JP4660172B2 - 救急用絆創膏 - Google Patents
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Description
また、創傷部に適用される薬剤のなかでも紫外線によって経時的に変質する薬剤も存在し、保存中は勿論のこと、皮膚への適用後も紫外線に暴露しない工夫が検討されている。
また、特開平09−143060号公報に記載されているように、パップ剤のような含水ゲル貼付剤の基剤用組成物に、特性を多く発現させるため、あるいは加工・成形性及び品質の向上、ゲル体中の薬剤の分散性と安定性の向上などの目的で任意に配合させる成分の一つとして、紫外線遮断剤を使用することも公知であり、酸化チタンを配合した実施例が記載されている。
また、特開平05−111507号公報には、ポリ塩化ビニルに代わる素材として、生体に対して安全であり、しかも産廃処理においても有効な支持フィルム素材の開発を目的として、無機質充填剤を含有する熱可塑性樹脂組成物からなる多孔質化した一軸延伸フィルムの片面に粘着層が形成され、該粘着層内あるいは粘着層と上記フィルムの間に繊維性フィルムを介在させた医療用粘着テープもしくはシートに関する発明が記載されており、その支持フィルムに添加され、多孔質化させる無機質充填剤として、酸化チタンなどが使用できること、この無機質充填剤と熱可塑性樹脂に、紫外線吸収剤などの通常の添加剤も適宜配合できることが記載されている。該文献4にはその繊維性フィルムとしてポリエステル製不織布を使用した実施例も記載されている。
特許文献3(特開2000−136129号公報)は、光触媒が固着されたシートであって、指に巻きやすい大きさにカットされていることを特徴とするシートの発明であって、光触媒として酸化チタンなどのセラミックが使用できることが記載されているが、粘着性のシートとする技術ではない。
特許文献5(特開2002−272831号公報)には、酸化亜鉛の持つ優れた創傷治癒特性を生かしつつ、取り扱い性の優れた、柔軟で皮膚になじみよい創傷被覆用粘着性シートを提供することを目的とし、所定量の特定の(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体、所定量の特定のビニル系単量体を必須成分とする所定量のアクリル共重合体と、該共重合体と相溶しうる所定量の高沸点有機液体と、所定量の架橋剤と、所定量の酸化亜鉛とを含有する粘着層を形成してなる創傷被覆用粘着性シートとした発明が記載されている。
また、上記一般的な救急用絆創膏ではパッドに含浸させた薬液が乾燥して、湿潤面が出ない限り十分な殺菌、治療効果を得ることができないという課題を改善する目的で、パッドの上面に薬液を封入してなるカプセル体を重ね合わせ、使用時に該カプセル体の上面壁を押圧することによってその上面壁の下面中央に突設した先鋭な突起でカプセル体の底面を構成しているアルミ箔製の薄膜を破壊し、カプセル体の薬液をパッド上に流出、含浸させるようにした構造の薬液封入カプセル体救急用絆創膏が開発されている。さらに最近では、製造が高価で、かつ薬液の飛散性、流動性の故に取扱が煩雑であった薬液封入カプセル体救急用絆創膏の課題を改善する目的で、軟膏付救急用絆創膏の提供が要望されている。
このような技術背景から、本発明者は、先に上面に軟膏薬を層着しているパッドを長方形状の粘着層の粘着面の上面中央部に貼着すると共に、この粘着層の粘着面上に中央部を上方に向かって緩やかな円弧状に膨出、成形することにより断面ドーム形状のブリスター部を形成してなる軟膏保護カバーを剥離可能に貼着して上記ブリスター部により上記パッドを該パッド上の上記軟膏薬とブリスター部の下面との間に隙間が存した状態で被覆してなる軟膏薬救急用絆創膏につき提案した(特許文献7:特開2001−104367号公報参照)。
しかしながら、このような救急用絆創膏、特に軟膏付救急用絆創膏において、紫外線遮断剤を含有する層を配設することにより、紫外線暴露による創傷部の治癒遅延、色素沈着を回避すると共に、薬剤の変質を防止する技術についてはこれまで知られていなかった。
また、薬剤を担持した救急用絆創膏における紫外線暴露による創傷部の治癒遅延の回避、あるいは紫外線による薬剤の変質を防止する目的においては、基材フィルムとしての粘着テープの全面に亘って紫外線遮断剤を配合したり、適度な保湿効果を得るために密封性とすることは、その製造にコストがかかる難点があるばかりでなく、通気性が不十分である場合には創傷部のかぶれ、治癒遅延を生じてしまう懸念があった。
さらに、救急用絆創膏においては創傷部にパッドを当接させるものであるから、患部の基材フィルムを通しての創傷部の状態の確認を行う必要はなく、また皮膚面への貼着における違和感を回避する目的で通常の救急用絆創膏において用いられる基材フィルムで達成されている程度の光透過性があれば十分であり、肌色に近く、違和感を与えない透明性が求められる基材フィルムに紫外線遮断剤を、可視光透過性を保持しつつ配合することは、その製造が煩雑で、かつ高価となる難点があり、安価に提供しなければならない救急用絆創膏に適用する技術としては満足できるものではなかった。
(1)支持体上面の粘着層の粘着面中央部にパッド部を貼着し、前記粘着層の前記パッド部が貼着されていない部分の上面には離型フィルムを剥離可能に貼着してなる救急用絆創膏において、紫外線遮断剤を含有する層として、紫外線遮断剤を練り込んだ又はコートしたフィルムを用い、平面パッド部と略同一の前記フィルムを粘着層の粘着面とパッド部との間、粘着面とパッド部を被覆するネットとの間、又はパッド部の中に配設したものであることを特徴とする救急用絆創膏、
(2)紫外線遮断剤を練り込んだ又はコートしたフィルムが有孔のフィルムである請求項1に記載の救急用絆創膏、
(3)紫外線遮断剤を練り込んだ又はコートしたフィルムを、パッド部の下面に配設し、そのパッド部及び紫外線遮断剤を練り込んだ又はコートしたフィルムの周囲をネットで被覆して熱溶着で固定したことを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の救急用絆創膏、
(4)紫外線遮断剤を練り込んだ又はコートしたフィルムが有孔のフィルムであり、その下層に有孔のフィルムの通気孔が粘着層の粘着面との接触により塞がるのを防止するための拡散材を配設したものである前記(3)記載の救急用絆創膏、
(5)パッド部の周囲をネットで被覆して熱溶着で固定し、該ネット被覆パッド部の下面と粘着層の粘着面との間に、パッド部よりも平面やや小の紫外線遮断剤を練り込んだ又はコートしたフィルムを配設したものである前記(1)又は(2)に記載の救急用絆創膏、
(6)紫外線遮断剤を練り込んだ又はコートしたフィルムを、2枚以上のパッドの間、又はパッドとクッション材との間に、配設したものである前記(1)又は(2)に記載の救急用絆創膏、
(7)紫外線遮断剤を含有する層として、支持体上面の粘着層の粘着本体に、紫外線遮断剤を練り込んだ粘着層とする救急用絆創膏、
(8)紫外線遮断剤を含有する層として、支持体上面全体を、紫外線遮断剤を練り込んだ又はコートしたフィルムをラミネートしたものを使用する救急用絆創膏、
(9)紫外線遮断剤を練り込んだ又はコートしたフィルムが有孔のフィルムである請求項8に記載の救急用絆創膏、
(10)紫外線遮断剤を含有する層を配設すると共に、2枚以上のパッドを積層し、上層パッドの上面に軟膏薬を層着し、パッドの軟膏薬の浸透を抑制するフィルムをも配設してなる前記(1)記載の救急用絆創膏、
(11)紫外線遮断剤を練り込んだ又はコートしたフィルムを、粘着層の粘着面とパッド部との間に配設した前記(10)記載の救急用絆創膏。
(12)下層パッドの下面に、軟膏薬の浸透を抑制するフィルム及び紫外線遮断剤を練り込んだ又はコートしたフィルムを配設し、上層パッド、下層パッド、軟膏薬の浸透を抑制するフィルム、及び紫外線遮断剤を練り込んだ又はコートしたフィルムの周囲をネットで被覆し、熱溶着して固定したものである前記(10)又は(11)記載の救急用絆創膏。
(13)上層パッドと下層パッドの間に、軟膏薬の浸透を抑制するフィルムを配設し、前記下層パッドの下面に紫外線遮断剤を練り込んだ又はコートしたフィルムを配設し、上層パッド、下層パッド、軟膏薬の浸透を抑制するフィルム、及び紫外線遮断剤を練り込んだ又はコートしたフィルムの周囲をネットで被覆し、熱溶着して固定したものである(12)記載の救急用絆創膏、
に関するものである。
特に、紫外線遮断剤として波長400〜320nmの皮膚が暴露するとメラニン形成が進み日焼け、皮膚の老化を促進するといわれているUV−A及び波長320〜290nmの皮膚が暴露すると急性の炎症、免疫抑制、皮膚癌、シミ、ソバカスを作る原因の一つであるといわれているUV−Bの紫外線を遮断する紫外線遮断剤(紫外線散乱剤あるいは紫外線吸収剤)を含有する層としているので、創傷部の効果的な治癒促進、薬物の変質を抑制することが可能となる。
特に、波長380〜290nmの紫外線カット率を95%以上とすることにより、パッド部に含浸させる薬剤及び患部表面への紫外線暴露を確実に抑制することが可能となる。
本発明においては、軟膏保護カバーを、中央部を上方に向かって緩やかな円弧状に膨出、成形することにより断面ドーム形状のブリスター部に形成してなるものとすることにより、あるいはさらにブリスター部を平面矩形状に形成し、その長辺側の両側壁部を下端から上方に向かって互いに接近する方向に傾斜した起立壁部を形成しているものとすることにより、あるいはさらに軟膏保護カバーを、上面に軟膏薬を層着しているパッド部を長方形状の粘着層の粘着面上に、四方周壁部が上記軟膏薬を層着したパッドの厚みより高く形成している平面矩形上のブリスター部を中央部に膨出、形成し、剥離可能に貼着して上記ブリスター部により上記パッド部を被覆したものとすることにより、さらにはまたブリスター部を、その天井壁部にその長さ方向に平行な突条を上方に向かって膨出、形成したものとすることにより、前記の利点のほか、携行時の不測の押し潰しなどを強固に阻止することができる。
本発明において使用される「紫外線遮断剤」は、UV−B(320〜290nm)からUV−A(400〜320nm)の紫外線領域の紫外線を実質的に遮断する物質又はその組み合わせをいい、そのような物質には紫外線を散乱させることにより患部や薬剤への紫外線透過を遮断する紫外線散乱剤、紫外線領域の波長の光を吸収して患部や薬剤への紫外線透過を遮断する紫外線吸収剤のいずれか一方又は双方を使用することができる。
「紫外線を実質的に遮断する」とは、UV−BからUV−Aの紫外線領域の光透過性を本発明の目的を損なわない範囲以下に遮蔽することをいい、好ましくは紫外線カット率が95%以上、より好ましくは98%以上とすることを意味する。
紫外線散乱剤は、物理的な仕組みで紫外線を散乱、反射させることにより紫外線透過を防止するものであれば特に制限はないが、具体的には、例えば酸化チタン(ルチン型、アナターゼ型)、酸化亜鉛、黒酸化鉄、黄酸化鉄、カオリン、タルク、ケイ酸マグネシウム、酸化マグネシウム、軽質(沈降)炭酸マグネシウム、重質炭酸マグネシウムやこれらを超微粒子化したもの、あるいはさらに異種物質でドーピングによる表面改質したものなどこれらの加工処理物等を用いることが可能であり、特に酸化チタン、酸化亜鉛や、超微粒子酸化亜鉛(例えば、シーアイ化成製 酸化亜鉛超微粒子粉、特開平8−025317号公報記載の酸化亜鉛系微粒子など)、超微粒子酸化チタン(例えば、積水化成・住友大阪セメント製 「テクノポリマーMZ−C」)、粘土鉱物で被覆した酸化チタンや酸化亜鉛(例えば、特開2000−034465号公報に記載の紫外線遮蔽材)、鉄を含有させた酸化チタン(例えば石原産業製 TTO−F)、微粒子酸化亜鉛、微粒子酸化亜鉛(シリカコーティング)、微粒子酸化チタン、微粒子酸化チタン(シリカコーティング)(テイカ製 MTシリーズ、MZシリーズ)などの加工処理物が特に好適に用いられる。これらの紫外線散乱剤は その物質が有する特性を考慮して他の紫外線散乱剤や、後記紫外線吸収剤等と適宜組み合わせて使用することができる。本発明の紫外線遮断救急用絆創膏に適用されるこれらの物質の粒子の平均一次粒子径としては、0.001〜30μm程度が好ましく、特に0.01〜20μm程度が好適である。
一つ目の製造法は、前記の紫外線遮断剤をポリエチレン系熱可塑性樹脂などのポリオレフィン系樹脂の水性分散液などの液状分散液に、各種の添加剤と共に紫外線遮断剤あるいはその組み合わせを配合し、加熱、混練して、フィルムに成形した後、冷却固化あるいは架橋化して、紫外線遮断効果をフィルムに付与するか、あるいはポリエチレン系熱可塑性樹脂などのポリオレフィン系樹脂の水性分散液などの液状分散液に、各種の添加剤を配合し、加熱、混練して、フィルムに成形した後、冷却固化あるいは架橋化、予めフィルムとしておき、そのフィルムの片面に、紫外線遮断剤あるいはその組み合わせを含む展開液をカレンダーロール法等当該分野で一般的に用いられる展延方法でコーティングして、紫外線遮断効果をフィルムに付与することにより行われる。また、紫外線吸収剤をコートしたフィルムを製造するには、紫外線吸収剤を水の中で乳化分散させデッピングによりフィルムに含浸・吸着させることにより行われる。
また、「紫外線遮断剤を粘着層の粘着本体に練り込む」とは、前記の紫外線遮断剤を、前記の粘着剤の水性分散液などの液状分散液に、各種の添加剤と共に紫外線遮断剤あるいはその組み合わせを配合し、混練して、支持体に層着後、乾燥、冷却固化、あるいは架橋化して、紫外線遮断効果を粘着シートに付与することをいい、これらの分散液や展開液に必要に応じて添加される添加剤としては、架橋剤、軟化剤(可塑剤)、分散安定化剤、粘着付与樹脂、充填剤や酸化防止剤などが挙げられる。
従って、「練り込む」とは、紫外線遮断剤が加熱、混練を経て含有されるように、そのフィルムあるいは粘着本体に配合される状態を意味するものではあるが、そのような状態とする製造法を限定するものではない。
同様に、「コートした」とは、紫外線遮断剤が、コーティング操作を経てフィルムあるいは支持体等にラミネートされるように、そのフィルムあるいは支持体上に被覆される状態を意味するものではあるが、そのような状態とする製造法を限定するものではない。
二つ目の製造法は、紫外線遮断剤をポリエステル系ウレタン樹脂及び塩化酢酸ビニル共重合体樹脂と混和し、各種の添加剤と配合して溶剤分散液にする。
グラビアコーターでフィルムに印刷し、乾燥して吸着・含浸させることにより行われる。
なお、フィルムの厚さ、粘着層の厚さ等は、本発明おいては紫外線遮断剤の配合量等で適宜変更しうるものであるから、限定されるものではないが、一般には、1〜500μm程度が好ましく、特に5〜20μm程度が好適に用いられる。
また、本発明の「紫外線遮断剤を含有する層」は、いずれも、さらに通気性、透湿性を改善するために、有孔にすることは可能であるが、特に紫外線遮断剤を練り込んだ、又はコートしてなるフィルムを有孔のものとすると通気性改善効果が高く、その配設場所等を考慮し、適宜の大きさ、数で穿設することができる。例えば、紫外線遮断剤を含有する層として、紫外線遮断剤を練り込んだ又はコートしたフィルムを使用し、該フィルムをパッド部の下方に配設する場合などは、孔径50〜70μm程度の孔を1〜15個/平方センチメートル程度穿設するのが好ましい。
なお、有孔処理を施した紫外線遮断剤を練り込んだ又はコートしたフィルムを下層パッドの下方で粘着層の粘着面との間に配設するときは、有孔処理を施したフィルムの通気性を確保するために、該有孔処理を施した紫外線遮断剤を練り込んだ又はコートしたフィルムと粘着層の粘着面との間に「拡散材」を配設するのが好ましい。
「拡散材」は、UVカット加工フィルムが粘着層粘着面と接合し、UVカット加工フィルムに施された通気孔を閉塞するのを防止するための素材であり、一定の間隙を設けることができる素材であれば特に限定はなく、織布、不織布、編布、あるいは密着しない紙製であってもよいが、好ましくはパッドと同様の不織布が用いられる。
また、この粘着層2の粘着面3の上面中央部には、パッド部4が固着され、該パッド部4には通常薬剤7が含浸、又は吸着されている。図1〜図13の図面においては、パッド部4のパッド上面に薬剤7として軟膏薬7aを層着しているが、本発明の特徴とするところは、紫外線遮断剤を含有する層を支持体1以外の部分において配設する点にあり、軟膏薬7aを層着した救急用絆創膏に限定されるものではない。従って、この特徴にあっては、通常一般的な救急用絆創膏、薬液を含有するカプセル体を載置した救急用絆創膏にも適用される技術(例えば図14参照)であるが、特に軟膏付救急用絆創膏が好ましい実施態様であり、図面では軟膏付救急用絆創膏を示しているが、本発明の技術は軟膏付救急用絆創膏に限らず、薬液カプセル担持救急用絆創膏や、薬液含浸ガーゼあるいは単なる滅菌ガーゼを用いた通常の救急用絆創膏にも適用できる技術である(例えば図14参照)。
図2において、パッド部4はパッド41(上層パッド41a、下層パッド41b)を積層されてあり、紫外線遮断剤を練り込んだ又はコートしたフィルム5は、パッド部4の最下層のパッド41bの下面と粘着層2の粘着面3との間に配設され、この軟膏薬7a層着パッド41a、下層パッド41b及び紫外線遮断剤を練り込んだ又はコートしたフィルム5の全体の側面を、ネット6で被覆してそのネット6の側面を熱溶着することによってパッド部4全体を固定し、さらに紫外線遮断剤練り込んだ又はコートしたフィルム5をその下層に挟持した該ネット6で被覆されたパッド部4の下面は、粘着層2の粘着面3に貼着されている。
なお、ポリエステルフィルム等の合成樹脂製フィルムに無機系素材の紫外線散乱剤(酸化亜鉛、酸化チタン)でUVカット加工を施したUVカット加工フィルムを5aと、ポリエステルフィルム等の合成樹脂製フィルムに紫外線吸収剤を含浸吸着させることによりUVカット加工したUVカット加工フィルムを5bと、ポリエステルフィルム等の合成樹脂製フィルムに無機系素材の紫外線散乱剤(酸化亜鉛、酸化チタン)と紫外線吸収剤とを配合してUVカット加工を施したUVカット加工フィルムを5cとする。
2枚以上積層しているパッド41a、パッド41b、・・・は、それぞれガーゼ、脱脂綿やその他の織布、不織布、軟質プラスチック繊維あるいはこれらの積層体などを素材とし、矩形状であり、その幅は上記支持体1の幅よりも小幅に且つ長さも短く形成されている。
各パッド41a、41b、・・・は、異質の素材を使用し、軟膏薬7aの成分の浸透抑制に強弱を与えることも可能であるが、同一素材の繊維を使用しても、パッドを2枚以上とし、そのパッド間に界面を設けることにより、軟膏薬7a流動性成分の毛細管現象による浸透を抑制することが判明しており、むしろ同一素材を使用する方が高品質を維持したまま安価に製造できるので工業生産上も有利である。
さらに、図2〜図3において、上層パッド41a、下層パッド41bの下面両側部(図2)或いはパッド41の下面両側部(図3)に亘ってネット6を被覆して該ネット6の両側面をパッド部4の両側面に熱溶着によって一体に固着してあり、このネット6上から上記軟膏薬7aを一定量ネット6の網目(図示せず)を通じてパッド部4の上面に塗布することにより薄く層着している。従って、軟膏薬7aはネット6の網目に保持された状態となり、パッド41上を平面方向に流動する虞はない。
さらに、このブリスター部81の開口下端における長辺側においてはその両側を開口端の長縁辺から上方に向かって互いに接近する方向に傾斜した断面三日月形状の起立壁部82に形成している。
また、該ブリスター部81の天井壁部84の高さは軟膏薬7aを層着しているパッド部4の厚みよりも僅かに大きく形成されてあり、従ってブリスター部81の開口端内に収納されているパッド部4上の粘着層2とブリスター部81の天井壁部84の下面との間には隙間が存在していて粘着層2はブリスター部81の天井壁部84の下面に付着しないように構成している。
なお、紫外線の透過率は、可視・紫外分光光度計、紫外線ランプ、紫外線センサー、紫外線放射計を使用する試験法により測定することができる。
図4においては、パッド部4の下方より、ポリエステルフィルムの一面に無機系素材の紫外線散乱剤(酸化亜鉛、酸化チタン、及び/又はこれらの加工処理物)でUVカット加工を施した厚さ12μのUVカット加工ポリエステルフィルム5a、織布60g/平方メートルのパッド41b、及び織布80g/平方メートルのパッド41aを順次積層し、この3層を両側面を、下方粘着層への貼着部分を残してポリエチレン等のプラスチックで構成されるネット6で被覆し、その両側面で熱溶着によって一体に固着してあり、このネット6上から上記軟膏薬7aを一定量ネット6の網目(図示せず)を通じてパッド部4の上面に塗布することにより軟膏薬7aを薄く層着できる。
このように形成しているパッド部4並びに支持体1及び粘着層2を備えた救急用絆創膏のその他の構造は、上記実施例と同様であるので、同一部分に同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
このように構成された紫外線遮断剤を練り込んだ又はコートしたフィルム5は、皮膚面に貼着したとき支持体1の下面(粘着層を有しない面)より紫外線が照射しても紫外線透過を有効に抑制することが可能になったばかりでなく、軟膏薬7a成分の下層パッド41bへの浸透を有効に抑制すると共に、創傷口に対して適度な圧力で柔らかく押圧するので、傷口を傷めることなく治療できる利点をも有する。
すなわち、図6の構成は、軟膏薬7aの成分の浸透性を確実に抑制し、かつ下層パッドのクッション性、粘着剤本体との直接接触回避も十分に図ることができる形状となっている。
このように形成しているパッド部4並びに支持体1及び粘着層2を備えた救急用絆創膏のその他の構造は、上記実施例と同様であるので、同一部分に同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
このように形成することにより、図6の実施例と同様、紫外線透過を有効に抑制することが可能になったばかりでなく、軟膏薬7a成分の下層パッドの下方への浸透を有効に抑制すると共に、創傷口に対して適度な圧力で柔らかく押圧するので、傷口を傷めることなく治療できる利点をも有する。
このように形成しているパッド部4並びに支持体1及び粘着層2を備えた救急用絆創膏のその他の構造は、上記実施例と同様であるので、同一部分に同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
このように形成することにより、図4、図5の実施例と同様、紫外線透過を有効に抑制することが可能になったばかりでなく、救急用絆創膏に求められる通気性のコントロールが可能となる。
このように形成しているパッド部4並びに支持体1及び粘着層2を備えた救急用絆創膏のその他の構造は、上記実施例と同様であるので、同一部分に同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
このように形成することにより、図3,4の実施例と同様、紫外線透過を有効に抑制することが可能になったばかりでなく、紫外線遮断創傷治療用粘着シートに求められる通気性のコントロールが可能であり、かつクッション性に優れており、創傷口に対して適度な圧力で柔らかく押圧するので、傷口を傷めることなく治療できる利点をも有する。
このように形成しているパッド部4並びに支持体1及び粘着層2を備えた救急用絆創膏のその他の構造は、上記実施例と同様であるので、同一部分に同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
このように形成することにより、粘着剤本体に紫外線遮断剤を添加52して紫外線遮断を図る技術であるから、図3及び4等のUVカット加工フィルムあるいは図10及び11のUVカット加工処理パッド等を使用することなく、紫外線遮断が十分達成できると共に、粘着剤本体に紫外線遮断剤を添加することにより粘着剤本体に対する透湿性、通気性を付与することも可能となり、通気性透湿性のコントロールが可能となり、また粘着層に適当な着色料、顔料、染料を添加することもできるので、肌色着色、微着色も可能となるばかりでなく、高品質の紫外線遮断創傷治療用粘着シートを粘着剤の工夫のみで簡便、安価に製造できる利点も有する。
このように形成しているパッド部4並びに支持体1及び粘着層2を備えた救急用絆創膏のその他の構造は、上記実施例と同様であるので、同一部分に同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
このように形成することにより、図7の紫外線遮断創傷治療用粘着シートの利点に加え、粘着層粘着面との接合による有孔の紫外線遮断剤を練り込んだ又はコートしたフィルムの通気孔の閉塞を防止できるので、通気性コントロールがさらに容易となり利点を有する。
このように形成しているパッド部4並びに支持体1及び粘着面3等を備えた救急用絆創膏のその他の構造は、上記実施例と同様であるので、同一部分に同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
このように、一般的に使用されている救急用絆創膏に紫外線遮断剤を含有する層を配設することにより、コストの増大を招来することなく、簡便で、経済的に有利に、紫外線遮断に基づく利点を享受することも可能であり、本願発明の一実施態様である。又、このような紫外線遮断救急用絆創膏の技術は、薬液カプセルを担持した救急用絆創膏にも応用可能である。
2 粘着層、又は粘着剤本体
(粘着シート:支持体1及び支持体1の片面上の粘着層2)
3 粘着面
4 パッド部
41 パッド
41a 上層パッド
41b 下層パッド
42 クッション材
5 紫外線遮断剤を練り込んだ又はコートしたフィルム
5a 紫外線散乱剤を練り込んだ又はコートしたフィルム
5b 紫外線吸収剤を練り込んだ又はコートしたフィルム
6 ネット
7 薬剤
7a 軟膏薬
8 軟膏保護カバー
81 ブリスター部
9 離型シート
91 第一の離型シート
92 第二の離型シート
10 軟膏薬浸透抑制用フィルム
11 拡散材
Claims (13)
- 支持体上面の粘着層の粘着面中央部にパッド部を貼着し、前記粘着層の前記パッド部が貼着されていない部分の上面には離型フィルムを剥離可能に貼着してなる救急用絆創膏において、紫外線遮断剤を練り込んだ又はコートしたフィルムを用い、このフィルムを粘着層の粘着面とパッド部との間、粘着面とパッド部を被覆するネットとの間、又はパッド部の中に配設したことを特徴とする救急用絆創膏。
- 紫外線遮断剤を練り込んだ又はコートしたフィルムが有孔のフィルムである請求項1に記載の救急用絆創膏。
- 紫外線遮断剤を練り込んだ又はコートしたフィルムを、パッド部の下面に配設し、そのパッド部及び紫外線遮断剤を練り込んだ又はコートしたフィルムの周囲をネットで被覆して熱融着で固定したものである請求項1又は2に記載の救急用絆創膏。
- 紫外線遮断剤を練り込んだ又はコートしたフィルムが有孔のフィルムであり、その下層に有孔のフィルムの通気孔が粘着層の粘着面との接触により塞がるのを防止するための拡散材を配設したものである請求項3に記載の救急用絆創膏。
- パッド部の周囲をネットで被覆して熱融着で固定し、該ネット被覆パッド部の下面と粘着層の粘着面との間に、パッド部よりも平面やや小の紫外線遮断剤を練り込んだ又はコートしたフィルムを配設したものである請求項1又は2に記載の救急用絆創膏。
- 紫外線遮断剤を練り込んだ又はコートしたフィルムを、2枚以上のパッドの間、又はパッドとクッション材との間に配設したものである請求項1又は2に記載の救急用絆創膏。
- 支持体上面の粘着層の粘着面中央部にパッド部を貼着し、前記粘着層の前記パッド部が貼着されていない部分の上面には離型フィルムを剥離可能に貼着してなる救急用絆創膏において、紫外線遮断剤を含有する層として、支持体上面の粘着層の粘着本体に、紫外線遮断剤を練り込んだ粘着層としていることを特徴とする救急用絆創膏。
- 支持体上面の粘着層の粘着面中央部にパッド部を貼着し、前記粘着層の前記パッド部が貼着されていない部分の上面には離型フィルムを剥離可能に貼着してなる救急用絆創膏において、紫外線遮断剤を含有する層として、支持体上面全体を、紫外線遮断剤を練り込んだ又はコートしたフィルムをラミネートしたものを使用することを特徴とする救急用絆創膏。
- 紫外線遮断剤を練り込んだ又はコートしたフィルムが有孔のフィルムである請求項8に記載の救急用絆創膏。
- 紫外線遮断剤を含有する層を配設すると共に、2枚以上のパッドを積層し、上層パッドの上面に軟膏薬を層着し、パッドの軟膏薬の浸透を抑制するフィルムをも配設してなる請求項1に記載の救急用絆創膏。
- 紫外線遮断剤を練り込んだ又はコートしたフィルムを粘着層の粘着面とパッド部との間に配設した請求項10に記載の救急用絆創膏。
- 下層パッドの下面に、軟膏薬の浸透を抑制するフィルム及び紫外線遮断剤を練り込んだ又はコートしたフィルムを配設し、上層パッド、下層パッド、軟膏薬の浸透を抑制するフィルム、及び紫外線遮断剤を練り込んだ又はコートしたフィルムの周囲をネットで被覆し、熱融着して固定したものである請求項10又は11に記載の救急用絆創膏。
- 上層パッドと下層パッドの間に、軟膏薬の浸透を抑制するフィルムを配設し、前記下層パッドの下面に紫外線遮断剤を練り込んだ又はコートしたフィルムを配設し、上層パッド、下層パッド、軟膏薬の浸透を抑制するフィルム、及び紫外線遮断剤を練り込んだ又はコートしたフィルムを周囲をネットで被覆し、熱融着した固定したものである請求項12に記載の救急用絆創膏。
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