JP4692140B2 - ポリプロピレン系樹脂積層フィルム - Google Patents
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Description
またエチレン成分13%のプロピレン・エチレンブロック共重合体に高密度ポリエチレンを20%配合する方法が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
またその一方で、マット調フィルムのマット面の滑り性を良くするために、マット面層にスリップ剤を3000〜9000ppmと多量に添加する方法が開示されている(例えば、特許文献6参照。)。
(1)シール層
プロピレン系ランダム共重合体(A)を50質量%以上含む樹脂からなる。
(2)印刷層
下記a)〜c)の特性を満足するプロピレン系ブロック共重合体(B)を95質量%以上含有する樹脂と、少なくともアルキルスルホン酸塩を含有する帯電防止剤3000〜8000ppmとからなる。
a)エチレン含有量[a]が8〜16質量%
b)20℃におけるキシレン可溶分比率[b]が14〜25%
c)[a]/[b]が、0.5〜0.7の範囲にある
さらに、白化もなく印刷層表面への埃の付着を防止することができる。
体(A)は、融点が120℃から150℃が好ましい。かかる範囲にあるプロピレン系ランダム共重合体(A)はプロピレンと炭素数が2〜10のα−オレフィンとの共重合体であり、α−オレフィンとしては、エチレン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン等が挙げられる。これらの中では、エチレン及び/又は1−ブテンとのランダム共重合体が好ましい。また、α−オレフィンの量としては、4〜10重量%の範囲が好ましい。
このとき、マット感を得るためには、フィルムへイズが60%以上であることが好適である。
また、溶断シール強度が15N/15mm以上であることが好ましく、17N/15mm以上であることがさらに好ましい。
本発明においては、帯電防止剤のブリードによるフィルムの白化の程度は40℃で30日間放置した前後のへイズの変化率が1〜2%が好ましく、1%以下がさらに好ましい。
また、印刷面層の滑り性[tanθ]は0.50以下であることが好ましい。
本発明においては、シール層表面の表面抵抗率[logΩ]が14以下であることが好ましい。
2004年版JIS K7210に従い、条件−14の方法(荷重2.16kg、温度230℃)で測定した。
プロピレン系共重合体(C)約6mgを秤量し、セイコ−電子工業株式会社製の示差走査熱量計(タイプ5200)を用いて、昇温速度;10℃/分で200℃まで昇温し、200℃で5分間保持した後、降温速度;100℃/分で0℃まで冷却し、再度、昇温速度;10℃/分で0℃〜200℃まで昇温したときの融解曲線を測定し、かかる融解曲線から、JIS−K−7121 9.1 の方法に習い、融解曲線から最も高温側にある溶融ピークの頂点の温度を融点とした。
試料5gを沸騰キシレン500mlに完全溶融した後、20℃に降温し、4時間以上放置した。その後、析出物と溶液にろ別し、ろ液を乾固して減圧下70℃にて乾燥した。得られた乾燥物の重量から20℃キシレン可溶部量を測定し、その比率を求めた。
高分子ハンドブック(1995年、紀伊国屋書店発行)の616ページに記載されている方法により13C−NMR法で測定した。
2004年版JIS−K−6714に準拠し、東洋精機製作所製の「ヘーズテスターJ」を用いて測定した。
ATM−D1893−67に準じて、90Nの荷重をA4サイズの面積にかけ、60℃雰囲気下で2時間放置した後に荷重を外し、φ5のアルミ棒による剥離抵抗を、移動速度100mm/分の条件で測定した。
テスター産業社製ヒートシーラー(PP−701−B)を用い、加熱バーの幅方向をフィルムの流れ方向と直交する方向で、下バー温度80℃に固定して0.1MPa×3秒シールし、70mm幅で剥離強度を測定してヒートシール強度とした。
フィルムロールを2本用意し、それぞれフィルムを引き出してフィルムのシール面同士が向い合うようにセットし、さらにこれを2つに折り、自動型製袋機(共栄印刷機械材料社製PP5500型)に供給した。そして、溶断シール刃(刃先角度60度)の温度設定300℃、製袋速度100袋/分でシール、製袋を行った。そして、シール部を15mm幅に切り出し、テンシロンの上下のチャックに各々フィルム2枚を取り付け、クロスヘッド速度200mm/分の条件にて印刷面間の溶断シール強度を15mm幅で測定した。
フィルムを40℃×30日間エージング処理を行う前後のヘイズを測定した。ヘイズの変化率が1%以下の場合を○、1〜2%を△、2%を超える場合を×とした。
レーザー回折粒度分布測定装置(日機装 マイクロトラックHRA model9320−X100(Leeds&Northrup社製))を用い、体積平均粒子径を求めた。
ポリオレフィン系樹脂積層フィルムを、2004年版JIS K−6911 5.13抵抗率に準拠し、23℃、相対湿度50%環境下で16時間調製後外層表面の表面抵抗率を測定した。
フィルム断面を切り出し、反射光にて光学顕微鏡を用いて測定した。
実施例及び比較例に使用した重合体を下記に示す。
1)プロピレン系ランダム共重合体(A):エチレン含有量4質量%、1−ブテン含有量4質量%を含むプロピレンランダム共重合体、メルトフローレートが7.0g/1分、融点が130℃。
2)エチレン・α−オレフィン共重合体:コモノマーとしてヘキセン−1を28質量%含有し、メルトフローレートが3g/10分、密度が0.890g/cm3。
3)プロピレン系ブロック共重合体(B):エチレン含有量が13質量%、20℃におけるキシレン可溶部の比率が25%、メルトフローレートが4g/10分、融点が163℃。
4)プロピレン系ブロック共重合体(C):エチレン含有量が7質量%、20℃におけるキシレン可溶部の比率が11%、メルトフローレートが4g/10分、融点が163℃。
5)高密度ポリエチレン:密度が0.940、融点が126℃、メルトフローレートが2g/10分。
6)帯電防止剤マスターバッチ:エチレン含有量が6質量%、メルトフローレートが8g/10分のプロピレン−エチレンランダム共重合体に、グリセリン脂肪酸エステル/アルキルスルホン酸ナトリウム=70/30wt%の帯電防止剤を15%配合したもの。
第1表に記載のように重合体及び添加剤を配合し、3層Tダイ共押出キャスト成形機によりフィルム全体厚みが30μmとなるように製膜し3層フィルムを得た。フィルムの層厚み比は、内層/中間層/外層=15/65/20とした。ダイス出口樹脂温度は、シール層と印刷層が250℃、中間層が260℃で、冷却ロールの温度は25℃とした。更に、外層表面に表面張力が40mN/mとなるようにコロナ処理を行った。
表1に示すような樹脂組成にて、上記のようにして多層フィルムを製造し、評価した。評価結果を表1に示す。
さらに、白化が少なく、滑り性や帯電防止性に優れる。
Claims (3)
- 少なくともシール層と印刷層の2層以上のポリオレフィン系樹脂からなる積層フィルムであって、前記各層が下記の特性を有し、フィルムへイズが60%以上であり、フィルムの溶断シール強度が15N/15mm以上であり、かつ40℃で30日間処理後のヘイズ変化率が1%以下であることを特徴とするポリオレフィン系樹脂積層フィルム。
(1)シール層
プロピレン系ランダム共重合体(A)を50質量%以上含む樹脂からなる。
(2)印刷層
下記a)〜c)の特性を満足するプロピレン系ブロック共重合体(B)を95質量%以上含有する樹脂と、少なくともアルキルスルホン酸塩を含有する帯電防止剤3000〜8000ppmとからなる。
a)エチレン含有量[a]が8〜16質量%
b)20℃におけるキシレン可溶分比率[b]が14〜25%
c)[a]/[b]が、0.5〜0.7の範囲にある - 請求項1に記載のポリオレフィン系樹脂積層フィルムであって、前記シール層と印刷層の間に、20℃におけるキシレン可溶分比率が6〜25%であるプロピレン系ブロック共重合体(C)を主体とする中間層を有することを特徴とするポリオレフィン系樹脂積層フィルム。
- 請求項1または2に記載のポリオレフィン系樹脂積層フィルムであって、前記シール層の厚み比率が全体の10〜30%であることを特徴とするポリオレフィン系樹脂積層フィルム。
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