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JP4661766B2 - ハニカム構造体の焼成方法及び焼成装置 - Google Patents

ハニカム構造体の焼成方法及び焼成装置 Download PDF

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JP4661766B2 JP2006295122A JP2006295122A JP4661766B2 JP 4661766 B2 JP4661766 B2 JP 4661766B2 JP 2006295122 A JP2006295122 A JP 2006295122A JP 2006295122 A JP2006295122 A JP 2006295122A JP 4661766 B2 JP4661766 B2 JP 4661766B2
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Description

本発明は、ハニカム構造体を焼成する方法及び焼成装置に関する。
ハニカム構造体を形成する方法としては、一般的に、押出成形もしくはプランジャー成形が用いられる。どちらの成形方法においても、ハニカム構造体の原料には、最終的に焼結反応を経て構造物となる複数のセラミック粒子と共に、焼成までハニカム構造体を保持するためのバインダー等の有機成分が含まれている。有機成分には、バインダーの他に、成形時の流れ性を向上させる潤滑剤や、ハニカム構造体の中に気孔をつくるための造孔材等が含まれている。一般的に、セラミック粒子に対し、有機成分はセラミック100重量部に対し10〜40重量部含まれている。
このハニカム構造体を押出成形した後、焼成しようとすると、有機成分の熱分解により熱が発生し、ハニカム構造体の内外温度差による熱応力が発生して、クラックや溶損等の不良となる。これらの内外温度差を低減すべく、従来から、酸素濃度を規定したり(特許文献1)、昇温速度を規定したり(特許文献2、3)、雰囲気とハニカム構造体内部の温度差を規定したり(特許文献4)する技術が報告されている。
しかしながら、これらの技術は、ハニカム構造体個々の有機成分の熱分解を均一にさせるものであり、量産に向けてハニカム構造体複数個を一度に連続で焼成する技術については言及されていない。
また、ハニカム構造体を連続炉で焼成しようとする場合、炉の間口は、少なくとも幅0.5m、高さ0.5m以上となり、その開口部全体を均一温度(例えば、±5℃以下)にすることが求められる。更に、定常状態で均一温度を保つことは当然として、炉内に投入されるハニカム構造体の数が変動した場合にも、均一温度を保つ必要がある。
このような要求に対し、特に、連続炉においてガスバーナーを用いた場合は、ガスバーナーは文字通りガスを燃焼させ、燃焼した温風を炉内に投入する構造であるため、気流がばらつくこと、更に、炉に投入するハニカム構造体の数が変動した場合には、温度制御が困難であるという問題がある。
特開平6−9276号公報 特開平2−25573号公報 特開平5−85856号公報 特開2003−212672号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであって、複数個のハニカム構造体を一度に、均一に、低エネルギーで焼成し、欠陥がないセラミック構造体を連続して多量に得ることができるハニカム構造体の焼成方法及び焼成装置を提供しようとするものである。
第1の発明は、外皮と、該外皮内にハニカム状に配設された隔壁と、該隔壁内に区画され軸方向に沿って形成された多数のセルとを有するハニカム構造体を複数個同時に連続して焼成する方法であって、
通電により生ずる熱を熱源とする電気式加熱装置を有する電気炉を用いて、上記ハニカム構造体中の有機成分が1%以下となるまで、樹脂成分を除去する脱バインダー工程と、
燃料を燃焼させることにより生ずる熱を熱源とする燃焼式加熱装置を有する燃焼加熱炉を用いて、セラミック粒子の焼結を行う焼結工程と、
上記ハニカム構造体を冷却する冷却工程とを有し、
上記電気炉と上記燃焼加熱炉との間には、上記燃焼加熱炉内の雰囲気ガスが上記電気炉へと流入することを防止するよう気流を制御可能なパージゾーンを設けてあり、
上記電気炉は、ハニカム構造体のセルに軸方向に平行に強制的に送風する送風機を有することを特徴とするハニカム構造体の焼成方法にある(請求項1)。
本発明のハニカム構造体の焼成方法は、上述したように、上記脱バインダー工程及び上記焼結工程において、異なる加熱装置を有する炉を用いる。これにより、複数個のハニカム構造体を一度に、均一に、低エネルギー(低コスト)で焼成し、且つ、欠陥がないセラミック構造体を、連続して多量に得ることができる。
上記脱バインダー工程は、ハニカム構造体中に存在するバインダーを熱分解し除去する工程である。上記バインダーとしては、複数種類の有機成分を含有している。そのため、バインダーを除去するためには、それぞれの有機成分に対応した除去温度で熱分解を行うことが好ましい。また、上記脱バインダー工程においては、炉内の温度の均一性が要求される。そこで、上記電気式加熱装置を用いることとした。これにより、処理するハニカム構造体の数量が変動しても高精度の処理が可能となる。
上記電気式加熱装置は、電流値を変えることだけで温度変更が可能であり、熱伝達は輻射熱によるハニカム構造体の直接加熱が可能なため、温度制御が容易である。
そのため、電気式加熱装置を有する電気炉を用いることで、有機成分の除去温度領域で昇温を遅くすること等、高精度な温度制御が可能となり、また、均一温度でバインダーの除去を良好に行うことができる。
また、上記焼結工程は、セラミック粒子の焼結を目的としているため、燃焼加熱炉内での厳密な温度制御は不要である。また、セラミック粒子の焼結を行う温度としては、800℃程度が必要であり、エネルギー消費が多い。そのため、焼結工程において、上記脱バインダー工程と同様に上記電気式加熱装置を有する電気炉を用いると、過大な電流を用いるため多くのエネルギーを要する。そこで、焼結工程においては、燃焼式加熱装置を有する燃焼加熱炉を用いることとした。これにより、低エネルギーでセラミック粒子の焼結を行うことができる。
このように、本発明によれば、各工程において熱処理装置を変えることによって、品質とコストの両方に優れたハニカム構造体の焼成方法を提供することができる。
第2の発明は、外皮と、該外皮内にハニカム状に配設された隔壁と、該隔壁内に区画され軸方向に沿って形成された多数のセルとを有するハニカム構造体を複数個同時に連続して焼成するための装置であって、
通電により生ずる熱を熱源とする電気式加熱装置を有し、上記ハニカム構造体中の有機成分が1%以下となるまで、樹脂成分を除去するための電気炉と、
燃料を燃焼させることにより生ずる熱を熱源とする燃焼式加熱装置を有し、セラミック粒子の焼結を行うための燃焼加熱炉と、
上記ハニカム構造体を冷却するための冷却炉と、
上記電気炉、燃焼加熱炉、及び冷却炉を順次通過するよう上記ハニカム構造体を搬送するための搬送装置を有し、
上記電気炉と上記燃焼加熱炉との間に、上記燃焼加熱炉内の雰囲気ガスが上記電気炉へと流入することを防止するよう気流を制御可能なパージゾーンを設けてあり、
上記電気炉は、ハニカム構造体のセルに軸方向に平行に強制的に送風する送風機を有することを特徴とするハニカム構造体の焼成装置にある(請求項4)。
本発明のハニカム構造体の焼成装置は、上述したように通電により生ずる熱を熱源とする電気式加熱装置を備えた電気炉と、燃料を燃焼させることにより生ずる熱を熱源とする燃焼式加熱装置を備えた燃焼加熱炉と、冷却炉とを有する。また、電気炉、燃焼加熱炉、及び冷却炉を順次通過するよう上記ハニカム構造体を搬送する搬送装置を有する。これにより、複数個のハニカム構造体を一度に、均一に、低エネルギーで焼成し、欠陥がないセラミック構造体を連続して多量に得ることができる。
このように、本発明によれば、各工程において熱処理装置を変えることによって、品質とコストの両方に優れたハニカム構造体の焼成装置を提供することができる。
