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JP4647848B2 - 部材取付構造 - Google Patents

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JP4647848B2
JP4647848B2 JP2001212608A JP2001212608A JP4647848B2 JP 4647848 B2 JP4647848 B2 JP 4647848B2 JP 2001212608 A JP2001212608 A JP 2001212608A JP 2001212608 A JP2001212608 A JP 2001212608A JP 4647848 B2 JP4647848 B2 JP 4647848B2
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raised
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claw
mounting structure
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JP2001212608A
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Inventor
孝之 硲
Original Assignee
株式会社朝陽
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Publication date
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2つの部材を位置決めしながら固定する取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
2つの金属製部材同士を取り外し可能なように固定する方法として、図7に示すように、固定部材1に対して取付部材2をねじ3によって所定の位置に固定する。図中、4は取付部材2が回転しないようにする回転止め、5a、5bはねじ孔である。あるいは、図8に示すように、固定部材1に一対の孔6を形成し、取付部材2に脚7を形成して、脚7を孔6に挿入してから脚7を曲げることにより、固定部材1に取付部材2をかしめによって所定の位置に固定する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前者の方法では、両部材のねじ孔が一致するように取付部材の位置合わせを行ってから、ねじをドライバによって締め付ける作業となる。後者の方法でも、脚と孔の位置を合わせてから、治具あるいは工具を用いて脚を曲げ、かしめるといった作業となる。
【0004】
いずれの方法においても、位置決めが必要であり、さらに治具、工具が必要であるため、取付作業が面倒である。そこで、本発明は、上記に鑑み、治具や工具を用いずに簡単に2つの部材を固定することができる部材取付構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明による課題解決手段は、一方の部材の表面に他方の部材を位置決めして固定するために、一方の部材に、他方の部材の周縁をガイドしながら所定の位置に案内する位置決め片と、他方の部材に形成された凹部に係合して他方の部材を固定する切起爪とがそれぞれ一体的に形成されたものである。
【0006】
位置決め片は、他方の部材の形状に合わせて切り起こされて形成され、他方の部材の周縁が挿入可能なように、他方の部材が挿入される一側が開き、他側が閉じられている。他方の部材は、位置決め片によりガイドされるとともに、所定の位置まで達したときに移動を規制されるので、所定の位置に位置決めされる。
【0007】
切起爪は、先端が持ち上がるように片持ち状に切り起こされて形成され、他方の部材の挿入方向への移動に対しては撓むことによって妨げず、逆方向である取り出す方向への移動に対しては凹部に係合して抵抗となり、抜け止めとしての機能を果たす。なお、凹部は、貫通した孔あるいは凹みとされる。
【0008】
切起爪の根元部の近傍には、切起爪とは逆方向に切り出された張出片が形成され、切起爪の弾性力を高めるようになっている。すなわち、張出片の存在により、切起爪に力がかかったとき、切起爪の根元部への応力集中を緩和することができ、切起爪は弾性変形しやすくなる。そのため、他方の部材を挿入するとき、軽い力で切起爪を撓ませることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の2つの部材を位置決めして固定するための取付構造を説明する。図1〜4に示すように、金属製固定部材1の平坦面に、金属製取付部材2を所定の位置に案内する位置決め片10と、取付部材2を係合して固定する切起爪11とが形成されている。取付部材2では、固定部材1の平坦面に対向する底板12に、切起爪11が係合する係合孔13が形成されている。
【0010】
位置決め片10は、固定部材1の一部を切り起こし、折曲して形成され、固定部材1の平坦面に垂直な立壁14と、これに連設された上壁15とから構成される。平坦面から上壁15までの高さは、取付部材2の底板12の肉厚より少し大きく設定される。そして、位置決め片10は、取付部材2の矩形状の底板12を取り囲むように、底板12に合わせてL字状に形成されている。
【0011】
このような位置決め片10が、取付部材2を固定すべき所定の位置に対向するように配置される。2つの位置決め片10によって囲まれた空間は、一側が開放され、他側が閉じたものとなり、一側から取付部材2が挿入可能とされ、他側では移動が規制される。2つの位置決め片10の立壁14の間隔は、取付部材2の底板12の幅と同じか少しだけ大きくされ、取付部材2の底板12の両側縁をガイドする。また、位置決め片10の上壁15の一側は上向きに広げられて、取付部材2が挿入しやすくなっている。これにより、位置決め片10は、取付部材1を所定の位置まで案内する機能を奏する。
【0012】
切起爪11は、2つの位置決め片10によって囲まれた空間の中央に位置し、固定部材1の一部を一側から他側に向かう長板状に切り起こして形成される。切起爪11は、先端が切り離され根元部がつながった片持ち状態とされ、先端が表面側に持ち上げられ、一側から他側に向かって徐々に高くなっている。
【0013】
切起爪11を挟んで両側には、裏面側に向かって切り出されたアーチ状の張出片16が形成される。これによって、切起爪11の根元部11aの両側は、切り欠かれた状態となり、切起爪11が撓む際に固定部材1からの制約を受けない。
【0014】
次に、2つの部材の固定方法を説明する。取付部材2の底板12の両側縁を両位置決め部材10に合わせ、取付部材2を一側から他側に向かって押し込む。両側縁が位置決め部材10に挿入されてガイドされ、底板12が切起爪11に当接すると、切起爪11が底板12によって押し下げられ、裏面側に撓む。さらに底板12を挿入し続けると、底板12の係合孔13が切起爪11の上方に達する。すると、切起爪11への規制がなくなるので、切起爪11は弾性力によって元の状態に復元して、係合孔13に入り込む。このとき、底板12の他側は位置決め片10に当接するので、これ以上の挿入ができなくなり、所定の位置に位置決めされる。そして、切起爪11が係合孔13に係合することによって、抜け止めとなり、底板12は一側に向かって移動できなくなる。このように取付部材2は固定部材1に対して所定の位置に固定される。
【0015】
ここで、張出片16の役割について説明する。一般的に図5に示すような爪20を切り起こしただけの場合、爪20の根元部20aが固定部材1から完全に切り離されていないため、爪20の本体部分の長さL1が短くなる。爪20の撓み量はこの部分の長さに関係するので、取付部材2が爪20の上を通過するとき爪20は撓みにくくなり、結果的に取付部材2の挿入には多大な力を要する。
【0016】
一方、図6に示すように、切起爪11の両側に張出片16を設けておくと、切起爪11の根元部11aの両側は固定部材1から切り離され、変形しやすく、また本体部分の長さL1も上記の場合よりも長くなり、切起爪11の撓みやすさが増大する。そのため、取付部材2の通過によって切起爪11は容易に撓み、軽く押すだけで取付部材2を挿入することができる。しかも、切起爪11とは逆向きに張出片16が張り出しているので、切起爪11の裏面側への撓みに伴って張出片16には逆に表面側に向かう応力がかかるので、切起爪11が元の状態に復元するとき、張出片16の復元力が作用して、切起爪11の復元性が高まり、すばやく復帰させることができる。
【0017】
取付部材2を固定部材1から取り外す場合は、切起爪11を押し下げて、取付部材2を一側に向かって押し出す。取付部材2の底板12が切起爪11を押えながら上を通過していき、位置決め片10から取付部材2が抜け出し、取付部材2は取り外される。このとき、他側の両位置決め片10の間に隙間17が形成されているので、一方の手で切起爪11を押すと同時に他方の手で隙間17から底板12を一側に押すことができ、取り外し作業が行いやすくなる。
【0018】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。2つの部材の材質は、切起爪が弾力性を有すればよいので、金属製に限らずプラスチック製であってもよい。また、位置決め片の配置、形状は、取付部材の底板の形状に対応させればよく、例えば円形であれば、丸くする。
【0019】
【発明の効果】
以上の説明から明らかな通り、本発明によると、治具や工具を必要としないで一方の部材を他方の部材に持っていく動作により、2つの部材を容易に位置決め固定することができる。また、切起爪と張出片との組み合わせにより、切起爪の弾性を有効に活用でき、軽い力でスムーズに作業することができる。
【0020】
そして、位置決め片、切起爪、張出片は、1つの部材の一部を切り起こしたり、切り出したりして形成されたものであるので、固定用の部品が不要となり、簡単な構造にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の固定前の固定部材および取付部材の斜視図
【図2】固定前の固定部材および取付部材の断面図
【図3】固定後の固定部材および取付部材の断面図
【図4】固定後の固定部材および取付部材の平面図
【図5】一般的な爪を示し、(a)は斜視図、(b)は断面図
【図6】切起爪および張出片の断面図
【図7】2つの部材をねじによって固定した例を示し、(a)は斜視図、(b)は断面図
【図8】2つの部材をかしめによって固定した例を示し、(a)は斜視図、(b)は断面図
【符号の説明】
1 固定部材
2 取付部材
10 位置決め片
11 切起爪
12 底板
13 係合孔
16 張出片

Claims (2)

  1. 一方の部材の表面に他方の部材を位置決めして固定する部材取付構造であって、一方の部材に、他方の部材の周縁をガイドしながら所定の位置に案内する2つの位置決め片と、他方の部材に形成された凹部に係合して他方の部材を固定する切起爪とが形成され、位置決め片は、対向するように配置され、両位置決め片の間に、隙間が形成され、切起爪は、先端が持ち上がるように切り起こされた片持ち状とされ、切起爪の両側に、切起爪とは逆方向に切り出されたアーチ状の張出片が形成されたことを特徴とする部材取付構造。
  2. 一方の部材の表面に他方の部材を位置決めして固定する部材取付構造であって、一方の部材に、他方の部材を所定の位置に位置決めする2つの位置決め片が設けられ、該位置決め片は、他方の部材の形状に合わせて切り起こされて形成され、対向して配置された2つの位置決め片によって囲まれた空間の一側は、他方の部材を所定の位置に案内するために他方の部材の周縁を挿入可能なように開放され、前記空間の他側は閉じられ、他側において両位置決め片の間に、隙間が形成され、他方の部材に、一方の部材の表面に対向して凹部が形成され、一方の部材に、前記凹部に係合して他方の部材を固定する切起爪が設けられ、該切起爪は、先端が表面から持ち上がるように片持ち状に切り起こされて形成され、切起爪を挟んで両側に、切起爪とは逆方向の裏面側に向かって切り出されたアーチ状の張出片が形成されたことを特徴とする部材取付構造。
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