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JP4716103B2 - 回転センサの製造方法 - Google Patents

回転センサの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は回転センサの製造方法に関する。
公知の回転センサとして、図6に示すものが知られている(特許文献1参照)。
回転センサ100は、例えば、車両のタイヤとともに回転するロータ101に対向するように設けられる。磁性体であるロータ101が回転すると、その歯車の凹凸により、ホールIC102(検出素子)を通過する磁束密度が変化する。この磁束密度の変化をホールIC102によって検出することで、ロータ101の回転速度が検出され、回転センサは車速センサとして機能する。
回転センサ100において、円柱状のホルダ103は樹脂成形によりターミナル104と一体的に成形されている。ホルダ103を貫通したターミナル104の一端104’は、基板105に設けられる端子106を介して、ホールIC102に電気的に接続されている。また、ターミナル104の他端104”は、ケーブル107の芯線に電気的に接続されている。そして、このホルダ103が筒状のケース108に嵌入された後で、キャップ状の封止部材109が樹脂成形によりモールド成形され、ケース108とホルダ103とが液密的に封止されている。この時、ターミナル104と、このターミナル104に接続されるケーブル107も一体にモールド成形されている。つまり、ホールIC102に電気的に接続されるターミナル104は、ホルダ103および封止部材109に埋設されている。
上述した回転センサ100においては、ケース108とホルダ103とが封止部材109により封止され、かつ、ターミナル104がホルダ103および封止部材109に埋設されることで、ホールIC102の設けられる部位が密閉される構造となっている。
ところが、ホルダ103および封止部材109と、ターミナル104との間には、その材質の違いに起因して熱膨張率に差がある。従って、回転センサ100が、その雰囲気温度の上昇と低下が繰り返される温度サイクル環境のもとで使用される場合、その膨張や収縮の度合いの差によっては、ホルダ103および封止部材109と、ターミナル104との境界部分に隙間が形成される可能性があった。これ故、ケーブル107の芯線を伝ってセンサ外部から侵入した水分、油分などがこの隙間を経由してホールIC102の設けられる部位に到達するおそれがあった。このような水分や油分の侵入は、ホールIC102における端子間の電食やショートを引き起こす要因となり、ホールIC102の特性の悪化、ひいては回転センサ100における性能の低下が懸念された。
特開平6−82478号公報
本発明者らは上述の問題を解決すべく鋭意研究の結果、回転センサが温度サイクル環境のもとで使われる場合であっても、検出素子が設けられる部位への水分、油分の侵入を確実に防止して、長期間安定した性能を確保することのできる図3に示すような回転センサを提案した。
図3〜5に示す回転センサ10は、以下の手順で組み立てられていた。
まず、ホールIC22を、ターミナル23の一端23aに溶接などにより電気的に接続する。次に、ホールIC22に接続されたターミナル23をホルダ24の基部24aに設けられた挿通孔24cに圧入により挿通し、互いに組み立てられたこれら部材を、ケース21内に収容する。そして、プレート25を、これら部材が覆われるように、ケース21の開口21aに嵌合することで、センサ本体20の組立が完了する。
センサ本体20の組立が完了した後、ケース21にはプレート25を介してモールド部30が樹脂成形により形成される(図3を参照)。つまり、ケース21の開口21aはプレート25を介してモールド部30により封止される構造となっている。なお、この樹脂成形時には、ターミナル23とターミナル23に接続される平板端子31と、平板端子31に接続されるケーブル32も一体に形成され、これによりターミナル23および平板端子31は、モールド部材30に埋設される。
しかし、このような手順に沿った製造方法では次のような不都合が生じることが判明した。
まず、センサ本体20の組立に当たって、ホールIC22が剥離断線しないよう注意してターミナル23を挿通したプレート25とホルダ24とをスライドさせる必要があった。また、IC端子部22aは銅線など細くて柔らかい材質からなるため、ケース21内にホルダ24を圧入する際に端子が曲がってホールIC22の位置がずれてケース21に入らない場合があった。
本発明は、上述の問題を解消するためになされたもので、センサ本体の組み付け作業性を向上するとともに、歩留まりの向上を図ることのできる回転センサの製造方法を提供することを課題とする。
本発明の回転センサの製造方法は、有底のケースに収容される検出素子と、検出素子に電気的に接続されるターミナルと、ケースに圧入嵌合される弾性体と、ケースの開口を覆うカバー部材とを備え、前記ターミナルが弾性体とカバー部材とに挿通されている回転センサの製造方法であって、検出素子とターミナルとが電気的に接続され、かつ、ターミナルが弾性体とカバー部材とに挿通された状態でターミナルの先端部を固定して弾性体とカバー部材とをスライドさせることで、検出素子と弾性体とが隙間を隔てて位置するように配置する仮スライド工程と、ターミナルを挿通した弾性体とカバー部材とともに検出素子をケースに収容するケース仮組み付け工程と、ターミナルの先端部を固定してカバー部材と弾性体を押圧することでケースと嵌合するように弾性体をケースへ圧入する圧入工程と、有底のケースの開口にカバー部材を介して樹脂成形によりモールド部を形成する樹脂成形工程と、を有することを特徴とする。
また、本発明の回転センサの製造方法において、回転センサのカバー部材にはケースの開口に係合する係合部が設けられていることが望ましい。
さらに、本発明の回転センサの製造方法において、回転センサのターミナルは略丸棒であることが好ましい。
本発明の回転センサの製造方法は、センサ本体を組み付けるに当たり、ターミナルにおけるホルダの位置決めを2段階に分けて実施することに特徴がある。すなわち、第1段階は先端を固定されたターミナルに沿ってホルダを検出素子に微小隙間を隔てて近接させる仮スライド工程であり、第2段階は、ケースの底面が検出素子の底面に当接するようにホルダをケース内に仮収容してから、ターミナルは固定したままでホルダをケース内の所定の位置まで圧入してケースと嵌合させる圧入工程である。
本発明の製造方法は、センサ本体の組付けが完了するまでターミナルをチャックなどで固定しているので、プレートとホルダとが一体となってターミナル上をスライド(相対的に移動)することになる。従って精度の高い位置制御が可能である。第1段階では、弾性体であるホルダと検出素子との間に微小隙間ができるところまでしかホルダを相対移動させないので、この段階では、検出素子は溶接されたままの姿勢を維持しており、ホルダが検出素子を変形させたり溶接部の剥離断線を生じることがない。
また、第2段階でもターミナルは固定されており、ホルダを微小隙間分と予め設定された軸方向の弾性変形分だけ圧入すればよいので、ホルダの弾性変形に従ってターミナルも移動するということがない。従って、ホルダが検出素子に荷重を加えて検出素子を破損するという不具合も回避できる。
以上のようにセンサ本体の組付けに対する信頼性が向上するので、回転センサの品質を安定化することができると同時に、生産性をも向上することができる。
以下、本発明の回転センサの製造方法についてその好適な実施の形態を図を参照しながら説明する。
図3は上記の回転センサ10の構造を示す断面概要図である。回転センサ10は、大まかにはセンサ本体20と、モールド部30とからなる。センサ本体20は、磁性体であるロータ11に対向するように設けられる。ロータ11が回転すると、その回転がセンサ本体20のケース21に収容されたホールIC22によって検出される。そして、センサ本体20において検出された信号は、ターミナル23を介して、モールド部30に埋設される平板端子31に伝達される。平板端子31にはケーブル32の芯線が、溶接により接続されている。ケーブル32は、図示しない制御用コントローラに接続されている。
以下、センサ本体20について、図4を参照して説明する。図4は、図3におけるII−II断面図である。
センサ本体20は、ケース21と、ホールIC22と、ターミナル23と、ホルダ24と、プレート25とを備えている。
ケース21は、有底で略円筒状を呈している。ケース21の開口21aには、複数の爪部21b(図中では、1つのみ符番を付す)が設けられている。
ホールIC22(検出素子)は、ケース21に収容されている。ホールIC22は、通過する磁束密度に応じた信号を出力する公知の磁気検出素子である。なお、ホールIC22には、図示しないマグネットが内蔵されている。
ターミナル23は一対設けられ、略丸棒状を呈している。ターミナル23の一端23aは、溶接によりホールIC22に電気的に接続されている。ターミナル23の他端23bは、溶接などにより前述した平板端子31(図3を参照)に電気的に接続されている。
ホルダ24は、ゴム製で略円筒状を呈している弾性体である。ホルダ24はケース21に圧入により嵌合されている。一対のターミナル23は、このホルダ24に圧入によりそれぞれ挿通されている。
以下、ホルダの詳しい構造について、図5を参照しながら説明する。図5は、図4におけるホルダ24周辺の部分的な拡大図である。
ホルダ24は、基部24aにおいてケース21に圧入により嵌合されている。基部24aの外周には、シール部24bが設けられている。シール部24bは基部24aの外周の全周にわたってその径方向に突出するように設けられ、いわゆるリップ状を呈している。ホルダ24の基部24aは、そのシール部24bが径方向に関して弾性変形した状態でケース21に嵌合されている。つまり、ホルダ24の基部24aがケース21に圧入により嵌合されるようにこの圧入代(弾性変形分)を含んだシール部24bの形状が設定されている。この場合、ホルダ24の基部24aにおける外径は、ケース21の内径よりも見かけ上大きく形成されている。
また、基部24aには、その軸方向に貫通するように、一対の挿通孔24cが設けられている。挿通孔24cには、ターミナル23が圧入により挿通されている。挿通孔24cの内周には、シール部24dがそれぞれ設けられている。シール部24dは、挿通孔24cの内周の全周にわたってその径方向に突出するように設けられ、いわゆるリップ状を呈している。ホルダ24の挿通孔24cにおいては、そのシール部24dが径方向に関して弾性変形した状態でターミナル23が挿通されている。つまり、ホルダ24の挿通孔24cにターミナル23が圧入により挿通されるように、この圧入代(弾性変形分)を含んだシール部24dの形状が設定されている。この場合、ホルダ24の挿通孔24cにおける内径は、ターミナル23の外径よりも見かけ上小さく形成されている。
プレート25(カバー部材)は、略円板状を呈している。図4に示すように、プレート25にはホルダ24の挿通孔24cに対応して一対の挿通孔25aが設けられている。この挿通孔25aにターミナル23がそれぞれ挿通されている。また、プレート25の外周には、ケース21の爪部21bに対応して複数の係合部25b(図中では1つのみ符番を付す)が設けられている。この係合部25bが、ケース21の開口21aの爪部21bに係合することで、ケース21の開口21aがプレート25によって覆われるようになっている。なお、この場合、ホルダ24は軸方向に関して弾性変形した状態でホールIC22とプレート25との間に介装されている。つまり、プレート25は、ホルダ24を介してホールIC22に圧接された状態となっている。なお、ホルダ24には、ホールIC22とプレート25との間に弾性力を介して介装されるように圧入代(弾性変形分)を含んだその軸方向の寸法が設定されている。
すなわち、この回転センサ10の特徴は、ターミナル23を支持するホルダを公知の回転センサ100の樹脂成形により形成されたホルダ103(図6)に代えて、ゴムなどの弾性体からなるホルダ24を用いたことである。そして、ケース21と当接するホルダ24の外周部と、ターミナル23を挿通する挿通孔24cの内周部とにシール部24dを設けて、シール部24dの弾性変形分で防水・防油性能を確保すると同時に、ホルダ24の軸方向の弾性変形分で検出素子22を固定防振することができる。
以上のような本発明の回転センサは、図1に示すフローチャートや図2に示す手順に沿って製造することができる。なお、図2は各工程を図解したもので、(a)はホールIC接続工程を、(b)は仮スライド工程を、(c)はケース仮組工程を、(d)は圧入工程を示す図であり、各工程の左は工程完了後の概要を示す側面図であり、右図は断面概要図である。
まず、ステップS1では、一対のターミナル23をホルダ24の各挿通孔24cへ挿通する。
次に、ステップS2では、ホルダ24から突出したそれぞれのターミナル23をプレート25の挿通孔25aへ挿通して、ホルダ24の上面とプレート25の下面とが当接し、さらにプレート25の上面25bからターミナル23が所定の長さだけ突出しているようにする。
続いて、ステップS3では、ターミナル23の上端部を固定し、ターミナル23のホルダ24から突出した図示下側の部分をプレスなどで潰し、図2(a)左図に示すように小判型形状の一端23aを形成する。
ステップS4では、この小判型形状の一端23aに、ホールIC22のIC端子部22aをスポット溶接又はハンダ付けなどで電気的に接続する。
ステップS5では、プレート25から突出したターミナル23部分(図2(b)点線A部分)をチャックなどの適宜の方法で固定する。なお、ステップS5のチャックによる固定は、ステップS3の前に行い、ステップS3のターミナル23の固定と兼ねてもよい。
ステップS6では、図2(b)に示すようにターミナル23の端部を固定してホールIC22を垂下した状態で、プレート25の上面25bを押圧してプレート25とホルダ24とをホールIC22側へ所定量だけ移動させる。しかし、この時、ホルダの底面24eはホールIC22と接触しないように、ホールIC22の上面22cとの間に微小隙間Dを設けるようにする。この微小隙間Dは、ホルダの底面24eとホールIC22の上面22cとが当接しない範囲でできるだけ小さい方がよい。本実施形態では、このステップS6が仮スライド工程である。
続いて、ケース仮組み付け工程であるステップS7では、上記のようにターミナル23にホールIC22を接続し、プレート25とホルダ24とを仮スライドした仮組体28(図2(b)の状態)を有底のケース21内へ収容する(図2(c))。この時、固定部Aを下降させて仮組体28をケース21へ挿入してもよいし、仮組体28は固定したままでケース21を上昇させて仮組体28を収容するようにしてもよい。ただし、このステップS7では、ステップS6で設けた微小隙間Dを保持して、ホールIC22の底面22eがケース21の底部21dの内表面21eに当接するように配置する。この段階では、プレート25とケース21の開口とは半嵌合状態であるが、この段階で微小隙間Dが維持されていない、つまり、プレート25がケース21の開口に完全に嵌合してしまうと、ターミナル23の平板部23aも一緒に下方へ移動してしまい、ホールIC22に当接すると同時に荷重が負荷されてホールIC22が破損するおそれがある。従って、仮組体28の下降量、またはケース21の上昇量は、治具および/または計測器などを用いて厳密に制御することが望ましい。なお、このステップでは、細く柔らかいIC端子部22aを変形させることなく正常な形状を保持して、ホールIC22の回転方向あるいは左右方向を所定の方向に配置するように留意することはいうまでもない。
仮組体28にケースを組み付けた後、ステップS8では、ターミナル23を固定したまま再度プレート25の上面25bを押圧して、プレート25とケース21の開口21aとが完全に嵌合するまでプレート25とホルダ24とをケース21内へ圧入する(再スライドという)(図2(d))。このようにプレート25とケース21の開口21aとが完全に嵌合するまでホルダ24とをケース21内へ圧入することで、弾性体(ゴム)であるホルダ24は、そのシール部24bが弾性変形した状態でケース21の内周面とターミナル23の外周面とにそれぞれ当接するとともに、ステップS6で設けた微小隙間Dは消失し、ホルダ24の軸方向の弾性変形量分だけホールIC22を押圧して固定防振することができる。
また、ケース21の開口21aには、図2(d)に示すように抜け止め突起(爪部)21bを設けてプレート25に形成された係合部25bと係合することで、ホルダ24の弾性変形による軸方向荷重で仮組体28が抜け出ないようにすることが望ましい。本実施の形態では、ステップS7、S8が圧入工程である。
上記のようにステップS8まではターミナル23の端部をチャックなどで固定して実施するが、ターミナルの端部を強固にチャッキングすることでターミナル表面に傷を付けることがあるため、ターミナルの端部は除去することが望ましい。そこでステップS9では、ターミナル23のチャック部をプレスなどで切断除去する。このようにしてセンサ本体20の組付けが完了する。
ステップS10では、ターミナル23の先端部に図示しない制御装置に接続するリード線(ケーブル)を溶接した平板端子31を溶接し、続いて、ステップS11でケース21の開口21aにプレート25を介して樹脂成形によりモールド部を形成する。すなわち、ステップS10とS11とが樹脂成形工程であり、モールド部を形成することで回転センサ10(図3)を得る。なお、このような樹脂成形工程は、特に限定は無く従来と同様の樹脂と手段とを用いて行えばよい。 以上のような本発明の回転センサの製造方法によれば、回転センサの生産性を飛躍的に向上できるとともに、長期間安定した性能を発揮する回転センサを得ることができる。
なお、本発明の回転センサの製造方法は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で変更することができる。例えば、前記の実施形態では、ターミナルをホルダとプレートの挿通孔に挿入してから小判型形状を形成し、ホールICを接続した。この場合、一対のターミナルの小判型形状の平面度が一定に保たれるため、ホールICの角状の2本の端子との接続を容易に行える(端子が横にずれても溶接が可能)という利点がある反面、ターミナルへホールICを溶接する際に発生するスパッタなどが、ホルダやプレートなどの周辺部材に損傷を与えないように留意する必要がある。このため、ターミナルにホールICを固定してから、ターミナルをホルダとプレートの挿通孔に挿入するようにしてもよい。
本発明の回転センサの製造方法は、有底のケースに収容される検出素子と、検出素子に電気的に接続されるターミナルと、ケースに圧入嵌合される弾性体とを備え、前記ターミナルが弾性体に挿通されている回転センサの製造方法として好適である。
実施形態の製造手順を説明するフローチャートである。 図1のフローチャートの各ステップを説明する概要図である。(a)はステップS1〜S4を、(b)はステップS5〜S6を、(c)はステップS7を、(d)はステップS8を説明する概要図である。なお、各図の左は側面を示し、右は断面を示す。 本実施の形態に好適な回転センサの断面概要図である。 図3のII−II断面を示す概要図である。 図3におけるホルダ周辺の部分的な拡大図である。 公知の回転センサの構造を示す断面図である。
符号の説明
10:回転センサ 21:ケース 21a:開口 22:ホールIC(検出素子) 23:ターミナル 24:ホルダ(弾性体) 25:プレート(カバー部材) 25b:係合部 30:モールド部

Claims (3)

  1. 有底のケースに収容される検出素子と、該検出素子に電気的に接続されるターミナルと、該ケースに圧入嵌合される弾性体と、該ケースの開口を覆うカバー部材とを備え、前記ターミナルが該弾性体と該カバー部材とに挿通されている回転センサの製造方法であって、
    前記検出素子と前記ターミナルとが電気的に接続され、かつ、前記ターミナルが前記弾性体とカバー部材とに挿通された状態で該ターミナルの先端部を固定して前記弾性体とカバー部材とをスライドさせることで、前記検出素子と前記弾性体とが隙間を隔てて位置するように配置する仮スライド工程と、
    前記ターミナルを挿通した弾性体とカバー部材とともに前記検出素子を前記ケースに収容するケース仮組み付け工程と、
    前記ターミナルの先端部を固定して前記カバー部材と弾性体を押圧することで前記ケースと嵌合するように該弾性体を該ケースへ圧入する圧入工程と、
    前記有底のケースの開口に前記カバー部材を介して樹脂成形によりモールド部を形成する樹脂成形工程と、を有することを特徴とする回転センサの製造方法。
  2. 前記カバー部材には前記ケースの開口に係合する係合部が設けられている請求項に記載の回転センサの製造方法。
  3. 前記ターミナルは略丸棒である請求項1に記載の回転センサの製造方法。
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