第1の発明のハニカム構造体の焼成方法は、上述したように、バインダー除去工程において、通電により生ずる熱を熱源とする電気式加熱装置を有する電気炉を用いる。
上記電気炉としては、電気炉内に電気式加熱装置を設けたものを用い、輻射熱により、ハニカム構造体に直接加熱を行うことが好ましい。また、上記電気式加熱装置は、電気炉内の上下左右のいずれの位置に設けてもよい。
また、上記電気炉は、加熱された空気を排気するための排気口等を設ける等してもよい。具体的には、後述する実施例に示すごとく、電気炉の側面や底面から自然吸気を行い、上面に設けた排気口から排気する構造や、電気炉の上面に排気口を設け、その上部にファンを設置して強制排気する構造や、電気炉の下部にファンを設置して強制送風し、上面に設けた排気口から排気する構造等が挙げられる。
また、上記電気炉内の温度を高精度に制御するために、一定間隔毎に上記電気式加熱装置を設置(ゾーン分割)することが好ましい。
また、本発明のハニカム構造体の焼成方法は、焼結工程において、燃料を燃焼させることにより生ずる熱を熱源とする燃焼式加熱装置を有する燃焼加熱炉を用いる。
上記燃焼加熱炉におけるハニカム構造体の加熱方法としては、後述する実施例に示すごとく、燃焼式加熱装置により発生した熱を、熱風として炉内に投入してもよいし、燃焼加熱炉の炉内に上記燃焼式加熱装置を設け、直接加熱を行っても良い。
また、上記冷却工程において、冷却炉を用いる。冷却方法としては、何も処理を行わず、雰囲気との温度差で冷却する場合や、0.2m/s以上の風量で強制冷却する場合などがある。
第2の発明のハニカム構造体の焼成装置は、上述したように、電気炉、燃焼加熱炉、及び冷却炉を順次通過するよう上記ハニカム構造体を搬送する搬送装置を有する。
運搬装置としては、例えば、台車に棚板を載置して搬送するものや、搬送ローラーに棚板を載置して搬送するもの等が挙げられる。これらの場合には、その棚板にハニカム構造体をのせ、搬送する。
また、上記棚板の材質は、耐熱、強度、熱伝導性の観点から、例えば、SiC、アルミナ、ムライト、ジルコニア等のセラミック等が挙げられる。上記棚板は、特に、SiCからなることが好ましい。
また、上記搬送装置は、台車に載置する棚板が2枚であってもよいし、搬送用ローラーが2段であってもよい。
また、本発明のハニカム構造体の焼成装置を用いる場合には、炉内に搬入するハニカム構造体の数が変動した場合においても、少なくとも上記電気炉では均一温度とすることが可能である。つまり、例えば、上記搬送装置において、台車1台に棚板を2段設置する場合や、搬送ローラーを2段とする場合や、棚板に載置するハニカム構造体の個数が少ない場合や、満載の場合であっても、いずれの場合にも同様の効果を得ることができる。
第1の発明あるいは第2の発明において、上記電気炉と上記燃焼加熱炉との間に、上記燃焼加熱炉内の雰囲気ガスが上記電気炉へと流入することを防止する機械的な遮蔽板を設けることが好ましい(請求項2、)。
この場合には、更に、上記電気炉を高精度に温度制御することができる。燃焼加熱炉との間に機械的な遮蔽板を設置することで、燃焼加熱炉内の雰囲気ガスが、上記電気炉へと流入することを防止することができる。そのため、燃焼加熱炉の雰囲気ガスが、連続した電気炉へ侵入することによる温度制御の妨害を防ぐことができる。
上記機械的な遮蔽板の具体的な例としては、例えば、上記電気炉と上記燃焼加熱炉との間に、ベルトとローラーとの組み合わせで上下するシャッターを設置すること等が挙げられる。更に、上記シャッターは、電気炉側と、燃焼加熱炉側の2箇所に設置することが好ましい。
上記シャッターの長さは、炉内高さの0.2〜0.5倍であることが好ましい。0.2倍未満の場合には、気流の制御が困難になるおそれがあり、一方、0.5倍を超える場合には、余分な空間が多くなり、エネルギーロスが大きくなるおそれがある。
また、上記電気炉と上記燃焼加熱炉との間に、上記燃焼加熱炉内の雰囲気ガスが上記電気炉へと流入することを防止するよう気流を制御可能なパージゾーンを設ける。これにより、更に、上記電気炉を高精度に温度制御することができる。燃焼加熱炉内の雰囲気ガスが上記電気炉へと流入することを防止することができる。そのため、燃焼加熱炉の雰囲気ガスが、連続した電気炉へ侵入することによる温度制御の妨害を防ぐことができる。
上記パージゾーンとしては、例えば、電気炉と燃焼加熱炉との間に、燃焼加熱炉側からの正圧を吸収して圧を下げる構成であることが好ましい。
また、上記電気炉と上記燃焼加熱炉の雰囲気ガスの出入りをなくすために、強制的に排気する構成であってもよい。この場合のワーク内の風量は、0.2m/s以上であることが好ましい。
上記パージゾーンは、ワークの上方から雰囲気ガスを吸引する構成が好ましく、その吸引口の高さは、ハニカム構造体の上端よりも10〜50cm上であることが望ましい。
パージゾーンの吸引口がハニカム構造体の上端よりも高い部分が10cm未満である場合には、製品と干渉する可能性があり、一方、50cmを超える場合には、気流の制御が困難になるおそれがある。
また、上記電気炉は、ハニカム構造体のセルに軸方向に平行に強制的に送風する送風機を有する
ハニカム構造体の内部は、酸素との接触確率が低いため、有機成分の熱分解が進行し難い場合がある。そのため、この場合には、ハニカム構造体の内部に送風することで、酸素との接触確率の内外差を解消することができる。
送風する風量は、0.2m〜5m/sであることが好ましい。
具体的には、ファンを外部に設置して予め加熱した空気を強制的に打ち込むことが好ましい。
また、上記燃料は、ガス燃料であることが好ましい(請求項3、6)。
この場合には、低エネルギー、低コストでハニカム構造体の焼成を行うことができる。
(実施例1)
本例は、本発明のハニカム構造体の焼成方法にかかる実施例について説明する。
本例のハニカム構造体の焼成方法は、図1に示す焼成装置1を用いて、脱バインダー工程、焼結工程、冷却工程の順に行った。
以下、これを詳説する。
図1に示すごとく、本例のハニカム構造体の焼成装置1は、図10に示す、外皮41と、該外皮41内にハニカム状に配設された隔壁42と、該隔壁53内に区画され軸方向に沿って形成された多数のセル43とを有するハニカム構造体4を焼成するための装置である。
上記焼成装置1は、電気炉2と、燃焼加熱炉3と、冷却炉7と、搬送装置5とを有する。
上記電気炉2は、通電により生ずる熱を熱源とする電気式加熱装置を有し、上記ハニカム構造体中の有機成分が1%以下となるまで樹脂成分(バインダー)を除去する脱バインダー工程を行うためのものである。
上記電気炉2は、図2に示すごとく、断面四角形の炉壁20を有し、加熱された空気が自然に排出するよう、電気炉2の上部に排気口23を設けてある。また、炉壁20の下方には、空気導入口25が設けられており、空気が上記空気導入口25より導入されるよう構成されている。
また、電気式加熱装置としてヒーター21、22を用いている。このヒーター21は、電気炉2において、ハニカム構造体4が通過する位置の側方両側に設けられており、ヒーター22は上記空気導入口25から導入された空気を熱するように、上記空気導入口25の上方に位置するように設けられている。ヒーター22は、なくてもいい。
上記燃焼加熱炉3は、燃料を燃焼させることにより生ずる熱を熱源とする燃焼式加熱装置を有し、セラミック粒子を焼結する焼結工程を行うためのものである。
上記燃焼加熱炉3は、図3に示すごとく、断面四角形の炉壁30を有し、燃料としてガス燃料を用いており、ガスバーナー31により発生した熱を、送風機32を用いて熱風として熱風導入口33から炉内に投入し、熱風による強制加熱を行うよう構成されている。
また、上記冷却炉7は、上記ハニカム構造体4を冷却する冷却工程を行うためのものであり、図示していない送風機を用いて冷風をハニカム構造体4に吹き付けるよう構成されている。
上記搬送装置5は、上記電気炉2、燃焼加熱炉3、及び冷却炉7を順次通過するように、上記ハニカム構造体4を搬送するためのものである。
上記運搬装置5は、台車51と、棚板52と、車輪53とからなる。台車51には、棚板2枚を上下に間隔をあけて載置した。上記台車51のサイズは、縦1m、横1mである。また、上記棚板52は、SiCからなり、サイズは縦0.8m、横0.8m、厚み8mmである。
また、上記運搬装置5は、電気炉2に設けられたガイド24や、燃焼加熱炉3にも設けられたガイド34が回転することで推進力を得る。その推進力により、車輪53が回転し、前方へ移動する。なお、冷却炉7においても、同様にガイドが設けられている。
また、本例の焼成装置1は、上記電気炉2と上記燃焼加熱炉3との間に、上記燃焼加熱炉3内の雰囲気ガスが上記電気炉2へと流入することを防止する機械的な遮蔽板6を設けてある。
上記遮蔽板6は、シャッター61と、ベルト62と、ローラー63と、ファン64とからなり、ベルト62とローラー63の組合せによって、ローラー63を回転させて、シャッター61を上下する構成となっており、また、ファン64により、燃焼加熱炉3からの雰囲気ガスを外部へ排気する構成となっている。
また、上記シャッター61の長さは、炉内有効高さの0.4倍である。
また、図10に示すごとく、本例において処理するハニカム構造体4は、コーディエライトよりなり、サイズは、直径Wがφ150mm、高さHが100mmである。なお、本例で処理可能なサイズは、直径φ50mm〜300mm、高さ50mm〜300mmである。
次に、本例の焼成方法について説明する。
まず、脱バインダー工程として、上記電気炉2に運搬装置5を用いてハニカム構造体4を搬送し、ハニカム構造体4中の有機成分が1%以下となるまでバインダーを除去した。
台車51の移動速度は、1m/時間である。棚板1枚に、ハニカム構造体4を25個載置した。
また、電気炉2において、電気式加熱装置であるヒーター21の輻射熱による直接加熱及び、ヒーター22により熱せられた空気により、均一に、ハニカム構造体4の加熱を行った。
次に、焼結工程として、上記燃焼加熱炉3にハニカム構造体4を搬送し、セラミック粒子の焼結を行った。
燃焼加熱炉3における風量は、0.5m/sであった。
次に、冷却工程として、上記冷却炉7にハニカム構造体4を搬送し、ハニカム構造体4がハンドリングできる温度まで冷却を行った。
上記冷却炉7においては、まず、何も処理を行わず、雰囲気との温度差でハニカム構造体4の冷却を行い、その後、更に、風量1m/sで強制冷却を行った。
次に、本例の焼成プロファイルを図4に示す。同図における実線Kは、雰囲気の温度を示し、領域Aは脱バインダー工程、領域Bは遮蔽板6に挟まれている領域、領域Cは焼結工程、領域Dは冷却工程を示す。本例におけるハニカム構造体4に含まれるバインダー中の有機成分の除去温度は、200〜400℃と、600℃付近等である。同図より知られるごとく、本例の焼成装置を用いてハニカム構造体4の焼成を行った場合には、バインダー除去工程において、高精度で温度制御を行うことができた。
(実施例2)
本例は、図5に示すごとく、実施例1の遮蔽板6をパージゾーン8に変更した例である。その他は、実施例1と同様に行った。
本例のハニカム構造体の焼成装置102は、上記電気炉2と上記燃焼加熱炉3との間に、上記燃焼加熱炉3内の雰囲気ガスが上記電気炉2へと流入することを防止するよう気流を制御することが可能なパージゾーン8を設けた構造である。
上記パージゾーン8は、吸収口81を用いて、燃焼加熱炉側からの正圧を吸収して圧を下げ、燃焼加熱炉3からの雰囲気ガスを強制的に排気する構造を有する。
また、上記吸収口81の高さは、ハニカム構造体4の上端よりも20cm上に設けた。
パージゾーン8における風量は、0.5m/sであった。
本例の上記焼成装置102を用いることによって、実施例1と同様の結果を得ることができた。
(実施例3)
本例は、図6に示すごとく、実施例1の電気炉2を変更した例である。その他は、実施例1と同様に行った。
本例のハニカム構造体の焼成装置の電気炉203は、断面四角形の炉壁20を有し、加熱された空気が自然に排出するよう、電気炉2の上部に排気口23を設けてある。また、炉壁20の側面下部には空気導入口25が設けられており、空気導入口25から自然吸気を行い、上面に設けた排気口23から排気するよう構成されている。
また、電気式加熱装置としてヒーター21、22を用いている。このヒーター21は、電気炉2において、ハニカム構造体4が通過する位置の側方両側に設けられており、ヒーター22は上記空気導入口25から導入された空気を暖めるために、上記空気導入口25の横方向に位置するように設けられている。ヒーター22は、なくてもいい。
本例の上記電気炉203を有する焼成装置を用いることによって、実施例1と同様の結果を得ることができた。
(実施例4)
本例は、図7に示すごとく、実施例1の電気炉2を変更した例である。その他は、実施例1と同様に行った。
本例のハニカム構造体の焼成装置の電気炉204は、実施例1における排気口23の上部にファン26を設置して強制排気を行うよう構造されている。
電気炉204における風量は2m/sであった。
本例の上記電気炉204を有する焼成装置を用いることにより、電気炉204において高精度に温度制御することができ、高品質のハニカム構造体を得ることができた。
(実施例5)
本例は、図8に示すごとく、実施例1の電気炉2を変更した例である。その他は、実施例1と同様に行った。
本例のハニカム構造体の焼成装置の電気炉205は、実施例1における空気導入路25の下方にファン26を設置して強制送風し、上面に設けた排気口23から排気できるよう構成されている。
電気炉205における風量は2m/sであった。
本例の上記電気炉205を有する焼成装置を用いることにより、ハニカム構造体4の内部に送風することができ、酸素との接触確率の内外差を解消することができ、バインダーの除去を円滑に行うことができた。
(実施例6)
本例は、図9に示すごとく、実施例1の燃焼加熱炉3を変更した例である。その他は、実施例1と同様に行った。
本例のハニカム構造体の焼成装置の燃焼加熱炉306は、断面四角形の炉壁30を有し、炉壁30の側面に燃焼式加熱装置31を設け、ハニカム構造体4の直接加熱を行えるよう構成されている。燃焼式加熱装置31としては、ガスバーナーを用いた。
本例の上記燃焼加熱炉306を有する焼成装置を用いることにより、焼結工程を更に低エネルギーで行うことができた。
(比較例1)
本比較例は、図11に示す、従来の焼成装置9を用いて、脱バインダー工程、焼結工程、冷却工程の順に行い、ハニカム構造体の焼成を行った例である。
本比較例の焼成装置9は、ガス炉を用いて発生させた熱を、熱風91として、焼結工程から脱バインダー工程へと送り込むよう構成されている。また、ファン92を用いて、焼結工程からの熱風の一部を外部に排気するよう構成されている。上記脱バインダー工程は、焼結工程から送り込まれた熱風91による加熱で行う。また、上記焼結工程は、ガスバーナーにより発生した熱を、熱風として炉内に投入し、熱風による強制加熱で行う。
次に、上記実施例1、実施例2、比較例1について、脱バインダー工程及び焼結工程の温度精度と、消費エネルギー量、成形品のワレ不良を表1に示す。
上記温度精度は、炉内およびハニカム構造体内外の複数箇所に熱伝対をつけて測定した。
また、上記消費エネルギー量は、炉のブロック毎での電気や燃料の消費量を計測し、ハニカム構造体の重量で割ることで求めた。
上記ワレ不良は、焼成後のハニカム構造体100個における、ワレ不良が見られるハニカム構造体の個数を測定した。
Figure 0004661766
表1より知られるごとく、本発明の実施例としての実施例1は、強制排気を行うことなく、脱バインダー工程の温度制度を±5℃にすることができた。また、強制排気がないため、消費エネルギーを抑えることもできた。そして、ワレ不良が確認されなかった。
また、本発明の実施例としての実施例2は、パージゾーンにおいて強制排気を行うため、実施例1と比較して消費エネルギーは増加したが、脱バインダー工程の温度制度を±3℃にすることができ、また、ワレ不良が確認されなかった。
これにより、ハニカム構造体の焼成方法及び焼成装置によって、複数個のハニカム構造体を一度に、均一に、低エネルギーで焼成し、且つ、欠陥がないセラミック構造体を連続して多量に得ることができた。
また、本発明の比較例としての比較例1は、焼結工程から脱バインダー工程へ熱風を送るため、エネルギーを抑制することができたが、気流がばらつくため、温度精度が悪く、ワレ不良が多発した。更に、ハニカム構造体の搭載量が変動した場合には、温度制御が困難である。
実施例1における、ハニカム構造体の焼成装置を示す説明図。 実施例1における、温度変化を示すグラフ図。 実施例1における、電気炉を示す説明図。 実施例1における、燃焼加熱炉を示す説明図。 実施例2における、ハニカム構造体の焼成装置を示す説明図。 実施例3における、電気炉の構成を示す説明図。 実施例4における、電気炉の構成を示す説明図。 実施例5における、電気炉の構成を示す説明図。 実施例6における、燃焼加熱炉の構成を示す説明図。 実施例1における、ハニカム構造体を示す説明図。 比較例1における、焼成装置を示す説明図。
符号の説明
1 焼成装置
2 電気炉
3 燃焼加熱炉
4 ハニカム構造体
5 搬送装置

Claims (6)

  1. 外皮と、該外皮内にハニカム状に配設された隔壁と、該隔壁内に区画され軸方向に沿って形成された多数のセルとを有するハニカム構造体を複数個同時に連続して焼成する方法であって、
    通電により生ずる熱を熱源とする電気式加熱装置を有する電気炉を用いて、上記ハニカム構造体中の有機成分が1%以下となるまで、樹脂成分を除去する脱バインダー工程と、
    燃料を燃焼させることにより生ずる熱を熱源とする燃焼式加熱装置を有する燃焼加熱炉を用いて、セラミック粒子の焼結を行う焼結工程と、
    上記ハニカム構造体を冷却する冷却工程とを有し、
    上記電気炉と上記燃焼加熱炉との間には、上記燃焼加熱炉内の雰囲気ガスが上記電気炉へと流入することを防止するよう気流を制御可能なパージゾーンを設けてあり、
    上記電気炉は、ハニカム構造体のセルに軸方向に平行に強制的に送風する送風機を有することを特徴とするハニカム構造体の焼成方法。
  2. 請求項1において、上記電気炉と上記燃焼加熱炉との間に、上記燃焼加熱炉内の雰囲気ガスが上記電気炉へと流入することを防止する機械的な遮蔽板を設けることを特徴とするハニカム構造体の焼成方法。
  3. 請求項1又は2において、上記燃料は、ガス燃料であることを特徴とするハニカム構造体の焼成方法。
  4. 外皮と、該外皮内にハニカム状に配設された隔壁と、該隔壁内に区画され軸方向に沿って形成された多数のセルとを有するハニカム構造体を複数個同時に連続して焼成するための装置であって、
    通電により生ずる熱を熱源とする電気式加熱装置を有し、上記ハニカム構造体中の有機成分が1%以下となるまで、樹脂成分を除去するための電気炉と、
    燃料を燃焼させることにより生ずる熱を熱源とする燃焼式加熱装置を有し、セラミック粒子の焼結を行うための燃焼加熱炉と、
    上記ハニカム構造体を冷却するための冷却炉と、
    上記電気炉、燃焼加熱炉、及び冷却炉を順次通過するよう上記ハニカム構造体を搬送するための搬送装置を有し、
    上記電気炉と上記燃焼加熱炉との間に、上記燃焼加熱炉内の雰囲気ガスが上記電気炉へと流入することを防止するよう気流を制御可能なパージゾーンを設けてあり、
    上記電気炉は、ハニカム構造体のセルに軸方向に平行に強制的に送風する送風機を有することを特徴とするハニカム構造体の焼成装置。
  5. 請求項4において、上記電気炉と上記燃焼加熱炉との間に、上記燃焼加熱炉内の雰囲気ガスが上記電気炉へと流入することを防止する機械的な遮蔽板を設けることを特徴とするハニカム構造体の焼成装置。
  6. 請求項4又は5において、上記燃料は、ガス燃料であることを特徴とするハニカム構造体の焼成装置。
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