JP4644457B2 - 感光性組成物及びそれを用いたパターン形成方法 - Google Patents
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Description
このため、脂環炭化水素構造を有する樹脂を含有するArFエキシマレーザー用レジストが開発されてきている。
しかしながら、微妙な露光量変化によって性能が変化する露光マージン、あるいは密集パターン、孤立パターンなどのパターンの疎密によって性能が変化する疎密依存性といった性能が未だ十分でなく改良が求められていた。
特許文献4(日本特許第2776273号)や特許文献5(特開平11−109632号)には、極性基含有脂環式官能基と酸分解性基を含有する樹脂を放射線感光材料に用いることが記載されている。
また、特許文献6〜10(特開平9−90637号、特開平10−207069号、特開平10−274852号、特開2001−188351号、日本特許第3042618
号)には、ラクトン構造を有する(メタ)アクリレート誘導体を他の重合性化合物と共重合させて得られた重合体を含有するフォトレジスト組成物について記載されている。
ブチルメチルケトン、2−ヘプタノン、3−ヘプタノン、4−ヘプタノン、シクロペンタノン、2−メチルシクロペンタノン、3−メチルシクロペンタノン、2−メチルシクロヘキサノン、3−メチルシクロヘキサノン、及び、2,4−ジメチルペンタノン等のケトン系溶媒を含むフォトレジスト組成物はずり流動化を示し、高濃度のアミンが存在する雰囲気下においても、アミン除去のための別途の工程を追加することなく優れたフォトレジスト微細パターンを得ることができ、コストの低減を図ることができることが記載されている。
更には、110nm以下の微細パターンの形成においても、パターン倒れの発生が少なく、孤立ラインパターン形成においてデフォーカスラチチュード(DOF)が広いポジ型レジスト組成物、または孤立ライン及び密パターン形成において広いプロセスウインドウ確保が可能なポジ型レジスト組成物、及びそれらを用いたパターン形成方法を提供することにある。
A1は、n価の連結基を表す。
A2は、下記一般式(II)の構造を有する2価の脂肪族基を表す。n個のA2は、同じでも異なっていてもよい。
但し、A1で表される基及びA2で表される基の少なくとも1つは、フッ素原子を有する。
nは、2〜4の整数を表す。
Rf 1 及びRf 2 は、各々独立に、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基又はシクロアルキル基を表す。但し、Rf 1 及びRf 2 の少なくとも1つは、フッ素原子又はフルオロアルキル基である。
naは、2〜10の整数である。
(2) (A)活性光線又は放射線の照射により下記一般式(I)で表されるスルホン酸を発生する化合物及び
(Baaa)下記一般式(1)で表される繰り返し単位、一般式(2)で表される繰り返し単位及び一般式(3)で表される繰り返し単位を有し、酸の作用によりアルカリ現像液に対する溶解度が増大する樹脂
を含有することを特徴とする感光性組成物。
A1は、n価の連結基を表す。
A2は、下記一般式(II)の構造を有する2価の脂肪族基を表す。n個のA2は、同じでも異なっていてもよい。
但し、A1で表される基及びA2で表される基の少なくとも1つは、フッ素原子を有する。
nは、2〜4の整数を表す。
Rf 1 及びRf 2 は、各々独立に、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基又はシクロアルキル基を表す。但し、Rf 1 及びRf 2 の少なくとも1つは、フッ素原子又はフルオロアルキル基である。
一般式(1)に於いて、
Rは、水素原子又はメチル基を表す。
Aは、単結合又は連結基を表す。
ALGは、下記一般式(pI)〜(pV)のいずれかで表わされる基を表す。
R11は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基又はsec−ブチル基を表す。
Zは、炭素原子とともに脂環式炭化水素基を形成するのに必要な原子団を表す。
R12〜R16は、各々独立に、炭素数1〜4個の直鎖もしくは分岐のアルキル基又は脂環式炭化水素基を表す。但し、R12〜R14のうち少なくとも1つ、及びR15、R16のいずれかは脂環式炭化水素基を表す。
R17〜R21は、各々独立に、水素原子、炭素数1〜4個の直鎖もしくは分岐のアルキル基又は脂環式炭化水素基を表す。但し、R17〜R21のうち少なくとも1つは脂環式炭化水素基を表す。また、R19、R21のいずれかは炭素数1〜4個の、直鎖もしくは分岐のアルキル基又は脂環式炭化水素基を表す。
R22〜R25は、各々独立に、水素原子、炭素数1〜4個の直鎖もしくは分岐のアルキル基又は脂環式炭化水素基を表す。但し、R22〜R25のうち少なくとも1つは脂環式炭化水素基を表す。また、R23とR24は、互いに結合して環を形成していてもよい。
一般式(2)に於いて、
R1aは、水素原子又はメチル基を表す。
W1は、単結合、アルキレン基、エーテル基、チオエーテル基、カルボニル基、エステル基よりなる群から選択される単独あるいは2つ以上の基の組み合わせを表す。
Lcは、下記一般式(IV)、(V−3)〜(V−6)及び(VI)のいずれかで表されるラクトン残基を表す。
一般式(IV)に於いて、
Ra1、Rb1、Rc1、Rd1及びRe1は、各々独立に、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を表す。
m及びnは、各々独立に、0〜3の整数を表し、m+nは2以上6以下である。
一般式(V−3)〜(V−6)に於いて、
R1b〜R5bは、各々独立に水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基又はCOOR6bを表す。ここでR6bは、アルキル基を表す。また、R1b〜R5bの内の2つは、結合して環を形成してもよい(但し、一般式(V−3)におけるR1b〜R5bの内の2つが結合して、下記(a)で示す環を形成する場合を除く。)。
一般式(3)に於いて、
R30は、水素原子又はメチル基を表す。
R31〜R33は、各々独立に、水素原子、水酸基又はアルキル基を表し、但し少なくとも一つは水酸基を表す。
(3) (A)活性光線又は放射線の照射により下記一般式(I)で表されるスルホン酸を発生する化合物(下記一般式(Ia)で表される構造を有する化合物からなる酸発生剤を除く)及び
(Baa)下記一般式(1)で表される繰り返し単位、一般式(2)で表される繰り返し単位及び一般式(3)で表される繰り返し単位から選ばれる少なくとも1種類の繰り返し単位を有し、酸の作用によりアルカリ現像液に対する溶解度が増大する樹脂
を含有することを特徴とする感光性組成物。
一般式(I)に於いて、
A1は、n価の連結基を表す。
A2は、下記一般式(II)の構造を有する2価の脂肪族基を表す。n個のA2は、同じでも異なっていてもよい。
但し、A1で表される基及びA2で表される基の少なくとも1つは、フッ素原子を有する。
nは、2〜4の整数を表す。
一般式(II)に於いて、
Rf 1 及びRf 2 は、各々独立に、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基又はシクロアルキル基を表す。但し、Rf 1 及びRf 2 の少なくとも1つは、フッ素原子又はフルオロアルキル基である。
naは、2〜10の整数である。
Rは、水素原子又はメチル基を表す。
Aは、単結合又は連結基を表す。
ALGは、下記一般式(pI)〜(pV)のいずれかで表わされる基を表す。
一般式(pI)〜(pV)に於いて、
R11は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基又はsec−ブチル基を表す。
Zは、炭素原子とともに脂環式炭化水素基を形成するのに必要な原子団を表す。
R12〜R16は、各々独立に、炭素数1〜4個の直鎖もしくは分岐のアルキル基又は脂環式炭化水素基を表す。但し、R12〜R14のうち少なくとも1つ、及びR15、R16のいずれかは脂環式炭化水素基を表す。
R17〜R21は、各々独立に、水素原子、炭素数1〜4個の直鎖もしくは分岐のアルキル基又は脂環式炭化水素基を表す。但し、R17〜R21のうち少なくとも1つは脂環式炭化水素基を表す。また、R19、R21のいずれかは炭素数1〜4個の、直鎖もしくは分岐のアルキル基又は脂環式炭化水素基を表す。
R22〜R25は、各々独立に、水素原子、炭素数1〜4個の直鎖もしくは分岐のアルキル基又は脂環式炭化水素基を表す。但し、R22〜R25のうち少なくとも1つは脂環式炭化水素基を表す。また、R23とR24は、互いに結合して環を形成していてもよい。
一般式(2)に於いて、
R1aは、水素原子又はメチル基を表す。
W1は、単結合、アルキレン基、エーテル基、チオエーテル基、カルボニル基、エステル基よりなる群から選択される単独あるいは2つ以上の基の組み合わせを表す。
Lcは、下記一般式(IV)、(V−1)〜(V−6)及び(VI)のいずれかで表されるラクトン残基を表す。
Ra1、Rb1、Rc1、Rd1及びRe1は、各々独立に、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を表す。
m及びnは、各々独立に、0〜3の整数を表し、m+nは2以上6以下である。
一般式(V−1)〜(V−6)に於いて、
R1b〜R5bは、各々独立に水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基又はCOOR6bを表す。ここでR6bは、アルキル基を表す。また、R1b〜R5bの内の2つは、結合して環を形成してもよい。
一般式(3)に於いて、
R30は、水素原子又はメチル基を表す。
R31〜R33は、各々独立に、水素原子、水酸基又はアルキル基を表し、但し少なくとも一つは水酸基を表す。
れる繰り返し単位及び一般式(3)で表される繰り返し単位から選ばれる少なくとも1種類の繰り返し単位を有し、酸の作用によりアルカリ現像液に対する溶解度が増大する樹脂を含有することを特徴とする(1)に記載の感光性組成物を提供する。
Rは、水素原子又はメチル基を表す。
Aは、単結合又は連結基を表す。
ALGは、下記一般式(pI)〜(pV)のいずれかで表わされる基を表す。
R11は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基又はsec−ブチル基を表す。
Zは、炭素原子とともに脂環式炭化水素基を形成するのに必要な原子団を表す。
R12〜R16は、各々独立に、炭素数1〜4個の直鎖もしくは分岐のアルキル基又は脂環式炭化水素基を表す。但し、R12〜R14のうち少なくとも1つ、及びR15、R16のいずれかは脂環式炭化水素基を表す。
R17〜R21は、各々独立に、水素原子、炭素数1〜4個の直鎖もしくは分岐のアルキル基又は脂環式炭化水素基を表す。但し、R17〜R21のうち少なくとも1つは脂環式炭化水素基を表す。また、R19、R21のいずれかは炭素数1〜4個の、直鎖もしくは分岐のアルキル基又は脂環式炭化水素基を表す。
R22〜R25は、各々独立に、水素原子、炭素数1〜4個の直鎖もしくは分岐のアルキル基又は脂環式炭化水素基を表す。但し、R22〜R25のうち少なくとも1つは脂環式炭化水素基を表す。また、R23とR24は、互いに結合して環を形成していてもよい。
R1aは、水素原子又はメチル基を表す。
W1は、単結合、アルキレン基、エーテル基、チオエーテル基、カルボニル基、エステル基よりなる群から選択される単独あるいは2つ以上の基の組み合わせを表す。
Lcは、下記一般式(IV)、(V−1)〜(V−6)及び(VI)のいずれかで表されるラクトン残基を表す。
Ra1、Rb1、Rc1、Rd1及びRe1は、各々独立に、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を表す。
m及びnは、各々独立に、0〜3の整数を表し、m+nは2以上6以下である。
R1b〜R5bは、各々独立に水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基又はCOOR6bを表す。ここでR6bは、アルキル基を表す。また、R1b〜R5bの内の2つは、結合して環を形成してもよい。
R30は、水素原子又はメチル基を表す。
R31〜R33は、各々独立に、水素原子、水酸基又はアルキル基を表し、但し少なくとも一つは水酸基を表す。
(D)アルカリ現像液に可溶な樹脂、及び、
(E)酸の作用により該アルカリ現像液に可溶な樹脂と架橋する酸架橋剤として、下記CL−1〜CL−4の少なくともいずれか
を含有する、ネガ型であることを特徴とする感光性組成物。
A1は、n価の連結基を表す。
A2は、下記一般式(II)の構造を有する2価の脂肪族基を表す。n個のA2は、同じでも異なっていてもよい。
但し、A1で表される基及びA2で表される基の少なくとも1つは、フッ素原子を有する。
nは、2〜4の整数を表す。
Rf 1 及びRf 2 は、各々独立に、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基又はシクロアルキル基を表す。但し、Rf 1 及びRf 2 の少なくとも1つは、フッ素原子又はフルオロアルキル基である。
(10)一般式(I)で表されるスルホン酸が、下記一般式(Ib)〜(Ih)のいずれかで表されるスルホン酸であることを特徴とする(1)〜(9)のいずれかに記載の感光性組成物。
A4は、アルキレン基、シクロアルキレン基、アリーレン基、またはこれらの複数が単結合、エーテル結合、エステル結合、アミド結合、スルフィド結合及びウレア結合の少なくとも一つで連結した基を表す。
n2〜n5は、1〜8の整数を表す。
Rf3は、各々独立に、フッ素原子又はフルオロアルキル基を表す。
(11) (A)成分以外に、更に、活性光線又は放射線の照射により酸を発生する化合物を含有することを特徴とする(1)〜(10)のいずれかに記載の感光性組成物。
本発明は、上記(1)〜(13)に係る発明であるが、以下、他の事項も含めて記載している。
(15) 一般式(I)で表されるスルホン酸が、一般式(I)で表されるスルホン酸中の複数の−SO3Hの各々がフッ素原子及びフルオロアルキル基の少なくとも1つが直結合している炭素原子に直接結合しているスルホン酸であることを特徴とする上記(1)〜(12)のいずれかに記載の感光性組成物。
を含有し、(B)成分の樹脂が、フッ素原子を有することを特徴とする上記(1)に記載の感光性組成物。
を含有し、(B)成分の樹脂が、ヘキサフロロイソプロパノール構造を有することを特徴とする上記(1)に記載の感光性組成物。
を含有し、(B)成分の樹脂が、ヒドロキシスチレン構造単位を有することを特徴とする上記(1)に記載の感光性組成物。
(D)アルカリ現像液に可溶な樹脂及び
(C)酸の作用により分解してアルカリ現像液中での溶解度が増大する、分子量3000以下の溶解阻止化合物を含有することを特徴とする上記(1)に記載の感光性組成物。
本発明により、露光マージンが広く、疎密依存性が小さい優れた感光性組成物及びそれを用いたパターン形成方法を提供するができる。
本発明により、110nm以下の微細パターンの形成においても、パターン倒れの発生が少なく、孤立ラインパターン形成においてデフォーカスラチチュード(DOF)が広いポジ型レジスト組成物及びそれを用いたパターン形成方法を提供することができる。
本発明により、孤立ライン及び密パターン形成において広いプロセスウインドウ確保が可能なポジ型レジスト組成物及びそれを用いたパターン形成方法を提供することができる。
尚、本明細書に於ける基(原子団)の表記に於いて、置換及び無置換を記していない表記は置換基を有さないものと共に置換基を有するものをも包含するものである。例えば「アルキル基」とは、置換基を有さないアルキル基(無置換アルキル基)のみならず、置換基を有するアルキル基(置換アルキル基)をも包含するものである。
A1は、n価の連結基を表す。
A2は、単結合又は2価の脂肪族基を表す。n個のA2は、同じでも異なっていてもよい。但し、A1で表される基及びA2で表される基少なくとも1つは、フッ素原子を有する。
nは、2〜4の整数を表す。
A1としてのシクロアルキレン基は、置換基を有していてもよく、好ましくは炭素数3〜8、例えば、シクロペンチレン基、シクロヘキシレン基等を挙げることができる。
A2としてのシクロアルキレン基は、置換基を有していてもよく、好ましくは炭素数3〜8、例えば、シクロペンチレン基、シクロヘキシレン基等を挙げることができる。
A2としてのアルキレン基及びシクロアルキレン基が有することが好ましいフロオロアルキル基(少なくとも1つの水素原子がフッ素原子で置換されたアルキル基)は、置換基を有していてもよく、好ましくは炭素数1〜8、より好ましくは炭素数1〜3であり、例えばモノフルオロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、ペンタフルオロエチル基、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル基、ヘプタフルオロプロピル基、2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチル基、ノナフルオロブチル基、パーフルオロヘキシル基等を挙げることができる。フルオロアルキル基のさらなる置換基としては、例えば、水酸基、アルコキシ基(好ましくは炭素数1〜5)、ハロゲン原子、シアノ基等が挙げられる。
Rf1及びRf2は、各々独立に、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基又はシクロアルキル基を表す。但し、Rf1及びRf2の少なくとも1つは、フッ素原子又はフルオロアルキル基である。
Rf1及びRf2としてのシクロアルキル基は、置換基を有していてもよく、好ましくは炭素数3〜8個のシクロアルキル基であって、例えばシクロペンチル基、シクロヘキシル基等を好ましく挙げることができる。
Rf1及びRf2としてのフルオロアルキル基は、上記アルキル基またはシクロアルキル基にフッ素原子が置換した基であり、例えば、上述のフルオロアルキル基として挙げた基を挙げることができる。
A3は、単結合、エーテル結合、スルフィド結合、アルキレン基、シクロアルキレン基又はアリーレン基を表し、より好ましくは単結合又はエーテル結合である。n個のA3は同じでも異なっていてもよい。
aは、1〜4の整数を表す。
bは、0〜4の整数を表す。
bは、好ましくは0〜2を表す。
n1〜n5は、1〜8の整数を表し、好ましくは1〜4の整数である。
Rf3は、各々独立に、フッ素原子又はフルオロアルキル基を表す。
Rf3としてのフルオロアルキル基は、上述したものと同様である。
R201、R202及びR203は、各々独立に有機基を表す。
A1及びA2は、一般式(I)に於けるA1及びA2と同義である。
nは、2〜4の整数を表す。
R201、R202及びR203としての有機基の炭素数は、一般的に1〜30、好ましくは1〜20である。
また、R201〜R203のうち2つが結合して環構造を形成してもよく、環内に酸素原子、硫黄原子、エステル結合、アミド結合、カルボニル基を含んでいてもよい。
R201〜R203の内の2つが結合して形成する基としては、アルキレン基(例えば、ブチレン基、ペンチレン基)を挙げることができる。
R201、R202及びR203としての有機基の具体例としては、後述する化合物(A−1a)〜(A−1c)における対応する基を挙げることができる。
尚、一般式(A−1)で表される構造を複数有する化合物であってもよい。例えば、一般式(A−1)で表される化合物のR201〜R203の少なくともひとつが、一般式(A−1)で表されるもうひとつの化合物のR201〜R203の少なくともひとつと結合した構造を有する化合物であってもよい。
アリールスルホニウム化合物は、R201〜R203の全てがアリール基でもよいし、R201
〜R203の一部がアリール基で、残りがアルキル基又はシクロアルキル基でもよい。
アリールスルホニウム化合物としては、例えば、トリアリールスルホニウム化合物、ジアリールアルキルスルホニウム化合物、アリールジアルキルスルホニウム化合物、ジアリールシクロアルキルスルホニウム化合物、アリールジシクロアルキルスルホニウム化合物を挙げることができる。
アリールスルホニウム化合物のアリール基としてはフェニル基、ナフチル基が好ましく、更に好ましくはフェニル基である。アリールスルホニム化合物が2つ以上のアリール基を有する場合に、2つ以上あるアリール基は同一であっても異なっていてもよい。
アリールスルホニウム化合物が必要に応じて有しているアルキル基又はシクロアルキル基は、炭素数1〜15の直鎖又は分岐のアルキル基及び炭素数3〜15のシクロアルキル基が好ましく、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロヘキシル基等を挙げることができる。
R201〜R203のアリール基、アルキル基、シクロアルキル基は、アルキル基(例えば炭素数1〜15)、シクロアルキル基(例えば炭素数3〜15)、アリール基(例えば炭素数6〜14)、アルコキシ基(例えば炭素数1〜15)、ハロゲン原子、水酸基、フェニルチオ基を置換基として有してもよい。好ましい置換基としては炭素数1〜12の直鎖又は分岐のアルキル基、炭素数3〜12のシクロアルキル基、炭素数1〜12の直鎖、分岐又は環状のアルコキシ基であり、最も好ましくは炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基である。置換基は、3つのR201〜R203のうちのいずれか1つに置換していてもよいし、3つ全てに置換していてもよい。また、R201〜R203がアリール基の場合に、置換基はアリール基のp−位に置換していることが好ましい。
化合物(A−1b)は、式(A−1)におけるR201〜R203が、各々独立に、芳香環を含有しない有機基を表す場合の化合物である。ここで芳香環とは、ヘテロ原子を含有する芳香族環も包含するものである。
R201〜R203としての芳香環を含有しない有機基は、一般的に炭素数1〜30、好ましくは炭素数1〜20である。
R201〜R203は、各々独立に、好ましくは、アルキル基及びシクロアルキル基(特に、鎖中に2重結合を有していてもよい直鎖、分岐、環状オキソアルキル基、アルコキシカルボニルメチル基が好ましい)、アリル基、ビニル基であり、更に好ましくは直鎖、分岐もしくは環状2−オキソアルキル基、最も好ましくは直鎖もしくは分岐2−オキソアルキル基である。
R201〜R203としてのアルキル基は、好ましくは、炭素数1〜20の直鎖又は分岐アルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基)を挙げることができる。
R201〜R203としてのシクロアルキル基は、好ましくは、炭素数3〜10の環状アルキル基(シクロペンチル基、シクロヘキシル基、ノルボニル基)を挙げることができる。
R201〜R203としてのアルコキシカルボニルメチル基におけるアルコキシ基としては、好ましくは炭素数1〜5のアルコキシ基(メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、ペンチルオキシ基)を挙げることができる。
R201〜R203は、ハロゲン原子、アルコキシ基(例えば炭素数1〜5)、水酸基、シアノ基、ニトロ基によって更に置換されていてもよい。
ルアシルスルフォニウム塩構造を有する化合物である。
R211は、アリール基を表し、好ましくはフェニル基、ナフチル基である。R211としてのアリール基が有してもよい好ましい置換基としてはアルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、アシル基、ニトロ基、水酸基、アルコキシカルボニル基、カルボキシ基があげられる。
R212及びR213は、各々独立に、水素原子、アルキル基又はシクロアルキル基を表す。
Y201及びY202は、各々独立に、アルキル基(特に2−オキソアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、カルボキシアルキル基が好ましい)、シクロアルキル基(特に2−オキソシクロアルキル基、アルコキシカルボニルシクロアルキル基、カルボキシシクロアルキル基が好ましい)、アリール基、又はビニル基を表す。
R211とR212は結合して環構造を形成しても良く、R212とR213は結合して環構造を形成しても良く、Y201とY202は、それぞれ結合して環構造を形成しても良い。これらの環構造は、酸素原子、硫黄原子、エステル結合、アミド結合を含んでいてもよい。R211とR212が結合して形成する基、R212とR213が結合して形成する基、Y201とY202が結合して形成する基としては、ブチレン基、ペンチレン基等を挙げることができる。
A1及びA2は、一般式(I)に於けるA1及びA2と同義である。
nは、2〜4の整数を表す。
R212及びR213としてのシクロアルキル基は、炭素数3〜20のシクロアルキル基が好ましい。
Y201及びY202としてのシクロアルキル基は、炭素数3〜20のシクロアルキル基が好ましい。
Y201及びY202としての2−オキソアルキル基は、Y201及びY202としてのアルキル基の2位に>C=Oを有する基を挙げることができる。
Y201及びY202としての2−オキソシクロアルキル基は、Y201及びY202としてのシクロアルキル基の2位に>C=Oを有する基を挙げることができる。
Y201及びY202としてのアルコキシカルボニルアルキル基及びアルコキシカルボニルシクロアルキル基におけるアルコキシカルボニル基については、炭素数2〜20アルコキシカルボニル基が好ましい。
また、R212またはR213の少なくとも1つはアルキル基又はシクロアルキル基であることが好ましく、更に好ましくはR212、R213の両方がアルキル基又はシクロアルキル基である。
R204及びR205は、各々独立に、アリール基、アルキル基又はシクロアルキル基を表す。
A1及びA2は、一般式(I)に於けるA1及びA2と同義である。
nは、2〜4の整数を表す。
R204及びR205としてのアリール基は、フェニル基、ナフチル基が好ましく、更に好ましくはフェニル基である。
R204及びR205としてのアルキル基は、好ましくは、炭素数1〜10の直鎖又は分岐アルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基)を挙げることができる。
R204及びR205としてのシクロアルキル基は、好ましくは、炭素数3〜10のシクロアルキル基(シクロペンチル基、シクロヘキシル基、ノルボニル基)を挙げることができる。
R204及びR205としての基が有していてもよい置換基としては、例えば、アルキル基(例えば炭素数1〜15)、シクロアルキル基(例えば炭素数3〜15)、アリール基(例えば炭素数6〜15)、アルコキシ基(例えば炭素数1〜15)、ハロゲン原子、水酸基、フェニルチオ基等を挙げることができる。
Aは、アルキレン基、アルケニレン基又はアリーレン基を表す。
A1及びA2は、一般式(I)に於けるA1及びA2と同義である。
nは、2〜4の整数を表す。
R206は、アルキル基、シクロアルキル基又はアリール基を表す。
R207はアルキル基(特にオキソアルキル基が好ましい)、シクロアルキル基(特にオキソシクロアルキル基が好ましい)、シアノ基、アルコキシカルボニル基を表し、好ましくはハロゲン置換アルキル基、ハロゲン置換シクロアルキル基、又はシアノ基である。
A1及びA2は、一般式(I)に於けるA1及びA2と同義である。
nは、2〜4の整数を表す。
R208及びR209は水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、シアノ基、ニトロ基又はアルコキシカルボニル基を表し、好ましくはハロゲン置換アルキル基、ハロゲン置換シクロアルキル基、ニトロ基又はシアノ基である。
R210は水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、シアノ基又はアルコキシカルボニル基を表す。
A1及びA2は、一般式(I)に於けるA1及びA2と同義である。
本発明においては、化合物(A)以外に、活性光線又は放射線の照射により酸を発生する化合物を更に併用してもよい。
いる活性光線又は放射線の照射により酸を発生する公知の化合物及びそれらの混合物を適宜に選択して使用することができる。
R201、R202及びR203としての有機基の炭素数は、一般的に1〜30、好ましくは1〜20である。
また、R201〜R203のうち2つが結合して環構造を形成してもよく、環内に酸素原子、硫黄原子、エステル結合、アミド結合、カルボニル基を含んでいてもよい。
R201〜R203の内の2つが結合して形成する基としては、アルキレン基(例えば、ブチレン基、ペンチレン基)を挙げることができる。
X-は、非求核性アニオンを表す。
ル基、ペンチル基、ネオペンチル基等を挙げることができる。これらのアルキル基は、置換基を有していてもよく、置換基としてはハロゲン原子、ハロゲン原子で置換されたアルキル基、アルコキシ基、アルキルチオ基等を挙げることができ、フッ素原子で置換されたアルキル基が好ましい。
〜15のシクロアルキル基が好ましく、例えば、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロヘキシル基等を挙げることができる。
化合物(Z1−2)は、式(ZI)におけるR201〜R203が、各々独立に、芳香環を含有しない有機基を表す場合の化合物である。ここで芳香環とは、ヘテロ原子を含有する芳香族環も包含するものである。
2−オキソシクロアルキル基は、好ましくは、上記のシクロアルキル基の2位に>C=Oを有する基を挙げることができる。
R1c〜R5cは、各々独立に、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基又はハロゲン原子を表す。
R6c及びR7cは、各々独立に、水素原子、アルキル基又はシクロアルキル基を表す。
Rx及びRyは、各々独立に、アルキル基、シクロアルキル基、アリル基又はビニル基を表す。
R1c〜R5c中のいずれか2つ以上、R6cとR7c及びRxとRyは、それぞれ結合して環構造を形成しても良く、この環構造は、酸素原子、硫黄原子、エステル結合、アミド結合を含んでいてもよい。R1c〜R5c中のいずれか2つ以上、R6cとR7c及びRxとRyが結合して形成する基としては、ブチレン基、ペンチレン基等を挙げることができる。
Zc-は、非求核性アニオンを表し、一般式(ZI)に於けるX-の非求核性アニオンと同様のものを挙げることができる。
シクロアルキル基は、好ましくは、炭素数3〜8個のシクロアルキル基(例えば、シクロペンチル基、シクロヘキシル基)を挙げることができる。
アルコキシ基と同様のものを挙げることができる。
R204〜R207は、各々独立に、アリール基、アルキル基又はシクロアルキル基を表す。
Ar3及びAr4は、各々独立に、アリール基を表す。
R206、R207及びR208は、各々独立に、アルキル基又はアリール基を表す。
Aは、アルキレン基、アルケニレン基又はアリーレン基を表す。
また、併用してもよい活性光線又は放射線の照射により酸を発生する化合物として、スルホン酸基を1つ有するスルホン酸を発生する化合物が好ましく、さらに好ましくは1価
のパーフルオロ脂肪族スルホン酸を発生する化合物、またはフッ素原子またはフッ素原子を含有する基で置換された芳香族スルホン酸を発生する化合物である。
本発明のポジ型感光性組成物に用いられる酸によりアルカリ現像液に対する溶解度が増大する樹脂としては、樹脂の主鎖又は側鎖、あるいは、主鎖及び側鎖の両方に、酸で分解し得る基(以下、「酸分解性基」ともいう)を有する樹脂である。この内、酸で分解し得る基を側鎖に有する樹脂がより好ましい。
本発明において、酸分解性基は、アセタール基又は3級エステル基であることが好ましい。
ドロキシスチレン)及びこれらの共重合体、水素化ポリ(ヒドロキシスチレン)、ハロゲンもしくはアルキル置換ポリ(ヒドロキシスチレン)、ポリ(ヒドロキシスチレン)の一部、O−アルキル化もしくはO−アシル化物、スチレン−ヒドロキシスチレン共重合体、α−メチルスチレン−ヒドロキシスチレン共重合体、水素化ノボラック樹脂等のヒドロキシスチレン構造単位を有するアルカリ可溶性樹脂である。
p−t−ブトキシスチレン/p−ヒドロキシスチレン共重合体、
p−(t−ブトキシカルボニルオキシ)スチレン/p−ヒドロキシスチレン共重合体、
p−(t−ブトキシカルボニルメチルオキシ)スチレン/p−ヒドロキシスチレン共重合体、
4−(t−ブトキシカルボニルメチルオキシ)−3−メチルスチレン/4−ヒドロキシ−3−メチルスチレン共重合体、
p−(t−ブトキシカルボニルメチルオキシ)スチレン/p−ヒドロキシスチレン(10%水素添加物)共重合体、
m−(t−ブトキシカルボニルメチルオキシ)スチレン/m−ヒドロキシスチレン共重合体、
o−(t−ブトキシカルボニルメチルオキシ)スチレン/o−ヒドロキシスチレン共重合体、
p−(クミルオキシカルボニルメチルオキシ)スチレン/p−ヒドロキシスチレン共重合体、
クミルメタクリレート/メチルメタクリレート共重合体、
4−t−ブトキシカルボニルスチレン/マレイン酸ジメチル共重合体、
ベンジルメタクリレート/テトラヒドロピラニルメタクリレート共重合体、
p−(t−ブトキシカルボニルメチルオキシ)スチレン/p−ヒドロキシスチレン/スチレン共重合体、
p−t−ブトキシスチレン/p−ヒドロキシスチレン/フマロニトリル共重合体、
t−ブトキシスチレン/ヒドロキシエチルメタクリレート共重合体、
スチレン/N−(4−ヒドロキシフェニル)マレイミド/N−(4−t−ブトキシカルボニルオキシフェニル)マレイミド共重合体、
p−ヒドロキシスチレン/t−ブチルメタクリレート共重合体、
スチレン/p−ヒドロキシスチレン/t−ブチルメタクリレート共重合体、
p−ヒドロキシスチレン/t−ブチルアクリレート共重合体、
スチレン/p−ヒドロキシスチレン/t−ブチルアクリレート共重合体、
p−(t−ブトキシカルボニルメチルオキシ)スチレン/p−ヒドロキシスチレン/N−メチルマレイミド共重合体、
t−ブチルメタクリレート/1−アダマンチルメチルメタクリレート共重合体、p−ヒドロキシスチレン/t−ブチルアクリレート/p−アセトキシスチレン共重合体、
p−ヒドロキシスチレン/t−ブチルアクリレート/p−(t−ブトキシカルボニルオキシ)スチレン共重合体、
p−ヒドロキシスチレン/t−ブチルアクリレート/p−(t−ブトキシカルボニルメチルオキシ)スチレン共重合体、
本発明のポジ型感光性組成物にArFエキシマレーザー光を照射する場合には、(B)成分の樹脂は、単環又は多環の脂環炭化水素構造を有し、酸の作用によりアルカリ現像液に対する溶解度が増加する樹脂であることが好ましい。
R11は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基又はsec−ブチル基を表す。
Zは、炭素原子とともに脂環式炭化水素基を形成するのに必要な原子団を表す。
R12〜R16は、各々独立に、炭素数1〜4個の、直鎖もしくは分岐のアルキル基又は脂環式炭化水素基を表し、但し、R12〜R14のうち少なくとも1つ、もしくはR15、R16のいずれかは脂環式炭化水素基を表す。
R17〜R21は、各々独立に、水素原子、炭素数1〜4個の、直鎖もしくは分岐のアルキル基又は脂環式炭化水素基を表し、但し、R17〜R21のうち少なくとも1つは脂環式炭化水素基を表す。また、R19、R21のいずれかは炭素数1〜4個の、直鎖もしくは分岐のアルキル基又は脂環式炭化水素基を表す。
R22〜R25は、各々独立に、水素原子、炭素数1〜4個の、直鎖もしくは分岐のアルキル基又は脂環式炭化水素基を表し、但し、R22〜R25のうち少なくとも1つは脂環式炭化水素基を表す。また、R23とR24は、互いに結合して環を形成していてもよい。
R11',R12'は、各々独立に、水素原子、シアノ基、ハロゲン原子又はアルキル基を表す。
Z'は、結合した2つの炭素原子(C−C)を含み、脂環式構造を形成するための原子団を表す。
R13'〜R16'は、各々独立に、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、−COOH、−COOR5、酸の作用により分解する基、−C(=O)−X−A'−R17'、アルキル基あるいは環状炭化水素基を表す。
ここで、R5は、アルキル基、環状炭化水素基又は下記の−Y基を表す。
Xは、酸素原子、硫黄原子、−NH−、−NHSO2−又は−NHSO2NH−を表す。
A'は単結合又は2価の連結基を表す。
R17'は、−COOH、−COOR5、−CN、水酸基、アルコキシ基、−CO−NH−R6、−CO−NH−SO2−R6又は下記の−Y基を表す。
R6は、アルキル基又は環状炭化水素基を表す。
また、Rl3'〜R16'のうち少なくとも2つが結合して環を形成してもよい。
nは、0又は1を表す。
R21'〜R30'は、各々独立に、水素原子又はアルキル基を表す。
a,bは、1又は2を表す。
R12〜R25のアルキル基は、1〜4個の炭素原子を有する直鎖もしくは分岐のアルキル基が好ましい。R12〜R25のアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基等が挙げられる。
オクチル基、シクロデカニル基、シクロドデカニル基である。
Aは、単結合、アルキレン基、エーテル基、チオエーテル基、カルボニル基、エステル基、アミド基、スルフォンアミド基、ウレタン基、又はウレア基よりなる群から選択される単独あるいは2つ以上の基の組み合わせを表す。
Raは、上記式(pI)〜(pVI)のいずれかの基を表す。
Z'は、結合した2つの炭素原子(C−C)を含み、脂環式構造を形成するための原子団を表す。
式中、R0 としては、t−ブチル基、t−アミル基等の3級アルキル基、イソボロニル基、1−エトキシエチル基、1−ブトキシエチル基、1−イソブトキシエチル基、1−シクロヘキシロキシエチル基等の1−アルコキシエチル基、1−メトキシメチル基、1−エトキシメチル基等のアルコキシメチル基、3−オキソアルキル基、テトラヒドロピラニル基、テトラヒドロフラニル基、トリアルキルシリルエステル基、3−オキソシクロヘキシルエステル基、2−メチル−2−アダマンチル基、メバロニックラクトン残基等を挙げることができる。X1は、上記Xと同義である。
基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基である。
を有するもの(例えば−COOR5のR5が一般式(VII)で表される基を表す)、又は下記一般式(AII)で表される繰り返し単位等を挙げることができる。
R2c〜R4cは、各々独立に水素原子又は水酸基を表す。ただし、R2c〜R4cのうち少なくとも1つは水酸基を表す。R2c〜R4cのうちの二つが水酸基であるものが好ましい。
(1)塗布溶剤に対する溶解性、
(2)製膜性(ガラス転移点)、
(3)アルカリ現像性、
(4)膜べり(親疎水性、アルカリ可溶性基選択)、
(5)未露光部の基板への密着性、
(6)ドライエッチング耐性、
等の微調整が可能となる。
(1) 上記一般式(pI)〜(pVI)で表される脂環式炭化水素を含む部分構造を有する繰り返し単位を含有するもの(側鎖型)
(2) 一般式(II-AB)で表される繰り返し単位を含有するもの(主鎖型)
但し、(2)においては例えば、更に以下のものが挙げられる。
(3) 一般式(II-AB)で表される繰り返し単位、無水マレイン酸誘導体及び(メタ)アクリレート構造を有するもの(ハイブリッド型)
脂環炭化水素系酸分解性樹脂中、酸分解性基を有する繰り返し単位の含有量は、全繰り返し構造単位中10〜60モル%が好ましく、より好ましくは20〜50モル%、更に好ましくは25〜40モル%である。
〜100℃である。
脂環炭化水素系酸分解性樹脂は、下記一般式(1)で表される繰り返し単位、一般式(2)で表される繰り返し単位及び一般式(3)で表される繰り返し単位から選ばれる少なくとも1種類の繰り返し単位を有し、酸の作用によりアルカリ現像液に対する溶解度が増大する樹脂(以下、「脂環炭化水素系酸分解性樹脂(Baa)」ともいう)であることが好ましい。
脂環炭化水素系酸分解性樹脂(Baa)は、一般式(1)で表される繰り返し単位と、一般式(2)で表される繰り返し単位及び一般式(3)で表される繰り返し単位から選ばれる少なくとも1種類の繰り返し単位とを有することが好ましい。
脂環炭化水素系酸分解性樹脂(Baa)は、一般式(1)で表される繰り返し単位、一般式(2)で表される繰り返し単位及び一般式(3)で表される繰り返し単位を有することがより好ましい。
本発明のポジ型感光性組成物は、脂環炭化水素系酸分解性樹脂(Baa)を使用することにより、孤立ライン及び密パターンに於いて、広いプロセスウインドウ確保が可能となる。
Rは、水素原子又はメチル基を表す。
Aは、単結合又は連結基を表す。
ALGは、下記一般式(pI)〜(pV)のいずれかで表わされる基を表す。
R11は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基又はsec−ブチル基を表す。
Zは、炭素原子とともに脂環式炭化水素基を形成するのに必要な原子団を表す。
R12〜R16は、各々独立に、炭素数1〜4個の直鎖もしくは分岐のアルキル基又は脂環式炭化水素基を表す。但し、R12〜R14のうち少なくとも1つ、及びR15、R16のいずれかは脂環式炭化水素基を表す。
R17〜R21は、各々独立に、水素原子、炭素数1〜4個の直鎖もしくは分岐のアルキル基又は脂環式炭化水素基を表す。但し、R17〜R21のうち少なくとも1つは脂環式炭化水素基を表す。また、R19、R21のいずれかは炭素数1〜4個の、直鎖もしくは分岐のアルキル基又は脂環式炭化水素基を表す。
R22〜R25は、各々独立に、水素原子、炭素数1〜4個の直鎖もしくは分岐のアルキル基又は脂環式炭化水素基を表す。但し、R22〜R25のうち少なくとも1つは脂環式炭化水素基を表す。また、R23とR24は、互いに結合して環を形成していてもよい。
R1aは、水素原子又はメチル基を表す。
W1は、単結合、アルキレン基、エーテル基、チオエーテル基、カルボニル基、エステル基よりなる群から選択される単独あるいは2つ以上の基の組み合わせを表す。
Lcは、下記一般式(IV)、(V−1)〜(V−6)及び(VI)のいずれかで表されるラクトン残基を表す。
Ra1、Rb1、Rc1、Rd1及びRe1は各々独立に、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を表す。
m及びnは、各々独立に、0〜3の整数を表し、m+nは2以上6以下である。
R1b〜R5bは、各々独立に水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基又はCOOR6bを表す。ここでR6bは、アルキル基を表す。また、R1b〜R5bの内の2つは、結合して環を形成してもよい。
R30は、水素原子又はメチル基を表す。
R31〜R33は、各々独立に、水素原子、水酸基又はアルキル基を表し、但し少なくとも一つは水酸基を表す。
脂環炭化水素系酸分解性樹脂(Baa)は、酸の作用によりアルカリ現像液に対する溶解度が増大する樹脂(酸分解性樹脂)であり、酸の作用により分解し、アルカリ可溶性基であるカルボキシル基を生じる一般式(1)で表される繰り返し単位を有することが好ましい。
−〔C(Rb )(Rc )〕r −
式中、Rb 、Rc は、水素原子、アルキル基、ハロゲン原子、水酸基、アルコキシ基を表し、両者は同一でも異なっていてもよい。アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基等の低級アルキル基が好ましく、更に好ましくはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基から選択される。アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基等の炭素数1〜4個のものを挙げることができる。ハロゲン原子としては、塩素原子、臭素原子、フッ素原子、沃素原子等を挙げることができる。rは1〜10の整数を表す。上記アルキル基、アルコキシ基は、置換基を有していてもよい。アルキル基、アルコキシ基が有してもよい置換基としては、例えば、水酸基、ハロゲン原子、アルコキシ基(好ましくは炭素数1〜4)を挙げることができる。
また、上記アルキル基の更なる置換基としては、炭素数1〜4個のアルコキシ基、ハロゲン原子(フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子)、アシル基、アシロキシ基、シアノ基、水酸基、カルボキシ基、アルコキシカルボニル基、ニトロ基等を挙げることができる。
以下に、脂環式炭化水素基のうち、脂環式部分の構造例を示す。
アルキル基としてはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基等の低級アルキル基が好ましく、更に好ましくはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基である。
アルコキシ基としてはメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基等の炭素数1〜4個のものを挙げることができる。
アルキル基、アルコキシ基は、置換基を有していてもよい。アルキル基、アルコキシ基が有してもよい置換基としては、例えば、水酸基、ハロゲン原子、アルコキシ基を挙げることができる。
R1aは、水素原子又はメチル基を表す。W1は、単結合、アルキレン基、エーテル基、チオエーテル基、カルボニル基、エステル基よりなる群から選択される単独あるいは2つ以上の基の組み合わせを表す。Lcは前記一般式(IV)、(V−1)〜(V−6)、(VI)のいずれかで表されるラクトン残基である。
−〔C(Rf)(Rg)〕r1−
上記式中、Rf及びRgは、水素原子、アルキル基、ハロゲン原子、水酸基、アルコキシ基を表し、両者は同一でも異なっていてもよい。アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基等の低級アルキル基が好ましく、更に好ましくはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基から選択される。
アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基等の炭素数1〜4のものを挙げることができる。
ハロゲン原子としては、塩素原子、臭素原子、フッ素原子、沃素原子等を挙げることができる。r1は1〜10の整数である。
上記アルキル基、アルコキシ基は、置換基を有していてもよい。アルキル基、アルコキシ基が有してもよい置換基としては、例えば、水酸基、ハロゲン原子、アルコキシ基を挙げることができる。
一般式(V−1)〜(V−6)のR1b〜R5bとしてのCOOR6bにおけるR6bは、好ましくは炭素数1〜12個の直鎖状あるいは分岐状アルキル基であり、より好ましくは炭素数1〜10個の直鎖状あるいは分岐状アルキル基であり、更に好ましくはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基である。
R1b〜R5bにおけるアルケニル基としては、ビニル基、プロペニル基、ブテニル基、ヘ
キセニル基等の炭素数2〜6個のものが好ましい。
また、R1b〜R5bの内の2つが結合して形成する環としては、例えば、シクロプロパン環、シクロブタン環、シクロペンタン環、シクロヘキサン環、シクロオクタン環等の3〜8員環が挙げられる。
なお、一般式(V−1)〜(V−6)におけるR1b〜R5bは、環状骨格を構成している炭素原子のいずれに連結していてもよい。
まず、一般式(IV)で表されるラクトン構造を有する一般式(2)の繰り返し単位の具体例を以下に示すが、これらに限定されるものではない。
一般式(3)中、R30は、水素原子又はメチル基を表す。
R31〜R33は、各々独立に、水素原子、水酸基又はアルキル基を表し、但し少なくとも一つは水酸基を表す。
一般式(3)で表される繰り返し単位において、R31〜R33のうちの一つ又は二つが水酸基であることが好ましく、二つが水酸基であることが特に好ましい。
これにより、樹脂に要求される性能、特に、
(1)塗布溶剤に対する溶解性、
(2)製膜性(ガラス転移点)、
(3)アルカリ現像性、
(4)膜べり(親疎水性、アルカリ可溶性基選択)、
(5)未露光部の基板への密着性、
(6)ドライエッチング耐性、
等の微調整が可能となる。
一般式(2)の繰り返し単位の含有量は、全繰り返し構造単位中0〜70モル%が好ましく、より好ましくは20〜65モル%、更に好ましくは25〜60モル%である。
一般式(3)の繰り返し単位の含有量は、全繰り返し構造単位中0〜50モル%が好ましく、より好ましくは15〜45モル%、更に好ましくは20〜40モル%である。
本発明の組成物がArF露光用であるとき、ArF光への透明性の点から脂環炭化水素系酸分解性樹脂(Baa)は芳香族基を有さないことが好ましい。
上記具体例で表される繰り返し構造単位は、各々1種で使用してもよいし、複数を混合して用いてもよい。
また、本発明において、脂環炭化水素系酸分解性樹脂(Baa)は、1種で使用してもよいし、複数併用してもよい。
R100-R103はそれぞれ水素原子、フッ素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基、アルケニル基、、アシル基、アシロキシ基又はアルキニル基を表す。
R104およびR106はそれぞれ水素原子、フッ素原子またはアルキル基であり、R104およびR106の少なくとも1方がフッ素原子またはフルオロアルキル基である。R104およびR106は好ましくは両方トリフルオロメチル基である。
R105は水素原子、アルキル基、アシル基、アルコキシカルボニル基または酸の作用により分解する基である。
A1は単結合、2価の連結基、例えば、アルキレン基、シクロアルキレン基、アルケニレン基、アリーレン基、−OCO−、−COO−、または−CON(R24)−、およびこれらのうちの複数を含有する連結基である。R24は水素原子またはアルキル基である。
R107,R108はそれぞれ水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基または酸の作用により分解する基である。
R109は水素原子、アルキル基、酸の作用により分解する基である。
bは、0、1又は2である。
プロピニル基、ブチニル基等を挙げることができる。
1)前記一般式(pI)〜(pVI)及び(II−AB)に示す脂環炭化水素構造を有する繰り返し単位。具体的には前記1〜23の繰り返し単位および[II−1]〜[II−32]の繰り返し単位。好ましくは上記具体例1〜23のうちRxがCF3のものである。
R42は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基又はアルキル基を表す。
A5は単結合、2価のアルキレン基、アルケニレン基、シクロアルキレン基もしくはアリーレン基、又は−O−CO−R22−、−CO−O−R23−、−CO−N(R24)−R25−を表す。
R22、R23、R25は同じでも異なっていてもよく、単結合、又はエーテル基、エステル基、アミド基、ウレタン基もしくはウレイド基を有してもよい、2価のアルキレン基、アルケニレン基、シクロアルキレン基又はアリーレン基を表す。
R24は水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アラルキル基又はアリール基を表す。
ここで、各置換基の例は、前記一般式(FA)〜(FG)の置換基と同様のものがあげられる。
酸分解性基を有する繰り返し単位の含有量は、全繰り返し単位に対して、10〜70モル%が好ましく、より好ましくは20〜60モル%、更に好ましくは30〜60モル%である。
(C)酸の作用により分解してアルカリ現像液中での溶解度が増大する、分子量3000以下の溶解阻止化合物としては、220nm以下の透過性を低下させないため、Proceeding of SPIE, 2724,355 (1996)に記載されている酸分解性基を含むコール酸誘導体の様な、酸分解性基を有する脂環族又は脂肪族化合物が好ましい。酸分解性基、脂環式構造としては、上記脂環炭化水素系酸分解性樹脂のところで説明したものと同様のものが挙げられる。
アルカリ可溶性樹脂のアルカリ溶解速度は、0.261Nテトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド(TMAH)で測定(23℃)して20Å/秒以上のものが好ましい。特に好ましくは200Å/秒以上のものである(Åはオングストローム)。
ミド共重合体、o/p−及びm/p−ヒドロキシスチレン共重合体、ポリヒドロキシスチレンの水酸基に対する一部O−アルキル化物(例えば、5〜30モル%のO−メチル化物、O−(1−メトキシ)エチル化物、O−(1−エトキシ)エチル化物、O−2−テトラヒドロピラニル化物、O−(t−ブトキシカルボニル)メチル化物等)もしくはO−アシル化物(例えば、5〜30モル%のo−アセチル化物、O−(t−ブトキシ)カルボニル化物等)、スチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−ヒドロキシスチレン共重合体、α−メチルスチレン−ヒドロキシスチレン共重合体、カルボキシル基含有メタクリル系樹脂及びその誘導体、ポリビニルアルコール誘導体を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
本発明のネガ型感光性組成物には、架橋剤が使用される。
(1)フェノール誘導体のヒドロキシメチル体、アルコキシメチル体、アシルオキシメチル体。
(2)N−ヒドロキシメチル基、N−アルコキシメチル基、N−アシルオキシメチル基を有する化合物。
(3)エポキシ基を有する化合物。
架橋剤は、感光性組成物の固形分中、通常3〜70質量%、好ましくは5〜50質量%の添加量で用いられる。
〔5〕(F)塩基性化合物
本発明の感光性組成物は、露光から加熱までの経時による性能変化を低減するために、(F)塩基性化合物を含有することが好ましい。
また、これらはアルキル鎖中に酸素原子、硫黄原子、窒素原子を含んでも良い。
リス(t−ブチルフェニル)スルホニウムヒドロキシド、ビス(t−ブチルフェニル)ヨードニウムヒドロキシド、フェナシルチオフェニウムヒドロキシド、2−オキソプロピルチオフェニウムヒドロキシドなどがあげられる。オニウムカルボキシレート構造を有する化合物としてはオニウムヒドロキシド構造を有する化合物のアニオン部がカルボキシレートになったものであり、例えばアセテート、アダマンタンー1−カルボキシレート、パーフロロアルキルカルボキシレート等があげられる。トリアルキルアミン構造を有する化合物としては、トリ(n−ブチル)アミン、トリ(n−オクチル)アミン等を挙げることができる。アニリン化合物としては、2,6−ジイソプロピルアニリン、N,N−ジメチルアニリン等を挙げることができる。水酸基及び/又はエーテル結合を有するアルキルアミン誘導体としては、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリス(メトキシエトキシエチル)アミン等を挙げることができる。水酸基及び/又はエーテル結合を有するアニリン誘導体としては、N,N−ビス(ヒドロキシエチル)アニリン等を挙げることができる。
本発明の感光性組成物は、更に、フッ素系及び/又はシリコン系界面活性剤(フッ素系界面活性剤及びシリコン系界面活性剤、フッ素原子と珪素原子の両方を含有する界面活性剤)のいずれか、あるいは2種以上を含有することが好ましい。
−90991号公報に記載された方法によって合成することが出来る。
本発明の感光性組成物は、上記の成分を所定の有機溶剤に溶解して用いる。
ノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、乳酸エチル等を挙げることができ、これらの内でプロピレングリコールモノメチルエーテル、乳酸エチルが特に好ましい。
ポジ型感光性組成物は、脂環炭化水素系酸分解性樹脂を含有する場合に、有機溶剤として、少なくとも1つの環状ケトンを含有する溶剤を使用することが好ましい。
本発明のポジ型感光性組成物は、脂環炭化水素系酸分解性樹脂及び環状ケトンを使用することにより、パターン倒れを生じ難くし、孤立ラインパターンについて焦点ズレ許容範囲を大きくすることができる。
環状ケトンとしては、例えば、シクロペンタノン、3−メチル−2−シクロペンタノン、シクロヘキサノン、2−メチルシクロヘキサノン、2,6−ジメチルシクロヘキサノン、シクロヘプタノン、シクロオクタノン、イソホロン等の合計炭素数5〜8の化合物等を挙げることができる。好ましくは、シクロヘキサノン、シクロヘプタノンである。
プロピレングリコールモノアルキルエーテルカルボキシレートとしては具体的には、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルプロピオネート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート等を挙げることができる。
乳酸アルキルとしては、例えば、乳酸メチル、乳酸エチル等を挙げることができる。
プロピレングリコールモノアルキルエーテルとしては、例えば、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル等を挙げることができる。
アルコキシプロピオン酸アルキルとしては、例えば、メトキシプロピオン酸メチル、メトキシプロピオン酸エチル、エトキシプロピオン酸メチル、エトキシプロピオン酸エチル等を挙げることができる。
直鎖ケトンとしては、例えば、メチルエチルケトン、2−ヘプタノン、3−ヘプタノン、4−ヘプタノン等を挙げることができる。
。
環状ケトンと併用溶剤とを混合することにより、基板密着性、現像性、DOF等が改善される。
環状ケトンと上記併用溶剤の比率(質量比)は、好ましくは30/70〜95/5、より好ましくは35/65〜90/10、更に好ましくは40/60〜80/20である。
これら高沸点溶剤の添加量は全溶剤中の0.1〜15質量%であり、好ましくは0.5〜10質量%であり、更に好ましくは1〜5質量%である。
本発明の感光性組成物には、必要に応じてさらに染料、可塑剤、上記(G)成分以外の界面活性剤、光増感剤、及び現像液に対する溶解性を促進させる化合物等を含有させることができる。
本発明の感光性組成物は、各成分を所定の有機溶剤、好ましくは前記混合溶剤に溶解し、次のように所定の支持体上に塗布して用いる。
当該感光性膜に、所定のマスクを通して活性光線又は放射線を照射し、ベーク(加熱)を行い現像する。これにより良好なパターンを得ることができる。
アルカリ現像液のpHは、通常10.0〜15.0である。
尚、実施例1、7、8、15、23、26〜31、35〜36、43、49〜51、55〜56、67〜68、73〜75、79〜80、91〜92、97、100、103、105、110〜118は、「参考例」と読み替えるものとする。
合成例1(化合物(I−1)の合成)
ジヨードパーフルオロブタン 8.44g(18.6mmol)、ハイドロサルファイトナトリウム8.50g(48.8mmol)、炭酸水素ナトリウム4.60g(55mmol)、アセトニトリル25mL、水15mLを加え室温で1時間攪拌した。反応溶液を濾過し、濾液を氷冷すると白色固体が析出した。これを濾取、乾燥してパーフルオロブタン−1,5−ジスルフィン酸ナトリウム 6.8g(98%)を得た。
トリフェニルスルホニウムヨージド15.77g(40.4mmol)、酢酸銀7.07g(42.4mmol)、アセトニトリル400mL、水200mLを加え室温で1時間攪拌した。反応溶液を濾過し、トリフェニルスルホニウムアセテイト溶液を得た。
パーフルオロブタン−1,5−ジスルフィン酸ナトリウム7.2g(19.2mmol)、過酸化水素水(30%)80mL、酢酸8mLを加え60℃で4時間攪拌した。反応の完結を19F-NMRで確認後1N−NaOH30mLを加え中和し、この溶液に上記トリフェニルスルホニウムアセテート溶液を加え室温で3時間攪拌した。クロロホルム500mLを加え、有機層を水、飽和亜硫酸ナトリウム水溶液、水、飽和塩化アンモニウム水溶液、水で順次洗浄した。有機層を0.1μmのフィルターでろ過し、エバポレーターによって溶媒を除去し無色透明オイルを得た。これを−10℃に6時間静置して結晶化させ、濾取、乾燥して目的化合物(I−1)(7.5g、44%)を得た。
1H−NMR(300MHz、CDCl3) δ 7.27−7.55(m,9H) , 7.70−7.69(m,6H)
19F−NMR(300MHz、CDCl3) δ−114(t,4F), −120 (t,4F)
合成例1(樹脂(1)の合成(側鎖型))
2−エチル−2−アダマンチルメタクリレート、ブチロラクトンメタクリレートを55/45の割合で仕込みメチルエチルケトン/テトラヒドロフラン=5/5に溶解し、固形分濃度20%の溶液100mLを調製した。この溶液に和光純薬製V−65を2mol%加え、これを窒素雰囲気下、4時間かけて60℃に加熱したメチルエチルケトン10mLに滴下した。滴下終了後、反応液を4時間加熱、再度V−65を1mol%添加し、4時間攪拌した。反応終了後、反応液を室温まで冷却し、蒸留水/ISOプロピルアルコール=1/1の混合溶媒3Lに晶析、析出した白色粉体である樹脂(1)を回収した。
C13NMRから求めたポリマー組成比は46/54であった。また、GPC測定により求めた標準ポリスチレン換算の質量平均分子量は10700であった。
上記合成例1と同様に樹脂(2)〜(12)及び(26)〜(31)を合成した。
ノルボルネンカルボン酸tブチルエステル、ノルボルネンカルボン酸ブチロラクトンエステルと無水マレイン酸(モル比40/10/50)およびTHF(反応温度60質量%)をセパラブルフラスコに仕込み、窒素気流下60℃で加熱した。反応温度が安定したところで和光純薬社製ラジカル開始剤V−601を2mol%加え反応を開始させた。12時間加熱した。得られた反応混合物をテトラヒドロフランで2倍に稀釈した後、ヘキサン/イソプロピルアルコール=1/1の混合溶液に投入し白色粉体を析出させた。析出した粉体を濾過取り出しし、乾燥、目的物である樹脂(13)を得た。
合成例2と同様に樹脂(14)〜(19)を合成した。
ノルボルネン、無水マレイン酸、tブチルアクリレート、2−メチルシクロヘキシル−2−プロピルアクリレートをモル比で35/35/20/10で反応容器に仕込み、テトラヒドロフランに溶解し、固形分60%の溶液を調製した。これを窒素気流下65℃で加熱した。反応温度が安定したところで和光純薬社製ラジカル開始剤V−601を1mol%加え反応を開始させた。8時間加熱した後、反応混合物をテトラヒドロフランで2倍に稀釈した後、反応混合液の5倍容量のヘキサンに投入し白色粉体を析出させた。析出した粉体を濾過取り出しし、これをメチルエチルケトンに溶解し、5倍容量のヘキサン/t−ブチルメチルエーテル=1/1混合溶媒に再沈し、析出した白色粉体を濾取、乾燥、目的物である樹脂(20)を得た。
合成例3と同様に樹脂(21)〜(25)を合成した。
ノルボルネンカルボン酸t−Buエステル、ノルボルネンカルボン酸、ノルボルネンカルボン酸2−ヒドロキシエチルエステルと無水マレイン酸の混合物をテトラヒドロフラン
に溶解し、固形分50質量%の溶液を調製した。これを3つ口フラスコに仕込み、窒素気流下60℃で加熱した。反応温度が安定したところで和光純薬工業(株)製ラジカル開始剤V−60を5mol%加え反応を開始させた。6時間加熱した後、反応混合物をテトラヒドロフランで2倍に希釈した後、反応液の5倍量のヘキサンに投入し白色粉体を析出させた。これを再度テトラヒドロフランに溶解し、溶液5倍量のヘキサンに投入し白色粉体を析出させた。析出した粉体を濾過取り出しし、乾燥、目的物である下記繰り返し単位を有する樹脂(RA21)(特開2000−241964号公報の式(1))を得た。
得られた樹脂(RA21)のGPCによる分子量分析(RI分析)を試みたところ、ポリスチレン換算で7900(重量平均)であった。
2−メチル−2−アダマンチルメタクリレート、β−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトンメタクリレート、3−ヒドロキシ−1−アダマンチルメタクリレートを50/25/25の割合で仕込み、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート/プロピレングリコールモノメチルエーテル=70/30(質量比)に溶解し、固形分濃度22質量%の溶液450gを調製した。この溶液に和光純薬工業(株)製重合開始剤V−601を1.5mol%加え、これを窒素雰囲気下、6時間かけて100℃に加熱したプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート/プロピレングリコールモノメチルエーテル=70/30(質量比)の混合溶液50gに滴下した。滴下終了後、反応液を2時間攪拌した。反応終了後、反応液を室温まで冷却し、ヘキサン/酢酸エチル=9/1(質量比)の混合溶媒5Lに晶析、析出した白色粉体を濾取し、目的物である樹脂(RB1)を回収した。
13C−NMRから求めたポリマー組成比(2−メチル−2−アダマンチルメタクリレート/β−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトンメタクリレート/3−ヒドロキシ−1−アダマンチルメタクリレート)及び、GPC測定により求めた標準ポリスチレン換算の重量平均分子量、分散度(Mw/Mn)は下記の通りであった。
同様にして脂環炭化水素系酸分解性樹脂(RB2)〜(RB14)を合成した。
以下、脂環炭化水素系酸分解性樹脂(RB1)〜(RB14)の構造、重量平均分子量及び分散度を示す。
以下に、これらの樹脂の繰り返し単位の構造を示す。重量平均分子量はR1:8000、R2:14000、R3:7200であった。
以下、実施例で使用されるフッ素基含有樹脂(FII−1)〜(FII−40)の構造を示す。
<レジスト調製>
下記表3〜5に示す成分を溶剤に溶解させ固形分濃度12質量%の溶液を調製し、これを0.1μmのポリテトラフルオロエチレンフィルターまたはポリエチレンフィルターでろ過してポジ型レジスト溶液を調製した。調製したポジ型レジスト溶液を下記の方法で評価し、結果を表3〜5に示した。
本発明の化合物(A)及び併用酸発生剤は先に例示したものである。
但し、PAG−Aは下記の化合物である。
DBN;1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン
TPI;2,4,5−トリフェニルイミダゾール
TPSA;トリフェニルスルホニウムアセテート
HEP;N−ヒドロキシエチルピペリジン
DIA;2,6−ジイソプロピルアニリン
DCMA;ジシクロヘキシルメチルアミン
TPA;トリペンチルアミン
TOA;トリ−n−オクチルアミン
HAP;ヒドロキシアンチピリン
TBAH;テトラブチルアンモニウムヒドロキシド
TMEA;トリス(メトキシエトキシエチル)アミン
PEA;N−フェニルジエタノールアミン
W−1;メガファックF176(大日本インキ化学工業(株)製)(フッ素系)
W−2;メガファックR08(大日本インキ化学工業(株)製)
(フッ素及びシリコン系)
W−3;ポリシロキサンポリマーKP−341(信越化学工業(株)製)
(シリコン系)
W‐4;トロイゾルS−366(トロイケミカル(株)製)
A1;プロピレングリコールメチルエーテルアセテート
A2;2−ヘプタノン
A3;エチルエトキシプロピオネート
A4;γ−ブチロラクトン
A5;シクロヘキサノン
B1;プロピレングリコールメチルエーテル
B2;乳酸エチル
LCB;リトコール酸t−ブチル
スピンコーターにてヘキサメチルジシラザン処理を施したシリコン基板上にブリューワーサイエンス社製反射防止膜DUV−42を600オングストローム均一に塗布し、100℃で90秒間ホットプレート上で乾燥した後、190℃で240秒間加熱乾燥を行った。その後、各ポジ型レジスト溶液をスピンコーターで塗布し120℃で90秒乾燥を行い0.30μmのレジスト膜を形成させた。
このレジスト膜に対し、マスクを通してArFエキシマレーザーステッパー(ISI社製 NA=0.6)で露光し、露光後直ぐに120℃で90秒間ホットプレート上で加熱した。さらに2.38質量%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液で23℃で60秒間現像し、30秒間純水にてリンスした後、乾燥し、ラインパターンを得た。
線幅0.13μmのラインアンドスペースパターン(密パターン:ラインアンドスペース1/1)と孤立ラインパターン(疎パターン:ラインアンドスペース1/5)に於いて、それぞれ0.13μm±10%を許容する焦点深度の重なり範囲を求めた。値が大きいほど密パターンと疎パターンの性能差が小さく、疎密依存性が良好であることを表す。
線幅0.13μmのラインアンドスペースのマスクパターンを再現する露光量を最適露
光量とし、露光量を変化させた際にパターンサイズが0.13μm±10%を許容する露光量幅を求め、この値を最適露光量で割って百分率表示した。値が大きいほど露光量変化による性能変化が小さく、露光ラチチュードが良好である。
(1)下層レジスト層の形成
6インチシリコンウエハにFHi−028DDレジスト(富士フィルムオーリン社製i線用レジスト)を東京エレクトロン社製スピンコーターMark8を用い塗布し、90℃、90秒間ベークし、膜厚0.55μmの均一膜を得た。
これを更に200℃、3分間加熱し、膜厚0.40μmの下層レジスト層を形成させた。
下記表6に示す成分を溶剤に溶解させ、固形分濃度11質量%の溶液を調製し、口径0.1μmのメンブレンフィルターで精密ろ過して上層レジスト組成物を調製した。
下層レジスト層の上に上層レジスト組成物を同様に塗布し、130℃、90秒間加熱して、膜厚0.20μmの上層レジスト層を形成させた。
こうして得られたウエハに、ISI社製ArFエキシマステッパー9300に解像力マスクを装填して露光量を変化させながら露光した。
次いで、120℃、90秒間加熱した後、テトラヒドロアンモニウムヒドロキシド現像液(2.38質量%)で60秒間現像し、蒸留水でリンスし、乾燥して上層パターンを得た。
<レジスト調製>
下記表7〜8に示した成分を溶剤に溶解させ、固形分濃度5質量%の溶液を作成し、これを0.1μmのポリエチレンフィルターでろ過し、レジスト液を調製した。
スピンコーターにより各レジスト液をヘキサメチルジシラザン処理を施したシリコンウエハーに塗布し、120℃で90秒間、真空密着型ホットプレートで加熱乾燥して膜厚0.1μmのレジスト膜を得た。
得られたレジスト膜に対し、F2エキシマレーザーステッパー(157nm)を用いてパターン露光し、露光後直ぐに120℃で90秒間ホットプレートで加熱した。2.38質量%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液で60秒間現像し、純水でリンスし、サンプルウエハーを得た。これらについて疎密依存性、露光ラチチュードを評価した。
線幅80nmのラインアンドスペースパターン(密パターン:ラインアンドスペース1/1)と孤立ラインパターン(疎パターン:ラインアンドスペース1/5)に於いて、それぞれ80nm±10%を許容する焦点深度の重なり範囲を求めた。値が大きいほど密パターンと疎パターンの性能差が小さく、疎密依存性が良好であることを表す。
線幅80nmのラインアンドスペースのマスクパターンを再現する露光量を最適露光量とし、露光量を変化させた際にパターンサイズが80nm±10%を許容する露光量幅を求め、この値を最適露光量で割って百分率表示した。値が大きいほど露光量変化による性能変化が小さく、露光ラチチュードが良好である。
結果を表7〜8に示す。
<レジスト調製>
下記表10に示した成分を溶剤に溶解させ、これを0.1μmのポリテトラフルオロエチレンフィルターによりろ過して固形分濃度14質量%のポジ型レジスト溶液を調製した。
調製したポジ型レジスト溶液につき下記の方法で評価を行い、結果を表10に示した。
りである。
調製したポジ型レジスト溶液を、スピンコーターを用いて、ヘキサメチルジシラザン処理を施したシリコン基板上に均一に塗布し、120℃で90秒間ホットプレート上で加熱乾燥を行い、0.6μmのレジスト膜を形成させた。
このレジスト膜に対し、KrFエキシマレーザーステッパー(NA=0.63)を用いラインアンドスペース用マスクを使用してパターン露光し、露光後すぐに110℃で90秒間ホットプレート上て加熱した。更に2.38質量%テトラメチルアンモニウムヒドロオキサイド水溶液で23℃下60秒間現像し、30秒間純水にてリンスした後、乾燥し、ラインパターンを形成し、疎密依存性、露光ラチチュードを評価した。
線幅0.13μmのラインアンドスペースパターン(密パターン:ラインアンドスペース1/1)と孤立ラインパターン(疎パターン:ラインアンドスペース1/5)に於いて、それぞれ0.13μm±10%を許容する焦点深度の重なり範囲を求めた。値が大きいほど密パターンと疎パターンの性能差が小さく、疎密依存性が良好であることを表す。
線幅0.13μmのラインアンドスペースのマスクパターンを再現する露光量を最適露光量とし、露光量を変化させた際にパターンサイズが0.13μm±10%を許容する露光量幅を求め、この値を最適露光量で割って百分率表示した。値が大きいほど露光量変化による性能変化が小さく、露光ラチチュードが良好である。
<レジスト調製>
下記表11に示した成分を溶剤に溶解させ、これを0.1μmのポリテトラフルオロエチレンフィルターによりろ過して固形分濃度14質量%のネガ型レジスト溶液を調製した。
調製したネガ型レジスト溶液につき実施例49〜60におけるのと同様の方法で評価を行い、結果を表11に示した。
<レジスト調製>
表12に示した成分を溶剤に溶解させ、これを0.1μmのポリテトラフルオロエチレンフィルターによりろ過して固形分濃度12質量%のポジ型レジスト溶液を調製した。
調製したポジ型レジスト溶液につき下記の方法で評価を行い、結果を表12に示した。
調製したポジ型レジスト溶液を、スピンコーターを用いて、ヘキサメチルジシラザン処理を施したシリコン基板上に均一に塗布し、120℃で60秒間ホットプレート上で加熱乾燥を行い、0.3μmのレジスト膜を形成させた。
このレジスト膜を、ニコン社製電子線プロジェクションリソグラフィー装置(加速電圧100keV)で照射し、照射後直ぐに110℃で90秒間ホットプレート上て加熱した。更に濃度2.38質量%のテトラメチルアンモニウムヒドロオキサイド水溶液を用いて23℃で60秒間現像し、30秒間純水にてリンスした後、乾燥し、コンタクトホールパターンを形成した。
100nmの密集コンタクトホール(ピッチ300nm)を解像する照射量における孤立コンタクトホール(ピッチ1000nm)のパターン寸法を測定し、100nmとの差を算出した。値が小さいほど密集パターンと孤立パターンの性能差が小さく、疎密依存性が良好である。
(露光ラチチュード)
100nmの密集コンタクトホール(ピッチ300nm)を解像する照射量を最適照射量とし、照射量を変化させた際にパターンサイズが100nm±10%を許容する照射量幅を求め、この値を最適照射量で割って百分率表示した。値が大きいほど露光量変化による性能変化が小さく、露光ラチチュードが良好である。
<レジスト調製>
表13に示した成分を溶剤に溶解させ、これを0.1μmのポリテトラフルオロエチレンフィルターによりろ過して固形分濃度12質量%のネガ型レジスト溶液を調製した。
調製したネガ型レジスト溶液につき下記の方法で評価を行い、結果を表13に示した。
調製したネガ型レジスト溶液を、スピンコーターを用いて、ヘキサメチルジシラザン処理を施したシリコン基板上に均一に塗布し、120℃で60秒間ホットプレート上で加熱乾燥を行い、0.3μmのレジスト膜を形成させた。
このレジスト膜を、ニコン社製電子線プロジェクションリソグラフィー装置(加速電圧100keV)で照射し、照射後直ぐに110℃で90秒間ホットプレート上て加熱した。更に濃度2.38質量%のテトラメチルアンモニウムヒドロオキサイド水溶液を用いて23℃で60秒間現像し、30秒間純水にてリンスした後、乾燥し、ラインアンドスペースパターンを形成した。
100nmの密集ラインアンドスペース(ピッチ200nm)を解像する照射量における孤立ライン(ピッチ1000nm)のパターン寸法を測定し、100nmとの差を算出した。値が小さいほど密集パターンと孤立パターンの性能差が小さく、疎密依存性が良好である。
(露光ラチチュード)
100nmの密集ラインアンドスペース(ピッチ200nm)を解像する照射量を最適照射量とし、照射量を変化させた際にパターンサイズが100nm±10%を許容する照射量幅を求め、この値を最適照射量で割って百分率表示した。値が大きいほど露光量変化による性能変化が小さく、露光ラチチュードが良好である。
<レジスト調製>
下記表14〜16に示す成分を溶剤に溶解させ固形分濃度10質量%の溶液を調製し、これを0.1μmのポリエチレンフィルターでろ過してポジ型レジスト溶液を調製した。調製したポジ型レジスト溶液を下記の方法で評価し、結果を表14〜16に示した。各成分について複数使用の際の比は質量比である。
N’−2;N,N−ジプロピルアニリン
N’−3;N,N−ジヒドロキシエチルアニリン
N’−4:2,4,5−トリフェニルイミダゾール
N’−5;2,6−ジイソプロピルアニリン
N’−6;ヒドロキシアンチピリン
(フッ素系)
W’−2;メガファックR08(大日本インキ化学工業(株)製)
(フッ素及びシリコン系)
W’−3;ポリシロキサンポリマーKP−341(信越化学工業(株)製)
(シリコン系)
W’−4;トロイゾルS−366(トロイケミカル(株)製)
SL’−2:シクロヘキサノン
SL’−3:2−メチルシクロヘキサノン
SL’−4;プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
SL’−5:乳酸エチル
SL’−6:プロピレングリコールモノメチルエーテル
SL’−7:2−ヘプタノン
SL’−8:γ−ブチロラクトン
SL’−9:プロピレンカーボネート
SI’−2;アダマンタンカルボン酸t−ブチル
スピンコーターにてシリコンウエハ上にブリューワーサイエンス社製ARC29Aを78nm均一に塗布し、205℃で60秒間加熱乾燥を行い、反射防止膜を形成させた。その後、調製直後の各ポジ型レジスト組成物をスピンコーターで塗布し表14〜16記載の温度で90秒乾燥(PB)を行い300nmのレジスト膜を形成させた。
このレジスト膜に対し、マスクを通してArFエキシマレーザーステッパー(ASML社製 PAS5500/1100 NA=0.75(2/3輪帯照明))で露光し、露光後直ちに表14〜15記載の温度で90秒間ホットプレート上で加熱(PEB)した。さらに2.38質量%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液で23℃で60秒間現像し、30秒間純水にてリンスした後、乾燥し、レジストパターンを得た。
実施例1と同様に疎密依存性及び露光ラチチュードを評価した。
線幅110nmのトレンチ繰り返しパターン(ピッチ240nm)について露光量を変えて、現像、パターン形成を行い、露光量の増大に伴う、パターン倒れ発生の有無を走査型電子顕微鏡(SEM)にて観察した。露光量の増大に伴い線幅は細くなり、最終的にパターン倒れが生じる。本評価方法では線幅減少によるパターン倒れが発生する直前の線幅(CDmin)をパターン倒れの指標とした。すなわち、CDminが小さいほうが、線
幅が細くなっても倒れず、パターン倒れしにくく良好であることを意味する。
210nmの孤立ラインパターンを130nmの線幅に再現する露光量において、焦点位置を変動させ、線幅130nm±13nm(±10%)の範囲を満足する焦点の変動幅(nm)を求めた。
また、表14〜16の結果より、本発明のレジスト組成物は、脂環炭化水素系酸分解性樹脂及び環状ケトンを使用することにより、パターン倒れを生じにくく、孤立ラインパターンについて焦点ズレ許容範囲が大きく、優れていることがわかる。
<レジスト調製>
下記表17〜18に示す成分を溶剤に溶解させ固形分濃度10質量%の溶液を調製し、これを0.1μmのポリエチレンフィルターでろ過してポジ型レジスト溶液を調製した。調製したポジ型レジスト溶液を下記の方法で評価し、結果を表17〜18に示した。各成分について複数使用の際の比は質量比である。
先に例示したものに対応する。
N’’−1:N,N−ジブチルアニリン
N’’−2:N,N−ジプロピルアニリン
N’’−3:N,N−ジヒドロキシエチルアニリン
N’’−4:2,4,5−トリフェニルイミダゾール
N’’−5:2,6−ジイソプロピルアニリン
N’’−6:ヒドロキシアンチピリン
W’’−1:メガファックF176(大日本インキ化学工業(株)製)
(フッ素系)
W’’−2:メガファックR08(大日本インキ化学工業(株)製)
(フッ素及びシリコン系)
W’’−3:ポリシロキサンポリマーKP−341(信越化学工業(株)製)
(シリコン系)
W’’−4:トロイゾルS−366(トロイケミカル(株)製)
SL’’−1:プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
SL’’−2:プロピレングリコールモノメチルエーテルプロピオネート
SL’’−3:プロピレングリコールモノメチルエーテル
SL’’−4:3−メトキシブタノール
SL’’−5:乳酸エチル
SL’’−6:シクロヘキサノン
SL’’−7:2−ヘプタノン
SL’’−8:γ−ブチロラクトン
SL’’−9:プロピレンカーボネート
SI’’−1:リトコール酸t−ブチル
SI’’−2:アダマンタンカルボン酸t−ブチル
スピンコーターにてシリコンウエハ上にブリューワーサイエンス社製ARC29Aを78nm均一に塗布し、205℃で60秒間加熱乾燥を行い、反射防止膜を形成させた。その後、調製直後の各ポジ型レジスト組成物をスピンコーターで塗布し表17〜18記載の温度で60秒乾燥(PB)を行い270nmのレジスト膜を形成させた。
このレジスト膜に対し、マスクを通してArFエキシマレーザーステッパー(ASML社製 PAS5500/1100 NA=0.75(2/3輪帯照明))で露光し、露光後直ちに表16〜17記載の温度60秒間ホットプレート上で加熱(PEB)した。さらに2.38質量%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液で23℃で60秒間現像し、30秒間純水にてリンスした後、乾燥し、レジストパターンを得た。
実施例1と同様に疎密依存性及び露光ラチチュードを評価した。
マスクサイズ100nmのラインアンドスペースパターン(ピッチ220nm)について、100nmのサイズで再現する露光量を最適露光量(Edense)とし、ベストフォーカスに対して±0.3μmデフォーカスした条件で、100nm±10%の範囲の線幅を再現する最高露光量(E1)及び最低露光量(E2)としたとき、プロセスウインドウを以下のように定義した。
|(E1−E2)/Edense|×100(%)
マスクサイズ160nmの孤立パターンについて、100nmのサイズで再現する露光量を最適露光量(Eiso)とし、ベストフォーカスに対して±0.3μmデフォーカスした条件で、100nm±10%の範囲の線幅を再現する最高露光量(E11)及び最低露光量(E12)としたとき、プロセスウインドウを以下のように定義した。
|(E11−E12)/Eiso|×100(%)
ベストフォーカスに対して±0.3μmデフォーカスした条件で、密パターンと孤立パターンが同時に形成可能な露光量範囲を、下式に基づいて共通のプロセスウインドウを算出した。
|(E21−E22)/Edense|×100(%)
ここで、E21は、E1とE11の小さいほうの露光量とし、E22は、E2とE12の大きいほうの露光量とする。
また、表17〜18の結果より、本発明のポジ型レジスト組成物は、脂環炭化水素系酸分解性樹脂(Baa)を使用することにより、孤立ライン及び密パターン形成において広いプロセスウインドウ確保が可能であることがわかる。
Claims (13)
- (A)活性光線又は放射線の照射により下記一般式(I)で表されるスルホン酸を発生する化合物(下記一般式(Ia)で表される構造を有する化合物からなる酸発生剤、(a)有機オニウムカチオンと、(b)式:-O3S−Rf−Z(式中、Rfが、場合によりカテナリーのSまたはNを含有する、過フッ素化二価アルキレン部分、シクロアルキレン部分またはそれらの組合せであり、Zが−SO3-または−CO2-である)のアニオンを含むイオン性光酸発生剤及び式:A−O3S−Rf−SO3−B(式中、Rfが、場合によりカテナリーのSまたはNを含有する、過フッ素化二価アルキレン部分、シクロアルキレン部分またはそれらの組合せであり、Aが、化学線に露光した時に遊離過フッ素化スルホン酸部分を生じる、共有結合した有機基であり、BがAまたは有機オニウムカチオンである)の光酸発生剤を除く)を含有することを特徴とする感光性組成物。
A1は、n価の連結基を表す。
A2は、下記一般式(II)の構造を有する2価の脂肪族基を表す。n個のA2は、同じでも異なっていてもよい。
但し、A1で表される基及びA2で表される基の少なくとも1つは、フッ素原子を有する。
nは、2〜4の整数を表す。
Rf 1 及びRf 2 は、各々独立に、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基又はシクロアルキル基を表す。但し、Rf 1 及びRf 2 の少なくとも1つは、フッ素原子又はフルオロアルキル基である。
naは、2〜10の整数である。 - (A)活性光線又は放射線の照射により下記一般式(I)で表されるスルホン酸を発生する化合物及び
(Baaa)下記一般式(1)で表される繰り返し単位、一般式(2)で表される繰り返し単位及び一般式(3)で表される繰り返し単位を有し、酸の作用によりアルカリ現像液に対する溶解度が増大する樹脂
を含有することを特徴とする感光性組成物。
A1は、n価の連結基を表す。
A2は、下記一般式(II)の構造を有する2価の脂肪族基を表す。n個のA2は、同じでも異なっていてもよい。
但し、A1で表される基及びA2で表される基の少なくとも1つは、フッ素原子を有する。
nは、2〜4の整数を表す。
Rf 1 及びRf 2 は、各々独立に、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基又はシクロアルキル基を表す。但し、Rf 1 及びRf 2 の少なくとも1つは、フッ素原子又はフルオロアルキル基である。
一般式(1)に於いて、
Rは、水素原子又はメチル基を表す。
Aは、単結合又は連結基を表す。
ALGは、下記一般式(pI)〜(pV)のいずれかで表わされる基を表す。
R11は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基又はsec−ブチル基を表す。
Zは、炭素原子とともに脂環式炭化水素基を形成するのに必要な原子団を表す。
R12〜R16は、各々独立に、炭素数1〜4個の直鎖もしくは分岐のアルキル基又は脂環式炭化水素基を表す。但し、R12〜R14のうち少なくとも1つ、及びR15、R16のいずれかは脂環式炭化水素基を表す。
R17〜R21は、各々独立に、水素原子、炭素数1〜4個の直鎖もしくは分岐のアルキル基又は脂環式炭化水素基を表す。但し、R17〜R21のうち少なくとも1つは脂環式炭化水素基を表す。また、R19、R21のいずれかは炭素数1〜4個の、直鎖もしくは分岐のアルキル基又は脂環式炭化水素基を表す。
R22〜R25は、各々独立に、水素原子、炭素数1〜4個の直鎖もしくは分岐のアルキル基又は脂環式炭化水素基を表す。但し、R22〜R25のうち少なくとも1つは脂環式炭化水素基を表す。また、R23とR24は、互いに結合して環を形成していてもよい。
一般式(2)に於いて、
R1aは、水素原子又はメチル基を表す。
W1は、単結合、アルキレン基、エーテル基、チオエーテル基、カルボニル基、エステル基よりなる群から選択される単独あるいは2つ以上の基の組み合わせを表す。
Lcは、下記一般式(IV)、(V−3)〜(V−6)及び(VI)のいずれかで表されるラクトン残基を表す。
一般式(IV)に於いて、
Ra1、Rb1、Rc1、Rd1及びRe1は、各々独立に、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を表す。
m及びnは、各々独立に、0〜3の整数を表し、m+nは2以上6以下である。
R1b〜R5bは、各々独立に水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基又はCOOR6bを表す。ここでR6bは、アルキル基を表す。また、R1b〜R5bの内の2つは、結合して環を形成してもよい(但し、一般式(V−3)におけるR1b〜R5bの内の2つが結合して、下記(a)で示す環を形成する場合を除く。)。
R30は、水素原子又はメチル基を表す。
R31〜R33は、各々独立に、水素原子、水酸基又はアルキル基を表し、但し少なくとも一つは水酸基を表す。 - (A)活性光線又は放射線の照射により下記一般式(I)で表されるスルホン酸を発生する化合物(下記一般式(Ia)で表される構造を有する化合物からなる酸発生剤を除く)及び
(Baa)下記一般式(1)で表される繰り返し単位、一般式(2)で表される繰り返し単位及び一般式(3)で表される繰り返し単位から選ばれる少なくとも1種類の繰り返し単位を有し、酸の作用によりアルカリ現像液に対する溶解度が増大する樹脂
を含有することを特徴とする感光性組成物。
A1は、n価の連結基を表す。
A2は、下記一般式(II)の構造を有する2価の脂肪族基を表す。n個のA2は、同じでも異なっていてもよい。
但し、A1で表される基及びA2で表される基の少なくとも1つは、フッ素原子を有する。
nは、2〜4の整数を表す。
Rf 1 及びRf 2 は、各々独立に、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基又はシクロアルキル基を表す。但し、Rf 1 及びRf 2 の少なくとも1つは、フッ素原子又はフルオロアルキル基である。
naは、2〜10の整数である。
Rは、水素原子又はメチル基を表す。
Aは、単結合又は連結基を表す。
ALGは、下記一般式(pI)〜(pV)のいずれかで表わされる基を表す。
R11は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基又はsec−ブチル基を表す。
Zは、炭素原子とともに脂環式炭化水素基を形成するのに必要な原子団を表す。
R12〜R16は、各々独立に、炭素数1〜4個の直鎖もしくは分岐のアルキル基又は脂環式炭化水素基を表す。但し、R12〜R14のうち少なくとも1つ、及びR15、R16のいずれかは脂環式炭化水素基を表す。
R17〜R21は、各々独立に、水素原子、炭素数1〜4個の直鎖もしくは分岐のアルキル基又は脂環式炭化水素基を表す。但し、R17〜R21のうち少なくとも1つは脂環式炭化水素基を表す。また、R19、R21のいずれかは炭素数1〜4個の、直鎖もしくは分岐のアルキル基又は脂環式炭化水素基を表す。
R22〜R25は、各々独立に、水素原子、炭素数1〜4個の直鎖もしくは分岐のアルキル基又は脂環式炭化水素基を表す。但し、R22〜R25のうち少なくとも1つは脂環式炭化水素基を表す。また、R23とR24は、互いに結合して環を形成していてもよい。
R1aは、水素原子又はメチル基を表す。
W1は、単結合、アルキレン基、エーテル基、チオエーテル基、カルボニル基、エステル基よりなる群から選択される単独あるいは2つ以上の基の組み合わせを表す。
Lcは、下記一般式(IV)、(V−1)〜(V−6)及び(VI)のいずれかで表されるラクトン残基を表す。
Ra1、Rb1、Rc1、Rd1及びRe1は、各々独立に、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を表す。
m及びnは、各々独立に、0〜3の整数を表し、m+nは2以上6以下である。
R1b〜R5bは、各々独立に水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基又はCOOR6bを表す。ここでR6bは、アルキル基を表す。また、R1b〜R5bの内の2つは、結合して環を形成してもよい。
R30は、水素原子又はメチル基を表す。
R31〜R33は、各々独立に、水素原子、水酸基又はアルキル基を表し、但し少なくとも一つは水酸基を表す。 - 更に、(Ba)単環又は多環の脂環炭化水素構造を有し、酸の作用によりアルカリ現像液に対する溶解度が増大する樹脂及び
(Ha)少なくとも1つの環状ケトンを含有する溶剤
を含有することを特徴とする請求項1に記載の感光性組成物。 - 更に、(Baa)下記一般式(1)で表される繰り返し単位、一般式(2)で表される繰り返し単位及び一般式(3)で表される繰り返し単位から選ばれる少なくとも1種類の繰り返し単位を有し、酸の作用によりアルカリ現像液に対する溶解度が増大する樹脂
を含有することを特徴とする請求項1に記載の感光性組成物。
一般式(1)に於いて、
Rは、水素原子又はメチル基を表す。
Aは、単結合又は連結基を表す。
ALGは、下記一般式(pI)〜(pV)のいずれかで表わされる基を表す。
R11は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基又はsec−ブチル基を表す。
Zは、炭素原子とともに脂環式炭化水素基を形成するのに必要な原子団を表す。
R12〜R16は、各々独立に、炭素数1〜4個の直鎖もしくは分岐のアルキル基又は脂環式炭化水素基を表す。但し、R12〜R14のうち少なくとも1つ、及びR15、R16のいずれかは脂環式炭化水素基を表す。
R17〜R21は、各々独立に、水素原子、炭素数1〜4個の直鎖もしくは分岐のアルキル基又は脂環式炭化水素基を表す。但し、R17〜R21のうち少なくとも1つは脂環式炭化水素基を表す。また、R19、R21のいずれかは炭素数1〜4個の、直鎖もしくは分岐のアルキル基又は脂環式炭化水素基を表す。
R22〜R25は、各々独立に、水素原子、炭素数1〜4個の直鎖もしくは分岐のアルキル基又は脂環式炭化水素基を表す。但し、R22〜R25のうち少なくとも1つは脂環式炭化水
素基を表す。また、R23とR24は、互いに結合して環を形成していてもよい。
R1aは、水素原子又はメチル基を表す。
W1は、単結合、アルキレン基、エーテル基、チオエーテル基、カルボニル基、エステル基よりなる群から選択される単独あるいは2つ以上の基の組み合わせを表す。
Lcは、下記一般式(IV)、(V−1)〜(V−6)及び(VI)のいずれかで表されるラクトン残基を表す。
Ra1、Rb1、Rc1、Rd1及びRe1は、各々独立に、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を表す。
m及びnは、各々独立に、0〜3の整数を表し、m+nは2以上6以下である。
一般式(V−1)〜(V−6)に於いて、
R1b〜R5bは、各々独立に水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基又はCOOR6bを表す。ここでR6bは、アルキル基を表す。また、R1b〜R5bの内の2つは、結合して環を形成してもよい。
一般式(3)に於いて、
R30は、水素原子又はメチル基を表す。
R31〜R33は、各々独立に、水素原子、水酸基又はアルキル基を表し、但し少なくとも一つは水酸基を表す。 - (Baa)成分の樹脂が、一般式(1)で表される繰り返し単位と、一般式(2)で表される繰り返し単位及び一般式(3)で表される繰り返し単位から選ばれる少なくとも1種類の繰り返し単位とを有することを特徴とする請求項5に記載の感光性組成物。
- (Baa)成分の樹脂が、一般式(1)で表される繰り返し単位、一般式(2)で表される繰り返し単位及び一般式(3)で表される繰り返し単位を有することを特徴とする請求項6に記載の感光性組成物。
- (A)活性光線又は放射線の照射により下記一般式(I)で表されるスルホン酸を発生する化合物、
(D)アルカリ現像液に可溶な樹脂、及び、
(E)酸の作用により該アルカリ現像液に可溶な樹脂と架橋する酸架橋剤として、下記CL−1〜CL−4の少なくともいずれか
を含有する、ネガ型であることを特徴とする感光性組成物。
A1は、n価の連結基を表す。
A2は、下記一般式(II)の構造を有する2価の脂肪族基を表す。n個のA2は、同じでも異なっていてもよい。
但し、A1で表される基及びA2で表される基の少なくとも1つは、フッ素原子を有する。
nは、2〜4の整数を表す。
Rf 1 及びRf 2 は、各々独立に、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基又はシクロアルキル基を表す。但し、Rf 1 及びRf 2 の少なくとも1つは、フッ素原子又はフルオロアルキル基である。
- (A)成分が、スルホニウム塩化合物、ヨードニウム塩化合物及び上記一般式(I)で表されるスルホン酸のエステル化合物から選ばれる1種類であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の感光性組成物。
- (A)成分以外に、更に、活性光線又は放射線の照射により酸を発生する化合物を含有することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の感光性組成物。
- 更に、構造中に水酸基を含有する溶剤と、水酸基を含有しない溶剤とを混合した混合溶剤を含有することを特徴とする請求項1〜3及び5〜11のいずれかに記載の感光性組成物。
- 請求項1〜12のいずれかに記載の感光性組成物より膜を形成し、該膜を露光、現像することを特徴とするパターン形成方法。
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