JP4655323B2 - 情報表示装置及び情報表示方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
情報記憶カードに記憶された情報を読み出して表示する情報表示装置及び情報表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ICカード等の情報記憶カードは、種々の情報を安全に記録できることにより、例えば定期券、プリペイドカード、電子マネー、あるいは会員カード等に利用されるようになされている。
【0003】
このようなICカードを利用したシステムにおいては、ICカードとほぼ同一形状により形成されて、ICカードの内容を表示できるように構成された情報表示装置が提案されている(特開平11−66244号公報)。
【0004】
特開平11−66244号公報に記載された技術では、情報表示装置とICカード間の通信はまとめて行い、その後は情報表示装置内のメモリに蓄えた通信結果を読み出してスクロール表示を行うことを推奨している。その理由としてその都度、データをICカードで読み取って転送するのでは時間がかかることをあげている。
【0005】
しかし、通信をまとめて行うだけでは情報表示装置とICカードの位置関係が情報表示装置の動作に反映されないため、次の例にあげられる種々の問題がある。
【0006】
例えば、情報表示装置がICカードにかざされ、通信を行い、内容を表示している際に、そのICカードを他のICカードに入れ替えた場合を考える。この状況では、情報表示装置がその表示機に表示している内容と、同情報表示装置がかざしているICカードの内容が一致しない問題が発生する。再び読み取りを指示する操作子などから応動して通信を行えば、この内容の不一致は解消されるが、再び読み取りを行わずに内容の不一致に気がつかない場合も考えられるため、セキュリティの面から好ましくない。すなわち、ICカードに情報表示装置がかざされ、情報表示装置の画面に情報が表示されている状況では、同情報が同ICカードから得られたものであるかということが確からしくない問題がある。
【0007】
また、利便性の面からも操作子による応動として通信動作がされる場合は、複数のICカードの内容を順次確認する際にその都度操作子の煩雑な操作が必要となり、能率的でない。
【0008】
また、情報表示装置にICカードをかざして読み取らせようとし、ICカードが異なる種類のカードであった場合などに、一定時間エラー表示を行った後、再び読み取りシーケンスに戻るように設計した場合には、使用者がエラー表示を確認して他の正しいカードをすぐにかざしても情報表示装置はエラー表示が終わるまでは新たな読み取り動作を行わない。このため、使用者はエラー表示が終わるまで無駄な時間を過ごすこととなる。さらに、エラー表示をしていて使用者が待機している状況でも情報表示装置は電力を消費するため、省電力の点からも無駄がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
以上に述べたとおり、このような情報表示装置においては、携帯して使用することを前提とすることにより、電池の容量も限られるのに対し、ICカードにおいては多くの情報を記録できることにより、この種の情報表示装置により確認する時間と消費電力量も多くなる傾向がある。これにより、この種の情報表示装置においては短時間に必要な情報を表示できる使い勝手が要求される。
【0010】
そこで、本発明は、以上の点を考慮してなされたもので、操作性の向上、使用時間の短縮、及び省電力を実現することができるようにした情報表示装置及び情報表示方法を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため、本発明では、通信手段を用いて一定間隔をおいて情報記憶カードに対する通信を試み、情報記憶カードが通信可能範囲から範囲外に移動したことや異なるIDを持つ情報記憶カードが新たに通信可能範囲に移動してきたことを情報処理部が判断する。これにより、操作子に対する入力がないときでも適宜表示モードを切り換えを行え、操作性の向上、使用時間の短縮、及び省電力を実現することができる。また、情報処理部の処理条件を変更するだけで、種々の目的に対応することができる。
【0012】
すなわち、本発明は、情報記憶カードに記憶された情報を読み出して表示する情報表示装置において、前記情報記憶カードに対して間欠的に通信を行い、前記情報を情報記憶カードから読み出す通信手段と、前記情報を表示する表示部と、前記表示部の表示内容の切り換えに用いる操作子と、前記情報を前記通信手段から受け取り、前記情報を前記通信手段から受け取り、前記通信手段の通信結果に基づいて、処置手順を決定して、前記情報記憶カードに記憶された情報を前記通信手段に読み出させ、その内容を前記操作子からの入力に応じて加工し、前記表示部に表示させる情報処理部とを備え、前記情報処理部は、前記通信手段を用いて一定間隔をおいて情報記憶カードに対する通信を試み、情報記憶カードが通信可能範囲に移動してきたこと及び情報記憶カードが通信可能範囲から範囲外に移動したことを判断することで、前記情報記憶カードが通信可能範囲内にある場合にのみ、前記情報記憶カードに記憶された情報を前記表示部に表示させることを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、情報記憶カードに記憶された情報を読み出して表示する情報表示方法において、前記情報記憶カードに対して間欠的に通信を行い、その通信結果に基づいて情報記憶カードの検出を行うカード検出ステップと、ユーザからの操作入力を受け付け、受け付けた読み出し操作入力に応じた情報を検出された情報記憶カードから読み出す情報読み出しステップと、前記情報読み出しステップで読み出した情報を表示する情報表示ステップとを含み、前記情報表示ステップでは、前記カード検出ステップにおける検出結果に基づいて、情報記憶カードが通信可能範囲に移動してきたこと及び情報記憶カードが通信可能範囲から範囲外に移動したことを判断することで、前記情報記憶カードが通信可能範囲内にある場合にのみ、前記情報記憶カードに記憶された情報を表示することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0015】
本発明は、例えば図1に示すような構成の情報読み取りシステムに100に適用される。
【0016】
この情報読み取りシステム100は、ICカード1と、このICカード1の情報表示装置2からなる。この情報読み取りシステム100におけるICカード1は、例えば電子マネー、定期、プリペイドカード、あるいは会員証の媒体として利用され、情報表示装置2は、例えば各ユーザが携帯してICカード1に記録された電子情報の確認等に使用される。
【0017】
ICカード1は、集積回路を実装した基板と保護シートとを積層してカード形状に形成されている。ICカード1は、上記基板上の配線パターンによりループアンテナ3が形成されている。また、上記基板上に実装した集積回路により、変復調回路4及び信号処理回路5が形成されている。
【0018】
ループアンテナ3は、情報表示装置2のループアンテナ7と結合して、上記ループアンテナ7から送出された信号を受信するとともに、変復調回路4で生成した応答信号を放射する。
【0019】
変復調回路4は、ループアンテナ3で受信した信号より、このICカード1の動作に必要な電力、クロック等を生成する。さらに、変復調回路4は、この電力、クロックにより動作して、情報表示装置2から送出されたデータ列(以下送信データ列と呼ぶ)D(R→C)を復調して信号処理回路5に出力する。また、変復調回路4は、この送信データ列D(R→C)により送信が促されて信号処理回路5から入力されるデータ列(以下応答データ列と呼ぶ)D(C→R)によりASK変調信号による応答信号を生成し、この応答信号によりループアンテナ3を駆動して応答信号を放射する。
【0020】
信号処理回路5は、変復調回路4で生成した電力、クロックにより動作して、送信データ列D(R→C)を解析し、必要に応じて不揮発性メモリ13に保持した応答データ列D(C→R)を変復調回路4に出力する。
【0021】
これらによりICカード1は、ICカード1に記録した電子マネーの金額、支払先、支払金額等を記録して、電子マネーの媒体として使用できるようになされている。
【0022】
情報表示装置2は、内蔵のバッテリ6により動作する。変復調回路8は、情報処理部9から入力される送信データ列D(R→C)よりASK変調信号による送信信号を生成し、この送信信号によりループアンテナ7を駆動する。また、変復調回路8は、上記ループアンテナ7で受信された応答信号を信号処理して、ICカード1より送出された応答データ列D(C→R)を復調し、この応答データ列D(C→R)を情報処理部9に出力する。
【0023】
情報処理部9は、ICカード1に送信する送信データ列D(R→C)を変復調回路9に送出し、またこの変復調回路9より入力される応答データ列D(C→R)を処理する。この処理において、情報処理部9は、ICカード1に記録されたデータをメモリ10に保存し、さらに操作子11B〜11Gの操作に応動して上記メモリ10にロードしたデータを表示部12で表示する。これにより、この情報表示装置2では、ICカード1の内容を確認して、電子マネー、定期、プリペイドカード、あるいは会員証等の使用履歴、残金等を表示できるようになされている。
【0024】
図2は、上記情報表示装置2の外観を示す平面図である。情報表示装置2は、ICカード1と同様に、集積回路を実装した基板と保護シートとを積層してカード形状に形成されている。情報表示装置2は、この基板上の配線パターンによりループアンテナ7が形成され、さらにはこの配線基板と表面の保護層との間に空隙より各種押圧操作子11A〜11Gが構成されている。なお、これらの押圧操作子11A〜11Gには、それぞれ各操作子の機能が印刷により表示されるようになされている。
【0025】
さらに、情報表示装置2は、表面の保護層に矩形形状の窓が形成され、この窓の部分に液晶表示パネルによる表示部12が形成されている。なお、情報表示装置2においては、これらの他に、この情報表示装置2の情報表示対象を特定する記載、この情報表示装置2の製品名等が表面あるいは裏面の印刷により表示されるようになされている。
【0026】
表示部12は、ドットマトリクス型の液晶表示パネルで構成され、ドットの組合せにより文字を表示できるようになされている。これらにより情報表示装置2では、小さな表示スペースを有効に利用してICカード1の内容を表示できるようになされている。
【0027】
図3〜図5は、情報処理部9の動作概略をまとめたフローチャート図である。
【0028】
図3は起動及びICカード1の読み取り処理の手順を示すフローチャート図である。
【0029】
情報表示装置2は、電源操作子11Aの押圧操作により電源投入(ステップS1)されると、読み取り画面を表示し(ステップS2)、ICカード1に対する読み取りのための通信処理(ステップS3)、タイムアウトの判定処理(ステップS4)、読み取りのための通信に成功したか否かの判定処理(ステップS6)を行い、読み取りのための通信に成功しない場合はタイムアウトするまで読み取り試行を繰り返し、タイムアウトにより電源OFF(ステップS5)とし、読み取りに成功した場合は以後表示に必要な情報を全て読み取り、さらに読み取ったICカード1のID番号を情報表示装置2内のメモリ10に記憶して(ステップS7)、データ整合性の判定処理(ステップS8)に移る。メモリ10に記憶したID番号は後に通信しているICカード1が別のものに入れ替わったかどうかを判断するために用いられる。
【0030】
データ整合性の判定処理(ステップS8)では、読み取ったデータのCRCチェックやIDチェック、セキュリティ認証などの必要な処理を行い、NGとなった場合はエラー表示処理(ステップS9)を行い、OKとなった場合は図4に示す残額画面表示処理への移行処理(ステップS10)を行う。
【0031】
エラー表示処理(ステップS9)では、まず、エラー表示を行い(ステップS9A)、エラー表示後は、ICカード1に対する通信処理(ステップS9B)、ICカード1からの返信信号を受信したか否かの判定処理(ステップS9C)、エラー表示時間が経過したか否かの判定処理(ステップS9D)及びポーリング間欠時間待ち(ステップS9E)を繰り返すことにより、一定の時間間隔おきに通信を繰り返し、通信できるICカード1がなくなるかエラー表示をする時間が経過すると電源投入直後のフローに戻る。
【0032】
図4は残額画面表示処理の手順を示すフローチャート図である。
【0033】
残額画面表示処理では、まず、例えば図6にような表示内容の残額表示を行い、ICカード1から読み取った情報を使用者に内容を伝達する(ステップS11)。
【0034】
残額表示(ステップS11)の後は、操作子11A,11Gの押圧操作入力(ステップS12)に従い電源OFFあるいは履歴画面表示処理への移行、すなわち、電源操作子11Aが押圧操作されたか否かの判定処理(ステップS13)及び履歴操作子11Gが押圧操作されたか否かの判定処理(ステップS15)を行い、電源操作子11Aが押圧操作された場合は電源OFF(ステップS14)とし、履歴操作子11Gが押圧操作された場合は図5に示す履歴画面表示処理への移行処理(ステップS16)を行う。
【0035】
さらに、上記電源操作子11A及び履歴操作子11Gが押圧操作されなかった場合には、ICカード1に対してICカードのID番号を要求する通信コマンドを発信する通信処理(ステップS17)を行う。
【0036】
そして、ICカード1からの返信信号を受信したか否かの判定処理(ステップS18)、ICカード1から受信した返信信号を復号して得られたICカードのID番号が上記メモリに記憶されているID番号と一致するか否かの判定処理(ステップS19)を行い、上記メモリ10に記憶されているID番号と一致しない場合には、ICカード1がICカードにと入れ替わったと判断して、上述の図3に示した起動時フローに戻るための移行処理を行い(ステップS20)、起動時フローに戻って、動作を初期化する。これにより、残額表示を行っている際にICカード1を情報表示装置2から遠ざけても既に読み取った情報を基に残額表示は続行するが、他のICカードが情報表示装置2にかざされた時点で、新たにICカードから情報を読み取りなおし、その情報を表示できることとなる。
【0037】
さらに、ICカード1からの返信信号を受信しない場合及び上記メモリに記憶されているID番号と一致した場合には、間欠時間待ち(ステップS21)、タイムアウトの判定処理(ステップS22)を行うことにより、通信は操作上支障にならない範囲の一定時間間隔で間欠的に実行され、一定時間操作がないときにはタイムアウトとなり、電源OFFとする(ステップS23)。なお、それぞれの時間待ちにおいては消費電力を最大限に節約するよう情報処理部9のプログラムにより設定されている。
【0038】
図5は履歴画面表示処理の手順を示すフローチャート図である。
【0039】
この履歴画面表示処理には、上述の残額画面表示処理とどうように通信によりICカード1の存在を確認し動作フローが構成される。情報表示装置2は、操作子11A〜11Gの押圧操作により入力に応じて様々にモードを切り換えながら情報を表示するものであるため、図4と同様な処理が含まれるが例としてここに説明する。
【0040】
すなわち、履歴画面表示処理では、まず、履歴番号を1に初期化する(ステップS31)。
【0041】
次に、例えば図7にような表示内容の履歴表示を行い、使用者に内容を伝達する(ステップS32)。
【0042】
履歴表示後は、操作子の押圧操作による入力(ステップS33)に応じて、電源OFF又は上記残額画面表示処理の移行、すなわち、電源操作子11Aが押圧操作されたか否かの判定処理(ステップS34)、残額操作子11Fが押圧操作されたか否かの判定処理(ステップS36)、スクロール(↓)操作子11Cが押圧操作されたか否かの判定処理(ステップS38)及びスクロール(↑)操作子11Dが押圧操作されたか否かの判定処理(ステップS40)を行い、電源操作子11Aが押圧操作された場合は電源OFF(ステップS35)とし、残額操作子11Fが押圧操作された場合には、上述の図4に示した残額画面表示処理への移行処理(ステップS37)を行い、スクロール(↓)操作子11Cが押圧操作された場合には、可能であれば履歴番号を1増加させてから(ステップS39)、履歴表示(ステップS32)に戻り、スクロール(↑)操作子11Dが押圧操作された場合には、可能であれば履歴番号を1減少させてから(ステップS41)、履歴表示(ステップS32)に戻り、新しい履歴番号について履歴表示を行う。
【0043】
すなわち、スクロール(↓)操作子11C又はスクロール(↑)操作子11D押圧操作された場合には、増減可能であれば履歴番号の増減を行い、新しい履歴番号について履歴表示処理で表示しなおすことができる。
【0044】
さらに、上記電源操作子11A、残額操作子11F、スクロール(↓)操作子11C,11Dが押圧操作されなかった場合には、ICカード1に対してICカードのID番号を要求する通信コマンドを発信する通信処理(ステップS42)を行う。
【0045】
そして、ICカード1からの返信信号を受信したか否かの判定処理(ステップS43)、ICカード1から受信した返信信号を復号して得られたICカードのID番号が上記メモリ10に記憶されているID番号と一致するか否かの判定処理(ステップS44)を行い、上記メモリ10記憶されているID番号と一致しない場合には、ICカード1がICカードにと入れ替わったと判断して、上述の図3に示した起動時フローに戻るための移行処理を行い(ステップS45)、起動時フローに戻って、動作を初期化する。これにより、履歴表示を行っている際にICカード1を情報表示装置2から遠ざけても既に読み取った情報を基に履歴表示は続行するが、他のICカードが情報表示装置2にかざされた時点で、新たにICカードから情報を読み取りなおし、その情報を表示できることとなる。
【0046】
さらに、ICカード1からの返信信号を受信しない場合及び上記メモリに記憶されているID番号と一致した場合には、間欠時間待ち(ステップS46)、タイムアウトの判定処理(ステップS47)を行うことにより、通信は操作上支障にならない範囲の一定時間間隔で間欠的に実行され、一定時間操作がないときにはタイムアウトとなり、電源OFFとする(ステップS48)。なお、それぞれの時間待ちにおいては消費電力を最大限に節約するよう情報処理部9のプログラムにより設定されている。
【0047】
これらにより情報処理部9は操作子11A〜11Gの操作に応動して表示部12の表示を切り換える表示切換制御機能を実現している。
【0048】
このような構成の情報読み取りシステム100において、ICカード1は、銀行等においてプリペイドあるいは電子マネーを入金し、さらに店舗等にてこの入金した電子マネーにより支払いし、これらの履歴が残額とともに記録される。あるいは、駅券売機、改札機等において、プリペイド情報あるいは乗降情報を入力し、これらの残額あるいは履歴残額が記録される。
【0049】
情報表示装置2は、上記ICカード1に近接して保持されると、ループアンテナ7より送信される電力によりICカード1が動作を開始し、このICカード1との間のコマンド、データの送受により上記ICカード1に記録された履歴、残金がメモリ10に記録される。
【0050】
情報表示装置2においては、電源投入後、又は、残額操作子11Fが押圧操作されると、上記メモリ10にロードされたデータのうち残額のデータが情報処理部9によりアクセスされて表示部12に表示される。これにより、利用者によりICカード1の残額を確認することが可能となる。
【0051】
また、この情報表示装置2においては、履歴操作子11Gが押圧操作されると、このメモリ10にロードされたデータのうち履歴のデータが情報処理部9によりアクセスされて表示部12に表示される。これにより、利用者によりICカード1の履歴を確認することが可能となる。
【0052】
この履歴表示において、情報処理装置2においては、スクロール操作子11C,11Dの操作に応動して頁送りにより使用回毎の使用履歴が表示される。
【0053】
また、この情報表示装置2においては、電源が切断されているときを除いて全ての場合でICカード1が情報表示装置2から遠ざかったことにより、表示していたICカード情報が画面から消えることは無い。
【0054】
また、この情報表示装置2においては、電源が切断されているときを除いて全ての場合で別のICカード1が情報表示装置2と通信可能になった時点で、それまで表示していたICカード情報の表示を中断し、新しく通信可能となったICカード1の情報の表示を開始することができる。このとき操作子11による操作を必要としない。
【0055】
また、この情報表示装置2においては、かざされたICカードが所望の返答をするカードでなかった場合、直ちに一定時間のエラー表示を行い、その旨を使用者に伝えることができる。またエラー表示中であってもICカードを遠ざけることにより電源投入時の状態に即座に移行することができ、エラー表示の終了を使用者が待つ必要が無い。このとき操作子11による操作を必要としない。
【0056】
また、本情報表示装置2をこの使用目的とは異なる、例えば定期券等や会員証に係るICカード1の情報表示装置2を構成する場合には必要に応じて情報処理部9の処理プログラムを更新するとともに、表面、裏面の印刷の変更により対応することができ、これにより、簡易な構成の変更により種々の目的に使用することができる。
【0057】
このように、上記情報表示装置2では、通信手段を用いて一定間隔をおいてICカード1に対する通信を試み、ICカード1が通信可能範囲から範囲外に移動したことや異なるIDを持つICカードが新たに通信可能範囲に移動してきたことを情報処理部9が判断することで、操作子11に対する入力がないときでも情報表示装置2は適宜表示モードを切り換えを行え、操作性の向上、使用時間の短縮、及び省電力を実現することができる。また、情報処理部9の処理条件を変更するだけで、種々の目的に対応することができる。
【0058】
なお、以上の説明では、全ての場合でICカード1が情報表示装置2から遠ざかったことにより、表示していたICカード情報が画面から消えることはないと記載しているが、これは運用上の希望があるときに実現できることであり必要不可欠ではない。希望の運用によっては、本発明を適用し処理フローを簡易に変更することにより、ICカード1が情報表示装置2から遠ざかったことにより、表示していたICカード情報が画面から即座に消去されるようにプログラムすることもできる。
【0059】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、通信手段を用いて一定間隔をおいて情報記憶カードに対する通信を試み、情報記憶カードが通信可能範囲から範囲外に移動したことや異なるIDを持つICカードが新たに通信可能範囲に移動してきたことを情報処理部が判断することで、操作子に対する入力がないときでも情報表示装置は適宜表示モードを切り換えを行え、操作性の向上、使用時間の短縮、及び省電力を実現することができる。また、情報処理部の処理条件を変更するだけで、種々の目的に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した情報読み取りシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】上記情報読み取りシステムにおける情報表示装置の平面図である。
【図3】上記情報読み取りシステムの起動及びICカードの読み取り処理の手順を示すフローチャートである。
【図4】上記情報読み取りシステムにおける残額画面表示処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】上記情報読み取りシステムにおける履歴画面表示処理の手順を示すフローチャートである。
【図6】上記残額画面表示処理における残額表示の内容の一例を示す図である。
【図7】上記履歴画面表示処理における履歴表示の内容の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 ICカード、2 情報表示装置、3,7 ループアンテナ、4,8 変復調回路、5、信号処理回路、6 電池、9 情報処理部、10 メモリ、11A〜11G 操作子、12 表示部、13 不揮発性メモリ
Claims (2)
- 情報記憶カードに記憶された情報を読み出して表示する情報表示装置において、
前記情報記憶カードに対して間欠的に通信を行い、前記情報を情報記憶カードから読み出す通信手段と、
前記情報を表示する表示部と、
前記表示部の表示内容の切り換えに用いる操作子と、
前記情報を前記通信手段から受け取り、前記通信手段の通信結果に基づいて、処置手順を決定して、前記情報記憶カードに記憶された情報を前記通信手段に読み出させ、その内容を前記操作子からの入力に応じて加工し、前記表示部に表示させる情報処理部とを備え、
前記情報処理部は、前記通信手段を用いて一定間隔をおいて情報記憶カードに対する通信を試み、情報記憶カードが通信可能範囲に移動してきたこと及び情報記憶カードが通信可能範囲から範囲外に移動したことを判断することで、前記情報記憶カードが通信可能範囲内にある場合にのみ、前記情報記憶カードに記憶された情報を前記表示部に表示させる情報表示装置。 - 情報記憶カードに記憶された情報を読み出して表示する情報表示方法において、
前記情報記憶カードに対して間欠的に通信を行い、その通信結果に基づいて情報記憶カードの検出を行うカード検出ステップと、
ユーザからの操作入力を受け付け、受け付けた読み出し操作入力に応じた情報を検出された情報記憶カードから読み出す情報読み出しステップと、
前記情報読み出しステップで読み出した情報を表示する情報表示ステップと
を含み、
前記情報表示ステップでは、前記カード検出ステップにおける検出結果に基づいて、情報記憶カードが通信可能範囲に移動してきたこと及び情報記憶カードが通信可能範囲から範囲外に移動したことを判断することで、前記情報記憶カードが通信可能範囲内にある場合にのみ、前記情報記憶カードに記憶された情報を表示する情報表示方法。
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