[go: up one dir, main page]

JP4720548B2 - 負荷異常検出システム - Google Patents

負荷異常検出システム Download PDF

Info

Publication number
JP4720548B2
JP4720548B2 JP2006060555A JP2006060555A JP4720548B2 JP 4720548 B2 JP4720548 B2 JP 4720548B2 JP 2006060555 A JP2006060555 A JP 2006060555A JP 2006060555 A JP2006060555 A JP 2006060555A JP 4720548 B2 JP4720548 B2 JP 4720548B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
unit
resistor
disconnection
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006060555A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007240236A (ja
Inventor
剛 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2006060555A priority Critical patent/JP4720548B2/ja
Priority to DE102007008097A priority patent/DE102007008097B4/de
Priority to US11/714,448 priority patent/US7525318B2/en
Publication of JP2007240236A publication Critical patent/JP2007240236A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4720548B2 publication Critical patent/JP4720548B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/50Testing of electric apparatus, lines, cables or components for short-circuits, continuity, leakage current or incorrect line connections
    • G01R31/52Testing for short-circuits, leakage current or ground faults

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Description

この発明は、負荷異常検出システムに係る発明であり、特に、負荷の断線・ショートを検出することができる負荷異常検出システムに関するものである。
従来の負荷異常検出システム30の構成を図2に示す。当該従来の負荷異常検出システム30による負荷の異常の検出方法は、以下の通りである。
まず、電流センサー1は、負荷2に流れる負荷電流ILの電流量に応じた、信号電流Isを発生させ、当該信号電流Isを出力するものであって、当該信号電流Isと当該負荷電流ILとの間では、信号電流Is=負荷電流IL/K(Kは定数)、の関係が成立するものである。
当該信号電流Isが流れる配線と接地電位との間には、抵抗器Rが配設されている。したがって、前記配線における抵抗器(電圧発生部と把握できる)Rとの接続点では、信号電流Isの電流量に応じた電圧Vsが発生する。ここで、抵抗器Rの抵抗値をrとすると、当該電圧Vsは、信号電流Is×抵抗値rの値である。
当該電圧Vsは、AD変換部3においてデジタル信号に変換される。そして、当該デジタル信号は、判定部4の一方の入力部に入力される。なお、判定部4の他方の入力部には断線基準値T1またはショート基準値T2が入力される。
もし、負荷2の断線を検査したい場合には、選択手段5を制御することにより、断線基準値T1を判定部4の他方の入力部に入力させる。選択手段5は、電気的な切替スイッチやソフトウエア制御で選択を切り替えるものである。そして、当該判定部4において、入力されてきたデジタル信号と断線基準値T1とを比較することにより、負荷2において断線が発生しているか否かを判断する。
これに対して、もし、負荷2のショートを検査したい場合には、選択手段5を制御することにより、ショート基準値T2を判定部4の他方の入力部に入力させる。そして、当該判定部4において、入力されてきたデジタル信号とショート基準値T2とを比較することにより、負荷2においてショートが発生しているか否かを判断する。
ここで、AD変換部3、判定部4、選択部5等は、マイクロコンピュータ20に組み込まれている。つまり、当該マイクロコンピュータ20内において負荷2の断線・ショート等の異常の有無を判断している。
なお、電流センサー1に関する技術は、非特許文献1に開示されている。また、本発明に関連する技術(抵抗器を切り替えることにより、レンジを変更する技術)として、特許文献1が存在する。
特許庁標準技術集「ハイサイド電流パワースイッチ」 特開平8−189845号公報
図2に示した負荷異常検出システム30において、負荷2において断線が生じた場合には、負荷電流ILは減少する。したがって、上述から分かるように当該負荷電流ILの減少に伴い信号電流Isが減少し、電圧Vsも減少する。ところで、負荷2の断線を精度良く判定部4において判断(検出)するためには、電圧Vsは大きい方が望ましい(これは、AD変換部3における変換精度を向上させるためである)。ここで、信号電流Isの電流量に応じて発生する電圧Vsは、抵抗器Rの抵抗値rに依存している。したがって、負荷2において断線が生じた場合において、当該断線を精度良く判定部4において判断するためには、抵抗器Rの抵抗値rは大きく設定する方が良い。
ところが、マイクロコンピュータ20に組み込まれているAD変換部3に入力される電圧値には、そのAD変換部3の電気的な仕様等により上限が決められている(つまり、抵抗器Rから構成される電圧発生部で発生する電圧Vsに上限が定められることになる)。したがって、単に負荷2の断線の観点だけから抵抗器Rの抵抗値rを大きく設定したのでは、負荷2のショート時には、当該上限を超える電圧値の電圧VsがAD変換部3に入力されてしまうことがある。これは、負荷2においてショートが生じた場合には、負荷電流ILが増加し、当該負荷電流ILの増加に伴い、信号電流Isおよび電圧Vsも増加するからである。
以上のことから、現実の負荷異常検出システム30では、負荷2においてショートが発生した場合においても、AD変換部3に入力される電圧値が、当該AD変換部3が有する上限値より大きくならないように、抵抗器Rの抵抗値rが比較的小さく設定されていた。
このように、従来の負荷異常検出システム30では、抵抗器Rの抵抗値rに制限を設ける必要があった。したがって、当該負荷異常検出システム30では、負荷2のショート時の当該負荷2のショートを検出(判断)精度と、負荷2の断線時の当該負荷2の断線を検出(判断)精度とを勘案して、抵抗器Rの抵抗値rを設定することとなり、両方の精度を上げることは難しかった。
そこで、本発明は、たとえ電圧発生部で発生させられる電圧値に上限が定められたとしても、負荷のショートの検出だけでなく、負荷の断線の検出も高精度に行うことができる負荷異常検出システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の負荷異常検出システムは、外部に存する負荷に流れる電流の電流量に応じて、所定の電圧を発生させる電圧発生部と、前記所定の電圧に応じた信号と、断線基準値またはショート基準値とを比較することにより、前記負荷の異常の有無を判断する判定部と、前記判定部の一方の入力部に、前記断線基準値および前記ショート基準値のどちらか一方を選択的に入力させる選択部とを、備えており、前記電圧発生部は、前記判定部の他方の入力部と基準電位との間に配設された第一の抵抗器と、前記判定部の前記他方の入力部と前記基準電位との間において前記第一の抵抗器と並列的に接続された第二の抵抗器とを、備えており、前記選択部は、前記負荷の断線を検査する場合には、前記断線基準値を前記判定部の前記一方の入力部に入力させると共に、前記第二の抵抗器を介した電流経路が形成されないように前記電圧発生部を制御し、前記負荷のショートを検査する場合には、前記ショート基準値を前記判定部の前記一方の入力部に入力させると共に、前記第二の抵抗器を介した電流経路が形成されるように前記電圧発生部を制御する。
また、請求項2に記載の負荷異常検出システムは、請求項1に記載の負荷異常検出システムであって、前記電圧発生部は、前記判定部の前記他方の入力部と前記基準電位との間において、前記第二の抵抗器と直列的に接続されており、前記選択部からの制御信号に基づいてオン、オフが制御されるスイッチ回路を、さらに備えており、前記選択部は、前記負荷の断線を検出する場合には、前記スイッチ回路がオフとなるような前記制御信号を出力し、前記負荷のショートを検出する場合には、前記スイッチ回路がオンとなるような前記制御信号を出力する。
本発明の請求項1に記載の負荷異常検出システムでは、電圧発生部は、判定部の他方の入力部と基準電位との間に第一の抵抗器と第二の抵抗器とが並列的に配設されている。さらに、選択部は、負荷の断線を検査する場合には、断線基準値を判定部に入力させると共に、第二の抵抗器を介した電流経路が形成されないように電圧発生部を制御し、負荷のショートを検査する場合には、ショート基準値を判定部に入力させると共に、第二の抵抗器を介した電流経路が形成させるように電圧発生部を制御している。したがって、負荷の断線検査時には、電圧発生部は、第一の抵抗器の抵抗値に依存した電圧を発生する。また、負荷のショート時には、電圧発生部は、第一の抵抗器と第二の抵抗器との合成抵抗値に依存した電圧を発生する。よって、第一の抵抗器の抵抗値をより大きく設定しても、第一の抵抗器と第二の抵抗器との合成抵抗値は、第一の抵抗器の抵抗値より小さくなるので、たとえ電圧発生部で発生される電圧に上限が定められた場合においても、負荷のショートの検出だけでなく、負荷の断線の検出も高精度に行うことできる。つまり、負荷の異常検出の過誤を防止することができる。
また、請求項2に記載の負荷異常検出システムは、請求項1に記載の負荷異常検出システムであって、電圧発生部は、判定部と基準電位との間において第二の抵抗器と直列的に接続されたスイッチ回路を有している。そして、選択部は、負荷の断線を検出する場合には、スイッチ回路をオフとし、負荷のショートを検出する場合には、スイッチ回路をオンとしている。したがって、簡易な構成により、負荷の断線検査時と負荷のショート時との間で、電圧発生部における抵抗値を切替えるシステムを構築することができる。
以下、この発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。図1は、本発明に係わる負荷異常検出システム30の構成を示す回路図である。当該負荷異常検出システム30は、たとえば車載され、当該負荷異常検出システム30外に存するランプ等の負荷の断線・ショート等の異常を検出することができる。
図1に示すように、当該負荷異常検出システム30は、電流センサー1、トランジスタTr1、電圧発生部10、およびマイクロコンピュータ20により構成されている。なお、負荷2および電源Voは、当該負荷異常検出システム30の外部に存する(図1の「◎」は、当該負荷異常検出システム30と外部との接続点である)。
ここで、電圧発生部10は、第一の抵抗器R1、第二の抵抗器R2およびトランジスタTr2により構成されている。また、マイクロコンピュータ20には、AD変換部3、判定部4、選択手段5および選択部6が組み込まれており、断線基準値T1とショート基準値T2とがマイクロコンピュータ20内部に設定されている。
電源Voは、ランプ等の負荷2に電力を供給する電源部である。
電流センサー1は、負荷2に流れる負荷電流ILに比例した信号電流Isを発生することができる。より具体的には、電流センサー1に入力された負荷電流ILは、負荷2に対して当該負荷電流ILを出力すると共に、上記信号電流Isを別途出力する。ここで、負荷電流ILと信号電流Isとの間には、Is=IL/K(Kは定数)、の関係が存在する。
電圧発生部10は、負荷2に流れる負荷電流ILの電流量に応じた所定の電圧Vsを発生させることができる回路部である。より具体的には、電圧発生部10は、負荷電流ILと比例関係にある信号電流Isに基づいて、電圧Vsを発生させることができる。
電圧発生部10の構成要素である第一の抵抗器R1は、抵抗値r1を有する。また、電圧発生部10の構成要素である第二の抵抗器R2は、抵抗値r2を有する。また、電圧発生部10の構成要素であるトランジスタ(スイッチ回路と把握できる)Tr2は、第二の抵抗器R2と回路の基準電位(たとえば、接地電位)との電気的な接続処理および切断処理を担っている。当該トランジスタTr2は、npn型である。
マイクロコンピュータ20は、図示していないROM、RAMなどの記憶素子に記憶されたプログラムによって、搭載されている他の回路部の制御を担う部分である。当該マイクロコンピュータ20に組み込まれている(マイクロコンピュータ20内に配設されている)各回路3,4,5,6等は、以下の機能を有する。
AD変換部3は、電圧発生部10で発生された電圧Vs(アナログ信号)を、デジタル信号に変換する回路部である。マイクロコンピュータ20に組み込まれているAD変換部3の電気的仕様等により、当該AD変換部3に入力される電圧値には、上限が決められている。
判定部4は、AD変換部3から出力されたデジタル信号値(所定の電圧Vsに応じた信号値を把握できる)と、断線基準値T1またはショート基準値T2とを比較する。そして判定部4は、当該比較の結果、負荷2の異常(断線またはショート)の有無を判断する。ここで、断線基準値T1およびショート基準値T2は、マイクロコンピュータ20内部において予め設定されている。
選択部6は、判定部4の一方の入力部に、断線基準値T1およびショート基準値T2のどちらか一方を選択的に入力させる切替部である。当該選択部6は、選択手段5を介して前記基準値T1,T2の選択的入力を制御している。また、選択部6は電圧発生部10を制御することにより、電流センサー1から第二の抵抗器R2およびトランジスタTr2をこの順に介して基準電位に至る電流経路の形成の許否を制御する。ここで、選択部6から出力される所定の制御信号に基づいてトランジスタTr2のON、OFFを制御することにより、前記電流経路の形成制御が行われている。
なお、マイクロコンピュータ20は、pnp型のトランジスタTr1のON、OFF切り替えを制御している。トランジスタTr1は、パワーMOS−FETなど他のスイッチング素子であっても良い。
次に、図1を用いて、本発明に係わる負荷異常検出システム30の構成をより具体的に説明する。
電源Voと負荷2との間において、pnp型のトランジスタTr1と電流センサー1とが直列的に接続されている。ここで、電流センサー1の一方の出力部と負荷2とが接続されている。また、トランジスタTr1のエミッタと電源Voとが接続されており、トランジスタTr2のコレクタと電流センサー1の入力部とが接続されている。なお、トランジスタTr1のベースは、マイクロコンピュータ20と接続されている。
上記構成により、電源Voから、オン状態のトランジスタTr1および電流センサー1を介して、負荷2に負荷電流ILが流れる。
また、電流センサー1の他方の出力部とマイクロコンピュータ20の入力部(より具体的には、マイクロコンピュータ20内に配設されているAD変換部3の入力部)とが接続されている。ここで、当該他方の出力部からは、負荷電流ILに比例した信号電流Is(=IL/K)が出力される。
また、電流センサー1とマイクロコンピュータ20との間に配設されており、上記信号電流Isが流れる配線(当該配線は、図1に示すように、AD変換部3を介して判定部4の後述する他方の入力部に接続されている)には、接続点が設けられている。そして、当該接続点と回路の基準電位(たとえば、接地電位)との間において、電圧発生部10が配設されている。
より具体的には、上記信号電流Isが流れる配線には、二つの接続点N1,N2が各々設けられている。接続点N1と基準電位との間には、第一の抵抗器R1が配設されている。また、接続点N2と基準電位との間には、第二の抵抗器R2とトランジスタ(スイッチ回路と把握できる)Tr2とがこの順に、直列的に配設されている。ここで、トランジスタTr2のコレクタは、第二の抵抗器R2と接続されており、当該トランジスタTr2のエミッタは、基準電位と接続されている。
当該構成から分かるように、上記配線と基準電位との間において、第一の抵抗器R1と第二の抵抗器R2とが並列的に接続されている。
マイクロコンピュータ20には、上述したように、判定部4が配設されている。そして、当該判定部4の一方の入力部と、同じくマイクロコンピュータ20内部に配設されている選択手段5の出力とが接続されている。ここで、選択手段5の切り替え入力端の一端は、レジスタ等に設定されている断線基準値T1が与えられている。また、当該選択手段5の切り替え入力端の他端は、別のレジスタ等に設定されているショート基準値T2が与えられている。
また、判定部4の他方の入力部は、AD変換部3および接続点N1,N2を介して、電流センサー1の他方の出力部と接続されている。ここで、図1から分かるように、AD変換部3は、マイクロコンピュータ20内部に配設されており、接続点N1,N2は、当該マイクロコンピュータ20の外部に存する。
なお、当該判定部4の出力部からは、負荷2の異常の有無の判定結果が出力される。
マイクロコンピュータ20内部には、選択部6が配設されている。そして、当該選択部6は、選択手段5と接続されていると共に、トランジスタTr2のベースと接続されている。当該構成において、選択部6は、選択手段5およびトランジスタTr2のスイッチングを制御している。
次に、上記構成を有する本発明に係わる負荷異常検出システム30の動作について説明する。
電源Voから負荷2に負荷電流ILが流れており、電流センサー1からマイクロコンピュータ20に信号電流Is(=IL/K)が流れているとする。当該状態において、負荷2の断線(もしくは、断線しかかっている状態)の有無を検査するとする。
この場合には、選択部6は、断線基準値T1が判定部4の一方の入力部に入力されるように、選択手段5の切り替えを制御する。また、選択部6は、第二の抵抗器R2を介した電流経路が形成されないように、電圧発生部10を制御する。
具体的に、トランジスタTr2がオフ状態となるような制御信号を、選択部6は当該トランジスタTr2のベースに入力する。このように、選択部6によるトランジスタTr2に対する制御により、第二の抵抗器R2を介した電流経路は形成されない。なお、トランジスタTr2をオフ状態にしても、多少の漏れ電流が流れる可能性はあるが、当該漏れ電流は極めて僅かなものであり、主たる電流が流れていないので、この場合にも、第二の抵抗器R2を介した電流経路は形成されないと把握できる。
さて、選択部6の上記各制御が終了すると、判定部4の一方の入力部には、断線基準値T1が入力される。さらに、電圧発生部10は、電圧Vsを発生する。
ここで、当該負荷2の断線の検査時には、当該電圧Vsは、Is(信号電流)×r1(抵抗器R1の抵抗値)となる。そして、当該電圧Vsは、マイクロコンピュータ20内に配設されているAD変換部3において、デジタル信号に変換され、その後、当該デジタル信号は、判定部4の他方の入力部に入力される。
次に、判定部4は、当該デジタル信号と断線基準値T1とを比較する。そして、判定部4は、当該比較の結果、断線(もしくは断線しかかっている)の有無を示す判定信号を出力する。
次に、負荷2のショート(もしくは、ショートしかかっている状態)の有無の検査について説明する。
この場合には、選択部6は、ショート基準値T2が判定部4の一方の入力部に入力されるように、選択手段5の切り替えを制御する。また、選択部6は、第二の抵抗器R2を介した電流経路が形成されるように、電圧発生部10を制御する。
具体的に、トランジスタTr2がオン状態となるような制御信号を、選択部6は当該トランジスタTr2のベースに入力する。このように、選択部6によるトランジスタTr2に対する制御により、第二の抵抗器R2を介した電流経路が形成される。
さて、選択部6の上記各制御が終了すると、判定部4の一方の入力部には、ショート基準値T2が入力される。さらに、電圧発生部10は、電圧Vsを発生する。
ここで、当該負荷2のショートの検査時には、上記から分かるように、電圧発生器10は、抵抗器R1と抵抗器R2とが並列的に接続された構成を有する。したがって、当該電圧Vsは、Is(信号電流)×{r1(抵抗器R1の抵抗値)//r2(抵抗器R2の抵抗値)}となる。つまり、Vs=Is×{r1・r2/(r1+r2)}である。そして、当該電圧Vsは、マイクロコンピュータ20内に配設されているAD変換部3において、デジタル信号に変換さされ、その後、当該デジタル信号は、判定部4の他方の入力部に入力される。
なお、上記合成抵抗値{r1・r2/(r1+r2)}は、抵抗値r1よりも小さくなる、ことは明白である。
次に、判定部4は、当該デジタル信号とショート基準値T2とを比較する。そして、判定部4は、当該比較の結果、ショート(もしくはショートしかかっている)の有無を示す判定信号を出力する。
以上のように、本発明に係わる負荷異常検出システム30では、選択部6の制御により、負荷の断線検査時には、電圧発生部10は抵抗値r1のみに基づいて所定の電圧Vsを発生させている。また、負荷のショートの検査時には、電圧発生部10は合成抵抗値{r1・r2/(r1+r2)}に基づいて所定の電圧Vsを発生させている。
したがって、たとえマイクロコンピュータ20内部に配設されているAD変換部3に入力される電圧値に上限が設けられている場合においても、上記従来の技術に記載されている負荷異常検出システム30よりも、本発明に係わる負荷異常検出システム30の方が、負荷2の断線の検出精度を向上させることができる。
また、本発明に係わる負荷異常検出システム30では、電圧発生部10は、上記構成のトランジスタ(スイッチ回路)Tr2を備えている。そして、選択部6は、負荷2の断線を検出する場合には、当該トランジスタTr2がオフとなるような制御信号を出力し、負荷2のショートを検出する場合には、当該トランジスタTr2がオンとなるような制御信号を出力している。
したがって、簡易な構成により、負荷の断線検査時には抵抗値r1のみに基づいて所定の電圧Vsを発生させることができ、負荷のショートの検査時には合成抵抗値{r1・r2/(r1+r2)}に基づいて所定の電圧Vsを発生させることができる、システムを構築することができる。
本発明に係わる負荷異常検出システムの構成を示す回路図である。 従来の技術に係わる負荷異常検出システムの構成を示す回路図である。
符号の説明
1 電流センサー
2 負荷
3 AD変換部
4 判定部
5 選択手段
6 選択部
10 電圧発生部
20 マイクロコンピュータ
30 負荷異常検出システム
IL 負荷電流
Is 信号電流
Vs (所定の)電圧
R1 第一の抵抗器
R2 第二の抵抗器
r1 第一の抵抗器の抵抗値
r2 第二の抵抗器の抵抗値
T1 断線基準値
T2 ショート基準値
Tr2 トランジスタ(スイッチ回路)

Claims (2)

  1. 外部に存する負荷に流れる電流の電流量に応じて、所定の電圧を発生させる電圧発生部と、
    前記所定の電圧に応じた信号と、断線基準値またはショート基準値とを比較することにより、前記負荷の異常の有無を判断する判定部と、
    前記判定部の一方の入力部に、前記断線基準値および前記ショート基準値のどちらか一方を選択的に入力させる選択部とを、備えており、
    前記電圧発生部は、
    前記判定部の他方の入力部と基準電位との間に配設された第一の抵抗器と、
    前記判定部の前記他方の入力部と前記基準電位との間において前記第一の抵抗器と並列的に接続された第二の抵抗器とを、備えており、
    前記選択部は、
    前記負荷の断線を検査する場合には、前記断線基準値を前記判定部の前記一方の入力部に入力させると共に、前記第二の抵抗器を介した電流経路が形成されないように前記電圧発生部を制御し、前記負荷のショートを検査する場合には、前記ショート基準値を前記判定部の前記一方の入力部に入力させると共に、前記第二の抵抗器を介した電流経路が形成されるように前記電圧発生部を制御する、
    ことを特徴とする負荷異常検出システム。
  2. 前記電圧発生部は、
    前記判定部の前記他方の入力部と前記基準電位との間において、前記第二の抵抗器と直列的に接続されており、前記選択部からの制御信号に基づいてオン、オフが制御されるスイッチ回路を、さらに備えており、
    前記選択部は、
    前記負荷の断線を検出する場合には、前記スイッチ回路がオフとなるような前記制御信号を出力し、前記負荷のショートを検出する場合には、前記スイッチ回路がオンとなるような前記制御信号を出力する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の負荷異常検出システム。
JP2006060555A 2006-03-07 2006-03-07 負荷異常検出システム Expired - Fee Related JP4720548B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006060555A JP4720548B2 (ja) 2006-03-07 2006-03-07 負荷異常検出システム
DE102007008097A DE102007008097B4 (de) 2006-03-07 2007-02-19 Lastabnormitäts-Detektionssystem und -verfahren
US11/714,448 US7525318B2 (en) 2006-03-07 2007-03-06 Load abnormality detecting system and method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006060555A JP4720548B2 (ja) 2006-03-07 2006-03-07 負荷異常検出システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007240236A JP2007240236A (ja) 2007-09-20
JP4720548B2 true JP4720548B2 (ja) 2011-07-13

Family

ID=38478311

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006060555A Expired - Fee Related JP4720548B2 (ja) 2006-03-07 2006-03-07 負荷異常検出システム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7525318B2 (ja)
JP (1) JP4720548B2 (ja)
DE (1) DE102007008097B4 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2910639B1 (fr) * 2006-12-20 2009-04-17 Valeo Equip Electr Moteur Procede et dispositif de detection de la defaillance du circuit d'excitation d'un alternateur polyphase
EP2048896B1 (en) 2007-10-12 2011-12-21 STMicroelectronics Srl Method and circuit for testing an audio high-frequency loudspeaker being part of a loudspeaker system
US8598886B2 (en) * 2008-03-20 2013-12-03 Freescale Semiconductor, Inc. Apparatus and a method for detecting faults in the delivery of electrical power to electrical loads
US8330537B1 (en) * 2010-07-23 2012-12-11 National Semiconductor Corporation Low noise, high CMRR and PSRR input buffer
DE102011083790A1 (de) * 2011-09-29 2013-04-04 Bender Gmbh & Co. Kg Verfahren zur Isolationsfehlerüberwachung mit dynamischem Ansprechverhalten
JP5673507B2 (ja) * 2011-11-21 2015-02-18 株式会社デンソー 検出回路
US8884867B2 (en) * 2011-12-05 2014-11-11 Apple Inc. Efficient backlight short circuit protection
DE102013213608A1 (de) * 2013-05-03 2014-11-06 Continental Teves Ag & Co. Ohg Verfahren zur Erkennung von Isolationsfehlern einer Mehrdraht-Schnittstelle
KR102586102B1 (ko) * 2018-02-05 2023-10-05 삼성에스디아이 주식회사 배터리 보호 회로 및 이를 포함하는 배터리 팩
CN111537913A (zh) * 2020-05-14 2020-08-14 广东汉力威技术有限公司 一种利用预放电回路诊断短路的方法
CN114545074A (zh) * 2022-02-24 2022-05-27 国网浙江省电力有限公司 一种用电系统异常诊断方法及装置、可读存储介质

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02128964U (ja) * 1989-03-31 1990-10-24
JP2000293201A (ja) * 1999-04-08 2000-10-20 Nissan Motor Co Ltd 故障検出装置
JP2000304799A (ja) * 1999-02-19 2000-11-02 Yazaki Corp 配線診断装置
JP2002040059A (ja) * 2000-07-24 2002-02-06 Sony Corp 電流検出装置およびその制御方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55106832A (en) * 1979-02-13 1980-08-16 Nippon Denso Co Ltd Flasher unit for vehicle
US4540922A (en) * 1983-03-21 1985-09-10 Automeg, Inc. Motor winding leakage monitor
JPH02128964A (ja) * 1988-11-10 1990-05-17 Mitsubishi Automob Eng Co Ltd シリンダ装置
US4955069A (en) * 1989-03-02 1990-09-04 Ionescu Adrian F A.C. power controller with short circuit and overload protection
IT1250830B (it) * 1991-07-31 1995-04-21 St Microelectronics Srl Dispositivo di rilevamento di guasto in circuiti di pilotaggio.
JP3309380B2 (ja) 1995-01-09 2002-07-29 横河電機株式会社 ディジタル測定器
JP3442942B2 (ja) * 1996-10-08 2003-09-02 シャープ株式会社 直流安定化電源回路の出力ドライブ回路
EP1066536B1 (en) * 1999-01-22 2004-12-29 Philips Electronics N.V. Voltage indicator for indicating that the voltage of a battery passes a given value
US6275422B1 (en) * 1999-12-30 2001-08-14 Intel Corporation Constant current and voltage method and apparatus
JP4158176B2 (ja) * 2005-02-28 2008-10-01 三菱電機株式会社 電気負荷の電流制御装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02128964U (ja) * 1989-03-31 1990-10-24
JP2000304799A (ja) * 1999-02-19 2000-11-02 Yazaki Corp 配線診断装置
JP2000293201A (ja) * 1999-04-08 2000-10-20 Nissan Motor Co Ltd 故障検出装置
JP2002040059A (ja) * 2000-07-24 2002-02-06 Sony Corp 電流検出装置およびその制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20070210804A1 (en) 2007-09-13
DE102007008097A1 (de) 2007-10-18
US7525318B2 (en) 2009-04-28
JP2007240236A (ja) 2007-09-20
DE102007008097B4 (de) 2013-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4720548B2 (ja) 負荷異常検出システム
KR101517353B1 (ko) Led 아웃티지 검출 회로
JP2010019840A (ja) 測定装置、試験装置および測定方法
US7898782B2 (en) Inverter
US8587291B2 (en) Apparatus for diagnosing DC-DC converter and method thereof
US20180172771A1 (en) Secondary battery monitoring device and method for diagnosing failure
JP5611302B2 (ja) 電源装置および電源装置の異常判定方法
KR102431408B1 (ko) 이차 전지 감시 장치 및 고장 진단 방법
JP2018196285A (ja) 電源制御装置、溶着検出方法およびリレー溶着検出装置
JP5858215B2 (ja) 非接地回路の地絡検出回路
CN101197534A (zh) Dc/dc转换器
KR101957514B1 (ko) Sr 모터 제어 회로 및 고장 진단 방법
JP6907452B2 (ja) 電力変換装置および故障診断方法
JP2008131675A (ja) 電源装置及び漏電検出方法
JP6834008B2 (ja) リレー溶着検出装置
CN110676804B (zh) 检测电路与使用其的开关模块
JP6448077B2 (ja) 電圧検出装置
WO2018092475A1 (ja) 配線異常検出装置
JP4738095B2 (ja) 電流検出回路の故障検出方法
JP2018054585A (ja) 断線検出装置
JP2016191575A (ja) 電流検出回路、及びその回路を備えた車両用電子制御装置
JP2005055381A (ja) 測定装置
JP5378737B2 (ja) 負荷接続検知回路、電源回路および電子機器
JP2007206012A (ja) 負荷電流検出回路およびこれを用いた異常判定装置
JP2009245432A (ja) 電源回路および試験装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080519

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20091015

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100802

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100810

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110321

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees