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JP4697086B2 - 屈曲した角部を有する成形部品およびその製造方法並びに製造装置 - Google Patents

屈曲した角部を有する成形部品およびその製造方法並びに製造装置 Download PDF

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Description

本発明は、屈曲した角部を有する成形部品およびその製造方法並びに製造装置に関する。
車両のサスペンション部品などの屈曲した角部を有する成形部品は、プレス加工によってブランク材から製造されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、成形部品の剛性を向上させるため、肉盛り溶接ビード部を形成しているものもある(例えば、特許文献2参照。)。
実開昭63−117606号公報 特開2003−112260号公報
しかし、プレス加工は、良好な生産性を有するが、屈曲した角部の肉厚減少を引き起こす。そのため、成形部品の素材として、肉厚減少分を見込んだ厚板のブランク材を使用して、部品剛性を確保することが必要であり、部品重量の増加および材料コスト(製造コスト)の上昇を引き起こす問題を有する。
一方、溶接を利用することで部品剛性を向上させる場合、部品重量の増加が比較的小さいが、溶接は、時間のかかる作業である。そのため、生産性が低下し、製造コストが上昇する問題を有する。
本発明は、上記従来技術に伴う課題を解決するためになされたものであり、屈曲した角部を有する成形部品の製造コスト低減および軽量化を図ることが可能である製造方法、屈曲した角部を有する成形部品の製造コスト低減および軽量化を図ることが可能である製造装置、および、製造コスト低減および軽量化を図ることが可能である、屈曲した角部を有する成形部品を、提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、
板状のブランク材を加圧成形することにより、屈曲した角部を有する成形部品を製造する方法であって、
前記ブランク材を加圧成形して得られるハット状断面の予備成形体の角部の肉厚を、第1増肉型部および第2増肉型部を有する成形型を用いる加圧成形によって増加させる増肉工程を有し、
前記予備成形体は、離間する一対の側壁と、前記側壁の端部同士を連結する連結壁と、前記側壁と前記連結壁とを接続している前記角部と、を有し、
前記第1増肉型部は、前記連結壁を介して側壁側に配置され、
前記第2増肉型部は、前記連結壁を介して前記第1増肉型部の逆側に配置され、かつ、外向き湾曲形状の押圧面を有しており、
前記増肉工程において、前記連結壁は、前記第2増肉型部の前記外向き湾曲形状の押圧面によって、前記第1増肉型部に対して押圧されて、前記連結壁の材料が前記角部に流動し、前記角部の肉厚の増加を引き起こす
ことを特徴とする成形部品を製造する方法である。
上記目的を達成するための請求項2に記載の発明は、
板状のブランク材を加圧成形することにより、屈曲した角部を有する成形部品を製造する方法であって、
前記ブランク材を加圧成形して得られるハット状断面の予備成形体の角部の肉厚を、第1増肉型部および第2増肉型部を有する成形型を用いる加圧成形によって増加させる増肉工程を有し、
前記予備成形体は、離間する一対の側壁と、前記側壁の端部同士を連結する連結壁と、前記側壁と前記連結壁とを接続している前記角部と、を有し、
前記第1増肉型部は、前記連結壁を介して側壁側に配置され、
前記第2増肉型部は、前記連結壁を介して前記第1増肉型部の逆側に配置され、かつ、内向き湾曲形状の押圧面を有し、前記押圧面は、略平坦な基部および突出するテーパ状縁部を有しており、
前記増肉工程において、前記連結壁は、前記第2増肉型部の前記内向き湾曲形状の押圧面によって、前記第1増肉型部に対して押圧され、
前記角部は、前記テーパ状縁部の湾曲面に沿って突出し、加圧成形の進行に伴って、前記連結壁および前記角部がさらに変形することで、前記角部の突出が解消され、前記角部の突出している部位の材料が流動して集まることで、前記角部の肉厚の増加を引き起こし、かつ、前記角部の突出している部位の材料の一部が、前記テーパ状縁部の湾曲面に沿って前記連結壁に流動し、前記連結壁の肉厚の増加を引き起こす
ことを特徴とする成形部品を製造する方法である。
上記目的を達成するための請求項7に記載の発明は、
板状のブランク材を加圧成形することにより、屈曲した角部を有する成形部品を製造する装置であって、
前記ブランク材を加圧成形して得られるハット状断面の予備成形体の角部の肉厚を、加圧成形によって増加させる増肉装置を有し、
前記予備成形体は、離間する一対の側壁と、前記側壁の端部同士を連結する連結壁と、前記側壁と前記連結壁とを接続している前記角部と、を有し、
前記増肉装置の成形型は、
前記連結壁を介して側壁側に配置される第1増肉型部と、
前記連結壁を介して前記第1増肉型部の逆側に配置される第2増肉型部と、を有し、
前記第2増肉型部は、外向き湾曲形状の押圧面を有しており、前記連結壁を、前記第1増肉型部に対して押圧し、前記連結壁の材料を前記角部に流動させ、前記角部の肉厚の増加を引き起こす
ことを特徴とする成形部品を製造する装置である。
上記目的を達成するための請求項8に記載の発明は、
板状のブランク材を加圧成形することにより、屈曲した角部を有する成形部品を製造する装置であって、
前記ブランク材を加圧成形して得られるハット状断面の予備成形体の角部の肉厚を、加圧成形によって増加させる増肉装置を有し、
前記予備成形体は、離間する一対の側壁と、前記側壁の端部同士を連結する連結壁と、前記側壁と前記連結壁とを接続している前記角部と、を有し、
前記増肉装置の成形型は、
前記連結壁を介して側壁側に配置される第1増肉型部と、
前記連結壁を介して前記第1増肉型部の逆側に配置される第2増肉型部と、を有し、
前記第2増肉型部は、内向き湾曲形状の押圧面を有し、前記押圧面は、略平坦な基部および突出するテーパ状縁部を有しており、前記連結壁を、前記第1増肉型部に対して押圧し、前記角部が前記テーパ状縁部の湾曲面に沿って突出し、加圧成形の進行に伴って、前記連結壁および前記角部がさらに変形することで、前記角部の突出が解消され、前記角部の突出している部位の材料が流動して集まることで、前記角部の肉厚の増加を引き起こし、かつ、前記角部の突出している部位の材料の一部が、前記テーパ状縁部の湾曲面に沿って前記連結壁に流動し、前記連結壁の肉厚の増加を引き起こす
ことを特徴とする成形部品を製造する装置である。
上記目的を達成するための請求項15に記載の発明は、
請求項1〜6のいずれか1項に記載の成形部品を製造する方法によって製造された屈曲した角部を有する成形部品であって、
前記角部の肉厚は、少なくとも前記側壁の肉厚より大きい
ことを特徴とする屈曲した角部を有する成形部品である。
請求項1に記載の発明によれば、屈曲した角部の肉厚を、外向き湾曲形状の押圧面を有する第2増肉型部を有する成形型を用いる加圧成形によって増加させる増肉工程を有し、請求項2に記載の発明によれば、屈曲した角部の肉厚を、内向き湾曲形状の押圧面を有し、当該押圧面は、略平坦な基部および突出するテーパ状縁部を有する第2増肉型部を有する成形型を用いる加圧成形によって増加させる増肉工程を有する。したがって、成形部品の素材として、肉厚減少分を見込んだ厚板のブランク材を使用することで、部品剛性を確保する必要はなく、部品重量の増加および材料コスト(製造コスト)の上昇が、抑制される。また、加圧成形は、溶接と比較し、良好な生産性を有するため、製造コストの上昇が、抑制される。つまり、屈曲した角部を有する成形部品の製造コスト低減および軽量化を図ることが可能である製造方法を、提供することができる。
請求項7に記載の発明によれば、屈曲した角部の肉厚を、外向き湾曲形状の押圧面を有する第2増肉型部を有する成形型を用いる加圧成形によって増加させる増肉装置を有し、請求項8に記載の発明によれば、屈曲した角部の肉厚を、内向き湾曲形状の押圧面を有し、当該押圧面は、略平坦な基部および突出するテーパ状縁部を有する第2増肉型部を有する成形型を用いる加圧成形によって増加させる増肉装置を有する。したがって、成形部品の素材として、肉厚減少分を見込んだ厚板のブランク材を使用することで、部品剛性を確保する必要はなく、部品重量の増加および材料コスト(製造コスト)の上昇を、抑制することができる。また、加圧成形は、溶接と比較し、良好な生産性を有するため、製造コストの上昇を、抑制することが可能である。つまり、屈曲した角部を有する成形部品の製造コスト低減および軽量化を図ることが可能である製造装置を、提供することができる。
請求項15に記載の発明によれば、成形部品の屈曲した角部の肉厚は、前記第2増肉型部を有する成形型を用いる加圧成形によって増加させられている。したがって、成形部品の素材として、肉厚減少分を見込んだ厚板のブランク材を使用することで、部品剛性を確保する必要はなく、部品重量の増加および材料コスト(製造コスト)の上昇を、抑制することができる。また、加圧成形は、溶接と比較し、良好な生産性を有するため、製造コストの上昇を、抑制することが可能である。つまり、製造コスト低減および軽量化を図ることが可能である、屈曲した角部を有する成形部品を、提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、実施の形態1に係る成形部品が適用される車両用構造部材を説明するための平面図、図2は、図1の線II−IIに関する断面図、図3は、図2の部分拡大図である。
車両用構造部材90は、アクスル部品と車体を連結するために使用されるサスペンション部品であり、成形部品80,85の縁部を接合することで製造されており、中空状の略矩形断面を有する。
成形部品80,85は、ハット状断面を呈し、屈曲した角部82,87、連結壁81,86および離間する一対の側壁83,88を有する。連結壁81,86は、角部82,87を介し側壁83,88の端部同士を連結している。
成形部品80,85は、板状のブランク材を加圧成形することにより製造されており、成形部品80,85の断面形状の大幅な変更を要することなく、剛性が不足する部位である屈曲した角部82,87が、製造過程で増肉されることで剛性が向上している。
したがって、成形部品80,85の素材として、角部の肉厚減少分を見込んだ厚板のブランク材を使用することによる部品重量の増加および材料コスト(製造コスト)の上昇を、抑制することができる。また、加圧成形は、溶接と比較し、良好な生産性を有するため、製造コストの上昇を、抑制することが可能である。
なお、加圧成形は、プレス加工である。また、ブランク材は、加圧成形のために用意された半製品の素材であり、金属板からなる。
次に、実施の形態1に係る成形部品の製造装置を説明する。図4は、予備成形装置を説明するための断面図、図5は、増肉装置を説明するための断面図である。
本製造装置は、板状のブランク材10を加圧成形し、屈曲した角部を有する予備成形体20を成形する予備成形装置100を、さらに有しており、増肉装置150は、予備成形体20の角部の肉厚を増加させる。
次に、予備成形装置100および増肉装置150を詳述する。
図4に示される予備成形装置100は、ブランク材10を屈曲させ、後述するハット状断面の予備成形体20を成形するために使用され、上方型部、および、ブランク材10を介し、上方型部の逆側に配置される下方型部を有する。なお、屈曲した角部22は、連結壁21と側壁23とを接続している。
上方型部は、ホルダ110、駆動装置112、上型130および上部補助型140を有する。
ホルダ110は、上型130および上部補助型140を保持しており、その内部には、スプリング142が配置されている。スプリング142は、ホルダ110と上部補助型140との間に設置され、上部補助型140を弾性支持している。なお、スプリング142の変わりに、クッションピンを適用することも可能である。
駆動装置112は、例えば、油圧式であり、ホルダ110を、下方型部に対して、近接離間自在にするために使用される。
上型130は、外周部133およびキャビティ面134を有する。キャビティ面134は、成形部品の外面形状と略一致している。上部補助型140は、キャビティ面134の内部を摺動自在に設定されており、ブランク材10の第1部位11に当接する略平坦な押圧面143を有する。第1部位11は、予備成形体20の連結壁21を構成することとなる部分である。
下方型部は、ホルダ115、ピン117、支持装置118、下型135および下部雄型145を有する。
ホルダ115は、下部雄型145を支持している。ピン117は、ホルダ115を貫通し、下型135に当接している。支持装置118、例えば、油圧式であり、ピン117を弾性支持している。そのため、ピン117は、クッションピンとして機能する。
下型135は、外周部137および開口部138を有する。下部雄型145は、開口部138から突出自在に配置され、その先端部は、成形部品の内面形状と略一致しており、ブランク材10の第1部位11に当接する押圧面147を有する。押圧面147は、外向き湾曲形状を有する。
ブランク材10の第1部位11は、上型130のキャビティ面134および下型135の開口部138に相対するように、配置される。ブランク材10の第2部位13は、上型130および下型135の外周部133,137に相対するように、配置される。第1部位13は、予備成形体20の側壁23を構成することとなる部分である。
外周部133,137は、ブランク材10の第1部位11を屈曲させる際、ブランク材10の第2部位13の移動を案内するためのガイドとて機能し、例えば、しわの発生を抑制することが可能である。なお、外周部133,137の間には、スペーサ139が配置される。
下部雄型145が上型130のキャビティ面134に突出した場合における、下部雄型145とキャビティ面134との間のクリアランスは、ブランク材10の肉厚と略一致している。
下部雄型145は、上型130のキャビティ面134に向う方向(屈曲方向)に、突出することで、ブランク材10の第1部位11を押圧し、屈曲させることが可能である。一方、上部補助型140は、下部雄型145の突出と連動し、屈曲方向に後退し、また、上部補助型140および下部雄型145の移動量は、ブランク材10の第2部位13のサイズと略一致している。
以上のように、予備成形装置100は、ブランク材10を加圧成形し、屈曲した角部22を有する予備成形体20を成形することが可能であり、予備成形体20は、離間する一対の側壁23および側壁23の端部同士を連結する連結壁21を有するハット状断面を呈する。
なお、下部雄型145の押圧面147は、外向き湾曲形状を有するため、連結壁21は、外向き湾曲した形状を呈する。上部補助型140は、例えば、成形部品の形状に応じて、適宜省略することも可能である。
次に、増肉装置150を説明する。
増肉装置150は、予備成形体20の角部22の肉厚を増加させるために使用され、予備成形体20の連結壁21の材料を、角部22に流動させための上方型部および下方型部を有する。
上方型部は、ホルダ160、駆動装置162、上型170、上部補助型180および上部雄型190を有する。
ホルダ160は、上型170、上部補助型180および上部雄型190を保持しており、その内部には、スプリング182が配置されている。スプリング182は、ホルダ160と上部補助型180との間に設置され、上部補助型180を弾性保持している。なお、スプリング182の変わりに、クッションピンを適用することも可能である。
駆動装置162は、例えば、油圧式であり、ホルダ160を、下方型部に対して、近接離間自在にするために使用される。
上型170は、上部補助型180および上部雄型190が配置される開口部を有する基部である。上部補助型180は、外周部183および側壁184を有する。側壁184は、成形部品の側壁の外面形状と一致している。
上部雄型190は、予備成形体20の連結壁21を側壁側へ押圧するための押圧面192を有する。押圧面192は、成形部品の連結壁の外面形状と一致しており、外向き湾曲形状を呈し、その周縁は、若干窪んでいる。
したがって、上部補助型180の側壁184および上部雄型190の押圧面192は、一体となって、成形部品の外面形状とに対応するキャビティ面を形成する。
下方型部は、予備成形体20を介し、上方型部の逆側に配置され、ホルダ165、下型175、下部補助型185および支持装置187を有する。
ホルダ165は、下型175を支持しており、また、下部補助型185が挿通される開口部を有する。
下型175は、コア部177、突縁部178および下部補助型185が挿通される開口部を有する。コア部177は、突縁部178から突出しており、その側壁は、成形部品の側壁の内面形状に一致している。
下部補助型185は、ホルダ165および下型175の開口部に摺動自在に配置される。支持装置187は、例えば、油圧式であり、下部補助型185を弾性支持している。そのため、下部補助型185は、クッションピンとして機能する。
下型175の端面および下部補助型185の端面は、一体として、成形部品の連結壁の内面形状と一致しており、予備成形体20の連結壁21を支持する略平坦な押圧面を形成する。
したがって、コア部177の側壁、下型175の端面および下部補助型185の端面は、一体となって、成形部品の内面形状に対応するキャビティ面を形成する。一方、上述のように、上部補助型180の側壁184および上部雄型190の押圧面192は、一体となって、成形部品の外面形状とに対応するキャビティ面を形成する。
そのため、ホルダ165が降下し、上部補助型180の外周部183と下型175の突縁部178と当接した場合、成形部品の断面形状に対応するキャビティが形成される。成形部品の角部に対応するキャビティのクリアランスは、他の部位より大きく、予備成形体20の連結壁21の材料の流動を許容する空所を形成する。
なお、予備成形体20は、下型175のコア部177に嵌合するように配置され、予備成形体20の連結壁21および側壁23は、コア部177の端面および外周面と相対する。つまり、下型175は、連結壁21の屈曲面の背面側に配置される。
なお、コア部177の端面の周縁は、材料移動を容易とするために、屈曲形状を有することが好ましい。
また、加圧成形の際、上部補助型180が降下すると、予備成形体20の側壁23を介してコア部177の逆側に配置されるため、予備成形体20の側壁23は、上部補助型180の側壁184とコア部177の外周面によって挟まれる。上部補助型180の側壁184とコア部177の外周面は、予備成形体20の側壁23の移動を拘束する。さらに、予備成形体20の側壁23における角部22と反対側の端面24は、下型175の突縁部178と当接する。つまり、予備成形体20は制止状態にあるため、上部雄型190の押圧面192は、予備成形体20の連結壁21を、確実に側壁側へ押圧することが可能である。
次に、実施の形態1に係る成形部品の製造方法を説明する。
本製造方法は、板状のブランク材を加圧成形することにより、屈曲した角部を有する成形部品を製造するために使用され、角部の肉厚を、加圧成形によって増加させる増肉工程を有する。
なお、本製造方法は、増肉工程の前に、ブランク材を加圧成形し、屈曲した角部を有する予備成形体を成形する予備成形工程をさらに有し、増肉工程において、予備成形体の角部の肉厚を増加させる。
図6は、予備成形工程におけるワークセットを説明するための断面図、図7は、図6に続く、加圧成形を説明するための断面図である。
まず、ブランク材10が、予備成形装置100の下型135に配置される。この際、ブランク材10の第1部位11および第2部位13は、下型135の開口部138および外周部137に位置決めされ、下部雄型145の押圧面147は、第1部位11と当接する。
上型130が降下し、上型130と下型135とが型締めされる(図6参照)。この際、上型130の外周部133は、ブランク材10の第2部位13に位置決めされ、上部補助型140の押圧面143は、ブランク材10の第1部位11と当接する。
ワークセットが完了すると、上型130がさらに降下し、下型135を押圧する。下型135は、後退するため、下部雄型145の押圧面147は、下型135の開口部138からの突出し、ブランク材10の第1部位11を押圧する。弾性保持される上部補助型140は、下部雄型145の動きに連動し、上型130のキャビティ面134を摺動しながら、後退する(図7参照)。
上部補助型140および下部雄型145の移動量は、ブランク材10の第2部位13のサイズと略一致している。上型130のキャビティ面134は、成形部品の外面形状と略一致している。下部雄型145の先端部は、成形部品の内面形状と略一致している。
したがって、予備成形工程において形成される予備成形体20は、離間する一対の側壁23および側壁23の端部同士を連結する連結壁21を有するハット状断面を呈する。なお、下部雄型145の押圧面147は、外向き湾曲形状を有するため、連結壁21は、外向き湾曲した形状を呈する。
以上のように、予備成形工程において、板状のブランク材が加圧成形され、屈曲した角部22を有する予備成形体20が成形される。なお、ブランク材10の第2部位13の移動は、上型130の外周部133および下型135の外周部137によって案内されるため、例えば、しわの発生が抑制される。
次に、増肉工程を詳述する。
図8は、増肉工程におけるワークセットの開始を説明するための断面図、図9は、図8に続く、ワークセットの完了説明するための断面図、図10は、図9に続く、加圧成形を説明するための断面図、図11は、図10の拡大断面図である。
まず、予備成形体20が、下型175のコア部177に嵌合するように配置される。この際、予備成形体20の連結壁21は、下型175のコア部177の端面および下部補助型185の端面と相対し、予備成形体20の側壁23は、下型175のコア部177の外周面と相対する。予備成形体20の連結壁21は、コア部177の開口部から突出している下部補助型185の端面によって、弾性支持される。
そして、ホルダ165が降下し、上部雄型190が予備成形体20の連結壁21に当接し、押圧する。連結壁21は、下部補助型185を同伴し、後退し、コア部177の端面に当接する(図8参照)。この際、下部補助型185の端面は、コア部177の端面と位置合せさ、押圧面を一体として形成する。
ホルダ165がさらに降下し、上部補助型180および上部雄型190が、下型175および下部補助型185に、さらに近接する(図9参照)。
予備成形体20の側壁23は、上部補助型180の側壁184と下型175のコア部177の外周面によって挟まれる。予備成形体20の側壁23の端面24は、下型175の突縁部178と当接する。
ワークセットが完了すると、ホルダ165がさらに降下し、加圧成形が開始される。上部雄型190の押圧面192が、予備成形体20の連結壁21を、側壁側へ押圧し、連結壁21の材料を、角部22へ流動させる。その結果、連結壁21の背面は、逆方向に変形し、下部補助型185の端面とコア部177の端面とにより一体的に形成される押圧面に、当接する(図10参照)。
なお、コア部177の側壁、下型175の端面および下部補助型185の端面は、一体となって、成形部品の内面形状に対応するキャビティ面を形成し、上部補助型180の側壁184および上部雄型190の押圧面192は、一体となって、成形部品の外面形状とに対応するキャビティ面を形成する。そのため、成形部品の断面形状に対応するキャビティが形成される。成形部品の角部に対応するキャビティのクリアランスは、他の部位より大きく、予備成形体20の連結壁21の材料の流動を許容する空所を形成する。
したがって、角部22に流動した材料は、角部22の肉厚を増加させる(図11参照)。つまり、剛性が不足する部位である屈曲した角部22が、増肉されることで剛性が向上する。
以上のように、増肉工程においては、予備成形体の角部の肉厚が増加させられる。なお、上部補助型180の側壁184とコア部177は、予備成形体20の側壁23の移動を拘束するため、予備成形体20の連結壁21は、上部雄型190の押圧面192によって、確実に側壁側へ押圧される。
なお、予備成形体20の連結壁21の幅は、最終の部品形状となる増肉成形完了後のハット状断面の成形部品の連結壁の幅よりも大きく、予備成形体20の角部22の曲率は、最終形状の成形部品の角部の曲率よりも大きく設定されている。すなわち、予備成形型と増肉成形型の寸法や形状が、予備成形体20と最終成形部品の寸法や形状が、上記の関係になるように予め設定されている。これにより、予備成形体20の連結壁21や角部22にある余分な材料を、増肉工程において角部の板厚増加分の材料へ、持っていくことが可能になっている。
したがって、成形部品の断面形状の大幅な変更を要することなく、剛性が不足する部位である屈曲した角部を、増肉することで、剛性を向上させることが可能である。
つまり、成形部品の素材として、角部の肉厚減少分を見込んだ厚板のブランク材を使用することによる部品重量の増加および材料コスト(製造コスト)の上昇を、抑制することができる。また、加圧成形は、溶接と比較し、良好な生産性を有するため、製造コストの上昇を、抑制することが可能である。
図12〜図14は、実施の形態1に係る成形部品が適用される別の車両用構造部材を説明するための斜視図である。
車両用構造部材90は、図1に示されるサスペンション部品に限定されず、例えば、図12に示されるリンク部品91、図13に示されるブラケット部品92、図14に示されるサイドシルアウターレインフォース等のボディ本体部品93に、適用することも可能である。
図15は、本発明の実施の形態1に係る変形例を説明するための断面図である。
増肉装置150の上方型部は、上型170、上部補助型180および上部雄型190を有する形態に限定されず、一体化された型構造体190Aを有することも可能である。この場合、上方型部の型構造の変更に対応させた突縁部178Aを設けることが好ましい。
以上のように、実施の形態1において、成形部品の角部の肉厚を、他の部位つまり側壁および連結壁の肉厚より大きくすることが可能である。したがって、屈曲した角部を有する成形部品の製造コスト低減および軽量化を図ることが可能である製造方法、屈曲した角部を有する成形部品の製造コスト低減および軽量化を図ることが可能である製造装置、および、製造コスト低減および軽量化を図ることが可能である、屈曲した角部を有する成形部品を、提供することができる。
次に、実施の形態2を説明する。なお、以下において、実施の形態1と同様の機能を有する部材については類似する符号を使用し、重複を避けるため、その説明を省略する。
図16は、実施の形態2に係る増肉装置を説明するための断面図、図17は、実施の形態2に係る増肉工程における加圧成形を説明するための断面図、図18は、加圧成形における材料の流動を説明するための拡大図、図19は、加圧成形の完了時を説明するための断面図である。
実施の形態2に係る増肉装置の上部雄型290は、実施の形態1と異なり、略平坦な押圧面292を有しており(図16参照)、角部の肉厚の増加のみならず、ハット状断面の予備成形体の連結壁をも増肉させている。
増肉工程における加圧成形の途中において、予備成形体20の連結壁21は、コア部277および下部補助型285の端面に当接するように窪み変形する際、予備成形体20の角部22は、突出する(図17参照)。
そして、加圧成形の進行に伴って、予備成形体20の連結壁21および角部22がさらに変形することで、角部22の突出が解消され、角部22の突出している部位の材料が集まることで(図18参照)、実施の形態1の場合と同様に、成形部品の角部の肉厚が増加する(図19参照)。
一方、実施の形態1と異なり、上部雄型290の押圧面292は、略平坦であるため、押圧面292と予備成形体20の連結壁21との間には、比較的大きな空所が形成されている。そのため、角部22の突出が解消される際、角部22の突出している部位の材料の一部が、連結壁21に容易に流入する(図18参照)。したがって、成形部品の連結壁の肉厚が増加する(図19参照)。なお、符号280は、上部補助型を示している。
以上のように、実施の形態2は、成形部品の角部および連結壁の肉厚を、増加させることが可能であり、例えば、連結壁の肉厚を、側壁の肉厚より大きい成形部品を得ることができる。
次に、実施の形態3を説明する。
図20は、本発明の実施の形態3に係る増肉装置を説明するための断面図、図21は、加圧成形における材料の流動を説明するための拡大図である。
実施の形態3に係る増肉装置の上部雄型390の押圧面392は、実施の形態2と異なり、内向き湾曲形状を呈し、略平坦な基部393および突出するテーパ状縁部394を有しており、角部の肉厚の増加を引く起こす材料の流動特性が変化している。
増肉工程における加圧成形においては、予備成形体20の連結壁21が、加圧成形の途中において、コア部377および下部補助型385の端面に当接するように窪む変形する際、予備成形体20の角部22は、押圧面392のテーパ状縁部394の湾曲面に沿って突出する。
そして、加圧成形の進行に伴って、予備成形体20の連結壁21および角部22がさらに変形することで、角部22の突出が解消され、角部22の突出している部位の材料が集まることで、成形部品の角部の肉厚が増加する。
一方、上部雄型390の押圧面392の基部393は、略平坦であるため、基部393と予備成形体20の連結壁21との間には、比較的大きな空所が形成されている。そのため、角部22の突出が解消される際、角部22の突出している部位の材料の一部が、実施の形態2の場合と同様に、連結壁21に容易に流入することで、成形部品の連結壁の肉厚が増加する。
この時、予備成形体20の角部22が当接している上部雄型390の押圧面392のテーパ状縁部394は、湾曲しているため、連結壁21への材料の流入が促進される。なお、符号380は、上部補助型を示している。
以上のように、実施の形態3は、成形部品の連結壁の肉厚を、実施の形態2に比較し、より容易に増加させることが可能である。
次に、実施の形態4を説明する。
図22は、実施の形態4に係る増肉装置を説明するための断面図、図24は、加圧成形における材料の流動を説明するための拡大図である。
実施の形態4に係る増肉装置の上部雄型490の押圧面492は、実施の形態3と異なり、内向き湾曲形状の窪み部495を、さらに有する。窪み部495は、略平坦な基部493とテーパ状縁部494の境界に配置され、一体として連続的な押圧面を形成しており、角部の肉厚の増加を引く起こす材料の流動特性が、変化している。
増肉工程における加圧成形においては、予備成形体20の連結壁21が、加圧成形の途中において、コア部477および下部補助型485の端面に当接するように窪む変形する際、予備成形体20の角部22は、押圧面492のテーパ状縁部494および窪み部495に沿って突出する。
そして、加圧成形の進行に伴って、予備成形体20の連結壁21および角部22がさらに変形する際、角部22の突出が解消され、角部22の突出している部位の材料が集まることで、成形部品の角部の肉厚が増加する。
一方、上部雄型490の押圧面492の基部493は、略平坦であるため、基部493と予備成形体20の連結壁21との間には、比較的大きな空所が形成されている。そのため、角部22の突出が解消される際、角部22の突出している部位の材料の一部が、連結壁21に容易に流入することで、成形部品の連結壁の肉厚が増加する。
この時、予備成形体20の角部22が当接している上部雄型490の押圧面492のテーパ状縁部494は、湾曲しているため、実施の形態3と同様に、連結壁21への材料の流入が促進される。
しかし、窪み部495の存在により、角部22への材料の流入も引き起こされるため、実施の形態3に比較し、角部の肉厚がより増加する。つまり、連結壁21への材料の流入は、窪み部495の形状を変更することで、制御することが可能である。なお、符号480は、上部補助型を示している。
以上のように、実施の形態4は、成形部品の角部の肉厚を、実施の形態3に比較し、より増加させることが可能である。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の範囲内で種々改変することができる。例えば、実施の形態1に係る変形例を、実施の形態2〜4に適用することも可能である。
本発明の実施の形態1に係る成形部品が適用される車両用構造部材を説明するための平面図である。 図1の線II−IIに関する断面図である。 図2の部分拡大図である。 本発明の実施の形態1に係る成形部品の製造装置における予備成形装置を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態1に係る成形部品の製造装置における増肉装置の成形型を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態1に係る成形部品の製造方法における予備成形工程におけるワークセットを説明するための断面図である。 図6に続く、加圧成形を説明するための断面図である。 増肉工程におけるワークセットの開始を説明するための断面図である。 図8に続く、ワークセットの完了説明するための断面図である。 図9に続く、加圧成形を説明するための断面図である。 図10の拡大断面図である。 本発明の実施の形態1に係る成形部品が適用される別の車両用構造部材を説明するための斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る成形部品が適用される別の車両用構造部材を説明するための斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る成形部品が適用される別の車両用構造部材を説明するための斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る変形例を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態2に係る増肉装置を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態2に係る増肉工程における加圧成形を説明するための断面図である。 加圧成形における材料の流動を説明するための拡大図である。 加圧成形の完了時を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態3に係る増肉装置を説明するための断面図である。 加圧成形における材料の流動を説明するための拡大図である。 本発明の実施の形態4に係る増肉装置を説明するための断面図である。 加圧成形における材料の流動を説明するための拡大図である。
符号の説明
10・・ブランク材、
11・・第1部位、
13・・第2部位、
20・・予備成形体、
21・・連結壁、
22・・角部、
23・・側壁、
24・・端面、
80,85・・成形部品、
81,86・・連結壁、
82,87・・角部、
83,88・・側壁、
90・・車両用構造部材、
91・・リンク部品、
92・・ブラケット部品、
93・・ボディ本体部品、
100・・予備成形装置、
110・・ホルダ、
112・・駆動装置、
115・・ホルダ、
117・・ピン、
118・・支持装置、
130・・上型、
133・・外周部、
134・・キャビティ面、
135・・下型、
137・・外周部、
138・・開口部、
139・・スペーサ、
140・・上部補助型、
142・・スプリング、
143・・押圧面、
145・・下部雄型、
147・・押圧面、
150・・増肉装置、
160・・ホルダ、
162・・駆動装置、
165・・ホルダ、
170・・上型、
175・・下型、
177・・コア部、
178,178A・・突縁部、
180・・上部補助型、
182・・スプリング、
183・・外周部、
184・・側壁、
185・・下部補助型、
187・・支持装置、
190・・上部雄型、
190A・・型構造体、
192・・押圧面、
277・・コア部、
280・・上部補助型、
285・・下部補助型、
290・・上部雄型、
292・・押圧面、
377・・コア部、
380・・上部補助型、
385・・下部補助型、
390・・上部雄型、
392・・押圧面、
393・・基部、
394・・テーパ状縁部、
477・・コア部、
480・・上部補助型、
485・・下部補助型、
490・・上部雄型、
492・・押圧面、
493・・基部、
494・・テーパ状縁部、
495・・窪み部。

Claims (17)

  1. 板状のブランク材を加圧成形することにより、屈曲した角部を有する成形部品を製造する方法であって、
    前記ブランク材を加圧成形して得られるハット状断面の予備成形体の角部の肉厚を、第1増肉型部および第2増肉型部を有する成形型を用いる加圧成形によって増加させる増肉工程を有し、
    前記予備成形体は、離間する一対の側壁と、前記側壁の端部同士を連結する連結壁と、前記側壁と前記連結壁とを接続している前記角部と、を有し、
    前記第1増肉型部は、前記連結壁を介して側壁側に配置され、
    前記第2増肉型部は、前記連結壁を介して前記第1増肉型部の逆側に配置され、かつ、外向き湾曲形状の押圧面を有しており、
    前記増肉工程において、前記連結壁は、前記第2増肉型部の前記外向き湾曲形状の押圧面によって、前記第1増肉型部に対して押圧されて、前記連結壁の材料が前記角部に流動し、前記角部の肉厚の増加を引き起こす
    ことを特徴とする成形部品を製造する方法。
  2. 板状のブランク材を加圧成形することにより、屈曲した角部を有する成形部品を製造する方法であって、
    前記ブランク材を加圧成形して得られるハット状断面の予備成形体の角部の肉厚を、第1増肉型部および第2増肉型部を有する成形型を用いる加圧成形によって増加させる増肉工程を有し、
    前記予備成形体は、離間する一対の側壁と、前記側壁の端部同士を連結する連結壁と、前記側壁と前記連結壁とを接続している前記角部と、を有し、
    前記第1増肉型部は、前記連結壁を介して側壁側に配置され、
    前記第2増肉型部は、前記連結壁を介して前記第1増肉型部の逆側に配置され、かつ、内向き湾曲形状の押圧面を有し、前記押圧面は、略平坦な基部および突出するテーパ状縁部を有しており、
    前記増肉工程において、前記連結壁は、前記第2増肉型部の前記内向き湾曲形状の押圧面によって、前記第1増肉型部に対して押圧され、前記角部は、前記テーパ状縁部の湾曲面に沿って突出し、加圧成形の進行に伴って、前記連結壁および前記角部がさらに変形することで、前記角部の突出が解消され、前記角部の突出している部位の材料が流動して集まることで、前記角部の肉厚の増加を引き起こし、かつ、前記角部の突出している部位の材料の一部が、前記テーパ状縁部の湾曲面に沿って前記連結壁に流動し、前記連結壁の肉厚の増加を引き起こす
    ことを特徴とする成形部品を製造する方法。
  3. 前記第2増肉型部の押圧面は、前記基部と前記テーパ状縁部の境界に配置される内向き湾曲形状の窪み部を有しており、
    前記増肉工程において、前記窪み部の存在により、前記角部への材料の流入が促進されることを特徴とする請求項2に記載の成形部品を製造する方法。
  4. 前記増肉工程の前に、前記ブランク材を加圧成形し、前記予備成形体を成形する予備成形工程をさらに有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の成形部品を製造する方法。
  5. 前記増肉工程において、前記予備成形体の側壁を拘束した状態で、前記予備成形体の連結壁を、前記側壁側へ押圧することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の成形部品を製造する方法。
  6. 前記増肉工程において、前記予備成形体の側壁を拘束する際、前記側壁における前記角部と反対側の端面を、前記成形型に当接させることを特徴とする請求項5に記載の成形部品を製造する方法。
  7. 板状のブランク材を加圧成形することにより、屈曲した角部を有する成形部品を製造する装置であって、
    前記ブランク材を加圧成形して得られるハット状断面の予備成形体の角部の肉厚を、加圧成形によって増加させる増肉装置を有し、
    前記予備成形体は、離間する一対の側壁と、前記側壁の端部同士を連結する連結壁と、前記側壁と前記連結壁とを接続している前記角部と、を有し、
    前記増肉装置の成形型は、
    前記連結壁を介して側壁側に配置される第1増肉型部と、
    前記連結壁を介して前記第1増肉型部の逆側に配置される第2増肉型部と、を有し、
    前記第2増肉型部は、外向き湾曲形状の押圧面を有しており、前記連結壁を、前記第1増肉型部に対して押圧し、前記連結壁の材料を前記角部に流動させ、前記角部の肉厚の増加を引き起こす
    ことを特徴とする成形部品を製造する装置。
  8. 板状のブランク材を加圧成形することにより、屈曲した角部を有する成形部品を製造する装置であって、
    前記ブランク材を加圧成形して得られるハット状断面の予備成形体の角部の肉厚を、加圧成形によって増加させる増肉装置を有し、
    前記予備成形体は、離間する一対の側壁と、前記側壁の端部同士を連結する連結壁と、前記側壁と前記連結壁とを接続している前記角部と、を有し、
    前記増肉装置の成形型は、
    前記連結壁を介して側壁側に配置される第1増肉型部と、
    前記連結壁を介して前記第1増肉型部の逆側に配置される第2増肉型部と、を有し、
    前記第2増肉型部は、内向き湾曲形状の押圧面を有し、前記押圧面は、略平坦な基部および突出するテーパ状縁部を有しており、前記連結壁を、前記第1増肉型部に対して押圧し、前記角部が前記テーパ状縁部の湾曲面に沿って突出し、加圧成形の進行に伴って、前記連結壁および前記角部がさらに変形することで、前記角部の突出が解消され、前記角部の突出している部位の材料が流動して集まることで、前記角部の肉厚の増加を引き起こし、かつ、前記角部の突出している部位の材料の一部が、前記テーパ状縁部の湾曲面に沿って前記連結壁に流動し、前記連結壁の肉厚の増加を引き起こす
    ことを特徴とする成形部品を製造する装置。
  9. 前記第2増肉型部の押圧面は、前記基部と前記テーパ状縁部の境界に配置される内向き湾曲形状の窪み部を有しており、前記窪み部の存在により、前記角部への材料の流入が促進されることを特徴とする請求項に記載の成形部品を製造する装置。
  10. 前記ブランク材を加圧成形し、前記予備成形体を成形する予備成形装置をすることを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の成形部品を製造する装置。
  11. 前記予備成形装置の成形型は、前記ブランク材を屈曲させるための第1予備成形型部を有し、
    前記第1予備成形型部の押圧面は、外向き湾曲形状を有し、
    前記予備成形体の連結壁は、前記第1予備成形型部によって押圧されることによって、外向き湾曲形状を呈することを特徴とする請求項10に記載の成形部品を製造する装置。
  12. 前記増肉装置の成形型は、前記予備成形体の側壁を拘束した状態で、前記予備成形体の連結壁を、前記側壁側へ押圧することを特徴とする請求項7〜11のいずれか1項に記載の成形部品を製造する装置。
  13. 前記増肉装置の成形型は、前記予備成形体の側壁を拘束する際、前記側壁における前記角部と反対側の端面が当接する当接部位を有することを特徴とする請求項12に記載の成形部品を製造する装置。
  14. 前記増肉装置の成形型は、前記予備成形体の側壁を介して前記第1増肉型部の逆側に配置される第3増肉型部を有し、
    前記第1増肉型部および前記第3増肉型部は、前記予備成形体の側壁を拘束することを特徴とする請求項12又は請求項13に記載の成形部品を製造する装置。
  15. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の成形部品を製造する方法によって製造された屈曲した角部を有する成形部品であって、
    前記角部の肉厚は、少なくとも前記側壁の肉厚より大きい
    ことを特徴とする屈曲した角部を有する成形部品。
  16. 前記連結壁の肉厚は、前記側壁の肉厚より大きいことを特徴とする請求項15に記載の屈曲した角部を有する成形部品。
  17. 車両用構造部材に適用されることを特徴とする請求項15又は請求項16に記載の屈曲した角部を有する成形部品。
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