[go: up one dir, main page]

JP4661209B2 - 医用画像出力システム - Google Patents

医用画像出力システム Download PDF

Info

Publication number
JP4661209B2
JP4661209B2 JP2004373737A JP2004373737A JP4661209B2 JP 4661209 B2 JP4661209 B2 JP 4661209B2 JP 2004373737 A JP2004373737 A JP 2004373737A JP 2004373737 A JP2004373737 A JP 2004373737A JP 4661209 B2 JP4661209 B2 JP 4661209B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
image
film
frame
composite image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004373737A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006175132A (ja
Inventor
二郎 奥沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Medical and Graphic Inc
Original Assignee
Konica Minolta Medical and Graphic Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Medical and Graphic Inc filed Critical Konica Minolta Medical and Graphic Inc
Priority to JP2004373737A priority Critical patent/JP4661209B2/ja
Publication of JP2006175132A publication Critical patent/JP2006175132A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4661209B2 publication Critical patent/JP4661209B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Description

本発明は、被写体を複数領域に分けて撮影した各撮影画像を合成し、その合成画像を複数領域に分割してシート状記録媒体上に出力する画像出力システムに関する。
医療の分野では、サイズが大きい被写体を検査撮影し、その撮影画像を読影する際には、複数枚のカセッテを用いて撮影対象の被写体を複数領域毎に分けて撮影し、後にそれぞれのカセッテから読み取った各画像を画像処理により合成してモニタ上に表示している(例えば、特許文献1参照)。
例えば、図9に示すように、3枚のカセッテを用いて足部分の撮影を行った場合、全ての領域について漏れなく撮影するため、通常はカセッテを部分的に重ねて撮影することが多い。よって、カセッテから読み取られた各撮影画像には重複部分が生じるため、これらの撮影画像の合成時には、3つの画像の重ね合わせ処理を行い、重複部分を排除していた。
このように生成された合成画像は、縮小処理を施すことにより1枚のフィルムに収めて出力することが可能であるが、撮影画像を観察して人体に埋め込むボルトのサイズを決定する等、診断目的により実際のサイズが重要となる場合にはライフサイズ(実際の撮影画像と等倍のサイズをいう)でフィルムに出力する場合がある。
ライフサイズで出力する場合には、合成前の各撮影画像をそれぞれ別のフィルムに出力し、それを技師がフィルム上に出力された撮影画像を確認しながら、重ね合わせる位置を目視で決定し、その位置でフィルムをカットしてテープ等で接着することにより、合成画像を再生していた。以下、一連のフィルムが結合されて合成画像が再生されたものを結合フィルムという。
特開平10−268451号公報
しかし、フィルム出力装置によっては、図9に示すようにフィルムの先端又は後端部分に、画像を記録しない領域や、撮影条件又は出力条件等を記録するための領域(図中、斜線で示す領域。以下、非画像領域という)を設けるものもある。このような場合には、フィルム同士を接着する際に、つなぎ目部分に存在する非画像領域を除去(カット)しなければならないため、技師にとっては作業工程が増え、結合フィルムの作成は煩雑な作業となっていた。
また、各撮影画像には、例えば素抜け領域(人体を介さずにX線が透過した領域。画像上では高濃度で現れる。)や、非照射野領域(鉛板等のX線遮蔽手段によりX線の照射を遮蔽した領域)等のように、読影の主対象とならない領域が含まれている場合がある。従来は、このような読影に不必要な領域も含めて全てフィルムに出力していたので、作成した結合フィルムの量が増えてかさばるとともに、フィルム資源に無駄が生じていた。
本発明の課題は、所望の画像領域について出力を選択することが可能な画像出力システムを提供することである。
請求項1に記載の発明は、
被写体を複数領域に分けて撮影することにより得られた各撮影画像を一列に並べて被写体に対応する合成画像を生成する合成画像生成手段と、その合成画像を、前記撮影画像を並べた方向に分割して複数枚のシート状記録媒体に出力する出力手段とを備えた医用画像出力システムにおいて、
前記合成画像を表示する表示手段と、
前記表示された合成画像上に、前記複数の記録媒体のそれぞれに対応するサイズの出力枠を、分割して出力する隣接方向に連続する状態で表示させる表示制御手段と、
出力する方向における終端の出力枠についてのみ、前記出力枠に対応する合成画像を記録媒体へ出力するか否かの選択操作を行うための操作手段と、
前記操作手段により記録媒体への出力が選択されると、前記出力枠内の合成画像を前記出力手段により記録媒体上に出力させる出力制御手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の医用画像システムにおいて、
前記操作手段により前記表示された出力枠の移動操作が可能であり、
前記表示制御手段は、前記操作手段の移動操作に応じて、前記撮影画像を並べた方向に出力枠を移動して表示させ、
前記出力制御手段は、前記出力枠が移動された位置で前記操作手段を介して記録媒体への出力が選択されると、当該出力枠内の合成画像を出力させることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の医用画像出力システムにおいて、
前記表示制御手段は、前記操作手段の移動操作に応じて、前記複数の記録媒体に対応する出力枠を一体に移動して表示させ、
前記出力制御手段は、前記出力枠が一体に移動された位置で前記操作手段を介して記録媒体への出力が選択されると、各出力枠内の合成画像を出力させることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ユーザが出力枠内の合成画像の出力の有無を選択することができ、所望の画像領域についてのみ記録媒体への出力を行うことができる。例えば、合成画像の出力方向の終端の出力枠に不要な画像部分が含まれている場合、不要な画像領域に対応する終端の出力枠についてのみ、出力しないことを選択することにより、不要な画像領域を記録媒体への出力対象から除外することができる。これにより、記録媒体の無駄を省くことができる。
請求項2に記載の発明によれば、出力枠は移動操作可能であるので、出力枠を所望の画像領域に移動させることができる。これにより、合成画像において記録媒体への出力範囲を自由に設定することができ、不要な画像領域を記録媒体への出力対象から除外することができる。
請求項3に記載の発明によれば、出力枠は一体に移動操作可能であるので、各出力枠の位置を隣接した状態に保つことができる。よって、出力枠により記録媒体へ出力される合成画像は、連続した画像として各記録媒体上に再生することができる。
まず、構成を説明する。
図1に、本実施形態における画像出力システム1のシステム構成を示す。
図1に示すように、画像出力システム1は、画像生成装置10、制御装置20、読影端末30、フィルム出力装置40を備えて構成されている。各装置10〜40は、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワークNを介して接続されている。なお、図1では、画像生成装置10、フィルム出力装置40が2台づつ、制御装置20、読影端末30が1台づつ接続された例を示したが、台数は特に限定しない。
画像生成装置10は、患者の撮影画像のデジタルデータを生成するものである。画像生成装置10としては、カセッテから撮影画像を読み取ってそのデジタルデータを生成するカセッテ専用の読取装置や、X線を検出する検出手段を内蔵して撮影を行うとともにその撮影画像のデジタルデータを生成するCR(Computed Radiography)、CT(Computed Tomography)等の撮影読取装置、或いはX線に限らず、MRI装置や超音波撮影装置等の撮影読取装置等が適用可能である。
また、フラットパネルディテクタ(以下、FPD;Flat Panel Detectorという)も適用可能である。FPDは、例えば特開平6−342098号に記載されているように、照射されたX線の強度に応じた電荷を生成するX線検出素子と、このX線検出素子による生成された電荷を蓄積するコンデンサとが2次元的に配列されたものであり、被写体のX線画像を撮像して電気信号として出力する。
また、フィルムに記録された撮影画像をスキャンしてデジタルデータとして読み取るフィルムディジタイザ等も適用可能である。
画像生成装置10は、制御装置20の制御に従って、患者が撮影された撮影画像の読取処理を実行し、当該読み取られた撮影画像を制御装置20に転送する。
制御装置20は、画像生成装置10の撮影画像の読取動作を制御し、各画像生成装置10により読み取られた撮影画像のデータを取得して当該取得された撮影画像をデータベース化して管理するとともに、そのフィルム出力を制御する。
なお、制御装置20は、図示しないRIS(Radiology Information System;放射線科内の情報を管理する情報システム)やHIS(Hospital Information System;病院内の情報を管理する情報システム)に接続可能であり、これら情報システムから撮影に関する指示情報である撮影オーダ情報を受信する。撮影オーダ情報とは、医師からの依頼を受け付けて発行されたものであり、撮影対象の患者の患者ID、氏名、性別等の患者情報や、検査を示す検査ID、その検査で指定された撮影部位、撮影方法等の検査に関する検査情報等を含むものである。制御装置20は、この撮影オーダ情報を、画像生成装置10から受信された撮影画像に付帯させて、各撮影画像のデータベース化及び管理を行う。
図2に、制御装置20の内部構成を示す。
図2に示すように、制御装置20は、制御部21、操作部22、表示部23、通信部24、プログラムメモリ25、画像メモリ26を備えて構成されている。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等から構成され、プログラムメモリ25に記憶されるシステムプログラムや、本発明に係る合成出力処理プログラム(図3参照)等の各種制御プログラムをRAMに展開し、当該展開された制御プログラムに従って各部を集中制御する。
合成出力処理では、患者が撮影された各撮影画像を用いて合成画像を生成し、表示部23により表示させる。また、合成画像上に出力に使用するフィルムへの出力範囲を示す出力枠を表示させる。この出力枠は、操作部22を介して技師により選択操作されたフィルムサイズ及びフィルムの向きに応じて、合成画像を出力するために必要なフィルム枚数を算出し、そのフィルム枚数分だけ表示させる。そして、操作部22を介して出力枠の移動操作が行われると、制御部21はその操作に応じて出力枠を移動して表示させる。このとき、複数の出力枠が表示されている場合はその複数の出力枠を連動して移動させる。
そして、移動した先で操作部22によりフィルムへの出力指示操作がなされると、合成画像からその出力枠内の画像を抽出する。そして、出力条件等を指示する出力制御情報を生成し、抽出した画像を出力画像として出力制御情報とともに通信部24によりフィルム出力装置40に送信させ、フィルム出力装置40によりフィルム出力を行わせる。ただし、終端の出力枠については、出力の有無を選択するためのダイアログ画面を表示させ、出力の選択操作がなされた場合に、上記のフィルム出力制御を行う。
すなわち、合成出力処理プログラムと制御部21との協働により、合成画像生成手段、表示制御手段及び出力制御手段を実現することができる。
操作部22は、数字キー、文字キー、各種機能キーを含むキーボードや、表示部23と一体に構成されるタッチパネル、マウス等を備えて構成される操作手段であり、これらの操作に対応する操作信号を生成して制御部21に出力する。
表示部23は、LCD(Liquid Crystal Display)等を備えて構成される表示手段であり、制御部21の表示制御に従って、合成画像の操作画面やフィルムへの出力範囲の設定画面等の各種操作画面や、制御部21による処理結果等を表示する。
通信部24は、NIC(Network Interface Card)、モデム等により構成され、画像装置10、読影端末30、フィルム出力装置40の各外部装置と通信ネットワークNを介してデータの送受信を行う。
プログラムメモリ25は、システムプログラム、合成出力処理プログラム等の各種制御プログラムや、それらプログラムの実行に必要なパラメータ、或いはプログラムの実行により処理されたデータ等を記憶する。
画像メモリ26は、大容量メモリから構成され、撮影画像、或いは合成画像をデータベース化して記憶する。
図1に戻り、他の装置について説明する。
読影端末30は、読影医が撮影画像を読影するための表示装置であり、LCD等の表示手段を備えて、制御装置20により配信された撮影画像の画像データを表示する。
フィルム出力装置40は、制御装置20により配信された撮影画像を記録媒体であるフィルム上に出力する出力手段である。フィルム出力装置40は、複数のサイズのフィルムに出力可能であり、制御装置20から撮影画像とともに受信された出力制御情報に従って、指定されたサイズのフィルムに指定された出力条件で撮影画像を出力する。
次に、上記画像出力システム1の動作について説明する。
まず、画像出力システム1では、RIS、HIS等において発行された撮影オーダ情報従って、技師の撮影操作により対象患者の撮影が行われる。本実施形態では、結合フィルムを作成するために3枚のカセッテを用いて撮影が行われたこととする。次いで、画像生成装置10において各カセッテから画像読取が行われて撮影画像のデータが生成される。生成された各撮影画像のデータは制御装置20に送信され、制御装置20では、各撮影画像と対応する撮影オーダ情報が検索され、当該撮影オーダ情報が画像に関する関連情報として撮影画像に付帯される。
次いで、制御装置20では、各撮影画像から合成画像が生成され、その後、フィルムへの出力処理が行われる。以下、このときに制御装置20において実行される合成出力処理について、図3〜図8を参照して説明する。
図3に、合成出力処理の流れを示す。
図3に示す合成出力処理では、まず制御部21の制御により合成画像を作成するための操作画面d1(図4参照)が表示され、操作画面d1では、図4に示すように各撮影画像g1〜g3がカーソルキーk1とともに表示部23上に表示される。また、これらの各撮影画像g1〜g3が縦に並べて合成された合成画像g4が制御部21により生成されて表示される(ステップS1)。
表示当初は、単に撮影画像が並べて配置されて合成されているのみであるが、この状態から技師により操作部22を介してカーソルキーk1が操作されると、制御部21の表示制御により撮影画像g1〜g3が上下左右に移動され、その移動に伴って合成画像g4における撮影画像g1〜g3の合成位置が移動される。よって、技師は、カーソルキーk1を操作して撮影画像g1〜g2の合成位置を移動させることにより、隣接する各撮影画像で重複して撮影された画像領域を重ね合わせるように、合成位置を調整することができる。
このようにして、技師の操作に応じて最終的な合成画像g4が生成され、出力ボタンk2が押下操作されると、当該合成画像g4についてフィルムの出力範囲を設定するための設定画面d2(図5参照)が表示部23上に表示される。設定画面d2では、制御部21の表示制御により、合成画像g4とともに、その合成画像上にフィルムの出力範囲を示す出力枠Wn(nは合成画像の始端からの配置順を示す。)が表示される(ステップS2)。
なお、この設定画面d2又は前画面の操作画面d1の何れにおいても出力に使用するフィルムのサイズや向きは設定可能であり、出力枠Wnの表示数nは、合成画像g4の画像サイズと、出力に使用するフィルムとして技師により設定されたフィルムのサイズ及び向きに応じて自動的に制御部21において算出されるものとする。ここでは、3枚のフィルムに分割して出力することとし、出力枠W1〜W3が表示されることとする。
出力枠W1〜W3は、フィルムにおいて画像を記録可能な画像領域と同一サイズで表示され、図5に示すように合成画像g4を分割して出力する方向に隣接しながら連続して表示される。以下、合成画像g4の出力方向において出力を開始する側の端部を始端といい、出力を終了する側の端部を終端という。
また、合成画像g4の周辺には、出力枠W1〜W3を上下左右に移動させるためのカーソルキーk1が表示される。技師により操作部22を介してカーソルキーk1が操作されると、制御部21により出力枠W1〜W3が上下左右に移動される(ステップS3)。このとき、各出力枠W1〜W3は、図6に示すように一体となって移動される。
技師は、移動後の出力枠W1〜W3の位置を見てさらに移動が必要であればカーソルキーk1を操作し、制御部21ではカーソルキーk1の操作に応じた出力枠W1〜W3の移動が繰り返される。
そして、移動の操作が終了すると、制御部21では各出力枠W1〜W3の位置が移動後の位置に固定される。以降、各出力枠W1〜W3についてフィルム出力が行われるが、フィルム出力は始端の出力枠W1から順次行われるので、制御部21では、表示している出力枠W1〜W3のうち、フィルム出力の判定対象となる出力枠をWaとし、そのパラメータaが初期値a=1に設定される(ステップS4)。なお、フィルム出力を行う出力枠Waを技師が識別できるように、設定画面d1では出力枠Waを実線、その他の出力枠を点線で表示することとする。例えばa=1のとき、フィルム出力の判定対象である出力枠はW1であるので、図5に示すように設定画面d2では出力枠W1が実線で表示され、その他の出力枠W2、W3は点線で表示される。
技師は、実線で示されるフィルム出力枠Waの位置を確認し、フィルムへ出力する場合はOKキーk3を押下し、出力を指示する。
OKキーk3が押下操作され、フィルムへの出力が指示されると(ステップS5;Y)、出力枠Wa内の画像が抽出され、当該抽出された画像が出力画像としてフィルム出力装置40に出力される。このとき、フィルムサイズ等の出力条件を指定する出力制御情報が制御部21により生成され、出力画像とともにフィルム出力装置40に出力される。フィルム出力装置40では、出力制御情報に従って、出力制御情報ともに入力された出力画像のフィルム出力が行われる(ステップS6)。
なお、フィルム出力装置40によっては、設定によりフィルムの先端又は後端に非画像領域を設け、当該非画像領域に撮影条件や出力条件等を出力するものがある。非画像領域がある場合、技師が結合フィルムを作成する際に各フィルムを裁断してこの非画像領域を除去しなければならないので、このような結合フィルムを作成する場合には、前記出力制御情報に、非画像領域の設定を禁止する制御情報を含ませて、フィルム出力装置40において非画像領域を設けないように制御することとしてもよい。
次に、一の出力枠についてのフィルム出力が行われると、制御部21によりパラメータaが+1だけインクリメントされ(ステップS7)、インクリメント後のaがa=3であるか、つまり終端の出力枠W3に達したか否かが判別される(ステップS8)。a=3ではなく、まだ終端の出力枠W3に達していない場合(ステップS8;N)、フィルム出力対象が次の出力枠Waに移行され(ステップS9)、ステップS5の処理に戻り、次の出力枠WaについてステップS5〜S8までの処理が繰り返される。すなわち、終端の出力枠W3に達するまで、出力枠Waについてのフィルム出力が行われる。
そして、ステップS8においてa=3である、つまりフィルム出力対象が終端の出力枠W3となった場合(ステップS8;Y)、図7に示すダイアログ画面d3が表示され、終端の出力枠W3についてフィルム出力を行うか否かの選択操作が行われる(ステップS10)。操作部22を介してフィルム出力する旨の選択操作が行われた場合(ステップS10;Y)、ステップS6と同様に、出力枠W3内の画像領域が抽出され、当該抽出された画像が出力画像として通信部24を介してフィルム出力装置40に送信される。そして、フィルム出力装置40においてフィルム出力されると(ステップS11)、本処理を終了する。つまり、図8(a)に示すように、出力枠W1〜W3の全てについてフィルム出力が行われ、3枚のフィルムF1〜F3が結合フィルムの作成に使用されることとなる。
一方、終端の出力枠W3についてはフィルム出力を行わない旨の選択操作が行われた場合(ステップS10;N)、ステップS11の処理は行わずに本処理を終了する。つまり、図8(b)に示すように、出力枠W1、W2についてはフィルム出力が行われるが、出力枠W3についてはフィルム出力は行われず、2枚のフィルムF1、F2のみが結合フィルムの作成に使用されることとなる。
以上のように、本実施形態によれば、合成画像上に表示された出力枠W3によりフィルムへの出力範囲を技師が自由に設定することができる。よって、読影の主対象となる領域(以下、ROIという)のみを出力範囲として設定することにより、ROIのみをフィルム出力することができる。
また、出力範囲を調整した後、終端の出力枠W3については、出力するか否かを技師が選択することができる。通常、ROIが中央部分となるように撮影が行われるので、始端や終端等には非ROI領域が存在することが多い。よって、出力枠W1を中央部の方へ移動させ、始端や終端についてはフィルム出力しないことを選択することにより、診断に不必要な画像領域をフィルムへの出力対象から除外することができる。これにより、結合フィルムの量を低減させることができるとともに、フィルム資源の無駄を省くことができる。
また、技師の操作に応じて複数の出力枠W1〜W3を移動させる際には、各出力枠W1〜W3を一体として移動させる。各出力枠W1〜W3をそれぞれ自由に技師が移動操作できることとすると、操作ミスにより各出力枠間に距離が生じてフィルム出力されない画像領域が発生する可能性がある。よって、出力枠W1〜W3を連動して一体に移動させることにより、各出力枠W1〜W3により抽出される合成画像を連続した画像としてフィルム上に再生することができる。
なお、本実施形態における画像出力システム1は、本発明を適用した好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、終端の出力枠W3についてのみ、出力の有無を選択操作可能な構成としたが、これに限らず、各出力枠W1〜W3のそれぞれについて出力の有無を選択操作可能な構成としてもよい。これにより、始端と後端にROIが存在する等の例外的な場合にも、始端と後端の出力枠W1、W3についてのみフィルム出力し、中央部についてはフィルム出力しないように選択することのより対応することができる。
また、上記実施形態では、各出力枠W1〜W3を一体として移動させることにより、技師の操作ミスによる合成画像の部分的な出力漏れを防ぐこととしたが、出力枠W1〜W3は、実際のフィルムサイズより小さいサイズで表示し、フィルムへ出力する際には実際のフィルムサイズで画像を抽出して出力することとして、各出力枠W1〜W3を別々に移動操作可能な構成としてもよい。出力枠W1〜W3が実際のフィルムサイズより小さく表示された状態で出力枠W1〜W3の位置設定が行われるので、実際の出力範囲に対して遊びの部分が生じる。よって、技師の操作ミスにより各出力枠間に隙間が生じた場合でも、出力枠より大きい出力範囲でフィルム出力されるので、操作ミスによる隙間の領域が実際の出力範囲内に収まっていれば、合成画像の部分的な出力漏れはなくなる。
また、上記実施形態では、3枚の撮影画像を縦一列に並べて合成した合成画像をフィルムに出力し、当該フィルムを同様に縦に結合した長尺状の結合フィルムを作成する例を説明したが、これに限らず、横一列に並べる場合や、格子状に並べた場合であっても本発明を適用可能である。
さらに、上記実施形態では、合成画像生成手段、表示制御手段及び出力制御手段を制御装置20において実現することとしたが、これに限らず、読影端末30上で実現することとしてもよいし、これらの手段を備えた独立装置を設けることとしてもよい。
本実施の形態における画像出力システムのシステム構成を示す図である。 制御装置の内部構成を示す図である。 制御装置により実行される合成出力処理の流れを示すフローチャートである。 表示部に表示される操作画面例を示す図である。 表示部に表示される設定画面例を示す図である。 出力枠の位置の設定例を説明する 表示部に表示されるダイアログ画面例を示す図である。 各出力枠についてフィルムへの出力の有無を示す図であり、(a)終端の出力枠について出力する場合、(b)終端の出力枠について出力しない場合を示す図である。 従来の結合フィルムの作成方法について説明する図である。
符号の説明
1 画像出力システム
10 画像生成装置
20 制御装置
21 制御部
22 操作部
23 表示部
24 通信部
25 プログラムメモリ
26 画像メモリ
30 読影端末
40 フィルム出力装置

Claims (3)

  1. 被写体を複数領域に分けて撮影することにより得られた各撮影画像を一列に並べて被写体に対応する合成画像を生成する合成画像生成手段と、その合成画像を、前記撮影画像を並べた方向に分割して複数枚のシート状記録媒体に出力する出力手段とを備えた医用画像出力システムにおいて、
    前記合成画像を表示する表示手段と、
    前記表示された合成画像上に、前記複数の記録媒体のそれぞれに対応するサイズの出力枠を、分割して出力する隣接方向に連続する状態で表示させる表示制御手段と、
    出力する方向における終端の出力枠についてのみ、前記出力枠に対応する合成画像を記録媒体へ出力するか否かの選択操作を行うための操作手段と、
    前記操作手段により記録媒体への出力が選択されると、前記出力枠内の合成画像を前記出力手段により記録媒体上に出力させる出力制御手段と、
    を備えることを特徴とする医用画像出力システム。
  2. 前記操作手段により前記表示された出力枠の移動操作が可能であり、
    前記表示制御手段は、前記操作手段の移動操作に応じて、前記撮影画像を並べた方向に出力枠を移動して表示させ、
    前記出力制御手段は、前記出力枠が移動された位置で前記操作手段を介して記録媒体への出力が選択されると、当該出力枠内の合成画像を出力させることを特徴とする請求項1に記載の医用画像出力システム。
  3. 前記表示制御手段は、前記操作手段の移動操作に応じて、前記複数の記録媒体に対応する出力枠を一体に移動して表示させ、
    前記出力制御手段は、前記出力枠が一体に移動された位置で前記操作手段を介して記録媒体への出力が選択されると、各出力枠内の合成画像を出力させることを特徴とする請求項2に記載の医用画像出力システム。
JP2004373737A 2004-12-24 2004-12-24 医用画像出力システム Expired - Fee Related JP4661209B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004373737A JP4661209B2 (ja) 2004-12-24 2004-12-24 医用画像出力システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004373737A JP4661209B2 (ja) 2004-12-24 2004-12-24 医用画像出力システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006175132A JP2006175132A (ja) 2006-07-06
JP4661209B2 true JP4661209B2 (ja) 2011-03-30

Family

ID=36729765

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004373737A Expired - Fee Related JP4661209B2 (ja) 2004-12-24 2004-12-24 医用画像出力システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4661209B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009240401A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Fujifilm Corp 放射線画像処理装置
JP2017169715A (ja) * 2016-03-22 2017-09-28 富士フイルム株式会社 画像処理装置、放射線画像撮影システム、画像処理方法、及び画像処理プログラム
JP2019126528A (ja) * 2018-01-24 2019-08-01 コニカミノルタ株式会社 画像処理装置、放射線撮影システム、放射線長尺画像撮影方法及びプログラム
JP6945676B2 (ja) * 2018-12-26 2021-10-06 富士フイルム株式会社 放射線画像撮影装置および放射線画像撮影システム

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0738733A (ja) * 1993-06-25 1995-02-07 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JPH07115517A (ja) * 1993-10-14 1995-05-02 Konica Corp 放射線画像撮影システム
JPH09297363A (ja) * 1996-04-30 1997-11-18 Fuji Photo Film Co Ltd 放射線画像読取再生装置
JPH10268451A (ja) * 1997-03-21 1998-10-09 Agfa Gevaert Nv 細長対象物の放射画像の記録及び読取方法
JP2000232976A (ja) * 1998-12-15 2000-08-29 Fuji Photo Film Co Ltd 画像合成システム
JP2001245140A (ja) * 2000-03-02 2001-09-07 Konica Corp 画像処理方法および画像処理装置
JP2002044413A (ja) * 2000-07-26 2002-02-08 Konica Corp 放射線画像処理方法および放射線画像処理装置
JP2002084411A (ja) * 2000-09-06 2002-03-22 Minolta Co Ltd データ処理装置及び方法
JP2002094772A (ja) * 2000-09-14 2002-03-29 Konica Corp 放射線画像処理方法および放射線画像処理装置
JP2004000529A (ja) * 2002-03-28 2004-01-08 Konica Minolta Holdings Inc 放射線画像出力システム、放射線画像出力方法、及びプログラム
JP2004105356A (ja) * 2002-09-17 2004-04-08 Fuji Photo Film Co Ltd 医用画像処理装置及び医用画像処理方法

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0738733A (ja) * 1993-06-25 1995-02-07 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JPH07115517A (ja) * 1993-10-14 1995-05-02 Konica Corp 放射線画像撮影システム
JPH09297363A (ja) * 1996-04-30 1997-11-18 Fuji Photo Film Co Ltd 放射線画像読取再生装置
JPH10268451A (ja) * 1997-03-21 1998-10-09 Agfa Gevaert Nv 細長対象物の放射画像の記録及び読取方法
JP2000232976A (ja) * 1998-12-15 2000-08-29 Fuji Photo Film Co Ltd 画像合成システム
JP2001245140A (ja) * 2000-03-02 2001-09-07 Konica Corp 画像処理方法および画像処理装置
JP2002044413A (ja) * 2000-07-26 2002-02-08 Konica Corp 放射線画像処理方法および放射線画像処理装置
JP2002084411A (ja) * 2000-09-06 2002-03-22 Minolta Co Ltd データ処理装置及び方法
JP2002094772A (ja) * 2000-09-14 2002-03-29 Konica Corp 放射線画像処理方法および放射線画像処理装置
JP2004000529A (ja) * 2002-03-28 2004-01-08 Konica Minolta Holdings Inc 放射線画像出力システム、放射線画像出力方法、及びプログラム
JP2004105356A (ja) * 2002-09-17 2004-04-08 Fuji Photo Film Co Ltd 医用画像処理装置及び医用画像処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006175132A (ja) 2006-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6260615B2 (ja) 診断提供用医用画像システム及び一般撮影用の診断提供用医用画像システムにタルボ撮影装置系を導入する方法
US20160128648A1 (en) Control device for controlling tomosynthesis imaging, imaging apparatus, imaging system, control method, and program for causing computer to execute the control method
US10271801B2 (en) Radiation imaging system, image processing device, and image processing program
WO2014156796A1 (ja) 放射線撮影装置、放射線撮影方法、放射線撮影制御プログラム
US20160120495A1 (en) Control device for controlling tomosynthesis imaging, imaging apparatus, imaging system, control method, and program for causing computer to execute the control method
JP2004283325A (ja) 医用画像処理装置、医用ネットワークシステム及び医用画像処理装置のためのプログラム
JP6127032B2 (ja) 放射線画像撮影システム、画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム
JP2016131573A (ja) トモシンセシス撮影の制御装置、放射線撮影装置、制御システム、制御方法及びプログラム
JP4250476B2 (ja) 放射線画像処理装置、放射線画像処理方法、コンピュータプログラムおよびその記録媒体
JP2024161485A (ja) 写損判断支援装置及びプログラム
JP7094691B2 (ja) 放射線撮影システム、放射線撮影方法、制御装置及びプログラム
JP6415432B2 (ja) トモシンセシス撮影の制御装置、撮影装置、撮影システム、制御方法および当該制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム
JP2012055491A (ja) X線撮影装置及びx線画像出力方法
JP2010104771A (ja) 放射線画像診断システム
US20050245804A1 (en) Medical image diagnosis apparatus
JP5125128B2 (ja) 医用画像管理システム、データ管理方法
JP4661209B2 (ja) 医用画像出力システム
US8941758B2 (en) Image processing apparatus and image processing method for generating a combined image
JP2013198683A (ja) 撮影システム及びその制御方法、並びに、プログラム
JP2006175133A (ja) 画像出力システム
JP2016198277A (ja) トモシンセシス撮影の制御装置、x線撮影システム、制御システム、制御方法及びプログラム
JP6874484B2 (ja) 動態画像処理システム
JP2006175136A (ja) 画像出力システム
JPWO2019198292A1 (ja) X線撮影装置
JP2018000605A (ja) 情報処理システム、情報処理方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100507

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100511

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101207

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140114

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees