設けることもできるなど種々の態様が可能である。
第7発明では、表皮材の端末(自由端側の外周縁)が木目込み突起付近に達したら押圧力を大きくするようになっているが、第6発明の実施に際しては、そのような押圧力の制御は必ずしも必要ない。
第8発明では、端末検出装置により表皮材の端末が木目込み突起付近に達したか否かを検出するようになっているが、第7発明では、例えば上型と下型との接近ストロークが予め定められた所定のストロークに達したら、表皮材の端末が木目込み突起付近に到達したと判断して押圧力を大きくするようにしても良い。
第8発明の端末検出装置としては、例えば型内または型外に設置した画像認識装置、或いは圧力センサ(感圧センサ)や光センサなどを用いることが可能で、表皮材の有無から端末を検出することができる。
成形工程では、例えば第1成形型(下型)と表皮材との間に溶融した合成樹脂材料を射出して樹脂製基材を射出成形すると同時に表皮材を成形するが、合成樹脂材料を射出して成形キャビティ内に充填した後に更に第1成形型(下型)と第2成形型(上型)とを接近させて加圧する射出圧縮成形を行うことも可能である。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、前記ドアトリム12を製造するための一体成形装置40を説明する図で、(a) は下型42および上型44の断面を含む概略構成図で、(b) は下型42に配設されるクランプ部材46および表皮押え駒48と表皮材16との位置関係を示す平面図であり、(a) は(b) におけるA−A断面に相当する図である。下型42および上型44はそれぞれ第1成形型、第2成形型に相当し、下型42は位置固定に配設されているとともに、ドアトリム12の裏面形状に対応する成形面50が上向きに設けられている一方、上型44には表皮材16を含むドアトリム12の表面形状に対応する成形面52が下向きに設けられているとともに、下型42の上方に配設され、図示しない駆動装置によって上下方向へ直線往復移動させられることにより、下型42に対して接近離間させられるようになっている。下型42の成形面50は、裏面側へ突き出す凹部としての前記アームレスト部18に対応する凹所を備えているとともに、その凹所内および表皮材16の外側に位置する複数箇所に開口するように複数のゲート54が設けられ、射出装置56から樹脂製基材14を構成する合成樹脂材料が供給されるようになっている。また、上型44の成形面52は、アームレスト部18に対応する凸部を備えているとともに、表皮材16の外周縁を樹脂製基材14内に埋め込むための前記木目込み溝20を形成するための木目込み突起58が、その凸部を囲むように環状に設けられている。
前記クランプ部材46は、略長方形の表皮材16の一辺16aを木目込み溝20に対応する位置に位置決めするためのもので、その一辺16aに沿って複数設けられているとともに、下型42には、それ等のクランプ部材46を収容するための複数の収容穴60が設けられている。クランプ部材46は、エアシリンダ等の上下移動装置62によって上下方向へ移動させられるようになっており、図2に一点鎖線で示すように上方へ突き出された状態で表皮材16が成形面50上に載置された後、下方へ引き込まれて実線で示すように収容穴60内に収容されることにより、表皮材16の一辺16aに設けられた位置決め凸部を収容穴60との間に挟み込んで位置決めする。表皮材16の一辺16aは固定端部に相当し、クランプ部材46、収容穴60、および上下移動装置62によって、表皮材16の固定端部を位置決めするための位置決め装置64が構成されている。なお、成形面50には、木目込み突起58に対応して環状の逃げ溝66が設けられ、ドアトリム12の木目込み溝20が設けられる部分、すなわち表皮材16の外周縁が位置する部分が裏面側へ突き出すようになっているが、ドアトリム12の板厚が比較的厚い場合には、このような逃げ溝66すなわち裏面側への突起は必ずしも必要ない。
前記表皮押え駒48は、表皮材16を上型44に設けられた木目込み突起58の内側であってその木目込み突起58の近傍部分に押圧するためのもので、略長方形の表皮材16の一辺16a以外の三辺に沿って複数設けられているとともに、下型42には、それ等の表皮押え駒48を収容するための複数の収容穴68が設けられている。表皮押え駒48は、エアシリンダやそのエア回路を切り換える切換え弁、電子制御装置等を有する押圧制御装置70によって上下方向へ移動させられるようになっており、図4、図5に示すように低圧エアで上方へ付勢されることにより、表皮材16の引込みを許容する所定の押圧力で表皮材16を上型44に押圧する弱押圧状態と、図6に示すように高圧エアで上方へ付勢されることにより、表皮材16を引込み不能に上型44に押圧して把持する強押圧状態と、図8、図9に示すように下降させられて収容穴68内に収容される退避状態とに切り換えられる。弱押圧状態および強押圧状態では、上型44に表皮材16を押圧した状態を維持しつつ、表皮押え駒48は上型44の下降に伴ってエアを圧縮させつつ機械的に上型44と一体的に下降させられる。表皮押え駒48は押圧部材に相当する。
上記押圧制御装置70には、上型44の下降ストロークを検出するストロークセンサ72が接続され、上型44が予め定められた第1中間ストロークに達すると前記表皮押え駒48を弱押圧状態で押圧し、それよりも低い第2中間ストロークに達すると強押圧状態に切り換え、下降端に達すると、前記射出装置56により合成樹脂材料を射出するのに先立って退避状態に切り換える。第1中間ストロークは、例えば図3に示すように上型44が表皮材16に接触し始める下降ストローク、言い換えればこれ以上上型44が接近すると表皮材16が成形面50の凹所内に落ち込んで自由端側の端末が過大に引き込まれる可能性が大きくなる下降ストロークで、例えば予め一定のストロークが設定される。第2中間ストロークは、例えば図6に示すように表皮材16の自由端側の端末が木目込み突起58付近に到達する下降ストロークで、表皮材16の材質や大きさ、目的とするドアトリム12の凹凸形状などを考慮して、例えば予め一定のストロークが定められる。雰囲気温度や湿度、金型温度などの加工環境により表皮材16の伸縮変形量や滑り易さなどが変化する場合には、それらの加工環境をパラメータとして上記第1中間ストロークや第2中間ストロークを設定することも可能で、例えば第2中間ストロークの場合、表皮材16の端末が木目込み突起58に到達するタイミングと、それ以上の引込み不能に強押圧状態で押圧するタイミングとを高い精度で一致させることができる。表皮押え駒48、押圧制御装置70、およびストロークセンサ72を含んで、表皮材16を所定の押圧力で上型44に押圧する押圧装置74が構成されており、表皮材16のうち表皮押え駒48によって上型44に押圧される周縁部が所定の押圧部である。
そして、このような一体成形装置10を用いてドアトリム12を製造する際には、先ず、図2に示すように上型44が上方へ移動して下型42から離間させられた状態で、下型42の成形面50上の所定位置に表皮材16を略平坦に拡げた状態で載置するとともに、固定端部である一辺16aをクランプ部材46により下型42の所定位置、すなわち木目込み溝20に対応する位置に固定する。表皮材16は、例えば表皮材16の複数箇所を負圧により吸着したり把持爪で把持したりすることにより略平坦に拡げた状態で保持する図示しない保持装置を用いて下型42上まで搬入され、負圧を解除したり把持爪を開いたりして、略平坦に拡げた状態で下型42の成形面50上に自動的に載置される。図2のように表皮材16を下型42上に載置して一辺16aをクランプ部材46により位置決めする工程が表皮材配置工程であり、この段階では、表皮押え駒48は収容穴68内に位置する退避状態に保持されている。
次に、上型44を下降させて下型42に接近させるとともに、図3に示すように上型44の成形面52の凸部が表皮材16に当接する予め定められた第1中間ストロークに達したら、押圧制御装置70により表皮押え駒48を弱押圧状態で上方へ突き出し、図4のように表皮材16を比較的弱い所定の押圧力で上型44に押圧する。これにより、更に上型44が下降させられると、図5に示すように表皮材16が上型44の成形面52の凸部形状に沿って変形させられるのに伴って、表皮材16は所定の張力で表皮押え駒48と上型44の成形面52との間を滑って一辺16a側(図5における左方向)へ引き込まれる。また、このように表皮材16が一辺16a側へ引き込まれるのに伴って、図6に示すように表皮材16の端末が木目込み突起58に達すると、略同時に上型44が第2中間ストロークに到達し、押圧制御装置70により表皮押え駒48が強押圧状態で上方へ押圧されるようになり、表皮材16が強固に上型44に押圧されてそれ以上の引込みが阻止される。そして、上型44が更に下降させられると、表皮押え駒48は木目込み突起58との間で表皮材16の端末を挟圧したまま、上型44と一体的に下降させられる。図7は、上型44が下降端まで下降させられた状態で、このように表皮押え駒48で表皮材16を上型44に押圧して、その引込みを制限しつつ、上型44を下降させて下型42に接近させることにより、表皮材16を所定の張力で引き込む工程が引込み制限工程である。
その後、上型44と下型42とを型締めした状態で、図8に示すように押圧制御装置70により表皮押え駒48を下降させて収容穴68内に完全に格納する退避状態とするとともに、図9に示すように射出装置56により下型42のゲート54から溶融した合成樹脂材料を射出し、下型42の成形面50と上型44の成形面52との間に形成された成形キャビティにより前記樹脂製基材14を成形する。表皮材16が配置された部分では、射出された合成樹脂材料の樹脂圧力によって表皮材16が上型44の成形面52に押圧されて成形されると同時に樹脂製基材14が成形され、一体的に固着される。クランプ部材46および表皮押え駒48の先端形状は、下型42に格納された状態において、下型42の成形面50と共に目的とするドアトリム12の裏面形状を形成するように構成されている。このようにゲート54から合成樹脂材料を射出して、表皮材16と樹脂製基材14とを同時に一体成形する工程が成形工程である。
ここで、本実施例では表皮材16の一辺16aが位置決め装置64によって下型42の所定位置に位置決めされる一方、その一辺16a以外の所定の押圧部(本実施例では木目込み突起58に対応する周縁部)が表皮押え駒48によって上型44の成形面52に押圧され、上型44が下型42に接近させられるのに伴って表皮材16が成形面52の凸部形状に沿って変形させられる際に、その表皮材16が所定の張力で一辺16a側へ引き込まれるため、表皮材16が自重などで余分に引き込まれる恐れがなくなり、前記図21の(a) に示すように引込み過多によって端末がドアトリム12の表面に露出したり、図22(b) のようにたるみシワが発生したりすることが防止される。
また、表皮材16の外周縁の一部である一辺16aを下型42の所定位置に位置決めするだけで良いため、全周の位置決めが困難な場合でも簡単に高い精度で位置決めを行うことが可能で、表皮材配置工程の自動化が容易になる。
また、本実施例では、表皮材16を木目込み突起58の内側であってその木目込み突起58の近傍部分に押圧するとともに、上型44が第2中間ストロークに到達して表皮材16の端末が木目込み突起58付近に達すると、押圧力を大きくしてそれ以上の引込みを阻止するため、引込み過多による木目込み不良を良好に防止できる。
特に上記第2中間ストロークを、雰囲気温度や湿度、金型温度などの加工環境をパラメータとして設定すれば、そのような加工環境の相違や変化で表皮材16の寸法がばらついても、表皮材16の端末が木目込み突起58付近に到達するタイミングと、上型44が第2中間ストロークに到達して表皮押え駒48を強押圧状態として表皮材16のそれ以上の引込みを阻止するタイミングとを高い精度で一致させることができ、そのような加工環境の相違や変化に拘らず引込み過多および引込み不足による木目込み不良を共に防止することができる。
なお、上記実施例では、表皮押え駒48により木目込み突起58の近傍部分を上型44に押圧するようになっていたが、図10に示す一体成形装置80のように、下型42の成形面50の凹所の最深部付近に押圧部材として複数の表皮たるみ防止ピン82を配設し、表皮材16が自重等により必要以上に引き込まれてたるむことを防止するようにしても良い。図10の(a) は、下型42および上型44の断面を含む概略構成図で、(b) は下型42に配設されるクランプ部材46および表皮たるみ防止ピン82と表皮材16との位置関係を示す平面図であり、(a) は(b) におけるA−A断面に相当する図である。
表皮たるみ防止ピン82は、エアシリンダやそのエア回路を切り換える切換え弁、電子制御装置等を有する押圧装置84によって上下方向へ移動させられるようになっており、図11、図12に示すように所定のエア圧で上方へ突き出され、上型44の下降に伴って表皮材16をその上型44の成形面52に所定の押圧力で押圧する押圧状態と、図16、図17に示すように下降させられて下型42内に完全に格納される退避状態とに切り換えられる。押圧状態では、表皮たるみ防止ピン82は上型44に表皮材16を押圧した状態を維持しつつ、図13〜図15に示すように、上型44の下降に伴ってエアを圧縮させつつ機械的に上型44と一体的に下降させられるとともに、表皮材16が上型44の成形面52の凸部形状に沿って変形させられる際に一辺16a側へ所定の張力で引き込まれることを許容する。表皮材16のうち表皮たるみ防止ピン82によって上型44に押圧される中央部分が所定の押圧部である。
このような一体成形装置80においては、先ず、図11に示すように上型44が上方へ移動して下型42から離間させられるとともに、表皮たるみ防止ピン82が押圧状態とされて突出端に保持された状態で、例えば前記保持装置などにより表皮材16を下型42上に搬入して、成形面50上の所定位置に略平坦に拡げた状態で載置するとともに、固定端部である一辺16aをクランプ部材46により下型42の所定位置、すなわち木目込み溝20に対応する位置に固定する。表皮たるみ防止ピン82の突出寸法は、下型44の成形面50上に載置される表皮材16が略平坦になるように定められる。このように表皮材16を下型42上に載置して一辺16aをクランプ部材46により位置決めする工程が表皮材配置工程である。
次に、図12に示すように上型44を下降させて下型42に接近させると、その下降過程で上型44の成形面52が表皮材16に当接するとともに、図13に示すように表皮たるみ防止ピン82と上型44との間で表皮材16が挟まれる。上型44が更に下降させられると、図14〜図15に示すように、表皮たるみ防止ピン82は上型44との間に表皮材16を挟んだまま上型44と一体的に下降させられるとともに、表皮材16は、上型44の成形面52の凸部形状に沿って変形させられるのに伴って、所定の張力で表皮たるみ防止ピン82と上型44の成形面52との間を滑って一辺16a側へ引き込まれる。図15は、上型44が下降端に達した状態であり、このように表皮たるみ防止ピン82で表皮材16を上型44に押圧して、その引込み(自重によるたるみ等)を制限しつつ、上型44を下降させて下型42に接近させることにより、表皮材16を所定の張力で引き込む工程が引込み制限工程である。
その後、上型44と下型42とを型締めした状態で、図16に示すように表皮たるみ防止ピン82を下降させて下型42内に完全に格納する退避状態とした後、図17に示すように射出装置56により下型42のゲート54から溶融した合成樹脂材料を射出し、下型42の成形面50と上型44の成形面52との間に形成された成形キャビティにより前記樹脂製基材14を成形する。表皮材16が配置された部分では、射出された合成樹脂材料の樹脂圧力によって表皮材16が上型44の成形面52に押圧されて成形されると同時に樹脂製基材14が成形され、一体的に固着される。表皮たるみ防止ピン82の先端形状は、下型42に格納された状態において、下型42の成形面50と共に目的とするドアトリム12の裏面形状を形成するように構成されている。このようにゲート54から合成樹脂材料を射出して、表皮材16と樹脂製基材14とを同時に一体成形する工程が成形工程である。
この場合にも、表皮材16の一辺16aが位置決め装置64によって下型42の所定位置に位置決めされる一方、その一辺16a以外の所定の押圧部(本実施例では凹部の最深部付近)が表皮たるみ防止ピン82によって上型44の成形面52に押圧され、上型44が下型42に接近させられるのに伴って表皮材16が成形面52の凸部形状に沿って変形させられる際に、その表皮材16が所定の張力で一辺16a側へ引き込まれるため、表皮材16が自重などで余分に引き込まれる恐れがなくなり、引込み過多によって端末がドアトリム12の表面に露出したりたるみシワが発生したりすることが防止される。
また、表皮材16の外周縁の一部である一辺16aを下型42の所定位置に位置決めするだけで良いため、全周の位置決めが困難な場合でも簡単に高い精度で位置決めを行うことが可能で、表皮材配置工程の自動化が容易になる。
一方、前記第1実施例では、上型44が第2中間ストロークに達したら、表皮材16の端末が木目込み突起58付近に達したと見做して表皮押え駒48を強押圧状態に切り換えていたが、図18の押圧装置90のように、複数の表皮押え駒48に対応して複数の端末検出装置92を配設し、表皮材16の端末が前記図6に示すように実際に木目込み突起58付近に到達したか否かを検出して、その検出信号に基づいて表皮押え駒48を強押圧状態に切り換えるようにしても良い。端末検出装置92としては、例えば型内または型外に設置した画像認識装置、或いは圧力センサや光センサなどを用いることが可能で、表皮材16の有無から端末を検出することができる。
この場合には、例えば雰囲気温度や湿度、金型温度等の環境条件、或いは表皮材16の物性の個体差などにより表皮材16の寸法がばらついたり滑り易さが変化したりする場合でも、例えば表皮材16の寸法のばらつきを考慮して表皮材16の寸法を小さ目に設定すれば、上型44の下降過程で図6に示すように端末が確実に木目込み突起58付近に到達するとともに、その段階で表皮押え駒48によりそれ以上の引込みが阻止されるため、前記図21の(b) に示すように引込み不足により端末がドアリトム12の表面に露出することが防止され、引込み過多および引込み不足による木目込み不良を共に防止することができる。表皮材16の寸法は、小さ過ぎて前記図22(a) に示すように合成樹脂材料が表皮材16に含浸して表面に滲み出したり表皮材16が損傷したりすることがないように、表皮材16の材質等を考慮して適宜定められる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
本発明方法に従ってドアトリムを製造できる一体成形装置の一例を説明する図で、(a) は上型および下型の断面を含む概略構成図、(b) は下型上に配置された表皮材を示す平面図である。 図1の一体成形装置を用いてドアトリムを製造する際に表皮材を下型上に配置した状態である。 図2において、上型が下降して表皮材に当接するとともに、表皮押え駒が上昇させられる状態である。 図3よりも更に表皮押え駒が上昇して上型との間で表皮材を挟んだ状態である。 図4において、表皮押え駒が上型との間で表皮材を押えたまま上型と一体的に下降させられるとともに、表皮材が所定の張力で引き込まれる状態である。 上型の下降過程で表皮材の端末が木目込み突起付近に到達し、表皮押え駒により表皮材が引込み不能に上型に押圧された状態である。 上型が下降端まで下降させられた状態で、(b) は表皮押え駒による押圧部の拡大図である。 図7において、表皮押え駒が退避状態とされて下型の収容穴内に完全に格納された状態である。 図8において下型のゲートから溶融樹脂材料を射出し、その樹脂圧力で表皮を成形すると同時に樹脂製基材を一体成形する状態である。 本発明方法を好適に実施できる一体成形装置の別の例を説明する図で、前記図1に相当する図である。 図10の一体成形装置を用いてドアトリムを製造する際に表皮材を下型上に配置した状態である。 図11において、上型が下降して表皮材に当接した状態である。 図12よりも更に上型が下降して、その上型の成形面と表皮たるみ防止ピンとの間で表皮材が挟まれた状態である。 図13において、表皮たるみ防止ピンが上型との間で表皮材を押えたまま上型と一体的に下降させられるとともに、表皮材が所定の張力で引き込まれる状態である。 上型が下降端まで下降させられた状態である。 図15において、表皮たるみ防止ピンが退避状態とされて下型内に完全に格納された状態である。 図16において下型のゲートから溶融樹脂材料を射出し、その樹脂圧力で表皮を成形すると同時に樹脂製基材を一体成形する状態である。 図1の一体成形装置において、表皮材の端末が木目込み突起付近に到達したか否かを検出する端末検出装置を設けた場合の概略構成図である。 本発明方法に従って製造することができるドアトリムの一例を説明する図で、(a) はドアトリムが配設された車両用ドアの内側面を示す図、(b) は(a) におけるB−B断面図である。 図19のドアトリムを製造する際に、表皮材の片側だけを固定して一対の成形型を接近させる一体成形装置の一例を説明する図で、(a) は上型および下型の断面図、(b) は下型上に配置された表皮材とクランプ部材との位置関係を示す平面図である。 図20の一体成形装置を用いてドアトリムを製造する際に発生する木目込み不良を説明する図である。 図20の一体成形装置を用いてドアトリムを製造する際に生じる不良の別の態様を説明する図である。
符号の説明
12:ドアトリ 14:樹脂製基材 16:表皮材 16a:一辺(固定端部) 18:アームレスト部(凹部) 20:木目込み溝 40、80:一体成形装置 42:下型(第1成形型) 44:上型(第2成形型) 48:表皮押え駒(押圧部材) 56:射出装置 58:木目込み突起 64:位置決め装置 72:端末検出装置 74、84、90:押圧装置 82:表皮たるみ防止ピン(押圧部材) 92:端末検出装置

Claims (9)

  1. 裏面側へ突き出してアームレスト部として用いられる凹部を有する板状の樹脂製基材と、
    該樹脂製基材の表面に前記凹部を含んで島状に固着されるとともに、該樹脂製基材の表面に設けられた木目込み溝内に外周縁が位置させられる表皮材と、
    を有する自動車のドアトリムを、前記樹脂製基材の裏面形状に対応する成形面が設けられた第1成形型と、前記表皮材を含む該ドアトリムの表面形状に対応する成形面が設けられるとともに前記木目込み溝を形成する木目込み突起を有する第2成形型とを用いて一体成形する製造方法であって、
    前記表皮材の所定の固定端部を前記第1成形型の前記木目込み溝に対応する位置に位置決めする表皮材配置工程と、
    前記表皮材のうち、前記第1成形型と前記第2成形型との接近に伴って該表皮材が前記凹部の形状に沿って変形させられる際に前記固定端部側へ引き込まれる部分に位置する押圧部を、該第2成形型に対して進退可能に該第1成形型に設けられた押圧部材により該第2成形型の成形面に押圧し、該表皮材が所定の張力で前記固定端部側へ引き込まれるようにする引込み制限工程と、
    前記第1成形型の成形面と前記表皮材との間に合成樹脂材料を供給し、該表皮材を前記第2成形型の成形面に押圧して成形すると同時に前記樹脂製基材を成形する成形工程と、
    を有することを特徴とする表皮材を有するドアトリムの製造方法。
  2. 裏面側へ突き出してアームレスト部として用いられる凹部を有する板状の樹脂製基材と、
    該樹脂製基材の表面に前記凹部を含んで島状に固着されるとともに、該樹脂製基材の表面に設けられた木目込み溝内に外周縁が位置させられる表皮材と、
    を有する自動車のドアトリムを、前記樹脂製基材の裏面形状に対応する成形面が上向きに設けられた下型と、前記表皮材を含む該ドアトリムの表面形状に対応する成形面が下向きに設けられるとともに前記木目込み溝を形成する木目込み突起を有する上型とを用いて一体成形する製造方法であって、
    前記表皮材を前記下型の成形面上に載置するとともに、該表皮材の所定の固定端部を前記木目込み溝に対応する位置に位置決めする表皮材配置工程と、
    前記表皮材のうち、前記下型と前記上型との接近に伴って該表皮材が前記凹部の形状に沿って変形させられる際に前記固定端部側へ引き込まれる部分に位置する押圧部を、該下型に上下方向の移動可能に設けられた押圧部材により上方へ持ち上げて前記上型の成形面に押圧し、該表皮材が所定の張力で前記固定端部側へ引き込まれるようにする引込み制限工程と、
    前記下型の成形面と前記表皮材との間に合成樹脂材料を供給し、該表皮材を前記上型の成形面に押圧して成形すると同時に前記樹脂製基材を成形する成形工程と、
    を有することを特徴とする表皮材を有するドアトリムの製造方法。
  3. 前記引込み制限工程では、前記表皮材を前記木目込み突起の内側であって該木目込み突起の近傍部分に押圧するとともに、該表皮材の端末が該木目込み突起付近に達したら押圧力を大きくしてそれ以上の引込みを阻止する
    ことを特徴とする請求項2に記載の表皮材を有するドアトリムの製造方法。
  4. 前記引込み制限工程では、前記表皮材のうち前記凹部に位置する部分を持ち上げて前記上型の成形面に押圧する
    ことを特徴とする請求項2に記載の表皮材を有するドアトリムの製造方法。
  5. 裏面側へ突き出してアームレスト部として用いられる凹部を有する板状の樹脂製基材と、
    該樹脂製基材の表面に前記凹部を含んで島状に固着されるとともに、該樹脂製基材の表面に設けられた木目込み溝内に外周縁が位置させられる表皮材と、
    を有する自動車のドアトリムを、前記樹脂製基材の裏面形状に対応する成形面が設けられた第1成形型と、前記表皮材を含む該ドアトリムの表面形状に対応する成形面が設けられるとともに前記木目込み溝を形成する木目込み突起を有する第2成形型とを用いて一体成形する装置であって、
    前記第1成形型に配設され、前記表皮材の所定の固定端部を前記木目込み溝に対応する位置に位置決めする位置決め装置と、
    前記第2成形型に対して進退可能に前記第1成形型に設けられ、該第2成形型に向かって突出させられることにより、前記表皮材のうち、該第1成形型と該第2成形型との接近に伴って該表皮材が前記凹部の形状に沿って変形させられる際に前記固定端部側へ引き込まれる部分に位置する押圧部を、該第2成形型の成形面に押圧する押圧部材と、
    該押圧部材を前記第2成形型に向かって突出させて前記表皮材の前記押圧部を該第2成形型の成形面に所定の押圧力で押圧するとともに、該第2成形型と前記第1成形型との接近時には、該表皮材の押圧状態を維持しつつ該押圧部材を該第1成形型に対して相対移動させ、該表皮材が前記凹部の形状に沿って変形させられる際に、該表皮材が所定の張力で前記固定端部側へ引き込まれるようにする押圧装置と、
    前記第1成形型に設けられたゲートから前記樹脂製基材を構成する合成樹脂材料を前記表皮材との間に射出する射出装置と、
    を有することを特徴とする表皮材を有するドアトリムの一体成形装置。
  6. 裏面側へ突き出してアームレスト部として用いられる凹部を有する板状の樹脂製基材と、
    該樹脂製基材の表面に前記凹部を含んで島状に固着されるとともに、該樹脂製基材の表面に設けられた木目込み溝内に外周縁が位置させられる表皮材と、
    を有する自動車のドアトリムを、前記樹脂製基材の裏面形状に対応する成形面が上向きに設けられた下型と、前記表皮材を含む該ドアトリムの表面形状に対応する成形面が下向きに設けられるとともに前記木目込み溝を形成する木目込み突起を有する上型とを用いて一体成形する装置であって、
    前記下型に配設され、前記表皮材の所定の固定端部を前記木目込み溝に対応する位置に位置決めする位置決め装置と、
    前記下型に上下方向の移動可能に設けられ、上方へ突き出されることにより、前記表皮材のうち、前記下型と前記上型との接近に伴って該表皮材が前記凹部の形状に沿って変形させられる際に前記固定端部側へ引き込まれる部分に位置する押圧部を、持ち上げて前記上型の成形面に押圧する押圧部材と、
    該押圧部材を上方へ突き出して前記表皮材の前記押圧部を前記上型の成形面に所定の押圧力で押圧するとともに、該上型と前記下型との接近時には、該表皮材の押圧状態を維持しつつ該押圧部材を該下型に対して相対移動させ、該表皮材が前記凹部の形状に沿って変形させられる際に、該表皮材が所定の張力で前記固定端部側へ引き込まれるようにする押圧装置と、
    前記下型に設けられたゲートから前記樹脂製基材を構成する合成樹脂材料を前記表皮材との間に射出する射出装置と、
    を有することを特徴とする表皮材を有するドアトリムの一体成形装置。
  7. 前記押圧部材は、前記表皮材を前記木目込み突起の内側であって該木目込み突起の近傍部分に押圧するように配設されており、
    前記押圧装置は、前記表皮材の端末が前記木目込み突起付近に達したら押圧力を大きくしてそれ以上の引込みを阻止する
    ことを特徴とする請求項6に記載の表皮材を有するドアトリムの一体成形装置。
  8. 前記押圧装置は、前記表皮材の端末が前記木目込み突起付近に達したか否かを検出する端末検出装置を備えており、該端末検出装置により該端末が該木目込み突起に達したことが検出されたら前記押圧力を大きくしてそれ以上の引込みを阻止する
    ことを特徴とする請求項7に記載の表皮材を有するドアトリムの一体成形装置。
  9. 前記押圧部材は、前記表皮材のうち前記凹部に位置する部分を持ち上げて前記上型の成形面に押圧するように配設されている
    ことを特徴とする請求項6に記載の表皮材を有するドアトリムの一体成形装置。
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