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JP4673831B2 - 電磁弁 - Google Patents

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JP4673831B2
JP4673831B2 JP2006354652A JP2006354652A JP4673831B2 JP 4673831 B2 JP4673831 B2 JP 4673831B2 JP 2006354652 A JP2006354652 A JP 2006354652A JP 2006354652 A JP2006354652 A JP 2006354652A JP 4673831 B2 JP4673831 B2 JP 4673831B2
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Description

本発明は、弁体を弁座部材に対して進退させることで流路の開閉を行う電磁弁に関する。
一般に、車両用のアンチロックブレーキ装置などの流体の流れを制御する装置には、常閉型電磁弁や常開型電磁弁が適宜設けられている。このような電磁弁としては、従来、弁体を備えた可動コアと、弁体との当接により流路を遮断する弁座部材と、可動コアを弁座部材に対して進退させるためのスプリング、固定コアおよびコイルとを備えたものが知られている(特許文献1参照)。
具体的に、特許文献1に開示された常閉型電磁弁は、固定コアと可動コアとの間にスプリングが配設され、このスプリングで可動コアを常時弁座部材側に付勢させる構造となっている。そのため、この常閉型電磁弁では、通常時において、スプリングの付勢力によって弁体と弁座部材が当接して流路が閉塞され、適宜コイルで励磁される固定コアによって可動コアを吸引したときに、弁体が弁座部材から離間して流路が開放される。そして、この常閉型電磁弁では、可動コアの進行方向の前方空間と後方空間を連通するために、可動コアの外周面にこれら前後の空間に連通する連通溝が形成されている。これにより、常閉型電磁弁が開状態から閉状態となるときに、弁体と弁座部材間の液体が連通溝からスムーズに逃げて、可動コアの動きがスムーズとなっている。
また、常開型電磁弁は、弁座部材を一体に備えた固定コアを有し、この固定コアと可動コアとの間にスプリングが配設され、このスプリングで可動コアを常時弁座部材から離間させる構造となっている。そのため、この常開型電磁弁では、通常時において、スプリングの付勢力によって弁体と弁座部材が離間して流路が開放され、適宜コイルで励磁される固定コアによって可動コアを吸引したときに、弁体が弁座部材に当接して流路が閉塞される。そして、この常開型電磁弁でも、常閉型電磁弁と同様に、可動コアの前後空間を繋ぐ連通溝が形成されており、これにより、開状態から閉状態となるときに、弁体と弁座部材間の液体が連通溝からスムーズに逃げて、可動コアの動きがスムーズとなっている。
特開平7−291111号公報(図5)
しかしながら、従来の技術では、可動コアがスムーズに動くため、電磁弁が閉弁される際、急激に弁体と弁座部材とがぶつかり、異音が発生するという問題があった。
そこで、本発明は、弁体と弁座部材との衝突による異音の発生を抑制することができる電磁弁を提供することを課題とする。
前記課題を解決する本発明は、弁座部材と、前記弁座部材に当接自在に進退する弁体部材と、前記弁体部材に摺接して弁体部材の進退動作をガイドするハウジングと、前記弁体部材の前記弁座部材側の前方空間と前記弁体部材の前方空間とは反対側の後方空間とを連通する連通部と、を備えた電磁弁であって、前記弁体部材が前記弁座部材側に移動する際に前記弁体部材と前記弁座部材との間から押し出された流体が通る流路が、前記弁体部材の移動に伴って徐々に狭まって前記連通部の流路断面積よりも小さな流路断面積となるような絞り部分が、前記弁体部材と前記ハウジングの間に形成されることを特徴とする。
本発明によれば、閉弁時において弁体部材を弁座部材側に移動させると、弁体部材と弁座部材との間の流体が弁体部材によって連通部へ向かって押し出される。このとき、流体の通る流路が、弁体部材の移動に伴って徐々に狭まって連通部の流路断面積よりも小さな流路断面積となることにより、流体が連通部へスムーズに逃げられなくなるので、流体が一時的に弁体部材と弁座部材との間で滞留してダンパとして機能する。そのため、弁体部材と弁座部材の急激な衝突が抑制されて、異音の発生が抑制される。
具体的な一例を挙げると、前記弁体部材は、前記弁座部材側の部分が小径となる段付き形状に形成されるとともに、その外周面に前記連通部としての溝が形成され、前記弁体部材の小径部分の周囲には、前記弁体部材の進行方向において前記弁体部材の大径部分に対向する流路形成部が設けられ、前記流路が、前記弁体部材の大径部分と前記流路形成部によって構成される。
これによれば、閉弁時において弁体部材を弁座部材側に移動させると、弁体部材の大径部分が流路形成部に近付いていくことにより、それらの間の流路が徐々に狭まっていく。これにより、流体が連通部へスムーズに逃げられなくなるので、一時的に弁体部材と弁座部材との間で滞留してダンパとして良好に機能し、前記した効果を良好に発揮することができる。
また、本発明は、前記弁体部材を前記弁座部材側へ付勢する弾性部材と、前記弁体部材を前記弾性部材の付勢力に抗して前記弁座部材から離間させる固定コアおよびコイルとを備えた構成、すなわち、本発明に係る電磁弁は、常閉型電磁弁に用いると特に好適である。
これによれば、閉弁時において、コイルによる固定コアの励磁を解除すると、弾性部材の弾発力によって弁体部材が弁座部材側へ勢いよく移動しようとするが、前記したような徐々に狭まる流路によるダンパ効果によって、その勢いを抑制することができる。そのため、常閉型電磁弁のような特に異音が発生しやすい電磁弁においても、弁体部材と弁座部材の急激な衝突が抑制されて、異音の発生を抑制することができる。
本発明によれば、弁体部材の移動に伴って徐々に狭まる流路によって、弁体部材と弁座部材間の流体がダンパとして機能するので、弁体部材と弁座部材との衝突による異音の発生を抑制することができる。
[第1の実施形態]
次に、本発明の第1の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。参照する図面において、図1は第1の実施形態に係る常閉型電磁弁を示す縦断面図であり、図2は可動コアの構造を示す横断面図である。なお、本実施形態では、常閉型電磁弁に本発明を適用したものを説明する。
図1に示すように、常閉型電磁弁1は、アンチロックブレーキ装置などの基体Bに形成された流路Rの閉塞・開放を切り替えるための弁であり、主に、ハウジング2、固定コア3、コイルユニット4、弁体部材5および弁座部材6を備えて構成されている。
ハウジング2は、略円筒状のガイド筒21と、略有底円筒状のボディ部22とを備えて構成されている。
ガイド筒21は、円筒状の本体部21aを有する他、この本体部21aの下端(ボディ部22側の端)から拡開するように形成される本体部21aよりも大径の拡開部21bを有している。そして、このガイド筒21の本体部21aには、固定コア3が嵌合および溶接により固定され、拡開部21bには、ボディ部22が嵌合および溶接により固定されている。
ボディ部22は、円筒状の側壁部22aと、底壁部22bとによって略有底円筒状に形成されている。側壁部22aは、ガイド筒21の肉厚よりも厚い所定の厚さで形成されることで、その上端部22c(開口端部)の内面が、ガイド筒21の本体部21aの内面よりも内側へ位置している。すなわち、本体部21aの内面よりも上端部22cの内面が内側にくることで、可動コア5と上端部22cとが対向する。また、側壁部22aには、上から順に、外側へ膨出する第1膨出部22d、ボディ部22の内外に径方向で連通する複数の貫通孔22e、内側へ膨出する第2膨出部22fが形成されている。そして、第1膨出部22dは、基体Bに固定されるとともに、第2膨出部22fには、弁座部材6が圧入により固定されている。また、底壁部22bには、ボディ部22の内外に上下方向で連通する1つの貫通孔22gが形成されている。
なお、ボディ部22の第1膨出部22dの下側には、側壁部22aに形成される複数の貫通孔22eを覆うフィルタ23が設けられており、これにより、ボディ部22内への異物の侵入が抑制されている。
固定コア3は、コイルユニット4で励磁されることにより、弁体部材5を吸引して弁座部材6から離間させるものである。具体的に、固定コア3は、ガイド筒21の本体部21aの内周面と略同じ径で形成される円柱状の本体部31と、ガイド筒21の本体部21aの外周面と略同じ径で形成される円柱状の拡径部32とを備えている。そして、この固定コア3は、その本体部31がガイド筒21の本体部21aに嵌合および溶接により固定され、この状態において、その拡径部32の外周面がガイド筒21の本体部21aの外周面と略面一となっている。
コイルユニット4は、固定コア3を励磁させるものであり、ガイド筒21を囲繞するボビン41と、ボビン41に巻装されるコイル42と、ガイド筒21の両端部間を磁気的に結合するヨーク43とを備えている。そして、このコイルユニット4では、適宜コイル42に電流を流すことで、このコイル42から磁界を発生させて、固定コア3を励磁させている。
弁体部材5は、弁座部材6に対して進退自在となる可動コア51と、可動コア51に固定される弁体52とを備えて構成されている。
可動コア51は、略円柱状に形成されており、その下部(弁座部材6側の部分)が小径となる段付き形状に形成されている。具体的に、この可動コア51は、大径部51aと小径部51bとからなり、その大径部51aがガイド筒21の本体部21aに摺接し、その小径部51bがボディ部22の上端部22cの内面から所定の隙間を介して配置されている。そのため、大径部51aが可動コア51の進退方向(上下方向)においてボディ部22の上端部22cと対向し、小径部51bがボディ部22の上端部22cで囲繞される。
また、この可動コア51の外周面には、その大径部51aの上面から小径部51bの下面にかけて連通する連通溝51cが、図2に示すように、三つ周方向に均等に配置されて形成されている。さらに、小径部51bの下面には、下方へ突出する略円筒状の弁体保持部51dが形成されている。また、大径部51aの上面には、可動コア51を弁座部材6側へ向けて付勢するリターンスプリングRSを配設するためのスプリング取付穴51eが形成されている。
このように可動コア51が形成されることで、小径部51bとボディ部22との間に環状の第1流路R1が形成され、大径部51aとボディ部22との間に環状の第2流路R2が形成され、連通溝51cとガイド筒21との間に第3流路R3が形成される。また、第2流路R2は、大径部51aがボディ部22の上端部22cと対向していることから、可動コア51の進退に伴って、その流路断面積が徐々に縮小または拡大するようになっている。ここで、流路断面積が変化する第2流路R2の一部を構成するボディ部22の上端部22cは、流路形成部に相当する。
なお、第2流路R2の流路断面積は、少なくとも可動コア51が最下点に位置するとき(閉弁時)において、連通溝51cの流路断面積よりも小さくなるように構成されている。これにより、第2流路R2が、絞り(オリフィス)として機能するようになっている。
弁体52は、球状に形成された部材であり、可動コア51の下面に形成される弁体保持部51d内に固着されている。そして、このように可動コア51の下面に固着される弁体52は、可動コア51の進退に伴って、弁座部材6に対して当接自在となっている。
弁座部材6は、有底円筒状に形成された部材であり、その開口が下向きとなるようにボディ部22の第2膨出部22fに圧入により固定されている。そして、弁座部材6の底壁61には、弁体52が当接されるテーパ状の弁座面62と、この弁座面62から弁座部材6内に貫通する貫通孔63とが形成されている。
次に、本実施形態に係る常閉型電磁弁1の作用について図1および図3を参照して説明する。参照する図面において、図3は、常閉型電磁弁を開状態から閉じ始めるときの液体の流れを示す斜視図(a)と、常閉型電磁弁を閉じ終わる直前のときの液体の流れを示す斜視図(b)である。なお、図3においては、液体の流れを分かり易くするために、可動コア51のストローク量などを実際よりも大きくして表現している。
図1に示すように、通常時(コイルユニット4に電流が供給されていない状態)においては、リターンスプリングRSの付勢力によって弁体部材5が弁座部材6に押し付けられることで、基体Bの流路Rは閉塞された状態となっている。そして、コイルユニット4に電流を供給すると、このコイルユニット4で励磁される固定コア3によって、弁体部材5がリターンスプリングRSの付勢力に抗して固定コア3側に吸引されて、弁体52が弁座部材6から離間する。これにより、基体Bの流路Rが開放された状態となる。
また、常閉型電磁弁1を開状態から閉状態に戻すときには、コイルユニット4への電流の供給を止めることで、弁体部材5がリターンスプリングRSの付勢力によって弁座部材6側へ勢いよく移動する。そして、このように移動する弁体部材5によって弁体部材5と弁座部材6との間の液体が押圧されると、その液体の一部が、第1流路R1、第2流路R2および第3流路R3を通って、弁体部材5の上側へ移動する。
このとき、図3(a)および(b)に示すように、第2流路R2が弁体部材5の移動に伴って徐々に狭まって、その流路断面積が連通溝51cの流路断面積よりも小さくなることにより、この狭まった部分があたかもオリフィスのように機能して、液体が第3流路R3へスムーズに逃げられなくなる。そのため、液体が弁体部材5と弁座部材6との間で一時的に滞留してダンパとして機能して、弁体部材5の勢いが弱められることとなる。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
リターンスプリングRSによって勢いよく移動する弁体部材5の勢いが、徐々に狭まる第2流路R2によるダンパ効果によって、弱められるので、弁体部材5と弁座部材6の急激な衝突が抑制されて、異音の発生を抑制することができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態は、前記した第1の実施形態に係る常閉型電磁弁1の一部の構造を変更したものであるため、第1の実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略することとする。参照する図面において、図4は、第2の実施形態に係る常閉型電磁弁を示す縦断面図である。
図4に示すように、常閉型電磁弁1’は、第1の実施形態とは多少構造の異なる固定コア3’および可動コア51’と、第1の実施形態に係る弁座部材6の代わりに設けられるフローシート7およびシート部材8とを主に備えて構成されている。
固定コア3’および可動コア51’には、可動コア51’のストローク量を前記実施形態よりも大きくするための逃げ部3f,51fがそれぞれ形成されている。なお、その他の構造は、前記実施形態と同様である。また、可動コア51’の小径部51bには、円筒状の吊下部材9が嵌合されている。そして、この吊下部材9には、その周壁の適所に複数の貫通孔91が形成されるとともに、その下端部に内側へ向かって折り曲げられる爪部92が形成されている。
フローシート7は、略有底円筒状の部材であり、その開口が下向きとなるように配設されている。そして、フローシート7の底壁71には、弁体52が当接されるテーパ状の第1弁座面72と、この第1弁座面72からフローシート7内に貫通する貫通孔73とが形成されている。また、このフローシート7の下側の外周縁には、シート部材8と当接する球面状の当接面74が形成され、上側の外周縁には、径方向外側へ突出する鍔部75が形成されている。そして、この鍔部75に吊下部材9の爪部92が引っ掛かることで、フローシート7が可動コア51’とともに上方に移動するようになっている。
シート部材8は、円筒状の部材であり、ボディ部22の下部に圧入により固定されている。そして、このシート部材8の上側の開口縁には、フローシート7の当接面74と当接するテーパ状の第2弁座面81が形成されている。
次に、第2の実施形態に係る常閉型電磁弁1’の作用について説明する。
図4に示すように、通常時においては、リターンスプリングRSの付勢力によって弁体部材5’がフローシート7に押し付けられるとともに、フローシート7がシート部材8に押し付けられることで、基体Bの流路Rは閉塞された状態となっている。そして、コイルユニット4に所定の大きさの電流を供給すると、このコイルユニット4で励磁される固定コア3’側に弁体部材5’が所定量だけ移動して、弁体52がフローシート7から離間する。これにより、基体Bの流路Rが僅かに開放された状態となる。
また、前記した所定の大きさよりも大きな電流をコイルユニット4に供給すると、前記した移動量よりも大きく弁体部材5’が移動することで、吊下部材9の爪部92がフローシート7の鍔部75に引っ掛かり、フローシート7が弁体部材5’とともに移動する。これにより、フローシート7がシート部材8から離間して、基体Bの流路Rが大きく開放された状態となる。
そして、常閉型電磁弁1’を開状態から閉状態に戻すときには、コイルユニット4への電流の供給を止めることで、弁体部材5’およびフローシート7がリターンスプリングRSの付勢力によってシート部材8側へ勢いよく移動する。このとき、可動コア51’とボディ部22とによって第1の実施形態と同様の徐々に狭まる第2流路R2が形成されていることから、弁体部材5’およびフローシート7の勢いがダンパ効果により弱められることとなる。これにより、フローシート7がシート部材8にゆっくり着座するとともに、弁体部材5’がフローシート7にゆっくり着座することとなる。
以上によれば、第2の実施形態において以下のような効果を得ることができる。
弁体部材5’およびフローシート7の勢いが徐々に狭まる第2流路R2によるダンパ効果によって弱められるので、フローシート7とシート部材8との急激な衝突や、弁体部材5’とフローシート7との急激な衝突が抑制されて、異音の発生を抑制することができる。
なお、本発明は前記各実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。
前記各実施形態では、電磁弁として常閉型電磁弁1,1’を採用したが、本発明はこれに限定されず、例えば常開型電磁弁を採用してもよい。ただし、前記各実施形態のように、リターンスプリングによって弁体部材が弁座部材側へ勢いよく移動する常閉型電磁弁の方が、大きな異音が発生する可能性が高いので、本発明の効果がより有効に発揮される。
前記各実施形態では、可動コア51(51’)を段付き形状に形成し、その大径部51aと、この大径部51aに対向するボディ部22の上端部22cとで、徐々に狭まる第2流路R2を形成したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図5(a)に示すように、下部が円錐台状に形成された可動コア51”のテーパ面51gと、このテーパ面51gに沿うようにボディ部22’の上端部22c’に形成されたテーパ面22hとで、徐々に狭まる第2流路R2’を形成してもよい。
また、図5(b)に示すように、連通溝のない可動コア53と、連通溝24cを有したボディ部24とで、徐々に狭まる第2流路R2”を形成してもよい。具体的に、この形態に係る可動コア53は、第1の実施形態に係る可動コア51とは連通溝51cを設けない点のみで異なるだけで、その他の形状は同様に形成される。また、ボディ部24は、第1の実施形態に係るガイド筒21の機能を兼ねるべく、固定コア3側まで延びて形成され、可動コア53を摺動自在に支持している。さらに、このボディ部24の可動コア53との摺動面の適所には、可動コア53の進行方向における前後空間を繋ぐ連通溝24cが上下方向に沿って形成される。そして、この連通溝24cの下端側の角部24hは、可動コア53が最下点に位置したときの可動コア53の大径部53aの角部53hよりも下側に位置するように形成される。これにより、連通溝24cの下端側の角部24hと、可動コア53の大径部53aの角部53hとで、徐々に狭まる第2流路R2”が形成されることとなる。なお、この構造によれば、第1実施形態のような大径部51aに対向する流路形成部(上端部22c)を設けなくても、徐々に狭まる第2流路R2”を構成することができる。
前記各実施形態では、連通部を連通溝51cとしたが、本発明はこれに限定されず、例えば貫通孔等であってもよい。
前記各実施形態では、弁体部材5を可動コア51と弁体52の2部品で構成したが、本発明はこれに限定されず、例えば可動コアと弁体とを一体に成形して1部品で弁体部材を構成してもよい。
第1の実施形態に係る常閉型電磁弁を示す縦断面図である。 可動コアの構造を示す横断面図である。 常閉型電磁弁を開状態から閉じ始めるときの液体の流れを示す斜視図(a)と、常閉型電磁弁を閉じ終わる直前のときの液体の流れを示す斜視図(b)である。 第2の実施形態に係る常閉型電磁弁を示す縦断面図である。 徐々に狭まる流路の変形例を示す図であり、可動コアのテーパ面とボディ部のテーパ面とで流路を形成した形態を示す断面図(a)と、可動コアの大径部の角部とボディ部の上端開口の角部とで流路を形成した形態を示す断面図(b)である。
符号の説明
1 常閉型電磁弁
3 固定コア
4 コイルユニット
5 弁体部材
6 弁座部材
22 ボディ部
22c 上端部
42 コイル
51 可動コア
51a 大径部
51b 小径部
51c 連通溝
52 弁体
R2 第2流路
RS リターンスプリング

Claims (3)

  1. 弁座部材と、
    前記弁座部材に当接自在に進退する弁体部材と、
    前記弁体部材に摺接して弁体部材の進退動作をガイドするハウジングと、
    前記弁体部材の前記弁座部材側の前方空間と前記弁体部材の前方空間とは反対側の後方空間とを連通する連通部と、を備えた電磁弁であって、
    前記弁体部材が前記弁座部材側に移動する際に前記弁体部材と前記弁座部材との間から押し出された流体が通る流路が、前記弁体部材の移動に伴って徐々に狭まって前記連通部の流路断面積よりも小さな流路断面積となるような絞り部分が、前記弁体部材と前記ハウジングの間に形成されることを特徴とする電磁弁。
  2. 前記弁体部材は、前記弁座部材側の部分が小径となる段付き形状に形成されるとともに、その外周面に前記連通部としての溝が形成され、
    前記弁体部材の小径部分の周囲には、前記弁体部材の進行方向において前記弁体部材の大径部分に対向する流路形成部が設けられ、
    前記流路が、前記弁体部材の大径部分と前記流路形成部によって構成されることを特徴とする請求項1に記載の電磁弁。
  3. 前記弁体部材を前記弁座部材側へ付勢する弾性部材と、
    前記弁体部材を前記弾性部材の付勢力に抗して前記弁座部材から離間させる固定コアおよびコイルとを備えた特徴とする請求項1または請求項2に記載の電磁弁。
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