JP4645858B2 - 環状オレフィン付加共重合体及びその製造方法、架橋用組成物、架橋体及びその製造方法 - Google Patents
環状オレフィン付加共重合体及びその製造方法、架橋用組成物、架橋体及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4645858B2 JP4645858B2 JP2008016177A JP2008016177A JP4645858B2 JP 4645858 B2 JP4645858 B2 JP 4645858B2 JP 2008016177 A JP2008016177 A JP 2008016177A JP 2008016177 A JP2008016177 A JP 2008016177A JP 4645858 B2 JP4645858 B2 JP 4645858B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- cyclic olefin
- formula
- compound
- copolymer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 0 CC1(C)C(C)(*)C2C(C3)C4C5C(C6)C=CC6C5C4C3C12 Chemical compound CC1(C)C(C)(*)C2C(C3)C4C5C(C6)C=CC6C5C4C3C12 0.000 description 4
- HECLRDQVFMWTQS-UHFFFAOYSA-N C1C2C=CC1C1C2C=CC1 Chemical compound C1C2C=CC1C1C2C=CC1 HECLRDQVFMWTQS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- RMSNKYZETRWZRJ-UHFFFAOYSA-N C[Si+]1(C)O[Si+](C)(C)O[Si+](C)(C2C(C3)C=CC3C2)O[Si+](C)(C)O1 Chemical compound C[Si+]1(C)O[Si+](C)(C)O[Si+](C)(C2C(C3)C=CC3C2)O[Si+](C)(C)O1 RMSNKYZETRWZRJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Description
特許文献1〜5及び非特許文献1に記載の重合体は、環状オレフィン化合物の開環重合体及びその水素化物、あるいは環状オレフィン化合物と直鎖状オレフィン類の付加共重合体であり、そのガラス転移温度は200℃に満たない場合が多く、耐熱性の点で不十分である場合が多い。
また、特許文献14〜18には、環状オレフィン官能性ポリシロキサン化合物、その合成方法、及びそれを用いた付加反応硬化性組成物について記載されている。
〔請求項1〕
下記式(1)で表される環状オレフィン化合物と下記式(2)で表される環状オレフィン官能性ポリシロキサンを付加重合することで得られ、式(2)で表される環状オレフィン官能性ポリシロキサンに由来する構造単位の割合が、環状オレフィン付加共重合体中0.5〜35モル%である環状オレフィン付加共重合体。
〔請求項2〕
式(2)において、sが0又は1である請求項1記載の環状オレフィン付加共重合体。
〔請求項3〕
下記式(1)で表される環状オレフィン化合物と下記式(3)で表される環状オレフィン官能性ポリシロキサンを付加重合することで得られ、式(3)で表される環状オレフィン官能性ポリシロキサンに由来する構造単位の割合が、環状オレフィン付加共重合体中0.5〜35モル%である環状オレフィン付加共重合体。
〔請求項4〕
下記式(1)で表される環状オレフィン化合物と下記平均組成式(5)で表される環状オレフィン官能性ポリシロキサンを付加重合することで得られ、式(5)で表される環状オレフィン官能性ポリシロキサンに由来する構造単位の割合が、環状オレフィン付加共重合体中0.5〜35モル%である環状オレフィン付加共重合体。
〔請求項5〕
下記式(1)で表される環状オレフィン化合物と、下記式(2)、(3)及び(5)で表される環状オレフィン官能性ポリシロキサンから選ばれる少なくとも2種のポリシロキサンとを付加重合することで得られ、式(2)、(3)及び(5)で表される環状オレフィン官能性ポリシロキサンに由来する構造単位の割合が、環状オレフィン付加共重合体中0.5〜35モル%である環状オレフィン付加共重合体。
〔請求項6〕
ガラス転移温度が200〜380℃である請求項1〜5のいずれか1項に記載の環状オレフィン付加共重合体。
〔請求項7〕
薄膜、シート又はフィルム形状をしている請求項1〜6のいずれか1項に記載の環状オレフィン付加共重合体。
〔請求項8〕
下記式(1)で表される環状オレフィン化合物と、下記式(2)、(3)及び(5)で表される環状オレフィン官能性ポリシロキサンから選ばれる少なくとも1種のポリシロキサンに、重合触媒であるニッケル、コバルト及びパラジウムから選ばれた遷移金属化合物及び/又はその超強酸との変性化合物と、ルイス酸性のアルミニウム化合物、ルイス酸性のホウ素化合物、イオン性アルミニウム化合物及びイオン性ホウ素化合物から選ばれた少なくとも1種の化合物を添加して付加重合することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の環状オレフィン付加共重合体の製造方法。
〔請求項9〕
請求項1〜7のいずれか1項に記載の環状オレフィン付加共重合体に、金属化合物、酸として作用する化合物、及びアルコール類又は水の存在下で酸として作用する化合物から選ばれる1種又は2種以上の化合物を配合した架橋用組成物。
〔請求項10〕
請求項9に記載の架橋用組成物中のシロキサン結合が、加水分解・縮合することで架橋していることを特徴とする架橋体。
〔請求項11〕
薄膜、シート又はフィルム形状をしている請求項10に記載の架橋体。
〔請求項12〕
請求項9に記載の架橋用組成物を50〜200℃に加熱して架橋させることを特徴とする架橋体の製造方法。
ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−メチル−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−エチル−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−プロピル−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−ブチル−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−ペンチル−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−ヘキシル−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−オクチル−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−デシル−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−フェニル−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−ビニル−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−アリル−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−イソプロピリデン−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−シクロヘキシル−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−フロロ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−クロロ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2−カルボン酸メチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2−カルボン酸エチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2−カルボン酸ブチル、2−メチル−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2−カルボン酸メチル、2−メチル−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2−カルボン酸エチル、2−メチル−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2−カルボン酸プロピル、2−メチル−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2−カルボン酸トリフロロエチル、2−メチル−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エニル酢酸エチル、アクリル酸2−メチル−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エニル、メタクリル酸2−メチル−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボン酸ジメチル、トリシクロ[4.3.0.12,5]デカ−3−エン、テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]ドデカ−3−エンなどを例示することができる。これらは、1種単独で用いても2種以上を組み合わせて用いても良い。
また、式(1)で表される環状オレフィン化合物において、エステル基などの極性基を含んでいると、得られる重合体の被着体への接着性や有機溶媒への溶解性を高める反面、吸水性の向上などにより電気特性が低下する傾向があるので、目的に応じ、適宜選択することが好ましい。
R0のアルキレン基としては、炭素数1〜4、特に1〜2のものが挙げられ、このアルキレン基は直鎖状又は分岐状のものが用いられる。R’の一価炭化水素基としては、上記Rと同様の炭素数1〜10のものが挙げられる。
また、n1、n2は上記の通りであるが、n1は3〜5であることが好ましく、n2は0〜4であることが好ましく、n1+n2は3〜9であることが好ましい。
上記式(4)〜(6)で表される環状オレフィン官能性ポリシロキサンとしては、以下の化合物が例示できるが、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。{ここで、Meはメチル基、Buはブチル基、Phはフェニル基を表す。}
で示される基を複数有する多官能のものを用いることが、架橋構造を導入する上で好ましい。
第1の方法として、末端オレフィンを有するポリシロキサンとジシクロペンタジエンとのDiels−Alder反応により合成することができる。{ここで、Meはメチル基を表す。}
なお、上記平均組成式(4)で表される環状オレフィン官能性ポリシロキサンで、2官能以上の化合物を用いる場合、その割合が3モル%以上になると、重合反応中に密な架橋構造が形成されゲル化し、取扱い性に問題が生じる場合がある。そのため、平均組成式(4)で表される環状オレフィン官能性ポリシロキサンは、式(2)及び式(3)で表される環状オレフィン官能性ポリシロキサンと併用することが好ましい。
(A−1)下記式(a)で表される化合物
[L1L2ML3]+[A]- (a)
{式(a)のMはニッケル(Ni)、コバルト(Co)、パラジウム(Pd)を表す。L1、L2、L3はMの配位子を示し、そのうち一つはσ結合を有し、すべての配位子で1〜3のπ結合を有する。Aは対アニオンを示す。L1、L2、L3は炭素数が6〜12のシクロジエン、ノルボルナジエン、炭素数が10〜20のシクロトリエン、炭素数が6〜20の芳香族化合物から選ばれる。Aの対アニオンとしては、BF4 -、PF6 -、SbF5SO3F-、AsF6 -、SbF6 -、CF3CO2 -、C2F5CO2 -、B[C6F5]4 -、B[C6H3(CF3)2]4 -であることが好ましい。}
[(η3−クロチル)Ni(シクロオクタ−1,5−ジエン)][B(C6H3(CF3)2)4]、
[(η3−クロチル)Ni(シクロオクタ−1,5−ジエン)][PF6]、
[(6−メトキシ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン−エンド−5σ,2π)Pd(シクロオクタ−1,5−ジエン)][SbF6]、
[(η3−ally)Pd][BF4]、
[(シクロオクタ−1,5−ジエン)Pd(CH3)Cl][B(C6H3(CF3)2)4]
などが挙げられる。
[Pd(II)(L4)4][A]2 (b)
{ここで、Aは、対アニオンであり(A−1)で記載したものと同じである。L4はニトリル化合物、3級アミン化合物、トリアリールホスフィン化合物から選ばれる。}
[Pd(C6H5CN)4][BF4]2、
[Pd(C6H5CN)4][SbF6]2、
[Ph3PdCH3][B(C6H3(CF3)2)4]
{ここで、Phはフェニル基を示す。}
などが挙げられる。
この具体例としては、トルエン・Ni(C6F5)2、キシレン・Ni(C6F5)2、トルエン・Ni(SiCl3)2などが挙げられる。
(B−1)遷移金属化合物
遷移金属化合物として、以下に挙げる群から選ばれた少なくとも1種の化合物
a)ニッケル(Ni)、コバルト(Co)及びパラジウム(Pd)の有機カルボン酸塩、有機亜リン酸塩、有機リン酸塩、有機スルフォン酸塩、β−ジケトン化合物などから選ばれた化合物。具体的には、酢酸ニッケル、オクタン酸ニッケル、2−エチルヘキサン酸ニッケル、オレイン酸ニッケル、ステアリン酸ニッケル、ジブチルリン酸ニッケル、ジオクチル酸ニッケル、ドデシルベンゼンスルフォン酸ニッケル、ビス(アセチルアセテート)ニッケル、ビス(アセチルアセトナート)ニッケル、2−エチルヘキサン酸コバルト(II)、2−エチルヘキサン酸コバルト(III)、ドデカン酸コバルト(II)、トリス(アセチルアセトナート)コバルト(III)、酢酸パラジウム、2−エチルヘキサン酸パラジウム、ビス(アセチルアセトナート)パラジウムなどが挙げられる。
具体的には、
[(η3−クロチル)Ni(シクロオクタ−1,5−ジエン)][B(C6H3(CF3)2)4]、
[bis(ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2,5−ジエン)Ni]、
[(シクロドデク−1,5,9−トリエン)Ni]
などが挙げられる。
具体的には、
(PPh3)2NiCl2、(PPh3)2NiBr2、(PPh3)2CoCl2、
Bis[N−(3−tert−ブチルサリシリデン)フェニルアミナト]Ni、
Ni(OC(O)(C6H4)PPh2)(H)(PCy3)、
Ni(OC(O)(C6H4)PPh2)(H)(PPh3)、
Ni(COD)2とPh3P=CHC(O)Phの反応物
{ここで、Phはフェニル基、Cyはシクロヘキシル基、CODは1,5−シクロオクタジエンを示す。}
などが挙げられる。
具体的には、メチルアルモキサン、ブチルアルモキサン、トリアルキルアルミニウムが部分混合されたメチルメチルアルモキサン、トリメチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、ジイソブチルアルミニウムヒドリド、ジエチルアルミニウムクロライドなどが挙げられる。
具体的には、三フッ化ホウ素あるいは三フッ化アルミニウムのエーテル、アミン、フェノールなどの錯体、トリ(ペンタフロロフェニル)ボラン、トリ(3,5−ジ−トリフロロメチルフェニル)ボラン、トリ(ペンタフロロフェニル)アルミニウムなどのルイス酸性を示すホウ素化合物やアルミニウム化合物が挙げられ、また、トリフェニルカルベニウムテトラキス(ペンタフロロフェニル)ボレート、トリブチルアンモニウムテトラキス(ペンタフロロフェニル)ボレート、N,N−ジメチルアニリニウムテトラキス(ペンタフロロフェニル)ボレート、トリフェニルカルベニウムテトラキス(ペンタフロロフェニル)アルミナート、トリフェニルカルベニウムテトラキス(2,4,6−トリフロロフェニル)アルミナートなどのイオン性ホウ素化合物及びイオン性アルミニウム化合物が挙げられる。
ニッケル化合物、コバルト化合物及びパラジウム化合物などの遷移金属化合物は、単量体1モルに対して0.01〜100ミリモル原子、有機アルミニウム化合物は遷移金属化合物1モル原子に対して1〜1,000モル、またルイス酸性のホウ素化合物及びアルミニウム化合物、あるいはイオン性のホウ素化合物及びアルミニウム化合物は、ニッケル又はコバルト1モル原子に対して0.5〜100モルである。
溶媒の使用量は、溶媒(S)と上記環状オレフィンからなる単量体(上記式(1)〜(4)で表される化合物)(M)の質量比(S/M)が、1〜20の範囲、特に1〜15の範囲とすることが好ましい。溶媒の使用量が、上記質量比より少ないと溶液粘度が高く、取り扱い性が困難になる場合があり、上記質量比より多いと重合活性の点で劣る場合がある。
重合触媒の量と分子量調節剤の添加量、単量体から重合体への転化率、あるいは重合温度によって、重合体の分子量が調節される。
なお、上記平均組成式(4)で表される環状オレフィン官能性ポリシロキサンにおいて、ポリシロキサンの平均重合度が10以上のものを多量に添加すると、重合収率の点で劣る場合があり、平均組成式(10)で表されるその構造単位(ポリシロキサンの平均重合度が10以上のもの)の割合が環状オレフィン付加共重合体中、10モル%を超えると白濁する場合がある。
本発明の組成物には、架橋構造形成を促進する触媒として、Al、Mg、Zn、Sb、Si、Sn、Ce、Ti、Zr、Y、Smなどの金属のアルコキシ化合物、アリーロキシ化合物、チオール化合物、β−ジケトン塩、有機カルボン酸塩、酸化物、ハロゲン化物及びこれらの複合物などの金属化合物(C)を用いることができる。
具体例としては、トリイソプロポキシアルミニウム、ジエチルアルミニウムメトキシド、ジイソプロポキシエチルアセテートアルミニウムなどのアルミニウム化合物、ジイソプロポキシマグネシウム、ジブトキシマグネシウムなどのマグネシウム化合物、アセチルアセテート亜鉛などの亜鉛化合物、アンチモングルコシキド、アンチモントリアセテートなどのアンチモン化合物、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシランなどの珪素化合物、テトラエトキシジルコンなどのジルコン化合物、ジブチルスズジラウレート、ジオクチルスズラウレート、オクタン酸スズ、デカン酸スズなどのスズ化合物、セリウムトリイソプロポキシド、三塩化セリウムなどのセリウム化合物、チタニウムテトライソプロポキシド、チタニウムテトラブトキシドなどのチタニウム化合物、イットリウムイソプロポキシド、サマリウムトリイソプロポキシドなどのランタニド化合物などが挙げられる。この中でも特に、Al、Si、Ti、Zrの多官能アルコキシ化合物及びその複合物は、触媒及び架橋成分となり、取扱い性や架橋反応活性の点でバランスがよく、本発明の環状オレフィン付加共重合体を架橋体とした場合、寸法安定性や耐溶剤性・耐薬品性の向上に有効な架橋構造を得やすくなる。
上記化合物(C)、(D)、(E)は、それぞれ本発明の環状オレフィン付加共重合体100質量部当たり、0.0001〜50質量部の範囲で、目的に応じて配合できる。
酸化防止剤としては、
2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、
4,4’−チオビス−(6−t−ブチル−3−メチルフェノール)、
1,1’−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、
2,5−ジ−t−ブチルヒドロキノン、
ペンタエリスリチル−テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートなどのフェノール系あるいはヒドロキノン系、
トリス(4−メトキシ−3,5−ジフェニル)ホスファイト、
トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、
トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト、
ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイトなどのリン系、更にはチオエーテル系、ラクトン系化合物などが挙げられる。これらの化合物の中でも、その分解温度(5%の質量減少温度)が250℃以上のものが好ましい。また、これら酸化防止剤の配合量は、本発明の環状オレフィン付加共重合体100質量部に対し、0.05〜5.0質量部の範囲である。
得られる架橋体は、環状オレフィン付加共重合体及びポリシロキサンの優れた光学特性を有し、更に、架橋構造が形成されているため、寸法安定性や耐溶剤性・耐薬品性に優れたものとなる。
薄膜、シートあるいはフィルム厚さとしては、特に制限されないが、通常100nm〜1mmの範囲で目的に応じて調製される。
分子量、全光線透過率、屈折率、ガラス転移温度、線膨張係数、接着・密着性、トルエン膨潤度、重合体組成物の溶液粘度、硬化組成物の硬度は、下記の方法で測定した。
東ソー(株)製(HLC−8220GPC)ゲルパーミエーションクロマトグラフィー装置を用い、トルエンを溶媒として、40℃で測定した。得られた分子量は、標準ポリスチレン換算値である。
日立(株)製(U−3310)スペクトロフォトメーター装置を用い、所定の厚さ(100μm)のフィルム及びプレートにて、全光線透過率を測定した。
アタゴ(株)製(DR−M2/1550)多波長アッベ屈折計を用い、25℃におけるD線(589nm)の屈折率n25 Dを測定した。
メトラー社製TMA(SDTA841)装置を用い、膜厚100〜500μm、幅5mm、長さ10mmの試料をプローブに固定し、室温から10℃/minで昇温して測定した。
ガラスプレート上に、厚さ5〜10μmの試料のコーティング薄膜を形成し、この薄膜に対して、JIS K5400に準じ、カッターナイフにて1mm×1mmの碁盤目が10個×10個形成されるように切込みを入れ、セロハンテープによる剥離試験を行い、100ブロックを4つのエリアに分けた25ブロック中における剥離したブロックの数を測定した。
厚さ100μm、幅10mm、長さ10mmのフィルムを25℃のトルエンに3時間浸漬し、浸漬前後の質量を測定し、評価した。膨潤度は以下の式で算出した。
トルエン膨潤度(%)=(トルエン浸漬後質量/トルエン浸漬前質量)×100
重合体の溶液粘度は、東機産業(株)製BL型粘度計を用い、25℃にて測定した。
単量体として、下記に示す化合物Aを300ミリモル、下記に示す化合物Bを200ミリモル、溶媒としてトルエン522gを1,000mlの反応容器に窒素雰囲気下で仕込んだ。そこに、ビス(アセチルアセテート)ニッケルを0.25ミリモル、トリ(ペンタフロロフェニル)ボランを1.25ミリモル仕込み、重合を行った。25℃で3時間重合を行い、メタノールで重合を停止した。
得られた共重合体溶液を3Lのアセトンと500mlのデカメチルシクロペンタシロキサンの混合溶液に入れ、共重合体を凝固し、未反応単量体と触媒残渣を除去した。凝固した共重合体を乾燥し、共重合体P−1を得た。
また、共重合体P−1のポリスチレン換算の数平均分子量(Mn)は134,000、重量平均分子量(Mw)は298,000で、Mw/Mnは2.2であった。重合反応の結果を表1に示す。
共重合体P−1をトルエンに溶解し、10質量%の共重合体溶液を調製した。この溶液をキャストして、厚さ100μmのフィルムF−1を作製した。このフィルムの各種物性評価結果を表2に示す。
単量体として、上記化合物Aを400ミリモル、上記化合物Bを100ミリモル用いた以外は、実施例1と同様に行い、共重合体P−2を得た。1H−NMR測定から求められた共重合体P−2中の化合物Bに由来する構造体の含有量は14.3モル%であった。図2に共重合体P−2の1H−NMRのチャートを、図3に共重合体P−2の29Si−NMRのチャートを示す。
共重合体P−2のポリスチレン換算の数平均分子量(Mn)は266,000、重量平均分子量(Mw)は992,000で、Mw/Mnは3.7であった。重合反応の結果を表1に示す。
共重合体P−2をトルエンに溶解し、10質量%の共重合体溶液を調製した。この溶液をキャストして、厚さ100μmのフィルムF−2を作製した。このフィルムの各種物性評価結果を表2に示す。
単量体として、上記化合物Aを400ミリモル、下記に示す化合物Cを100ミリモル用いた以外は、実施例1と同様に行い、共重合体P−3を得た。1H−NMR測定から求められた共重合体P−3中の化合物Cに由来する構造体の含有量は13.8モル%であった。図4に共重合体P−3の1H−NMRのチャートを、図5に共重合体P−3の29Si−NMRのチャートを示す。
共重合体P−3をトルエンに溶解し、10質量%の共重合体溶液を調製した。この溶液をキャストして、厚さ100μmのフィルムF−3を作製した。このフィルムの各種物性評価結果を表2に示す。
単量体として、上記化合物Aを450ミリモル、上記化合物Cを50ミリモル用いた以外は、実施例1と同様に行い、共重合体P−4を得た。1H−NMR測定から求められた共重合体P−4中の化合物Cに由来する構造体の含有量は7.8モル%であった。図6に共重合体P−4の1H−NMRのチャートを示す。
共重合体P−4のポリスチレン換算の数平均分子量(Mn)は151,000、重量平均分子量(Mw)は313,000で、Mw/Mnは2.1であった。重合反応の結果を表1に示す。
共重合体P−4をトルエンに溶解し、10質量%の共重合体溶液を調製した。この溶液をキャストして、厚さ100μmのフィルムF−4を作製した。このフィルムの各種物性評価結果を表2に示す。
単量体として、上記化合物Aを400ミリモル、上記化合物Bを50ミリモル、上記化合物Cを50ミリモル用いた以外は、実施例1と同様に行って、共重合体P−5を得た。1H−NMR及び29Si−NMR測定から求められた共重合体P−5中の化合物Bに由来する構造体の含有量は8.0モル%、化合物Cに由来する構造体の含有量は5.8モル%であった。図7に共重合体P−5の1H−NMRのチャートを示し、図8に共重合体P−5の29Si−NMRのチャートを示す。
共重合体P−5のポリスチレン換算の数平均分子量(Mn)は168,000、重量平均分子量(Mw)は406,000で、Mw/Mnは2.4であった。重合反応の結果を表1に示す。
共重合体P−5をトルエンに溶解し、10質量%の共重合体溶液を調製した。この溶液をキャストして、厚さ100μmのフィルムF−5を作製した。このフィルムの各種物性評価結果を表2に示す。
単量体として、上記化合物Aを350ミリモル、上記化合物Bを140ミリモル、下記に示す化合物Dを10ミリモル用いた以外は、実施例1と同様に行い、共重合体P−6を得た。1H−NMR及び29Si−NMR測定から求められた共重合体P−6中の化合物Bに由来する構造体の含有量は15.9モル%、化合物Dに由来する構造体の含有量は1.0モル%であった。図9に共重合体P−6の1H−NMRのチャートを、図10に共重合体P−6の29Si−NMRのチャートを示す。
共重合体P−6をトルエンに溶解し、10質量%の共重合体溶液を調製した。この溶液をキャストして、厚さ100μmのフィルムF−6を作製した。このフィルムの各種物性評価結果を表2に示す。
単量体として、上記化合物Aを350ミリモル、上記化合物Bを140ミリモル、下記に示す化合物Eを10ミリモル用いた以外は、実施例1と同様に行い、共重合体P−7を得た。1H−NMR及び29Si−NMR測定から求められた共重合体P−7中の化合物Bに由来する構造体の含有量は14.1モル%、化合物Eに由来する構造体の含有量は1.4モル%であった。図11に共重合体P−7の1H−NMRのチャートを示す。
共重合体P−7をトルエンに溶解し、10質量%の共重合体溶液を調製した。この溶液をキャストして、厚さ100μmのフィルムF−7を作製した。このフィルムの各種物性評価結果を表2に示す。
単量体として、上記化合物Aを350ミリモル、上記化合物Bを140ミリモル、下記に示す化合物Fを10ミリモル用いた以外は、実施例1と同様に行い、共重合体P−8を得た。1H−NMR及び29Si−NMR測定から求められた共重合体P−8中の化合物Bに由来する構造体の含有量は21.9モル%、化合物Fに由来する構造体の含有量は1.1モル%であった。また、化合物Fに由来する構造体1.1モル%の約半分(0.5モル%)が架橋構造を形成していた。図12に共重合体P−8の1H−NMRのチャートを、図13に共重合体P−8の29Si−NMRのチャートを示す。
共重合体P−8をトルエンに溶解し、10質量%の共重合体溶液を調製した。この溶液をキャストして、厚さ100μmのフィルムF−8を作製した。このフィルムの各種物性評価結果を表2に示す。
実施例2で得られた共重合体P−2の10質量%トルエン溶液を用い、ガラスプレート上に厚さ5〜10μmのコーティング薄膜を作製した。この薄膜を用いて行った密着性試験の結果を表3に示す。
また、共重合体P−2の10質量%トルエン溶液、及びこれを用いて作製した厚さ100μmのフィルムF−2を、60℃の乾燥機中に1週間放置し、保存安定性を評価した。トルエン溶液の粘度は、初期と一週間後の値に変化は見られなかった。また、フィルムについては、一週間放置後もトルエンに容易に溶解した。
実施例3及び5で得られた共重合体P−3及びP−5についても同様の操作と試験を行い、評価を行った。これらの結果を表3に示す。
単量体として、上記化合物Aを250ミリモル、上記化合物Bを250ミリモル用いた以外は、実施例1と同様に行い、共重合体P−9を得た。1H−NMR測定から求められた共重合体P−9中の化合物Bに由来する構造体の含有量は35.8モル%であった。
共重合体P−9のポリスチレン換算の数平均分子量(Mn)は124,000、重量平均分子量(Mw)は301,000で、Mw/Mnは2.4であった。重合反応の結果を表1に示す。
共重合体P−9をトルエンに溶解し、10質量%の共重合体溶液を調製した。この溶液をキャストして、厚さ100μmのフィルムF−9を作製した。しかしながら、フィルムF−9は白濁しており、屈折率を測定することができなかった。フィルムの各種物性評価結果を表2に示す。
共重合体P−9の10質量%トルエン溶液を用い、ガラスプレート上に厚さ5〜10μmのコーティング薄膜を作製した。しかしながら、P−9のコーティング薄膜は、割れと剥離が見られ、密着性試験を行うことができなかった。
共重合体P−9の10質量%トルエン溶液、及びこれを用いて作製した厚さ100μmのフィルムF−9を、60℃の乾燥機中に1週間放置し、保存安定性を評価した。トルエン溶液の粘度は、初期と一週間後の値に変化は見られなかった。また、フィルムについては、一週間放置後もトルエンに容易に溶解した。これらの結果を表3に示す。
5gの共重合体P−2をトルエン95gに溶解した重合体溶液に、オクタン酸スズ(II)0.001g、テトラメトキシシラン0.5gを配合した。この重合体溶液をキャストし、フィルム及びガラス上のコーティング薄膜を作製した。このフィルム及びコーティング薄膜を、湿度90%の雰囲気下に25℃、2時間曝した後、150℃の減圧乾燥機中に3時間放置し、架橋された厚さ100μmのフィルムK−2及び厚さ5〜10μmのコーティング薄膜を得た。これらの試料を用いて行った各種評価結果を表4に示す。
実施例3及び5で得られた共重合体P−3及びP−5についても同様の操作を行い、試料K−3、K−5及びコーティング薄膜を得、試験を行った。これらの評価結果を表4に示す。
Claims (12)
- 下記式(1)で表される環状オレフィン化合物と下記式(2)で表される環状オレフィン官能性ポリシロキサンを付加重合することで得られ、式(2)で表される環状オレフィン官能性ポリシロキサンに由来する構造単位の割合が、環状オレフィン付加共重合体中0.5〜35モル%である環状オレフィン付加共重合体。
- 式(2)において、sが0又は1である請求項1記載の環状オレフィン付加共重合体。
- 下記式(1)で表される環状オレフィン化合物と下記式(3)で表される環状オレフィン官能性ポリシロキサンを付加重合することで得られ、式(3)で表される環状オレフィン官能性ポリシロキサンに由来する構造単位の割合が、環状オレフィン付加共重合体中0.5〜35モル%である環状オレフィン付加共重合体。
- 下記式(1)で表される環状オレフィン化合物と下記平均組成式(5)で表される環状オレフィン官能性ポリシロキサンを付加重合することで得られ、式(5)で表される環状オレフィン官能性ポリシロキサンに由来する構造単位の割合が、環状オレフィン付加共重合体中0.5〜35モル%である環状オレフィン付加共重合体。
- 下記式(1)で表される環状オレフィン化合物と、下記式(2)、(3)及び(5)で表される環状オレフィン官能性ポリシロキサンから選ばれる少なくとも2種のポリシロキサンとを付加重合することで得られ、式(2)、(3)及び(5)で表される環状オレフィン官能性ポリシロキサンに由来する構造単位の割合が、環状オレフィン付加共重合体中0.5〜35モル%である環状オレフィン付加共重合体。
- ガラス転移温度が200〜380℃である請求項1〜5のいずれか1項に記載の環状オレフィン付加共重合体。
- 薄膜、シート又はフィルム形状をしている請求項1〜6のいずれか1項に記載の環状オレフィン付加共重合体。
- 下記式(1)で表される環状オレフィン化合物と、下記式(2)、(3)及び(5)で表される環状オレフィン官能性ポリシロキサンから選ばれる少なくとも1種のポリシロキサンに、重合触媒であるニッケル、コバルト及びパラジウムから選ばれた遷移金属化合物及び/又はその超強酸との変性化合物と、ルイス酸性のアルミニウム化合物、ルイス酸性のホウ素化合物、イオン性アルミニウム化合物及びイオン性ホウ素化合物から選ばれた少なくとも1種の化合物を添加して付加重合することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の環状オレフィン付加共重合体の製造方法。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載の環状オレフィン付加共重合体に、金属化合物、酸として作用する化合物、及びアルコール類又は水の存在下で酸として作用する化合物から選ばれる1種又は2種以上の化合物を配合した架橋用組成物。
- 請求項9に記載の架橋用組成物中のシロキサン結合が、加水分解・縮合することで架橋していることを特徴とする架橋体。
- 薄膜、シート又はフィルム形状をしている請求項10に記載の架橋体。
- 請求項9に記載の架橋用組成物を50〜200℃に加熱して架橋させることを特徴とする架橋体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008016177A JP4645858B2 (ja) | 2008-01-28 | 2008-01-28 | 環状オレフィン付加共重合体及びその製造方法、架橋用組成物、架橋体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008016177A JP4645858B2 (ja) | 2008-01-28 | 2008-01-28 | 環状オレフィン付加共重合体及びその製造方法、架橋用組成物、架橋体及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009173824A JP2009173824A (ja) | 2009-08-06 |
JP4645858B2 true JP4645858B2 (ja) | 2011-03-09 |
Family
ID=41029262
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008016177A Active JP4645858B2 (ja) | 2008-01-28 | 2008-01-28 | 環状オレフィン付加共重合体及びその製造方法、架橋用組成物、架橋体及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4645858B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011084681A (ja) * | 2009-10-19 | 2011-04-28 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | 高気体透過性環状オレフィン付加重合体及びその製造方法 |
US20110301247A1 (en) * | 2010-06-08 | 2011-12-08 | Hayakawa Chihiro | Cosmetic product containing film-forming polymer |
JP5212659B2 (ja) | 2010-07-30 | 2013-06-19 | 信越化学工業株式会社 | 高気体透過性環状オレフィン付加重合体の製造方法 |
JP5592328B2 (ja) * | 2011-09-30 | 2014-09-17 | 信越化学工業株式会社 | 仮接着材組成物及びこれを用いた薄型ウエハの製造方法 |
JP2013091759A (ja) * | 2011-10-27 | 2013-05-16 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | 樹脂微粒子 |
JP5664576B2 (ja) * | 2012-03-08 | 2015-02-04 | 信越化学工業株式会社 | 変性ポリシクロオレフィン、紫外線硬化型組成物及びその硬化物 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002256033A (ja) * | 2001-03-01 | 2002-09-11 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 珪素含有高分子化合物、レジスト材料及びパターン形成方法 |
JP2003048998A (ja) * | 2001-05-30 | 2003-02-21 | Jsr Corp | 液晶配向膜形成基板および液晶表示素子 |
JP2007070337A (ja) * | 2005-08-11 | 2007-03-22 | Shin Etsu Chem Co Ltd | ポリシクロオレフィン官能性ポリシロキサン |
JP2007291150A (ja) * | 2006-04-20 | 2007-11-08 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 高酸素透過性重合体 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6178794A (ja) * | 1984-09-26 | 1986-04-22 | Toshiba Silicone Co Ltd | オルガノシクロシロキサン |
-
2008
- 2008-01-28 JP JP2008016177A patent/JP4645858B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002256033A (ja) * | 2001-03-01 | 2002-09-11 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 珪素含有高分子化合物、レジスト材料及びパターン形成方法 |
JP2003048998A (ja) * | 2001-05-30 | 2003-02-21 | Jsr Corp | 液晶配向膜形成基板および液晶表示素子 |
JP2007070337A (ja) * | 2005-08-11 | 2007-03-22 | Shin Etsu Chem Co Ltd | ポリシクロオレフィン官能性ポリシロキサン |
JP2007291150A (ja) * | 2006-04-20 | 2007-11-08 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 高酸素透過性重合体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009173824A (ja) | 2009-08-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4645858B2 (ja) | 環状オレフィン付加共重合体及びその製造方法、架橋用組成物、架橋体及びその製造方法 | |
EP2213691A1 (en) | Cycloolefin addition polymer and making method | |
JP5353043B2 (ja) | 環状オレフィン付加重合体及びその製造方法 | |
KR101157275B1 (ko) | 환상 올레핀계 부가 중합체의 제조 방법 | |
JP3801018B2 (ja) | 環状オレフィン系付加共重合体、その架橋用組成物、その架橋体、光学透明材料、および環状オレフィン系付加共重合体の製造方法 | |
WO2005019277A1 (ja) | 環状オレフィン系付加重合体の製造方法 | |
EP2412732B1 (en) | Method for preparing cyclic olefin addition polymer of high gas permeability | |
JP4203739B2 (ja) | 環状オレフィン系付加重合体の製造方法 | |
JP4626736B2 (ja) | 環状オレフィン系共重合体を含む光学透明材料および液晶表示基板材料 | |
JP4645787B2 (ja) | 液晶配向膜形成基板および液晶表示素子 | |
WO2007026527A1 (ja) | 環状オレフィン付加重合体、その複合体及び成形品、並びに光学材料 | |
JP3832398B2 (ja) | 環状オレフィン系付加重合体系フィルムまたはシート | |
WO2003099887A1 (fr) | Copolymere d'addition de cycloolefine et materiau optique transparent | |
JP4821943B2 (ja) | 環状オレフィン系付加型共重合体の架橋体、架橋用組成物および架橋体の製造方法 | |
JP5177335B2 (ja) | 架橋体および架橋用組成物 | |
JP4487532B2 (ja) | 環状オレフィン系付加共重合体、該共重合体の架橋物、該共重合体の製造方法、架橋用組成物および用途 | |
KR20110008239A (ko) | 아이소프렌계 중합체 환화물, 지환식 중합체 및 광학 수지 | |
JP2011084681A (ja) | 高気体透過性環状オレフィン付加重合体及びその製造方法 | |
TWI742113B (zh) | 嵌段共聚物氫化物 | |
JP2007084764A (ja) | コーティング材およびその製造方法 | |
JP2004074662A (ja) | 環状オレフィン系付加重合体フィルムまたはシートの製造方法、およびフィルムまたはシート | |
KR20090108551A (ko) | 환상 올레핀 부가 중합체 및 그의 제조 방법 | |
JP4686866B2 (ja) | イミド基含有環状オレフィン系(共)重合体、この(共)重合体から形成された光学材料、接着剤、コーティング剤および複合材料 | |
JP2005162902A (ja) | 環状オレフィン系グラフト共重合体およびその製造方法、その架橋体およびその製造方法、ならびにこれらの用途 | |
JP5240139B2 (ja) | 環状オレフィン系付加共重合体、該共重合体の架橋物、架橋用組成物および用途 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091222 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100622 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100630 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100817 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101013 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101020 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101110 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101123 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4645858 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |