JP4660141B2 - ズームレンズ鏡筒 - Google Patents
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Description
そのため、近年、レンズ群のうち最後部に位置するレンズ群を光軸方向に移動させて焦点を合わせるリアフォーカス方式や、レンズ群のうち中間に位置するレンズ群を光軸方向に移動させて焦点を合わせるインナーフォーカス方式が、一眼レフレックスカメラやビデオカメラの結像レンズの分野において採用されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、このようなインナーフォーカス方式をプロジェクター用に使用される広角レンズ等に適用した場合には、一般に、中間に位置するレンズ群を駆動するために、固定筒及びカム筒に穴を形成して、この穴にボス等を挿通させ、外部からボスを前後に移動させることにより中間に位置するレンズ群を駆動し、これによって焦点調節を行う構成とされている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、固定筒やカム筒に穴を開ける必要がなく、また、ゴミ等の進入、強度の低下及び精度の低下を防ぐことのできるインナーフォーカス用として好適なズームレンズ鏡筒を提供することを目的としている。
前記第一レンズ枠1の後部外側には前記フォーカス規制環3が固定され、
前記固定筒6に形成されたネジ穴61と、前記フォーカス規制環3に形成されたフォーカス規制溝32とにネジが挿通されることにより、前記固定筒6に固定されるとともに前記フォーカス規制環の3回転が規制されており、
前記第一レンズ枠1は、前記第一レンズ枠1の後端部に設けられた連結ピン13によって、前記第二レンズ枠2に連結され、
前記第二レンズ枠2に形成されたヘリコイド22と、前記保持枠4の内周面に形成されたヘリコイド41とが螺合することによって前記第二レンズ枠2と前記保持枠4とが互いに嵌合し、
コマ部Kが前記固定筒6のキー溝62及び前記カム筒5のカム溝52内を移動することにより、前記カム筒5内において、前記保持枠4及び保持枠4の内側で保持された前記第二レンズ枠2が、光軸方向に移動可能とされ、
前記カム筒5が回転すると、前記保持枠4及び前記第二レンズ枠2が光軸方向に沿って移動し、変倍が行われ、
焦点調節のときには、前記カム筒5及び前記保持筒4が停止し、この状態で前記第一レンズ枠1が前記固定筒6に対して回転することにより、前記第二レンズ枠2が回転するものの、前記保持枠4の停止により、前記保持枠4の前記ヘリコイド41と前記第二レンズ枠2の前記ヘリコイド22とによって、前記第二レンズ枠2が光軸方向に前後し、焦点調節が行われることを特徴とする。
また、第一レンズ枠の回転によって第二レンズ枠が光軸方向に沿って移動する構成であるので、従来困難であったインナーフォーカス機構の回転作動部をこの機構の前側に配置することが可能となり、フォーカスリングのデザインが容易となる。また、構造も簡単で、組み立て易く、コスト削減につながる。
また、従来困難であったインナーフォーカス機構の回転作動部をこの機構の前側に配置することが可能となり、フォーカスリングのデザインが容易となる。さらに、構造も簡単で、組み立て易く、コスト削減につながる。
図1は、本発明の実施の形態のズームレンズ鏡筒を構成する各部材の分解斜視図、図2は、第一レンズ枠と第二レンズ枠とを示した分解斜視図、図3は、ズームレンズ鏡筒の縦断面図である。
なお、本実施の形態ではプロジェクターに使用される投射レンズを保持するレンズ鏡筒に適用する場合を例に挙げて説明する。また、本実施の形態では、後述するが複数のレンズ群のうち、中間に位置する第二レンズ群が移動することによって焦点調節が行われ、インナーフォーカス方式とされている。
図1〜図3に示すように、本発明に係るズームレンズ鏡筒100は、主に、鏡筒本体、第一レンズ枠1、第二レンズ枠2、第三レンズ枠、第四レンズ枠、第五レンズ枠、フォーカス規制環3、保持枠4、カム筒5、固定筒6から構成されている。そして、鏡筒本体内に、各部材1〜6が、該各部材1〜6の略中心を通る光軸が略一致するような状態で保持されている。なお、図面の関係上、鏡筒本体、第三〜第五レンズ枠の図示は省略している。
また、第一レンズ枠1の後端部には、該後端部から後方に突出する連結ピン13が設けられており、この連結ピン13が第二レンズ枠2の嵌合孔21内に挿通されることによって第一レンズ枠1と第二レンズ枠2とが連結されている。
そして、第二カム溝52と、保持枠4の後部外周面に形成されたコマ穴42とに、コマ部Kが挿通され、さらに、このコマ部Kが、カム筒5の内側に配置される固定筒6の外周面に形成されて、光軸方向に沿って延在する直進キー溝62に挿通されている。したがって、コマ部Kが直進キー溝62及び第二カム溝52内を移動することにより、カム筒5内において、保持枠4及び保持枠4の内側で保持された第二レンズ枠2が、光軸方向に移動可能とされている。
また、第三カム溝53と、第三レンズ枠に形成されたコマ穴(図示略)とに、コマ部(図示略)が挿通され、カム筒5内に第三レンズ枠が光軸方向に移動可能に設けられ、同様に、第四カム溝54と、第四レンズ枠に形成されたコマ穴(図示略)とに、コマ部(図示略)が挿通されて、カム筒5内に第四レンズ枠が光軸方向に移動可能に設けられている(図示略)。
なお、固定筒6の後端部には、第五レンズ群を内部に保持する第五レンズ枠が固定されている。
また、第一レンズ枠1の回転によって、第一レンズ枠1に連結ピン13を介して連結された第二レンズ枠2が光軸方向に沿って移動する構成であるので、従来困難であったインナーフォーカス機構の回転作動部をこの機構の前側に配置することが可能となり、フォーカスリングのデザインが容易となる。また、構造も簡単で、組み立て易く、コスト削減につながる。
さらに、第二レンズ枠2は保持枠4によって保持され、この保持枠4がカム筒5の第二カム溝52に光軸方向に移動可能に係合し、第二レンズ枠2と保持枠4とはヘリコイド21、41が螺合することによって互いに嵌合しているので、保持枠4が第二カム溝52に係合することにより光軸方向に直進するように規制されており、このように簡単な構造で組み立ても容易となる。
例えば、上記実施の形態において、第一レンズ群11〜第五レンズ群を備えていたが、2つのレンズ群や3つのレンズ群、4つのレンズ群からなる構成であっても構わない。
また、第一レンズ枠1と第二レンズ枠2とは第一レンズ枠1に設けられた連結ピン13を、第二レンズ枠2の嵌合孔21に挿通させることによって、両レンズ枠1、2を連結していたが、反対に、第二レンズ枠2に連結ピン13を設けて第一レンズ枠1に形成した嵌合孔21に挿通させることによって連結しても良い。
2 第二レンズ枠
4 保持枠
5 カム筒
6 固定筒
11 第一レンズ枠
21、41 ヘリコイド(ヘリコイド構造)
52 第二カム溝(カム溝)
100 ズームレンズ鏡筒
Claims (1)
- 第一レンズ群を内側で保持する第一レンズ枠と、フォーカス規制環と、第二レンズ群を内側で保持する第二レンズ枠と、前記第二レンズ枠を内側で保持する保持枠と、カム溝を有し当該カム溝に係合することで前記保持枠を光軸方向に移動可能とするカム筒と、前記カム筒を内側で保持する固定筒と、がこれらの光軸が略一致するように配置され、
前記第一レンズ枠の後部外側には前記フォーカス規制環が固定され、
前記フォーカス規制環は、前記固定筒に形成されたネジ穴と、前記フォーカス規制環に形成されたフォーカス規制溝とにネジが挿通されることにより、前記固定筒に固定されるとともに前記フォーカス規制環の回転が規制されており、
前記第一レンズ枠は、前記第一レンズ枠の後端部に設けられた連結ピンによって、前記第二レンズ枠に連結され、
前記第二レンズ枠に形成されたヘリコイドと、前記保持枠の内周面に形成されたヘリコイドとが螺合することによって前記第二レンズ枠と前記保持枠とが互いに嵌合し、
コマ部が前記固定筒のキー溝及び前記カム筒のカム溝内を移動することにより、前記カム筒内において、前記保持枠及び保持枠の内側で保持された前記第二レンズ枠が、光軸方向に移動可能とされ、
前記カム筒が回転すると、前記保持枠及び前記第二レンズ枠が光軸方向に沿って移動し、変倍が行われ、
焦点調節のときには、前記カム筒及び前記保持筒が停止し、この状態で前記第一レンズ枠が前記固定筒に対して回転することにより、前記第二レンズ枠が回転するものの、前記保持枠の停止により、前記保持枠の前記ヘリコイドと前記第二レンズ枠の前記ヘリコイドとによって、前記第二レンズ枠が光軸方向に前後し、焦点調節が行われることを特徴とするズームレンズ鏡筒。
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